JP4024908B2 - 物品収納管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,物品を収容・搬出し管理する物品収納管理システムに関し,詳しくは,自動店舗又は自動販売機等の商品を収納管理する物品収納管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,自動販売機等の商品収納に用いられるコラムや棚等の商品収納部に商品を収納する場合,個々の商品を収納するための収納位置(コラムや収納棚)は,通常は,位置が固定されており,収納数も少なく,収納位置そのものを変更することはなかった。
【0003】
一方,収容された物品を収納及び搬出管理するために,コンピュータによる制御されたロボットを用いている場合があるが,この場合アドレスという考え方がある。通常,ロボットを使用する場合,作業毎にティーチングを行い,それぞれのティーチングブロックで,水平及び垂直アドレスを指定して記憶させる方法で行っている。
【0004】
具体的には,管理コンピュータで在庫を管理する場合,商品個々に設けられた商品番号で商品を管理する。そして,商品を搬出する場合には,商品番号から物理的な商品棚位置を決定する。その際,搬出位置にあるサーボ装置は,通常何点からのティーチングポイントを利用して,特定されたブロック内の相対位置指定で目的の位置が決定される。そして,商品の位置を表す方法として,商品位置コードを利用している。この商品位置コードに,商品番号を対応させることで,選択された商品番号から商品位置コードが決定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
自動店舗の場合,商品の種類を変更するときに商品の大きさも変化することから,棚の構成も変更できるようになっている。
【0006】
しかしながら,商品の搬送位置は,精度の変化に対応するために,ティーチングブロックを変更することがある。そこで,商品を収納する棚の構成が変更になったり,棚の精度が変化して,ティーチングブロックを変更するようになったりしたときに,自動販売機のように,収納位置コードでは対処できず,搬出ロボット等の複雑な搬出機構を用いた場合,管理コンピュータのプログラムにおけるアドレスの再編が必要になってしまう。従って,商品コードからティーチングブロック内の相対アドレスを決定しなければならない。この時に,商品位置コードは,変更すると作業が大変なために,変更は望ましくない。
【0007】
また,システム運用上,商品の位置を変更することが,頻繁に生じる。通常の商品を納品するときは,どの位置に商品を納品したのか判定するために,商品を入れるトレイ等に位置を表す位置コードをバーコード等で表現しておき,それを読み取るという方法が採用されている。そのために,商品の位置を変更したときに,新しい位置での位置コードを現すバーコードを作成して張り替える必要がある。そのときに簡単に分かり易い方法で入力させたいので,それが可能になるような商品位置コードにすることが望まれている。
【0008】
そこで,本発明の一技術的課題は,棚構成の変更が容易で商品の入れ替えの容易である商品位置コードを使用した物品収納管理システムを提供することにある。
【0009】
また,本発明のもう一つの技術的課題は,ユニットの種類や,台数が増えても,増加分のデータを追加するだけで,全面的に商品位置コードや管理プログラムの変更や搬出機構コントローラのティーチングをし直す必要がなく,増設が容易である物品収納管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは,棚の現す番号として,棚位置番号仕様のような構成とした。棚位置を特定するには,重要な所は,棚列番号と取っ手位置の2箇所である。この二つは,実際の商品の位置を決定する上で,必要十分条件でもある固有の番号となる。この二つは,いずれも人間が見て直感できるものであり,固有の番号であるので,商品の棚位置は簡単に,しかも,自由に変更可能となるという利点を有している。また,指定された商品を棚位置から取り出す搬出制御において,上記棚位置番号から物理的位置を導き出さなければならないが,単純にテーブル参照方式をとると,棚の大きさや,寸法精度が変化したときに,テーブルを作り変えなければならない。そこで,本発明者らは,棚を幾つかのブロックに分割して,ブロック毎に,搬出位置の計算基準点をティーチングすることにより,予め用意しておいたティーチングブロックサイズを選択するだけで,棚の大きさや寸法精度変更のときもデータやプログラムの変更をしなくても良い棚位置番号から棚の物理位置変換方式を取り入れ,本発明を為すに至ったものである。
【0011】
即ち、本発明によれば、指定された物品に対応した物品番号を入力する入力手段と,個々の収納位置に対応して物品を収納する物品収納手段と,前記物品番号に基づいて前記収納位置を指定する物品位置指定手段と,前記指定された収納位置から前記指定された物品を搬出位置に搬出する搬出手段とを備えた物品収納管理システムにおいて,前記収納手段は,前記物品を前記物品番号に対応して夫々収納するトレイと,前記トレイを夫々収納するとともに棚列番号によって規定される複数の棚列を備えた物品収納棚とを備え,前記トレイは予め定められた位置に前記収納された商品を取り出すために,個々に指定された取っ手番号によって規定される取っ手を備え,前記物品位置指定手段は,前記棚列番号と前記取っ手番号とを含む棚位置番号に基づいて前記収納位置を指定し、前記取っ手番号は、nよりも大きな数の棚列とmよりも大きな数の棚行(但し、n,mは2以上の整数)からなる棚の内のn×mの棚行列のブロックサイズを備えた複数のブロックとし、前記ブロックの各々の棚行を等分割して棚列方向に等分割して夫々の分割された区画に、順に連続番号を割り当てて、前記ブロックの番号と、前記割り当てられた連続番号のうちの前記トレイのサイズに応じた隣接する前記連続番号区画に割り当てられた番号群の内から選択された一つの番号であることを特徴とする物品収納管理システムが得られる。
【0012】
また,本発明によれば,前記物品収納管理システムにおいて,前記搬出手段は,前記棚位置番号に基づいて,対応するトレイから指定された物品を取り出し,搬出することを特徴とする物品収納管理システムが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態による商品収納管理システムを用いた自動店舗の具概略構成を示す図である。
【0016】
図1を参照すると,自動店舗は,第1の購入操作ユニット1と,第2の購入操作ユニット2と,これらを管理する店舗管理コンピュータ3とを備えている。第1の操作購入ユニット1は,汎用の商品等を販売するための装置であり,第2の操作購入ユニット2は,清涼飲料等やデザート等の予め定められた封や包装を施されている商品の販売をするための装置である。
【0017】
第1の購入操作ユニット1は,第1の購入操作ユニット本体10と,第1の購入操作ユニットコントローラ11と,物品位置指定手段として商品番号から棚位置番号を生成する棚位置番号生成手段と,棚位置番号からブロック単位の棚相対アドレスを生成する相対アドレス生成手段としての制御用コンピュータ12と,搬送機構コントローラ13と,物品収納手段14とを備えている。第1の購入操作ユニット本体10は,千円札,一万円札等の紙幣を投入するためのビル・バリ4と,10円,50円,100円,500円等の硬化を投入するためのコインメック5と,購入者が商品を選択するためのディスプレイとタッチパネルとを備えた商品選択表示部6と,購入者が商品を取り出すための商品取り出し口を備えた商品排出部7と,第1の購入操作ユニット1に,停電の際にも電力を供給できる無停電電源(UPS)8と,レシートを印刷し購入者に供給するためのレシートプリンタ9とを備えている。ビル・バリ4とコインメック5の各機構は,購入操作ユニットコントローラ11に夫々接続され,これによってその動作を制御されている。また,商品選択表示部6及びレシートプリンタ9は,制御用コンピュータ12によってその動作を制御されている。
【0018】
物品位置指定手段は,入力された商品番号から棚位置番号を生成する棚位置番号生成手段と,棚位置番号からブロックNo.及び相対棚列No.を生成する相対アドレス生成手段とを備え,これら棚位置番号生成手段及び相対アドレス生成手段は,第1の制御用コンピュータ12によって構成されている。
【0019】
物品収納手段は,商品棚15,16とを備え,搬送機構コントローラ13によって駆動が制御される搬送機構17が収納されている。
【0020】
搬出手段は,各商品棚に収納されたトレイから商品を取り出して搬送する搬送機構17と,ブロックNo.及び相対棚列No.とからこの搬送機構17の取り出すトレイの位置を特定し,その取り出し及び搬出動作を制御する搬出制御手段としての搬送機構コントローラ13とからなる。
【0021】
第2の購入操作ユニット2は,第2の購入操作ユニット本体20と,第2の購入操作ユニットコントローラ11´と,第2の制御用コンピュータ12´と,デザート等を収納し搬出するデザート搬出機21と,缶商品を収納し搬出する缶搬出機22とを備えている。第2の購入操作ユニット本体20は,第1の購入操作ユニット本体10と同様に,千円札,一万円札等の紙幣を投入するためのビル・バリ4と,10円,50円,100円,500円等の硬化を投入するためのコインメック5と,購入者が商品を選択するためのディスプレイ及びタッチパネルを備えた商品選択表示部6と,商品排出部7と,第2の購入操作ユニット2の停電時にも電力を供給できる無停電電源(UPS)8と,レシートプリンタ9とを備えている。
【0022】
ビル・バリ4とコインメック5との各機構は,第1の購入操作ユニット1と同様に,第2の購入操作ユニットコントローラ11´に接続され,これによって動作を制御されている。更に,デザート搬出機21及び缶搬出機22も同様に第2の購入操作操作ユニットコントローラ11´に接続されている。また,商品選択表示部6及びレシートプリンタ9の各機構も同様に第2の制御用コンピュータ12´に接続され,その動作を制御されている。
【0023】
尚,第1及び第2の制御用コンピュータ12,12´と店舗管理用コンピュータ3とは,管理テーブルを通してデータを共有している。
【0024】
図2は図1の第1の購入操作ユニット1の物品収納手段としての商品棚15,16の概略構成を夫々示す平面図である。図2を参照すると,商品棚15と商品棚16とは,中央の通路18を介して複数並列に配置されている。ここで,棚列番号(No.)を,商品を収納する側から見て左から番号を付し,第1の購入操作ユニット本体10の操作側から見て右側の棚からS1・S2・…と番号を付し,左側の棚もS9・S10・…と連続して番号を付して行くものとする。
【0025】
図3は図2の商品棚15の収納位置を示すためのナンバリングの一例を示す図である。図3に示すように,各棚列を2列つずの相対棚列No.R1及びR2に区分しており,また,各相対棚列の棚行No.L1〜L24に対応したトレイの取っ手位置の番号である取っ手位置No.をH1〜3,H4〜6,というように,各行毎に3つ置きに付してある。
【0026】
ここで,搬送機構17(図1参照)は,通常動作する際には,ブロックNo.と相対アドレスとによるティーチングが標準となっており,そのために,棚列No.S1,S2で棚行No.L1〜L12を第1のブロック,棚列S1,S2で棚行L13〜L24を第2のブロック,…,棚列No.S7,S8で棚行No.L13〜L24を第8のブロックとしている。
【0027】
図4は図2の商品棚15の収納位置を示すためのナンバリングの他の例を示す図である。図4に示すように,各棚列を4列つずの相対棚列No.R1〜R4に区分しており,また,各相対棚列の棚行No.L1〜L24に対応したトレイの取っ手位置No.H1〜3,H4〜6,というように,各行毎に3つ置きに付してある。
【0028】
また,棚列No.S1〜S4で棚行No.L1〜L12を第1のブロック,棚列No.S1〜S4で棚行No.L13〜L24を第2のブロック,…,棚列No.S5〜S8で棚行No.L13〜L24を第4のブロックとしている。
【0029】
ここで,商品棚において,要求される精度やその変化に対応するには,ブロックサイズを変更してティーチングすることが必要である。図3及び図4に示した各ブロックサイズでのナンバリングを見ると分かるように,従来においては,ブロックサイズが変わると,各ブロック単位でのアドレスは変化してしまうのでその対応が困難であった。
【0030】
しかし,本発明の実施の形態において,搬送機構コントローラ13は,ティーチングブロックでの相対アドレスで指定されば,プログラム等の変更の必要がなく,精度やその変化に対応してブロックサイズを変更して相対アドレスが変わっても,ブロックサイズと相対アドレスによって駆動されるので,簡単,高信頼度にすることができる。
【0031】
また,ブロックサイズが変更された場合の対応は,購入操作ユニットコントローラ11のブロックサイズ値等の簡単な変更で可能であり,ハード層に近い搬出機構コントローラ13を変更しないで済むものである。
【0032】
図5はブロックサイズの変更の説明に供せられる図である。図5を参照すると,最小桁行間隔で考えた論理上の取っ手位置に対して,各棚列毎に左上(納品側)から見て順に論理取っ手位置コードとして,ナンバリングする。また,実際の棚割が決定されたら,その棚割における実際のトレイの取っ手位置の論理取っ手位置コードが取っ手位置のコードになる。
【0033】
従って,棚位置番号としては,搬出ユニットによる固有の装置No.(U1桁),装置種別No.(1桁),棚列の番号(S)1〜16,取っ手位置番号(H)1〜72,収納個数の組み合わせによって定義される。即ち,棚位置番号=A(1桁)+U(1桁)+S(2桁)+H(2桁)+R(2桁)と定義される。
【0034】
一方,図示しないが,第2の操作購入ユニット2に関しては,缶やデザートはコラムに収納されており,コラム番号によって,商品が管理される。このコラム番号は,装置固有の装置No.(A1桁),購入ユニットのNo.(U1桁),コラム種別の番号(K2桁),コラム番号(C2桁),収納個数(R2桁)の組み合わせによって定義される。即ち,コラム番号=A(1桁)+U(1桁)+K(2桁)+C(2桁)+R(2桁)で定義される。
【0035】
更に,具体的な棚位置番号(No.)の例を挙げると次の通りである。
【0036】
購入操作ユニットによる固有の装置No.は,購入操作ユニット単位での連番(1又は2)で示される。また,装置種別No.(1桁)は,汎用搬出機の場合は「1」,コラム搬出機の場合は,「2」で示される。さらに, 棚列No.(S)1〜16又は,汎用搬出機の列方向の連番で示される。
【0037】
また,コラム番号(C2桁)は,缶の場合は,11〜19で2台以上の時は,搬出機単位で連番であり,デザートの場合,21〜29で2台以上の時は,搬出機単位で連番である。また,取っ手位置No.は,棚列毎の実際にトレイの取っ手がある位置の論理取っ手番号である。また,コラムNo.は,コラム搬出機21又は22の搬出機単位の中のコラム位置を示す連番である。
【0038】
収納個数(R)は,汎用搬出機の場合は,トレイ単位での収納可能な個数を示す。また,コラム搬出機21又は22の場合は,コラム単位で商品の種類毎に収納可能な個数を示す。また,棚位置を表す番号の中に,トレイ取っ手の位置を直接反映する。例えば,図5に示されるコード作成サンプルの具体的番号は次の表1の様に示される。
【0039】
【表1】
【0040】
棚位置の変更は,変更した棚位置に併せて棚位置番号(No.)を変更すれば,現場で変更可能であるが,その操作は,店舗管理用コンピュータ3(図1参照)の中で行うこととなる。
【0041】
次にSC制御データの作成について説明する。
【0042】
SC制御データで共有データから作成するものは,収納個数(R),トレイ位置のブロックNo.トレイ位置のブロック内のアドレス(水平,垂直アドレス)の4種類である。
【0043】
管理用コンピュータ3と制御用コンピュータ12の共有データは次の通りである。
【0044】
トレイ位置コード=装置No.+装置種別No.+棚列No.+取っ手位置+収納個数である。例えば,図5において,符号30で示されるサンプルNo.1のトレイ位置コードは,「1+1+01+29+04」である。
【0045】
取っ手位置は,収納個数データの取得共有データから直接入手することになる。
【0046】
また,搬送機構コントローラ13による搬送機構17を駆動するためのブロックNo.の取得は,ブロックサイズをn×m(n;水平方向棚列数,m;垂直方向棚行数)とすることによって決定される。具体的には,2×6,図3に示されるような2×12,2×24,図4に示される4×12の中から選択することとする。
【0047】
上記の中から2つの組み合わせを決定し,現場では,図3又は図4に示される2つの内のどちらかのサイズでティーチングを行うこととする。
【0048】
搬送機構コントローラ13による棚列No・取っ手位置No.から,ブロックNo.は,次の表2のように決定される。但し,表2は,図3で示されるようなブロックサイズ2×12の場合である。
【0049】
【表2】
【0050】
また,棚列No.,取っ手位置No.から水平・垂直アドレスを取得するには,棚列No.1〜98,相対棚列No.を1〜98,水平・垂直アドレスを0〜99とすると,次のようになる。
【0051】
まず,水平アドレスは,[3×(ブロック内相対棚列No.−1)]+[(取っ手位置−1)mod 3],また,ブロック内相対棚列No.=[(棚列No.−1)mod n]+1となる。従って,水平アドレスは,[3×{(棚列No.−1)mod n}]+[(取っ手位置−1)mod 3]となる。
【0052】
一方,垂直アドレスは,(棚行No.−1)mod mで示される。ここで,棚行No.=[(取っ手位置−1)/3]+1である。従って,垂直アドレス=[(取っ手位置−1)/3]mod mとなる。
【0053】
ここで,第1の制御用コンピュータ12の棚ブロックサイズを変更するときには,次の手順で行われる。まず,ブロックサイズを決定した後,第1の制御用コンピュータ12のブロックサイズデータを変更する。次に,ブロックサイズに基づいたティーチングを行う。
【0054】
次に,図6を参照しながら,図1の自動店舗の具体的表示動作について説明する。図6は自動店舗の操作搬入ユニットの表示画面の状態の遷移を主に示す図である。まず,スタートすると,待機状態となる(ステップA1)。次に,納品・破棄メンテナンスエラーがあるか否か確認する(ステップA2)。エラーがある場合には,商品選択表示部6に準備中の表示が出され(ステップ21),表示が終了した場合(ステップA22でYES),再び待機状態(ステップA1)に戻る。エラーがない場合には,画面がタッチされたか否か判断される。タッチされた場合(ステップA3でYES)の場合,商品選択画面の表示がなされる(ステップA4)。次に,購入者が,提示された商品番号を押すことによって商品の選択が行われる(ステップA5)。この商品番号は,予め定められた番号と一致するか否か判断される(ステップA6)。この時に番号違いである場合には,番号違いの表示がなされ(ステップA31),ステップA15に戻る。番号違いがない場合には,指定された商品の在庫の有無を確認する(ステップA7)。在庫のない場合には,売り切れの表示が出され(ステップA32),予め定められた時間の表示が終了する(A33)とステップA3に戻る。一方,在庫がある場合には,選択確認画面が出される(ステップA8)。ここで,選択の変更があるか否かを表示(ステップA9)し,購入者の画面の所定確認欄へのタッチによって,選択変更がある場合には,ステップA5に戻る。一方,選択変更のない場合には,購入者への金銭の投入を促す表示が出される(ステップA10)。ここで,指定された商品とその数に相当する額以上の金銭の投入が為されたか否かが判断され(ステップA11),不足する場合には,金銭の投入を促す表示(ステップA10)に戻る。一方,合計以上の金銭の投入が為されている場合には,搬送中の表示が出される(ステップA12)。ここで,搬送に関する動作については,後に詳しく説明するので省略する。搬送が終了したか否かが確認され(ステップA13),商品取り出し口に商品が供給されると,表示動作終了(ステップA14)となり,再び待機状態(ステップA1)となる。
【0055】
以上の動作が各購入者による購入毎に繰り返される。
【0056】
ここで,購入者は,購入しようとする商品を指定する。ここで,指定された商品の商品番号を入力することになる。この際に複数種類購入するときは,商品番号を続けて入力する(入力手段)。また,ステップA10の金銭投入の動作は,商品の選択が終了した後,必要な合計購入金額の金銭を投入する動作である。
【0057】
次に,購入者によって指定された商品を搬出する動作について説明する。ステップA12において,購入者が,商品購入するには,商品の購入ボタンを押す。ステップ12において,第1の制御用コンピュータ12(図1参照)は,商品の位置の確定のために,商品番号から,棚位置を割り出して在庫状況を確認して実際の搬出棚位置を決定する。
【0058】
また,商品位置の指令として,第1の制御用コンピュータ12は,棚位置番号(No.)から,ブロック単位で相対棚アドレスを導き出して,個数データとともに搬送機構コントローラ13(図1参照)に指令を出す。
【0059】
商品の取り込みに際しては,指令された搬送機構コントローラ13は,ブロック単位の棚相対アドレスから実座標の位置を計算した指定された個数の商品を搬送機構17(図1参照)を駆動して取り込む。また,商品の排出には,搬送機構が,取り込んだ商品を取り出し口の所まで運んで,まとめて商品を払い出す(搬出手段)。
【0060】
また,商品の受け取りには,購入者は,払い出された商品と取り出し口から取り出して,商品の受け取りが行われる。
【0061】
また,釣り銭の受け取りは,釣り銭があるときは,釣り線が払い出されるので,客は引き続き釣り銭を受け取ることになる。
【0062】
以上説明したように,本発明の実施の形態においては,従来のシステムを変更することなく,新しいシステムとの組み合わせができて,しかも動作の変更に際しても従来のシステムは,そのままなにもしなくても良いという利点を有している。
【0063】
また,本発明の実施の形態においては,無人店舗に使用され,設置する以外は,管理や販売する人間が動作に関与しないで済むものである。この無人店舗においても,位置替え,棚替え,精度の調整等の動作の変更は,当然ながら必要であるが,常時は人間がいないために,メンテナンスの時に限定されるものである。本発明の実施の形態においては,これらの動作変更を既存のシステムを変更することなく簡単に行うことができ,また,棚列No.と取っ手位置という(相対的なアドレス)考え方を用いることによって,管理する人や販売者等が直感的に商品の位置を把握することができるという利点を有する。
【0064】
以上のように,本発明の実施の形態においては,従来のシステムと新しいシステムとを,従来のシステムはそのままにしながら,しかも商品の位置変更等において,従来システムには見られない柔軟性を有することができる。
【0065】
尚,実際に商品を棚のトレイに補充して,棚位置の在庫を加算する。このときの棚位置は,棚位置No.で表す。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ブロック分割と相対アドレスによって,搬出機構を動作させるように構成しているので,棚構成が変更になっても商品の位置が変わらないものは変更する必要がなく,収納位置が変わったときには,新しい位置を入力するだけであり,搬出機構を駆動する搬出機構コントローラのプログラムは,以上のような場合でも一切変更する必要がなく,棚構成の変更が容易で商品の入れ替えの容易な物品収納管理システムを提供することができる。
【0067】
また,本発明によれば,収納位置のアドレスが固定的な要素の組み合わせで構成されているので,具体的な位置のイメージがし易く,メンテナンスの容易である物品収納管理システムを提供することができる。
【0068】
また,本発明によれば,ユニットの種類や,台数が増えても,増加分のデータを追加するだけで,全面的に管理プログラムの変更や搬出機構コントローラのティーチングをし直す必要がなく,増設が容易である物品収納管理システムを提供することができる。
【0069】
また,本発明によれば,従来のシステムを変更することなく,新しいシステムを組み合わせることができ,しかも動作変更に際しても,従来システムに関しては,そのままで使用できる物品収納管理システムを提供することができる。
【0070】
さらに,本発明によれば,棚位置コードに収納個数が盛り込まれているので,棚位置コードだけで,棚構成に最低線必要な要素を表すことができ,その伝票管理等が容易である物品収納管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による物品収納管理システムを用いた自動店舗の全体的な概略構成を示す図である。
【図2】図1の第1の購入操作ユニット1の物品収納手段としての商品棚15,16の概略構成を夫々示す平面図である。
【図3】図2の商品棚15の収納位置を示すためのナンバリングの一例を示す図である。
【図4】図2の商品棚15の収納位置を示すためのナンバリングの他の例を示す図である。
【図5】ブロックサイズの変更の説明に供せられる図である。
【図6】図1の自動店舗の購入操作ユニットの表示画面の状態の遷移を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の購入操作ユニット
2 第2の購入操作ユニット
3 店舗管理用コンピュータ
4 ビル・バリ
5 コインメック
6 商品選択表示部
7 商品排出部
8 UPS
9 レシートプリンタ
10 第1の購入操作ユニット本体
11 第1の購入操作ユニットコントローラ
11´ 第2の購入操作ユニットコントローラ
12 第1の制御用コンピュータ
12´ 第2の制御用コンピュータ
13 搬送機構コントローラ
14 物品収納手段
15,16 商品棚
17 搬送機構
18 通路
20 第2の購入操作ユニット本体
21 デザート搬出機
22 缶搬出機
Claims (2)
- 指定された物品に対応した物品番号を入力する入力手段と,個々の収納位置に対応して物品を収納する物品収納手段と,前記物品番号に基づいて前記収納位置を指定する物品位置指定手段と,前記指定された収納位置から前記指定された物品を搬出位置に搬出する搬出手段とを備えた物品収納管理システムにおいて,前記収納手段は,前記物品を前記物品番号に対応して夫々収納するトレイと,前記トレイを夫々収納するとともに棚列番号によって規定される複数の棚列を備えた物品収納棚とを備え,前記トレイは予め定められた位置に前記収納された商品を取り出すために,個々に指定された取っ手番号によって規定される取っ手を備え,前記物品位置指定手段は,前記棚列番号と前記取っ手番号とを含む棚位置番号に基づいて前記収納位置を指定し、前記取っ手番号は、nよりも大きな数の棚列とmよりも大きな数の棚行(但し、n,mは2以上の整数)からなる棚の内のn×mの棚行列のブロックサイズを備えた複数のブロックとし、前記ブロックの各々の棚行を等分割して棚列方向に等分割して夫々の分割された区画に、順に連続番号を割り当てて、前記ブロックの番号と、前記割り当てられた連続番号のうちの前記トレイのサイズに応じた隣接する前記連続番号区画に割り当てられた番号群の内から選択された一つの番号であることを特徴とする物品収納管理システム。
- 請求項1記載の物品収納管理システムにおいて,前記搬出手段は,前記棚位置番号に基づいて,対応するトレイから指定された物品を取り出し,搬出することを特徴とする物品収納管理システム。
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