JP4027627B2 - 自動変速機の潤滑構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の潤滑構造に関し、特にミッションケースに形成した中間隔壁に配設した出力ギヤを回転自在に支持するベアリングの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動変速機としては、例えば特開2000−220704号公報に記載されているものが知られている。
この従来例は、図5に示すように、変速機ケース500内に、エンジンからの回転力が伝達される入力回転軸501が回転自在に配設されていると共に、変速機ケース500の軸方向中央部にボルト止め固定されるサポート壁502を有し、このサポート壁502に形成した入力軸501と同心的なボス部503にベアリング504を介して出力ギヤとしてのカウンタドライブギヤ505が回転自在に支持された構成を有する。ここで、ベアリング504には、サポート壁502のボス部503に形成された潤滑油路506と、サポート壁502に形成した潤滑油路507とが形成され、潤滑油路506の内側端が図示しないクラッチへ動力を伝達する動力伝達部材508の円筒部509に間隙を開けて対向していると共に、潤滑油路507が同様に動力伝達部材508の円板部510に対向しており、サポート壁502と動力伝達部材508との間に円板部510の円筒部509寄り位置にラビリンス511が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動変速機にあっては、サポート壁502とこれに対向する動力伝達部材508との間にラビリンス511が形成されていることにより、入力回転軸501から供給される潤滑油がサポート壁502と動力伝達部材508との間隙を通じて外方に流れることが抑制されるが、動力伝達部材508の円筒部509と対向して遊星歯車機構512のキャリア513が配設されており、このキャリア513とサポート壁502に形成したボス部503との間に間隙が形成されているので、入力回転軸501側から供給される潤滑油が潤滑油路506とボス部503及びキャリア513間の間隙とに分流されることになり、ベアリング504に対する潤滑を効率良く行うことができないという未解決の課題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、出力ギヤを回転自在に支持するベアリングに対する潤滑を良好に行うことができる自動変速機の潤滑構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る自動変速機の潤滑構造は、ミッションケース内周面に半径方向に形成した円盤部とその内周縁から入力軸と同心的に軸方向に延長して配設した支持円筒部とで構成される中間隔壁が形成され、該中間隔壁の支持円筒部にベアリングを介して支持された出力ギヤとを有する自動変速機において、前記支持円筒部に前記ベアリングに潤滑油を供給する潤滑油供給路を形成すると共に、前記円盤部に前記ベアリングを潤滑した潤滑油を戻す潤滑油戻り路を形成し、さらに当該潤滑油供給路入口に形成したラビリンスと前記支持円筒部の内周面に螺合されて前記ベアリングを支持する軸受用ナットとで前記入力軸から供給される潤滑油を前記潤滑油供給路に案内する潤滑油案内路を形成したことを特徴としている。
【0006】
この請求項1に係る発明では、中間隔壁に形成された支持円筒部にベアリングを介して出力ギヤが回転自在に支持されている場合に、支持円筒部に形成された潤滑油供給路の入側にラビリンスと前記ベアリングを支持する軸受用ナットとで構成される潤滑油案内路を形成したので、潤滑油供給路に対して入力軸側から供給する潤滑油を確保して、潤滑油供給路及びベアリングのインナーレース側から潤滑油戻り路及び反対側の解放端面に向かう潤滑経路を形成して、ベアリングに対する潤滑を良好に行うことができる。また、潤滑油戻り路をベアリングのインナーレースを望む位置に形成することにより、ベアリング抜き治具用穴と兼用することができる。
【0007】
また、請求項2に係る自動変速機の潤滑構造は、請求項1に係る発明において、前記ラビリンスは、前記軸受用ナットの内周面に対向する円筒部と該円筒部から前記中間隔壁の円盤部に沿って延長する円板部とを有するクラッチハブに形成したことを特徴としている。
この請求項2に係る発明では、クラッチハブはプレス成形品又は鍛造品であるので、ラビリンスを容易正確に形成することができる。
【0008】
さらに、請求項3に係る自動変速機の潤滑構造は、請求項2に係る発明において、前記ラビリンスは、前記クラッチハブの円筒部と円板部との間に前記支持円筒部の内周面に近接対向して形成されていることを特徴としている。
この請求項3に係る発明では、ラビリンスがクラッチハブの円筒部と円板部との間に前記支持円筒部に近接して形成されているので、潤滑油を潤滑油供給路に確実に案内することができる。
【0009】
さらにまた、請求項4に係る自動変速機の潤滑構造は、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記軸受用ナットは前記支持円筒部に螺合する円筒部と当該支持円筒部の前記円板部とは反対側を通って外方に延長し、前記ベアリングを支持するフランジ部とで構成され、前記入力軸と前記潤滑油案内路との間に潤滑油を当該潤滑油案内路側及び前記軸受用ナットの円筒部及びフランジ部に沿う側に分流する分流部が形成されていることを特徴としている。
この請求項4に係る発明では、潤滑油案内路の入力軸側に分流路が設けられているので、この分流路でベアリングのインナーレース側に向かう潤滑系統と軸受用ナットの円筒部及びフランジ部に沿う潤滑系統とに分流して、ベアリング及びこれに隣接する変速機構部品の潤滑を行うことができる。
【0010】
なおさらに、請求項5に係る自動変速機の潤滑構造は、請求項4に係る発明において、前記分流部は前記軸受用ナットの円筒部における潤滑油案内路側の内周面に形成されていることを特徴としている。
この請求項5に係る発明では、分流部が軸受用ナットの円筒部における潤滑油案内路側の内周面に形成されているので、分流部を容易正確に形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。この実施の形態は、本発明を、歯車変速構造を有する自動変速機に適用したものである。
図1は、本発明を適用し得る自動変速機の全体構成を断面を示す。また、図2は、自動変速機のギヤトレインをスケルトンで示す。
【0012】
この自動変速機は、図1及び図2に示すように、いわゆる3軸構成とされ、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車又はリヤエンジン・リヤドライブ(RR)車用の横置式トランスアクスルの形態を有し、さらに変速機構としては、前進6速・後進1速を実現するギアトレインを備えている。
自動変速機は、ミッションケース180内に、互いに並列的に配置された第1軸である入力軸50、第2軸であるカウンタ軸401、第3軸であるドライブシャフト453a,453bの各軸上に変速ユニットやギヤ等の各種要素が配設された構成を有する。
【0013】
入力軸50は、図示しないエンジンからトルクコンバータ230を介してトルクが入力され、且つ出力側をトルクコンバータ230側に設けており、また、カウンタ軸401は、入力軸50に平行に配置され、この入力軸50の出力ギヤと噛み合ったカウンタギヤ400を有し、さらに、ドライブシャフト453a,453bを支持するデフケース451には、カウンタ軸401のカウンタギヤ400を介してトルク伝達されるファイナルギヤ452が設けられている。ここで、ドライブシャフト453a,453bは、具体的には、差動歯車により差動回転する左右軸である。
【0014】
自動変速機は、図1及び図2に示すように、入力軸50の周りに、変速ユニットが設けられている。この変速ユニットは、入力軸50の減速回転と非減速回転とを入力として複数の変速回転を出力する第1の遊星歯車機構10と、入力軸50の回転を減速させて出力する第2の遊星歯車機構30と、第2の遊星歯車機構30と第1の遊星歯車機構10の2つの異なるサンギヤ11,12との間にそれぞれ介挿された締結及び解放自在の第1及び第3のクラッチ60及び80と、入力軸50と第1の遊星歯車機構10のキャリア14との間に介挿された締結及び解放自在の第2のクラッチ70と、第1の遊星歯車機構10のサンギヤ11及びキャリア13にブレーキ力を作用させる第1及び第2のブレーキ100及び110と、第2のブレーキ110と並列に介挿されたワンウェイクラッチ90とを備えている。また、自動変速機は、第1,第2及び第3のクラッチ60,70及び80に対応して配置される第1,第2及び第3の油圧サーボ機構120,130及び140と、第1及び第2のブレーキ100及び110に対応して配置される第4及び第5の油圧サーボ機構150及び160とを備えている。
【0015】
第1,第2及び第3のクラッチ60,70及び80並びに第1及び第2のブレーキ100及び110は、摩擦部材による多板構成とされており、第1のクラッチ60は、第2の遊星歯車機構30の外周側近傍に配置され、その後方近傍に第3のクラッチ80が配置され、第2のクラッチ70は、ミッションケース180の前端部に配置され、第1のブレーキ100は、第1のクラッチ60とミッションケース180の内周面との間に配置され、第2のブレーキ110は、第1の遊星歯車機構10とミッションケース180の内周面との間に配置されている。また、ワンウェイクラッチ90は、第1のブレーキ100と第2のブレーキ110との間に配置されている。
【0016】
また、第1,第2,第3,第4及び第5の油圧サーボ機構120,130,140,150及び160は、各第1,第2及び第3のクラッチ60,70及び80並びに第1及び第2のブレーキ100及び110を、コントロールバルブからの油圧により制御されるピストンにより締結及び解放を行うように構成されている。ここで、第1の油圧サーボ機構120は、第2の遊星歯車機構30の後方側に配設され、第2の油圧サーボ機構130は、第2のクラッチ70の内周側近傍に配設され、第3の油圧サーボ機構140は、第1の油圧サーボ機構120の後方でミッションケース180を構成するサイドカバー200の内側近傍に配設され、第4の油圧サーボ機構150は、第1のブレーキ100の後方近傍に配設され、第5の油圧サーボ機構160は、第2のブレーキ110の前方近傍に配設されている。
【0017】
ミッションケース180には、各油圧サーボ機構120,130,140,150,160のピストンを制御する油路が適宜形成されている。ミッションケース180には、さらに各種油路が適宜形成されており、さらに、入力軸50には、軸内油路51が形成されており、この軸内油路51に潤滑油を供給することにより、第1及び第2の遊星歯車機構10及び30、第1、第2及び第3のクラッチ60,70及び80、並びに第1及び第2のブレーキ100及び110の摩擦部材間の潤滑が行われる。
【0018】
第1の遊星歯車機構10は、図1に示すように、カウンタドライブギヤ170の後方近傍に配置されており、図2に示すように、大径のサンギヤ11、小径のサンギヤ12、キャリア13,14及びリングギヤ17の4つの変速要素からなる。第1の遊星歯車機構10は、ロングピニオン15が大径のサンギヤ11に噛合し、ショートピニオン16が小径のサンギヤ12に噛合し、ロングピニオン15がリングギヤ17の内歯と噛合するラビニヨ式で構成されている。
【0019】
大径のサンギヤ11及び小径のサンギヤ12は、第2の遊星歯車機構30を介して入力軸50からの入力がなされる減速回転の入力要素をなす。すなわち、小径のサンギヤ12は、第1のクラッチ60に連結されて、第2の遊星歯車機構30からの入力がなされ、また、大径のサンギヤ11は、第3のクラッチ80に連結されて、第2の遊星歯車機構30からの入力がなされる。また、大径のサンギヤ11は、第1のブレーキ100によりミッションケース180に固定可能とされている。
【0020】
キャリア13,14は、互いに噛合するロングピニオン15とショートピニオン16とを支持しており、入力軸50からの入力が直接なされる非減速回転の入力要素をなす。キャリア14は、第2のクラッチ70を介して入力軸50に連結され、キャリア13は、第2のブレーキ110によりミッションケース180に固定可能とされるとともに、ワンウェイクラッチ90によりミッションケース180に一方向の回転のみが可能とされている。ここで、ワンウェイクラッチ90は、係合方向が第1速時の反力トルク支持方向に設定されて第2のブレーキ110の機能を発揮するものである。また、リングギヤ17は出力要素をなし、カウンタドライブギヤ170に連結されており、カウンタドライブギヤ170は、第1の遊星歯車機構10と第2のクラッチ70との間に位置しており、後述するように、入力軸50とは切離された中間隔壁195に回転自在に支持されている。
【0021】
第2の遊星歯車機構30は、図1に示すように、第1の遊星歯車機構10の後方近傍に配置されており、図2に示すように、サンギヤ31、リングギヤ32及びキャリア33の3つの変速要素からなる。第2の遊星歯車機構30は、サンギヤ31が後述するミッションケース180のサイドカバー200に形成されたスリーブ部材210に固定され、リングギヤ32が入力要素として入力軸50に連結され、キャリア33が出力要素として第1及び第2のクラッチ60及び70を介して、第1の遊星歯車機構10に接続されている。
【0022】
カウンタギヤ400は、入力軸50と平行でこの入力軸50に比較して短尺なカウンタ軸401の後端側に固定された入力軸50のカウンタドライブギヤ170に噛合する大径のカウンタドリブンギヤ402と、カウンタ軸401においてカウンタドリブンギヤ402より前端側に固定された出力要素としての小径のリダクションギヤ403とを備えている。ここで、カウンタ軸401は、両端が第1及び第2の軸受404a,404bにより回転自在に支持されている。このカウンタギヤ400は、カウンタドリブンギヤ402及びリダクションギヤ403により、入力軸50からの出力を減速するとともに、反転させてディファレンシャル装置450に伝達することで、適宜の減速比を得るようにしている。
【0023】
ディファレンシャル装置450は、デフケース451に固定されたファイナルギヤ452をカウンタギヤ400のリダクションギヤ403に噛合させ、デフケース451内に配置された差動歯車の差動回転が左右のドライブシャフト453a,453bに出力される構成とされている。このディファレンシャル装置450は、ミッションケース180及びその前端に取付けられたコンバータハウジング231に支持されている。
【0024】
ミッションケース180は、入力軸50及びこれに取付けられている各要素、カウンタギヤ400並びにディファレンシャル装置450を収納可能な形状として形成されている。ミッションケース180は、図4及び図5に示すように、大別して、ケース本体190とその後端を覆うサイドカバー200とから構成されている。
【0025】
ケース本体190は、各軸上の各要素を収納するように最適形状に形成された周壁により筒状に構成されている。すなわち、ケース本体190は、入力軸50の外周側を覆って入力軸50を収納する円筒状の第1軸収納部191と、図4で第1軸収納部191の右上部に連接して設けられ、カウンタ軸401の外周側を覆うと共に、カウンタ軸401の後端面を覆ってカウンタ軸401を収納する第2軸収納部192と、図4で第1軸収納部191の右下部に設けられ、一方のドライブシャフト453aの外周側を覆うようにして収納する第3軸収納部193とを備えている。
【0026】
第1軸収納部191には、第1及び第2の遊星歯車機構10及び30、第1,第2及び第3のクラッチ60,70及び80、並びに第1及び第2のブレーキ100及び110等で構成される変速ユニットが収納され、且つ出力ギヤとなるカウンタドライブギヤ170が前面側に配設されており、第2軸収納部192には、カウンタドライブギヤ170に噛合するカウンタドリブンギヤ402及びその前面側に配置されたリダクションギヤ403で構成されるカウンタギヤ400のみが設けられていることにより、第1軸収納部191の後端側が第2軸収納部192の後端側より大きく後方に突出されている。また、第1軸収納部191の後端開口面に、略皿形状のサイドカバー200が複数のボルト221により取付けられている。
【0027】
第2軸収納部192は、カウンタ軸401の後端面を覆う部分の内側面に取付けられた第1の軸受404aにより、カウンタ軸401の一端を回転自在に支持している。第3軸収納部193は、第2軸収納部192におけるカウンタ軸401の後端面を覆う部分に連接された部分に、ドライブシャフト453aを外部に出すための開口部が形成されている。
【0028】
また、ケース本体190の前端面を閉塞するように、オイルポンプ240を収納したオイルポンプケース241及びオイルポンプカバー242が配置されている。オイルポンプ240により、コントロールバルブ250に供給される油圧が形成される。また、ケース本体190の前端には、オイルポンプケース241の前方に位置して、コンバータハウジング231が取付けられており、コンバータハウジング231の内側にトルクコンバータ230が配置されている。
【0029】
サイドカバー200には、その内側面に、入力軸50を回転自在に支持すると共に、第1及び第3のクラッチ60及び80と第2の遊星歯車機構30を支持するスリーブ部材210が取付けられている。
以上のような構成を有する自動変速機は、図示しない電子制御装置と油圧制御装置とによる制御で、運転者により選択されたレンジに応じた変速段の範囲で車両負荷に基づき、前進6速(1ST〜6TH)、後進1速(REV)の変速を行う。前進6速、後進1速を行う際の動作については以下のようになる。なお、図3は各クラッチ及びブレーキの係合及び解放(○印で係合、無印で解放を表す)で達成される変速段を図表化して示す。
【0030】
第1速(1ST)は、第1のクラッチ60とワンウェイクラッチ90の締結により達成される。この場合、第1速では、入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第1のクラッチ60経由で小径のサンギヤ12に入力され、ワンウェイクラッチ90の締結によりミッションケース180に係止されたキャリア14に反力を取って、リングギヤ17の最大減速比の減速回転がカウンタドライブギヤ170に出力される。なお、エンジンコースト時には、キャリア13にかかる反力トルクが逆転するので、図3で括弧付きの○で示すように、第2のブレーキ110を締結させる。
【0031】
また、第2速(2ND)は、第1のクラッチ60と第1のブレーキ100の締結により達成される。この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第1のクラッチ60経由で小径のサンギヤ12に入力され、第1のブレーキ100の締結によりミッションケース180に固定された大径のサンギヤ11に反力を取って、リングギヤ17の減速回転がカウンタドライブギヤ170に出力される。このときの減速比は、第1速(1ST)より小さくなる。
【0032】
また、第3速(3RD)は、第1のクラッチ60と第3のクラッチ80との同時締結により達成される。この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第3のクラッチ80と第1のクラッチ60経由で同時に大径のサンギヤ11と小径のサンギヤ12に入力され、第1の遊星歯車機構10が直結状態となるため、両サンギヤ11,12への入力回転と同じリングギヤ17の回転が、入力軸50の回転に対しては減速された回転として、カウンタドライブギヤ170に出力される。
【0033】
また、第4速(4TH)は、第1のクラッチ60と第2のクラッチ70との同時締結により達成される。この場合、一方で入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第1のクラッチ60経由で小径のサンギヤ12に入力され、他方で入力軸50から第2のクラッチ70経由で入力された非減速回転がキャリア14に入力され、2つの入力回転の中間の回転が、入力軸50の回転に対しては僅かに減速されたリングギヤ17の回転としてカウンタドライブギヤ170に出力される。
【0034】
また、第5速(5TH)は、第2のクラッチ70と第3のクラッチ80との同時締結により達成される。この場合、一方で入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第3のクラッチ80経由で大径のサンギヤ11に入力され、他方で入力軸50から第2のクラッチ70経由で入力された非減速回転がキャリア14に入力され、リングギヤ17の入力軸50の回転より僅かに増速された回転がカウンタドライブギヤ170に出力される。
【0035】
また、第6速(6TH)は、第2のクラッチ70と第1のブレーキ100の締結により達成される。この場合、入力軸50から第2のクラッチ70経由で非減速回転がキャリア14にのみ入力され、第1のブレーキ100の締結によりミッションケース180に固定されたサンギヤ11に反力を取るリングギヤ17の更に増速された回転がカウンタドライブギヤ170に出力される。
【0036】
また、後進(REV)は、第3のクラッチ80と第2のブレーキ110の締結により達成される。この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経て減速された回転が第3のクラッチ80経由でサンギヤ11に入力され、第2のブレーキ110の締結によりミッションケース180に固定されたキャリア14に反力を取るリングギヤ17の逆転がカウンタドライブギヤ170に出力される。
【0037】
以上が本発明を適用し得る自動変速機の概略構成であるが、本発明では、ミッションケース180の内周面側におけるコンバータハウジング231側に、中間隔壁195が配設され、この中間隔壁195にベアリング175を介して出力ギヤとしてのカウンタドライブギヤ170が回転自在に配設され、このベアリング175に入力軸50側から潤滑油が供給される。
【0038】
すなわち、ミッションケース180のケース本体190には、図4に示すように、前端にこれを閉塞するように上記オイルポンプケース241及びオイルポンプカバー242が取付けられており、オイルポンプケース241及びオイルポンプカバー242は、オイルポンプ240の収納部を形成するとともに、ミッションケース180の固定側隔壁を形成している。
【0039】
ここで、オイルポンプカバー242は、中心部に後方に突出延長し入力軸50を回転自在に支持する突出円筒部242aを有する。
また、ケース本体190には、オイルポンプカバー242の後方側に所定間隔を保って中間隔壁195が設けられている。この中間隔壁195は、ケース本体190の内周面に一体とされた略ドーナツ形状をなす円盤部196と、この円盤部196の内周縁に入力軸50と所定間隔を保って同軸的に後方に突出して配設された支持円筒部197とから構成されている。
【0040】
そして、中間隔壁195の円盤部196、ケース本体190の内周面190b及びオイルポンプカバー242で囲まれる空間部に、前述した第2のクラッチ70が配置されている。また、中間隔壁195の支持円筒部197の外周面にベアリング175を介して前述したカウンタドライブギヤ170が回転自在に配設され、さらに、カウンタドライブギヤ170の後方側に前述した第1の遊星歯車機構10が配設され、この第1の遊星歯車機構10とケース本体190の内周面との間に第2のブレーキ110及びワンウェイクラッチ90が配設されている。
【0041】
第2のクラッチ70は、入力軸50にスプライン結合され且つ前端面がオイルポンプカバー242に沿って外方に延長し円筒外側面がケース本体190の内周面に僅かな間隔を介して対向するクラッチドラム71と、このクラッチドラム71の内周側に配設され且つ後端面が中間隔壁195に沿って内方に延長して支持円筒部197の内側で第1の遊星歯車機構10のキャリア14にスプライン結合されたクラッチハブ72と、これらクラッチドラム71及びクラッチハブ72間に交互に配設された、クラッチドラム71にスプライン結合された摩擦板73及びハブ72にスプライン結合された摩擦板74とで構成され、摩擦板73及び74の締結状態及び解放状態が第2の油圧サーボ機構130で制御される。
【0042】
ここで、クラッチドラム71は、入力軸50に連結された内筒形状のインナ部材71aと、このインナ部材71aから外方に延長する外筒形状を有し、内周面にスプライン溝71bを形成したアウタ部材71cとで構成され、インナ部材71a内に第2の油圧サーボ機構130が配設されている。
さらに、カウンタドライブギヤ170は、外周面に形成された歯部170aの外径が第2のクラッチ70のクラッチドラム71の外径より若干小さく選定され、その内側の基部170bが第1の遊星歯車機構10のリングギヤ17に噛合するリングギヤ171連結されて、リングギヤ17と一体に回転駆動される。
【0043】
さらにまた、カウンタドライブギヤ170を回転自在に支持するベアリング175は、2つの単列アンギュラ玉軸受175a及び175bを突条175cを挟んで並列に配列し、アンギュラ玉軸受175bのインナーレース175dの前端が中間隔壁195の円盤部196及び支持円筒部197の隅部に当接され、アンギュラ玉軸受175aのインナーレース175dの後端が支持円筒部196の内周面に螺合された軸受用ナット176によって支持されている。ここで、各アンギュラ玉軸受175a及び175bのインナーレース175dには、夫々スペーサ175c側に円周方向に所定間隔を保って複数の潤滑油通路175eが形成されている。
【0044】
また、軸受用ナット176は、支持円筒部197の内周面に螺合する円筒部176aと、この円筒部176aの後端から円筒支持部196の後端面に沿って延長しさらに外方に延長するフランジ部176bとで構成され、フランジ部176aが軸受用座金176cを介してアンギュラ玉軸受175aに当接した状態で、円筒部176aの前端面が円筒支持部196の中心部より前端側となるようにその長さが選定されている。この円筒部176aの前端側内周面に分流部を構成する突条部176dが形成されている。
【0045】
そして、支持円筒部197に軸受用ナット176の円筒部176aの前端面側位置からアンギュラ玉軸受175a,175bの潤滑油通路175eに向かって傾斜延長する潤滑油供給路197aが形成され、円盤部196のアンギュラ玉軸受175bのインナーレース175dを望ませるように潤滑油戻り路196aが形成されている。
【0046】
また、前述したクラッチハブ72は、プレス加工又は鍛造によって製作され、軸受用ナット176の円筒部176aの内側に所定間隔を保って同心的に配設された円筒部72aと、この円筒部72aの潤滑油供給路197aの入口より前側位置から外方に延長して円筒支持部196の内周面と近接対向するラビリンス72bと、このラビリンス72bから円盤部176に沿って外方に延長する円板部72cと、この円板部72cの外周縁から後方に延長する円筒部72dとで構成されている。
【0047】
そして、潤滑油供給路197aの入口即ち内周縁側に、軸受用ナット176の前端面と、クラッチハブ72に形成されたラビリンス72bとで潤滑油案内路177が形成されている。
また、クラッチハブ72の円筒部72aにおける軸受用ナット176の突条部176dより僅かに後方側に半径方向に貫通する潤滑油通路72eが形成され、入力軸50の潤滑油通路72eと対向する位置に内部に形成された潤滑油供給路51に連通する潤滑油通路51aが形成されている。
【0048】
そして、クラッチハブ72の円筒部72aの内周面に、入力軸50の外周面にブッシュ52を介して回転自在に支持された前述した第1の遊星歯車機構10のキャリア14がスプライン結合され、このキャリア14と軸受用ナット176のフランジ部176bとの間にスラストベアリング178が介挿され、このスラストベアリング178によってキャリア14の後方側位置決めが行われている。
【0049】
このキャリア14の前端面と所定距離を保って入力軸50にスプライン結合されたクラッチドラム71のインナ部材71aの後端面が配設され、キャリア14の前端面及びインナ部材71aの後端面で潤滑油路51a及び72e間を連通する潤滑油案内路179が形成されている。
上記構成を有する実施形態では、入力軸50内に形成された潤滑油供給路51に潤滑油が供給されると、この潤滑油が入力軸50に形成された潤滑油通路51aを通じてキャリア14及びクラッチドラム71のインナ部材71aで構成される潤滑油案内路179を通じてクラッチハブ72の円筒部72aに形成された潤滑油路72eに供給される。
【0050】
この潤滑油路72eの外側から出力される潤滑油は軸受用ナット176に形成された分流部を形成する突条部176dによって軸受用ナット176の円筒部176aとクラッチハブ72の円筒部72aとの間を通ってスラストベアリング178に達する潤滑系統と、軸受用ナット176の前端面とクラッチハブ72のラビリンス72bとで形成される潤滑油案内路177とに分流される。
【0051】
そして、潤滑油案内路177に供給された潤滑油は、クラッチハブ72のラビリンス72bと中間隔壁195の円筒支持部197との間が近接対向して、流路抵抗が大きいため、その大部分が中間隔壁195の支持円筒部197に形成された潤滑油供給路197aに供給され、この潤滑油供給路197aの外側からアンギュラ玉軸受175a及び175bのインナーレース175dに形成された潤滑油通路175eを通じてその内側の転動ボール175fに供給される。
【0052】
そして、アンギュラ玉軸受175bの転動ボール175fに供給された潤滑油は、中間隔壁195の円盤部196に形成された潤滑油戻り路196aを通じて第2のクラッチ70に供給され、この第2のクラッチ70を潤滑する。
一方、アンギュラ玉軸受175aの転動ボール175fに供給された潤滑油は、第1の遊星歯車機構10のキャリア14側でスラストベアリング178を潤滑した潤滑油と合流されて第1の遊星歯車機構10のリングギヤ17との噛合部に供給される。
【0053】
したがって、中間隔壁195の支持円筒部197の外周側に配設されたベアリング175に対して良好な潤滑油供給経路が形成され、ベアリング175に十分な潤滑油を供給することができる。
しかも、中間隔壁195の円盤部196に形成した潤滑油戻り路196aがアンギュラ玉軸受175bのインナーレース175dを望むように形成されているので、自動変速機を分解して点検修理する際に、アンギュラ玉軸受175a及び175bを円筒支持部197から取り外すためのベアリング抜き治具を挿通する治具挿通穴として共用することができる。
【0054】
また、潤滑油案内路177を構成するラビリンスをクラッチハブ72側に形成しているので、このクラッチハブ72がプレス加工品又は鍛造品として製作されるので、鋳造されるミッションケース180における中間隔壁195の支持円筒部196にラビリンスを形成する場合に比較してラビリンス72bを高精度で形成することができ、ラビリンス72b位置での流路抵抗のバラツキを抑制して、潤滑油通路197aに対して十分な潤滑油量を確保することができる。
【0055】
なお、上記実施形態においては、クラッチハブ72の中間隔壁195の支持円筒部197の後端側に対向する位置にラビリンス72dを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、潤滑油供給路197aと潤滑油戻り路196aとの間の任意の位置にラビリンスを形成するようにすればよい。
また、上記実施形態においては、クラッチハブ72にラビリンスを形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、中間隔壁195の円盤部196又は支持円筒部197にラビリンスを設けるようにしてもよい。
【0056】
また、上記実施形態においては、分流部を構成する突条部176cを軸受用ナット176の円筒部176aの前端側に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、潤滑油通路72eの後端側に対向する位置に形成するようにしてもよく、さらにはクラッチハブ72の円筒部72a側に形成するようにしてもよい。
【0057】
さらに、上記実施形態においては、自動変速機を前進6速を実現するギヤトレインを構成しているが、これに限定されるものではなく、前進5速以下又は7速以上の自動変速機にも本発明を適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、中間隔壁に形成された支持円筒部にベアリングを介して出力ギヤが回転自在に支持されている場合に、支持円筒部に形成された潤滑油供給路の入側にラビリンスと潤滑用ナットとで構成される潤滑油案内路を形成したので、潤滑油供給路に対して入力軸側から供給する潤滑油を確保して、潤滑油供給路及びベアリングのインナーレース側から潤滑油戻り路及び反対側の解放端面に向かう潤滑経路を形成して、ベアリングに対する潤滑を良好に行うことができるという効果が得られる。また、潤滑油戻り路をベアリングのインナーレースを外部に臨ませる位置に形成することにより、ベアリング抜き治具用穴と兼用することができるという効果が得られる。
【0059】
また、請求項2に係る発明によれば、クラッチハブはプレス成形品又は鍛造品であるので、ラビリンスを容易に正確に形成することができるという効果が得られる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、ラビリンスがクラッチハブの内周面から支持円筒部に近接する外周面に向かう壁面で構成されているので、潤滑油を潤滑油供給路に確実に案内することができるという効果が得られる。
【0060】
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、潤滑油案内路の入力軸側に分流路が設けられているので、この分流路でベアリングのインナーレース側とベアリングの側面側とに潤滑油を分流して、ベアリング及びこれに隣接する変速機構部品の潤滑を行うことができるという効果が得られる。さらにまた、請求項5に係る発明によれば、分流部が軸受用ナットの内周面に形成されているので、分流部を容易正確に形成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動変速機の構成を示す断面図である。
【図2】上記自動変速機を示すスケルトン図である。
【図3】上記自動変速機の作動を示す図である。
【図4】本発明の要部を示す拡大断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
50 入力軸
70 第2のクラッチ
71 クラッチドラム
72 クラッチハブ
72a 円筒部
72b ラビリンス
72e 潤滑油通路
170 カウンタドライブギヤ
175 ベアリング
175a,175b 単列アンギュラ玉軸受
175c スペーサ
175d インナーレース
175e 潤滑油通路
176 軸受用ナット
176d 突条部
177 潤滑油案内路
179 潤滑油案内路
180 ミッションケース
190 ケース本体
195 中間隔壁
196 円盤部
196a 潤滑油戻り路
197 円筒部
197a 潤滑油供給路
Claims (5)
- ミッションケース内周面に半径方向に形成した円盤部とその内周縁から入力軸と同心的に軸方向に延長して配設した支持円筒部とで構成される中間隔壁が形成され、該中間隔壁の支持円筒部にベアリングを介して支持された出力ギヤとを有する自動変速機において、前記支持円筒部に前記ベアリングに潤滑油を供給する潤滑油供給路を形成すると共に、前記円盤部に前記ベアリングを潤滑した潤滑油を戻す潤滑油戻り路を形成し、さらに当該潤滑油供給路入口に形成したラビリンスと前記支持円筒部の内周面に螺合されて前記ベアリングを支持する軸受用ナットとで前記入力軸から供給される潤滑油を前記潤滑油供給路に案内する潤滑油案内路を形成したことを特徴とする自動変速機の潤滑構造。
- 前記ラビリンスは、前記軸受用ナットの内周面に対向する円筒部と該円筒部から前記中間隔壁の円盤部に沿って延長する円板部とを有するクラッチハブに形成したことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の潤滑構造。
- 前記ラビリンスは、前記クラッチハブの円筒部と円板部との間に前記支持円筒部の内周面に近接対向して形成されていることを特徴とする請求項2記載の自動変速機の潤滑構造。
- 前記軸受用ナットは前記支持円筒部に螺合する円筒部と当該支持円筒部の前記円板部とは反対側を通って外方に延長し、前記ベアリングを支持するフランジ部とで構成され、前記入力軸と前記潤滑油案内路との間に潤滑油を当該潤滑油案内路側及び前記軸受用ナットの円筒部及びフランジ部に沿う側に分流する分流部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動変速機の潤滑構造。
- 前記分流部は前記軸受用ナットの円筒部における潤滑油案内路側の内周面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の潤滑構造。
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