JP4025785B2 - カラー受像管 - Google Patents

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本発明はシャドウマスクを備えたカラー受像管に関する。
一般に、カラー受像管は、図1に示すように、曲面からなる有効面1の周辺部にスカート部2が設けられたほぼ矩形状のパネル3と、スカート部2に接合された漏斗状のファンネル4とからなる外囲器を有する。パネル3の有効面1の内面に形成された3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン5に対向して、多数の電子ビーム通過孔6が形成された曲面を有するほぼ矩形状のシャドウマスク7が配置されている。シャドウマスク7は、ほぼ矩形枠状のマスクフレーム8により保持されている。シャドウマスク7及びマスクフレーム8からなるシャドウマスク構体9は、マスクフレーム8の各コーナー部あるいは短辺上及び長辺上に略V字状の弾性支持体15の一端を取り付け、この弾性支持体15の他端をパネル3のスカート部2の内壁に植設されたスタッドピン16に係止することにより、パネル3に対して脱着可能に支持されている。ファンネル4のネック10内に3電子ビーム11を放出する電子銃12が配設されている。この電子銃12から放出される3電子ビーム11をファンネル4の外側に装着された偏向装置13が発生する磁界により偏向し、シャドウマスク7を介して蛍光体スクリーン5を水平方向及び垂直方向に走査させることによりカラー画像を表示する。
一般に、カラー受像管の蛍光体スクリーン5上に色ズレのない画像を表示するためには、シャドウマスク7に形成されている電子ビーム通過孔6を通過する3電子ビーム11が蛍光体スクリーン5の3色蛍光体層にそれぞれに正しくランディングしなければならない。
近年、カラー受像管の視認性向上のために、パネル3の有効面1の外面形状が略平面となるように、その曲率を小さくすることが要求されてきている。これに伴い、防爆上の点および視認度の点からも、パネル3の有効面1の内面の曲率も小さくすることが必要となる。
さらに、このパネル1の内面に適切に電子ビームを所望の位置にランディングさせるためにはパネル3とシャドウマスク7との間隔qを適切に確保する必要があり、電子ビーム通過孔6を有するシャドウマスク7の曲率もパネル3の内面の曲率に合わせて小さくしなければならない。
シャドウマスク型カラー受像管では、その動作原理上、シャドウマスク7の電子ビーム通過孔6を通過して蛍光体スクリーン5に到達する電子ビーム11は、電子銃12から放出される全電子ビーム量の1/3以下であり、他の電子ビームはシャドウマスク7に衝突して熱エネルギーに変換される。従って、シャドウマスク7が加熱され、その結果生ずる熱膨張により、シャドウマスク7は蛍光体スクリーン5側に膨出するように変形する、いわゆるドーミングをおこす。このドーミングにより、蛍光体スクリーン5とシャドウマスク7との間隔qが許容範囲を超えると、蛍光体スクリーン5に対する電子ビーム11のランディング位置がずれ、色純度が劣化する。
このシャドウマスク7の熱膨張による電子ビーム11のランディング位置ずれの大きさは、画像パターンの輝度およびそのパターンの継続時間などにより大きく異なる。特に局部的に高輝度画像パターンを表示した場合は、局部的なドーミングが生じ、短時間のうちに局部的なランディング位置ずれが生じる。この局部的なドーミングではランディング位置ずれ量も大きい。
図13に示すように、シャドウマスク7の中心(即ち管軸(Z軸)が交差する点)をP0、管軸に直交し長辺に平行な軸を長軸(X軸)、管軸及び長軸に直交し短辺に平行な軸を短軸(Y軸)とする。また、長軸に沿った中心P0とシャドウマスクの有効領域端との間隔をWとする。上記の局部的なドーミングは、高輝度パターンを、中心P0から(2/3)×Wだけ離れた長軸上の点P1を含む楕円状の領域30に対応する蛍光体スクリーン5上の領域に表示した場合に最も大きく現れ、この領域30に対応する蛍光体スクリーン5上の領域で電子ビームのランディング位置ずれが最も大きくなる。
シャドウマスク7の曲率が小さくなるとドーミング量が大きくなるため、電子ビームのランディング位置ずれ量も大きくなり、色純度が大幅に劣化する。このため、パネル3の有効面1の外面がほぼ平坦なカラー受像管では、ドーミングを抑制するため、シャドウマスク7の材料として、一般に、熱膨張係数の低い、鉄およびニッケルを主成分とする合金が使用されている。例えば36Niアンバー合金(後述する表3を参照)などの鉄−ニッケル系合金が使用される。このような合金の熱膨張係数は0〜100℃で1〜2×10-6であり、ドーミング抑制に対しては有効である反面、高コストであり、更に、鉄−ニッケル系合金は焼鈍後に大きな弾性を有するため、曲面成型加工が難しく、所望の曲面を得るのが難しい。例えば、900℃もの高温で焼鈍しても降伏点強度は28×107N/m2程度であり、一般に成型加工が容易であるとされる降伏点強度である20×107N/m2以下にするためにはかなりの高温処理が必要になる。特に、パネル外面が平坦なカラー受像管においては、シャドウマスク7の曲率が小さいため、成型加工はさらに難しい。
成型加工が不十分で、且つ成型後に不所望な応力がシャドウマスク7に残留している場合、カラー受像管の製造工程の中で残留応力がシャドウマスク7の形状変化を生じさせ、これが電子ビームのビームランディング位置ずれを招き、色純度が大きく劣化することになる。
一方、高純度の鉄を主成分とする材料であれば、800℃程度の焼鈍で降伏点強度を20×107N/m2以下にすることができるため、成型加工は非常に容易である。従って、アンバー合金では必須である成型加工時の金型温度を高温に保つ必要がなく、生産性も良好である。
しかし、このような高純度の鉄を主成分とする材料の熱膨張係数は0〜100℃で約12×10-6と大きく、ドーミングに対しては不利であり、特にパネル3の有効面1の外面がほぼ平坦なカラー受像管に適用した場合には、色純度が著しく劣化し、大きな問題となる。
特許文献1には、長軸方向の曲率半径がほぼ無限大であり、短軸方向の曲率半径が長軸方向の位置にかかわらずほぼ一定である、略円筒面状のシャドウマスクが開示されている。このようなシャドウマスクでもドーミング抑制に対してある程度の効果を有する。ところが、安価な鉄材を使用した場合には十分な効果が得られないという問題があった。
また、特許文献2には、パネル内面の曲率半径を規定することにより、シャドウマスクの材料に安価な鉄材を用いた陰極線管が開示されている。しかしながら、この陰極線管も上記特許文献1と同様に十分なドーミング抑制効果が得られない。十分なドーミング抑制効果を得ようとすると、高価なインバー材を用いた場合と比較してパネル重量が増加してしまうという問題があった。
特開平10−199436号公報 特開2004−31305号公報
上述したように、視認度向上のためパネル3の有効面1の外面の曲率を小さくした場合、シャドウマスク7の材料として鉄およびニッケルを主成分とする合金を使用した場合には曲面成型が難しく、所望の曲面が得られないことがあり、一方、安価で成形性の良好な鉄材を使用した場合にはカラー受像管の動作時のシャドウマスク7の局部的ドーミングにより、電子ビームのランディング位置ずれが生じ、本来発光すべき蛍光体以外の蛍光体を発光させ、カラー受像管の色純度が劣化する。
本発明は、良好な視認性を有し、安価で成形性の良好な材料からなるシャドウマスクを備えながら、ドーミングによる色純度の劣化が少ないカラー受像管を提供することを目的とする。
本発明のカラー受像管は、パネルと、前記パネルの内面に形成された略矩形状の蛍光体スクリーンと、前記蛍光体スクリーンに対向して配置された、多数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマスクとを備える。前記パネルの外表面の曲率半径が10,000mm以上である。前記シャドウマスクは鉄を95%以上含む材料からなる。
本発明の第1のカラー受像管では前記シャドウマスクの多数の電子ビーム通過孔が形成された有効領域の中心P0を通り、管軸及び長軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件1を満足する。また、前記曲線C1と前記シャドウマスクの有効領域端との交点を長軸端PL、前記中心P0から前記長軸端PLまでの長軸に沿った距離をW、中心P0から長軸方向に2/3×Wだけ離れた前記曲線C1上の点をP1としたとき、前記点P1を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件2を満足する。
条件1:前記長軸端PLでの中心P0に対する落ち込み量をZPLとしたとき、中心P0と長軸端PLとの間の前記曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPL・(1−0.7))/W 2 }d 2 +{(ZPL・0.7)/W 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPL・(1−1.2))/W 2 }d 2 +{(ZPL・1.2)/W 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0に対する管軸方向の落ち込み量である)
条件2:前記曲線C2と前記シャドウマスクの有効領域端との交点をP2、前記点P1から前記点P2までの短軸方向に沿った距離をH2、前記点P2での前記点P1に対する落ち込み量をZP2としたとき、前記点P1と前記点P2との間の前記曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZP2・(1+0.4))/H2 2 }d 2 +{(ZP2・(−0.4))/H2 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZP2・(1−0))/H2 2 }d 2 +{(ZP2・0)/H2 4 }・d 4
表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1に対する管軸方向の落ち込み量である)
本発明の第2のカラー受像管では前記パネルの有効領域の中心P0’を通り、管軸及び長軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件1’を満足する。また、前記曲線C1’と前記パネルの内面の有効領域端との交点を長軸端PL’、前記中心P0’から前記長軸端PL’までの長軸に沿った距離をW’、中心P0’から長軸方向に2/3×W’だけ離れた前記曲線C1’上の点をP1’としたとき、前記点P1’を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件2’を満足する。
条件1’:前記長軸端PL’での中心P0’に対する落ち込み量をZPL’としたとき、中心P0’と長軸端PL’との間の前記曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPL’・(1−0.7))/W’2}d2+{(ZPL’・0.7)/W’4}・d4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPL’・(1−1.2))/W’2}d2+{(ZPL’・1.2)/W’4}・d4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0’から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0’から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
条件2’:前記曲線C2’と前記パネルの内面の有効領域端との交点をP2’、前記点P1’から前記点P2’までの短軸方向に沿った距離をH2’、前記点P2’での前記点P1’に対する落ち込み量をZP2’としたとき、前記点P1’と前記点P2’との間の前記曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZP2’・(1+0.4))/H2’ 2 }d 2 +{(ZP2’・(−0.4))/H2’ 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZP2’・(1−0))/H2’ 2 }d 2 +{(ZP2’・0)/H2’ 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1’から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1’に対する管軸方向の落ち込み量である)
本発明によれば、視認性が良好で、ドーミングによる色純度の劣化が少ない、安価なシャドウマスクを具備するカラー受像管を提供することができる。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管の断面図である。カラー受像管は、画像が表示される有効面1の周辺部にスカート部2が設けられたほぼ矩形状のパネル3と、スカート部2に接合された漏斗状のファンネル4とからなる外囲器を有する。パネル3の有効面1の内面に形成された3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン5に対向して、多数の電子ビーム通過孔6が形成された曲面を有するほぼ矩形状のシャドウマスク7が配置されている。シャドウマスク7は、略L字状の断面を有し、ほぼ矩形枠状のマスクフレーム8により保持されている。シャドウマスク7及びマスクフレーム8からなるシャドウマスク構体9は、マスクフレーム8の各コーナー部あるいは短辺上及び長辺上に略V字状の弾性支持体15の一端を取り付け、この弾性支持体15の他端をパネル3のスカート部2の内壁に植設されたスタッドピン16に係止することにより、パネル3に対して脱着可能に支持されている。ファンネル4のネック10内に3電子ビーム11を放出する電子銃12が配設されている。この電子銃12から放出される3電子ビーム11をファンネル4の外側に装着された偏向装置13が発生する磁界により偏向し、シャドウマスク7を介して蛍光体スクリーン5を水平方向及び垂直方向に走査させることによりカラー画像を表示する。
カラー受像管の蛍光体スクリーン5上に色ズレのない画像を表示するためにはシャドウマスク7に形成されている電子ビーム通過孔6を通過する3電子ビーム11が蛍光体スクリーン5の3色蛍光体層にそれぞれ正しくランディングしなければならない。このためには、パネル3とシャドウマスク7の相対的位置を正しく保つことが必要である。
近年、カラー受像管の視認性向上のため、パネル3の有効面1の外面形状は、曲率半径が10,000mm以上の略平面にされつつあり、これに伴ってシャドウマスク7も略平面化しなければならない。
シャドウマスク7の曲率を小さくすると、曲面の成型が難しくなるが、鉄を95%以上含む材料を使用することで、低コストで曲面の成型性を大幅に改善することができる。
しかし、このような材料は熱膨張係数が大きいために、局部的な高輝度画像パターンを表示したとき、局部的なドーミングが生じ、電子ビームのランディング位置ずれが大きくなる。
この対策として、シャドウマスク7の曲率を大きくし、これに対応してパネル3の内面の曲率も大きくすることが考えられる。
しかし、この場合、パネル3の周辺の肉厚が大きくなることにより、パネル3の製造過程で熱応力により割れが生じたり、輝度が劣化したり、重量が増加したりするなどの問題が生じる。
本発明はこのような問題を解決することができる。その一実施例を以下に示す。
図2は、対角有効寸法51cm、アスペクト比4:3、パネル3の有効面1の外面の曲率半径が20,000mmのカラー受像管に使用されるシャドウマスク7表面の落ち込み量を示した図である。ここで、落ち込み量とは、シャドウマスク7の表面(蛍光体スクリーン5に対向する面)の管軸(Z軸)方向の変位量(電子銃12側を正とする)を意味する。
図3に示すように、略矩形状のシャドウマスク7の中心(即ち、管軸(Z軸)が交差する点)をP0、管軸に直交し長辺に平行な軸を長軸(X軸)、管軸及び長軸に直交し短辺に平行な軸を短軸(Y軸)とする。
図2において、「長軸」は、図3において、中心P0を通り、管軸及び長軸に平行な平面が交差するシャドウマスク7の表面上の曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線である。このとき、図2の横軸の「座標」が0の位置(基準点)は中心P0である。
図2において、「長軸中間軸」は、図3において、曲線C1とシャドウマスク7の有効領域端との交点を長軸端PL、中心P0と長軸端PLとの長軸に沿った距離をW、中心P0から長軸方向に(2/3)×Wだけ離れたシャドウマスク7(曲線C1)上の点をP1としたとき、点P1を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差するシャドウマスク7の表面上の曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線である。このとき、図2の横軸の「座標」が0の位置(基準点)は点P1である。本発明において、シャドウマスク7の「有効領域」とは、多数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマスク7上の領域を意味する。
図2において、「短軸」は、図3において、中心P0を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差するシャドウマスク7の表面上の曲線C3に沿った落ち込み量の変化曲線である。このとき、図2の横軸の「座標」が0の位置(基準点)は中心P0である。
図2において、「短辺」は、図3において、長軸端PLを通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差するシャドウマスク7の表面上の曲線C4に沿った落ち込み量の変化曲線である。このとき、図2の横軸の「座標」が0の位置(基準点)は長軸端PLである。
図2の縦軸は、中心P0に対する落ち込み量を示す。
本実施例ではシャドウマスク7が、曲線C1、C2に沿った図2に示す落ち込み量変化曲線が以下に示す条件を満足するスプライン曲面である。
曲線C1に沿った図2に示す落ち込み量変化曲線は以下の条件1を満足する。
条件1:図3に示すように、シャドウマスク7の中心P0から長軸端PLまでの長軸に沿った距離をW、長軸端PLでの中心P0に対する落ち込み量をZPLとしたとき、中心P0と長軸端PLとの間の曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPL・(1−0.7))/W 2 }d 2 +{(ZPL・0.7)/W 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPL・(1−1.2))/W 2 }d 2 +{(ZPL・1.2)/W 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0に対する管軸方向の落ち込み量である)
曲線C2に沿った図2に示す落ち込み量変化曲線は以下の条件2を満足する。
条件2:図3に示すように、曲線C2とシャドウマスク7の有効領域端との交点を点P2、点P1から点P2までの短軸方向に沿った距離をH2、点P2での点P1に対する落ち込み量をZP2としたとき、点P1と点P2との間の曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZP2・(1+0.4))/H2 2 }d 2 +{(ZP2・(−0.4))/H2 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZP2・(1−0))/H2 2 }d 2 +{(ZP2・0)/H2 4 }・d 4
表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1に対する管軸方向の落ち込み量である)
更に、曲線C3に沿った図2に示す落ち込み量変化曲線が以下に示す条件3を満足することが好ましい。
条件3:図3に示すように、曲線C3とシャドウマスク7の有効領域端との交点を短軸端PS、中心P0から短軸端PSまでの短軸に沿った距離をH3、短軸端PSでの中心P0に対する落ち込み量をZPSとしたとき、中心P0と短軸端PSとの間の曲線C3に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPS・(1−0.2))/H3 2 }d 2 +{(ZPS・0.2)/H3 4 }・d 4
で表されるち込み量曲線よりも落ち込み量が大きい側に位置する(ここで、dは前記中心P0から短軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0に対する管軸方向の落ち込み量である)
また、曲線C4に沿った図2に示す落ち込み量変化曲線が以下に示す条件4を満足することが好ましい。
条件4:図3に示すように、曲線C4とシャドウマスク7の対角線との交点を対角端PD、長軸端PLから対角端PDまでの短軸方向に沿った距離をH4、対角端PDでの長軸端PLに対する落ち込み量をZPDとしたとき、長軸端PLと対角端PDとの間の曲線C4に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPD・(1+0.4))/H4 2 }d 2 +{(ZPD・(−0.4))/H4 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPD・(1−0))/H4 2 }d 2 +{(ZPD・0)/H4 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前長軸端PLから短軸方向に沿った距離、Zは前記長軸端PLから短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記長軸端PLに対する管軸方向の落ち込み量である)
図4は、曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線とドーミングとの関係を示した図である。下記式5において、L=190mm、Ze=10.87mmとしてrfを変化させて曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線を求め、それぞれの場合におけるドーミング量を求めたものである。
式5:
Z={(Ze・(1−rf))/L2}d2+{(Ze・rf)/L4}・d4
ここで、Zはシャドウマスク上の基準点から管軸に垂直な一方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記基準点に対する管軸方向の落ち込み量、Lは前記基準点から、前記基準点を通り管軸及び前記一方向に平行な平面に含まれるシャドウマスクの有効領域端までの管軸に垂直な方向に沿った距離、Zeはこの有効領域端での前記基準点に対する管軸方向の落ち込み量である。
図4において、「長軸中間」とあるのは、中心P0と長軸端PLとの中央位置でのドーミング量を示し、「対角中間」とあるのは、中心P0と対角端PDとの中央位置でのドーミング量を示し、「平均」とあるのは、両位置でのドーミング量の平均値を示している。これらの位置ではシャドウマスク内においてドーミング量が最大となりやすい。
図4によれば、rfが1.1付近のときに両位置でのドーミング量のバランスが良い。rfが1.2より大きくなると、落ち込み量変化曲線に曲率が反転する部分(即ち、変曲点)が現れ易くなり、シャドウマスクの強度が低下したり、製造が困難になったりする。上記の条件1を満足する0.7≦rf≦1.2とすることにより、強度や成形性を確保しながら、ドーミングを抑制することができる。
図5は、曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線とドーミングとの関係を示した図である。下記式5において、L=143mm、Ze=8.21mmとしてrfを変化させて曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線を求め、それぞれの場合におけるドーミング量を求めたものである。
式5:
Z={(Ze・(1−rf))/L2}d2+{(Ze・rf)/L4}・d4
図5において、「長軸中間」とあるのは、中心P0と長軸端PLとの中央位置でのドーミング量を示し、「対角中間」とあるのは、中心P0と対角端PDとの中央位置でのドーミング量を示し、「平均」とあるのは、両位置でのドーミング量の平均値を示している。これらの位置ではシャドウマスク内においてドーミング量が最大となりやすい。
一般に、曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線はドーミングに対して特に大きな影響を及ぼす。図5によれば、上記の条件2を満足する−0.4≦rf≦0のときには、両位置でのドーミング量のバランスが良く、これらの平均値も小さくなっており、効果的にドーミングが抑制されることがわかる。
なお、図4、図5は図2に示した実施例と同じL及びZeを用いて落ち込み量変化曲線を変化させたものであるが、一般に、LやZeの値に関わらず、上記の効果が得られる。即ち、基準点と、この基準点から距離Lの地点(端点)との間を結ぶ落ち込み量変化曲線が上記の本発明の条件を満足していれば、本発明のドーミング抑制効果を得ることができる。
表1は、曲線C1及び曲線C2に沿った上記式5で求められる落ち込み量変化曲線においてrfを3通りに変えたときの、ドーミングによる画面上での電子ビーム移動量の最大値を示している。L及びZeの値は上記の図4及び図5と同じ値を用いている。
Figure 0004025785
上記の条件1,2を満足する場合には、電子ビームの移動量を低減できることがわかる。このように、ドーミングは、曲線C1及び曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線により大きな影響を受ける。
更に、曲線C3に沿った落ち込み量変化曲線が上記の条件3を満足すると以下のような効果が得られるので好ましい。第1に、点P1よりもやや中心P0寄りの領域でのドーミングを改善することができる。第2に、シャドウマスク7の曲面保持強度(外力に対して曲面形状を保持し得る強度)を向上することができる。例えば、曲線C3に沿った落ち込み量変化曲線が、rf=0である上記式5によって表されるシャドウマスクは、rf=0.6である上記式5によって表されるシャドウマスクに比べて曲面保持強度は約35%向上する。
また、曲線C4に沿った落ち込み量変化曲線が上記の条件4を満足すると以下のような効果が得られる。第1に、点P1よりやや外側寄りの領域でのドーミングを改善することができる。第2に、落ち込み量変化曲線の曲率が反転する(即ち、落ち込み量変化曲線が変曲点を有する)のを防止できる。第3に、違和感ないスクリーン形状が得られる。
表2は、画面対角有効寸法が3通りのカラー受像管において、シャドウマスクが各種表面形状を有する場合における点P1でのドーミングによる電子ビーム移動量をまとめたものである。表2において、「単一曲率半径」とは、シャドウマスクが、曲率半径Rの球面の一部を切り取った形状を有する場合を示す。「短軸方向円筒面」とは、上述した特許文献1に示されているように、シャドウマスクが、短軸方向の曲率半径が長軸方向の位置関わらず一定である円筒面形状を有する場合を示す。「スプライン近似」とは、シャドウマスクの有効領域の表面形状を、長軸方向をx、短軸方向をyとしてxとyのスプライン近似曲面で構成した場合を示す。「4次関数近似」とは、シャドウマスクの有効領域の表面形状を、長軸方向をx、短軸方向をyとしてxとyの4次関数近似曲面で構成した場合を示す。本発明の上記条件1〜4は、「スプライン近似」及び「4次関数近似」では満足される。比較しやすいように、同一の画面対角有効寸法では対角端での落ち込み量は同一にしてある。
対角有効寸法が51cmの「スプライン近似」のシャドウマスクの曲線C1〜C4に沿った落ち込み量変化曲線は図2に示した通りである。対角有効寸法が36cmの「スプライン近似」のシャドウマスクの曲線C1〜C4に沿った落ち込み量変化曲線を図6に、対角有効寸法が60cmの「スプライン近似」のシャドウマスクの曲線C1〜C4に沿った落ち込み量変化曲線を図7に、それぞれ示す。
図6は、対角有効寸法36cm、アスペクト比4:3、パネル3の有効面1の外面の曲率半径が20,000mmのカラー受像管に使用される、スプライン近似された曲面を有する本発明の一実施例に係るシャドウマスク表面の落ち込み量を図2と同様に示した図である。また、図7は、対角有効寸法60cm、アスペクト比4:3、パネル3の有効面1の外面の曲率半径が20,000mmのカラー受像管に使用される、スプライン近似された曲面を有する本発明の一実施例に係るシャドウマスク表面の落ち込み量を図2と同様に示した図である。
Figure 0004025785
表2によれば、画面の寸法に関わらず、本発明の条件1〜4を満足する場合にはドーミングによる電子ビームの移動量を大幅に低減できることが分かる。「短軸方向円筒面」の場合には、電子ビーム移動量はある程度低減できるが、このようなシャドウマスクに対応した、外表面が略平面のパネルを作成すると、短軸端でのパネルの肉厚を厚くする必要がある(約10mm)。その結果、パネルの重量が大幅に増大し、コストの増加を招く。更に、パネルの中央と短軸端での肉厚差が大きくなるので、カラー受像管の製造時の熱工程において熱歪によるパネル割れが増加する。本発明によれば、パネル重量は「単一曲率半径」の場合と同等でありながら、ドーミングを大幅に抑制することができる。本発明では、対角端での落ち込み量の如何に関わらずドーミング抑制効果が得られる。従って、例えば対角有効寸法が51cmのパネルであれば、高価なインバー材を用いた場合のパネル重量(9.5kg)と同等のパネル重量でドーミング抑制効果が得られる。
シャドウマスクの画面中央付近に発生するドーミングは電子ビームのランディング位置の移動に影響を与えにくいためほとんど問題とならない。本発明では、この問題とならない画面中央付近でのドーミングを、許容範囲が最も厳しい点P1付近でのドーミングに対して相対的に大きくしている。これにより、点P1付近でのドーミングを抑制することができる。
図8は、図2に示したシャドウマスクの曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線(「長軸中間軸」)と本発明の条件2との関係を示した図である。点線が本実施例の落ち込み量変化曲線を示し、「rf=−0.4」は条件2における第1落ち込み量曲線を示し、「rf=0」は条件2における第2落ち込み量曲線を示している。点線で示される本実施例の落ち込み量変化曲線は、短軸と平行な方向には点P1から点P2までの距離H2=143mmにわたっているが、このうちの66%にあたる95mmの部分は第1落ち込み量曲線と第2落ち込み量曲線との間に位置している。落ち込み量変化曲線の全部分が、第1落ち込み量曲線と第2落ち込み量曲線との間に位置していることが最も好ましいが、少なくともその60%が第1落ち込み量曲線と第2落ち込み量曲線との間に位置していれば、ドーミング抑制効果を得ることができる。
図9は、表2に示した、対角有効寸法51cmの単一曲率半径を有するシャドウマスクの曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線と本発明の条件1との関係を示した図である。点線がこのシャドウマスクの曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線を示し、「rf=0.7」は条件1における第1落ち込み量曲線を示し、「rf=1.2」は条件1における第2落ち込み量曲線を示している。この例では、中心P0と長軸端PLとの間の曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線の全部分が、第1落ち込み量曲線と第2落ち込み量曲線との間に存在していない。
図3に示したように、シャドウマスク7の中心P0から有効領域端までの距離が、対角軸上でD、長軸上でW、短軸上でH3、中央P0に対する落ち込み量が有効領域の対角端でZMD、長軸端でZMH、短軸端でZMVとすると、
式3:ZMD>1.4×ZMH>ZMV
式4:ZMD/D>0.06
を満足することが好ましい。
式3は、長軸端での落ち込み量ZMHを規定している。長軸端での落ち込み量ZMHを大きくしすぎるとドーミング特性の劣化を招く。式3を満足することにより、適切なドーミング抑制効果が得られる。
式4は、対角端での落ち込みの程度を規定している。ZMD/Dが大きいほど、ドーミングに対して最も大きな影響を有する曲線C2に沿った曲率が大きくなるので、大きなドーミング抑制効果が得られる。但し、後述する実施の形態2に示すように、ZMD/Dを大きくしすぎると、パネルの画面有効領域の対角端での肉厚も大きくなる傾向がある。従って、パネルの肉厚の許容上限内においてZMD/Dを大きく設定することが好ましい。
上述した図2のシャドウマスクでは、ZMD/D=0.071、ZMD=16.8mm、ZMV=5.9mm、ZMH=10.9mmとした。
以上のように、本実施の形態によれば、パネル3の有効面1の外面は上記のように十分に平坦化されており、良好な視認性を有する。また、シャドウマスク7の材料として、例えば熱膨張係数が0〜100℃で12×10-6の高純度の鉄からなる表3に示すアルミキルド脱炭鋼を用いることができるので、安価でありながら成形性が良好である。そして、上記のようにドーミングを抑えることができるので、ドーミングによる色純度の劣化の少ないカラー受像管を提供できる。
Figure 0004025785
シャドウマスク7の有効領域の表面に酸化ビスマスなどのコーティングを施しても良く、これによりドーミングを更に抑制することができる。
(実施の形態2)
カラー受像管においては、パネル3とシャドウマスク7との間隔qが画面の全範囲にわたって適正に設定されることが好ましい。このため、パネル3の内面はシャドウマスク7の曲面と曲率が近似していることが好ましい。シャドウマスク7が鉄を95%以上含む材料からなり、その表面を実施の形態1で説明したような、ドーミング抑制に効果的な形状に設定した場合、パネル3の内面は実施の形態1と類似する条件を満足することが好ましい。この理由は以下の通りである。
蛍光体スクリーン5は、シャドウマスク7をマスクとして用いた露光法により形成される。即ち、図10に示すように、赤、緑、青の3色蛍光体ストライプは、それぞれ露光装置の光源18R、18G、18Bからの光線を電子ビームの軌道に近似させてパネル3の内面に照射することにより得られる。
このとき、上記間隔qを、図11(A)に示されているように、s=2/3PHPとなるように設定することで均一な蛍光体ストライプが得られる。ここで、PHPは、赤R、緑G、青Bの3色蛍光体ストライプの配列ピッチであり、シャドウマスクの電子ビーム通過孔の配列ピッチにより一義的に決定される。sは、赤の蛍光体ストライプRの中心と青の蛍光体ストライプBの中心との間隔であり、間隔qにより変化する。しかし、図11(B)に示すようにs<2/3PHPであったり、図11(C)に示すようにs>2/3PHPであったりすると、黒色非発光層(ブラックストライプ)17の幅を十分に確保することができず、カラー受像管の動作時に色純度の劣化を招きやすい。また、ピッチPHPが大きいほど黒色非発光層17の幅を十分に確保できるが、大きくすぎると解像度の劣化を招く。
そこで、本実施の形態に係るカラー受像管のパネルの内面は以下のように構成される。
図3と同様にして、パネル3の内面の略矩形状の有効領域の中心(即ち、管軸(Z軸)が交差する点)をP0’、管軸に直交し長辺に平行な軸を長軸(X軸)、管軸及び長軸に直交し短辺に平行な軸を短軸(Y軸)とする。
中心P0’を通り管軸及び長軸に平行な平面がパネル3の内面と交差して得られる曲線C1’を定義する。
曲線C1’とパネル3の内面の有効領域端との交点を長軸端PL’、中心P0’から長軸端PL’までの長軸に沿った距離をW’、中心P0’から長軸方向に(2/3)×W’だけ離れたパネル3の内面(曲線C1’)上の点をP1’としたとき、点P1’を通り、管軸及び短軸に平行な平面がパネル3の内面と交差して得られる曲線C2’を定義する。
中心P0’を通り、管軸及び短軸に平行な平面がパネル3の内面と交差して得られる曲線C3’を定義する。
長軸端PL’を通り、管軸及び短軸に平行な平面がパネル3の内面と交差して得られる曲線C4’を定義する。
曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線は以下の条件1’を満足する。
条件1’:長軸端PL’での中心P0’に対する落ち込み量をZPL’としたとき、中心P0’と長軸端PL’との間の曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPL’・(1−0.7))/W’2}d2+{(ZPL’・0.7)/W’4}・d4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPL’・(1−1.2))/W’2}d2+{(ZPL’・1.2)/W’4}・d4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0’から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0’から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線は以下の条件2’を満足する。
条件2’:曲線C2’とパネル3の内面の有効領域端との交点を点P2’、点P1’から点P2’までの短軸方向に沿った距離をH2’、点P2’での点P1’に対する落ち込み量をZP2’としたとき、点P1’と点P2’との間の曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZP2’・(1+0.4))/H2’ 2 }d 2 +{(ZP2’・(−0.4))/H2’ 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZP2’・(1−0))/H2’ 2 }d 2 +{(ZP2’・0)/H2’ 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1’から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1’に対する管軸方向の落ち込み量である)
条件1’及び条件2’を満足することにより、実施の形態1に示したシャドウマスク7を備えたカラー受像管において、露光法により蛍光体スクリーン5を形成する場合に、均一幅の黒色非発光層17を形成することができる。
更に、曲線C3’に沿った落ち込み量の変化曲線が以下に示す条件3’を満足することが好ましい。
条件3’:曲線C3’とパネル3の内面の有効領域端との交点を短軸端PS’、中心P0’から短軸端PS’までの短軸に沿った距離をH3’、短軸端PS’での中心P0’に対する落ち込み量をZPS’としたとき、中心P0’と短軸端PS’との間の曲線C3’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPS’・(1−0.2))/H3’ 2 }d 2 +{(ZPS’・0.2)/H3’ 4 }・d 4
で表されるち込み量曲線よりも落ち込み量が大きい側に位置する(ここで、dは前記中心P0’から短軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0’に対する管軸方向の落ち込み量である)
この条件3’を満足することにより、ドーミングが発生した場合でも電子ビームが所望する蛍光体以外の蛍光体にランディングしにくくなり、色純度の劣化を防止できる。
また、曲線C4’に沿った落ち込み量の変化曲線が以下に示す条件4’を満足することが好ましい。
条件4’:曲線C4’とパネル3の内面の対角線との交点を対角端PD’、長軸端PL’から対角端PD’までの短軸方向に沿った距離をH4’、対角端PD’での長軸端PL’に対する落ち込み量をZPD’としたとき、長軸端PL’と対角端PD’との間の曲線C4’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
Z={(ZPD’・(1+0.4))/H4’ 2 }d 2 +{(ZPD’・(−0.4))/H4’ 4 }・d 4
で表される第1落ち込み量曲線と
Z={(ZPD’・(1−0))/H4’ 2 }d 2 +{(ZPD’・0)/H4’ 4 }・d 4
で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前長軸端PL’から短軸方向に沿った距離、Zは前記長軸端PL’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記長軸端PL’に対する管軸方向の落ち込み量である)
この条件4’を満足することにより、パネルの画像表示面の形状の違和感が緩和される。
本発明において、パネル3の内面の「有効領域」とは、赤、緑、青の3色蛍光体層が形成されたパネル3の内面上の領域を意味する。
図12は、パネル3の対角端PD’での中心P0’に対する肉厚比と、そのときの対角端PD’での中心P0’に対する輝度比との関係を示した図である。図12から分かるように、対角端PD’での肉厚比が大きくなるほど、画面の周辺輝度が低下する。そこで、パネル1の中心P0’での肉厚をTC、対角端PD’での肉厚をTDとしたとき、TD/TC<2.1であることが好ましい。これにより、パネル3の中心P0’での透過率を40〜60%とすることで高コントラストでありながら周辺での輝度劣化も問題とならない程度にすることができる。実施の形態1の図2に示したシャドウマスクを備えたカラー受像管では、TD/TC=1.9である。
本発明の利用分野は特に限定されず、例えばテレビジョンまたはコンピュータディスプレイ等のカラー受像管に広範囲に利用できる。
カラー受像管の概略構成を示した断面図 本発明の実施の形態1に対応した対角有効寸法51cmのカラー受像管用の一実施例に係るシャドウマスクの落ち込み量変化曲線を示した図 本発明が着目するシャドウマスク上の曲線を説明するための模式図 本発明の実施の形態1に対応した一実施例に係るシャドウマスクにおいて、曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線とドーミングとの関係を示す図 本発明の実施の形態1に対応した一実施例に係るシャドウマスクにおいて、曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線とドーミングとの関係を示す図 本発明の実施の形態1に対応した対角有効寸法36cmのカラー受像管用の一実施例に係るシャドウマスクの落ち込み量変化曲線を示した図 本発明の実施の形態1に対応した対角有効寸法60cmのカラー受像管用の一実施例に係るシャドウマスクの落ち込み量変化曲線を示した図 本発明の実施の形態1に対応した対角有効寸法51cmのカラー受像管用のシャドウマスクの一実施例において、曲線C2に沿った落ち込み量変化曲線と本発明の条件2との関係を示した図 単一曲率半径を有するシャドウマスクの曲線C1に沿った落ち込み量変化曲線と本発明の条件1との関係を示した図 蛍光体ストライプの形成方法を示す概略図 (A)は理想的な蛍光体スクリーンの拡大正面図、(B),(C)は不適切な蛍光体スクリーンの拡大正面図 本発明の実施の形態2において、パネルの対角端での肉厚と輝度との関係を示した図 局部的なドーミングが発生する位置の一例を示したシャドウマスクの有効領域の正面図
符号の説明
1 パネル有効面
2 パネルのスカート部
3 パネル
4 ファンネル
5 蛍光体スクリーン
6 電子ビーム通過孔
7 シャドウマスク
8 マスクフレーム
9 シャドウマスク構体
10 ネック
11 電子ビーム
12 電子銃
13 偏向装置
17 黒色非発光層

Claims (6)

  1. パネルと、
    前記パネルの内面に形成された略矩形状の蛍光体スクリーンと、
    前記蛍光体スクリーンに対向して配置された、多数の電子ビーム通過孔が形成された有効領域を有するシャドウマスクと
    を備えたカラー受像管であって、
    前記パネルの外表面の曲率半径が10,000mm以上であり、
    前記シャドウマスクは鉄を95%以上含む材料からなり、
    前記シャドウマスクの有効領域の中心P0を通り、管軸及び長軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件1を満足し、
    前記曲線C1と前記シャドウマスクの有効領域端との交点を長軸端PL、前記中心P0から前記長軸端PLまでの長軸に沿った距離をW、中心P0から長軸方向に2/3×Wだけ離れた前記曲線C1上の点をP1としたとき、前記点P1を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件2を満足することを特徴とするカラー受像管。
    条件1:前記長軸端PLでの中心P0に対する落ち込み量をZPLとしたとき、中心P0と長軸端PLとの間の前記曲線C1に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPL・(1−0.7))/W2}d2+{(ZPL・0.7)/W4}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZPL・(1−1.2))/W2}d2+{(ZPL・1.2)/W4}・d4
    で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0に対する管軸方向の落ち込み量である)。
    条件2:前記曲線C2と前記シャドウマスクの有効領域端との交点をP2、前記点P1から前記点P2までの短軸方向に沿った距離をH2、前記点P2での前記点P1に対する落ち込み量をZP2としたとき、前記点P1と前記点P2との間の前記曲線C2に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZP2・(1+0.4))/H22}d2+{(ZP2・(−0.4))/H24}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZP2・(1−0))/H22}d2+{(ZP2・0)/H24}・d4
    表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1に対する管軸方向の落ち込み量である)。
  2. 前記シャドウマスクの前記中心P0を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C3に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件3を満足し、
    前記長軸端PLを通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記シャドウマスクの表面上の曲線C4に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件4を満足することを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
    条件3:前記曲線C3と前記シャドウマスクの有効領域端との交点を短軸端PS、前記中心P0から前記短軸端PSまでの短軸に沿った距離をH3、前記短軸端PSでの前記中心P0に対する落ち込み量をZPSとしたとき、前記中心P0と前記短軸端PSとの間の前記曲線C3に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPS・(1−0.2))/H32}d2+{(ZPS・0.2)/H34}・d4
    で表される落ち込み量曲線よりも落ち込み量が大きい側に位置する(ここで、dは前記中心P0から短軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0に対する管軸方向の落ち込み量である)。
    条件4:前記曲線C4と前記シャドウマスクの対角線との交点を対角端PD、前記長軸端PLから前記対角端PDまでの短軸方向に沿った距離をH4、前記対角端PDでの前記長軸端PLに対する落ち込み量をZPDとしたとき、前記長軸端PLと前記対角端PDとの間の前記曲線C4に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPD・(1+0.4))/H42}d2+{(ZPD・(−0.4))/H44}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZPD・(1−0))/H42}d2+{(ZPD・0)/H44}・d4
    で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前長軸端PLから短軸方向に沿った距離、Zは前記長軸端PLから短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記長軸端PLに対する管軸方向の落ち込み量である)。
  3. 前記シャドウマスクの中心P0から有効領域端までの距離が、対角軸上でD、長軸上でW、短軸上でH3、前記中心P0に対する落ち込み量が有効領域の対角端でZMD、長軸端でZMH、短軸端でZMVとすると、
    式3:ZMD>1.4×ZMH>ZMV
    式4:ZMD/D>0.06
    を満足する請求項1に記載のカラー受像管。
  4. パネルと、
    前記パネルの内面に形成された略矩形状の蛍光体スクリーンと、
    前記蛍光体スクリーンに対向して配置された、多数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマスクと
    を備えたカラー受像管であって、
    前記パネルの外表面の曲率半径が10,000mm以上であり、
    前記シャドウマスクは鉄を95%以上含む材料からなり、
    前記パネルの有効領域の中心P0’を通り、管軸及び長軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件1’を満足し、
    前記曲線C1’と前記パネルの内面の有効領域端との交点を長軸端PL’、前記中心P0’から前記長軸端PL’までの長軸に沿った距離をW’、中心P0’から長軸方向に2/3×W’だけ離れた前記曲線C1’上の点をP1’としたとき、前記点P1’を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件2’を満足することを特徴とするカラー受像管。
    条件1’:前記長軸端PL’での中心P0’に対する落ち込み量をZPL’としたとき、中心P0’と長軸端PL’との間の前記曲線C1’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPL’・(1−0.7))/W’2}d2+{(ZPL’・0.7)/W’4}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZPL’・(1−1.2))/W’2}d2+{(ZPL’・1.2)/W’4}・d4
    で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記中心P0’から長軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0’から長軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
    条件2’:前記曲線C2’と前記パネルの内面の有効領域端との交点をP2’、前記点P1’から前記点P2’までの短軸方向に沿った距離をH2’、前記点P2’での前記点P1’に対する落ち込み量をZP2’としたとき、前記点P1’と前記点P2’との間の前記曲線C2’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZP2’・(1+0.4))/H2’2}d2+{(ZP2’・(−0.4))/H2’4}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZP2’・(1−0))/H2’2}d2+{(ZP2’・0)/H2’4}・d4
    で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前記点P1’から短軸方向に沿った距離、Zは前記点P1’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記点P1’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
  5. 前記パネルの前記中心P0’を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C3’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件3’を満足し、
    前記長軸端PL’を通り、管軸及び短軸に平行な平面が交差する前記パネルの内面上の曲線C4’に沿った落ち込み量の変化曲線が下記条件4’を満足する請求項4に記載のカラー受像管。
    条件3’:前記曲線C3’と前記パネルの内面の有効領域端との交点を短軸端PS’、前記中心P0’から前記短軸端PS’までの短軸に沿った距離をH3’、前記短軸端PS’での前記中心P0’に対する落ち込み量をZPS’としたとき、前記中心P0’と前記短軸端PS’との間の前記曲線C3’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPS’・(1−0.2))/H3’2}d2+{(ZPS’・0.2)/H3’4}・d4
    で表される落ち込み量曲線よりも落ち込み量が大きい側に位置する(ここで、dは前記中心P0’から短軸方向に沿った距離、Zは前記中心P0’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記中心P0’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
    条件4’:前記曲線C4’と前記パネルの対角線との交点を対角端PD’、前記長軸端PL’から前記対角端PD’までの短軸方向に沿った距離をH4’、前記対角端PD’での前記長軸端PL’に対する落ち込み量をZPD’としたとき、前記長軸端PL’と前記対角端PD’との間の前記曲線C4’に沿った落ち込み量の変化曲線のうちの60%以上の部分が、
    Z={(ZPD’・(1+0.4))/H4’2}d2+{(ZPD’・(−0.4))/H4’4}・d4
    で表される第1落ち込み量曲線と
    Z={(ZPD’・(1−0))/H4’2}d2+{(ZPD’・0)/H4’4}・d4
    で表される第2落ち込み量曲線との間に存在する(ここで、dは前長軸端PL’から短軸方向に沿った距離、Zは前記長軸端PL’から短軸方向に沿って距離dだけ離れた地点での前記長軸端PL’に対する管軸方向の落ち込み量である)。
  6. 前記パネルの前記中心P0’での厚さをTC、有効領域の対角端PD’での厚さをTDとしたとき、TD/TC<2.1を満足し、且つ、前記中心P0’での前記パネルの透過率が40〜60%である請求項4に記載のカラー受像管。
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