JP4022884B2 - 二剤式毛髪処理剤及び該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法 - Google Patents

二剤式毛髪処理剤及び該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法 Download PDF

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本発明は、リンス、トリートメント、コンディショナー等の毛髪処理剤に関し、詳しくは、毛髪に優れた潤い感、指通り性を付与するとともに、しかも、付与された効果の持続性にも優れる二剤式の毛髪処理剤、及び該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法に関する。
従来から毛髪に潤い感や滑らかさを付与するために、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤が用いられている。特に近年では、ヘアカラーを行う人が増加していることから、染毛剤で傷んだ毛髪に潤い等を付与するために毛髪処理剤の需要が増加している傾向にある。一般に、毛髪処理剤には潤い感や滑らかさの付与効果を得る目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン化合物などの成分が配合されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。しかしながら、従来の毛髪処理剤は、上記した成分により毛髪に潤い感や滑らかさを付与することができるものの、1回の洗髪で付与された効果の大半が消失してしまうといった問題があった。このため、毛髪に潤い感や滑らかさを持続させるためには、毎日毛髪処理剤による毛髪処理が必要であった。
一方、毛髪に自然な艶を付与する目的で、スメクタイト型粘土を配合した毛髪用仕上げ剤が提案されている(特許文献3参照)。しかし、毛髪処理剤にスメクタイト型粘土を用いることにより、毛髪に自然な艶を付与できるものの、潤い感や指通り性については優れるものではなかった。
特開平5−85921号公報 特開平6−172133号公報 特公平4−74325号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、毛髪に優れた潤い感、指通り性を付与するとともに、耐シャンプー性に優れ、付与された効果の持続性にも優れる二剤式の毛髪処理剤を提供することを課題とする。
また、本発明のもう1つの目的は、該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法を提供することを課題とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、第1剤を適用後に第2剤を使用する二剤式の毛髪処理剤であって、粘土鉱物を含有する第1剤と、カチオン性界面活性剤及びシリコーン化合物とを含有する第2剤とからなることを特徴とする二剤式毛髪処理剤に関する。
請求項2に係る発明は、粘土鉱物が、スメクタイト族粘土鉱物であることを特徴とする請求項1に記載の二剤式毛髪処理剤に関する。
請求項3に係る発明は、スメクタイト族粘土鉱物が、ヘクトライト、モンモリロナイト及びサポナイトからなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項2に記載の二剤式毛髪処理剤に関する。
請求項4に係る発明は、シリコーン化合物が、高重合メチルポリシロキサン及び/又はアミノ変性シリコーンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤に関する。
請求項5に係る発明は、第1剤に、更にカルボキシビニルポリマーが含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤に関する。
請求項6に係る発明は、第1剤が、チクソトロピー性を有するゲル状であることを特徴とする請求項5に記載の二剤式毛髪処理剤に関する。
また、請求項7に係る発明は、第1剤を毛髪に塗布した後、濯ぎを行うか又は濯ぎを行わずに該毛髪に第2剤を塗布し、該毛髪を濯ぐことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤による毛髪処理方法に関する。
本発明の二剤式毛髪処理剤は、毛髪に優れた潤い感、指通り性を付与するとともに、耐シャンプー性に優れることから、一旦付与された効果が持続する二剤式の毛髪処理剤及び該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法を提供することができる。
本発明の毛髪処理剤は、粘土鉱物を含有する第1剤と、カチオン性界面活性剤及びシリコーン化合物とを含有する第2剤とからなる。かかる二剤式の構成を採ることで、先に塗布され毛髪上に付着した粘土鉱物と、第2剤中のシリコーン化合物との親和性により、粘土鉱物とシリコーン化合物などの第2剤中の配合成分が毛髪上に強固に付着され、本発明の優れた効果が発揮されるものと推測される。
まず、本発明に係る第1剤について説明する。本発明に係る第1剤には、粘土鉱物が配合される。
用いられる粘土鉱物は特に限定されないが、具体的には、バーミキュライト等のバーミキュライト族粘土鉱物;モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、スチブンサイト等のスメクタイト族粘土鉱物;白雲母、パラゴナイト、イライト、フロゴパイト、黒雲母、レピドライト等の雲母族粘土鉱物;ドンバサイト、スドウ石、クッカイト、クリノクロア、シャモサイト等の緑泥石族粘土鉱物等を例示することができ、天然又は合成のいずれのものであっても良い。また、これらは単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
本発明では水膨潤性の粘土鉱物を用いるのが好ましく、上記した粘土鉱物のうち、スメクタイト族粘土鉱物を用いるのがより好ましく、ヘクトライト、モンモリロナイト、サポナイトを用いるのが特に好ましい。
粘土鉱物の配合量は特に限定されないが、第1剤中0.1〜5重量%とするのが好ましく、0.5〜2重量%とするのがより好ましい。この理由は、0.1重量%未満の配合量では、第2剤中の必須成分であるシリコーン化合物と十分な親和性が得られず、潤い感や指通り性に劣るために、また、5重量%を超えて配合すると、離床や分離が生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくない。
本発明の第1剤に用いることのできる市販の粘土鉱物は、例えば、モンモリロナイトを含有するものとしてクニピアG(商品名、クニミネ工業社製)等を、サポナイトを含有するものとしてビーガムT(商品名、バンダービルド社製)等を、ヘクトライトを含有するものとしてルーセントSWN(商品名、コープケミカル社製)等を挙げることができる。
本発明に係る第1剤には、更にゲル化剤を配合してゲル状にすることができる。用いられるゲル化剤としては、化粧料一般に用いられるゲル化剤を配合すれば良く、例えば、グアーガム、クインスシード、カラギーナン、アラビアガム、デンプン、キサンタンガム等の多糖類系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系高分子;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子等を用いることができる。
第1剤をゲル状とすることで、使用時に製剤の毛髪からの垂れ落ちを防止することができる。特に、ゲル化剤としてカルボキシビニルポリマーを用いれば、粘土鉱物との併用によりチクソトロピー性を発現し、使用時の垂れ防止に加えて毛髪への均一な塗布を容易にすることができる。
第1剤にゲル化剤を用いる場合、その配合量は第1剤中0.01〜0.2重量%とするのが好ましく、0.05〜0.15重量%とするのがより好ましい。この理由は、0.01重量%未満の配合量では、ゲルネットワークが十分に形成されず粘性を付与出来ないために、また、0.2重量%を超えて配合すると、離床や分離を生じる場合があるために、いずれの場合にも好ましくない。
尚、本発明の第1剤には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分の他、タンパク分解物、植物抽出エキス、多価アルコール、低級アルコール、界面活性剤、無機金属塩、有機酸、アミノ酸、香料、防腐剤、水等を目的に応じて適宜配合することができる。
次に、本発明に係る第2剤について説明する。本発明に係る第2剤には、カチオン性界面活性剤及びシリコーン化合物が配合される。
用いられるカチオン性界面活性剤は特に限定されないが、具体的には、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化オレイルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ココイルトリメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤;パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジブチルアミノエチルアミド等の脂肪酸アミドアミン等を例示することができる。これらのカチオン性界面活性剤は、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
本発明では、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤を用いるのが好ましい。
カチオン性界面活性剤の配合量は特に限定されないが、第2剤中0.1〜5重量%とするのが好ましく、0.5〜3重量%とするのがより好ましい。この理由は、0.1重量%未満の配合量では、潤い感および指通り感の効果性に劣るために、また、5重量%を超えて配合しても、それ以上の効果が望めないために、いずれの場合にも好ましくない。
シリコーン化合物は、化粧料に配合できるものであれば特に限定されないが、具体的には、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン;メチルハイドロジェンポリシロキサン;トリメチルシリルアモジメチコン、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン等を例示することができる。これらは単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
本発明では、高重合メチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーンを用いるのが好ましい。
シリコーン化合物の配合量は特に限定されないが、第2剤中0.1〜20重量%とするのが好ましく、0.5〜12重量%とするのがより好ましい。この理由は、0.5重量%未満の配合量では、潤い感や指通り性に劣るために、また、20重量%を超えて配合すると、べたつき等が生じ、仕上がり感が重くなるために、いずれの場合にも好ましくない。
本発明に係る第2剤に用いることのできる市販のシリコーン化合物は、例えば、高重合メチルポリシロキサンとしては、KF96H-50万CS(商品名、信越化学社製)、BY11-026(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)、L-45(6万)(商品名、日本ユニカー社製)等を、トリメチルシリルアモジメチコンとしては、XF42-B0819(商品名、東芝シリコーン社製)等を、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体としては、SF8452C(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)等を、それぞれ例示することができる。
本発明に係る第2剤には、更に高級アルコールを配合してクリーム状の剤型にすることができる。第2剤をクリーム状にすることにより、粘性が得られ毛髪に塗布の際、垂れ落ちが少なく、確実に施術出来るという利点が得られる。これにより、第1剤の有効成分である粘土鉱物と効果的に作用することができるからである。
高級アルコールとしては、化粧料一般に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の炭素数12〜22の高級アルコールを用いることができる。
第2剤に高級アルコールを用いる場合、その配合量は第2剤中1〜10重量%とするのが好ましく、3〜7.5重量%とするのがより好ましい。この理由は、1重量%未満の配合量では、十分な粘性が得られず使用時に毛髪から垂れ落ちる場合があるために、また、10重量%を超えて配合すると、粘性が高くなりすぎ流動性がなくなり使用性に劣るために、いずれの場合にも好ましくない。
尚、本発明の第2剤には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分の他、界面活性剤、多価アルコール、炭化水素、油脂類、ロウ類、エステル類、増粘剤、有機酸、アミノ酸、香料、防腐剤、水等を目的に応じて適宜配合することができる。
かくして得られる本発明の毛髪処理剤は、第1剤を適用後に第2剤を使用するか、或いは、第2剤を適用後に第1剤を使用することもできるが、第1剤を適用後に第2剤を使用する方が、より使用実感が高くなることから好ましい。また、本発明の毛髪処理剤による毛髪処理方法としては、例えば、以下のようにして使用することができる。まず、毛髪をシャンプーで洗髪した後に、毛髪の水分をタオルで拭き取り、本発明の毛髪処理剤の第1剤を塗布し、0〜5分間程度放置する。続いて又はすすぎを行った後に本発明の毛髪処理剤の第2剤を毛髪に塗布して洗い流し毛髪を処理する方法を例示することができる。
以下、本発明の二剤式の毛髪処理剤を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り、重量%である。
(試料の調製)
表1〜表2に記した組成に従い、実施例及び比較例の各試料をそれぞれ定法により調製し、下記評価に供した。
Figure 0004022884
Figure 0004022884
(試験例1:毛髪処理剤の評価)
長さ30cm、重さ10gの正常毛束(直毛黒髪)に、実施例1〜7及び比較例1〜6の各試料をそれぞれ処理した。すなわち、各試料の第1剤1gを毛束に均一に塗布し、洗い流さずに第2剤1gを更に均一に塗布した。水洗したのち、恒温恒湿槽(23℃、60%RH)中で自然乾燥した。処理後の各毛束について、潤い感及び指通り性を評価した。
尚、評価は下記により調製した対照毛束1と比較し、下記評価基準に従い、10名の専門パネラーにより評価し、その平均を採用した。結果を表3及び表4に示す。
<対照毛束1の調製>
長さ30cm、重さ10gの正常毛束(直毛黒髪)を市販のシャンプーで洗浄後、タオルで水分を拭き取りタオルドライした。これに下記処方のリンス1gを均一に塗布後、恒温恒湿槽(23℃、60%RH)中で自然乾燥した。得られた毛束を対照毛束1として用いた。
<リンス処方>
シリコーン油 3.0
流動パラフィン 1.0
セチルアルコール 1.5
ステアリルアルコール 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7
グリセリン 3.0
精製水 残分
合 計 100.0
<評価基準>
◎:対照毛束より優れる
○:対照毛束よりやや優れる
△:対照毛束と同等
×:対照毛束より劣る
(試験例2:耐シャンプー性の評価)
上記試験例1の評価後の各毛束を市販のシャンプーで3回洗浄したのち、潤い感及び指通り性について、試験例1と同様に評価した。
尚、対照毛束としては、上記で調製した対照毛束1を市販のシャンプーで3回洗浄したものを用いた。結果を表3及び表4に示す。
Figure 0004022884
Figure 0004022884
表3及び表4の結果から、本発明に係る二剤式毛髪処理剤は、毛髪に優れた潤い感及び指通り性を付与することが分かる。また、耐シャンプー性に優れることから、一旦付与された毛髪の潤い感及び指通り性を持続できることが分かる。
(実施例8)
下記処方のゲル状の第1剤及びクリーム状の第2剤からなる二剤式の毛髪処理剤を調製した。
<第1剤>
モンモリロナイト(商品名:クニピアG) 1.5
エタノール 10.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
ケラチン加水分解物 0.5
メチルパラベン 0.2
精製水 残余
合 計 100.0
<第2剤>
メチルポリシロキサン 6.0
高重合メチルポリシロキサン(10万CS) 2.0
セタノール 3.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.5
塩化ジココイルジメチルアンモニウム 0.5
メチルパラベン 0.2
プロピルパラベン 0.1
グリセリン 5.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.0
精製水 残余
合 計 100.0
得られた第1剤は、チクソトロピー性を有していた。この第1剤を毛髪に塗布後、洗浄することなく第2剤を塗布し、毛髪を洗浄した。処理後の毛髪は、潤い感及び指通り性に優れていた。
また、処理後の毛髪を1日1回、3日間シャンプーで洗浄したが、潤い感及び指通り性が持続していた。
(実施例9)
下記処方のゲル状の第1剤及びクリーム状の第2剤からなる二剤式の毛髪処理剤を調製した。
<第1剤>
ヘクトライト(商品名:ルーセンタイトSWN) 1.5
エタノール 10.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.15
グリセリン 3.0
プロピレングリコール 2.0
ポリエチレングリコール(分子量1500) 3.0
メチルパラベン 0.2
精製水 残余
合 計 100.0
<第2剤>
高重合メチルポリシロキサン(6万CS) 1.0
メチルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5
メチルパラベン 0.2
プロピルパラベン 0.1
1,3-ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
合 計 100.0
この第1剤を毛髪に塗布後、毛髪を濯ぎ第2剤を塗布し、毛髪を洗浄した。処理後の毛髪は、潤い感及び指通り性に優れていた。
また、処理後の毛髪を1日1回、3日間シャンプーで洗浄したが、潤い感及び指通り性が持続していた。
以上詳述した如く、本発明に係る毛髪処理剤は、第1剤を適用後に第2剤を使用する二剤式の毛髪処理剤であって、粘土鉱物を含有する第1剤と、カチオン性界面活性剤及びシリコーン化合物とを含有する第2剤とからなるものであるから、毛髪に優れた潤い感、指通り性を付与するとともに、耐シャンプー性に優れ、付与された効果の持続性にも優れる二剤式の毛髪処理剤、並びに該二剤式毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法を提供することができる。
また、第1剤にゲル化剤を含有しゲル状の第1剤とすると、使用時に製剤の毛髪からの垂れ落ちを防止する効果を奏することができ、特に、ゲル化剤としてカルボキシビニルポリマーを用いれば、粘土鉱物との併用によりチクソトロピー性を発現し、使用時の垂れ防止に加えて毛髪への均一な塗布を容易にできるという効果を奏することができる。

Claims (7)

  1. 第1剤を適用後に第2剤を使用する二剤式の毛髪処理剤であって、粘土鉱物を含有する第1剤と、カチオン性界面活性剤及びシリコーン化合物とを含有する第2剤とからなることを特徴とする二剤式毛髪処理剤。
  2. 粘土鉱物が、スメクタイト族粘土鉱物であることを特徴とする請求項1に記載の二剤式毛髪処理剤。
  3. スメクタイト族粘土鉱物が、ヘクトライト、モンモリロナイト及びサポナイトからなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項2に記載の二剤式毛髪処理剤。
  4. シリコーン化合物が、高重合メチルポリシロキサン及び/又はアミノ変性シリコーンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤。
  5. 第1剤に、更にカルボキシビニルポリマーが含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤。
  6. 第1剤が、チクソトロピー性を有するゲル状であることを特徴とする請求項5に記載の二剤式毛髪処理剤。
  7. 第1剤を毛髪に塗布した後、濯ぎを行うか又は濯ぎを行わずに該毛髪に第2剤を塗布し、該毛髪を濯ぐことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の二剤式毛髪処理剤による毛髪処理方法。
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