JP4021932B1 - 疑似餌 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス製であっても破損のおそれが少なく、しかも、製造が容易で低コスト化を実現した疑似餌を提供する。
【解決手段】透光性を有する2枚のガラス板20を重ねかつ一体接合して形成された疑似餌本体2と、疑似餌本体2の両側縁部2C,2Dに沿って装着される縁枠部材3,4と、各縁枠部材3,4を疑似餌本体2に固定するワイヤー50,51とから成る。疑似餌本体2の内部には長さ方向に貫通するようにワイヤー部材9が配備され、ワイヤー部材9の各両端部は疑似餌本体2より突出している。この両端部にそれぞれ釣り針11または釣り糸12の取り付けが可能な連結部90,91が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、魚釣りに用いられる疑似餌に関し、特にこの発明は、疑似餌本体が透光性を有するガラスで形成されている疑似餌に関する。
従来、疑似餌として、全体がガラスで形成されたものや、ワイヤーなどの芯材の表面にガラス材を覆うように配置されたものなどが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。従来の疑似餌は、一般に外形を魚の形状に似せてあり、そのために頭部と尾部とは先が細い形状になっている。疑似餌の内部には、魚の興味を引きつけるために、光輝性粒子などが埋設されており、外部からの光が光輝性粒子に当たると、光が四方へ散乱して光り輝くようになっている。
特開2000−295940号公報
上記した構成の従来の疑似餌の場合、特に頭部や尾部は先細の形状であるため、強度に乏しく、破損のおそれがある。また、ガラスに代えて合成樹脂を用いた場合、破損のおそれは少なくなるが、軽量であるため、特に水深が深い所まで沈降させるには、錘を設ける必要がある。さらに、疑似餌自体が軽量であるため、たとえ疑似餌の形状を工夫しても、水中での疑似餌の動きに変化をつけることは難しい。
そこで、本願の出願人は、先般、ガラスなどで形成された疑似餌本体に、この頭部および尾部をそれぞれ覆うように金属製のキャップを嵌合し、頭部側のキャップと尾部側のキャップとをワイヤーで連結して一体化したものを提案した。
上記した構成の疑似餌では、疑似餌本体の頭部および尾部が先細の形状になっているとしても、キャップを外側より嵌合しているので、疑似餌本体は、特に頭部および尾部の強度が高められ、頭部および尾部の破損が防止されるとともに、疑似餌本体が重くなり、水中での疑似餌の動きに変化をつけることが可能となる。なお、頭部の側のキャップと尾部の側のキャップとはワイヤーにより連結されて一体化されているので、キャップが疑似餌本体より抜けるのが防止され、キャップが脱落することがない。
しかしながら、上記した構成の疑似餌では、疑似餌本体の頭部および尾部にキャップを嵌合するとともに各キャップをワイヤーで連結させて疑似餌本体と一体化させるので、製造に手間がかかるという問題を有している。また、疑似餌本体の両側縁部は露出しているので、岩や木などの障害物に衝突すると、その衝撃により破損し、この破損箇所から疑似餌本体が割れてしまう恐れもある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、ガラス製であっても破損のおそれが少なく、しかも、製造が容易で低コスト化を実現した疑似餌を提供することを目的とする。
この発明による疑似餌は、透光性を有する少なくとも2枚のガラス板を重ねかつ一体接合して形成された疑似餌本体と、前記疑似餌本体の両側縁に沿ってそれぞれ装着される一対の縁枠部材と、各縁枠部材が疑似餌本体の対応する側縁を厚みの全体にわたって覆った状態で両縁枠部材を固定する固定手段とから成り、前記疑似餌本体の少なくとも一方の端部は、釣り針の装着および釣り糸の接続が可能に形成されている。
この発明の上記した構成において、前記疑似餌本体は、透光性を有していれば透明であっても半透明であってもよく、また、無色であっても着色されたものであってもよい。さらに、重ねられたガラス板の間に光輝性部材などを設けることも可能である。重ねられたガラス板は、全体を透明の接着剤により接着するか、外周部のみを透明または不透明な接着剤により接着することにより一体化することができるが、両面に接着剤が塗布されたシートなどを用いて重ねられたガラス板を一体接合することもできる。なお、疑似餌本体を石英ガラスなどの強化ガラスを用いて構成することもできる。
前記縁枠部材は、ステンレスなどの合金の他に鉄,アルミニウムなどの金属材料(鋳物も含む。)を用いて製作されるが、強度を有していれば、合成樹脂材料を用いて製作してもよく、また、接着剤を混ぜ込んで硬化させた布材料を用いて製作してもよい。
上記した構成の疑似餌では、疑似餌本体の両側縁に沿って縁枠部材を装着して疑似餌本体を厚みの全体にわたって覆うので、疑似餌本体がガラス製であっても、疑似餌本体が破損するのを防止できる。また、疑似餌本体はガラス製であるので、疑似餌が重くなり、水中の深い箇所まで素早く沈降するとともに、水中での疑似餌の動きに変化をつけることができる。
また、各縁枠部材は固定手段により疑似餌本体に固定されて一体化されているので、例えば、疑似餌本体に装着された釣り針に魚が食い付いて疑似餌に強い引張力が作用しても、縁枠部材が疑似餌本体から剥れるのが防止される。
この発明の好ましい実施態様においては、前記固定手段は線材であり、前記疑似餌本体の両側縁部と両端部とを覆うように装着された各縁枠部材の端部同士を連結して両縁枠部材を疑似餌本体に固定している。
この実施態様によると、各縁枠部材を線材によって容易に疑似餌本体と一体化できる。また、縁枠部材は疑似餌本体の両端部を覆っているので、疑似餌本体の両端部が先細の形状であっても、その強度が高められ、両端部の破損も防止できる。なお、前記線材は、金属製のワイヤーの他、ナイロンやテトロン(登録商標)などの紐を含むものである。
この発明の好ましい他の実施例においては、前記固定手段は長さ方向に貫通する貫通孔を有する一対のキャップであり、前記疑似餌本体の両端部を覆うように嵌合された各キャップの貫通孔から各縁枠部材の端部を突出させるとともに、その突出部をそれぞれキャップの外側に折曲して各縁枠部材を疑似餌本体に固定している。
この実施態様によると、各縁枠部材をキャップによって容易に疑似餌本体と一体化できる。また、疑似餌本体の両端部にはキャップが嵌められているので、疑似餌本体の両端部が先細の形状であっても、その強度が高められ、両端部の破損も防止できる。なお、前記キャップは、ステンレス,鉄,アルミニウムなどの金属材料の他、強度を有していれば、合成樹脂材料を用いて製作してもよい。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、前記疑似餌本体の内部に網状またはシート状の補強部材が設けられている。この実施態様によると、補強部材によって疑似餌本体の強度が高められる。また、ガラス板を重ね合わせた部分に網状の補強部材を介在させることによってガラス板間に隙間が設定されるので、各網目の隙間に光輝性部材などを配設することができる。
さらに好ましい実施態様においては、前記疑似餌本体には光輝性部材が設けられている。この光揮性部材は、例えば、ガラス板の表面またはガラス板の重ね合わせ面に、それぞれ焼付印刷によって設けることができる。また、前記光輝性部材として、例えば、金粉や色粉のような粉状や粒状のもの、アルミ箔やマイカのような薄膜状のものなどを疑似餌本体の内部に埋設することができる。この実施態様によれば、外部からの光が光輝性部材に当たって四方へ散乱したり、光輝性部材の色調が見る角度によって変化したりするので、魚の興味を引きつけることができる。
他の好ましい実施態様においては、前記疑似餌本体の内部に蓄光部材が設けられている。この実施態様によれば、自然光および人工光が蓄光材料に蓄えられ、暗くても蓄光部材が光を放つので、夜間や水深の深い所であっても魚の興味を引きつけることができる。
さらに好ましい実施態様においては、前記疑似餌本体は、上下非対称の外形に形成されており、これにより水中での疑似餌の動きに変化をつけることができる。
さらに好ましい実施態様においては、疑似餌は、前記疑似餌本体の内部を長さ方向に貫通するワイヤー部材をさらに備え、前記疑似餌本体より突出するワイヤー部材の両端部にそれぞれ釣り針または釣り糸の取り付けが可能な連結部が形成されている。
この実施態様では、前記連結部に釣り針や釣り糸を取り付けて釣りを行う。この実施態様によると、ワイヤー部材に直接釣り糸や釣り針を取り付け可能なので、釣り針に魚がかかって大きな力が加わったとしても、疑似餌が破損しにくい。
この発明によると、一対の縁枠部材がガラスにより形成された疑似餌本体の両側縁に沿って装着されるので、疑似餌本体の側縁部、さらには両端部が外部から衝撃により破損するのが防止され、疑似餌本体の強度が高められる。また、疑似餌本体はガラス製であるので、疑似餌が重くなり、水中の深い箇所まで素早く沈降するとともに、水中での疑似餌の動きに変化をつけることができる。さらに、各縁枠部材は固定手段により疑似餌本体に固定されているので、疑似餌に強い引張力が作用しても、縁枠部材が疑似餌本体から剥れるのが防止される。
図1は、この発明の一実施例である疑似餌1の構成を示している。また、図2は、この疑似餌1の外観を示している。図示例の疑似餌1は、透光性を有する疑似餌本体2と、前記疑似餌本体2の両側縁部2C,2Dに沿って装着される一対の金属製の縁枠部材3,4と、各縁枠部材3,4が疑似餌本体2の対応する側縁部2C,2Dを厚みの全体にわたって覆った状態で両縁枠部材3,4を固定して疑似餌本体2に一体化する固定手段5とから成る。
前記疑似餌本体2は、外形および厚みが同一の2枚の透明なガラス板20,20を重ねたもので、外周縁が接着剤により一体接合されている。前記接着剤はその用途に応じて透明または不透明なものを用いるが、UV接着剤などの接着剤を用いて隙間が生じないようにガラス板20,20間の外周をシールするのが望ましい。
この実施例のガラス板20は、長さ中央部の幅が広く、長さ中央部から両端部にかけて次第に幅が狭くなっている。両端部は、一端部が頭部2A、他端部が尾部2Bとなっており、図示例のように、平面形状が前後および左右のいずれにも対称であってもよいが、頭部2Aの側を尾部2Bの側より広幅に形成するなどして、その重量比を7対3、または6対4などに設定することができる。なお、ガラス板20は、板ガラスまたは成形ガラスを用いて構成される。
前記疑似餌本体2の内部、すなわち、2枚のガラス板20,20の重ね合わせ部分には、疑似餌本体2の強度を高めるための網状の補強部材6を介在させてある。この実施例では金属製の補強部材6を用いているが、これに限らず、ナイロン製やテトロン(登録商標)製などの補強部材を用いてもよい。
前記補強部材6は、所定の直径の線材60を縦横に編んで形成されており、ガラス板20,20間には、補強部材6の各網目内に線材60の直径に相当する隙間が形成されている。なお、線材60に沿って接着剤を塗布すればガラス板20の一体化を強化することができる。
前記補強部材6の一部の網目61には様々な色彩を付した光輝性部材7が、他の一部の網目62には蓄光部材8が、それぞれ配設されており、その他の網目63は介在物が存在しない透光部になっている。
上記した網状の補強部材6は、疑似餌本体2の補強に加えて、ガラス板20,20間の隙間設定や光輝性部材7や蓄光部材8の保持に有効に機能する。
なお、この実施例では、補強部材6として網状のものを用いているが、これに限らず、シート状のものを用いることができる。この場合、シート状の補強部材6を所定の間隔を設けて配置すれば、補強部材6,6間に光輝性部材7や蓄光部材8を配設することができる。
また、上記の実施例では、2枚のガラス板20,20間に、外部からの光を受けて光り輝く光輝性部材7や蓄光部材8を配置しているが、これに限らず、発光ダイオードのような発光素子を設けることもできる。その場合には、2枚のガラス板20,20の重合面の少なくとも一方に凹部を形成し、その凹部内に発光素子と電池とを実装した基板を固定する。特に発光ダイオードの場合、多色発光のものや点滅するタイプのものなど、種々のものを用いることができる。
前記疑似餌本体2の内部には、長さ方向に貫通するようにワイヤー部材9が配備されている。前記ワイヤー部材9の各両端部は、ガラス板20,20の両端部より突出し、この両端部にそれぞれ釣り針11または釣り糸12を取り付けることが可能なリング形状の連結部90,91が形成されている。前記の各連結部90,91には、リング13を介して釣り針11がそれぞれ取り付けられ、頭部2Aの連結部90には、さらに釣り糸12が接続されている。なお、釣り針11は尾部2Bの側の連結部91にのみ取り付け、釣り糸12を頭部2Aの側に連結部90に接続してもよい。
また、上記した実施例の疑似餌本体2は、上下対称の形状になっているが、これに限らず、例えば、上面(側縁部2C)を凹面形状に、下面(側縁部2D)を凸面形状に、それぞれ形成するなどして上下非対称の形状に形成することもでき、これにより、水中での疑似餌の動きに変化をつけることができる。
前記疑似餌本体2の両側縁部2C,2Dには、疑似餌本体2の厚みより大きな幅と疑似餌本体2の長さよりやや長い長さとを有する縁枠部材3,4が、それぞれ装着されている。各縁枠部材3,4は、それぞれの内面に疑似餌本体2の側縁部2C,2Dが挿入される挿入溝30,40が型押によりほぼ全長にわたって形成されたもので、その両端部において幅中央で折り重ねられている。各縁枠部材3,4は、ステンレス鋼より成るが、鉄,アルミニウムなどの他の金属材料(鋳物も含む。)を用いて製作してもよい。この縁枠部材3,4により、疑似餌本体2の各側縁部2C,2D、さらには頭部2Aおよび尾部2Bが覆われているので、外部からの衝撃による疑似餌本体2の破損が防止される。
なお、この実施例の縁枠部材3,4はステンレス製であるが、必要な強度を有しているのであれば、必ずしも金属製である必要はなく、合成樹脂製であってもよい。
各縁枠部材3,4の両端部には、上下に貫通する貫通孔31,32および41,42がそれぞれ設けられている。これらの貫通孔31,41および32,42には、固定手段5を構成するワイヤー50,51がそれぞれ通される。一方のワイヤー50は貫通孔31,41に、他方のワイヤー51は貫通孔32,42に、それぞれ一連に通され、縁枠部材3,4の突き合わされた各端部同士をワイヤー50,51で巻きつけて連結させることにより、各縁枠部材3,4を疑似餌本体2上に固定し一体化している。この実施例によると、各縁枠部材3,4をワイヤー50,51によって容易に疑似餌本体2の両側縁部上に固定できる。
なお、固定手段5として、金属製のワイヤー50,51に代えて、ナイロンやテトロン(登録商標)などの種々の色彩の紐を用いることもできる。
上記した実施例では、各縁枠部材3,4の両端部にそれぞれ貫通孔を1個だけ設けているが、複数個(例えば、2個)設けてもよく、複数個の貫通孔にワイヤー50,51をそれぞれ通した上で各縁枠部材3,4を疑似餌本体2に一体化させれば、各縁枠部材3,4をより強固に疑似餌本体2に固定できる。
また、各縁枠部材3,4の両端部に模様や色彩を施したり、両端部の形状に工夫を施したりしてもよい。これにより、疑似餌1のデザイン効果が向上し、疑似餌1に対する魚の興味をさらに高めることができる。
さらに、この実施例では、縁枠部材3,4の両端部に設けた貫通孔31,41および32,42にワイヤー50,51をそれぞれ通した上で各ワイヤー50,51を縁枠部材3,4に巻きつけて各縁枠部材3,4を疑似餌本体2に一体化させているが、図3に示すように、各縁枠部材3,4の両端部に、前記ワイヤー50,51が係入される係合溝33,34および43,44を形成し、各係合溝33,43および34,44にワイヤー50,51をそれぞれ係合させた上で各ワイヤー50,51を縁枠部材3,4に巻きつけて各縁枠部材3,4を疑似餌本体2に一体化させてもよい。
図4は、この発明の他の実施例である疑似餌1の構成を示している。また、図5は、この疑似餌1の外観を示している。図示例のものも、前記疑似餌本体2と、前記疑似餌本体2の両側縁部2C,2Dに沿って装着される一対の金属製の縁枠部材35,45と、各縁枠部材35,45が疑似餌本体2の対応する側縁部2C,2Dを厚みの全体にわたって覆った状態で両縁枠部材35,45を固定して疑似餌本体2に一体化する固定手段5とから成る。なお、図4および図5に示す実施例では、疑似餌本体2は、上記した実施例と同様の構成であり、ここでは対応する箇所に同一の符号を付することで説明を省略する。
前記の各縁枠部材35,45は、例えば、ステンレス鋼,アルミニウム,鉄からなる金属製部材であり、疑似餌本体2の厚みより大きな幅と、疑似餌本体2の長さよりやや長い長さとを有し、長さ方向が弓形に湾曲している。この縁枠部材35,45は、長さ方向のみでなく幅方向にもやや湾曲しており、疑似餌本体2の側縁部2C,2Dの全体を覆っている。なお、縁枠部材35,45は、金属材料を用いて製作されているが、強度を有していれば、合成樹脂材料を用いて製作してもよい。
前記疑似餌本体2の頭部2Aおよび尾部2Bには、頭部2Aおよび尾部2Bを覆うキャップ52,53が外側より嵌合されている。これらのキャップ52,53は、縁枠部材35,45を疑似餌本体2上に固定するための固定手段5としても機能させる。図示例の各キャップ52,53は、同一形状のものであるが、例えば、頭部2Aの側が尾部2Bの側より大きい疑似餌本体2であれば、頭部2Aの側のキャップ3を尾部2Bの側のキャップ4より大きなものとする。各キャップ52,53の内部は、疑似餌本体2の頭部2Aまたは尾部2Bを挿入することが可能な中空部になっており、さらに各キャップ52,53にはそれぞれ長さ方向に貫通する貫通孔52a,53aが形成されている。各キャップ52,53は、ステンレス鋼より成るが、鉄,アルミニウムなどの他の金属材料を用いて製作してもよく、また、強度を有していれば、合成樹脂材料を用いて製作してもよい。
この実施例では、疑似餌本体2の両側縁部2C,2D上に縁枠部材35,45を装着させた状態で、頭部2Aおよび尾部2Bにキャップ52,53をそれぞれ外側より嵌め、各キャップ52,53の貫通孔52a,53aから前記縁枠部材35,45の両端部35A,35Bおよび45A,45Bを突出させるとともに、この両端部35A,35B,45A,45Bをそれぞれ外側に折り曲げて各キャップ52,53に止着することにより、各縁枠部材52,53を疑似餌本体2上に固定して一体化している。
この実施例によれば、各縁枠部材35,45をキャップ52,53によって容易に疑似餌本体2上に固定できる。また、縁枠部材35,45およびキャップ52,53により、疑似餌本体2の各側縁部2C,2D、さらには頭部2Aおよび尾部2Bが覆われているので、外部からの衝撃による疑似餌本体2の破損が防止される。
上記した構成の疑似餌1において、疑似餌本体2の両側縁部2C,2Dと頭部2Aおよび尾部2Bとが、図1〜図3の実施例では、金属製の縁枠部材3,4により覆われ、図4および図5の実施例では、縁枠部材35,45およびキャップ52,53により覆われているので、疑似餌本体2がガラス製であっても、その強度が高められ、疑似餌本体2の破損が防止される。また、各縁枠部材3,4および35,45が、固定手段5であるワイヤー50,51やキャップ52,53により疑似餌本体2に一体化されているので、例えば、疑似餌本体2に装着された釣り針11に魚が食い付いて疑似餌1に強い引張力が作用しても、縁枠部材が疑似餌本体2から剥れるのが防止される。
なお、疑似餌1の強度を増すために、疑似餌1の全体または疑似餌本体2を透明の合成樹脂塗料を用いてコーティングすることにより保護被膜を形成してもよい。
疑似餌1が水中に位置するとき、疑似餌本体2はガラス製であるので、疑似餌1が重くなり、水中の深い箇所まで素早く沈降するとともに、水中での疑似餌1の動きに変化をつけることができる。また疑似餌本体2は透光性を有するので、水面からの入射光は疑似餌本体2を透過して疑似餌1の下方に達し、疑似餌1より深い位置にいる魚の視界に疑似餌1が入る。また、水底での反射光は疑似餌本体2を透過し、さらに、水面からの入射光は疑似餌本体2の表面で反射するので、疑似餌1より浅い位置にいる魚の視界に疑似餌1が入る。
光が光輝性部材7に当たると、四方に散乱するので、周囲の魚の興味が疑似餌1に引きつけられる。また、蓄光部材8が光を放つので、夜間や水深の深い所であっても、周囲の魚の興味が疑似餌1に引きつけられる。光輝性部材7や蓄光部材8は補強部材6の一部の網目61,62に配置されており、その他の網目63は透光部になっているので、水面や水底からの光は疑似餌本体2の透光部の位置を透過する
この発明の一実施例である疑似餌の構成を示す分解斜視図である。 疑似餌の外観を示す斜視図である。 疑似餌の他の実施例を示す平面図である。 この発明の他の実施例である疑似餌の構成を示す分解斜視図である。 疑似餌の外観を示す斜視図である。
符号の説明
1 疑似餌
2 疑似餌本体
2A 頭部
2B 尾部
2C,2D 側縁部
3,4,35,45 縁枠部材
5 固定手段
6 補強部材
7 光輝性部材
8 蓄光部材
9 ワイヤー部材
11 釣り針
12 釣り糸
25 貫通孔
35A,35B,45A,45B 両端部
50,51 ワイヤー
52,53 キャップ
52a,53a 貫通孔
90,91 連結部

Claims (8)

  1. 透光性を有する少なくとも2枚のガラス板を重ねかつ一体接合して形成された疑似餌本体と、前記疑似餌本体の両側縁に沿ってそれぞれ装着される一対の縁枠部材と、各縁枠部材が疑似餌本体の対応する側縁を厚みの全体にわたって覆った状態で両縁枠部材を固定する固定手段とから成り、前記疑似餌本体の少なくとも一方の端部は、釣り針の装着および釣り糸の接続が可能に形成されて成る疑似餌。
  2. 前記固定手段は線材であり、前記疑似餌本体の両側縁部と両端部とを覆うように装着された各縁枠部材の端部同士を連結して両縁枠部材を疑似餌本体に固定している請求項1に記載された疑似餌。
  3. 前記固定手段は長さ方向に貫通する貫通孔を有する一対のキャップであり、前記疑似餌本体の両端部を覆うように嵌合された各キャップの貫通孔から各縁枠部材の端部を突出させるとともに、その突出部をそれぞれキャップの外側に折曲して各縁枠部材を疑似餌本体に固定している請求項1に記載された疑似餌。
  4. 前記疑似餌本体の内部に、網状またはシート状の補強部材が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載された疑似餌。
  5. 前記疑似餌本体には、光輝性部材が設けられている請求項1〜4のいずれかに記載された疑似餌。
  6. 前記疑似餌本体の内部に、蓄光部材が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載された疑似餌。
  7. 前記疑似餌本体は、上下非対称の外形に形成されている請求項1〜6のいずれかに記載された疑似餌。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載された疑似餌であって、
    前記疑似餌本体の内部を長さ方向に貫通するワイヤー部材をさらに備え、前記疑似餌本体より突出するワイヤー部材の両端部にそれぞれ釣り針または釣り糸の取り付けが可能な連結部が形成されている疑似餌。
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