JPH08181701A - Atm交換網管理装置 - Google Patents

Atm交換網管理装置

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JPH08181701A
JPH08181701A JP32575694A JP32575694A JPH08181701A JP H08181701 A JPH08181701 A JP H08181701A JP 32575694 A JP32575694 A JP 32575694A JP 32575694 A JP32575694 A JP 32575694A JP H08181701 A JPH08181701 A JP H08181701A
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JP
Japan
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atm
network management
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line
data
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Application number
JP32575694A
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English (en)
Inventor
Takashi Kato
孝 加藤
Youko Kimura
要子 木村
Kazumi Akiyoshi
一己 秋好
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ATM交換網において最適な相手固
定の接続経路(PVC)を自動的に選択する技術を提供
し、保守者にかかる負担を軽減して作業の効率化を図る
ことを目的とする。 【構成】非同期転送モードにより情報の送受信を行う複
数のATM交換機から構成されるATM交換網に接続さ
れるATM交換網管理装置であり、ATM交換機間を接
続するATM回線の使用状態を表すデータを格納する網
管理データ格納手段と、ATM交換機間に相手先固定の
接続経路を設定する際に、前記網管理データ格納手段を
参照し、設定すべき接続経路の使用帯域以上の空き帯域
を有するATM回線を選出し、このATM回線上に相手
先固定の接続経路を設定する網管理制御手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM交換網におい
て、ATM交換機間の接続を管理するATM交換網管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、通信技術の向上に伴い、広帯
域ISDNを実現することを目的として、ATM(Asyn
chronous Transfer Mode:非同期転送モード)通信の普
及が進められている。
【0003】ATM交換網は、複数のATM交換機から
構成されており、ATM交換機に接続されるユーザ端末
間の情報を伝達する場合には、ATM交換機間にPVC
(Permanent Virtual Connection)を設定する。このた
め、ATM交換網では、最適なPVCの設定が要求され
ている。
【0004】従来のATM交換網では、ATM交換機に
収容される端末間にPVCを設定する場合、ATM交換
機間のPVC設定経路は、保守者の判断に依存する方法
が検討されている。
【0005】図23は、従来検討されているPVCの設
定例を示す図である。同図は、ATM交換機を5台収容
するATM交換網を示す。このATM交換網内では、端
末Xと端末Yとの間に情報転送用のPVCを設定する場
合に、そのPVCの経路としては、(1)端末X→AT
M交換機A→ATM交換機B→ATM交換機E→端末Y
(図中、経路1)と、(2)端末X→ATM交換機A→
ATM交換機D→ATM交換機E→端末Y(図中、経路
2)との二つの経路が考えられる。ここで保守者は、ま
ず、これらの2経路の経路内に既に設定されているPV
Cと端末X及び端末Yの通信に必要な帯域とに基づい
て、いずれの経路を選択するかを判定する。ここで、保
守者が(1)の経路1を選択したと仮定すると、仮想パ
ス識別子(以下、VPIと記す)と仮想コネクション
(以下、VCIと記す)をPVC毎に決定する。この
後、保守者は、コネクション毎にPVCの設定を行う。
そして、保守者は、以下のコネクション毎にPVCの設
定を行う。
【0006】端末XとATM交換機Aとを接続するコ
ネクションにPVC−XAを設定 ATM交換機AとATM交換機Bとを接続するコネク
ションにPVC−ABを設定 ATM交換機BとATM交換機Eとを接続するコネク
ションにPVC−BEを設定 ATM交換機Eと端末Yとを接続するコネクションに
PVC−EYを設定する。
【0007】このように、従来の方法によれば、設定済
みのPVCの使用帯域と新規に設定するPVCの使用帯
域とを考慮することにより、データの輻輳等を防止する
ことができる。
【0008】ところで、上記の方法では、PVC設定時
に考慮すべきコネクションの数は、ATM網の規模に応
じて膨大な量になり、保守者にかかる負担が大きく、作
業が煩雑になるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記問題点に鑑みてなされたものであり、ATM交換網に
おいて最適なPVCを自動的に選択する技術を提供し、
保守者にかかる負担を軽減して作業の効率化を図ること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下のような手段とした。これを図1の原
理図に基づいて説明する。
【0011】本発明のATM交換網管理装置1は、非同
期転送モード(ATM)により情報の送受信を行う複数
のATM交換機2から構成されるATM交換網に接続さ
れている。
【0012】そして、ATM交換網管理装置1は、網管
理データ格納手段4と網管理制御手段3とを備えてい
る。網管理データ格納手段4は、ATM交換機2間を接
続するATM回線の使用状態を表すデータ及び各ATM
交換機2の稼動状態を表すデータを格納するものであ
る。これらのデータは、例えば、各ATM交換機毎に、
ATM交換機に接続されているATM回線上に設定され
ている相手先固定の接続経路(PVC;PERMANENT VIRT
UAL CONNECTION)の本数、各相手先固定の接続経路の使
用帯域等を含んでいる。
【0013】網管理制御手段3は、ATM交換機2間に
相手先固定の接続経路を設定させるものである。すなわ
ち、網管理制御手段3は、任意のATM交換機2間に相
手先固定の接続経路を設定する場合に、ATM交換機2
間を接続し得る全てのATM回線を判別する。そして、
網管理制御手段3は、これらのATM回線のうち、設定
すべき接続経路の使用帯域以上の空き帯域を有するAT
M回線を選出する。さらに、網管理制御手段3は、選出
したATM回線に接続されているATM交換機2に対し
て、相手先固定の接続経路を設定させる。
【0014】また、網管理制御手段3は、単一の端末と
複数の相手先端末との間に相手先固定の接続経路を設定
するマルチポイント接続を行う場合には、前記各相手先
端末毎に、前記端末に接続されているATM交換機2と
相手先端末に接続されているATM交換機2とを接続し
得る全てのATM回線を判別する。そして、網管理制御
手段3は、これらのATM回線のうち、設定すべき接続
経路の使用帯域以上の空き帯域を有するATM回線を選
出する。さらに、網管理制御手段3は、選出したATM
回線に接続されているATM交換機2に対して、相手先
固定の接続経路の設定を指示する。
【0015】ここで、網管理制御手段3は、以下のよう
な構成としてもよい。第1に、網管理制御手段3は、デ
ータ収集部30、データ書込部31、データ解析部3
4、及び起動部35を備えるようにしてもよい。
【0016】データ収集部30は、前記各ATM交換機
2からATM回線の使用状態を表すデータ及びATM交
換機2の稼動状態を表すデータを収集する。データ収集
は、一定時間毎に行うようにしてもよい。
【0017】データ書込部31は、データ収集部30が
収集したデータを網管理データ格納手段4へ書き込むも
のである。データ解析部34は、相手先固定の接続経路
を設定する際に、網管理データ格納手段4に書き込まれ
たデータを参照して、設定すべき接続経路の使用帯域以
上の空き帯域を有するATM回線を選出するものであ
る。
【0018】起動部35は、データ解析部34が選出し
たATM回線に接続されているATM交換機2に対し
て、前記ATM回線上に相手先固定の接続経路を設定さ
せるものである。
【0019】第2に、網管理制御手段3は、データ収集
部30、データ書込部31、データ解析部34、及び起
動部35に加え、障害検出部32を備えるようにしても
よい。
【0020】この場合、データ収集部30は、各ATM
交換機2から、ATM交換機2に接続されているATM
回線の使用状態を表すデータを収集する。そして、障害
検出部32は、データ収集部30が収集したデータを解
析して、ATM回線上に障害が発生したか否かを判別す
る。ここで、障害検出部32がATM回線上の障害発生
を検出すると、データ解析部34は、障害を発生したA
TM回線上に設定されている相手先固定の接続経路を判
別する。そして、データ解析部34は、網管理データ格
納手段4のデータを参照して、他のATM回線のうち、
前記相手先固定の接続経路の使用帯域以上の空き帯域を
有する迂回用ATM回線を選出する。これに対応して、
起動部35は、迂回用ATM回線に接続されているAT
M交換機2に対して、相手先固定の代替経路を設定させ
る。
【0021】ここで、網管理制御手段3は、障害検出
後、予め設定されている切り替え時間の範囲内に達して
いる場合に、迂回用ATM回線を選出し、この迂回用A
TM回線上に相手先固定の代替経路を設定させるように
してもよい。もしくは、網管理制御手段3は、障害検出
後、保守者が所定のコマンドを入力した時点で、迂回用
ATM回線を選出して相手先固定の代替経路を設定させ
るようにしてもよい。
【0022】さらに、網管理制御手段3は、ATM回線
上の障害が復旧した時に、迂回用ATM回線上の代替経
路を解放すると同時に、元のATM回線上に相手先固定
の接続経路を設定し直すようにしてもよい。また、網管
理制御手段3は、ATM回線上の障害が復旧した後、予
め設定されている時刻に達した時点で、迂回用ATM回
線上の代替経路を解放し、且つ元のATM回線上に相手
先固定の接続経路を設定し直すようにしてもよい。もし
くは、網管理制御手段3は、保守者が所定のコマンドを
入力した時点で、迂回用ATM回線上の代替経路を解放
し、且つ元のATM回線上に相手先固定の接続経路を設
定し直すようにしてもよい。
【0023】第3に、網管理制御手段3は、データ収集
部30、データ書込部31、データ解析部34、及び起
動部35に加え、障害検出部32を備えるようにしても
よい。
【0024】この場合、データ収集部30は、各ATM
交換機2から、ATM交換機2の稼動状態を表すデータ
を収集するものとする。そして、障害検出部32は、障
害検出部32は、データ収集部30が収集したデータを
解析して、ATM交換機2に障害が発生したか否かを判
別する。ここで、障害検出部32がATM交換機2の障
害発生を検出すると、データ解析部34は、障害を発生
したATM交換機2を経由するATM回線上に設定され
ている相手先固定の接続経路を判別する。そして、デー
タ解析部34は、網管理データ格納手段4のデータを参
照して、他のATM交換機2を経由するATM回線のう
ち、前記相手先固定の接続経路の使用帯域以上の空き帯
域を有する迂回用ATM回線を選出する。これに対応し
て、起動部35は、迂回用ATM回線に接続されている
ATM交換機2に対して、相手先固定の代替経路を設定
させる。
【0025】ここで、網管理制御手段3は、障害検出
後、予め設定されている切り替え時間に達している場合
に、迂回用ATM回線を選出し、この迂回用ATM回線
上に相手先固定の代替経路を設定させるようにしてもよ
い。もしくは、網管理制御手段3は、障害検出後、保守
者が所定のコマンドを入力した時点で、迂回用ATM回
線を選出して相手先固定の代替経路を設定させるように
してもよい。
【0026】さらに、網管理制御手段3は、ATM交換
機2の障害が復旧した時に、迂回用ATM回線上の代替
経路を解放すると同時に、元のATM回線上に相手先固
定の接続経路を設定し直すようにしてもよい。また、網
管理制御手段3は、ATM交換機2の障害が復旧した
後、予め設定されている時刻に達した時点で、迂回用A
TM回線上の代替経路を解放し、且つ元のATM回線上
に相手先固定の接続経路を設定し直すようにしてもよ
い。もしくは、網管理制御手段3は、障害の復旧後、保
守者が所定のコマンドを入力した時点で、迂回用ATM
回線上の代替経路を解放し、且つ元のATM回線上に相
手先固定の接続経路を設定し直すようにしてもよい。
【0027】第4に、網管理制御手段3は、データ収集
部30、データ書込部31、データ解析部34、及び起
動部35に加えて、トラヒック監視部33を備えるよう
にしてもよい。
【0028】トラヒック監視部33は、データ収集部3
0が収集したデータを解析して、端末からATM交換機
2へ送信されるATMセル量が規定量以下であるか否か
を判別する。そして、端末からATM交換機2へ送信さ
れるATMセル量の異常が検出されると、データ解析部
34は、網管理データ格納手段4を参照して、前記端末
に接続されている相手先固定の接続経路を判別する。起
動部35は、前記ATM交換機2に対して、データ解析
部34が判別した相手先固定の接続経路を切断させる。
【0029】第5に、網管理制御手段3は、データ収集
部30、データ書込部31、データ解析部34、及び起
動部35に加えて、トラヒック監視部33を備えるよう
にしてもよい。
【0030】トラヒック監視部33は、データ収集部3
0が収集したデータを解析して、所定時間継続して輻輳
しているATM回線が存在するか否かを判別するもので
ある。そして、所定時間継続して輻輳しているATM回
線を検出した場合には、データ解析部34は、輻輳して
いるATM回線上に設定されている相手先固定の接続経
路を判別すると共に、前記網管理データ格納手段4のデ
ータを参照して他のATM回線のうち、前記接続経路の
使用帯域以上の空き帯域を有する迂回用ATM回線を選
出する。そして、起動部35は、迂回用ATM回線に接
続されているATM交換機2に対して、前記迂回用AT
M回線上に相手先固定の代替経路を設定させるようにす
る。ここで、網管理制御手段3は、ATMセルの輻輳状
態が所定時間継続しているATM回線を検出した後、予
め設定されている時刻に達した時点で、迂回用ATM回
線を選出して相手先固定の代替経路を設定させるように
してもよい。もしくは、網管理制御手段3は、輻輳状態
のATM回線を検出した後、保守者が所定のコマンドを
入力した時点で、迂回用ATM回線を選出して相手先固
定の代替経路を設定させるようにしてもよい。
【0031】
【作用】本発明のATM交換網管理装置1は、保守者が
任意の端末間を接続する相手先固定の接続経路の設定要
求を入力した場合に、網管理制御手段3を起動する。
【0032】網管理制御手段3は、設定すべき接続経路
の使用帯域を判別すると共に、各端末に接続されている
ATM交換機2間を接続し得る全てのATM回線を判別
する。そして、網管理制御手段3は、網管理データ格納
手段4へアクセスし、判別した各ATM回線の空き帯域
を検出し、これらのATM回線の空き帯域と設定すべき
接続経路の使用帯域とを比較する。ここで、網管理制御
手段3は、接続経路の使用帯域以上の空き帯域を有する
ATM回線を選出する。そして、網管理制御手段3は、
選出したATM回線上に相手先固定の接続経路を設定す
る。
【0033】ここで、網管理制御手段3がデータ収集部
30、データ書込部31、データ解析部34、及び起動
部35を備えた場合の動作について説明する。データ収
集部30は、一定時間毎に、各ATM交換機2から、A
TM交換機2の稼動状態及びATM交換機2に接続され
ているATM回線の使用状態を表すデータを収集する。
そして、データ収集部30は、各ATM交換機2から収
集したデータをデータ書込部31へ通知する。
【0034】データ書込部31は、データ収集部30か
ら新たなデータを受け取ると、網管理データ格納手段4
へアクセスする。そして、データ書込部31は、網管理
データ格納手段4の格納内容を、データ収集部30から
受け取った新たなデータで更新する。
【0035】また、網管理制御手段3は、保守者から任
意の端末間を接続する相手先固定の接続経路の設定要求
を入力されると、データ解析部34を起動する。データ
解析部34は、各端末に接続されているATM交換機2
間を接続し得る全てのATM回線を判別する。そして、
データ解析部34は、網管理データ格納手段4へアクセ
スし、前記ATM回線のうち、新たな接続経路の使用帯
域以上の空き帯域を有するATM回線を選出する。さら
に、データ解析部34は、選出したATM回線を起動部
35へ通知する。
【0036】起動部35は、データ解析部34が選出し
たATM回線に接続されるATM交換機2に対して、相
手先固定の接続経路の設定を指示する。次に、網管理制
御手段3がデータ収集部30、データ書込部31、さら
に、網管理制御手段3は、障害検出部32を備える場合
には、データ収集部30を起動する際に、障害検出部3
2も同時に起動する。
【0037】障害検出部32は、データ収集部30が収
集したデータを解析して、ATM交換機2が正常に稼動
しているか否かあるいはATM回線上に障害が発生した
か否かを判別する。ここで、ATM交換機2及びATM
回線に異常が検出されなければ、一定時間後まで処理は
中断する。一方、ATM交換機2あるいはATM回線上
に障害が発生した場合には、データ解析部34は、障害
を発生したATM交換機2を経由するATM回線上ある
いは障害を発生したATM回線上に設定されている相手
先固定の接続経路を判別する。そして、データ解析部3
4は、正常なATM交換機2を経由するATM回線ある
いは正常なATM回線のうち、相手先固定の接続経路の
使用帯域以上の空き帯域を有するATM回線を選出し、
起動部35へ通知する。
【0038】起動部35は、データ解析部34が選出し
た迂回用ATM回線に接続されているATM交換機2に
対して、前記迂回用ATM回線上に相手先固定の代替経
路を設定させる。
【0039】この後、ATM交換機2の障害あるいはA
TM回線上の障害が復旧すると、相手先固定の接続経路
を、迂回用ATM回線上から元のATM回線上に設定し
直す。
【0040】また、網管理制御手段3がトラヒック監視
部33を備える場合には、データ収集部30と同時にト
ラヒック監視部33も起動される。トラヒック監視部3
3は、データ収集部30が収集したデータを解析して、
通信状態の各端末からATM交換機2へ送信されるAT
Mセルの量を監視する。すなわち、トラヒック監視部3
3は、ATMセルの量が所定量未満であるか否かを判別
する。ここで、トラヒック監視部33は、所定量以上の
ATMセルを受信したATM交換機2を検出すると、こ
のATM交換機2と端末との間に設定されている相手先
固定の接続経路を起動部35へ通知する。そして、起動
部35は、前記ATM交換機2に対して、前記接続経路
の切断を指示する。
【0041】また、トラヒック監視部33は、データ収
集部30が収集したデータを解析して、所定時間継続し
て服そうしているATM回線を検出すると、このATM
回線をデータ解析部34へ通知する。そして、データ解
析部34は、トラヒック監視部33から通知されたAT
M回線上に設定されている相手先固定の接続経路を判別
する。さらに、データ解析部34は、網管理データ格納
手段4へアクセスして他のATM回線上の空き帯域と相
手先固定の各接続経路の使用帯域とを比較し、前記相手
先固定の接続経路の使用帯域以上の空き帯域を有する迂
回用ATM回線を選出し、この迂回用ATM回線を起動
部35へ通知する。起動部35は、迂回用ATM回線に
接続されているATM交換機2に対して、迂回用ATM
回線上に相手先固定の代替経路を設定させる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。 <実施例1>本実施例1のATM交換網管理装置を適用
するATM交換網の概略構成を図2に示す。
【0043】同図において、ATM交換網は、3つのA
TM交換機(ATM交換機A(20)・ATM交換機B
(21)・ATM交換機C(22)、以下総称してAT
M交換機2と記す)を、ATM回線により相互に接続し
て構成されている。さらに、ATM交換網は、ATM交
換網管理装置1を備え、このATM交換網管理装置1と
各ATM交換機2とは、網管理用のPVC(相手先固定
の接続経路)5により接続されている。
【0044】詳細には、ATM交換機A(20)とAT
M交換機B(21)とはATM回線AB(6)により接
続され、ATM交換機A(20)とATM交換機C(2
2)とはATM回線AC(7)により接続されている。
さらに、ATM交換機B(21)とATM交換機C(2
2)とはATM回線BC(8)により接続されている。
【0045】また、ATM交換機A(20)は、端末X
(9)と端末A(10)とを収容しており、これらの端
末X(9)・端末A(10)とATM交換機A(20)
とは、ATM回線により接続されている。
【0046】一方、ATM交換機B(21)は、端末Y
(11)と端末B(12)とを収容しており、これらの
端末Y(11)・端末B(12)とATM交換機B(2
1)とはATM回線により接続されている。
【0047】ここで、各ATM交換機2は、複数の回線
間の接続/切断を切り換えるスイッチ部2a(スイッチ
部20a・スイッチ部21a・スイッチ部22a)と、
端末あるいは他のATM交換機2から送信されてくるA
TMセルの宛先情報に基づいてスイッチ部2aの接続/
切断を制御する交換制御部2b(交換制御部20b・交
換制御部21b・交換制御部22b)とを備えている。
【0048】ここで、スイッチ部2aは、単一の端末と
複数の端末とを接続するマルチポイント接続を実現する
際に、単一の端末から送信されてくるATMセルを複写
して、相手先端末の数と同数のATMセルを生成する機
能を有している。また、交換制御部2bは、ATM交換
網管理装置1との間でデータの送受信を行い、ATM交
換網管理装置1からの指示に従ってPVCの設定/解放
を行う機能を有している。
【0049】次に、ATM交換網管理装置1の構成につ
いて説明する。ATM交換網管理装置1は、PVCの設
定経路を管理するものである。具体的には、各ATM回
線6・7・8の使用状態、各ATM交換機2の稼動状態
に基づいてPVCの設定経路を決定し、設定経路上のA
TM交換機2へPVCの設定を指示する。
【0050】具体的には、ATM交換網管理装置1は、
網管理データ格納部4と網管理制御部3とから構成され
ている。網管理データ格納部4は、ATM交換網管理装
置1を構成するメモリ上に確保された領域であり、各A
TM交換機2毎に、ATM交換機2に接続されているA
TM回線の回線識別子、各ATM回線に接続されている
相手側のATM交換機2及び端末、ATM回線の最大帯
域数、各ATM回線の使用帯域、各ATM回線上に設定
されているPVC名、及び各PVCが稼動状態にあるか
否かを識別する情報を格納している(図3参照)。
【0051】網管理制御部3は、一定時間毎に各ATM
交換機2へアクセスしてATM交換機2に接続されてい
るATM回線の使用状態を表すデータを収集し、網管理
データ格納部4の格納内容を更新する。さらに、網管理
制御部3は、保守者が新規PVCの設定コマンドを入力
すると、網管理データ格納部4のデータを参照して新規
PVCを設定するのに最適な経路を選出し、この経路上
のATM交換機2に対して新規PVCの設定を指示する
ものである。
【0052】図4に、網管理制御部3の内部構成を示
す。同図に示す構成要素は、ATM交換網管理装置1が
備えるCPUとメモリのソフトウェアとにより実現され
る機能別の構成要素である。
【0053】網管理制御部3は、送受信部36、データ
収集部30、データ書込部31、データ解析部34、起
動部35、及び入力部37を備えている。送受信部36
は、各ATM交換機2との間でデータの送受信を行うも
のである。
【0054】データ収集部30は、一定時間毎に起動さ
れ、送受信部36を介して各ATM交換機2へアクセス
し、ATM回線6・7・8の使用状態及びATM交換機
2の稼動状態を示すデータを収集する。
【0055】データ書込部31は、データ収集部30が
収集したデータを網管理データ格納部4に書き込み、網
管理データ格納部4の内容を更新するものである。デー
タ解析部34は、新規PVCを設定する場合に、網管理
データ格納部4を参照し、新規PVCを設定するのに最
適な経路を選出する。
【0056】起動部35は、データ解析部34が選出し
た経路上のATM交換機2に対して、新規PVCの設定
要求を発行するものである。入力部37は、ATM交換
網管理装置1が備えるキーボード等に接続され、保守者
が入力する任意のコマンドを入力する。
【0057】以下、本実施例1におけるATM交換網管
理装置1の動作について図面に沿って説明する。図5
は、データ収集時のATM交換網管理装置1とATM交
換機2との間で授受される信号を示すシーケンス図であ
る。
【0058】ATM交換網管理装置1は、一定時間毎に
各ATM交換機2に対して、網管理データの収集要求を
送信する。この収集要求は、網管理用のPVCを経てA
TM交換機2へ伝送される。
【0059】ATM交換機2の交換制御部2bは、収集
要求を受信すると、自ATM交換機2が収容しているP
VCの本数、各PVCの使用帯域、使用しているVPI
及びVCI、及び各端末から受信したATMセル量を含
む網管理データを返送する。
【0060】ここで、データ収集時のATM交換網管理
装置1の詳細な動作について図6に沿って説明する。A
TM交換網管理装置1は、一定時間毎にデータ収集部3
0を起動する。
【0061】データ収集部30は、送受信部36を介し
てATM交換機A(20)へデータ収集要求を送信する
(ステップ601)。次に、データ収集部30は、送受
信部36を介してATM交換機B(21)へデータ収集
要求を送信する(ステップ602)。さらに、データ収
集部30は、送受信部36を介してATM交換機C(2
2)へデータ収集要求を送信する(ステップ603)。
【0062】そして、送受信部36は、全てのATM交
換機2から網管理データを受信すると、これらの網管理
データをデータ書込部31へ転送する(ステップ60
4)。データ書込部31は、送受信部36から受け取っ
た網管理データを網管理データ格納部4へ書き込み、網
管理データ格納部4の内容を更新する(ステップ60
5)。
【0063】次に、PVC設定時におけるATM交換網
の動作について図7のシーケンス図に沿って説明する。
ここでは、端末A(10)と端末B(11)との間にP
VCを設定する場合を例に挙げて説明する。
【0064】新規PVCを設定する場合には、保守者
は、PVCを設定すべき端末A及び端末Bを指定する情
報をキーボードから入力する。ATM交換網管理装置1
は、網管理データを参照して端末A(10)と端末B
(11)とを接続する経路のうち最適な経路として、A
TM回線AB(6)を選出する。そして、ATM交換網
管理装置1は、ATM交換機A(20)に対してATM
交換機B(21)との間のPVC設定要求を送信する。
【0065】ここで、ATM交換機A(20)は、スイ
ッチ部20aを起動して、ATM回線AB(6)と端末
A(10)とを接続させる。この接続処理が終了する
と、ATM交換機A(20)の交換制御部20bは、A
TM交換網管理装置1へPVCの設定完了を通知する。
【0066】ATM交換網管理装置1は、ATM交換機
A(20)からPVCの設定完了土を受信すると、AT
M交換機B(21)に対してATM交換機A(20)と
の間のPVC設定要求を送信する。
【0067】ここで、ATM交換機B(21)は、スイ
ッチ部21aを起動して、ATM回線AB(6)と端末
B(12)とを接続させる。この接続処理が終了する
と、ATM交換機B(21)の交換制御部21bは、A
TM交換網管理装置1へPVCの設定完了を通知する。
【0068】ATM交換網管理装置1は、ATM交換機
A(20)とATM交換機B(21)との間にPVC−
ABが設定されると、保守者にPVCの設定完了を通知
する。この通知手段としては、ATM交換網管理装置1
に、ディスプレイ装置等の出力装置を備え、この出力装
置から設定完了を示すメッセージを出力させる。
【0069】次に、PVC設定時のATM交換網管理装
置1の詳細な動作について図8に沿って説明する。ここ
では、ATM回線AB(6)上に端末X(9)と端末Y
(11)とを接続するPVCが設定されており、このP
VCによりATM回線AB(6)の帯域を総て使用して
いるものとする。
【0070】保守者がキーボードから端末A(10)と
端末B(12)とを接続するPVCの設定コマンドを入
力すると、網管理制御部3の入力部37は、上記コマン
ドをデータ解析部34へ通知する。
【0071】データ解析部34は、端末A(10)と端
末B(12)とを接続可能な経路の使用状態を判別す
る。本実施例1では、端末A(10)と端末B(12)
とを接続する経路としては、ATM回線AB(6)と、
ATM回線AC(7)からATM交換機C(22)及び
ATM回線BC(8)を経由する経路(以下、ATM回
線AC(7)→ATM交換機C(22)→ATM回線B
C(8)と記す)とが考えられる。
【0072】ここで、データ解析部34は、網管理デー
タ格納部4へアクセスして、ATM回線AB(6)の空
き帯域と新規PVCの使用帯域とを比較する(ステップ
801)。この場合、ATM回線AB(6)の帯域はP
VC−ABにより占有されているので、データ解析部3
4は、ATM回線AC(7)→ATM交換機C(22)
→ATM回線BC(8)の経路に新規PVCが設定可能
か否かを判別する。つまり、データ解析部34は、網管
理データ格納部4へアクセスし、ATM回線AC(7)
上に新規PVCの使用帯域以上の空き帯域が有るか否か
を判別する(ステップ802)。
【0073】ATM回線AC(7)の空き帯域が新規P
VCの使用帯域以上ならば、データ解析部34は、網管
理データ格納部4へアクセスし、ATM回線BC(8)
上に新規PVCの使用帯域以上の空き帯域が存在するか
否かを判別する(ステップ803)。
【0074】ATM回線BC(8)上に新規PVCの使
用帯域以上の空き帯域が存在すれば、データ解析部34
は、PVCの設定経路としてATM回線AC(7)→A
TM交換機C(22)→ATM回線BC(8)を選出
し、この経路を起動部35へ通知する。
【0075】起動部35は、上記経路上に存在するAT
M交換機2に対して、PVCの設定要求を送信する。こ
の場合、経路ATM回線AC(7)→ATM交換機C
(22)→ATM回線BC(8)上には、ATM交換機
A(20)とATM交換機B(21)とATM交換機C
(22)が存在するので、先ず、起動部35は、ATM
交換機A(20)に対して、端末A(10)とPVC−
ACとの接続を要求する(ステップ804)。次に、起
動部35は、ATM交換機C(22)に対して、PVC
−ACとPVC−BCとの接続を要求する。さらに、起
動部35は、ATM交換機B(21)に対して、PVC
−BCと端末B(12)との接続を要求する(ステップ
806)。
【0076】この後、各ATM交換機2からPVCの設
定完了通知を受けると(ステップ807)、ATM交換
網管理装置1は、保守者に対して新規PVCの設定完了
を通知する。次に、単一の端末と複数の端末との間にP
VCを設定するマルチポイントPVCの設定処理につい
て図9に沿って説明する。
【0077】ここで、端末A(10)と端末Y(11)
及び端末B(12)との間にPVCを設定する場合を例
に挙げて説明する。保守者がキーボードから端末A(1
0)と端末Y(11)及び端末B(12)とを接続する
マルチポイントPVCの設定コマンドを入力すると、A
TM交換網管理装置1の入力部37は、この設定コマン
ドをデータ分析部34へ通知する。
【0078】データ分析部34は、先ず、端末A(1
0)と端末Y(11)とを接続する経路として、ATM
回線AB(6)を検出する。そして、データ解析部34
は、網管理データ格納部4へアクセスし、ATM回線A
B(6)の空き帯域と新規PVCの使用帯域とを比較す
る(ステップ901)。ここで、ATM回線AB(6)
上の空き帯域が新規PVCの使用帯域未満ならば、デー
タ解析部34は、ATM回線AB(6)を経由せず、且
つ端末A(10)と端末B(12)とを接続可能な経路
を判別する。この場合、端末A(10)と端末B(1
2)とを接続可能な経路としては、ATM回線AC
(7)からATM交換機C(22)及びATM回線BC
を経由する経路(以下、ATM回線AC(7)→ATM
交換機C(22)→ATM回線BCと記す)を検出す
る。そして、データ解析部34は、網管理データ格納部
4へアクセスし、ATM回線AC(7)の空き帯域と新
規PVCの使用帯域とを比較する(ステップ902)。
さらに、データ解析部34は、ATM回線BC(8)の
空き帯域と新規PVCの使用帯域とを比較する(ステッ
プ903)。
【0079】ここで、ATM回線AB(6)、ATM回
線AC(7)、及びATM回線BC(8)に新規PVC
の使用帯域以上の空き帯域が存在すれば、マルチポイン
トPVCの設定経路として、ATM回線AB(6)とA
TM回線AC(7)→ATM交換機C(22)→ATM
回線BC(8)とを起動部35へ通知する。
【0080】起動部35は、上記設定経路を通知される
と、先ず、ATM交換機A(20)に対して、端末A
(10)とPVC−ABとを接続すると同時に端末A
(10)とPVC−ACとを接続するマルチポイントP
VCの設定要求を送信する(ステップ904)。
【0081】さらに、起動部35は、ATM交換機B
(21)に対して、端末Y(11)とPVC−ABとを
接続するPVCの設定要求、及び端末B(12)とPV
C−BCとを接続するPVCの設定要求を送信する(ス
テップ905)。
【0082】また、起動部35は、ATM交換機C(2
2)に対して、PVC−ACとPVC−BCとを接続す
るPVCの設定要求を送信する(ステップ906)。こ
の処理により、図10に示す様なマルチポイントPVC
を設定することができる。
【0083】<実施例2>本実施例2における網管理制
御部4の内部構成を図11に示す。本実施例2の網管理
制御部4は、前述の実施例1の構成に加え、障害検出部
32を備えている。この障害検出部32は、データ収集
部30が収集した網管理データを解析して、ATM回線
上に障害が発生したか否か及びATM交換機2に障害が
発生したか否かを判別するものである。
【0084】その他の構成及び機能は、前述の実施例1
と同様であり、説明は省略する。以下、本実施例2にお
けるATM交換網管理装置1の動作について説明する。
図12は、ATM回線AB(6)上に障害が発生した場
合のATM交換網管理装置1の動作過程を示すフローチ
ャート図である。
【0085】ATM交換網管理装置1のデータ収集部3
0は、一定時間毎に各ATM交換機2から網管理データ
を収集し、この網管理データをデータ書込部31へ通知
すると同時に障害検出部32へ通知する。
【0086】障害検出部32は、網管理データを解析し
て、ATM回線AB(6)に障害が発生しているか否
か、ATM回線AC(7)に障害が発生しているか否
か、及びATM回線BC(8)に障害が発生しているか
否かを判別する(ステップ1201)。
【0087】ここで、障害検出部32は、ATM回線A
B(6)の障害を検出すると、この旨をデータ解析部3
4へ通知する。尚、障害に対する保守は、自動モードと
手動モードと時刻指定モードとを選択できるようにして
もよい。すなわち、手動モードの場合には、障害検出部
32は、障害発生をディスプレイ装置等の出力装置から
出力して保守者へ通知する。この場合、障害検出部32
は、保守者が所定のコマンドを入力するまで、障害にか
かる処理を中断する(ステップ1202、1203)。
そして、保守者がキーボードから所定のコマンドを入力
した時点で(ステップ1204)、データ解析部34へ
障害の発生を通知する。一方、時刻指定モードの場合
は、障害検出部32は、予め設定された時刻に達した時
点で、データ解析部34に対して障害発生通知を行う
(ステップ1202、1205)。また、自動モードの
場合には、障害検出部32は、障害の発生を検出した時
点で、データ解析部34に対する障害発生通知を実行す
る。
【0088】データ解析部34は、障害検出部32から
ATM回線AB(6)の障害発生通知を受け取ると、網
管理データ格納部4へアクセスし、ATM回線AB
(6)上に設定されているPVCを判別する。この場合
は、端末A(10)と端末B(12)とを接続するPV
C−ABが設定されているものとする。
【0089】データ解析部34は、ATM回線AB
(6)上に設定されているPVC−ABを判別すると、
ATM回線AB(6)を経由しない経路として、ATM
回線AC(7)→ATM交換機C(22)→ATM回線
BC(8)を検出する。そして、データ解析部34は、
網管理データ格納部4の網管理データを参照して、AT
M回線AC(7)上に上記PVC−ABの使用帯域以上
の空き帯域が存在するか否かを判別する(ステップ12
06)。さらに、データ解析部34は、ATM回線BC
(8)上に上記PVC−ABの使用帯域以上の空き帯域
が存在するか否かを判別する(ステップ1207)。
【0090】ここで、ATM回線AC(7)及びATM
回線BC(8)上に空き帯域が存在すれば、データ解析
部34は、元の経路であるATM回線AB(6)と迂回
用経路であるATM回線AC(7)→ATM交換機C
(22)→ATM回線BC(8)とを起動部35へ通知
する。
【0091】起動部35は、元の経路と迂回用経路とを
通知されると、網管理データ格納部4上にPVC−AB
の帯域を確保しておくと共に(ステップ1208)、A
TM交換機A(20)に対して、端末A(10)とPV
C−ABとを接続するPVCの解放要求を送信する(ス
テップ1209)。さらに、起動部35は、ATM交換
機B(21)に対して、端末B(12)とPVC−AB
とを接続するPVCの解放要求を送信する(ステップ1
210)。
【0092】次に、起動部35は、迂回用経路上に存在
するATM交換機2に対して代替PVCの設定要求を送
信する。具体的には、起動部35は、ATM交換機A
(20)に対して端末A(10)とPVC−ACとを接
続するPVCの設定要求を送信する(ステップ121
1)。そして、起動部35は、ATM交換機B(21)
に対して、端末B(12)とPVC−BCとを接続する
PVCの設定要求を送信する(ステップ1212)。さ
らに、起動部35は、ATM交換機C(22)に対して
PVC−ACとPVC−BCとを接続するPVCの設定
要求を送信する(ステップ1213)。このような処理
を行うことにより、図13に示すような代替PVCを設
定することができる。
【0093】図14は、ATM回線AB(6)の障害が
復旧した場合のATM交換網管理装置1の動作過程を示
すフローチャート図である。ATM交換網管理装置1の
障害検出部32は、データ秀集部30が収集した網管理
データを解析して、ATM回線AB(6)の障害が復旧
したことを検出すると(ステップ1401)、障害の保
守モードを判別する(ステップ1402)。
【0094】保守モードが手動モードならば、障害検出
部32は、障害の復旧を保守者へ通知した後、障害にか
かる処理を中断する(ステップ1403)。そして、保
守者がキーボードから所定のコマンドを入力すると(ス
テップ1404)、ATM回線AB(6)の障害復旧を
起動部35へ通知する。
【0095】保守モードが時刻指定モードならば、障害
検出部32は、予め設定されている時刻に達した時点
で、ATM回線AB(6)の障害復旧を起動部35へ通
知する(ステップ1405)。
【0096】また、保守モードが自動モードならば、障
害検出部32は、障害の復旧を検出した時点で直ちに、
ATM回線AB(6)の障害復旧を起動部35へ通知す
る。起動部35は、障害検出部32からATM回線AB
(6)の障害復旧を通知されると、網管理データ格納部
4へアクセスし、リザーブ処理した元のPVCと、代替
PVCとを判別する。ここでは、元のPVCはPVC−
ABであり、代替PVCはPVC−AC→ATM交換機
C(22)→PVC−Bである。そして、起動部35
は、代替PVC(PVC−AC→ATM交換機C(2
2)→PVC−BC)が設定されている迂回用経路(A
TM回線AC(7)→ATM交換機C(22)→ATM
回線BC(8))を判別する。さらに、起動部35は、
この迂回用経路上に存在するATM交換機2(ATM交
換機A(20)、ATM交換機B(21))に対して代
替PVCの解放要求を送信する。具体的には、起動部3
5は、ATM交換機A(20)に対して、端末A(1
0)とPVC−ACとを接続しているPVCを解放する
解放要求を送信する(ステップ1406)。そして、起
動部35は、ATM交換機B(21)に対して、端末B
(12)とPVC−BCとを接続しているPVCを解放
する解放要求を送信する(ステップ1407)。さら
に、起動部35は、ATM交換機C(22)に対して、
PVC−ACとPVC−BCとを接続しているPVCを
解放する解放要求を送信する(ステップ1408)。
【0097】ここで、起動部35は、各ATM交換機2
から各PVCの解放完了通知を受信すると、PVC−A
Bの再設定処理を行う。すなわち、起動部35は、AT
M交換機A(20)に対して、端末A(6)とPVC−
ABとを接続するPVCの設定要求を送信する(ステッ
プ1409)。そして、起動部35は、ATM交換機B
(21)に対して、端末B(12)とPVC−ABとを
接続するPVCの設定要求を送信する(ステップ141
0)。このような処理により、障害が復旧した後に、再
度元のPVCを設定することが出来る(図15参照)。
【0098】図16は、ATM交換機2に障害が発生し
た場合のATM交換網管理装置1の動作過程を示すフロ
ーチャート図である。ATM交換網管理装置1の障害検
出部32は、データ収集部30が収集した網管理データ
を解析して、各ATM交換機2が正常に稼動しているか
否かを判別する。具体的には、障害検出部32は、AT
M交換機A(20)から収集した網管理データを解析し
て、ATM交換機A(20)が正常に稼動しているか否
かを判別する(ステップ1601)。そして、障害検出
部32は、ATM交換機B(21)から収集した網管理
データを解析して、ATM交換機B(21)が正常に稼
動しているか否かを判別する(ステップ1602)。さ
らに、障害検出部32は、ATM交換機C(22)から
収集した網管理データを解析して、ATM交換機C(2
2)が正常に稼動しているか否かを判別する(ステップ
1603)。
【0099】ここで、ATM交換機C(22)の異常を
検出すると、障害検出部32は、障害の保守モードを判
別する(ステップ1604)。保守モードが手動モード
ならば、障害検出部32は、障害の発生を保守者へ通知
した後、障害にかかる処理を中断する(ステップ160
5)。そして、保守者がキーボードから所定のコマンド
を入力した時点で(ステップ1606)、ATM交換機
C(22)の異常発生をデータ解析部34へ通知する。
【0100】保守モードが時刻指定モードならば、障害
検出部32は、予め設定されている時間の範囲内に達し
ている場合に、ATM交換機C(22)の異常発生をデ
ータ解析部34へへ通知する(ステップ1607)。
【0101】また、保守モードが自動モードならば、障
害検出部32は、ATM交換機C(22)の異常を検出
した時点で直ちに、この異常発生をデータ解析部34へ
通知する。
【0102】データ解析部34は、障害検出部32から
ATM交換機C(22)の障害発生通知を受け取ると、
網管理データ格納部4へアクセスし、ATM交換機C
(22)を経由するPVCを判別する。この場合は、端
末A(10)と端末B(12)とを接続するPVC(P
VC−AC→ATM交換機C(22)→PVC−BC)
が設定されているものとする。
【0103】データ解析部34は、ATM交換機C(2
2)を経由するPVC(PVC−AC→ATM交換機C
(22)→PVC−BC)を判別すると、端末A(1
0)と端末B(12)とを接続する経路のうち、ATM
交換機C(22)を経由しない経路を判別する。この場
合には、データ解析部34は、迂回用経路としてATM
回線AB(6)を検出する。そして、データ解析部34
は、網管理データ格納部4の網管理データを参照して、
ATM回線AB(6)上に元のPVCの使用帯域以上の
空き帯域が存在するか否かを判別する(ステップ160
8)。
【0104】ここで、ATM回線AB(6)上に空き帯
域が存在すれば、データ解析部34は、元のPVCの経
路(ATM回線AC(7)→ATM交換機C(22)→
ATM回線BC(8))と、代替PVCの経路(ATM
回線AB(6))とを起動部35へ通知する。
【0105】起動部35は、元の経路と迂回用経路とを
通知されると、網管理データ格納部4へアクセスし、元
の経路であるATM回線AC→ATM交換機C(22)
→ATM回線BC(8)上に、元のPVC(PVC−A
C→交換機C(22)→PVC−BC)の使用帯域を確
保する(ステップ1609)。
【0106】そして、起動部35は、ATM交換機A
(20)に対して、端末A(10)とPVC−ACとを
接続しているPVCを解放する解放要求を送信する(ス
テップ1610)。次に、起動部35は、ATM交換機
B(21)に対して、端末B(12)とPVC−BCと
を接続しているPVCを解放する解放要求を送信する
(ステップ1611)。さらに、起動部35は、ATM
交換機C(22)に対してPVC−ACとPVC−BC
とを接続しているPVCを解放する解放要求を送信する
(ステップ1612)。
【0107】次に、起動部35は、迂回用経路上に存在
するATM交換機2に対して代替PVCの設定要求を送
信する。具体的には、起動部35は、ATM交換機A
(20)に対して端末A(10)とPVC−ABとを接
続する代替PVCを設定する設定要求を送信する(ステ
ップ1613)。そして、起動部35は、ATM交換機
B(21)に対して、端末B(12)とPVC−ABと
を接続する代替PVCを設定する設定要求を送信する
(ステップ1614)。このような処理を行うことによ
り、図17に示すような代替PVCを設定することがで
きる。
【0108】図18は、ATM交換機C(22)の障害
が復旧した場合のATM交換網管理装置1の動作過程を
示すフローチャート図である。ATM交換網管理装置1
の障害検出部32は、データ収集部が収集した網管理デ
ータを解析してATM交換機C(22)の障害復旧を検
出すると(ステップ1801)、障害の保守モードを判
別する(ステップ1802)。
【0109】保守モードが手動モードならば、障害検出
部32は、障害の復旧を保守者へ通知した後、障害の保
守にかかる処理を中断する(ステップ1803)。そし
て、保守者がキーボードから所定のコマンドを入力した
時点で(ステップ1804)、ATM交換機C(22)
の障害復旧を起動部35へ通知する。
【0110】保守モードが時刻指定モードならば、障害
検出部32は、予め設定されている時刻に達した時点
で、ATM交換機C(22)の障害復旧を起動部35へ
通知する(ステップ1805)。
【0111】また、保守モードが自動モードならば、障
害検出部32は、障害の復旧を検出した時点で直ちに、
ATM交換機C(22)の障害復旧を起動部35へ通知
する。
【0112】起動部35は、障害検出部32からATM
交換機C(22)の障害復旧を通知されると、網管理デ
ータ格納部4へアクセスし、元のPVC(PVC−AC
→ATM交換機C(22)→PVC−BC)と代替PV
C(PVC−AB)とを判別する。ここでは、代替PV
Cは、迂回用経路(ATM回線AB(6))上に設定さ
れているから、起動部35は、この経路上に存在するA
TM交換機2に対して代替PVCを解放させる解放要求
を送信する。具体的には、起動部35は、ATM交換機
A(20)に対して、端末A(10)とPVC−ABと
を接続しているPVCを解放する解放要求を送信する
(ステップ1806)。そして、起動部35は、ATM
交換機B(21)に対して、端末B(12)とPVC−
ABとを接続しているPVCを解放する解放要求を送信
する(ステップ1807)。
【0113】ここで、起動部35は、各ATM交換機2
から代替PVCの解放完了通知を受信すると、元のPV
C(PVC−AC→ATM交換機C(22)→PVC−
BC)の再設定処理を行う。すなわち、起動部35は、
ATM交換機A(20)に対して、端末A(6)とPV
C−ACとを接続するPVCを設定する設定要求を送信
する(ステップ1808)。そして、起動部35は、A
TM交換機B(21)に対して、端末B(12)とPV
C−BCとを接続するPVCを設定する設定要求を送信
する(ステップ1809)。さらに、起動部35は、A
TM交換機C(22)に対して、PVC−ACとPVC
−BCとを接続するPVCを設定する設定要求を送信す
る(ステップ1810)。このような処理により、障害
が復旧した後に、元のPVCを再設定することができる
(図19参照)。
【0114】<実施例3>本実施例3における網管理制
御部4の内部構成を図20に示す。本実施例3の網管理
制御部4は、前述の実施例1の構成に加え、トラヒック
監視部33を備えている。このトラヒック監視部33
は、データ収集部30が収集した網管理データを解析し
て、ATM回線上の輻輳状態か否か及びATM交換機2
へ規定量以上のATMセルが流入したか否かを判別する
ものである。
【0115】その他の構成及び機能は、前述の実施例1
と同様であり、説明は省略する。以下、本実施例3にお
けるATM交換網管理装置1の動作について説明する。
図21は、ATMセルの輻輳が発生した場合のATM交
換網管理装置1の動作過程を示すフローチャート図であ
る。
【0116】ATM交換網管理装置1のトラヒック監視
部33は、データ収集部30が収集した網管理データを
解析して、各ATM交換機2のスイッチ部2aに輻輳が
発生していないか否かを判別する(ステップ210
1)。ここで、ATM交換機2のスイッチ部2aにおい
て輻輳状態が発生していると、トラヒック監視部33
は、ATM交換機2に接続されている端末から送信され
てくるATMセル量が規定値以下であるか否かを判別す
る(ステップ2102、2103)。上記ステップ21
01〜ステップ2103において、ATM交換機A(2
0)のスイッチ部20aに輻輳状態が発生しており、且
つ端末A(10)からATM交換機A(20)へ流入す
るATMセルの量が規定量以上である場合には、トラヒ
ック監視部33は、端末A(10)からATM交換機A
(20)へ規定量以上のATMセルが所定時間以上継続
して流入しているか否かを判別する(ステップ210
4)。
【0117】ここで、規定量以上のATMセルの流入が
所定時間未満の場合には、トラヒック監視部33は、一
時的な異常と判定し、障害の保守モードを判別する(ス
テップ2105)。
【0118】保守モードが手動モードならば、トラヒッ
ク監視部33は、ATM端末AからATM交換機A(2
0)への異常流入を保守者へ通知した後、複数の保守に
かかる処理を中断する(ステップ2106)。そして、
保守者がキーボードから所定のコマンドを入力した時点
で(ステップ2107)、端末AからATM交換機A
(20)に対する異常流入をデータ解析部34へ通知す
る。
【0119】保守モードが時刻指定モードならば、トラ
ヒック監視部33は、予め設定されている時間の範囲内
に達している場合に、端末A(10)からATM交換機
A(20)に対する異常流入をデータ解析部34へ通知
する(ステップ2108)。
【0120】また、保守モードが自動モードならば、ト
ラヒック監視部33は、端末A(10)からATM交換
機A(20)に対する異常流入を検出した時点で直ち
に、この異常発生をデータ解析部34へ通知する。
【0121】データ解析部34は、トラヒック監視部3
3から端末A(10)からATM交換機A(20)に対
する異常流入を通知されると、網管理データ格納部4へ
アクセスし、端末A(10)に接続されているPVCを
判別する。この場合は、端末A(9)と端末B(12)
とを接続するPVC−ABが設定されているものとす
る。
【0122】データ解析部34は、PVC−ABが設定
されている経路(ATM回線AB(6))を判別する
と、端末A(9)と端末B(12)とを接続する経路の
うちATM回線AB(6)を経由しない迂回用経路を判
別する。この場合には、データ解析部34は、迂回用経
路としてATM回線AC(7)→ATM交換機C(2
2)→ATM回線BC(8)を検出する。そして、デー
タ解析部34は、網管理データ格納部4の網管理データ
を参照して、ATM回線AC(7)上に元のPVCの使
用帯域以上の空き帯域が存在するか否かを判別する(ス
テップ2109)。
【0123】ここで、ATM回線AC(7)上に空き帯
域が存在すれば、データ解析部34は、ATM回線BC
(8)上に元のPVCの使用帯域以上の空き帯域が存在
するか否かを判別する(ステップ2110)。
【0124】そして、ATM回線BC(8)上に空きた
い域が存在すれば、元の経路(ATM回線AB(6))
と、迂回用経路(ATM回線AC(7)→ATM交換機
C(22)→ATM回線BC(8))とを起動部35へ
通知する。
【0125】起動部35は、元の経路と迂回用経路とを
通知されると、網管理データ格納部4へアクセスし、A
TM回線AB(6)上に元のPVC(PVC−AB)の
使用帯域を確保する(ステップ2111)。
【0126】そして、起動部35は、ATM交換機A
(20)に対して、端末A(9)とPVC−ABとを接
続しているPVCを解放する解放要求を送信する(ステ
ップ2112)。さらに、起動部35は、ATM交換機
B(21)に対して、端末B(12)とPVC−ABと
を接続しているPVCを解放する解放要求を送信する
(ステップ2113)。
【0127】次に、起動部35は、迂回用経路上に存在
するATM交換機2に対してPVCの設定要求を送信す
る。具体的には、起動部35は、ATM交換機A(2
0)に対して端末A(9)とPVC−ACとを接続する
PVCを設定する設定要求を送信する(ステップ211
4)。そして、起動部35は、ATM交換機B(21)
に対して、端末B(12)とPVC−BCとを接続する
PVCを設定する設定要求を送信する(ステップ211
5)。さらに、起動部35は、ATM交換機C(22)
に対して、PVC−ACとPVC−BCとを接続するP
VCを設定する設定要求を送信する(ステップ211
6)。このような処理を行うことにより、図22に示す
ような代替PVCを設定することができる。
【0128】また、上記ステップ2104において、所
定時間継続して輻輳状態が発生した場合には、障害検出
部32は、端末A(10)の故障と判定する。そして、
起動部35は、ATM交換機A(20)に対して端末A
(10)から受信したATMセルの全廃棄を要求する
(ステップ2117)。さらに、起動部35は、ATM
交換機B(21)に対して端末A(10)からのATM
セルの送信が停止される旨を通知する(ステップ211
8)。
【0129】
【発明の効果】本発明のATM交換網管理装置によれ
ば、ATM交換網において最適なPVCを自動的に選択
することが出来ると共に、障害発生時には迂回路を設定
することができ、保守者にかかる負担を軽減して通信処
理の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本実施例1におけるATM交換網管理装置を適
用するATM交換網の概略構成図
【図3】本実施例1における網管理データの具体例
【図4】本実施例1における網管理制御部の内部構成ブ
ロック図
【図5】本実施例1におけるデータ収集過程を示すシー
ケンス図
【図6】データ収集時のATM交換網管理装置の動作フ
ローチャート図
【図7】PVCの設定処理を示すシーケンス図
【図8】PVC設定時のATM交換網管理装置の動作フ
ローチャート図
【図9】マルチポイントPVC設定時のATM交換網管
理装置の動作フローチャート図
【図10】マルチポイントPVCを設定したATM交換
網の具体例
【図11】実施例2における網管理制御部の内部構成ブ
ロック図
【図12】障害発生時におけるATM交換網管理装置の
動作過程を示すフローチャート図
【図13】代替PVCを設定したATM交換網の具体例
【図14】ATM回線上の障害が復旧した場合のATM
交換網管理装置の動作フローチャート図
【図15】PVCを切り戻したATM交換網の具体例
【図16】ATM交換機に障害が発生した場合のATM
交換網管理装置の動作フローチャート図
【図17】代替PVCを設定したATM交換網の具体例
【図18】ATM交換機の障害が復旧した場合のATM
交換網管理装置の動作フローチャート図
【図19】PVCを切り戻したATM交換網の具体例
【図20】実施例3における模管理制御部の内部構成ブ
ロック図
【図21】ATMセルの輻輳が発生した場合のATM交
換網管理装置の動作フローチャート図
【図22】代替PVCを設定したATM交換網の具体例
【図23】従来のPVC設定手順を説明する図
【符号の説明】
1・・ATM交換網管理装置 2・・ATM交換機 3・・網管理制御手段(網管理制御部) 4・・網管理データ格納手段(網管理データ格納部) 5・・網管理用PVC 6・・ATM回線AB 7・・ATM回線AC 8・・ATM回線BC 9・・端末X 10・・端末A 11・・端末Y 12・・端末B 20・・ATM交換機A 20a・・スイッチ部 20b・・交換制御部 21・・ATM交換機B 21a・・スイッチ部 21b・・交換制御部 22・・ATM交換機C 22a・・スイッチ部 22b・・交換制御部 30・・データ収集部 31・・データ書込部 32・・障害検出部 33・・トラヒック監視部 34・・データ解析部 35・・起動部 36・・送受信部 37・・入力部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モードにより情報の送受信を
    行う複数のATM交換機で構成されるATM交換網に接
    続されるATM交換網管理装置であり、 前記ATM交換機間を接続するATM回線の使用状態を
    表すデータを格納する網管理データ格納手段と、 前記ATM交換機間に相手先固定の接続経路を設定する
    際に、前記網管理データ格納手段を参照し、前記ATM
    交換機間を接続するATM回線のうち、設定すべき接続
    経路の使用帯域以上の空き帯域を有するATM回線を選
    出し、このATM回線上に相手先固定の接続経路を設定
    する網管理制御手段とを備えることを特徴とするATM
    交換網管理装置。
  2. 【請求項2】 前記網管理制御手段は、単一の端末と複
    数の相手先端末との間に相手先固定の接続経路を設定す
    る場合に、 前記各相手先端末毎に、前記端末を収容するATM交換
    機と前記相手先端末を収容するATM交換機とを接続す
    る経路を設定可能な全てのATM回線を判別し、 前記網管理データ格納手段を参照して、前記ATM回線
    のうち、設定すべき接続経路の使用帯域以上の空き帯域
    を有するATM回線を選出し、このATM回線上に相手
    先固定の接続経路を設定することを特徴とする請求項1
    記載のATM交換網管理装置。
  3. 【請求項3】 前記網管理制御手段は、前記各ATM交
    換機から、前記ATM交換機に接続されているATM回
    線の使用状態及び前記ATM交換機の稼動状態を表すデ
    ータを収集するデータ収集部と、 前記データ収集部が収集したデータを前記網管理データ
    格納手段へ書き込むデータ書込部と、 相手先固定の接続経路を設定する際に、この接続経路を
    設定可能な全てのATM回線を判別すると共に前記網管
    理データ格納手段に書き込まれたデータを参照して、前
    記ATM回線のうち設定すべき接続経路の使用帯域以上
    の空き帯域を有するATM回線を選出するデータ解析部
    と、 前記データ解析部が選出したATM回線に接続されてい
    るATM交換機に対して、前記ATM回線上に相手先固
    定の接続経路を設定させる起動部とを備えることを特徴
    とする請求項1記載のATM交換網管理装置。
  4. 【請求項4】 前記網管理制御手段は、前記各ATM交
    換機から、ATM回線の使用状態を表すデータを収集す
    るデータ収集部と、 前記データ収集部が収集したデータを前記網管理データ
    格納手段へ書き込むデータ書込部と、 前記データ収集部が収集したデータを解析して、前記A
    TM回線上に障害が発生したか否かを判別する障害検出
    部と、 前記障害検出部がATM回線上の障害を判定した場合
    に、障害を発生したATM回線上に設定されている相手
    先固定の接続経路を判別し、他のATM回線のうち前記
    相手先固定の接続経路の使用帯域以上の空き帯域を有す
    る迂回用ATM回線を選出するデータ解析部と、 前記データ解析部が選出した迂回用ATM回線に接続さ
    れているATM交換機に対して、前記迂回用ATM回線
    上に相手先固定の代替経路を設定させる起動部とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のATM交換網管理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記網管理制御手段は、前記ATM回線
    上の障害発生を検出した後、予め設定されている切り替
    え時間の範囲内に達している場合に、相手先固定の代替
    経路を設定することを特徴とする請求項4記載のATM
    交換網管理装置。
  6. 【請求項6】 前記網管理制御手段は、前記ATM回線
    上の障害発生を検出した後、前記ATM交換網の保守者
    が所定のコマンドを入力した時点で、相手先固定の代替
    経路を設定することを特徴とする請求項4記載のATM
    交換網管理装置。
  7. 【請求項7】 前記障害検出部が前記ATM回線上の障
    害復旧を判別した場合に、 前記起動部は、前記迂回用ATM回線に接続されている
    ATM交換機に対して、前記相手先固定の代替経路の解
    放要求を送信すると共に、障害を発生したATM回線上
    に設定されていた元の相手先固定の接続経路上に存在す
    るATM交換機に対して、元の相手先固定の接続経路を
    再設定させることを特徴とする請求項4記載のATM交
    換網管理装置。
  8. 【請求項8】 前記網管理制御手段は、前記ATM回線
    上の障害復旧を検出した後、予め設定されている時刻に
    達した時点で、前記相手先固定の接続経路を、前記迂回
    用ATM回線上から元のATM回線上に設定し直すこと
    を特徴とする請求項7記載のATM交換網管理装置。
  9. 【請求項9】 前記網管理制御手段は、前記ATM回線
    上の障害復旧を検出した後、前記ATM交換網の保守者
    が所定のコマンドを入力した時点で、前記相手先固定の
    接続経路を、前記迂回用ATM回線上から元のATM回
    線上に設定し直すことを特徴とする請求項7記載のAT
    M交換網管理装置。
  10. 【請求項10】 前記網管理制御手段は、前記各ATM
    交換機から、前記各ATM交換機の稼動状態を表すデー
    タを収集するデータ収集部と、 前記データ収集部が収集したデータを前記網管理データ
    格納手段へ書き込むデータ書込部と、 前記データ収集部が収集したデータを解析して、前記A
    TM交換機に障害が発生したか否かを判別する障害検出
    部と、 前記障害検出部がATM交換機の障害を判定した場合
    に、障害を発生したATM交換機を経由する相手先固定
    の接続経路を判別し、他のATM交換機を経由するAT
    M回線のうち、前記相手先固定の接続経路の使用帯域以
    上の空き帯域を有する迂回用ATM回線を選出するデー
    タ解析部と、 前記データ解析部が選出した迂回用ATM回線に接続さ
    れているATM交換機に対して、前記迂回用ATM回線
    上に相手先固定の代替経路を設定させる起動部とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のATM交換網管理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記網管理制御手段は、前記ATM交
    換機の障害発生を検出した後、予め設定されている切り
    替え時間の範囲内に達している場合に、相手先固定の代
    替経路を設定することを特徴とする請求項10記載のA
    TM交換網管理装置。
  12. 【請求項12】 前記網管理制御手段は、前記ATM交
    換機の障害発生を検出した後、前記ATM交換網の保守
    者が所定のコマンドを入力した時点で、相手先固定の代
    替経路を設定することを特徴とする請求項10記載のA
    TM交換網管理装置。
  13. 【請求項13】 前記障害検出部が前記ATM交換機の
    障害復旧を判別した場合に、 前記起動部は、前記迂回用ATM回線に接続されている
    ATM交換機に対して、前記相手先固定の代替経路の解
    放要求を送信すると共に、障害を発生したATM交換機
    を経由する元の相手先固定の接続経路上に存在するAT
    M交換機に対して、元の相手先固定の接続経路を再設定
    させることを特徴とする請求項10記載のATM交換網
    管理装置。
  14. 【請求項14】 前記網管理制御手段は、前記ATM交
    換機の障害復旧を検出した後、予め設定されている時刻
    に達した時点で、前記相手先固定の接続経路を、前記迂
    回用ATM回線上から元のATM回線上に設定し直すこ
    とを特徴とする請求項13記載のATM交換網管理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記網管理制御手段は、前記ATM交
    換機の障害復旧を検出した後、前記ATM交換網の保守
    者が所定のコマンドを入力した時点で、前記相手先固定
    の接続経路を、前記迂回用ATM回線上から元のATM
    回線上に設定し直すことを特徴とする請求項13記載の
    ATM交換網管理装置。
  16. 【請求項16】 前記網管理制御手段は、前記各ATM
    交換機から、前記各ATM交換機が前記端末から受信す
    るATMセル量を表すデータを収集するデータ収集部
    と、 前記データ収集部が収集したデータを前記網管理データ
    格納手段へ書き込むデータ書込部と、 前記データ収集部が収集したデータを解析して、前記端
    末から前記ATM交換機へ送信されるATMセル量が規
    定量以下であるか否かを判別するトラヒック監視部と、 前記トラヒック監視部が前記端末から前記ATM交換機
    へ送信されるATMセル量の異常を判別した場合に、前
    記網管理データ格納手段のデータを参照して前記端末に
    接続されている相手先固定の接続経路を判別するデータ
    解析部と、 前記ATM交換機に対して、前記データ解析部が判別し
    た相手先固定の接続経路を切断させる起動部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のATM交換網管理装置。
  17. 【請求項17】 前記網管理制御手段は、前記各ATM
    交換機から、前記ATM交換機に接続されているATM
    回線上を伝送されるATMセル量を表すデータを収集す
    るデータ収集部と、 前記データ収集部が収集したデータを前記網管理データ
    格納手段へ書き込むデータ書込部と、 前記データ収集部が収集したデータを解析して、所定時
    間継続して輻輳しているATM回線が存在するか否かを
    判別するトラヒック監視部と、 前記トラヒック監視部が所定時間継続して輻輳している
    ATM回線を判別した場合に、前記網管理データ格納手
    段のデータを参照して、前記ATM回線上に設定されて
    いる相手先固定の接続経路を判別すると共に、他のAT
    M回線のうち前記相手先固定の接続経路の使用帯域以上
    の空き帯域を有する迂回用ATM回線を選出するデータ
    解析部と、 前記データ解析部が選出した迂回用ATM回線に接続さ
    れているATM交換機に対して、前記迂回用ATM回線
    上に相手先固定の代替経路を設定させる起動部とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のATM交換網管理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記網管理制御手段は、ATMセルの
    輻輳状態が所定時間継続しているATM回線を検出した
    後、予め設定されている時刻に達した時点で、相手先固
    定の代替経路を設定させることを特徴とする請求項17
    記載のATM交換網管理装置。
  19. 【請求項19】 前記網管理制御手段は、ATMセルの
    輻輳状態が所定時間継続しているATM回線を選出した
    後、保守者が所定のコマンドを入力した時点で、相手先
    固定の代替経路を設定させることを特徴とする請求項1
    7記載のATM交換網管理装置。
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