JP4022126B2 - 自動車玩具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、操舵装置を備えた自動車玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、玩具用操舵装置として、左右の操舵輪を所定の軸を中心に左右に回動させる左右の回動体と、この左右の回動体を相互に連結し当該左右の回動体と回り対偶をなす連結体とを備え、コイルおよび磁性体間に働く電磁力によって操舵を行うように構成されたものが知られている。この玩具用操舵装置では、たとえば、連結体を左右いずれにも偏らない中立位置に保持するばねが設けられ、前記電磁力によって連結体を左右に動作させている。この玩具用操舵装置によれば、コイルおよび磁性体間に働く電磁力によって操舵を行うので、子供らが無理矢理に操舵輪の向きを手で変えようとした場合でも内部機構(操舵機構または操舵装置)の破損の虞は少ない。(たとえば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−159759号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の玩具用操舵装置を備える自動車玩具にあっては、コイルおよび磁性体の間に働く電磁力によって操舵を行うので、操舵輪の向きを細かく制御できないという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、内部機構(操舵機構または操舵装置)の保護に資するとともに、操舵輪の向きを細かく制御できる自動車玩具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動車玩具は、左右の操舵輪が付設され所定の軸を中心に左右に回動可能に構成された左右の回動体と、前記左右の回動体を相互に連結し該左右の回動体と回り対偶をなしモータを動力源として左右に動作する連結体と、前記モータの動力によって前記連結体に接した状態で該連結体に沿って当該連結体の長手方向で往復動作可能な動作体とを備え、前記連結体および前記動作体の対向部分にはそれぞれ前記長手方向に延在する所定長さの溝が形成され、両溝によって形成される空間には、両溝の前記長手方向の各壁に当接する1つのコイルばねが設置され、前記モータの動力を前記動作体から前記コイルばねを介して前記連結体に伝達するように構成されていることを特徴とする。
この自動車玩具によれば、モータの動力はばねを介して回動体に伝達するように構成されているため、子供らが無理矢理に操舵輪の向きを変えようとした場合に、ばねがクッションとして機能し、内部機構(操舵機構または操舵装置)が毀損されるのを防止する。また、モータの動力によって操舵輪の向きを変えるようにしているため、操舵輪の向きの制御を繊細に行える。
【0007】
請求項2記載の自動車玩具は、請求項1に記載の自動車玩具において、前記モータとしてサーボモータを使用するものである。
この自動車玩具によれば、モータとしてサーボモータを使用するので、低速での操舵を円滑に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】
1.全体構成
図1には、ボディを取り除いた状態、つまりシャーシに各種部品を取り付けた状態の自動車玩具が示されている。図2には図1の自動車玩具の平面図が示されている。図3には図2の自動車玩具からさらにデッキを取り除いた状態の自動車玩具が示されている。
この自動車玩具100は図示しない無線コントローラによって動作制御されるように構成されている。具体的には、この自動車玩具100は無線コントローラの操作に伴う無線コントロール信号によって走行動作や舵取り動作が制御されるようになっている。以下、自動車玩具100の詳細について説明する。
【0009】
2.細部構成
(1)モータ1,2、電池3
自動車玩具100は図3および図4に示すようにモータ1,2を備えている。
モータ1は操舵装置11を動作をさせるためのもので、特に限定はされないがサーボモータが使用されている。このモータ1はシャーシ4の凹部4aに設置されている。このモータ1の動力は第1の動力伝達機構8を介して操舵装置11に伝達される。
モータ2は後輪19を駆動させるためのもので、特に限定はされないがサーボモータが使用されている。このモータ2はシャーシ4の凹部4bに設置されている。このモータ2の動力は第2の動力伝達機構17を介して後輪19に伝達される。
電池3はモータ1,2その他の回路部品の電源となるものであり、シャーシ4の凹部4cに設置されている。
【0010】
(2)スライドスイッチ7
スライドスイッチ7は電源をオン/オフするためのものである。
【0011】
(3)第1の動力伝達機構8
第1の動力伝達機構8は歯車8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、突起8i、動作体8j、コイルばね8kを備える。
このうち歯車8hは、上方から見た場合に軸8lを中心に時計方向および反時計方向に回転可能に構成されている。この歯車8hは特に限定はされないが欠歯歯車として構成されている。また、この歯車8hの一の端面にはその偏心位置に突起8iが付設されている。突起8iは動作体8jの切欠き8mに臨入されている。
動作体8jは操舵装置11のタイロッド(連結体)11a上に設けられている。動作体8jの下面とタイロッド11aの上面とにはそれぞれ溝8n、11cが形成され、その溝8n、11cにはコイルばね8kが設置されている。その結果、図6(a)〜(c)に示すように、動作体8jがタイロッド11aに対して左右に動作するとコイルばね8kを介してタイロッド11aに動力が伝達され、タイロッド11aも左右に動作することになる。その際に、コイルばね8kが縮むかどうかはコイルばね8kのばねの強さによる。
【0012】
(4)操舵装置11
操舵装置11はタイロッド11aおよびナックルアーム(回動体)11bを備えている。
タイロッド11aの左右端部には穴11dが設けられており、この穴11dにはナックルアーム11bの第1の軸11eが挿入されている。
ナックルアーム11bの第2の軸11f(前記第1の軸11eと平行)はシャーシ4の穴4dに挿入されている。その結果、タイロッド11aが左右に動作するとその動作方向に応じてナックルアーム11bが第2の軸11fbを中心に回転することになる。
各ナックルアーム11bには前輪14が取り付けられている。その結果、ナックルアーム11bが第2の軸11fを中心として回転するとその回転方向に応じて前輪14が向きを変更することになる。
なお、ナックルアーム11bの第2の軸11fにはコイルばね12が巻装されている。そして、このコイルばね12はショックアブソーバを構成し、走行時の衝撃を吸収できるようになっている。
【0013】
(5)前輪14
前輪14はディスクホイール14a、ホイールキャップ14bおよびタイヤ14cを備える。ホイールキャップ14bは外側からディスクホイール14aに嵌合される。タイヤ14cはディスクホイール14aに外嵌される。そして、前輪14は図示しないリベットによってナックルアーム11bに取り付けられている。
【0014】
(6)第2の動力伝達機構17
第2の動力伝達機構17は歯車17a、17b、17c、17dおよび車軸18を備える。車軸18の各端には後輪19が取り付けられている。
【0015】
(7)後輪19
後輪19はディスクホイール19a、ホイールキャップ19bおよびタイヤ19cを備える。ホイールキャップ19bは外側からディスクホイール19aに嵌合される。タイヤ19cはディスクホイール19aに外嵌される。そして、後輪19は図示しないリベットによって車軸18に取り付けられている。
【0016】
(8)その他
▲1▼デッキ20
デッキ20は、シャーシ4上に設置されるモータ1、動力伝達機構8および操舵装置11をカバーした状態で固定するものである。このデッキ20はねじ21によってシャーシ4に取り付けられる。このデッキ20には変位計22その他の回路部品が設置される。変位計22は歯車8hの回転量を測定し、適切なステアリング動作を行わせるためのものである。
【0017】
▲2▼モータホルダ23
モータホルダ23はモータ2をカバーした状態で固定するためのものである。このモータホルダ23はねじ24によってシャーシ4に取り付けられる。
【0018】
▲3▼接片25
接片25は電池3の電極に接するものであり、ここから電源が取り出される。
【0019】
▲4▼アンテナ26
アンテナ26はねじ27によってシャーシ4に取り付けられる。
【0020】
(9)電気系
図7には電気系が示されている。この電気系について説明すれば、無線コントローラからのコントロール信号はアンテナ26によって受信され、受信処理部で復調などの処理が行われる。そして、記憶部に記憶された動作プログラムに従って処理装置で処理され、モータ1、2が制御される。
【0021】
3.実施形態の効果
以上のように構成された操舵装置11を備える自動車玩具100によれば、ナックルアーム11bにコイルばね8kを介して動力が伝達されるように構成されているので、無理矢理に前輪14の向きを変えたりした場合には内部機構が保護される。
【0022】
4.変形
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明の代表的なものの効果を説明すれば、左右の操舵輪が付設されモータを動力源として所定の軸を中心に左右に回動して前記操舵輪の向きを変える左右の回動体を備え、前記モータの動力をばねを介して前記回動体に伝達するように構成されているので、子供らが無理矢理に操舵輪の向きを変えた場合に、ばねがクッションとして機能する。したがって、内部機構が毀損されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る自動車玩具のボディを取り除いた状態の斜視図である。
【図2】図1の自動車玩具の平面図である。
【図3】図2の自動車玩具のデッキをさらに取り除いた状態の平面図である。
【図4】図1の自動車玩具の前部側の分解斜視図である。
【図5】図1の自動車玩具の後部側の分解斜視図である。
【図6】図1の自動車玩具の動作体およびタイロッドの連結状態を示す図である。
【図7】図1の自動車玩具の電気系の構成図である。
【符号の説明】
100 自動車玩具
8、17 動力伝達機構
8j 動作体
11 操舵装置
11a タイロッド(連結体)
11b ナックルアーム(回動体)
Claims (2)
- 左右の操舵輪が付設され所定の軸を中心に左右に回動可能に構成された左右の回動体と、前記左右の回動体を相互に連結し該左右の回動体と回り対偶をなしモータを動力源として左右に動作する連結体と、前記モータの動力によって前記連結体に接した状態で該連結体に沿って当該連結体の長手方向で往復動作可能な動作体とを備え、前記連結体および前記動作体の対向部分にはそれぞれ前記長手方向に延在する所定長さの溝が形成され、両溝によって形成される空間には、両溝の前記長手方向の各壁に当接する1つのコイルばねが設置され、前記モータの動力を前記動作体から前記コイルばねを介して前記連結体に伝達するように構成されていることを特徴とする自動車玩具。
- 前記モータはサーボモータであることを特徴とする請求項1に記載の自動車玩具。
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JP2002309711A JP4022126B2 (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 自動車玩具 |
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- 2002-10-24 JP JP2002309711A patent/JP4022126B2/ja not_active Expired - Lifetime
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