JP4020541B2 - 使い捨ておむつのファスニングテープ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨ておむつのファスニングテープに関し、更に詳しくは、テープ基材とメカニカルファスナー部材との接着力が向上した使い捨ておむつのファスニングテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、使い捨ておむつのファスニングテープとしては、テープ基材の一方の面上に粘着剤を塗布したものが一般に用いられてきた。しかし、この種のファスニングテープには、一旦裏面シート上に貼り付けた後に、再度の付け剥がしが容易でなかったり、剥がす際に不快な音がする等の不都合があった。
【0003】
そこで、近年では、斯かるファスニングテープに代わって、不織布等のテープ基材の一方の面上にメカニカルファスナーのフック部材又はループ部材を熱融着や接着剤等により貼り付けてなるファスニングテープが用いられつつある。このファスニングテープは上述した不都合が起こらないという利点を有する。しかし、熱融着によりテープ基材とメカニカルファスナー部材とを貼り付けると、メカニカルファスナー部材が熱等の影響を受けて破壊されることがあり、その結果、裏面シート(係合部)との係合力が低下する場合があった。また、接着剤による貼り付けでは、不織布とメカニカルファスナー部材との接着面積が少ないことから十分な接着力が得られず、裏面シート(係合部)との係合時に剪断方向に応力が加わると不織布が伸長してしまい、フック部材と不織布の剥落が起こる可能性があり、やはり係合力が低下する場合があった。
【0004】
従って、本発明の目的は、テープ基材とメカニカルファスナー部材との接着力が高く、十分な係合力を得ることのできる使い捨ておむつのファスニングテープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、不織布からなるテープ基材とメカニカルファスナー部材との間に特定の中間層を配し、且つ該テープ基材と該中間層との剥離強度および該テープ基材と該中間層との全体のバルクソフトネスを特定の範囲とすることにより、上記目的を達成し得ることを知見した。
【0006】
本発明は上記知見に基づきなされたもので、不織布からなる外面層と、メカニカルファスナーのフック部材またはループ部材からなる内面層との間に、フィルムからなる中間層が介在されており、該中間層が該内面層と同じ大きさか又はそれよりも大きくなされている使い捨ておむつのファスニングテープであって、該外面層と該中間層とをドライラミネート法により貼り合わせ、該ファスニングテープの幅方向における該外面層と該中間層との剥離強度を65cN/30mm以上となすと共に同方向における該外面層および該中間層全体のバルクソフトネスを100〜800cNとなしたことを特徴とする使い捨ておむつのファスニングテープを提供することにより上記目的を達成したものである。
【0007】
また、本発明は、液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シートと両シート間に介在された液保持性の吸収体とを具備し、背側部の左右両側部にそれぞれファスニングテープが配されてなる使い捨ておむつにおいて、
上記ファスニングテープとして、不織布からなる外面層と、メカニカルファスナーのフック部材またはループ部材からなる内面層との間に、フィルムからなる中間層が介在されており、該中間層が該内面層よりも大きくなされているファスニングテープであって、該外面層と該中間層とをドライラミネート法により貼り合わせ、該ファスニングテープの幅方向における該外面層と該中間層との剥離強度を65cN/30mm以上となすと共に同方向における該外面層および該中間層全体のバルクソフトネスを100〜800cNとなしたファスニングテープを用いたことを特徴とする使い捨ておむつを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の使い捨ておむつのファスニングテープ(以下、単に「ファスニングテープ」という)の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明のファスニングテープが使い捨ておむつの背側部に配された状態を表面シート側から見た要部を示す図であり、図2〜図4はそれぞれ図1におけるI−I線断面図、II−II線断面図およびIII −III 線断面図である。
【0009】
図1に示すように、本発明のファスニングテープが使用される使い捨ておむつ10は、液透過性の表面シート11と、液不透過性の裏面シート12と、両シート11,12との間に介在された液保持性の吸収体13とを具備している。おむつ10の背側部Bの側部には、ファスニングテープ1が配されている。ファスニングテープ1は、図2及び図4に示すように、表面シート11と裏面シート12とによって挟持されている。表面シート11,裏面シート12及び吸収体13の構成材料としては、通常の使い捨ておむつに用いられているものと同様のものを特に制限なく用いることができる。このような構成は通常の使い捨ておむつと同様である。尚、以下の説明においては、図1に示すように、おむつ10の背側部Bにおける一方の側部に配されたファスニングテープ1に関して説明するが、図示していない他方の側部に配されたファスニングテープに関しても同様の説明が適用される。
【0010】
図1〜図4に示すように、ファスニングテープ1は、長方形状の不織布からなる外面層2と、外面層2よりも小さい略正方形状の形状を有するメカニカルファスナーのフック部材からなる内面層3との間に、外面層と同寸のフィルムからなる中間層4が介在されて構成されている。ファスニングテープ1における、表面シート11と裏面シート12とによって挟持されている部分は、外面層2と中間層4とから構成されている。一方、おむつ10の背側部Bの側部から側方に延出している部分には、外面層2、内面層3及び中間層4から構成されている係合部5が形成されている。係合部5はおむつ10の使用時に、裏面シート12の表面に配されているループ部材(図示せず)に係合するか、又は裏面シート12自体に係合するようになされている。ファスニングテープ1の先端部Tは、外面層2と中間層4とから構成されており、ファスニングテープ1の付け剥がし時に摘み部として作用するようになされている。
【0011】
外面層2は不織布から構成されている。通常の使い捨ておむつのファスニングテープの基材(即ち、本発明のファスニングテープにおける外面層2に相当する部材)はプラスチックフィルムから構成されているが、プラスチックフィルムは剛性が高いことから、おむつの着用時に該フィルムのエッジ部分が着用者の肌に当たると過度の刺激を与えるという不都合があった。これに対して不織布は布様の風合いを有しドレープ性が高いので、不織布からなる外面層2を有する本発明のファスニングテープ1にはこのような不都合がない。このような理由から、不織布としては布様の風合いの高いものが好ましく用いられ、その例としてはスパンボンド不織布、サクションヒートボンド不織布、メルトブローン不織布およびスパンレース不織布等が挙げられる。不織布の坪量は、低い方が風合いやドレープ性の向上等の点からは好ましいが、強度の点からは高い方が好ましい。これらのバランスを考慮して、坪量を10〜100g/m2 、特に20〜100g/m2 、とりわけ30〜80g/m2 となすことが好ましい。不織布を構成する繊維としては、ポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、エチレンコポリマー繊維、プロピレンコポリマー繊維、これらの物質からなる二成分系繊維(例えば、芯鞘型繊維やサイド・バイ・サイド型繊維)等の一種または二種以上の組み合わせが挙げられる。
【0012】
内面層3は、メカニカルファスナーのフック材から構成されている。フックとしては、鈎状、キノコ状等の通常公知の形状のものを、必要とされる係合力に応じて適宜選択して用いることができる。図1及び図4から明らかなように、内面層3は、その全体が中間層4上に位置している。
【0013】
中間層4は、熱可塑性樹脂等の合成樹脂のフィルムから構成されている。中間層4は、外面層2の一面をすべて被覆しており且つ内面層3全体がその上に位置するように該内面層3よりも大きくなされている。フィルムを構成する物質としては、外面層2を構成する不織布と貼り合わせ可能なものが用いられ、例えば、PE、PP、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、これらの物質のブレンド物等が挙げられる。外面層2と中間層4との貼り合わせ強度の一層の向上の点からは、外面層2と中間層4とが同種の物質から構成されていることが好ましい。中間層4は、不織布からなる外面層2の表面をフラットにして、内面層3の接着力を向上させると共に接着剤の塗工量を減らすために用いられるものである。従って、中間層4の坪量はこの目的が達成される程度の範囲であれば十分であり、具体的には10〜100g/m2 、特に20〜50g/m2 となすことが好ましい。
【0014】
外面層2と中間層4とは一体化されている。ファスニングテープの付け剥がし時に、外面層2と中間層4とが剥離すること防止するために両者の剥離強度が十分に高いことが要求されることから、十分な剥離強度を付与し得る貼り合わせ方法であるドライラミネート法を用いる。
【0015】
上述した通り、ファスニングテープ1においては、その付け剥がし時に外面層2と中間層4とが剥離しない程度に十分い高い剥離強度が必要である。本発明者らの詳細な検討によれば、両者の剥離強度はファスニングテープの幅方向W(図1及び図4参照)において65cN以上となすことが必要であり、80cN/30mm以上、特に100cN/30mm以上となすことが好ましいことが判明した。剥離強度の値に上限値はなく高ければ高いほど好ましく、剥離強度が外面層2又は中間層4の材料破壊強度を超えることが最も好ましい。斯かる剥離強度を得るためには、両者の貼り合わせ方法として上述したドライラミネート法を用い、或いは貼り合わせ条件を最適化する等の方法を用いればよい。剥離強度の具体的な測定方法は後述する実施例において詳述する。
【0016】
既に述べた通り、おむつ着用時にファスニングテープがおむつ着用者の肌に当った場合に過度の刺激を与えないようにするために、ファスニングテープは布様の風合いを有しドレープ性が高いことが好ましい。本発明者らは検討を重ねたところ、外面層2と中間層4との貼り合わせ部分のバルクソフトネスが、ファスニングテープ1の肌に対する刺激性ないしドレープ性の尺度となることを見出し、更に詳細な検討を行った結果、ファスニングテープ1の幅方向Wにおける外面層2及び中間層4全体、即ち外面層2と中間層4との貼り合わせ部分のバルクソフトネスを100〜800cNとすることが必要であり、200〜600cNとなすことが好ましいことが判明した。詳細には、バルクソフトネスが100cNに満たないと、外面層2及び中間層4に共に低い坪量のものを使うことになるので、おむつ使用時における剪断力によって、材料破壊が起きることが懸念される。800cNを超えると、バルクソフトネスが100cNに満たないものとは逆に、外面層2及び中間層4に共に高い坪量のものを使うことになるので、所望の風合いが得られなくなる。バルクソフトネスの具体的な測定方法は後述する実施例において詳述する。
【0017】
ファスニングテープ1が長時間に亘るおむつの使用に耐え得るためには、その破断強度が十分に高いことが好ましい。特に、外面層2と中間層4との貼り合わせ部分には高い引張応力が加わることから、この部分におけるファスニングテープ1の幅方向の破断強度が3000cN/30mm以上、特に4000cN/30mm以上であることが好ましい。破断強度が3000cN/30mmに満たないと、おむつ10の使用中にファスニングテープが破断してしまう場合があるので上記範囲内とすることが好ましい。破断強度の具体的な測定方法は後述する実施例において詳述する。
【0018】
外面層2と中間層4との貼り合わせに関しては上述の通りである。一方、中間層4と内面層3との貼り合わせには、熱融着によるシール接着法およびホットメルト等の接着剤による接着法等が用いられる。不織布からなるテープ基材とフック部材のみを用いた従来のファスニングテープにおいては、両者の接着面積が少ないため十分な接着力が得られないか、又は十分な接着力を得ようとすると多量の接着剤の塗布が必要であったり、或いは過剰な熱融着を行う結果、フック材が破壊されてしまっていた。これに対して、本発明においては、不織布からなる外面層2とフック材からなる内面層3との間に上述した中間層4を形成して、外面層2の表面を平滑にすると共に該中間層4を介して外面層2と内面層3とを接合しているので、少ない接着剤の塗布量で十分な接着力が得られる。
【0019】
図1〜図4に示すファスニングテープ1の好ましい製造方法の概略を述べると、先ず、所定幅を有する長尺状不織布の一面上にドライラミネート法により所定厚のフィルムをドライラミネートして、長尺状の貼り合わせ体を得る。この貼り合わせ体における幅方向の所定の位置にホットメルト等の接着剤を長手方向に沿って塗布する。次いで、該接着剤が塗布された部分に、長尺状のフック部材を貼り付け、図5に示すような長尺物を得る。この長尺物を幅方向に所定間隔で裁断することにより、上記ファスニングテープ1が得られる。
【0020】
以上、本発明のファスニングテープを、その好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、メカニカルファスナー部材としてフック部材を用いたが、これに代えてループ部材を用いてもよい。この場合には、おむつ10の裏面シート12におけるファスニングテープ1の係合位置に、該ループ部材と係合し得るフック部材を配しておく。
また、上記実施形態においては、中間層4が外面層2の一面をすべて被覆しているが、これに代えて、中間層4を、外面層2上における内面層3の位置する部分にのみ配してもよい。即ち、中間層4と内面層3とが同じ大きさで且つ内面層3が中間層4の直上に位置するようになしてもよい。
【0021】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明すると共にその有効性を例証する。しかしながら、本発明の範囲は斯かる実施例に制限されるものではない。
【0022】
〔実施例1〕
所定幅を有する坪量80g/m2 のPP繊維のスパンボンド不織布の長尺状原反の一面上に、坪量が30g/m2 となるようにPEのフィルムをドライラミネートして長尺状の貼り合わせ体を得た。この貼り合わせ体におけるPEのフィルム上の所定の位置にホットメルト粘着剤を長手方向に沿って塗布した。塗布面上に長尺状のメカニカルファスナーのフック部材を貼り付けて図5に示す長尺物を得た。この長尺物を幅方向に所定間隔で裁断して図1〜図4に示すファスニングテープを得た。
【0023】
〔実施例2〕
実施例1における不織布に代えて、坪量23g/m2 のPP繊維のスパンボンド不織布を用い、且つ実施例1におけるPEのフィルムに代えて、PPのフィルムをドライラミネートする以外は実施例1と同様にしてファスニングテープを得た。
【0024】
〔比較例1〕
実施例1におけるPEのフィルムに代えて、坪量20g/m2 のPEのフィルムをドライラミネートする以外は実施例1と同様にしてファスニングテープを得た。
【0025】
〔比較例2〕
実施例1における不織布に代えて、坪量22g/m2 のPP繊維のスパンボンド不織布を用い、且つ実施例1におけるPEのフィルムに代えて、坪量20g/m2 のPPのフィルムをドライラミネートする以外は実施例1と同様にしてファスニングテープを得た。
【0026】
〔比較例3〕
実施例1においてPEのフィルムをドライラミネートしない以外は実施例1と同様にしてファスニングテープを得た。
【0027】
<性能評価>
実施例および比較例で得られたファスニングテープについて剥離強度、バルクソフトネス及び破断強度を下記の方法で測定すると共に所定のループ材に係合させて所定の剪断応力を加えたときの係合状態の保持時間を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0028】
<破断強度>
ファスニングテープ製造過程で得られる不織布とフィルムとの貼り合わせ体(実施例1参照)を幅100mm、長さ30mmにカットしたサンプルを調製し、このサンプルを幅方向から30mm剥離させた後、剥離部を引張試験機のチャックに保持して速度300mm/minで剥離させたときの剥離強度を求めた。
【0029】
<バルクソフトネス>
上記貼り合わせ体を幅150mm、長さ30mmにカットしたサンプルを調製し、このサンプルを用いて直径45mmの輪をつくり、この輪を高さ方向に10mm/minの速度で圧縮していったときの反発力を測定し、この反発力の値をバルクソフトネスの値とした。
【0030】
<破断応力>
上記貼り合わせ体を幅70mm、長さ30mmにカットしたサンプルを調製し、このサンプルの幅方向両端部を、引張試験機のチャックにつかみ長20mmで保持して速度300mm/minで引っ張ったときの破断強度を求めた。
【0031】
【表1】
Figure 0004020541
【0032】
表1に示す結果から明らかなように、実施例のファスニングテープ(本発明品)は、比較例のファスニングテープに比して、材料が破断することがなく、係合状態の保持時間も長いことが判る。特に、中間層としてのフィルムが配されていない比較例3のファスニングテープでは、保持時間が極めて短く、実用に耐えないことが判る。更に、実施例のファスニングテープはバルクソフトネスが適切な範囲にコントロールされているので良好な風合いを有するものであった。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明によれば、テープ基材とメカニカルファスナー部材との接着力が高く、十分な係合力を得ることのできるファスニングテープが提供される。
また、本発明によれば、良好な風合いを有し、皮膚への刺激が低減されたファスニングテープが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファスニングテープが使い捨ておむつの背側部に配された状態を表面シート側から見た要部を示す図である。
【図2】図1におけるI−I線断面図である。
【図3】図1におけるII−II線断面図である。
【図4】図1におけるIII −III 線断面図である。
【図5】長尺物を裁断して、図1に示すファスニングテープを製造する方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ファスニングテープ
2 外面層
3 内面層
4 中間層
5 係合部

Claims (7)

  1. 不織布からなる外面層と、メカニカルファスナーのフック部材またはループ部材からなる内面層との間に、フィルムからなる中間層が介在されており、該中間層が該内面層と同じ大きさか又はそれよりも大きくなされている使い捨ておむつのファスニングテープであって、該外面層と該中間層とをドライラミネート法により貼り合わせ、該ファスニングテープの幅方向における該外面層と該中間層との剥離強度を65cN/30mm以上となすと共に同方向における該外面層および該中間層全体のバルクソフトネスを100〜800cNとなしたことを特徴とする使い捨ておむつのファスニングテープ。
  2. 上記外面層の坪量を20〜100g/m2となしたことを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつのファスニングテープ。
  3. 上記中間層の坪量を10〜100g/m2となしたことを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨ておむつのファスニングテープ。
  4. 上記外面層を構成する不織布がポリエチレン繊維又はポリプロピレン繊維からなり、上記外面層および上記中間層全体のバルクソフトネスを200〜600cNとなしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の使い捨ておむつのファスニングテープ。
  5. 上記外面層と上記中間層とが同種の物質から構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつのファスニングテープ。
  6. 上記ファスニングテープの幅方向における上記外面層および上記中間層全体の破断強度が3000cN/30mm以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の使い捨ておむつのファスニングテープ。
  7. 液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シートと両シート間に介在された液保持性の吸収体とを具備し、背側部の左右両側部にそれぞれファスニングテープが配されてなる使い捨ておむつにおいて、
    上記ファスニングテープとして、不織布からなる外面層と、メカニカルファスナーのフック部材またはループ部材からなる内面層との間に、フィルムからなる中間層が介在されており、該中間層が該内面層よりも大きくなされているファスニングテープであって、該外面層と該中間層とをドライラミネート法により貼り合わせ、該ファスニングテープの幅方向における該外面層と該中間層との剥離強度を65cN/30mm以上となすと共に同方向における該外面層および該中間層全体のバルクソフトネスを100〜800cNとなしたファスニングテープを用いたことを特徴とする使い捨ておむつ。
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