JP4021208B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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JP4021208B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のディスク再生装置の一例として、特開平5−2812号公報に開示のものが知られている。
この公報に開示のディスク再生装置では、CD(コンパクトディスク)等のディスクに記録された情報を再生するディスク再生部に自動車等の移動時における振動を伝えにくくして、ディスク再生時の音飛びを防いでいた。すなわち、箱形に形成された基台の内部に、ターンテーブルやピックアップ等を備えるディスク再生部をバネやダンパ等の弾性部材によって、基台の内壁からディスク再生部が離間した状態で、揺動可能に支持していた。
また、ディスクは基台の外側に設けられた挿入口から挿入および排出されるが、このディスクの挿入時および排出時においては、ディスク再生部を基台の内壁から離間した状態で、ディスク挿入方向および排出方向(前後方向)、およびディスク挿入方向に垂直で互いに直交する2軸の各方向(上下方向および左右方向)について固定していた。このようにしてディスク再生部を固定することで、ディスクを挿入口に対して位置決めし、ディスクの挿入および排出を容易にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記ディスク再生装置においてディスク再生部が基台に対して固定される時に、ディスク再生部は挿入口から離間して固定されている。このため、ディスクを挿入する際には、ディスクを挿入口からディスク再生部と挿入口との間の距離の分だけ奥に押し込まねばならなかった。また、ディスクを挿入口から排出する際にも、ディスク挿入口とディスク再生部との間の距離の分だけディスクが挿入口から突出される量が少なくなっていた。したがって、ディスク挿入時および排出時に、ディスク記録面に皮脂等の汚れが付着しないようにしながら、ディスクを挿入口から押し込んだり、取り出したりするのは困難であった。
本発明の課題は、ディスク挿入時および排出時において、挿入口とディスク再生部との間の距離を短くし、ディスクの挿入や排出を容易にすることのできるディスク再生装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右方向及び上下方向に垂直な挿入方向へのディスクの挿入及びその挿入方向に反対の排出方向へのディスクの排出される挿入口が形成された挿入部を有する基台と、前記挿入口から挿入されたディスクに記録された情報を再生するディスク再生部と、前記ディスク再生部を前記挿入部から離間した状態で弾性部材を介して前記基台に揺動自在に取り付けて支持する弾性支持部と、前記ディスク再生部を前記基台に対して固定し、ディスクを前記挿入口から挿入および排出可能にする固定機構と、を備え、前記ディスク再生部の左右両脇において左右の側壁部が前記基台の左右にそれぞれ備えられ、前記固定機構が、前記左右の側壁部のそれぞれに設けられ、当該側壁部から前記ディスク再生部へ隆起した左右の位置規制部と、前記ディスク再生部の左右両側面のそれぞれに、挿入方向及び排出方向に移動可能に取り付けられた左右のロックスライダと、前記左右のロックスライダを介して前記ディスク再生部を挿入方向及び排出方向に移動させる移動手段と、を備え、前記左右のロックスライダであって前記左右の側壁部に対向する面に左右の係合溝がそれぞれ形成され、前記左右の係合溝が排出方向に切り込まれているとともに挿入方向に開口して排出方向に終端し、前記固定機構は、前記移動手段により前記左右のロックスライダを挿入方向に移動させることにより、前記左右の係合溝の排出方向終端に前記左右の位置規制部をそれぞれ係合させるとともに前記左右のロックスライダを前記左右の位置規制部にそれぞれ当接させることによって、前記ディスク再生部を前記基台に対して挿入方向、左右方向及び上下方向に移動不能な状態で、前記ディスク再生部を前記挿入口側に移動し前記挿入部側で前記基台の部位に前記ディスク再生部を当接させることで、排出方向について前記ディスク再生部を移動不能にして固定した固定状態と、前記移動手段により前記左右のロックスライダを排出方向に移動させることにより、前記左右の係合溝と前記左右の位置規制部との係合を解除するとともに前記左右のロックスライダを前記左右の位置規制部から離間させることによって、前記ディスク再生部の前記基台に対する全ての方向についての固定を解除するとともに、前記ディスク再生部を前記挿入部から離間させる固定解除状態と、を切り換え可能に構成されてなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明のディスク再生装置にかかる実施の形態を詳細に説明する。
なお、本実施の形態においては、ディスク再生装置は、ディスクとして音楽情報等が記録されたCD(コンパクトディスク)を再生するCDプレーヤとして説明を行うものとし、さらにこのCDプレーヤーは車に搭載されるものとして説明を行う。また、CDには、直径が12cmのディスクと、8cmのディスクとがあるが、本実施の形態におけるディスク再生装置においてはこのどちらのディスクも再生可能となっている。
【0007】
図1〜図5に示すディスク再生装置1は、ディスク8が挿入および排出される挿入口21を有する挿入部22が設けられた基台20と、この挿入口21から挿入されたCDを再生するディスク再生部10と、このディスク再生部10を挿入部22から離間した状態で弾性部材5、6を介して基台20に揺動自在に取り付ける弾性支持部と、ディスク再生部10を基台20に対して固定する固定機構とを備えている。
【0008】
また、ディスク再生装置1はダッシュボード90に設けられており、ダッシュボード90に形成された開口部91と挿入口21とが連通している。この開口部91を介して挿入口21からディスク8を挿入することができる。
また、ディスク再生装置1は、ダッシュボード90に取り付けられる操作パネル(図示略)を備え、ユーザーがこの操作パネルを操作することによって、ディスク再生装置1はディスク8の再生やディスクの排出などの所定の動作を行うようになっている。
【0009】
基台20は、箱状に形成されており、図1(a)、図2(a)に示すように、前記挿入部22は、直交3軸のうちY軸の負の方向側の一面をなす前側の壁部分を構成している。また、基台20の両側方には直交3軸のうちX軸の正負方向のそれぞれ一面をなす側壁部23が備えられている。
なお、図1〜図5に示す直交3軸において、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向とする。また、Y軸の正の方向はディスク8が挿入口21から挿入されるディスク挿入方向であり、Y軸の負の方向はディスク8が挿入口21から排出されるディスク排出方向である。さらに、Z軸は紙面の裏から表に突き抜ける方向を正の方向としている。
【0010】
弾性支持部は、4つのダンパ5(弾性部材)と4つのサスペンションバネ6(弾性部材)とからなっている。
ダンパ5は、基台20に取り付けられるとともに弾性変形可能なダンパ本体51と、このダンパ本体51から突出して設けられ、その先端部53がディスク再生部10に固定されたダンパピン52とから構成されている。ダンパピン52は、ダンパ5に特に負荷が加えられていない自然状態においては、図2に示すように、側面視においてダンパ本体51の中心に位置するように設けられている。また、ダンパ5に、例えばディスク挿入方向側に引っ張る力が加えられたときには、図1に示すように、ダンパ本体51は弾性変形し、ダンパピンはダンパ本体51の中心からディスク挿入方向側に偏心した位置に移動することができる。
また、サスペンションバネ6の両端部は、基台20とディスク再生部10とに取り付けられている。
【0011】
これらのダンパ5およびサスペンションバネ6は、これらに特に負荷の与えられていない自然状態において、再生部10と挿入部22および側壁部23とがそれぞれ離間している。このため、ダンパ5およびサスペンションバネ6は、それぞれの弾性変形可能範囲内においてディスク再生部10を基台20に対してX軸、Y軸、Z軸の各方向に揺動自在に支持し、ディスク再生部に車の移動等に伴う振動を伝えにくくしている。
なお、ディスク再生部10と挿入部22との間に設けられる間隙を図2(a)ではCとして示す。
【0012】
図1および図2に示すディスク再生部10は、ターンテーブル11や、ピックアップ(図示略)等のCDを再生するために必要な機能を備えている。また、ディスク再生部10には、このディスク再生部10にディスク挿入方向およびディスク排出方向のそれぞれに回動自在に取り付けられたディスク搬送ローラ12と、ディスク8の二重入れを防止するローラーレバー13とを備えている。
前記ディスク搬送ローラ12がディスク挿入方向に回転すると、ディスク搬送ローラ12に載せられたディスク8はディスク挿入方向に引き込まれて、ターンテーブル11上の所定の位置に載置される。また、ディスク搬送ローラ12がディスク排出方向に回転すると、ディスク搬送ローラ12に載せられたディスク8はディスク排出方向に送り出されて、ディスク8は挿入口21から排出される。
【0013】
ローラーレバー13は、ディスク再生部10に回動自在に取り付けられた柄13aと、この柄13aの先端に設けられたディスク二重入れ防止板13bとを備えている。
二重入れ防止板13bは、ディスク8がターンテーブル11上の所定の位置に載置されている時には、図2の(b)および(c)に示すように、挿入口21の開口面に平行に位置し、ディスク8を二重にディスク再生部10側に挿入することができないように構成されている。また、ディスク8の挿入および排出の際にはディスク8の挿入および排出の妨げにならないように、二重入れ防止板13bは、柄13aが下方に回動することに伴って、挿入口21の開口面から下方に下げられるように構成されている。
【0014】
また、図1、図2および図4に示すように、ディスク再生部10にはターンテーブル11の所定の位置に載置されたディスク8をその上方からクランプするためのクランパーアーム15が設けられている。
さらに、ディスク再生部10には、図4に示すように、後で詳細に説明するキャリア歯車70等のギア類が取り付けられている。
【0015】
前記固定機構は、主として、ディスク挿入方向および排出方向に沿うディスク再生部の相対する両側面のそれぞれに、ディスク挿入方向及び排出方向に移動可能に取り付けられたロックスライダ3、4と、ロックスライダ3、4を移動させる移動手段と、前記基台20に設けられてロックスライダ3、4に設けられた係合溝(係合部)35、45に係合することでロックスライダ3、4の挿入方向の移動位置を規制する位置規制部25とから構成されている。また、前記移動手段は、係合溝35、45と位置規制部25とを係合させた状態で、ロックスライダ3、4を介してディスク再生部10をディスク排出方向に移動させて、挿入部22に当接させることができる。
【0016】
ディスク再生部10の右側に取り付けられた右側ロックスライダ3(図1(b)、図2(b)、(d)参照)と、ディスク再生部10の左側に取り付けられた左側ロックスライダ4(図1(c)、図2(c)、(e)参照)には、前記ローラーレバー13に付設されたピン13c、13dによって互いに連結されている。右側ロックスライダ3および左側ロックスライダ4のそれぞれには、このピン13c、13dが摺動自在に挿入されるカム孔31、41に挿入されている。このため、右側ロックスライダ3を移動させると、左側ロックスライダ4は追従して移動する。
【0017】
位置規制部25は、図1および図2に示すように、基台20の両側壁部23にそれぞれ2つずつ設けられている。
それぞれの位置規制部25は、図3の(a)に示すように、周囲にテーパを有してロックスライダ3、4側に隆起するとともに基台内の側壁部23間の幅を絞り込むように形成された位置規制絞り部25aと、このテーパに包囲された中央に平坦に形成された先端面25bと、この先端面からロックスライダ3、4側に突出した位置規制ピン25cとを備えている。
【0018】
右側ロックスライダ3および左側ロックスライダ4の基台20に側壁部23に対向する面には、図1の(b)、(c)、図2の(b)、(d)と(c)、(e)、および図3に示すように、前記位置規制ピン25cが係合する係合溝35、45が備えられている。
この係合溝35、45は、ディスク排出方向(Y軸の負の方向)に切り込まれたU字状の溝であり、図3の(b)に詳細に示すように、Y軸の正の方向に開口部35a、45aを有し、Y軸の負の方向に終端部35b、45bを有している。また、側面視において開口部35a、45aのZ軸方向の幅W1は終端部35b、45bのZ軸方向の幅W2よりも広く形成されている。
【0019】
図3の(b)に示すように位置規制ピン25cが終端部35b、45bに当接すると、つまり、位置規制ピン25cと係合溝35、45とが係合すると、位置規制絞り部25aの平坦な先端面25bもロックスライダ3、4に当接する。よって、ロックスライダ3、4の基台20に対する移動がディスク挿入方向、左右方向および上下方向について規制され、同時にディスク再生部10がディスク挿入方向、左右方向および上下方向について移動不能に固定される。
【0020】
また、図1の(b)、(c)に示すように、両ロックスライダ3、4をディスク挿入方向に移動させると、位置規制部25は前記係合溝35、45に係合するとともに、ディスク再生部10はロックスライダ3、4を介してディスク排出方向に移動して挿入部22に当接して、基台20に対してディスク再生部10が固定された固定状態となる。
【0021】
また、ロックスライダ3、4をディスク排出方向に移動させると、図2の(b)および(c)に示すように、前記位置規制部25と係合溝35、45との係合が解除されて固定解除状態となる。
このようにロックスライダ3、4を前後方向に移動させることによって、ディスク再生部10の固定状態と固定解除状態とが切換可能となっている。そして、ディスク8の挿入および排出に連動して、固定状態と固定解除状態とが切り換えられる。
【0022】
これらのロックスライダ3、4の前後方向の移動は、以下に説明する移動手段によって行われる。移動手段は、主として、クランパーアーム15に取り付けられたトリガーアーム16とキャリア歯車70等から構成されている。
【0023】
トリガーアーム16は、図1、図2及び図4に示すように、クランパーアーム15に、Z軸周りに回転自在に取り付けられている。このトリガーアーム16の3つの端部にはそれぞれ下方に突出する凸部17a、17b、17cが備えられている。
図4の(a1)および(a2)に示すように、凸部17aはターンテーブル11上に12cmディスク8が挿入されたときにこのディスク8を受けるものであり、同様に、図4の(b1)および(b2)に示すように凸部17bは8cmディスク81を受けるものである。
【0024】
また、トリガーアーム16がディスク挿入方向に回転する時に、凸部17cが当接するトリガースライダ18が設けられている。このため、凸部17cが当接するとトリガースライダ18は、ディスク排出方向に移動する。
このトリガースライダ18は右側ロックスライダ3に前後方向に移動可能に支持されるとともに、図5(c)、(d)に示すように、トリガースライダ18と右側ロックスライダ3とはバネ18aを介して互いに接続されている。このため、トリガースライダ18がディスク排出方向に移動すると、この動きに追従して右側ロックスライダ3もディスク排出方向に移動する。
【0025】
前記キャリア歯車70は、図5の(a)〜(d)に示すように、外周の一部に歯列を備え、他の外周の一部にアーム部70aがその半径方向外方に延設され、遊星歯車71を偏心位置に搭載している。
また、キャリア歯車70は図示しないモータにより駆動される小径の駆動歯車75と同一軸に回転自在に取り付けられ、駆動歯車75に遊星歯車71を噛合させている。遊星歯車71はキャリア歯車70の回転に伴い駆動歯車75に対して公転する。また、遊星歯車71はディスク再生部10に対して固定された内歯列72に対して、その公転位置により噛合する。内歯列72は図4に示すように、ディスク再生部10に形成された複数の歯からなり、12分の7周程度の長さに弧状内向きに連続している。
そして、図5の(a)〜(d)に示すように、右側ロックスライダ3にはこのアーム部70aに当接する凸部38が設けられている。
【0026】
以下に、前記移動手段によるロックスライダ3、4の移動について説明する。まず、右側ロックスライダ3のディスク排出方向への移動について説明する。ロックスライダ3、4のディスク再生部10に対するディスク排出方向への移動はトリガーアーム16の回転に伴って行われる。
【0027】
ディスク8、81の挿入に伴って、トリガーアーム16がディスク挿入方向に回転すると、凸部17cがトリガースライダ18に当接し、トリガースライダ18は、ディスク排出方向に移動する。トリガースライダ18がディスク排出方向に移動すると、右側ロックスライダ3はこの動きに追従してディスク排出方向に移動する。そして、右側ロックスライダ3の移動に追従して左側ロックスライダ4もディスク排出方向に移動することになる。このようにして、前記移動手段によってロックスライダ3、4のディスク排出方向への移動が行われる。
なお、左右のロックスライダ3、4がディスク排出方向に移動し、ローラーレバー13に付設されたピン13c、13dがカム孔31、41のY軸の正方向の限度の位置に達した時に、ロックスライダ3、4のディスク排出方向への移動はディスク再生部10に対して規制される。
【0028】
次に、前記移動手段によるロックスライダ3、4のディスク挿入方向への移動について説明する。ロックスライダ3、4のディスク挿入方向への移動は、主として、図4に示すキャリア歯車70の回転に伴って行われる。
図示しないモータが図5(a)において駆動歯車75を反時計回りに回転させると、キャリア歯車70は遊星歯車71を介して駆動され、図5の(a)、(b)、(c)、(d)の順に示すように時計回りに回転する。アーム部70aは右側ロックスライダ3に設けられた前記凸部38に当接されているので、右側ロックスライダ3はディスク挿入方向に移動させられる。そして、左側ロックスライダ4は追従して、右側ロックスライダ3と同様にディスク挿入方向に移動する。このようにしてロックスライダ3、4のディスク挿入方向への移動が行われる。
【0029】
なお、ロックスライダ3、4がディスク挿入方向に移動し、ローラーレバー13に付設されたピン13c、13dがY軸の負の方向の限度の位置に達した時に、ロックスライダ3、4のディスク挿入方向への移動はディスク再生部10に対して規制される。
【0030】
従って、前記固定機構によってディスク再生装置1へのディスク挿入動作および排出動作は次のように行われる。
まず、ディスク挿入動作について説明する。図1の(a)に示すように、12cmディスク8を挿入すると、図示しない検知手段はこれを検知し、図示しないモータにディスク搬送ローラ12をディスク挿入方向へ回転させるように指示する。
【0031】
12cmディスク8はターンテーブル11上の所定の位置まで搬送され、図4の(a1)および(a2)に示すようにトリガーアーム16の凸部17aを押す。なお、8cmディスク81の場合は図4の(b1)および(b2)に示すように凸部17bを押す。
そして、トリガーアーム16が回転すると、凸部17cはトリガースライダ18をディスク排出方向へ押す。トリガースライダ18の移動に伴い右側ロックスライダ3がディスク排出方向へ追随して移動し、ロックスライダ3、4の係合溝35、45から位置規制ピン25cが外れて、図2の(b)および(c)に示す状態となる。
【0032】
右側ロックスライダ3がディスク排出方向へ移動したことにより、同時に以下の動作が連動して行われる。
図1に示すように、右側ロックスライダ3にはカム孔32が設けられ、クランパーアーム15に付設されたピン15aが挿入されている。クランパーアーム15はディスク再生部10に軸15bを介して回転自在に取り付けられている。したがって、右側ロックスライダ3が前へ移動したことにより、クランパーアーム15が閉じディスク8はターンテーブル11上にクランプされる。
【0033】
そして、ディスク8がクランプされると、ディスク8はディスク搬送ローラ12から乖離し、同時にローラーレバー13に設けられた二重入れ防止板13bが上方に移動し、挿入口21の開口面と平行に位置される。また、弾性変形したダンパ5およびバネ6はそれぞれ自然状態に復帰し、ディスク再生部10はダンパ5とサスペンションバネ6の付勢力によってディスク挿入方向に移動し、挿入部22と所定間隔Cを開けて、基台20に対して揺動自在に支持された状態となる。
以上により、ロックスライダ3、4は位置規制絞り部25a及び位置規制ピン25cから乖離し、ディスク再生部10の基台20に対する固定は解除され、固定解除状態となる。
【0034】
次に、ディスク排出動作について説明する。図2の(b)、(c)に示すように、ディスク再生部10は固定解除状態にある。ユーザーが操作パネルを操作することなどにより、ディスク排出信号が入力されると、図示しないモータは、図5の(a)において、駆動歯車75を反時計回りに回転させて、遊星歯車71を介してキャリア歯車70を時計回りに回転させる。そして、キャリア歯車70の回転に伴って、右側ロックスライダ3はディスク挿入方向に移動する。
【0035】
この時、遊星歯車71が図5の(a)から(b)に示す位置に移動する前に、右側ロックスライダ3の係合溝35に位置規制ピン25cが係合する(図2の(d)参照)。しかし、図2の(d)に示すように、ローラーレバー13に付設されたピン13c、13dは、カム孔31、41のY軸の負の方向の限度には位置しておらず、右側ロックスライダ3および左側ロックスライダ4はディスク再生部10に対してディスク挿入方向について相対的に移動可能な状態にある。
【0036】
したがって、駆動歯車75をさらに図5の(a)、(b)、(c)、(d)の順に回転させると、左右両側のロックスライダ3、4は基台20に対して移動が規制されているので、ディスク再生部10がロックスライダ3、4に対して相対的にディスク排出方向に移動する。
この時、図1の(a)に示すように、ダンパピン52がディスク再生部10に引っ張られて、挿入口21側に偏心した位置に移動するとともにダンパ本体51も弾性変形する。これと同時に、サスペンションバネ6も弾性変形する。これらの弾性部材5、6の弾性変形はディスク再生部10をディスク挿入方向に引き戻すように付勢する付勢力が作用するが、この付勢力に抗するようにしてさらに駆動ギア75を回転させる。このようにして、ディスク再生部10をダンパ5およびサスペンションバネ6の付勢力に抗してディスク挿入口21側に移動させて、挿入部22に当接させて、ディスク再生部10と挿入部22との間に設けられた間隙Cがなくなる。
【0037】
これらと同時に、上述したクランパーアーム15、ローラーレバー13、左側ロックスライダ4の連動動作がディスク排出時と逆に行われる。
以上によって、ディスク再生部10は、基台20に対してディスク挿入方向、及び上下方向及び左右方向に移動不能に固定され、かつ、ディスク挿入口21側に移動されて、挿入部22に当接し、ディスク排出方向について移動不能に固定された固定状態となる。
【0038】
本実施の形態によれば、ロックスライダ3、4をディスク挿入方向に移動させることによって、ディスク再生部10は基台20に対して固定された固定状態となり、この固定状態において、ディスク再生部10はディスク挿入部22に当接している。したがって、ディスク再生部10とディスク挿入部22との間に設けられていた間隙Cがなくなり、ディスク挿入部22とディスク再生部10との距離が短くなる。このため、従来と同様にディスク8の排出動作を行っても、挿入口21から排出されるディスク8の突出量が大きくなる。このため、ディスク8の記録面に手を触れずにディスク8を挿入口21から取り出すのが容易になる。また、ディスク8の挿入時においても、ディスク再生部10は上記のように固定されているため、従来と比較すると、挿入口21からディスク8を挿入させる量が少なくても、ディスク搬送ローラ12によりディスク8がターンテーブル11上の所定の位置まで移動されて載置される。したがって、ディスク8の挿入および排出が容易になり、ディスク再生装置1の使い勝手が良くなる。
【0039】
また、挿入部22に当接した状態で、ディスク再生部10が基台20に対してディスク挿入方向及び排出方向、左右方向、上下方向の全ての方向について固定されている。このため、ディスク8の挿入時および排出時において、ディスク8の挿入位置および排出位置が安定し、位置決めが確実になされる。
【0040】
また、ディスク再生部10がディスク挿入部22側に移動して、挿入部22に当接して基台20に対して固定されると、ダンパ5およびサスペンションバネ6はそれぞれ弾性変形して、元に戻ろうとする力がディスク再生部10に作用する。つまり、弾性部材5、6によってディスク再生部10をディスク挿入方向に移動させる付勢力が作用する。しかし、この付勢力に抗するように、駆動ギアを回転させてディスク再生部10をディスク排出方向に付勢して、ディスク再生部10を基台20に対して固定している。このため、ディスク再生部10が前後に移動することがなく、ディスク挿入部22とディスク再生部10とがぶつかりカタカタと音をたてることがない。このように発生する音をラトルノイズというが、本実施の形態によればこのラトルノイズの発生を防ぐことができる。
【0041】
また、本実施の形態によれば、ディスク再生部10を基台20に対して固定する際に、ディスク挿入方向と、左右方向と、上下方向の5方向についてのみ、左右両側のロックスライダ3、4を基台20に対して固定させればよく、ロックスライダ3、4をディスク排出方向への移動を規制する手段を設けなくてもよい。このため、基台20に設けた位置規制ピン25cおよび位置規制絞り部25aと、左右両側のロックスライダ3、4に設けた係合溝35、45とによって簡素な構成にすることができる。
しかも、係合溝35、45を位置規制部25に係合するように左右両側のロックスライダ3、4をディスク挿入方向に移動させることによって、ディスク再生部10をディスク排出方向に移動させることができる。従って、ディスク再生部10をディスク排出方向に移動させるための駆動手段を新たに設ける必要がなく、ロックスライダ3、4を移動させるための駆動力を併用することができる。
【0042】
また、ロックスライダ3、4を前後移動させるだけで、固定状態と固定解除状態とを容易に切り換えることができる。
以上より、構成を簡素にすることができ、部品点数の削減が図りやすくなり、その結果、品質安定性および低コスト化を図りやすくなる。
【0043】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、ロックスライダ3、4のディスク排出方向への移動をトリガーアーム16により行い、ロックスライダ3、4のディスク挿入方向への移動をキャリア歯車70により行うものとしたが、これに限定されるものではなく、モータ、ギア、ラック、カム等を組み合わせた既存の手段によって行ってよいのは勿論である。
また、ディスク再生装置1として車載用のCDプレーヤーを例にあげて説明したが、これに限定されるものではない。再生するディスクは、LD(Laser Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)やMD(Mini Disk)等であってもよい。
また、本実施の形態においては、ディスク再生部10を挿入部22に当接させて、ディスク挿入方向への移動を不能としたが、これに限定するものではなく、基台20の挿入部側の部位に例えば、ディスク再生部10が当接するような突設部を設けておき、この突設部にディスク再生部10を当接させて、ディスク挿入方向への移動を不能としてもよい。要は、ディスク再生部10が挿入方向に移動しないように、挿入口21側に移動したディスク再生部10が、基台20の部位(挿入部を含む)に当接するような構成となっていればよいものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ディスク再生部を基台に対してディスク挿入方向、及びディスク挿入方向に垂直で互いに直交する2軸の各方向に移動不能な状態で、ディスク再生部を挿入口側に移動し挿入部に当接させて、ディスク再生部をディスク排出方向について移動不能にして固定する固定機構が設けられている。従って、ディスクの排出時において、ディスク再生部とディスク挿入部とが当接しているので、ディスク再生部とディスク挿入部との距離が短くなり、その距離の分だけ挿入口からのディスクの突出量が大きくなる。このため、ディスク記録面に手を触れずにディスクを取り出すのが容易になる。また、ディスク挿入時においても挿入口にディスクを挿入する量が小さくても確実にディスクがディスク再生部に挿入されるので、ディスクを挿入するのが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のディスク再生装置の固定状態における平面図(a)、右側面図(b)、及び左側面図(c)である。
【図2】本発明の一例のディスク再生装置の固定解除状態における右側面図(b)、及び左側面図(c)と、固定解除状態と固定解除状態との切換途中における状態を示した、ディスク再生装置の平面図(a)、右側面図(d)、及び左側面図(e)である。
【図3】本発明の一例の位置規制ピンと係合部との係合状態を示す模式図(平面図(a)、側面図(b))である。
【図4】本発明の一例の、12cmディスクの挿入時の機構の動作を説明する平面図(a1)及び一部切断側面図(a2)、並びにディスク挿入時の機構の動作を説明する平面図(b1)及び一部切断側面図(b2)である。
【図5】本発明の一例の、右側ロックスライダの移動を説明するためのディスク再生装置の部分平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置
10 ディスク再生部
16 移動手段(トリガーアーム)
18 移動手段(トリガースライダ)
20 基台
21 挿入口
22 挿入部
25 位置規制部
3、4 ロックスライダ
35、45 係合部
70 移動手段(キャリア歯車)
71 移動手段(遊星歯車)
75 移動手段(駆動歯車)
8、81 ディスク

Claims (1)

  1. 左右方向及び上下方向に垂直な挿入方向へのディスクの挿入及びその挿入方向に反対の排出方向へのディスクの排出される挿入口が形成された挿入部を有する基台と、
    前記挿入口から挿入されたディスクに記録された情報を再生するディスク再生部と、
    前記ディスク再生部を前記挿入部から離間した状態で弾性部材を介して前記基台に揺動自在に取り付けて支持する弾性支持部と、
    前記ディスク再生部を前記基台に対して固定し、ディスクを前記挿入口から挿入および排出可能にする固定機構と、を備え、
    前記ディスク再生部の左右両脇において左右の側壁部が前記基台の左右にそれぞれ備えられ、
    前記固定機構が、
    前記左右の側壁部のそれぞれに設けられ、当該側壁部から前記ディスク再生部へ隆起した左右の位置規制部と、
    前記ディスク再生部の左右両側面のそれぞれに、挿入方向及び排出方向に移動可能に取り付けられた左右のロックスライダと、
    前記左右のロックスライダを介して前記ディスク再生部を挿入方向及び排出方向に移動させる移動手段と、を備え、
    前記左右のロックスライダであって前記左右の側壁部に対向する面に左右の係合溝がそれぞれ形成され、
    前記左右の係合溝が排出方向に切り込まれているとともに挿入方向に開口して排出方向に終端し、
    前記固定機構は、
    前記移動手段により前記左右のロックスライダを挿入方向に移動させることにより、前記左右の係合溝の排出方向終端に前記左右の位置規制部をそれぞれ係合させるとともに前記左右のロックスライダを前記左右の位置規制部にそれぞれ当接させることによって、前記ディスク再生部を前記基台に対して挿入方向、左右方向及び上下方向に移動不能な状態で、前記ディスク再生部を前記挿入口側に移動し前記挿入部側で前記基台の部位に前記ディスク再生部を当接させることで、排出方向について前記ディスク再生部を移動不能にして固定した固定状態と、
    前記移動手段により前記左右のロックスライダを排出方向に移動させることにより、前記左右の係合溝と前記左右の位置規制部との係合を解除するとともに前記左右のロックスライダを前記左右の位置規制部から離間させることによって、前記ディスク再生部の前記基台に対する全ての方向についての固定を解除するとともに、前記ディスク再生部を前記挿入部から離間させる固定解除状態と、を切り換え可能に構成されてなることを特徴とするディスク再生装置。
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