JP4025551B2 - シリンダ錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作動部材の非作動位置および作動位置間での作動を軸線まわりの回動に応じて切換える回動軸を備え、電子キーとの間での信号授受に基づくID照合の結果に応じて前記回動軸の回動操作を可能としたシリンダ錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特定の電子キーをシリンダ錠装置に挿入することでシリンダ錠装置側から要求信号が送信され、その要求信号に応じて電子キーから送信されたIDコードが、予めシリンダ錠装置側で記憶していたコードと一致することで、シリンダ錠装置の回動軸を回動操作することが許容されるように構成されたものが、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、特定の電子キーでしか解錠操作できないので、盗難防止上有効なものではあるが、シリンダ錠装置側での電気的な故障や、バッテリ上がりのときにはロック機構のロック状態を解除できず、緊急時に対処し得ない場合がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、電子キーによる解錠操作を可能とした上で、正規のメカニカルキーによる解錠操作も可能として緊急時に対処可能としたシリンダ錠装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、作動部材の非作動位置および作動位置間での作動を軸線まわりの回動に応じて切換える回動軸を備え、電子キーとの間での信号授受に基づくID照合の結果に応じて前記回動軸の回動操作を可能としたシリンダ錠装置において、軸方向位置を一定とした前記回動軸の前方に固定配置される支持ケースと、軸線まわりの相対回動を不能として前記回動軸の前部に後部が同軸に連結される連結軸と、該連結軸の前方に配置されるとともに軸線まわりの回動を可能として前記支持ケースに嵌合されるシリンダ体と、電子キーを受け入れ可能として前端に開放する電子キー挿入孔ならびにメカニカルキーを挿入可能として前記電子キー挿入孔に連なる有底のキー孔を有してシリンダ体に相対回動可能に挿入されるとともに前記連結軸の前部に後部が相対回動不能に嵌合されるロータと、正規のメカニカルキーの前記キー孔への挿入に応じてシリンダ体との係合を解除するようにしてロータに装着される複数のタンブラーと、前記連結軸の回動を阻止すべく該連結軸に係合可能であるとともに係合方向にばね付勢される回動ブロックレバーと、前記電子キー挿入孔に挿入された電子キーのIDが一致したときに前記回動ブロックレバーを連結軸との係合を解除する側に駆動し得る電気アクチュエータと、前記ロータの軸線に沿う前進位置および後退位置間でのスライドを可能として前記ロータの後部に嵌合されて前進位置側に向けてばね付勢されるとともに少なくとも前進位置では前記キー孔の閉塞端から前端を突出させるスライドカムと、前記電気アクチュエータの非作動状態で前記スライドカムが前進位置から後退位置にスライドするのに従動して前記回動ブロックレバーを前記連結軸との係合を解除する位置まで駆動するようにしてロータの後部にスライド可能に嵌合される第1スライダと、前記スライドカムのスライド作動に従動してロータの半径方向にスライドするようにして前記ロータの後部に嵌合される第2スライダと、前記スライドカムの前進位置では前記シリンダ体が前記ロータとともに支持ケース内で回動することを許容する位置となるとともに前記スライドカムの後退位置では前記シリンダ体が前記支持ケース内で回動することを阻止する位置となるようにして第2スライダに従動しつつロータおよびシリンダ体にスライド可能に嵌合される第3スライダとを含むことを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、電子キー挿入孔に挿入した電子キーのIDコードが一致すると、電気アクチュエータが作動して回動ブロックレバーを連結軸との係合を解除する位置まで駆動するので、連結軸ならびに該連結軸との相対回動が不能であるロータの回動が可能であり、ロータを回動操作するとその回動力が連結軸を介して回動軸に伝わることになり、作動部材を非作動位置から作動位置に作動せしめることができる。またキー孔に正規のメカニカルキーを挿入したときには、タンブラーがシリンダ体との係合を解除する位置に変位することでロータがシリンダ体内で回動することが可能となるとともに、スライドカムがメカニカルキーで押されることにより前進位置から後退位置に後退する。これにより電気アクチュエータが非作動状態にあるにもかかわらず回動ブロックレバーが第1スライダにより連結軸との係合を解除する側に駆動される。したがって連結軸ならびに該連結軸との相対回動が不能であるロータの回動が可能となり、メカニカルキーの操作によってロータを回動することで作動部材を非作動位置から作動位置に作動せしめることができる。すなわち電気系の故障時等の緊急時には正規のメカニカルキーによる解錠操作が可能となる。しかも、キー孔に不正規のメカニカルキーが挿入されたときには、スライドカムが押されることにより回動ブロックレバーが第1スライダにより連結軸との係合を解除する側に駆動されるものの、シリンダ体およびロータの相対回動は少なくともいくつかのタンブラーで阻止されており、シリンダ体が支持ケース内で回動することは第3スライダにより阻止されるので、ロータの回動は不能であり、不正規のメカニカルキーによる解錠は不可能である。また各タンブラーをピッキングによってシリンダ体との係合を解除する側に不正操作したとしても、それと同時にスライドカムを押し込むことは困難であり、ピッキングによる不正解錠操作も困難であるので防盗性を向上することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記連結軸の後部は、軸線に沿う方向での相対移動を可能としつつ軸線まわりの相対回動を不能として前記回動軸の前部に嵌合され、該連結軸および回動軸間には、連結軸を前記支持ケースに後方側から当接させる方向に連結軸を付勢するばねが設けられ、前記電子キーとの間の交信タイミングを定める信号を出力する押し込み検出スイッチが、前記電子キー挿入孔に挿入された電子キーの押し込み操作に伴う前記連結軸の後退作動に応じてスイッチング態様を変化させる位置に固定配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、電子キーを電子キー挿入孔に挿入した後に押し込むことにより、電子キーとの間の交信タイミングが定まるので、交信のタイミングを確実に特定できる。
【0008】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ロータの回動位置がキー挿入位置であるときには電子キー挿入孔に挿入される電子キーに係脱可能に係合する規制ピンが、前記ロータのキー挿入位置からの回動作動に応じて電子キーとの係合解除を不能とするようにして、前記ロータの前端部に設けられることを特徴とすることを特徴とし、かかる構成によれば、ロータがキー挿入位置以外の位置に回動した状態で電子キーが電子キー挿入孔から脱落することを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図11は本発明の一実施例を示すものであり、図1は電子キーおよびメカニカルキーの未挿入状態でのシリンダ錠装置の縦断面図、図2は図1の2矢視拡大図、図3は電子キー挿入時の図1に対応した縦断面図、図4は電子キー押し込み時の図1に対応した縦断面図、図5はメカニカルキー挿入時の図1に対応した縦断面図、図6はメカニカルキー押し込み時の図1に対応した縦断面図、図7は図1の要部拡大図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図7の9−9線断面図、図10は図7の10−10線断面図、図11は図1の11−11線拡大断面図である。
【0011】
先ず図1において、このシリンダ錠装置は、図示しないステアリングコラムに取付けられるハウジング21と、軸線まわりの回動を可能とするとともに軸方向位置を一定としてハウジング21に支承される回動軸22と、該回動軸22の後端部に連結されてハウジング21の後端部に取付けられるイグニッションスイッチ23と、ステアリング軸79(図11参照)の回動を阻止するロック状態ならびにステアリング軸79の回動を可能としたロック解除状態を前記回動軸22の回動に応じて切換可能なロック機構24と、前記回動軸22の前方でハウジング21内に固定配置される支持ケース25と、軸線まわりの相対回動を不能とするとともに軸方向に制限された範囲での相対移動を可能として回動軸22の前部に後部が同軸に連結される連結軸26と、該連結軸26の前方に配置されるとともに軸線まわりの回動を可能として支持ケース25に嵌合されるシリンダ体27と、シリンダ体27に相対回動可能に挿入されるとともに連結軸26の前部に後部が相対回動不能に嵌合されるロータ28と、シリンダ体27との係合および係合解除を切換え可能としてロータ28に装着される複数のタンブラー29、29…と、連結軸26の回動を阻止すべく該連結軸26に係合することを可能としてハウジング21に回動自在に支承されるとともに係合方向にばね付勢される回動ブロックレバー30と、前記回動ブロックレバー30を連結軸26との係合を解除する側に駆動し得る電気アクチュエータとしてのソレノイド31とを備える。
【0012】
ハウジング21の前端部には、ロータ28の前端部を囲繞する筒部21aが設けられており、筒部21aの前端に係合して該筒部21aの内方に張り出す鍔部32aを前端に備えるカバー32が、前記筒部21aに装着される。またカバー32には、送受信アンテナ33を内蔵した合成樹脂製のリング部材34がカバー32を覆うようにして装着される。
【0013】
図2を併せて参照して、前記リング部材34の前面には、「0」位置、「I」位置、「II」位置および「III 」位置が周方向に間隔をあけて表示されており、「0」位置は、キー挿入位置であるとともにロック機構24をロック状態とするロック位置であり、「I」位置はエンジン以外の補機に電力を供給し得るACC位置であり、「II」位置はエンジンをオン状態とするON位置であり、「III 」位置はエンジンをスタートさせるためのSTART位置である。
【0014】
ロータ28の前端には、ロータ28の一直径線を挟んで相互に対向する一対の平面状の側壁35a,35bと、それらの側壁35a,35b間を結んで外方側に膨らんだ一対の側壁35c,35dとで構成される電子キー挿入孔35が設けられ、該電子キー挿入孔35の横断面形状はロータ28の一直径線に沿って長く延びる矩形に形成され、しかも側壁35a〜35dのうち一対の側壁35c,35dは、内方に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して形成される。この電子キー挿入孔35には、図3および図4で示すように電子キー37を挿入可能である。
【0015】
またロータ28には、前記電子キー挿入孔35に連なる有底のキー孔36が設けられており、このキー孔36は、前記電子キー挿入孔35よりも幅を狭くした矩形の横断面形状を有する。このキー孔36には、図5および図6で示すように、メカニカルキー38を挿入可能である。
【0016】
ロータ28の軸方向に間隔をあけた複数箇所には、シリンダ体27の内面に係合する方向にばね付勢されたタンブラー29…が装着されており、図5および図6で示すように、ロータ28のキー孔36に正規のメカニカルキー38を挿入したときには、前記各タンブラー29…はシリンダ体27との係合を解除する位置に移動し、ロータ28の回動が許容されることになる。それに対し、図1、図3および図4で示すようにキー孔36に正規のメカニカルキー38が挿入されていない状態では各タンブラー29…がシリンダ体27に係合し、ロータ28のシリンダ体27に対する相対回動が阻止されることになり、キー孔36に不正規のメカニカルキーが挿入されたときには各タンブラー29…のいくつかがシリンダ体27に係合したままとなっており、この場合にもロータ28のシリンダ体27に対する相対回動が阻止される。
【0017】
ロータ28の前端部には、電子キー挿入孔35における側壁35c,35dの内面から一端を出没し得る一対の規制ピン39,39がロータ28の一直径線上での移動を可能として配設されており、それらの規制ピン39,39は、ハウジング21における筒状部21aの内面との間に縮設したばね40,40により、一端を前記側壁35c,35dの内面から突出させる方向にばね付勢される。
【0018】
またロータ28が、キー挿入孔35を「0」位置に合わせた位置すなわちすなわちキー挿入位置にあるときに、前記規制ピン39,39の他端を収容する収容孔41,41が筒状部21aに設けられる。
【0019】
一方、電子キー37には前記規制ピン39,39の一端を係合させ得る係止凹部42,42が設けられており、ロータ28の回動位置がキー挿入位置であるときに電子キー挿入孔35に電子キー37を挿入すると、電子キー37は両規制ピン39,39をその他端が収容孔41,41に収容されるように押し込みつつ電子キー挿入孔35に挿入されることになる。そして係止凹部42,42が規制ピン39,39に対応する位置となるまで電子キー37を挿入したときに、各規制ピン39,39が係止凹部42、42にそれぞれ弾発的に係合する。
【0020】
このように係止凹部42,42に規制ピン39,39が弾発係合している状態では、電子キー挿入孔35への電子キー37の挿入状態が保持されることになり、ロータ28の回動位置がキー挿入位置であるときに電子キー37を引き出すと、電子キー37は両規制ピン39,39をその他端が収容孔41,41に収容されるように押し込みつつ電子キー挿入孔35から引き出される。すなわち各規制ピン39,39は、ロータ28の回動位置がキー挿入位置であるときに電子キー37に係脱可能に係合することになる。
【0021】
しかるに、電子キー挿入孔35に電子キー37を挿入した状態で、ロータ28をキー挿入位置以外の位置、すなわち「I」位置、「II」位置または「III 」位置に回動操作したときには、各規制ピン39,39の他端が収容孔41,41からずれることになり、各規制ピン39,39の他端を収容孔41,41に収容することができなくなるので、電子キー37の係止凹部42,42との規制ピン39,39の係合解除が不能となり、電子キー37の電子キー挿入孔35への挿入状態が維持されることになる。
【0022】
また前記規制ピン39,39よりも後方でロータ28の前部には、第1および第2キースライダ43,44が、該ロータ28の一直径線に沿う方向にスライドすることを可能として配設される。また第1および第2キースライダ43,44を前方側から覆う第1および第2押圧部材45,46が、制限された範囲でのロータ28に対する前後相対移動を可能として配設されており、それらの押圧部材45,46は前方に向けてばね付勢される。
【0023】
しかも第1および第2押圧部材45,46は電子キー挿入孔35に挿入される電子キー37で後方に押されたときに、第1および第2キースライダ43,44が備える傾斜面43a,44aに接触して第1および第2キースライダ43,44をロータ28の半径方向外方にスライドさせるように形成される。
【0024】
またロータ28の半径方向に沿う第1および第2キースライダ43,44の内方で、ロータ28には、メカニカルキー38のキー孔36への挿入により前記ロータ28の半径方向に沿う外方に移動する第1および第2押圧スライダ47,48がスライド可能に配設されており、メカニカルキー38のキー孔36への挿入時に第1および第2押圧スライダ47,48は第1および第2キースライダ43,44をロータ28の半径方向外方にスライドするように押圧する。
【0025】
第1キースライダ43の外方には、ハウジング21内で前後方向に延びて該ハウジング21に回動可能に支承される作動レバー49の前端部が配置されており、この作動レバー49はハウジング21との間に介在させたばね50のばね力により前記前端部を第1キースライダー43に当接させる方向にばね付勢されている。そして第1キースライダ43が、電子キー挿入孔35への電子キー37の挿入もしくはキー孔36へのメカニカルキー38の挿入によって、ロータ28の半径方向外方にスライドするのに応じて前記ばね50で付勢される方向とは逆方向に回動することになる。
【0026】
また第2キースライダ44の外方には、電子キー挿入孔35への電子キー37の挿入もしくはキー孔36へのメカニカルキー38の挿入によって、ロータ28の半径方向外方に第2キースライダ43がスライドするのに応じて、スイッチング態様を変化するキー検出スイッチ51が、ハウジング21に固定的に支持されるようにして配置される。
【0027】
図7および図8において、回動軸22の前部には非円形たとえば略四角形の横断面形状を有する嵌合凹部54が設けられており、該嵌合凹部54の内面形状に対応した外面形状を有するように形成される連結軸26の後部が嵌合凹部54に摺動可能に嵌合される。すなわち連結軸26の後部は、軸線に沿う方向での相対移動を可能としつつ軸線まわりの相対回動を不能として回動軸22の前部に嵌合される。
【0028】
しかも嵌合凹部54内で連結軸26および回動軸22間には、連結軸26を前方側に向けて付勢するばね55が設けられており、連結軸26は、支持ケース51に後方側から当接する。
【0029】
図9を併せて参照して、ロータ28の後部には横断面形状を非円形としてシリンダ体27の後部から後方に突出する嵌合突部28aが一体に突設される。一方、連結軸26には、嵌合突部28aの外面形状に対応した内面形状を有する嵌合孔56が設けられるとともに、その嵌合孔56との間に前方に臨む段部57を形成する有底の摺動孔58とが設けられる。
【0030】
ロータ28の後部の嵌合突部28aを前記嵌合孔56に軸方向摺動自在に嵌合せしめることにより、ロータ28の後部は、相対回動不能として連結軸26の前部に連結されることになる。
【0031】
ロータ28の後部すなわち嵌合突部28aには、ロータ28の軸線に沿う前進位置および後退位置間でのスライドを可能とするスライドカム59が、嵌合突部28aを貫通するようにして嵌合され、該スライドカム59の後部は前記連結軸26の嵌合凹部54に摺動可能に嵌合される。
【0032】
このスライドカム59および連結軸26間には、スライドカム59を前進位置側に付勢するばね60が設けられており、前進位置でスライドカム59の前部はキー孔36の閉塞端から前方に突出する。
【0033】
嵌合孔56に対応する部分で連結軸26には、軸方向に長く延びて連結軸26の内、外面間にわたる係合スリット61が設けられており、回動ブロックレバー30は、その一端の係合板部30aを前記係合スリット61に係合し得るようにして支軸62を介してハウジング21で回動自在に支承され、ハウジング21および回動ブロックレバー30間には、係合板部30aを係合スリット61に係合させるように回動ブロックレバー30を付勢するばね63が設けられる。
【0034】
回動ブロックレバー30の他端には連結孔64が設けられており、ソレノイド31が備える駆動軸65が該連結孔64に挿通、係合される。しかもソレノイド31は、非通電時にはソレノイドハウジング66から突出する方向にばね付勢された状態にある前記駆動軸65を通電時にはソレノイドハウジング66内に引き込むように作動するものであり、通電に応じて駆動軸65がソレノイドハウジング66内に引き込まれると、回動ブロックレバー30は、その一端の係合板部30aを係合スリット61から離脱させる方向に作動する。
【0035】
前記ソレノイド31の非作動状態すなわち非通電状態で回動ブロックレバー30をその係合板部30aが係合スリット61から離脱するように回動させて連結軸26の回動を可能とするために、スライドカム59が前進位置から後退位置にスライドするのに従動してロータ28の半径方向外方にスライドする第1スライダ67が、ロータ28における嵌合突部28aにスライド可能に嵌合される。
【0036】
この第1スライダ67は、後方に臨んで傾斜するようにしてスライドカム59に設けられた第1カム面68に内端を当接させて嵌合突部28aにその半径方向に沿うスライドを可能として嵌合されるものであり、第1スライダ67の外端は回動ブロックレバー30の係合板部30aに当接する。
【0037】
またロータ28の後部には、スライドカム59のスライド作動に従動してロータ28の半径方向にスライドする第2スライダ69がスライド可能に嵌合され、スライドカム59の前進位置ではシリンダ体27がロータ28とともに支持ケース25内で回動することを許容する位置となるとともにスライドカム59の後退位置ではシリンダ体27が支持ケース25内で回動することを阻止する位置となるようにして第2スライダ69に従動する第3スライダ70がロータ28およびシリンダ体27にスライド可能に嵌合される。
【0038】
第2スライダ69は、後方に臨んで傾斜するようにしてスライドカム71に設けられた第2カム面71に内端を当接させてロータ28にその半径方向に沿うスライドを可能として嵌合される。第3スライダ70は、その内端を第2スライダ69の外端に当接させてロータ28およびシリンダ体27にそれらの半径方向に沿うスライドを可能として嵌合される。
【0039】
支持ケース25には、前記第3スライダ70の外端に接触する押圧部材72が、第2および第3スライダ69,70のスライド方向に沿って摺動することを可能として支持されており、この押圧部材72および支持ケース25間には、押圧部材72を介して第2および第3スライダ69,70をロータ28の半径方向内方に押圧するばね73が設けられる。
【0040】
而して、スライドカム59が図7で示すように前進位置にあるときには、第2および第3スライダ69,70の当接面はシリンダ体27内にあり、第3スライダ70の外端および押圧部材72の当接面は、支持ケース25の内面およびシリンダ体27の外面間に対応する位置にあり、ロータ28およびシリンダ体27の相対回動は阻止され、シリンダ体27の支持ケース25内での回動は許容される。また図5および図6で示すように、スライドカム59が前進位置から後退位置に押し込まれると、第2カム面71により第2スライダ69および第3スライダ70がばね73のばね力に抗してロータ28の半径方向外方にスライドすることになる。この状態では、第2および第3スライダ69,70の当接面がロータ28の外面およびシリンダ体27の内面間に対応する位置にあり、また第3スライダ70はシリンダ体27および支持ケース25間に跨がる位置となる。したがってシリンダ体27の支持ケース25内での回動が阻止され、シリンダ体27に対するロータ28の相対回動は許容されることになる。
【0041】
連結軸28には、該連結軸28を囲繞する被検出部材74が固定的に装着されており、この被検出部材74の外面には、連結軸28の回動に応じて該連結軸28の軸線からの距離が変化する第1被検出面74aと、第1被検出面74aよりも前方に配置されるとともに連結軸28の軸線からの距離が第1被検出面74aよりも大となる第2被検出面74bとが形成されており、第1および第2被検出面74a,74b間は後方に向かうにつれて小径となるテーパ面74cで結ばれる。
【0042】
ハウジング21には、連結軸26および被検出部材74の軸方向移動にかかわらず第1被検出面74aに対応する位置となる回動検出スイッチ75が固定され、この回動検出スイッチ75は、連結軸26および被検出部材74の回動に応じて連結軸28の軸線から第1被検出面74aまでの距離が変化するのに応じて第1被検出面74aにより押圧されてスイッチング態様を変化させる。
【0043】
またハウジング21には、連結軸26および被検出部材74が押し込まれていない状態では第1被検出面74aに対応する位置となるが、連結軸26および被検出部材74が押し込まれるのに応じて第2被検出面74bで押圧されてスイッチング態様を変化させる押し込み検出スイッチ76が固定される。この押し込み検出スイッチ76は、電子キー挿入孔35に挿入された電子キー37の押し込み操作に伴う連結軸26の後退作動に応じてスイッチング態様を変化させて、電子キー37との間の交信タイミングを定める信号を出力するものである。
【0044】
図11において、ロック機構24は、ステアリング軸79の外周に設けられた係合凹部80に係合して該ステアリング軸79の回動を阻止するロック状態と、係合凹部80との係合を解除してステアリング軸79の回動を可能とするロック解除状態と切換えるものであり、回動軸22の中間部に設けられるカム81と、該カム81を貫通せしめる貫通孔82を有してハウジング21に摺動可能に嵌合される作動部材としてのスライダ83と、ステアリング軸79の係合凹部80に係合可能としてスライダ83に連結されるロックピン84と、ハウジング21に装着されたキャップ85およびスライダ83間に設けられてロックピン84を係合凹部80に係合せしめる方向にスライダ83を付勢するばね86とを備え、貫通孔82の内側面には、前記カム81に当接してスライダ83の位置を定める当接面87が形成される。
【0045】
このようなロック機構24では、ロータ28がLOCK位置以外の位置、すなわちACC位置、ON位置およびSTART位置にあるときには、ロックピン84を係合凹部80から離脱させてステアリング軸79の回動を許容する状態にあるのに対し、ロータ28がLOCK位置に在るときには、カム81がロックピン84を係合凹部80に係合させるようにスライダ83をばね86のばね力で移動せしめるような回動位置となる。一方、電子キー挿入孔35への電子キー37の挿入もしくはキー孔36へのメカニカルキー38の挿入によって、第1キースライダ43がロータ28の半径方向外方にスライドするのに応じて、作動レバー49は、その後端をスライダ83に近接させる方向に回動せしめられるのであるが、スライダ83の外側面には、ロータ28がLOCK位置以外の位置となるのに応じてロック機構24がロック解除状態となったときに作動レバー49の後端を係合せしめてロック機構24のロック解除状態を保持するための係合凹部88が設けられる。すなわちロータ28がLOCK位置にあっても、電子キー挿入孔35から電子キー37を抜き出したり、キー孔36からメカニカルキー38を抜き出すことにより、作動レバー49がその後端を係合凹部88から離脱させる方向に回動しない限り、ロック機構24がロック状態となることはない。
【0046】
回動軸22の後端は、イグニッションスイッチ23が備える作動部材89に軸線まわりの相対回動を不能として連結されるものであり、回動軸22の回動に伴う作動部材89の回動に応じてイグニッションスイッチ23はスイッチング作動する。
【0047】
次にこの実施例の作用について説明すると、図3で示すように電子キー挿入孔35に挿入した電子キー37を、図4で示すように押し込むと、その押し込みに応じた連結軸26および被検出部材74の後退動作に応じて、押し込み検出スイッチ76が、電子キー37との間の交信タイミングを定める信号を出力する。このように電子キー37を電子キー挿入孔35に挿入した後に押し込むことにより、電子キー37との間の交信タイミングが定めるようにすることで、交信のタイミングを確実に特定することができる。
【0048】
交信タイミングを定める信号が押し込み検出スイッチ76から出力されると、送受信アンテナ33から要求信号が送信され、その要求信号に応じて電子キー37から出力されるIDコードを照合した結果、IDコードが一致したと判断したときには、ソレノイド31が、通電により駆動軸65をソレノイドハウジング66内に引き込むように作動し、回動ブロックレバー30が、その一端の係合板部30aを連結軸26の係合スリット61から離脱させるように回動する。これにより連結軸26ならびに該連結軸26との相対回動が不能であるロータ28の回動が可能となる。
【0049】
そこで電子キー37とともにロータ28を回動操作するとその回動力が連結軸26を介して回動軸22に伝わることになり、ロック機構24のスライダ83をロック解除側にスライド作動せしめることができるとともに、エンジンスイッチ23の作動部材89を回動することができる。
【0050】
またシリンダ錠装置側での電気的な故障や、バッテリ上がり等の緊急時に、キー孔36に正規のメカニカルキー38を挿入したときには、タンブラー29,29…がシリンダ体27との係合を解除する位置に変位することでロータ28がシリンダ体27内で回動することが可能となるとともに、スライドカム59がメカニカルキー38で押されることにより、図1の前進位置から図5の後退位置に後退する。
【0051】
このスライドカム59の後退位置への後退動作により、ソレノイド31が非作動状態にあるにもかかわらず、第1スライダ67が係合板部30aを係合スリット61から離脱させて連結軸26との係合を解除するように回動ブロックレバー30を回動駆動し、その回動ブロックレバー30の連結軸26との係合解除状態は、図6で示すように、メカニカルキー38を押し込んだ状態でも維持される。したがって連結軸26ならびに該連結軸26との相対回動が不能であるロータ28の回動が可能となり、メカニカルキー38の操作によってロータ28を回動することでロック機構24のスライダ83をロック解除側にスライド作動せしめることができるとともに、エンジンスイッチ23の作動部材89を回動することができる。すなわち電気系の故障時等の緊急時には正規のメカニカルキー38による解錠操作が可能となる。
【0052】
しかも、キー孔36に不正規のメカニカルキーが挿入されたときには、スライドカム59が押されることにより回動ブロックレバー30が第1スライダ69により連結軸26との係合を解除する側に駆動されるものの、シリンダ体27およびロータ28の相対回動は少なくともいくつかのタンブラー29で阻止されており、シリンダ体27が支持ケース25内で回動することは第3スライダ70により阻止されるので、ロータ28の回動は不能であり、不正規のメカニカルキーによる解錠は不可能である。
【0053】
また各タンブラー29,29…をピッキングによってシリンダ体27との係合を解除する側に不正操作したとしても、それと同時にスライドカム59を押し込むことは困難であり、ピッキングによる不正解錠操作も困難であるので防盗性を向上することができる。
【0054】
さらにロータ28の前端部には、ロータ28の回動位置がキー挿入位置であるときに電子キー挿入孔35に挿入される電子キー37に係脱可能に係合する規制ピン39が、ロータ28のキー挿入位置からの回動作動に応じて電子キー37との係合解除を不能とするようにして設けられるので、ロータ28がキー挿入位置以外の位置に回動した状態で電子キー37が電子キー挿入孔35から脱落することを防止することができる。
【0055】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、電子キーによる解錠操作を可能とした上で、電気系の故障時等の緊急時には正規のメカニカルキーによる解錠操作が可能であり、また不正規のメカニカルキーによる解錠を不可能とするとともにピッキングによる不正解錠操作も困難として防盗性を向上することができる。
【0057】
また請求項2記載の発明によれば電子キーとの間の交信タイミングが確実に特定することができる。
【0058】
さらに請求項3記載の発明によれば、ロータがキー挿入位置以外の位置に回動した状態で電子キーが電子キー挿入孔から脱落することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子キーおよびメカニカルキーの未挿入状態でのシリンダ錠装置の縦断面図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】電子キー挿入時の図1に対応した縦断面図である。
【図4】電子キー押し込み時の図1に対応した縦断面図である。
【図5】メカニカルキー挿入時の図1に対応した縦断面図である。
【図6】メカニカルキー押し込み時の図1に対応した縦断面図である。
【図7】図1の要部拡大図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図7の9−9線断面図である。
【図10】図7の10−10線断面図である。
【図11】図1の11−11線拡大断面図である。
【符号の説明】
22・・・回動軸
25・・・支持ケース
26・・・連結軸
27・・・シリンダ体
28・・・ロータ
29・・・タンブラー
30・・・回動ブロックレバー
31・・・電気アクチュエータとしてのソレノイド
35・・・電子キー挿入孔
36・・・キー孔
37・・・電子キー
38・・・メカニカルキー
39・・・規制ピン
55・・・ばね
59・・・スライドカム
67・・・第1スライダ
69・・・第2スライダ
70・・・第3スライダ
76・・・押し込み検出スイッチ
83・・・作動部材としてのスライダ
89・・・作動部材
Claims (3)
- 作動部材(83,89)の非作動位置および作動位置間での作動を軸線まわりの回動に応じて切換える回動軸(22)を備え、電子キー(37)との間での信号授受に基づくID照合の結果に応じて前記回動軸(22)の回動操作を可能としたシリンダ錠装置において、軸方向位置を一定とした前記回動軸(22)の前方に固定配置される支持ケース(25)と、軸線まわりの相対回動を不能として前記回動軸(22)の前部に後部が同軸に連結される連結軸(26)と、該連結軸(26)の前方に配置されるとともに軸線まわりの回動を可能として前記支持ケース(25)に嵌合されるシリンダ体(27)と、電子キー(37)を受け入れ可能として前端に開放する電子キー挿入孔(35)ならびにメカニカルキー(38)を挿入可能として前記電子キー挿入孔(35)に連なる有底のキー孔(36)を有してシリンダ体(27)に相対回動可能に挿入されるとともに前記連結軸(26)の前部に後部が相対回動不能に嵌合されるロータ(28)と、正規のメカニカルキー(38)の前記キー孔(36)への挿入に応じてシリンダ体(27)との係合を解除するようにしてロータ(28)に装着される複数のタンブラー(29)と、前記連結軸(26)の回動を阻止すべく該連結軸(26)に係合可能であるとともに係合方向にばね付勢される回動ブロックレバー(30)と、前記電子キー挿入孔(35)に挿入された電子キー(37)のIDが一致したときに前記回動ブロックレバー(30)を連結軸(26)との係合を解除する側に駆動し得る電気アクチュエータ(31)と、前記ロータ(28)の軸線に沿う前進位置および後退位置間でのスライドを可能として前記ロータ(28)の後部に嵌合されて前進位置側に向けてばね付勢されるとともに少なくとも前進位置では前記キー孔(36)の閉塞端から前端を突出させるスライドカム(59)と、前記電気アクチュエータ(31)の非作動状態で前記スライドカム(59)が前進位置から後退位置にスライドするのに従動して前記回動ブロックレバー(30)を前記連結軸(26)との係合を解除する位置まで駆動するようにしてロータ(28)の後部にスライド可能に嵌合される第1スライダ(67)と、前記スライドカム(59)のスライド作動に従動してロータ(28)の半径方向にスライドするようにして前記ロータ(28)の後部に嵌合される第2スライダ(69)と、前記スライドカム(59)の前進位置では前記シリンダ体(27)が前記ロータ(28)とともに支持ケース(25)内で回動することを許容する位置となるとともに前記スライドカム(59)の後退位置では前記シリンダ体(27)が前記支持ケース(25)内で回動することを阻止する位置となるようにして第2スライダ(69)に従動しつつロータ(28)およびシリンダ体(27)にスライド可能に嵌合される第3スライダ(70)とを含むことを特徴とするシリンダ錠装置。
- 前記連結軸(26)の後部は、軸線に沿う方向での相対移動を可能としつつ軸線まわりの相対回動を不能として前記回動軸(22)の前部に嵌合され、該連結軸(26)および回動軸(22)間には、連結軸(26)を前記支持ケース(25)に後方側から当接させる方向に付勢するばね(55)が設けられ、前記電子キー(37)との間の交信タイミングを定める信号を出力する押し込み検出スイッチ(76)が、前記電子キー挿入孔(35)に挿入された電子キー(37)の押し込み操作に伴う前記連結軸(26)の後退作動に応じてスイッチング態様を変化させる位置に固定配置されることを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠装置。
- 前記ロータ(28)の回動位置がキー挿入位置であるときには電子キー挿入孔(35)に挿入される電子キー(37)に係脱可能に係合する規制ピン(39)が、前記ロータ(28)のキー挿入位置からの回動作動に応じて電子キー(37)との係合解除を不能とするようにして、前記ロータ(28)の前端部に設けられることを特徴とする請求項1または2記載のシリンダ錠装置。
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