JP4028102B2 - 伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機間あるいは計算機と制御装置間等の各装置間を多重伝送路によってデータ通信を行う伝送システム及びそのシステムの処理プロブラムを記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラントの大型化、制御の複雑化に伴い、プラント監視制御のための制御用計算機は、機能単位の分散型が多くなってきている。かかる機能単位に分散された各制御用計算機は、伝送路により結合されており、CRT等の機能を備えている。
【0003】
各制御用計算機のCRT機能は、プラント監視制御に必要となる多くの情報をCRT画面を通して運転員に提供するもので、そのための必要な多量のデータが伝送路を通して計算機間を行き来している。従って、プラント監視制御を行う上で、各制御用計算機間を結ぶ伝送路は、極めて重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分散型の制御システムでは各制御用計算機を結ぶ伝送路が渋滞や断線等した場合、CRT機能を含む多くの機能損失が生じるという問題がある。
【0005】
例えば、伝送路が何らかの原因で渋滞又は断線すれば、ある制御用計算機が収集したプラントデータを他の制御用計算機のCRTに表示できない等のプラント監視制御を行う上で大きな問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、伝送路が渋滞又は断線した場合、システム機能のダウンを回避する伝送システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、計算機等の各装置間を多重伝送路によって接続し、データ伝送をする伝送システムにおいて、多重伝送路の少なくとも断線や渋滞等の機能故障の状態を監視して前記多重伝送路のいずれかの伝送路が異常状態の場合に優先順位に従って正常な伝送路へ切替え、データの送受信を行う伝送入出力装置を前記各装置に対応させて備え、前記伝送入出力装置は、送信データを格納する送信バッファから送信データを取込み、固定長データに分割した送信データリストを作成登録すると共に、作成登録された受信データリストから受信データを取込みデータの結合及び復元を行い受信バッファへ格納し、伝送路の状態によって各伝送路の負荷を平均するように正常な伝送路へ再配分するように前記送信データリストおよび前記受信データリストを編集する伝送データ編集手段と、対応する伝送路からのデータを受信して固定長データに分割した前記受信データリストを作成登録し、対応する伝送路へ前記送信データリストから固定長データによる送信データを送信する伝送路に対応して設けるデータ入出力手段とを備え、前記伝送データ編集手段は、正常な伝送路数と伝送路の少なくとも渋滞状態と送信データリストの登録数とに基づいて各伝送路の負荷量を平均するように分配して制御するデータ分割手段を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施の形態を示す分散型プラント監視制御システムの構成図である。
【0019】
この分散型プラン監視制御システムでは、単機能制御を行う計算機110と、プロセス入出力装置330を介してプラント340からデータの入出力を行う制御装置120と、これらの計算機及び制御装置を統括し、プラント全体の監視を行う計算機100とから構成されている。
【0020】
ここで、計算機100は、CRT制御部101とデータ送信部102とデータ受信部103とを有し、CRT310と入力手段320と接続する一方、伝送入出力装置200を介して外部の伝送路300,301に接続している。一方、計算機110は、データ送信部111とデータ受信部112とプラントデータ収集部113とを有し、伝送入出力装置201を介して外部の伝送路300,301に接続している。さらに、制御装置120はデータ送信部121とデータ受信部122とを有し、伝送入出力装置202を介して伝送路300,301に接続している。
【0021】
次に、伝送入出力装置200と伝送入出力装置201と伝送入出力装置202は、ほぼ同様の構成で、多重伝送路300、301の伝送状態を監視し、伝送路300、301が正常の場合、予め定める優先順位によっていずれか一方の伝送路から送信すると共に、いずれか一方の伝送路からの受信データを受信するように構成されている。また、伝送路300、301のいずれかが異常の場合、正常な伝送路から送信すると共に、正常な伝送路からの受信データを受信するように構成されている。
【0022】
次に、第1実施の形態の作用について説明する。
【0023】
まず、オペレータが、図1に示すCRT310へプラント監視制御に必要な情報を表示するため、入力手段320を介して計算機100へ表示要求を行う。
【0024】
表示要求を受けた計算機100のCRT制御部101は、表示に必要な情報を収集するため、計算機110への情報送信要求をデータ送信部102に対して行い、情報送信要求が、伝送入出力装置200を介して計算機110に送信される。
【0025】
ここで、伝送入出力装置200では、伝送路300、301の状態を監視して、予め定める優先順位に従って、例えば、伝送路300へ情報送信要求が出力される。また、伝送路300が異常となると、伝送路301を選択するように切り替えられる。
【0026】
この情報送信要求を受信すると、伝送入出力装置201は、計算機110のデータ受信部112に情報送信要求を渡し、データ受信部112からプラントデータ収集部113へ通知される。
【0027】
ここで、伝送入出力装置201では、伝送路300、301の状態を監視して、予め定める優先順位に従って、例えば、伝送路300から情報送信要求が受信される。また、伝送路300が異常となると、伝送路301を選択して受信するように切り替えられる。
【0028】
通知を受けたプラントデータ収集部113は、収集したプラントデータをデータ送信部111より、伝送入出力装置201を介して計算機100に送信する。
【0029】
ここで、伝送入出力装置201では、伝送路300、301の状態を監視して、予め定める優先順位に従って、例えば、伝送路300へプラントデータが送信される。また、伝送路300が異常となると、伝送路301を選択するように切り替えられる。
【0030】
次に、データを受信した計算機100の伝送入出力装置200は、計算機100のデータ受信部103へデータを渡し、データ受信部103からCRT制御部101に通知される。CRT制御部101では、通知されたデータを元に表示データを作成し、CRT310に画面を表示する。
【0031】
また、制御装置120のプロセス入出力装置330は、プラント340から周期的にデータを入力し、伝送入出力装置202は、伝送路300を介して計算機100,110にデータの配信を行っている。
【0032】
ここで、伝送入出力装置202では、伝送路300、301の状態を監視して、予め定める優先順位に従って、例えば、伝送路300へプラントデータが送信される。また、伝送路300が異常となると、伝送路301を選択するように切り替えられる。
【0033】
このように第1実施の形態によれば、多重伝送路が異常状態となった場合、正常な伝送路へ切替えられるので、伝送路の異常に起因するシステム機能のダウンを回避することができる。
【0034】
なお、伝送路の双方へデータを送信し、双方の伝送路からデータを受信するようにすることもできる。
【0035】
図2は、本発明の第2実施の形態を示す伝送入出力装置の詳細な構成ブロック図である。
【0036】
伝送入出力装置200は、伝送路300,301を切り替えるための伝送路切替手段30と、データ入出力手段40,40’とからなり、データ入出力手段40,40’は送信データを伝送路300,301に出力するデータ出力部42, 42’と伝送路300,301よりデータを入力し、受信バッファ20に保存するデータ入力部44, 44’と伝送路300、301の状態を周期的に検出する伝送路状態周期検出部43, 43’と送信データの送信先を判定する宛先検出部41, 41’とから構成されている。
【0037】
ここで、伝送路切替手段30は、伝送路300,301の状態変化通知45,45’及び伝送路300,301の優先順位を元に使用する伝送路の決定をして伝送路300,301の切替えを行うと共に、切替えられた伝送路に対応するデータ入出力手段40,40’に対してデータの再送信要求を行う。
【0038】
データ入出力手段40,40’は、それぞれの対応する伝送路300,301からデータを入力するデータ入力部44, 44’と宛先検出部41, 41’により検出した送信先にデータを出力するデータ出力部42,42’により、データの入出力を行うと共に、伝送路300,301に対して入出力を行った際に伝送路300,301の異常を捕らえた場合、伝送路300,301の状態変化通知45,45’を伝送路切替手段30に通知する。
【0039】
次に、第2実施の形態の作用について説明する。
【0040】
図2に示す計算機100において、データ送信部102からの送信データが、送信バッファ10へ保存され、伝送路切替手段30により、データ入出力手段40,40’に送られる。
【0041】
この場合、本実施の形態では、伝送路300,301の優先順位を伝送路300, 301の順と仮定する。これによって、伝送路切替手段30では、伝送路330, 301の状態及び優先順位の判定を行い、優先順位の高い伝送路300に対してデータ出力を行うデータ入出力手段40に出力要求を送る。
【0042】
出力要求を受けたデーター入出力手段40では、まず、宛先検出部41により、送信先の診断を行う。宛先検出部41は、送信先に対応したアドレスを取り出しデータ出力部42に対して送信データ及びアドレスを渡す。データを受けたデータ出力部42は、伝送路300にデータの出力を行う。ここで、送信データの送信先がALLの場合、宛先検出部41では、マルチキャストアドレスをデータ出力部42に渡すことにより、伝送路300に接続されている全装置にデータを送信する。
【0043】
データ出力部42では、伝送路300へのデータの出力が失敗した場合、異常通知を伝送路状態周期検出部43に行う。異常通知を受けた伝送路状態周期検出部43は、伝送路300の状態を判定し、状態変化を検出した場合、状態変化通知45を伝送路切替手段30に対して行う。
【0044】
状態変化通知を受けた伝送路切替手段30は、伝送路300の状態により伝送路301への切替えを行うように、データ入出力手段40’に対して再送信要求を行う。再送信要求がデータ入出力手段40’にされるとデータ出力部42’が伝送路切替手段30を介して送信バッファ10から対応する送信データを取り込み伝送路301へ出力する。
【0045】
一方、上記と同様に伝送路300が正常の場合、伝送路300からの受信データは、データ入出力手段40のデータ入力部44より、伝送路切替手段30に送られ受信バッファ20に保存される。そして、計算機100のデータ受信部103へ取り込まれる。
【0046】
伝送路状態周期検出部43, 43’では、周期的に伝送路300, 301の状態を判定し、伝送路300の状態の変化を検出した場合、伝送路切替手段30に状態変化通知45を行う。これによって、伝送路301からのデータが受信バッファ20へ保存されるようにデータ入出力手段40’へ切替えられる。
【0047】
このように第2実施の形態によれば、いずれかの伝送路が異常状態となった場合、優先順位に従って正常な伝送路へ切替えられる。この場合に切替えられた異常な伝送路からの未送信データが正常な伝送路から送信される。従って、伝送路の異常に伴う送信データの欠損が防止できる。
【0048】
図3は、本発明の第3実施の形態を示す伝送入出力装置の詳細な構成ブロック図である。
【0049】
図において、伝送入出力装置200は、伝送路300, 301に優先順位を持たせ伝送路の状態により使用する送信バッファ10,10’及び受信バッファ10,10’を切り替える伝送バツファ切替手段31と、データ入出力手段40,40’を有する。
【0050】
データ入出力手段40,40’は送信データを伝送路300,301に出力するデータ出力部42, 42' と伝送路300,301よりデータを入力し、受信バッファ20,20’に保存するデータ入力部44, 44’と伝送路の状態を周期的に検出する伝送路状態周期検出部43, 43’と送信データの送信先を判定する宛先検出部41, 41’とから構成されている。
【0051】
ここで、伝送バツファ切替手段31は、伝送路300,301の状態及び伝送路300,301の優先順位を元に使用する送信バッファ10,10’及び受信バッファ10,10’の決定を行う一方、データ入出力手段40,40’からの通知により伝送路300,301の状態及び優先順位を元に送信バッファ10、10’と受信バッファ20、20’の切替えを行う。
【0052】
データ入出力手段40,40’は、伝送路300, 301からデータの入力をするデータ入力部44,44’と宛先検出部41,41’で検出した送信先にデータを出力するデータ出力部42,42’により、データの入出力を行うと共に、伝送路300, 301に対して入出力を行った際に伝送路300, 301の異常を捕らえた場合、伝送路300,301の異常を伝送バツファ切替手段31に通知する。
【0053】
次に、第3実施の形態の作用について説明する。
【0054】
図3の計算機100において、データ送信部102からの送信データが、送信バッファ10, 10’の両方に保存され、伝送バツファ切替手段31により、データ入出力手段40、40’に送られる。なお、本実施の形態では、伝送路の優先順位を伝送路300,301の順と仮定する。この場合、伝送バツファ切替手段31では、伝送路300,301の優先順位の関係なく両方のデータ入出力手段40, 40’に出力要求を送る。これは、同一のデータを送信することにより、伝送路異常時の再送信処理を行わないようにするためである。
【0055】
続いて、出力要求を受けたデータ入出力手段40,40’では、まず、宛先検出部41, 41’により、送信先の診断を行う。宛先検出部41,41’は、送信先に対応したアドレスを取り出し、データ出力部42,42’に対して送信データ及びアドレスを渡し、データを受けたデータ出力部42,42’は、伝送路300,301の両方にデータの出力を行う。
【0056】
ここで、送信データの送信先がALLの場合、宛先検出部41,41’では、マルチキャストアドレスをデータ出力部42,42’に渡すことによりへ伝送路300,301に接続されている全装置にデータを送信する。
【0057】
データ出力部42,42’では、伝送路300,301へのデータの出力が失敗した場合、異常通知を伝送路状態周期検出部43,43’に行う。異常通知を受けた伝送路状態周期検出部43,43’は、伝送路300,301の状態を判定し、状態変化を検出した場合、状態変化通知45,45’を伝送バツファ切替手段31に対して行う。状態変化通知を受けた伝送バツファ切替手段31は、伝送路300,301の状態により送信バッファ10、10’と受信バッファ20、20’の切替えを行う。
【0058】
さらに、伝送路状態周期検出部43,43’では、周期的に伝送路300,301の状態を判定し、状態の変化を検出した場合、伝送バッファ切替手段31に状態変化通知45,45’を行う。
【0059】
また、伝送路300,301からの受信データは、データ入出力手段40,40’のデータ入力部44,44’より、受信バッファ20,20’に保存される。保存された受信データは、伝送バッファ切替手段31より、優先度の高い伝送路300のデータのみがデータ受信部103へ渡される。
【0060】
このように第3実施の形態によれば、多重化された伝送路に優先順位を持たせ、伝送路の状態を判定し、伝送バッファを切替えることにより通信を確保すことができる。また、データの再送信が不要となり、監視制御情報のようにリアルタイム性が要求され、再送による時間遅れが問題となるシステムにおいては、有効である。
【0061】
図4は、本発明の第4実施の形態乃至第7実施の形態を示す伝送入出力装置の構成ブロック図である。
【0062】
伝送入出力装置200は、送信データを固定長データに分割し、送信データリスト50、50’に登録するデータ分割部33と受信データリスト51、51’の受信データを取り出し、データの結合及び復元を行い受信バッファ20に保存するデータ結合部35と伝送路300,301の状態を判定する伝送路負荷分散制御部34からなる伝送データ編集手段32と、送信データリスト50、50’に登録されている送信データを伝送路300,301に出力するデータ出力部42,42’と伝送路300,301よりデータを入力し、受信データリスト51、51’に保存するデータ入力部44,44’と伝送路300,301の状態を周期的に検出する伝送路状態周期検出部43,43’と送信データの送信先を判定する宛先検出部41,41’とからなるデータ入出力手段40,40’等から構成されている。
【0063】
図5は、送/受信データリストの構成を示している。
【0064】
この送/受信データリスト60は、リストの大きさを示す最大登録数と、現在の登録状態を示す登録数と、登録されているデータの先頭を示すTOPと、登録されているデータの最後を示すBOTOMと、データ1〜データnで構成されている。
【0065】
図6は、送/受信データリスト60に登録されている分割データ61の構成を示している。分割データ61は、固定長データであって、データを識別するためのキーワードと、データを構成する全ブロック数と、データのブロック番号と、本データのデータ量を示す有効データサイズとデータで構成されている。
【0066】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0067】
図4に示す計算機100において、データ送信部102からの送信データは、送信バッファ10に保存され、伝送データ編集手段32により、送信データリスト50,50’に設定される。この場合、伝送データ編集手段32のデータ分割部33では、データの分割及び分配を行う。
【0068】
図7は本発明の実施の形態を示すデータ分割部のフローチャートである。
【0069】
まず、送信データを固定長データに分割し、分割数を算出する(S1)。
【0070】
次に、伝送路300,301の状態を判定(S2)し、送信可能な伝送路300,301の送信データリスト50,50’の登録数をカウントする(S3)。これは、各伝送路の負荷を均一にするため、送信データの分割数と送信データリストの登録数から各伝送路に割り当てる送信データの分配数を算出するためである。
【0071】
次に、分配数を算出し、算出された分配数を元に送信データの分配を行う(S4〜S6)。
【0072】
図8は、上記する送信データの分割する際の説明図であって、送信データ70は、データA〜Fまでの6つの固定長データに分割される。データ分割部33は、送信データリスト50,50’の登録数をカウントした結果、現在のカウント数は2となる。このカウント数2と分割数6より、各送信データリストへの分配数を求める。
【0073】
次に、カウント数2と分割数6をプラスし、伝送路数2で割ると、各伝送路への分配数が4と求まる。この分配数4をもとに各送信データリストの登録数が4となるまで、分割データを割り当て行くことで送信データリスト50,50’へ均等に分配する。この結果、図8では送信データ70の内でデータAとデータBが送信データリスト50へ登録させる一方、データC〜データFが送信データリスト50’へ登録される。
【0074】
送信データリスト50,50’への登録完了後、データ入出力手段40,40’に出力要求を送る。出力要求を受けたデータ入出力手段40,40’は、まず、宛先検出部41,41’により、送信先の診断を行う。
【0075】
宛先検出部41,41’は、送信先に対応したアドレスを取り出し、データ出力部42,42’に対して送信データ及びアドレスを渡し、データを受けたデータ出力部42,42’は、伝送路300,301にデータ出力を行う。
【0076】
ここで、送信データの送信先がALLの場合、宛先検出部41,41’では、マルチキャストアドレスをデータ出力部42,42’に渡すことにより、伝送路300,301に接続されている全装置にデータを送信する。
【0077】
データ出力部42,42’では、伝送路300,301へのデータ出力が失敗した場合、異常通知を伝送路状態周期検出部43,43’に行う。異常通知を受けた伝送路状態周期検出部43,43’は、伝送路300,301の状態を判定し、状態変化を検出した場合、状態変化通知45,45’を伝送データ編集手段32に対して行う。
【0078】
状態変化通知45,45’を受けた伝送データ編集手段32の伝送路負荷分散制御部34は、伝送路の状態を判定し、伝送路300,301が異常の場合、送信データリスト50,50’に未送信データがないか否かの判定を行う。未送信データがある場合、送信可能な伝送路300,301の送信データリストへ再分配を行い、データの出力要求を行う。
【0079】
また、伝送路300,301からの受信データは、データ入力部44,44’より受信データリスト51,51’に保存され、伝送データ編集手段32に対して受信データ有りの通知が行われる。
【0080】
通知を受けた伝送データ編集手段32のデータ結合部35は、まず、受信データリスト51,51’から受信データを取り出す。次に図6のように構成されている分割データ61の全ブロック数から受信データのサイズを算出し、保存エリアの確保を行う。取り出したデータは、ブロック番号を元にデータ保存位置を算出し、保存エリアに保存する。以降のデータも同様にブロック番号を元にデータを保存していくことでデータの結合及び復元を行う。
【0081】
図9は、データ結合及び復元時のデータの流れを示したものである。なお、各データの括弧内の数字は、全ブロック数とブロック番号を表している。また、本実施の形態では、データの受信した順番をデータA〜Fの順と仮定する。
【0082】
まず、受信データリスト51よりデータAが取り出される。取り出されたデータAの全ブロック数6を元に保存エリアのサイズが算出され、保存エリア80が確保される。データAは、ブロック番号1を元に保存位置が算出され、保存エリア80に保存される。同様にデータB〜Fについても順に受信データリスト51、51’から取り出され、データA〜データFの順にデータ保存エリア80に保存され結合し復元される。
【0083】
このように本実施の形態によれば、(1)伝送路への伝送状況を判定し、伝送されるデータ量を制御することにより、各伝送路の負荷が一定となり、伝送路の渋滞を防ぐことができる。(2)データを固定長データに分割し、全伝送路を使用してデータを伝送するため、伝送路数の増加によって伝送速度を早くすることができる。(3)伝送路が異常となった場合でも、正常な伝送路で未送信データを送信するため、データ欠損を防ぐことができる。(4)送信データと受信データをリスト形式で管理するので、処理が容易にできる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、正常な伝送路数と伝送路の状態と送信データリストの登録数によって各伝送路の負担を平均するので、伝送路の渋滞を防ぎ円滑なデータ送信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す分散型プラント監視制御システムの構成図である。
【図2】本発明の第2実施の形態を示す分散型プラント監視制御システムの構成図である。
【図3】本発明の第3実施の形態を示す分散型プラント監視制御システムの構成図である。
【図4】本発明の第4実施の形態乃至第7実施の形態に示す分散型プラント監視制御システムの構成図である。
【図5】図4の送/受信データリストの構成図である。
【図6】図4の分割データの構成図である。
【図7】図4のデータ分割ブロックの処理フローチャートである。
【図8】データ分割時のデータの流れを示す説明図である。
【図9】データ結合時のデータの流れを示す説明図である。
【符号の説明】
30 伝送路切替手段
10,10’ 送信バッファ
20,20’ 受信バッファ
31 伝送バッファ切替手段
32 伝送データ編集部
33 データ分割部
34 伝送路負荷分散制御部
35 データ結合部
40,40’ データ入出力手段
41,41’ 宛先検出部
42,42’ データ出力部
43,43’ 伝送路状態周期検出部
44,44’ データ入力部
45,45’ 状態変化通知
50,50’ 送信データリスト
51,51’ 受信データリスト
60 送/受信データリスト
61 分割データ
70 送信データ
100,110 計算機
101 CRT制御装置
102,111,121 データ送信部
103,122 データ受信部
113 プラントデータ収集部
120 制御装置
200,201,202, 伝送入出力装置
300,301 伝送路
310 CRT
320 入力手段
330 プロセス入出力装置
340 プラント

Claims (1)

  1. 計算機等の各装置間を多重伝送路によって接続し、データ伝送をする伝送システムにおいて、
    多重伝送路の少なくとも断線や渋滞等の機能故障の状態を監視して前記多重伝送路のいずれかの伝送路が異常状態の場合に優先順位に従って正常な伝送路へ切替え、データの送受信を行う伝送入出力装置を前記各装置に対応させて備え、
    前記伝送入出力装置は、送信データを格納する送信バッファから送信データを取込み、固定長データに分割した送信データリストを作成登録すると共に、作成登録された受信データリストから受信データを取込みデータの結合及び復元を行い受信バッファへ格納し、伝送路の状態によって各伝送路の負荷を平均するように正常な伝送路へ再配分するように前記送信データリストおよび前記受信データリストを編集する伝送データ編集手段と、対応する伝送路からのデータを受信して固定長データに分割した前記受信データリストを作成登録し、対応する伝送路へ前記送信データリストから固定長データによる送信データを送信する伝送路に対応して設けるデータ入出力手段とを備え、
    前記伝送データ編集手段は、正常な伝送路数と伝送路の少なくとも渋滞状態と送信データリストの登録数とに基づいて各伝送路の負荷量を平均するように分配して制御するデータ分割手段を備える
    ことを特徴とする伝送システム。
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