JP4022510B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
また、特許文献2は、パイプを通して供給されたクーラント(切削液)を噴射ノズルからワークに噴射するものである。
そこで、本発明は、上記した従来の課題を解決して、装置内に配管を設置することなく、装置内部に飛散・蓄積した切粉を排出することを目的とする。
本発明は、工作機械内において切削加工によって生ずる切粉を除去するものであり、工作機械の筐体外部と内部を連通する開口部を通して流体を筐体内部に供給し、これによって工作機械内の切粉を排出する。
本発明の工作機械は切削加工によって生ずる切粉を除去する手段を有する工作機械であり、配管を備えない第1の態様と配管を備える第2の態様とすることができる。
第1の態様において、工作機械は、複数個の開口部と、筐体の外周部に設けられ複数個の開口部を覆うダクトとを備える。流体供給手段から流体をダクトに供給し、ダクトから複数の開口部を通して流体を筐体内部に供給する。
本発明の工作機械の第2の態様は第1の態様に加えて配管を備える。
また、第2の態様の第2の形態は、流体を移送するための配管をダクトの内部に設置し、この配管に開口部を設け、流体供給手段から流体を配管に供給し、配管の開口部からダクト内に供給し、筐体の開口部を通して筐体内部に流体を供給する構成とする。
また、本発明の工作機械の第1,2の態様において、開口部はノズル又は孔とすることができ、ノズルから流体を筐体内に噴出させて供給する構成とすることができる。
また、本発明の工作機械の第1,2の態様において、流体は液体又は気体とすることができる。
図1〜図3は本発明の工作機械の第1の態様を説明するための概略構成図であり、図4〜図7は本発明の工作機械の第2の態様を説明するための概略構成図である。
図1は本発明の工作機械の外観を示す図である。図1において、工作機械1の筐体2は装置カバー等によって形成され、工作機械の内部を外部から遮蔽している。工作機械1は、工作機械の内部の切粉を排出する機構として、液体や気体等の流体を供給する流体供給手段3と、工作機械1の筐体2の外周部分に設けられたダクト4を備える。
図2において、筐体2の内壁底面20では、側面と底面の境界の周囲に沿って複数の開口部5が形成され、この開口部5は筐体2の外周部分に設けられたダクト4との間を連通している。流体供給手段3から供給された流体は、ダクト4から開口部5を通して筐体2の内部に供給される。このとき、開口部5は筐体2の内壁底面20の周囲に沿って配置されているため、開口部5を通った流体は内壁底面20に沿って噴出される。
これにより、筐体2の内壁底面20に付着した切粉は、この噴出した流体によって排出される。
次に、本発明の工作機械の第2の態様について説明する。
第2の態様においても、その工作機械の外観は図1に示した第1の態様と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。第2の態様は第1の態様において、配管を備える構成である。
さらに、筐体内が入り組んだ構成であっても、側壁や底面に飛散・堆積した切粉を確実に除去することができる。
また、流体供給手段とダクトの間にパイプやチューブなどの配管で接続する構成としても良い。この場合、配管作業が必要であるが、流体供給路の大きさを必要最小限に収めることができ、ダクトを連続させる必要がなくなるという利点がある。さらに、流体供給手段の設置場所をある程度自由に選べるようになる。
また、上記構成例において開ロ部を断続的に設けているが、場合によってはこれを連続的なものにしても良い。
2 筐体
3 流体供給手段
4 ダクト
5 開口部
6 切粉排出口
7 配管
8 ノズル
9 配管開口部
10 ノズル
20 内壁底面
21 内壁上面
22 内壁側面
23 筐体内部
100 工作機械
101 装置カバー
103 ポンプ・コンプレッサー
104 配管
105 開口部
106 ノズル
Claims (7)
- 切削加工によって生ずる切粉を除去する手段を有する工作機械であって、
前記工作機械の筐体外部と内部とを連通する内壁面の上端部に設けられた開口部と、
当該工作機械の外部又は工作機械に設置された流体供給手段と、
前記筐体の外周部に設けられ前記複数個の開口部を覆うダクトとを備え、
前記流体供給手段から流体を前記ダクトに供給し、ダクトから開口部を通して流体を筐体内の内壁面に沿って供給することによって前記切粉を排出することを特徴とする工作機械。 - 前記流体供給手段とダクトとの間を流体を移送するための配管で接続し、流体供給手段からの流体を前記配管を介してダクトに供給することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
- 前記ダクトの内部に流体を移送するための配管を設置し、
該配管に開口部を設け、
前記流体供給手段から流体を前記配管に供給し、配管の開口部からダクト内に供給し、筐体の開口部を通して筐体内部に流体を供給することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記開口部はスリット又は孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の工作機械。
- 前記開口部はノズルを備え、
当該ノズルから流体を筐体内に噴出させて供給することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の工作機械。 - 前記流体は液体又は気体であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の工作機械。
- 前記工作機械の内部底面の端部に工作機械の筐体外部と内部とを連通する複数の開口部が設けられ、前記ダクトは該内部底面の端部に設けた複数の開口部も覆い、前記流体供給手段から前記ダクトに供給しされた流体は、前記内部底面の端部に設けた複数の開口部から筐体内の底面に沿って供給されるようにした請求項1乃至6の何れか1つに記載された工作機械。
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