JPH09247188A - Atm交換機 - Google Patents

Atm交換機

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JPH09247188A
JPH09247188A JP7947696A JP7947696A JPH09247188A JP H09247188 A JPH09247188 A JP H09247188A JP 7947696 A JP7947696 A JP 7947696A JP 7947696 A JP7947696 A JP 7947696A JP H09247188 A JPH09247188 A JP H09247188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害や輻輳が自己制御下のVCの経路上以外
で発生した場合にも、その旨を転送レート管理用セルを
用いて送信側端末に通知できるようにする。 【解決手段】 VC制御部104は、転送可能レート情
報制御要求受信部102が自交換機外から転送可能レー
ト情報制御要求(「障害または輻輳の発生の通知」およ
び「変更すべき転送レートの希望値」のどちらかを含む
情報)を受信した場合に、当該転送可能レート情報制御
要求と交換機内障害/輻輳監視部103による監視(自
交換機内の「制御対象のVCの転送レートの変更が行わ
れる原因となる事象」の有無の監視)とに基づいて制御
対象のVCの転送可能レート情報を生成し、その転送可
能レート情報を転送レート管理用セルに書き込む。セル
制御部105は、VC制御部104により生成された転
送可能レート情報が書き込まれた転送レート管理用セル
を制御対象のVCに挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送レートが可変
である回線(VC(Virtual Channel)
を収容するVP(Virtual Path)またはリ
ンク(「VP」が論理的な概念であり「リンク」が物理
的な概念である))を制御する機能を持ったATM(A
synchronous Transfer Mod
e)交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM網でVCの転送レートを制御(可
変制御)する手法としては、次のおよびに示す処理
からなる手法が考えられている。
【0003】 受信側端末またはATM網内のATM
交換機が、その時点でそのVCにおいて送信可能なデー
タの転送レート(利用可能な転送レート)を送信側端末
が決定するための情報(以下、「転送可能レート情報」
という)を、送信側端末に通知する。
【0004】 送信側端末は、その転送可能レート情
報に従って、そのVCの転送レートを決定する。
【0005】ATMフォーラム(The ATM Fo
rum)は、この考え方に基づいてABR(Avail
able Bit Rate)サービスカテゴリのVC
(以下、「ABRのVC」と表現する)の標準化を行っ
ている。
【0006】「The Rate−Based Flo
w Control Framework for t
he Available Bit Rate ATM
Service(IEEE Network Mar
ch/April 1995,pp.25−39)」に
よれば、ABRのVCでは、転送可能レート情報を送信
側端末に通知するために、RM(Resource M
anagement)セルと呼ばれる転送レート管理用
セルが用いられる。
【0007】ここで、このようなRMセルは、以下の
〜に示すいずれかの態様で取り扱われる(図2参
照)。
【0008】 送信側端末で生成されて受信側端末ま
で伝送され、折り返し送信側端末まで返送される(図2
(a)参照)。
【0009】 受信側端末で生成されて送信側端末に
伝送される(図2(b)参照)。
【0010】 制御対象のVCの経路上のATM交換
機で生成されて送信側端末に伝送される(図2(c)参
照)。
【0011】受信側端末またはATM交換機から送信側
端末にRMセルがVCに挿入されて送られる際には、受
信側端末および各ATM交換機でそのRMセルにそのV
Cに関する転送可能レート情報が書き込まれる。この転
送可能レート情報の内容としては、その時点で利用可能
な転送レート,障害または輻輳の有無を示すフラグ,お
よび転送可能レート増加の可不可を示すフラグがある。
送信側端末は、送られてきたRMセルに書き込まれてい
た転送可能レート情報に応じて、制御対象のVCの転送
レートを制御する。
【0012】RMセル等の転送レート管理用セルが転送
される経路上のATM交換機においては、転送可能レー
ト情報を生成する手法として、自交換機(当該ATM交
換機)内で輻輳が発生した場合にその輻輳を反映させて
転送可能レート情報を生成する手法が提案されている。
なお、「自交換機内で輻輳が発生する場合」としては、
バッファやポート等のATM交換機内の割当て可能資源
を、制御対象のVCに十分に割り当てられなかった場合
が考えられる。この場合(自交換機内で輻輳が発生する
場合)には、当該ATM交換機は、RMセル等の転送レ
ート管理用セルを利用して、輻輳発生の旨を示す転送可
能レート情報を送信側端末に通知する。
【0013】ところで、従来の「VCの転送レートの制
御手法」では、制御対象のVCの経路上以外の場所で発
生した障害や輻輳の事象によってそのVCの転送レート
を変更させる必要が発生した場合に、その旨(転送レー
トの変更の必要性)を送信側端末に通知するためにRM
セル等の転送レート管理用セルを用いる手法(送信側端
末で制御対象のVCの経路上で障害や輻輳が発生した場
合の転送レート制御と同等に扱えるようにする手法)は
知られていなかった。
【0014】したがって、従来のATM交換機では、R
Mセル等の転送レート管理用セルに転送可能レート情報
を書き込むに際して(図2参照)、制御対象のVCの経
路上以外の場所で発生した障害や輻輳の事象によってそ
のVCの転送レートを変化させる必要が発生した旨を示
す転送可能レート情報を生成する処理は行われていなか
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のATM交換機では、VCの転送レートの制御に関し
て、制御対象のVCの経路上以外の場所で発生した障害
や輻輳の事象によってそのVCの転送レートを変化させ
る必要が発生した場合に、その旨(転送レートの変更の
必要性)を転送レート管理用セルを用いて送信側端末に
通知する手法は存在しなかった。
【0016】ところで、ATM網に障害や輻輳が発生し
た場合の対処方法として、その影響を受けたVPやVC
の経路を変更し、障害箇所や輻輳箇所を迂回するという
方法がある。ABRのVC等の「転送レートが可変であ
るVC」の転送レートを障害や輻輳の発生時に減少させ
れば、その減少分によって生じる転送容量を上述の他の
VPやVCの迂回に用いることが可能となる。したがっ
て、制御対象のVCの経路上以外の場所で発生した障害
や輻輳の事象によってそのVCの転送レートを変化させ
る必要が発生した場合に、その旨(転送レートの変更の
必要性)を転送レート管理用セルを用いて送信側端末に
通知する意義は大きい。
【0017】しかし、従来の転送レート管理用セルを用
いたVCの転送レートの制御手法、ひいてはそのような
手法を実現するために適用される従来のATM交換機で
は、制御対象のVCの経路上以外で発生した障害や輻輳
の事象を反映させて転送レート管理用セルに書き込むべ
き転送可能レート情報を生成することはできなかった。
この結果、RMセル等の転送レート管理用セルは、制御
対象のVCの経路上で発生した障害や輻輳のみに基づい
て制御されることになる。したがって、あるVCが通過
しないリンク(論理的にはVP)上で障害または輻輳が
発生した場合に、当該VCの転送レートを減少させるた
めに転送レート管理用セルを用いるといったこと等がで
きないという問題点があった。
【0018】本発明の目的は、上述の点に鑑み、障害や
輻輳が自己が制御しているVCの経路上以外の場所で発
生した場合にも、そのことを転送レート管理用セルを用
いて送信側端末に通知することができるATM交換機を
提供することにある。これによって、送信側端末におい
ては、通常の「転送レート管理用セルを用いたVCの転
送レートの制御」(障害や輻輳が制御対象のVCの経路
上で発生した場合の制御)と同等に、制御対象のVCの
経路上以外の場所で障害や輻輳が発生した場合の制御を
扱うことができるようになる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のATM交換機
は、転送レート管理用セルに転送可能レート情報を書き
込んで制御対象のVCにその転送レート管理用セルを挿
入することによって転送可能レート情報を送信側端末に
通知する機能を有することを前提とし、自交換機外から
「障害または輻輳の発生の通知」および「変更すべき転
送レートの希望値」のどちらかを含む情報を転送可能レ
ート情報制御要求として受信する転送可能レート情報制
御要求受信部と、自交換機内の「制御対象のVCの転送
レートの変更が行われる原因となる事象」の有無を監視
する交換機内障害/輻輳監視部と、前記転送可能レート
情報制御要求受信部が自交換機外から転送可能レート情
報制御要求を受信した場合に、当該転送可能レート情報
制御要求と前記交換機内障害/輻輳監視部による監視と
に基づいて制御対象のVCの転送可能レート情報を生成
し、その転送可能レート情報を転送レート管理用セルに
書き込むVC制御部と、制御対象のVCに流れている転
送レート管理用セルを読み込んで前記VC制御部に伝達
し、前記VC制御部により生成された転送可能レート情
報が書き込まれた転送レート管理用セルを制御対象のV
Cに挿入するセル制御部とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明のATM交換機につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0021】(1) 実施例を実現するための構成
【0022】図1は、以下の(2)〜(6)に示す本発
明のATM交換機の第1〜第5の実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、本願発明の中で最も上位概念に
位置する発明(請求項1記載の発明)も、この構成によ
って実現することができる。
【0023】このATM交換機(ATM交換機101)
は、転送可能レート情報制御要求受信部102と、交換
機内障害/輻輳監視部103と、VC制御部104と、
セル制御部105と、VCコネクション106(制御対
象のVC中のATM交換機101の接続部分)とを含ん
で構成されている。なお、図1中の矢線による接続関係
は、各部等の間の情報のやりとりの関係を示している。
【0024】転送可能レート情報制御要求受信部102
は、転送可能レート情報制御要求を受信する。転送可能
レート情報制御要求は、ネットワーク管理システムや他
のATM交換機(ATM交換機101以外のATM交換
機)から発行され、「障害または輻輳の発生の通知」お
よび「変更すべき転送レートの希望値」のどちらかを必
須な情報として持つ。また、転送可能レート情報制御要
求は、障害または輻輳の発生場所や規模等の情報を、上
記の必須な情報以外の情報として含む場合もある。
【0025】交換機内障害/輻輳監視部103は、AT
M交換機101の内部のバッファやポート等のリソース
の割当て不調による輻輳の発生,制御対象のVCが収容
されているリンク内の輻輳の発生,およびATM交換機
101の内部の障害の発生等のATM交換機101の内
部で発生した「制御対象のVCの転送レートの変更が行
われる原因となる事象」の有無を監視する。
【0026】VC制御部104は、転送可能レート情報
制御要求受信部102により受信された転送可能レート
情報制御要求と、交換機内障害/輻輳監視部103から
のコネクション情報(ATM交換機101内の「制御対
象のVCの転送レートの変更が行われる原因となる事
象」の有無の監視を反映した情報)とに基づき、転送レ
ート管理用セルに書き込むべき転送可能レート情報を生
成する。
【0027】ここで、転送可能レート情報制御要求等に
基づいて生成される転送可能レート情報の内容として
は、転送可能レート情報制御要求が「変更(通常は「減
少」)すべき転送レートの希望値」である場合には「転
送レートの減少の指示」とすることに問題はない。しか
し、転送可能レート情報制御要求が「障害または輻輳の
発生の通知」である場合には「転送レートの減少の指
示」に限らず「障害または輻輳の発生の通知」そのもの
を転送可能レート情報の内容とすることも考えられる
(「特許請求の範囲」中の「請求項2」および「請求項
3」の記載を参照のこと)。ここで、「障害または輻輳
の発生の通知」を転送可能レート情報の内容とする意義
は、具体的な転送レートの変更値を送信側端末に決定さ
せて、ATM交換機101側での処理を簡素化する点に
ある。
【0028】セル制御部105は、制御対象のVCを構
成するVCコネクション106に流れている転送レート
管理用セルを読み込んで、その転送レート管理用セルを
VC制御部104に伝達する。また、VC制御部104
によって生成された転送可能レート情報が書き込まれた
転送レート管理用セルを、制御対象のVCに挿入する。
転送レート管理用セルとしては、ABRクラスのRMセ
ル等が例として挙げられる。
【0029】VCコネクション106は、上述したよう
に、制御対象のVCを構成するVCコネクションであ
る。
【0030】以下に述べる第1〜第5の実施例は、以上
のような構成によって実現される。ここで、第1〜第5
の実施例の各々が他の実施例から特徴付けられる点は、
主にVC制御部104の処理内容の差異にある。特に、
VC制御部104が所定の情報(後述するように、図3
中のステップ205で読み込む情報)に基づき転送レー
ト管理用セルに書き込む転送可能レート情報をどのよう
に生成するかについては、様々な手法が考えられ、これ
らの手法の内容によって各実施例は他の実施例と区別さ
れる。
【0031】なお、以下の実施例における処理内容以外
の処理内容(以下の実施例における処理内容を複数組み
合わせた処理内容を含む)を行うVC制御部104も、
「転送可能レート情報制御要求受信部102により受信
された転送可能レート情報制御要求と、交換機内障害/
輻輳監視部103からのコネクション情報とに基づき、
転送レート管理用セルに書き込むべき転送可能レート情
報を生成する」処理を行うものであれば本発明の構成要
素になりうる。
【0032】以下、各実施例について、順次説明する。
【0033】(2) 第1の実施例(請求項4記載の発
明に対応する実施例)
【0034】図3は、本発明のATM交換機の第1の実
施例の処理(VCの転送レートを制御するための処理)
のフローを示す流れ図である。この処理は、転送レート
管理用セル受信ステップ201と、受信内容伝達ステッ
プ202と、自交換機内障害/輻輳等監視ステップ20
3と、転送可能レート情報制御要求受信ステップ204
と、情報読込みステップ205と、障害/輻輳発生通知
有無判定ステップ206と、最低保証値書込みステップ
207と、転送可能レート算出および書込みステップ2
08と、転送レート管理用セルVC挿入ステップ209
とからなる。
【0035】次に、本実施例のATM交換機(ATM交
換機101)の動作について説明する。
【0036】ATM交換機101は、VCの転送レート
を制御するための処理を、以下のように行う(図3参
照)。
【0037】転送レート管理用セル(図3〜図7におい
ては、単に「管理用セル」として示す)を制御対象のV
Cを構成するVCコネクション106を介してセル制御
部105が受信することを契機として(ステップ20
1)、当該VCの転送レートを制御するための処理が開
始される。
【0038】セル制御部105は、受信した転送レート
管理用セルの内容をVC制御部104に伝達する(ステ
ップ202)。
【0039】一方、交換機内障害/輻輳監視部103
は、「ステップ201の受信処理」とは独立に、制御対
象のVCのトラフィックおよび自交換機(ATM交換機
101)内の障害や輻輳の発生状況を常時監視している
(ステップ203)。すなわち、交換機内障害/輻輳監
視部103は、常時、「制御対象のVCの転送レートの
変更が行われる原因となる事象」の有無を監視してい
る。
【0040】また、転送可能レート情報制御要求受信部
102は、「ステップ201の受信処理」とは独立に、
常時、自交換機外からの転送可能レート情報制御要求を
受け付けている(転送可能レート情報制御要求を受信す
ることが可能な状態となっている)(ステップ20
4)。
【0041】VC制御部104は、ステップ203の監
視に基づくコネクション情報を交換機内障害/輻輳監視
部103から読み込み、ステップ204の受付けにおい
て実際に受信された転送可能レート情報制御要求に含ま
れる情報を転送可能レート情報制御要求受信部102か
ら読み込む(ステップ205)。
【0042】VC制御部104は、ステップ205で読
み込んだ情報に基づいて、転送レート管理用セルに書き
込むべき転送可能レート情報を決定(生成)する(ステ
ップ206〜208)。
【0043】すなわち、本実施例(第1の実施例)にお
けるVC制御部104は、以下の〜のようにして転
送可能レート情報を決定し、その転送可能レート情報を
転送レート管理用セルに書き込む(所定の転送可能レー
ト情報が書き込まれた転送レート管理用セルを生成す
る)。
【0044】 ステップ205で読み込んだ情報によ
り、障害または輻輳の発生を通知する転送可能レート情
報制御要求の有無(交換機内障害/輻輳監視部103に
よる自交換機内の障害または輻輳の検出の有無を含む)
を判定し、障害または輻輳の発生の有無を確認する(ス
テップ206)。
【0045】 ステップ206の確認で「障害または
輻輳が発生している」と判定した場合には、「転送レー
トを最低保障値に減少させる指示」を転送可能レート情
報として生成し、その転送可能レート情報を転送レート
管理用セル(ステップ201でセル制御部105が受信
した転送レート管理用セル)に書き込む(ステップ20
7)。
【0046】 ステップ206の確認で「障害および
輻輳が発生していない」と判定した場合には、従来の技
術の手法によって、受信した転送レート管理用セルの内
容および制御対象のVCが収容されているリンクまたは
VPの状態に基づいて制御対象のVCが利用可能な転送
レートを算出し、その転送レートを有する転送可能レー
ト情報を生成し、その転送可能レート情報を転送レート
管理用セルに書き込む(ステップ208)。なお、ここ
での「転送レートの計算方法」は、例えばATMフォー
ラムで標準化されている計算方法に従う。
【0047】VC制御部104は、最後に、以上のま
たはのようにして生成した転送レート管理用セル(
またはで生成された転送可能レート情報が書き込まれ
た転送レート管理用セル)をセル制御部105に転送す
る。セル制御部105は、VC制御部104から転送さ
れてきた転送レート管理用セルを制御対象のVCを構成
するVCコネクション106に挿入する(ステップ20
9)。これにより、図3に示す処理が終了する。
【0048】本実施例におけるVC制御部104は、障
害または輻輳が発生していることを確認した場合に、転
送レート管理用セルに書き込む転送可能レート情報を障
害または輻輳の発生場所や規模に関わらず最低保障値と
する手法を採用している。この手法は、小規模なネット
ワークに向いた手法である。小規模なネットワークの場
合には、1ケ所で発生した障害または輻輳の影響は全体
に及ぶ。そこで、障害または輻輳の発生場所や規模の情
報を無視した転送レートの制御を行っても不都合が生じ
にくい。一方、このように障害または輻輳の発生場所や
規模の情報を無視することにり、処理が簡便になる。し
たがって、本実施例の手法は、小規模なネットワークで
適切なVCの転送レートの制御を実現する上で望まし
い。
【0049】(3) 第2の実施例(請求項5記載の発
明に対応する実施例)
【0050】図4は、本発明のATM交換機の第2の実
施例の処理のフローを示す流れ図である。この処理は、
転送レート管理用セル受信ステップ201と、受信内容
伝達ステップ202と、自交換機内障害/輻輳等監視ス
テップ203と、転送可能レート情報制御要求受信ステ
ップ204と、情報読込みステップ205と、障害/輻
輳発生通知有無判定ステップ206と、転送可能レート
算出および書込みステップ208と、転送レート管理用
セルVC挿入ステップ209と、障害/輻輳発生場所自
交換機間ホップ数判定ステップ210と、障害/輻輳発
生通知書込みステップ211と、転送レート減少指示書
込みステップ212とからなる。なお、図4中のステッ
プ201〜205の処理内容は明示していないが、図3
中のステップ201〜205の処理内容と同様のもので
ある。また、図4中のステップ206,208,および
209の判定および処理は、図3中のステップ206,
208,および209の判定および処理と同様のもので
ある。
【0051】次に、本実施例のATM交換機(ATM交
換機101)の動作について説明する。なお、ここで
は、本実施例に特有の動作を中心に説明する(図4中の
ステップ206以降の処理および判定についてのみ説明
する)。
【0052】VC制御部104は、ステップ205で読
み込んだ情報に基づいて、転送レート管理用セルに書き
込むべき転送可能レート情報を決定(生成)する(ステ
ップ206,208,210〜212)。
【0053】すなわち、本実施例(第2の実施例)にお
けるVC制御部104は、次の〜のようにして転送
可能レート情報を決定し、その転送可能レート情報を転
送レート管理用セルに書き込む(所定の転送可能レート
情報が書き込まれた転送レート管理用セルを生成す
る)。
【0054】 ステップ205で読み込んだ情報によ
り、障害または輻輳の発生を通知する転送可能レート情
報制御要求の有無(交換機内障害/輻輳監視部103に
よる自交換機内の障害または輻輳の検出の有無を含む)
を判定し、障害または輻輳の発生の有無を確認する(ス
テップ206)。
【0055】 ステップ206の確認で「障害または
輻輳が発生している」と判定した場合(ネットワークの
どこかで障害または輻輳が発生していることが解った場
合)には、その「障害または輻輳」が自交換機からリン
クにしてNホップ以内の場所で発生しているか否かを判
定する(ステップ210)。なお、Nはあらかじめ設定
されているしきい値である。この判定により、「障害ま
たは輻輳の発生場所と自交換機との距離」を確認するこ
とができる。
【0056】 ステップ210で「障害または輻輳の
発生の場所が自交換機からNホップ以内である」と判定
した場合には、「障害または輻輳の発生の通知」を転送
可能レート情報として生成し、その転送可能レート情報
を転送レート管理用セルに書き込む(ステップ21
1)。これは、ステップ210の判定に基づいて障害ま
たは輻輳が自交換機の近くで発生していること(その影
響が大きいこと)を確認したので、その旨をVCの転送
レートの制御に反映させるためである。障害または輻輳
の影響が大きい場合の対処方法としては、転送レートを
最低保障値まで減らすという方法もありうる。しかし、
本実施例では、上記の「障害または輻輳の発生の通知」
を送信側端末に伝送することで、ATM交換機101側
における処理の簡便化を図っている。
【0057】 ステップ210で「障害または輻輳の
発生の場所が自交換機からNホップよりも遠い」と判定
した場合には、転送レートを最低保障値を限度として減
少させる旨の指示を転送可能レート情報として生成し、
その転送可能レート情報を転送レート管理用セルに書き
込む(ステップ212)。減少幅は、例えば現在の半分
とする。
【0058】 ステップ206の確認で「障害および
輻輳が発生していない」と判定した場合には、従来の技
術の手法によって、受信した転送レート管理用セルの内
容および制御対象のVCが収容されているリンクまたは
VPの状態に基づいて制御対象のVCが利用可能な転送
レートを算出し、その転送レートを有する転送可能レー
ト情報を生成し、その転送可能レート情報を転送レート
管理用セルに書き込む(ステップ208)。なお、ここ
での「転送レートの計算方法」は、例えばATMフォー
ラムで標準化されている計算方法に従う。
【0059】VC制御部104は、最後に、以上の,
,またはのようにして生成した転送レート管理用セ
ルをセル制御部105に転送する。セル制御部105
は、VC制御部104から転送されてきた転送レート管
理用セルを制御対象のVCを構成するVCコネクション
106に挿入する(ステップ209)。これにより、図
4に示す処理が終了する。
【0060】本実施例におけるVC制御部104の転送
レート可能情報の決定手法は、本実施例のATM交換機
101が適用されるネットワークの規模が大きい場合
に、当該ATM交換機101の遠くで発生した障害や輻
輳によって転送レートを過剰に減少させることを防ごう
とするときに有効な手法である。
【0061】(4) 第3の実施例(請求項6記載の発
明に対応する実施例)
【0062】図5は、本発明のATM交換機の第3の実
施例の処理のフローを示す流れ図である。この処理は、
転送レート管理用セル受信ステップ201と、受信内容
伝達ステップ202と、自交換機内障害/輻輳等監視ス
テップ203と、転送可能レート情報制御要求受信ステ
ップ204と、情報読込みステップ205と、障害/輻
輳発生通知有無判定ステップ206と、転送可能レート
算出および書込みステップ208と、転送レート管理用
セルVC挿入ステップ209と、障害/輻輳発生通知書
込みステップ211と、転送レート減少指示書込みステ
ップ212と、障害/輻輳被影響トラフィック量判定ス
テップ213とからなる。なお、図5中のステップ20
1〜205の処理内容は明示していないが、図3中のス
テップ201〜205の処理内容と同様のものである。
また、図5中のステップ206,208,および209
の判定および処理は、図3中のステップ206,20
8,および209の判定および処理と同様のものであ
る。さらに、図5中のステップ211および212の処
理は、図4中のステップ211および212の処理と同
様のものである。
【0063】次に、本実施例のATM交換機(ATM交
換機101)の動作について説明する。なお、ここで
は、本実施例に特有の動作を中心に説明する(図5中の
ステップ206以降の処理および判定についてのみ説明
する)。
【0064】VC制御部104は、ステップ205で読
み込んだ情報に基づいて、転送レート管理用セルに書き
込むべき転送可能レート情報を決定(生成)する(ステ
ップ206,208,211〜213)。
【0065】すなわち、本実施例(第3の実施例)にお
けるVC制御部104は、次の〜のようにして転送
可能レート情報を決定し、その転送可能レート情報を転
送レート管理用セルに書き込む(所定の転送可能レート
情報が書き込まれた転送レート管理用セルを生成す
る)。
【0066】 ステップ205で読み込んだ情報によ
り、障害または輻輳の発生を通知する転送可能レート情
報制御要求の有無(交換機内障害/輻輳監視部103に
よる自交換機内の障害または輻輳の検出の有無を含む)
を判定し、障害または輻輳の発生の有無を確認する(ス
テップ206)。
【0067】 ステップ206の確認で「障害または
輻輳が発生している」と判定した場合(ネットワークの
どこかで障害または輻輳が発生していることが解った場
合)には、その「障害または輻輳」の影響を受けるトラ
フィック量がM〔Mbps〕以上であるか否かを判定し
(ステップ213)、その「障害または輻輳」がどれだ
けの量のトラフィックに影響を与えたかを調べる。な
お、Mはあらかじめ設定されているしきい値である。こ
の判定により、「障害または輻輳の重大性」を確認する
ことができる。
【0068】 ステップ213で「障害または輻輳の
影響を受けるトラフィック量(障害または輻輳を迂回す
る必要があるトラフィック量)がM〔Mbps〕以上で
ある」と判定した場合には、「障害または輻輳の発生の
通知」を転送可能レート情報として生成し、その転送可
能レート情報を転送レート管理用セルに書き込む(ステ
ップ211)。これは、ステップ213の判定に基づい
て障害または輻輳が重大であること(その影響が大きい
こと)を確認したので、その旨をVCの転送レートの制
御に反映させるためである。転送レートを最低保障値ま
で減らす指示を行うことなく「障害または輻輳の発生の
通知」を送信側端末に伝送するのは、上述の第2の実施
例の場合と同様の意図に基づいている。
【0069】 ステップ213で「障害または輻輳の
影響を受けるトラフィック量がM〔Mbps〕未満であ
る」と判定した場合には、転送レートを最低保障値を限
度として減少させる旨の指示を転送可能レート情報とし
て生成し、その転送可能レート情報を転送レート管理用
セルに書き込む(ステップ212)。減少幅は、例えば
現在の半分とする。
【0070】 ステップ206の確認で「障害および
輻輳が発生していない」と判定した場合には、従来の技
術の手法によって、受信した転送レート管理用セルの内
容および制御対象のVCが収容されているリンクまたは
VPの状態に基づいて制御対象のVCが利用可能な転送
レートを算出し、その転送レートを有する転送可能レー
ト情報を生成し、その転送可能レート情報を転送レート
管理用セルに書き込む(ステップ208)。なお、ここ
での「転送レートの計算方法」は、例えばATMフォー
ラムで標準化されている計算方法に従う。
【0071】VC制御部104は、最後に、以上の,
,またはのようにして生成した転送レート管理用セ
ルをセル制御部105に転送する。セル制御部105
は、VC制御部104から転送されてきた転送レート管
理用セルを制御対象のVCを構成するVCコネクション
106に挿入する(ステップ209)。これにより、図
5に示す処理が終了する。
【0072】本実施例におけるVC制御部104の転送
レート可能情報の決定手法は、障害または輻輳の規模
(重大性)によって対処方法を変化させ、小規模な障害
または輻輳では大幅なATM網(ネットワーク)の再構
成が起きないようにしようとする場合に有効な手法であ
る。障害または輻輳の影響を受けたトラフィック量に応
じて制御が行われるので、最適制御が行いやすく、資源
の有効利用が可能となる。
【0073】(5) 第4の実施例(請求項7記載の発
明に対応する実施例)
【0074】図6は、本発明のATM交換機の第4の実
施例の処理のフローを示す流れ図である。この処理は、
転送レート管理用セル受信ステップ201と、受信内容
伝達ステップ202と、自交換機内障害/輻輳等監視ス
テップ203と、転送可能レート情報制御要求受信ステ
ップ204と、情報読込みステップ205と、障害/輻
輳発生通知有無判定ステップ206と、転送可能レート
算出および書込みステップ208と、転送レート管理用
セルVC挿入ステップ209と、障害/輻輳発生通知書
込みステップ211と、転送レート減少指示書込みステ
ップ212と、障害/輻輳被影響コネクション数判定ス
テップ214とからなる。なお、図6中のステップ20
1〜205の処理内容は明示していないが、図3中のス
テップ201〜205の処理内容と同様のものである。
また、図6中のステップ206,208,および209
の判定および処理は、図3中のステップ206,20
8,および209の判定および処理と同様のものであ
る。さらに、図6中のステップ211および212の処
理は、図4中のステップ211および212の処理と同
様のものである。
【0075】次に、本実施例のATM交換機(ATM交
換機101)の動作について説明する。なお、ここで
は、本実施例に特有の動作を中心に説明する(図6中の
ステップ206以降の処理および判定についてのみ説明
する)。
【0076】VC制御部104は、ステップ205で読
み込んだ情報に基づいて、転送レート管理用セルに書き
込むべき転送可能レート情報を決定(生成)する(ステ
ップ206,208,211,212,214)。
【0077】すなわち、本実施例(第4の実施例)にお
けるVC制御部104は、次の〜のようにして転送
可能レート情報を決定し、その転送可能レート情報を転
送レート管理用セルに書き込む(所定の転送可能レート
情報が書き込まれた転送レート管理用セルを生成す
る)。
【0078】 ステップ205で読み込んだ情報によ
り、障害または輻輳の発生を通知する転送可能レート情
報制御要求の有無(交換機内障害/輻輳監視部103に
よる自交換機内の障害または輻輳の検出の有無を含む)
を判定し、障害または輻輳の発生の有無を確認する(ス
テップ206)。
【0079】 ステップ206の確認で「障害または
輻輳が発生している」と判定した場合(ネットワークの
どこかで障害または輻輳が発生していることが解った場
合)には、その「障害または輻輳」の影響を受けるコネ
クション数がL本以上であるか否かを判定し(ステップ
214)、その「障害または輻輳」がどれだけの本数の
コネクションに影響を与えたかを調べる。なお、Lはあ
らかじめ設定されているしきい値である。この判定によ
り、「障害または輻輳の重大性」を確認することができ
る。
【0080】 ステップ214で「障害または輻輳の
影響を受けるコネクション数(障害または輻輳を迂回す
る必要があるコネクション数)がL本以上である」と判
定した場合には、「障害または輻輳の発生の通知」を転
送可能レート情報として生成し、その転送可能レート情
報を転送レート管理用セルに書き込む(ステップ21
1)。これは、ステップ214の判定に基づいて障害ま
たは輻輳が重大であること(その影響が大きいこと)を
確認したので、その旨をVCの転送レートの制御に反映
させるためである。転送レートを最低保障値まで減らす
指示を行うことなく「障害または輻輳の発生の通知」を
送信側端末に伝送するのは、上述の第2の実施例の場合
と同様の意図に基づいている。
【0081】 ステップ214で「障害または輻輳の
影響を受けるコネクション数がL本未満である」と判定
した場合には、転送レートを最低保障値を限度として減
少させる旨の指示を転送可能レート情報として生成し、
その転送可能レート情報を転送レート管理用セルに書き
込む(ステップ212)。減少幅は、例えば現在の半分
とする。
【0082】 ステップ206の確認で「障害および
輻輳が発生していない」と判定した場合には、従来の技
術の手法によって、受信した転送レート管理用セルの内
容および制御対象のVCが収容されているリンクまたは
VPの状態に基づいて制御対象のVCが利用可能な転送
レートを算出し、その転送レートを有する転送可能レー
ト情報を生成し、その転送可能レート情報を転送レート
管理用セルに書き込む(ステップ208)。なお、ここ
での「転送レートの計算方法」は、例えばATMフォー
ラムで標準化されている計算方法に従う。
【0083】VC制御部104は、最後に、以上の,
,またはのようにして生成した転送レート管理用セ
ルをセル制御部105に転送する。セル制御部105
は、VC制御部104から転送されてきた転送レート管
理用セルを制御対象のVCを構成するVCコネクション
106に挿入する(ステップ209)。これにより、図
6に示す処理が終了する。
【0084】本実施例におけるVC制御部104の転送
レート可能情報の決定手法は、障害または輻輳の規模
(重大性)によって対処方法を変化させ、小規模な障害
または輻輳では大幅なATM網(ネットワーク)の再構
成が起きないようにしようとする場合に有効な手法であ
る。障害または輻輳の影響を受けたコネクション数に応
じて制御が行われるので、制御が簡便となり、制御を高
速に行うことが可能となる。
【0085】(6) 第5の実施例(請求項8記載の発
明に対応する実施例)
【0086】図7は、本発明のATM交換機の第5の実
施例の処理のフローを示す流れ図である。この処理は、
転送レート管理用セル受信ステップ201と、受信内容
伝達ステップ202と、自交換機内障害/輻輳等監視ス
テップ203と、転送可能レート情報制御要求受信ステ
ップ204と、情報読込みステップ205と、転送可能
レート算出および書込みステップ208と、転送レート
管理用セルVC挿入ステップ209と、転送レート指定
転送可能レート情報制御要求有無判定ステップ215
と、転送レート算出ステップ216と、算出転送レート
・要求転送レート比較判定ステップ217と、算出転送
レート書込みステップ218と、要求転送レート書込み
ステップ219とからなる。なお、図7中のステップ2
01〜205の処理内容は明示していないが、図3中の
ステップ201〜205の処理内容と同様のものであ
る。また、図7中のステップ208および209の処理
は、図3中のステップ208および209の処理と同様
のものである。
【0087】図7に示した本実施例の処理は、転送可能
レート情報制御要求において「変更すべき転送レートの
希望値」が具体的に指定された場合の処理である。この
点で、上述の第1の実施例〜第4の実施例と異なる。
【0088】次に、本実施例のATM交換機(ATM交
換機101)の動作について説明する。なお、ここで
は、本実施例に特有の動作を中心に説明する(図7中の
ステップ215以降(ステップ208および209を含
む)の処理および判定についてのみ説明する)。
【0089】VC制御部104は、ステップ205で読
み込んだ情報に基づいて、転送レート管理用セルに書き
込むべき転送可能レート情報を決定(生成)する(ステ
ップ208,215〜219)。
【0090】すなわち、本実施例(第5の実施例)にお
けるVC制御部104は、次の〜のようにして転送
可能レート情報を決定し、その転送可能レート情報を転
送レート管理用セルに書き込む(所定の転送可能レート
情報が書き込まれた転送レート管理用セルを生成す
る)。
【0091】 ステップ205で読み込んだ情報によ
り、転送レートをK〔Mbps〕(変更すべき転送レー
トの具体的な値)に変更せよとの転送可能レート情報制
御要求の有無を判定する(ステップ215)。
【0092】 ステップ215で「転送レートをK
〔Mbps〕に変更せよとの転送可能レート情報制御要
求障害がある」と判定した場合(転送可能レート情報制
御要求受信部102が転送可能レート情報制御要求とし
て「変更すべき転送レートの希望値」を含む情報を受信
した場合)には、まず、当該指定(当該転送可能レート
情報制御要求による指定)とは独立に、ステップ205
で読み込んだ情報(制御対象のVCが収容されているリ
ンクまたはVPの状態等)に基づいて制御対象のVCの
転送レートを算出する(ステップ216)。このように
して、算出された転送レートを「算出転送レート」と呼
ぶ。
【0093】 ステップ216で算出した算出転送レ
ートが上述の転送可能レート情報制御要求で指定された
転送レート(「要求転送レート」と呼ぶ)よりも大きい
か否かを判定する(ステップ217)。
【0094】 ステップ217で「算出転送レートが
要求転送レート以下である」と判定した場合には、「転
送レートを算出転送レートに変更させる指示」を内容と
する転送可能レート情報を生成し、その転送可能レート
情報を転送レート管理用セルに書き込む(ステップ21
8)。
【0095】 ステップ217で「算出転送レートが
要求転送レートよりも大きい」と判定した場合には、
「転送レートを要求転送レートのK〔Mbps〕に変更
させる指示」を内容とする転送可能レート情報を生成
し、その転送可能レート情報を転送レート管理用セルに
書き込む(ステップ219)。
【0096】 ステップ215で「転送レートをK
〔Mbps〕に変更せよとの転送可能レート情報制御要
求がない」と判定した場合には、従来の技術の手法によ
って、受信した転送レート管理用セルの内容および制御
対象のVCが収容されているリンクまたはVPの状態に
基づいて制御対象のVCが利用可能な転送レートを算出
し、その転送レートを有する転送可能レート情報を生成
し、その転送可能レート情報を転送レート管理用セルに
書き込む(ステップ208)。なお、ここでの「転送レ
ートの計算方法」は、例えばATMフォーラムで標準化
されている計算方法に従う。
【0097】VC制御部104は、最後に、以上の,
,またはのようにして生成した転送レート管理用セ
ルをセル制御部105に転送する。セル制御部105
は、VC制御部104から転送されてきた転送レート管
理用セルを制御対象のVCを構成するVCコネクション
106に挿入する(ステップ209)。これにより、図
7に示す処理が終了する。
【0098】本実施例におけるVC制御部104の転送
レート可能情報の決定手法は、ネットワーク管理システ
ム等が転送可能レート情報制御要求としてATM網全体
を考慮した転送レートの最適値をATM交換機101に
通知する場合に、適切な対処を行うために有効な手法で
ある。
【0099】(7) 本発明のATM交換機(図1に示
すATM交換機101)への転送可能レート情報制御要
求の与え方について
【0100】図8(a)および(b)は、転送可能レー
ト情報制御要求をATM交換機101内の転送可能レー
ト情報制御要求受信部102に与える2種類の方法を示
す図である。
【0101】図8(a)中の制御用チャネル107は、
ネットワーク管理システム110または他のATM交換
機(以下、「他交換機111」という)と転送可能レー
ト情報制御要求受信部102とを結ぶ制御用チャネルで
ある。
【0102】図8(b)中のコネクション108は、A
TM交換機間(ATM交換機101と他交換機111と
の間)で主信号および主信号と同一コネクション上に流
れる制御信号を取り扱うコネクションである。
【0103】図8(b)中のコネクション管理部109
は、主信号と同一コネクション上に流れる制御信号を監
視する。
【0104】転送可能レート情報制御要求を与える2種
類の方法を、以下のおよびに示す。
【0105】 第1の方法は、図8(a)に示すよう
に、制御用チャネル107から直接転送可能レート情報
制御要求受信部102に伝えられる方法である。
【0106】 第2の方法は、図8(b)に示すよう
に、ATM交換機101に接続されているコネクション
108内のコネクション管理用の信号によって、障害や
輻輳の発生がコネクション管理部109に伝えられ、そ
れが転送可能レート情報制御要求受信部102に伝えら
れる方法である。
【0107】なお、これらの2種類の方法は並列に用い
ることが可能である。
【0108】ここで、第1の方法が採用された場合に
は、障害と輻輳との別,障害や輻輳の発生箇所,障害や
輻輳によって迂回が必要になったトラフィック量やコネ
クション数,制御対象となるリンクやVPやVCのID
(IDentification),および制御後の転
送レート等が、転送可能レート情報制御要求に含まれう
る情報となる。
【0109】また、第2の方法が採用される場合のコネ
クション管理用の信号の例としては、VPのF4OAM
セルやVCのF5OAMセル等が挙げられる。第2の方
法が採用された場合には、コネクション管理部109か
ら転送可能レート情報制御要求受信部102に対して
は、障害と輻輳との別,および障害や輻輳の発生箇所等
が伝えられる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のATM交
換機によると、ネットワーク(ATM網)の他の場所や
当該ATM交換機に接続された他のリンクやVP等の
「制御対象であるVCの経路上以外の場所」で発生した
障害や輻輳に対処するために、転送レート管理用セルを
利用して、送信側端末を制御することが可能になるとい
う効果が生じる。この制御は、送信側端末からは、通常
の(従来の技術における)「転送レートの制御」と同等
に見える。したがって、送信側端末に障害や輻輳に対応
するための特別な制御機構を新たに設けることなく、
「制御対象であるVCの経路上以外の場所」で発生した
障害や輻輳に対処するための制御が可能となる。
【0111】以下に、この効果について、さらに詳細に
述べる。
【0112】請求項1記載の発明では、自交換機外から
受信した転送可能レート情報制御要求に基づいて転送可
能レート情報を生成することにより、「制御対象である
VCの経路上以外の場所」で起きた障害や輻輳に基づく
転送可能レート情報を生成することができ(その転送可
能レート情報を送信側端末に通知することが可能とな
り)、上述の効果が生じる。
【0113】また、上記により、送信側端末が転送レー
トを削減することによって生じる転送容量を障害や輻輳
の迂回に用いることが可能となる。
【0114】請求項2記載の発明では、転送可能レート
情報制御要求として「障害または輻輳の発生の通知」を
含む情報を受信した場合に「転送レートの減少の指示」
を内容とする転送可能レート情報を生成し送信側端末に
通知することにより、障害や輻輳の程度にあわせたきめ
細かな転送レートの制御を行うことが可能になるという
効果がある。
【0115】請求項3記載の発明では、転送可能レート
情報制御要求として「障害または輻輳の発生の通知」を
含む情報を受信した場合に「障害または輻輳の発生の通
知」を内容とする転送可能レート情報を生成し送信側端
末に通知し、障害または輻輳の発生時の具体的な対処は
送信側端末に任せてしまうことにより、ATM交換機内
での処理を単純化(簡素化)し、ATM交換機から送信
側端末に負荷の分散を行うことが可能になるという効果
がある。
【0116】請求項4記載の発明では、「転送レートを
最低保障値に減少させる指示」を内容とする転送可能レ
ート情報を生成することにより、ATM交換機内での処
理および送信側端末での処理を単純化することが可能に
なるという効果がある。
【0117】請求項5記載の発明では、障害または輻輳
の発生場所と自交換機との距離をホップ数で計測して障
害または輻輳の影響を見積もり、それに応じて転送レー
トの減少量や障害または輻輳の発生通知を転送可能レー
ト情報内に含めるか否かを決定することにより、遠隔地
で発生した障害や輻輳の影響がネットワークの全体に及
ぶことを防ぐことが可能になるという効果がある。
【0118】請求項6記載の発明では、障害または輻輳
の重大性を障害または輻輳を迂回する必要があるトラフ
ィック量で計測して障害または輻輳の影響の概略を見積
もり、それに応じて転送レートの減少量や障害または輻
輳の発生通知を転送可能レート情報内に含めるか否かを
決定することにより、軽微な障害や輻輳への対処と大規
模な障害や輻輳への対処とを適切に分けることが可能に
なるという効果がある。
【0119】請求項7記載の発明では、障害または輻輳
の重大性を障害または輻輳を迂回する必要があるコネク
ション数で計測して障害または輻輳の影響の概略を見積
もり、それに応じて転送レートの減少量や障害または輻
輳の発生通知を転送可能レート情報内に含めるか否かを
決定することにより、軽微な障害や輻輳への対処と大規
模な障害や輻輳への対処とを適切に分けることが可能に
なるという効果がある。
【0120】請求項8記載の発明では、ネットワーク管
理システム等が転送可能レート情報制御要求としてAT
M網全体を考慮した転送レートの最適値を自交換機に通
知してきた場合に、適切な対処を行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATM交換機の第1〜第5の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】従来のATM交換機を使用してRMセルを用い
たABRのVCの転送レートの制御を行う方式の概念を
説明するための図である。
【図3】本発明のATM交換機の第1の実施例の処理の
フローを示す流れ図である。
【図4】本発明のATM交換機の第2の実施例の処理の
フローを示す流れ図である。
【図5】本発明のATM交換機の第3の実施例の処理の
フローを示す流れ図である。
【図6】本発明のATM交換機の第4の実施例の処理の
フローを示す流れ図である。
【図7】本発明のATM交換機の第5の実施例の処理の
フローを示す流れ図である。
【図8】図1中の転送可能レート情報制御要求受信部へ
の転送可能レート情報制御要求の与え方の具体的な方法
を示す図である。
【符号の説明】
101 ATM交換機 102 転送可能レート情報制御要求受信部 103 交換機内障害/輻輳監視部 104 VC制御部 105 セル制御部 106 VCコネクション 107 制御用チャネル 108 コネクション 109 コネクション管理部 110 ネットワーク管理システム 111 他交換機 201 転送レート管理用セル受信ステップ 202 受信内容伝達ステップ 203 自交換機内障害/輻輳等監視ステップ 204 転送可能レート情報制御要求受信ステップ 205 情報読込みステップ 206 障害/輻輳発生通知有無判定ステップ 207 最低保証値書込みステップ 208 転送可能レート算出および書込みステップ 209 転送レート管理用セルVC挿入ステップ 210 障害/輻輳発生場所自交換機間ホップ数判定ス
テップ 211 障害/輻輳発生通知書込みステップ 212 転送レート減少指示書込みステップ 213 障害/輻輳被影響トラフィック量判定ステップ 214 障害/輻輳被影響コネクション数判定ステップ 215 転送レート指定転送可能レート情報制御要求有
無判定ステップ 216 転送レート算出ステップ 217 算出転送レート・要求転送レート比較判定ステ
ップ 218 算出転送レート書込みステップ 219 要求転送レート書込みステップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送レート管理用セルに転送可能レート
    情報を書き込んで制御対象のVCにその転送レート管理
    用セルを挿入することによって転送可能レート情報を送
    信側端末に通知する機能を有するATM交換機におい
    て、 自交換機外から「障害または輻輳の発生の通知」および
    「変更すべき転送レートの希望値」のどちらかを含む情
    報を転送可能レート情報制御要求として受信する転送可
    能レート情報制御要求受信部と、 自交換機内の「制御対象のVCの転送レートの変更が行
    われる原因となる事象」の有無を監視する交換機内障害
    /輻輳監視部と、 前記転送可能レート情報制御要求受信部が自交換機外か
    ら転送可能レート情報制御要求を受信した場合に、当該
    転送可能レート情報制御要求と前記交換機内障害/輻輳
    監視部による監視とに基づいて制御対象のVCの転送可
    能レート情報を生成し、その転送可能レート情報を転送
    レート管理用セルに書き込むVC制御部と、 制御対象のVCに流れている転送レート管理用セルを読
    み込んで前記VC制御部に伝達し、前記VC制御部によ
    り生成された転送可能レート情報が書き込まれた転送レ
    ート管理用セルを制御対象のVCに挿入するセル制御部
    とを有することを特徴とするATM交換機。
  2. 【請求項2】 自交換機外からの転送可能レート情報制
    御要求として「障害または輻輳の発生の通知」を含む情
    報を受信する転送可能レート情報制御要求受信部と、 前記転送可能レート情報制御要求受信部が転送可能レー
    ト情報制御要求として「障害または輻輳の発生の通知」
    を含む情報を受信した場合に、当該「障害または輻輳」
    が制御対象のVCの経路上以外で発生したものであって
    も、「障害または輻輳の重大性」や「障害または輻輳の
    発生場所と自交換機との距離」に応じて「転送レートの
    減少の指示」を内容とする転送可能レート情報を生成す
    るVC制御部とを有することを特徴とする請求項1記載
    のATM交換機。
  3. 【請求項3】 自交換機外からの転送可能レート情報制
    御要求として「障害または輻輳の発生の通知」を含む情
    報を受信する転送可能レート情報制御要求受信部と、 転送可能レート情報制御要求受信部が転送可能レート情
    報制御要求として「障害または輻輳の発生の通知」を含
    む情報を受信した場合に、当該「障害または輻輳」が制
    御対象のVCの経路上以外で発生したものであっても、
    「障害または輻輳の重大性」や「障害または輻輳の発生
    場所と自交換機との距離」に応じて「障害または輻輳の
    発生の通知」を内容とする転送可能レート情報を生成し
    うるVC制御部とを有することを特徴とする請求項1記
    載のATM交換機。
  4. 【請求項4】 VC制御部により生成される「転送レー
    トの減少の指示」を内容とする転送可能レート情報が
    「転送レートを最低保障値に減少させる指示」を内容と
    する転送可能レート情報であることを特徴とする請求項
    2記載のATM交換機。
  5. 【請求項5】 「障害または輻輳の発生場所と自交換機
    との距離」を「障害または輻輳の発生場所と自交換機と
    の間のホップ数」で計測するVC制御部を有することを
    特徴とする請求項2または請求項3記載のATM交換
    機。
  6. 【請求項6】 「障害または輻輳の重大性」を「障害ま
    たは輻輳を迂回する必要があるトラフィック量」で計測
    するVC制御部を有することを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のATM交換機。
  7. 【請求項7】 「障害または輻輳の重大性」を「障害ま
    たは輻輳を迂回する必要があるコネクション数」で計測
    するVC制御部を有することを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のATM交換機。
  8. 【請求項8】 自交換機外からの転送可能レート情報制
    御要求として「変更すべき転送レートの希望値」を含む
    情報を受信する転送可能レート情報制御要求受信部と、 前記転送可能レート情報制御要求受信部が転送可能レー
    ト情報制御要求として「変更すべき転送レートの希望
    値」を含む情報を受信した場合に、前記交換機内障害/
    輻輳監視部による監視に基づいて検知される制御対象の
    VCの転送レートを算出し、算出転送レートが要求転送
    レートよりも大きい場合に「転送レートを要求転送レー
    トに変更させる指示」を内容とする転送可能レート情報
    を生成し、算出転送レートが要求転送レート以下である
    場合に「転送レートを算出転送レートに変更させる指
    示」を内容とする転送可能レート情報を生成するVC制
    御部とを有することを特徴とする請求項1記載のATM
    交換機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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