JP4026570B2 - 情報設定受付装置,位置特定装置,情報受付方法および位置特定方法 - Google Patents

情報設定受付装置,位置特定装置,情報受付方法および位置特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、全国の所望の地域が指定されると当該地域を指定地点として受付ける情報受付方法および情報設定受付装置、並びにこの情報受付方法,情報設定受付装置を利用して位置を特定する位置特定方法および位置特定装置に関する。
例えばナビゲーション装置は、この種の情報設定受付装置や位置特定装置として機能するように構成されており、ユーザ等により全国のうち所望の地域が目的地として指定されると当該地域を目的地に設定し、現在位置から目的地に至るルートを探索し、探索したルートを表示部に表示させるなどしてユーザを目的地に導くナビゲーション機能を達成するように構成されており、近年では一層普及が進んでいる。
このようなナビゲーション装置には、全国の所望の地域情報として例えば国定公園,デパート,駅等が予め登録されているため、ユーザが例えば目的地として当該地域を指定することで、ユーザはナビゲーション機能により目的地に到達することができる。
尚、本発明に直接関係しないが、本発明に関連する文献として、特許文献1および2に記載された地点特定装置、地図表示装置等が開示されている。
特開2002−183148号公報 特開2002−183149号公報
しかしながら、ユーザが目的地等を指定する地点が広範囲である場合には問題を生じる虞がある。ナビゲーション装置に適用したときに目的地として「国定公園」が指定される場合を例に挙げて説明する。一般に「国定公園」は広大な敷地を有しており、公園によっては数km四方にその敷地がおよんでいることもある。このような広大な敷地を有している「国定公園」の場合には、その出入口が北出入口や東出入口,正面出入口等のように複数存在することがある。このとき、例えばユーザが待ち合わせ場所として「国定公園の北出入口」と指定するために「国定公園」を目的地に指定すると、ナビゲーション装置は「国定公園」と指定されることにより、「国定公園の正面出入口」という一般的な出入口や、「国定公園の中央部」を目的地として自動的に受付けてしまうことがある。この場合、ナビゲーション機能により「国定公園」の「正面出入口」や「中央部」近辺にユーザを誘導してしまうことになる。
したがって、ユーザが「国定公園の北出入口」を目的地として指定したいにも関わらず、「国定公園」の「正面出入口」や「中央部」に目的地が指定されてしまうため、ユーザは改めて目的地を指定する必要が生じてしまう。これによりユーザに対する利便性が損なわれることになる。このような問題は、ナビゲーション装置に限らず、広範囲な地域を指定地点として受付ける装置であればどのような装置にも生じる問題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが全国のうち所望の地域を指定する場合に、指定する地点が広範囲な敷地を有していたとしても、所望の地域におけるより詳細な位置をユーザが指定することができる情報受付方法,情報設定受付装置、並びにこの情報受付方法,情報設定受付装置を利用して位置を特定することができる位置特定方法および位置特定装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、所望の地域が指定地点として指定されると共に操作部により方向が指定されると、受付手段は、当該方向情報を指定地域における方向として受付けるため、指定地域において方向を指定することができ、所望の地域が指定された時点で指定地点が広い範囲を示していたとしてもより詳細な位置をユーザが指定することができるようになる。
ところで、例えば情報設定受付装置としてのナビゲーション装置においては、ユーザが現在位置,経由地,目的地等を設定するため、数字記号等の識別符号を用いて設定することがある。尚、一例としてマップコード(登録商標)と称されるコードが用いられることもある。
例えばマップコードは、ユーザが全国のうちの所望の地域を最大10〜12桁の数字記号で指定できるようにコード体系化されており、例えば、ユーザがマップコードをナビゲーション装置に操作入力することにより、ナビゲーション装置は指定された位置周辺の地図を表示したり目的地等を設定するための情報として受付ける機能を搭載している。
マップコードは、全国を1162の区画に分割して数字記号4桁で表記された「ゾーン」、1区画の「ゾーン」をさらに分割して数字記号3桁で表記された「ブロック」、さらに1区画の「ブロック」をさらに分割して数字記号3桁で表記された「ユニット」と称し、これらの10桁を合わせて標準コードとしている。また、1区画の「ユニット」をさらに分割して数字記号1桁で表記される「コア」、1区画の「コア」をさらに分割して数字記号1桁で表記される「Sコア」と称し、これらの2桁を高分解拡張部としている。
例えば、広い面積を有する公園のマップコードが標準コード10桁で示されている場合、ユーザが当該マップコードをナビゲーション装置に操作入力すると、ナビゲーション装置は、そのマップコードに予め対応して定められている公園の中央付近もしくは正面入口等の一般的な場所を指定地点として受付ける場合がある。しかしながら、例えばユーザが公園の南口付近を目的地等として指定したい場合にはその場所を指定地点として指定することが困難で不便である。この場合にはマップコードの標準コードの部位の他に高分解拡張部を指定する必要が生じる。
ユーザがマップコードの標準コードおよび高分解拡張部を数字記号ですべて指定できればこのような公園中の詳細な位置指定ができるものの、ユーザがマップコードの詳細なコード体系を覚えていない場合には高分解拡張部を指定することができないため、結果的に詳細な位置指定ができなくなりユーザの利便性が損なわれる。
そこで、請求項2記載の発明によれば、受付手段は数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により指定された数字以外の記号により方向情報を受付けるように構成されているため、ユーザは地点指定するための数字記号と分離,区別して方向情報を指定することができ、例えば広大な国定公園等のような場所で南口等を指定する場合には数字以外の記号により指定することができ詳細な位置指定を利便性良く行うことができる。
また請求項3記載の発明によれば、受付手段は数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により指定された英字記号により方向情報を受付けるように構成されているので、ユーザは地点指定するための数字記号と分離,区別して方向情報を英字記号により指定することができる。この場合、例えば一般的に方位情報を表す「N」(North),「E」(East),「W」(West),「S」(South)や上下情報(高低情報)を表す「U」(Up),「D」(Down)を数字記号に組み合わせて示すことで、方向情報を指定することができるようになり、利便性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、受付手段は数字記号等の識別符号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により操作入力された方向情報を受付けるように構成されているので、ユーザは地点指定するための識別符号と分離,区別して方向情報を操作入力することができるようになる。この場合、例えばリモコン等に用いられるジョイスティックや、矢印記号「↑」「↓」「←」「→」が付された押釦スイッチ等、方向情報を指定可能な操作スイッチが付されていれば、ユーザが当該ジョイスティックや操作スイッチ等で方向情報を指定することができるようになり利便性が向上する。
請求項5記載の発明によれば、所望の地域が指定地点として指定されると共に情報設定受付装置の受付手段が方向情報を受付けると、位置特定手段は、指定された地域および方向情報に基づいて指定地域内の一部の位置を特定するため、詳細な位置を特定することができる。
(第1の実施形態)
以下本発明を、ナビゲーション装置に適用した情報設定受付装置,位置特定装置の第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1は、ナビゲーション装置の電気的構成を概略的に示している。
この車両用のナビゲーション装置1は自動車等の車両に搭載されており、制御回路2に、位置検出器3、地図データ入力器4、操作部としての操作スイッチ群5、外部メモリ6、表示装置7、音声認識装置8、リモコンセンサ9やその他図示しないVICS受信器等を接続して構成されている。
このうち位置検出器3は、周知構成の地磁気センサ10、ジャイロスコープ11、距離センサ12、および図示しないGPS衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)受信機13を有して構成されている。制御回路2は、これらの各センサ10〜13が性質の異なる誤差を有しているため夫々の誤差を補間しながら車両の現在位置や、車両の進行方向、車両の速度や走行距離等を高精度に検出し、位置を特定するようになっている。尚、精度によっては、このようなセンサ10〜13のうちの一部から位置検出器を構成しても良く、また当該センサ以外にもステアリングの回転センサや転動輪の車輪センサ等を採用しても良い。
地図データ入力器4は、DVD−ROMやCD−ROM等のドライブ装置からなり、DVD−ROMメディアやCD−ROMメディア等の地図データソース(図示せず)から地図データを読取可能に構成されている。この地図データソースには、道路地図データや目印データ、位置検出精度向上のためのマップマッチング用データを含む各種データが記憶されている。また道路地図データは、道路形状、道路幅、道路名、建造物、各種施設、それらの電話番号、地名、地形等のデータを含むと共に、その道路地図を表示装置7の画面上に再生するためのデータを含んで構成されている。
操作スイッチ群5は、ユーザが目的地や経由地の指定や表示装置7に表示される道路地図の縮尺等の指示の各種コマンド等を操作入力するための各種メカニカルスイッチやジョイスティック等を有して構成されている。尚、この操作スイッチ群5は、表示装置7の画面上に設けられたタッチパネル(図示せず)を有して構成される場合もある。また、操作スイッチ群5と同等の機能を有する操作部としてのリモートコントロール端末14(以下、リモコンと略す)も設けられている。このリモコン14にはジョイスティックや押釦スイッチ等が設けられており、各種コマンド等を操作入力可能に構成されている。このリモコン14からの赤外線信号(空中伝播信号)による操作信号がリモコンセンサ9により検出されるようになっている。この操作に基づく動作については後述する。
表示装置7の画面には、通常動作時には、各種縮尺の道路地図が表示されると共に、その表示に重ね合わせて車両の現在位置および進行方向を示すポインタ(現在位置マーク)A(図7参照)が表示されるようになっている。また、ユーザが目的地などを操作入力するための各種入力用画面や、各種メッセージやインフォメーション等も表示されるようになっており、さらには、経由地や目的地までの案内を行うルート案内機能の実行時には、道路地図に重ね合わせて進むべき経路等が表示されるようになっている。
受付手段としての制御回路2は、マイクロコンピュータを主体として構成されるもので、詳しく図示はしないが、CPU、ROMやRAM等のメモリ、入出力インタフェースおよびそれらを接続するバスライン等により構成されている。そして制御回路2は、そのソフトウェア構成により、操作スイッチ群5やリモコンセンサ9のユーザによる操作により日本全国各地の地域が指定されるとこの地域を指定地点として受付ける地点指定受付機能や、この地点設定受付機能により地点が指定されると目的地や経由地として設定する地点設定機能や、車両の現在位置を知るロケーション機能、自動ルート探索およびルート案内等のナビゲーション機能を実行可能になっており、各種指示を受付けると当該処理を実行するようになっている。
<地点指定受付機能や地点設定機能について>
本発明の主旨である制御回路2の地点指定受付機能や地点設定機能について説明する。制御回路2は、ユーザにより緯度および経度が操作スイッチ群5やリモコン14により操作入力されると、目的地や経由地等として位置を受付けるように構成されている。例えばユーザが操作スイッチ群5もしくはリモコン14を使用して目的地を設定する場合、経度および緯度が「東経139度41分42.10秒、北緯35度41分10.70秒」と操作入力されると、制御回路2はその操作入力による指定を受付け、その経度および緯度に対応する東京都庁の地点に目的地を設定する。この場合制御回路2は、表示装置7に東京都庁付近の地図情報を表示させ、東京都庁の地点にポインタを合わせて表示させるようになっている。
また制御回路2は、ユーザにより操作スイッチ群5やリモコン14によりマップコード(登録商標)が操作入力されると、目的地や経由地等として位置を受付けるように構成されている。
図2は、マップコードの説明を示している。
マップコードは、従来よりユーザが全国のうちの所望の地域を最大10〜12桁の数字で指定できるようにコード体系化されているコードである。マップコードは、全国を1162の区画に分割した「ゾーン」、1区画の「ゾーン」をさらに30×30分割した「ブロック」、1区画の「ブロック」をさらに30×30分割した「ユニット」を標準コードとして形成している。
「ゾーン」は、日本を1辺900秒の大きさのメッシュで分割して形成されており、4桁の10進数字で表記される。また、「ブロック」は、1区画の「ゾーン」を緯度方向および経度方向に30×30分割して形成されており、30秒×30秒四方の大きさのメッシュに形成され、3桁の10進数字で表記される。「ユニット」は、1区画の「ブロック」を緯度方向および経度方向に30×30分割して形成されており、1秒×1秒四方の大きさのメッシュに形成され、3桁の10進数字で表記される。この「ユニット」は標準コードの最小単位であり、マップコードの基準単位でもある。
この10桁の標準コードとは別に、拡張用として高分解拡張部が設けられる場合もある。この高分解拡張部は、1区画の「ユニット」を緯度方向および経度方向に3×3分割した「コア」、さらに1区画の「コア」を緯度方向および経度方向に3×3分割した「Sコア」からなっている。「コア」は、1/3秒×1/3秒四方の大きさのメッシュに形成され、1桁の10進数字で表記される。「Sコア」は、1/9秒×1/9秒四方の大きさのメッシュに形成され、1桁の10進数字で表記される。すなわち、高分解拡張部は2桁の10進数字で表記される。
マップコードは、標準コードのみで表記される場合や、これらの標準コードおよび高分解拡張部から表記される場合があり、一例を示すと、「1002777001」もしくは「1002777001*33」というように表記される。このようなマップコードは、本実施形態で説明するナビゲーション装置の他、PDA、電子地図、WEBサイト、携帯電話、タクシー、等に応用されており一般に普及している。
本実施形態では、上述説明した従来のマップコード表記でも受付可能であると共に、これらの表記を拡張し従来より普及しているマップコードの利便性をさらに向上し、この拡張されたマップコードを受付けるようにしたナビゲーション装置1について説明する。指定地域内における方位情報を設定するための実施形態について説明する。
図3および図4は、比較的面積の広い公園を例として、地図データソースに記憶されるデータの説明をするための図を概略的に示している。
図3(a)は、地図データソースに記録される公園の登録場所や公園の外形を示している。以下、公園の入場門が地図データソースに記憶された一例を説明する。これらの入場門にはPOI(Point Of Interest)が割り当てられており、図4に示すテーブルに相当するデータが制御回路2のメモリに記憶されている。
例えば、この公園がマップコード「1002777001」に位置していた場合、制御回路2のメモリには、この公園のマップコードと共に、「N」「S」「W」「E」等で表現可能な方位情報や、当該方位情報の方向に位置する入場門の名称情報やその付近の施設情報、その入場門の位置に対応するマップコードが全て対応して記憶されている(図4参照)。
図3(a)において、北方向に位置している第3入場門(POI3)については北駐車場近郊に位置しており、そのマップコードは「1102090450」で設定されている。また北方向に位置している第4入場門(POI4)については植物園付近に位置しており、そのマップコードは「1102880880」で設定されている。その他については図4参照。尚、この実施形態におけるマップコードは概略的な説明を示しているものであり、実際のコード体系とは異なる場合がある。尚、この方向情報の割当方法は図3(b)に示すように定義されている。
図2及び3(b)は、高分解拡張部の表現形式の説明を示している。
高分解拡張部は、1区画の「ユニット」内において一定法則でそのコード体系が定められており、図2及び3(b)はそのコード体系についての説明を示している。高分解拡張部の「コア」部は、1区画の「ユニット」内の中央部が0と設定されており、中央部に対して、北西方向が2、北方向が3、北東方向が4、西方向が8、東方向が1、南西方向が5、南方向が6、南東方向が7に設定されている。また、この「コア」部内でも同様に「Sコア」部は、中央部が0、その中央部に対して北西方向が2、北方向が3、北東方向が4、西方向が8、東方向が1、南西方向が5、南方向が6、南東方向が7に設定されている。したがって、高分解拡張部が「00」の場合には、1区画の「ユニット」の中央部が設定されることになり、「11」の場合には1区画の「ユニット」の東部が設定されることになり、「88」の場合には1区画の「ユニット」の西部が設定されることになり、「66」の場合には1区画の「ユニット」の南部が設定されることになる。
このようなコード体系の中で、ナビゲーション装置1の制御回路2は、操作スイッチ群5の操作により方位情報(方向情報に相当)を受付可能に構成されているが、詳しくは後述する。
上記構成の作用について、図5および図6をも参照しながら説明する。
図5は、マップコードにより目的地が指定された場合のナビゲーション装置の動作を示している。この図5において、制御回路2が、マップコードによる目的地を指定位置として受付けるときには、マップコードによる方位情報の操作入力が行われたか否かを判定する(ステップS1)。
ナビゲーション装置1の制御回路2は、方位情報として、「N」「E」「W」「S」による英字記号や「↑」「↓」「→」「←」等の矢印記号で受付入力できるようになっており、この方位情報が操作スイッチ群5の操作により操作入力されると、制御回路2はこの操作入力を受付ける。以下、具体的に説明する。
前述したように、「公園」のマップコードが「1002777001」で設定されている場合、操作スイッチ群5の操作により「1002777001N」もしくは「1002777001↑」と操作入力されると、制御回路2は、方位情報が設定されていると判定し(ステップS2:YES)、「N」もしくは「↑」記号を受付け「公園の北部」が指定されていると認識する。
この場合、制御回路2はメモリを参照し、方位情報の設定のみで位置特定ができるか否かを判定する(ステップS3)。すなわち、選択肢が複数あるか否かを判定する。この場合、公園の北部(方向)が指定されているため、制御回路2はメモリに記憶されたマップコード「1002777001」の「N」に対応する地点として「第3入場門」および「第4入場門」として記憶されており、複数存在するためNOと判定される。
制御回路2は、この目的地の選択肢を表示装置7に表示させ、目的地の選択をユーザに促す(ステップS4〜S5)。この表示例を図6に示している。制御回路2は、「公園の北側には2つの入場門があります。どちらかを選択して下さい。」という選択を促すメッセージと共にメモリに記憶されているテーブルを参照し、公園の北側に相当して記憶されている「第3入場門:北駐車場近郊」、「第4入場門:植物園付近」を選択肢として表示装置7に表示させる。ユーザが操作スイッチ群5で操作入力することにより選択肢の中から1つ入場門(例えば第3入場門)を選択すると、制御回路2は、選択された指定位置を目的地として特定する(ステップS6)。制御回路2は、メモリに記憶された情報から「第3入場門」に相当するマップコード「1102090450」が指定された旨と同様であることを認識し、目的地を第3入場門に照準(ポインタ)を合わせるように表示装置7に表示させる。
したがって、マップコード「1002777001」に相当する公園の位置が広い範囲を示していたとしても、方位情報「N」が設定されることにより公園の中の一部の位置を特定することができる。しかも、ユーザが表示装置7に表示された選択肢から第3入場門を選択することで、制御回路2は、その内部処理として「第3入場門」に相当するマップコード「1102090450」が指定されたことを認識することができる。
ところで、制御回路2が、ステップS3において方位情報を設定するのみで位置特定ができるか否かを判定したとき選択肢が1つである場合には、そのままその位置を目的地として特定する(ステップS7)。すなわち図3(a)において「公園の南部」(1002777001S)として指定された場合には、制御回路2は、「1001026026」に相当する位置として認識し、表示装置7に目的地の選択肢を表示させる表示処理やユーザに目的地を選択させる選択処理を行うことなく目的地を特定し、表示装置7に目的地を表示させることができる。この場合、素早く位置を特定することができる。
また、制御回路2は、ステップS1において方位情報の設定入力が行われたにもかかわらず、ステップS2において目的地に方位情報が設定されていないと判定すると、設定された位置に詳細位置が設定されていないことを表示,報知する(ステップS8)。そして、制御回路2は、指定されたマップコードに相当する位置の中央部を目的地として特定して(ステップS9)、表示装置7にポインタを表示させる。
また、他方、公園のマップコードが「1002777001」で設定されている場合、操作スイッチ群5の操作により「1002777001」と操作入力され、方位情報が入力されなかった場合には(ステップS1:NO)、ステップS9においてそのマップコードの中央部を目的地として特定する。したがって、方位情報が設定入力されていてもされていなくても目的地を特定することができる。
このような実施形態によれば、マップコード「1002777001」により全国のうち所望の施設(公園)が指定されると共に方位情報「N」が操作スイッチ群5により操作入力されて指定されると、方位情報を指定地域内における方位として受付け、指定された地域の略中心部に対する方位として受付けるため、指定地域内において方角(方位)を指定することができ、所望の地域が指定された時点で指定地点が広い範囲を示していたとしてもより詳細な位置をユーザが指定することができる。
また、高分解拡張部の指定に代えて、英字記号「N」「E」「W」「S」により指定することができるので、ユーザにとってより分かり易くなる。尚、操作入力されたマップコードが公園等のように特徴的な場所を表していることなく、制御回路2のメモリにマップコードが予め登録設定されていない場合等には、マップコードが「1002777001E」で操作入力された場合に、制御回路2が当該情報を内部的に「1002777001*11」と処理して認識し、高分解拡張部を付加して目的地等の指定地点として受付けるようにしても良い。この場合も同様に、ユーザにとってより分かり易くなる。
制御回路2は、二次元平面内の方位を示す方位情報を方向情報として受付可能になっているので、ユーザは特に二次元平面の方向を指定することができるようになり利便性が向上する。
(第2の実施形態)
図7は第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、方位情報の操作入力の方法にある。第1の実施形態と同一部分について同一符号を付してその説明を省略する。
図7は、目的地を操作入力する際の説明を示している。
制御回路2は、操作スイッチ群5によりマップコードの標準コードが操作入力されたとき、指定されたマップコードの示す位置周辺の地図を表示装置7に表示させると共に、マップコードの「ユニット」に相当する部分に区分し、当該「ユニット」毎に区画するようにグリッドBを表示させる。尚、マップコードの指定方法によっては「ブロック」やその他の部位に区分して表示させるように区画するようにしても良い。
制御回路2は、指定されたマップコードが示す位置に相当する部分のみの表示色を変更させて表示させる(図7にはハッチングして示している)。制御回路2は、操作スイッチ群5のタッチパネルやジョイスティックにより方向(方角,方位)を操作入力受付し、当該操作スイッチ群5により方向(方角,方位)が操作入力されると、表示色を変更させた区画の周囲もしくはその区画内に指定点Cをリアルタイムに移動させる。
その後、操作スイッチ群5に設けられた決定キーが操作入力されると、制御回路2は決定キーを受付け、その方向に対しての操作入力を受付ける。すなわち、英字記号やその他の記号を操作入力することに限らず、操作スイッチ群5やリモコン14によりジョイスティックやその他の方向操作を可能にすることもできる。したがって制御回路2が方位設定を受付ける場合には、ユーザは表示装置7を確認しながら方位設定することができるので、利便性を向上することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような変形および拡張が可能である。
ナビゲーション装置に適用した実施形態を示したが、例えば地図情報を表示部に表示して案内するための案内装置等に適用することもできる。要は、情報を設定受付けする装置であれば何れの装置であっても良い。
マップコードに限らず、数字記号等による識別符号により地点を指定できれば何れのコードで指定できるようにしても良い。
方位情報を指定するための記号として「N」「S」「W」「E」による英字記号により受付ける実施形態を示したが、矢印記号「→」「←」「↑」「↓」により受付可能に構成しても良いし、「NW」等のように複数個の英字記号を組み合わせたり、矢印記号や英字記号を組み合わせたりして受付けるように構成しても良い。
目的地をマップコードで設定するときに方向情報を操作入力可能な実施形態を示したが、これに代えて最初に目的地をマップコードで設定した後、不都合が生じたときにさらに方向情報を付加して操作入力可能に構成しても良い。具体的には、マップコードの標準コードを設定した後に、高分解拡張部を設定するために方向情報を操作入力可能に構成しても良い。
マップコード等に付加する方向情報としては、方位情報に限らず、高低情報(例えば屋上もしくは地下)としても良い。この場合、記号で表現する場合には、英字記号「H」(hi)、「L」(lo)や矢印記号「↑」「↓」で表すようにしても良い。例えばRTK−GPS機能より高精度に位置を特定することができるナビゲーション装置等に適用すればこの位置特定機能をより高精度に実現することができる。
マップコードが例えば「1002S」というように「ゾーン」部分および方位情報のみで指定され、たとえ標準コードの一部のみが操作入力されたとしても、制御回路2が、全てのマップコードを補間するように自動的に変換して「1002015000*55」として受付けて認識するようにしても良い。さらに、マップコードが例えば「1002005S」というように「ゾーン」、「ブロック」および方位情報のみで指定され、たとえ標準コードの一部が欠けて操作入力されたとしても、制御回路2が上述同様に「1002015000*55」として受付けて認識するようにしても良い。
「ゾーン」および方位情報のみで指定する場合には、その操作入力形態は方位情報が先でも「ゾーン」が先でもどちらでも良い。具体的には、制御回路2が、「S1002」もしくは「1002S」のどちらの形態で受付けるように構成しても良い。
「ゾーン」、「ブロック」および方位情報で指定された場合には、その操作入力形態は方位情報が先でも「ゾーン」、「ブロック」が先でもどちらでも良い。具体的には、制御回路2が、「S1002015」もしくは「1002015S」のどちらの形態で受付けるように構成しても良い。
操作入力されたマップコードが公園等のように特徴的な場所を表していることなく、制御回路2のメモリにマップコードが予め登録設定されていない場合等には、マップコードが「1002777001E」で操作入力された場合に、制御回路2が当該情報を内部的に「1002777001*11」と自動的に変換して認識し、高分解拡張部を付加して目的地等の指定地点として受付けるようにしても良い。この場合も同様にユーザにとってより分かり易くなる。
本発明の第1の実施形態を示す概略的な電気的構成図 マップコードと方位の関係を示す図 (a)(b)方向情報の設定に係る説明図 ある地域におけるマップコードの相関関係図 動作を示すフローチャート 画面表示例を示す図 本発明の第2の実施形態における説明図(表示装置にグリッドを表示させた一例を示す図)
符号の説明
図面中、1はナビゲーション装置、2は制御回路、3は位置検出器、4は地図データ入力器、5は操作スイッチ群(操作部)、6は外部メモリ、7は表示装置、8は音声認識装置、9はリモコンセンサ、10は地磁気センサ、11はジャイロスコープ、12は距離センサ、13はGPS受信機、14はリモコン(操作部)である。

Claims (10)

  1. 全国のうち所望の地域が指定されると、当該地域を指定地点として受付ける地点指定受付機能を備えた受付装置において、
    少なくとも1つの方向を指定可能に構成された操作部と、
    所望の地域が指定されると共に前記操作部により方向が指定されると、当該方向情報を指定地域における方向として受付ける受付手段とを備えたことを特徴とする情報設定受付装置。
  2. 前記受付手段は、全国のうち所望の地域を指定地点として数字記号等による識別符号により受付可能に構成されると共に、前記操作部は、少なくとも数字以外の記号を操作入力可能に構成されるものであって、
    前記受付手段は、数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、前記操作部により指定された数字以外の記号により方向情報を受付けるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の情報設定受付装置。
  3. 前記受付手段は、全国のうち所望の地域を指定地点として数字記号等による識別符号により受付可能に構成されると共に、前記操作部は、少なくとも英字記号を操作入力可能に構成されるものであって、
    前記受付手段は、数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、前記操作部により指定された英字記号により方向情報を受付可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の情報設定受付装置。
  4. 前記受付手段は、全国のうち所望の地域を指定地点として数字記号等による識別符号により受付可能に構成されると共に、前記操作部は、少なくとも方向を示す方向情報を操作入力可能に構成されるものであって、
    前記受付手段は、識別符号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、前記操作部により操作入力された方向情報を受付可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の情報設定受付装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の情報設定受付装置を備え、
    所望の地域が指定地点として指定されると共に前記情報設定受付装置の受付手段が方向情報を受付けると、指定された地域および方向情報に基づいて指定地域内の一部の位置を特定する位置特定手段を備えたことを特徴とする位置特定装置。
  6. 全国のうち所望の地域が指定されるとともに、少なくとも1つの方向を指定可能に構成された操作部により方向が指定されると、当該方向情報を前記指定された地域における方向として受付けることを特徴とする情報受付方法。
  7. 数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により指定された数字以外の記号により方向情報を受付けることを特徴とする請求項6記載の情報受付方法。
  8. 数字記号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により指定された英字記号により方向情報を受付けることを特徴とする請求項6または7記載の情報受付方法。
  9. 数字記号等による識別符号により所望の地域を指定地点として受付けるときには、操作部により操作入力された方向情報を受付けることを特徴とする請求項6ないし8の何れかに記載の情報受付方法。
  10. 請求項6ないし9の何れかに記載の情報受付方法を備え、
    所望の地域が指定地点として指定されると共に前記情報受付方法により方向情報が受付けられると、指定された地域および方向情報に基づいて指定地域内の一部の位置を特定することを特徴とする位置特定方法。
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