JP4018358B2 - 経口投与用創傷治癒促進剤 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、経口投与用創傷治癒促進剤に関し、詳しくは有効成分としてエラスチンを含有することを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤、並びにエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有することを特徴とする経口投与用創傷治癒促進剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
動物の結合組織は、繊維芽細胞とそれが産生する細胞間物質よりなる。細胞間物質は組織の構造維持、必要な弾性の付与、水分維持の機能を有すると共に、酸素、二酸化炭素、栄養素、老廃物の運搬に関与しており、種々の組織、臓器の構造及び代謝の維持に不可欠である。結合組織の主要な細胞間物質としては、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲン等があり、これらの協力によって結合組織に特有の機能が営まれている。
【0003】
エラスチンは、哺乳類動物の項靭帯、血管、皮膚等の伸展性に富んだ組織にみられる構造タンパク質であり、多くの架橋をそのペプチド鎖間に含み、そのためゴム弾性様の伸縮性を有しており、組織の柔軟性すなわち伸び縮みに関与している。ヒトの皮膚のエラスチンは年齢と共に減少し、中年期以降ではそれまでに比して約25%以上減少するといわれており、また、この減少は、太陽光線への暴露によって加速されることも知られている。動脈硬化を起こした血管においても、エラスチンの顕著な減少が見られる。このようにエラスチンは、健康な生体組織の弾力性保持の機能に関与していることから、皮膚や毛髪などの保護改善を目的とした化粧品素材として応用されている。
【0004】
ムコ多糖であるコンドロイチン硫酸は、生体内でタンパク質との複合体を形成した形で存在しており、哺乳類動物の気管支軟骨を始め、皮膚、角膜その他多くの組織に含まれ、組織の弾力性とみずみずしさを保つ機能を営んでいる。コンドロイチン硫酸タンパク質複合体も、エラスチンと同様に老化と深く関わっており、老化とともに減少することが知られている。
【0005】
コラーゲンは、結合組織を構成する主要なタンパク質であり、生体組織の骨格構造を形成し、ヒトでは身体の総タンパク質の30%近くを占めている。コラーゲンは、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びエラスチンと協力することによって結合組織の構造と機能の維持を行っているが、細胞の接着、増殖や分化等にも特有の作用を有し、細胞機能の調節因子としての機能をも有している。
【0006】
創傷治癒効果を有する外用剤として、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等を含んだ皮膚エキスを含有する化粧品が知られている(特開昭60−64909)。また、エラスチンでコーティングしたコラーゲンの円板を創傷部位に直接固定することによって、止血及び創傷治癒率改善が得られることが報告されている(特開平7−222793)。
【0007】
このように、エラスチン、ムコ多糖(コンドロイチン硫酸)及びコラーゲンについて、局所適用すれば創傷治癒促進効果のあることが知られているものの、内服によって創傷治癒が促進されるという報告はない。エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンは、健康食品の形でも経口的に利用されているが、これまでのところ皮膚の保湿等を目的とするに止まっている。また、ムコ多糖、コラーゲン及びエラスチン等を含んだ皮膚エキスが外用で創傷治癒効果を有するという前記知見は、それらの化合物が何れも生体高分子であり、従って内服してもそのままの形での吸収及び患部への移行はあり得ないという事情のため、内服での創傷治癒促進作用の存在を何ら伺わせるものではなかった。またエラスチンでコーティングしたコラーゲン円盤の創傷部位への直接固定による止血と創傷治癒改善についての前記知見も、そのような構造物を直接患部に適用するのとはかけ離れた内服投与については、なおさら何らの示唆も与えるものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンにつき、経口投与による薬理効果の探索を試みた。その結果、エラスチンの内服が、予想外にも創傷治癒促進効果を表すことを見出した。またエラスチン単独よりも、これにコンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを所定の比率で組み合わせて経口投与するとき、創傷治癒効果が更に高まることも見出した。本発明はこれらの発見に基づいてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、エラスチンを含有することを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤を提供する。
【0010】
更に本発明は、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有することを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤をも提供する。
【0011】
更に本発明は、上記エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有する製剤であって、該製剤中におけるエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンの重量比率がエラスチン1に対しコンドロイチン硫酸タンパク質複合体10〜30及びコラーゲン15〜50であることを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤をも提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本明細書において、「創傷」は、外的要因によって皮膚や粘膜等に生じた組織損傷を広く意味し、切創、擦過傷、裂創等外力によって生じた傷、熱による火傷、強い紫外線による水疱形成等の皮膚炎症、及び酸、アルカリ等の薬品との接触による化学熱傷を含む。
【0013】
「コンドロイチン硫酸タンパク質複合体」は、コンドロイチン硫酸を高レベルに含有する動物組織(例:気管軟骨)からコンドロイチン硫酸を構成成分として含んだ糖タンパク質画分を抽出、精製することにより得られ、約20重量%相当分がコンドロイチン硫酸、残りがタンパク質よりなる。
【0014】
本発明において、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有する製剤の場合、該製剤中におけるエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンの重量比率がエラスチン1に対しコンドロイチン硫酸タンパク質複合体10〜30及びコラーゲン15〜50であることが好ましく、エラスチン1に対してコンドロイチン硫酸タンパク質複合体10〜25及びコラーゲン20〜40であることが更に好ましい。またエラスチン1に対してコンドロイチン硫酸タンパク質複合体15〜20及びコラーゲン25〜35であることが特に好ましい。
【0015】
本発明において、エラスチン含有の経口投与用創傷治癒促進剤、並びにエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲン含有の経口投与用創傷治癒促進剤は、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤等、内服に適した任意の固形製剤であってよい。また、エラスチン等の薬効成分を含んだ水溶液のような水性液体製剤(本明細書において、水を少なくとも主たる溶媒又は分散媒とする製剤をいう。)その他適宜の液体製剤の形態としてもよい。また、必要に応じて増粘剤等を更に用いる等により、それら薬効成分を含有する水性ゲルの形に製造してもよい。これらの製剤の製造においては、賦形剤、結合剤、崩壊剤、分散剤、滑沢剤、希釈剤、吸収促進剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、安定化剤、pH調節剤、緩衝剤その他、一般に内服用の種々の製剤又は食品に使用されている周知の添加剤を任意に使用してよい。
【0016】
本発明の経口投与用創傷治癒促進剤は、エラスチンのみを薬効成分として含有する製剤の場合、通常成人(体重約60kg)1日あたりの服用量はエラスチンとして20〜300mgとするのが好ましく、30〜120mgとするのが更に好ましい。また、本発明の経口投与用創傷治癒促進剤をエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンの合剤とする場合には、効果が増強されるためエラスチンは少量でもよく、通常成人1日当たりの服用量は、エラスチンについて4〜75mgとするのが好ましく、10〜50mgとするのが更に好ましい。本発明の経口投与用創傷治癒促進剤は、1日量を2ないし3回に分けて服用するのが好ましいが、必ずしもこれに限定されない。また、創傷治癒促進を目的として、健康食品の形で経口的に利用してもよい。
【0017】
【実施例】
以下、実施例を参照して本発明を更に具体的に説明するが、本発明が該実施例に限定されることは意図しない。
【0018】
<試験例>
エラスチンの単独投与及びエラスチン含有の合剤の投与による、創傷治癒に及ぼす効果を、ラット皮膚熱傷モデルを用いて検討した。
1.試験動物:
8週齢の雄性Wistar系ラット(225〜250g)60匹を1週間予備飼育の後、健康を確認して試験に用いた。
【0019】
2.試験物質:
試験はエラスチン*1単独、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体*2とコラーゲンとの2種合剤、並びに、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲン*3の3種合剤を用いて行った。2種合剤及び3種合剤としては、それぞれ、下記の処方のものを用いた。
(注1:「イーラスチン」、注2:「ムコテイン−TDM」、注3:「E−CAN」:何れも(株)アズウェル製)
【0020】
(2種合剤処方)
コンドロイチン硫酸タンパク質複合体・・・90mg
コラーゲン・・・・・・・・・・・・・・140mg
計 230mg
【0021】
(3種合剤処方)
エラスチン・・・・・・・・・・・・・・・・5mg
コンドロイチン硫酸タンパク質複合体・・・90mg
コラーゲン・・・・・・・・・・・・・・140mg
計 235mg
【0022】
エラスチン、2種合剤及び3種合剤を、それぞれ生理食塩液に溶解し、経口投与用には、エラスチンは、0.25、1及び2.5mg/mL、2種合剤は150mg/mL、3種合剤は1.5、15及び150mg/mLの濃度に調製した。別に、皮下投与用として、3種合剤を60mg/mLの濃度に生理食塩液で調製した。
【0023】
3.投与群の構成:
試験物質の投与量及び投与経路に対応して次の通りに動物を群分けした。
(a)無処置群: 6匹
(b)対照群(生理食塩液、2mL/kg、経口): 6匹
(c)3種合剤経口投与群(300、30、及び3mg/kg): 各6匹
(d)エラスチン経口投与群(5、2、0.5mg/kg): 各6匹
(e)2種合剤経口投与群(300mg/kg): 6匹
(f)3種合剤皮下投与群(30mg/kg): 6匹
合剤投与群におけるエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンの各投与量は、それぞれ次の通りである。
【0024】
【表1】
【0025】
4.動物モデルの作成:
ラットをペントバルビタールナトリウム(50mg/kg)で麻酔し、腰背部を除毛後試験に用いた。先端に銅製の円形チップ(直径8mm)を取り付けた熱傷作成用電気ゴテ(シナップス株式会社)を100℃に加熱し、温度が安定したことを確認後、ラット背部に10秒間、12gの荷重をかけてコテを押し付けることにより、熱傷を作成した。
【0026】
5.試験物質の投与:
生理食塩液に前記所定濃度で溶解させた試験物質を、熱傷作成の2日前から毎日1回、試験終了日までの17日間にわたって、経口投与群では2mL/kg、皮下投与群では0.5mL/kgをラットに投与した。
【0027】
6.観察及び測定事項、方法
(1)一般症状の観察及び体重測定
(2)創部の状態の観察: 熱傷作成の1、3、5、7、10、15、20日目に創部を観察し、創部の状態を以下の基準に従って数値化しスコアを記録した。
0=白色、1=発赤・浸潤、2=痂皮(大)、3=痂皮(小)、4=上皮化
(3)皮膚水分含有量の測定:
試験終了時、熱傷作成部位の皮膚を採取し、その水分含量を測定した。
(4)上皮化完了日数
熱傷作成後、痂皮が脱落し上皮化が完了するまでに要した日数を記録した。
【0028】
7.統計解析
対照群との比較は、Dunnettの多重比較検定により行い、有意水準を5%として評価した。全てのデータは、平均値±標準偏差(SD)で表した。
【0029】
8.結果
(1)死亡例はなく、一般症状、体重変化(図1)の何れにおいても異常は認められなかった。
【0030】
(2)創部の状態:
熱傷作成直後、対照群では創部が白色に変色してスコアが0となり(図2)、3日目には発赤し炎症反応が観察された(図3)。6日目から創部に痂皮が形成され、治癒するに従い上皮化の完了した部位より痂皮が脱落し始め(図4)、12日目より創部全てが上皮化する個体が見られた(図7)。
試験物質投与群では、熱傷作成から3日目までは対照群と比較して創部の状態に有意な差は認められなかったが、3種合剤300mg/kg経口投与群でやや創傷回復スコアの改善傾向が見られた。6日目から10日目にかけて(図4、5、6)は、試験物質投与群において全般に創傷回復スコアは対照群を大きく上回り、特に3種合剤300mg/kg経口投与群及びエラスチン2mg/kg経口投与群では顕著であり、有意な(p<0.05)治癒促進が確認された。創傷作成後12日目でも(図7)、試験物質投与群において全般に創傷回復スコアは対照群を更に大きく上回り、特に3種合剤300mg/kg経口投与群、3種合剤30mg/kg皮下投与群及びエラスチン2mg/kg経口投与群では差は顕著であり、有意(p<0.01)な治癒促進が認められた。創傷作成14日目においても(図8)、試験物質投与群では全般に創傷回復スコアが対照群を上回り、特に3種合剤300mg/kg経口投与群、及び30mg/kg皮下投与群、並びにエラスチン0.5及び2mg/kg経口投与群においては、対照群との差は顕著で(p<0.05)、上皮化が完了していた。
【0031】
(3)皮膚水分含量:
試験終了時の皮膚水分含有量は、無処置群で25.8%、対照群で21.8%であり、両者間に顕著な差が認められた(図9)。試験物質投与群では、全群で対照群より高値を示し、特に3種合剤300mg/kg経口投与群では、皮膚水分含量の顕著な回復が見られた。
【0032】
(4)痂皮の脱落:
対照群では、創部の上皮化が完了するまでに、平均14.3日を要した(図10)。これに対し、試験物質投与群では、3種合剤300mg/kg経口投与群、3種合剤30mg/kg皮下投与群、並びにエラスチン2及び0.5mg/kg経口投与群で上皮化完了に要する日数は顕著に短縮し(p<0.05)、それぞれ11.5日、11.8日、12.0日及び12.5日であった。
【0033】
(5)結果の総合評価:
上記結果の通り、エラスチンは、経口投与で創傷治癒促進効果を現すことが見出された。その効果は、試験した3投与量のうち中央の投与量(2mg/kg)で特に高いという、ベル型の容量反応関係を有していた。一方、エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有する3種合剤では、試験した投与量範囲において用量依存的に効果が増大し、300mg/kgで最大の効果であった。3種合剤の投与量3、30及び300mg/kgにおけるエラスチンの投与量は、それぞれ0.06、0.6及び6.4mg/kgに相当するにも拘わらず、この範囲で3種合剤ではベル型ではなく効果の一貫した増大が見られたことは、エラスチン単独の効果としては説明できず、また2種合剤での結果を参酌すると、3種合剤での効果が配合による単なる相加効果とも考えられない。従って、3種合剤においてエラスチンにコンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを配合したことによる作用の増強が、何らかの別の機序によって起こったことを示している。なお、この試験では、試験物質の評価を皮膚熱傷モデルを用いて行ったが、各種の創傷において、その治癒の生理学的プロセスは基本的に同じであるため、エラスチン又は3種合剤の経口投与によってここに確認された治癒促進効果は、他の多くの原因による創傷治癒プロセスに対しても同様に得られることは明らかである。
【0034】
<製剤実施例>
以下に、本発明の代表的な製剤実施例を例示する。
実施例1: 内服錠
エラスチン・・・・・・・・・・・・・・・50mg
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・30mg
ブドウ糖・・・・・・・・・・・・・・・・15mg
脂肪酸エステル・・・・・・・・・・・・・・5mg
計 100mg
上記の各成分を常法により混和し、打錠して錠剤とする。
【0035】
実施例2: 内服錠
エラスチン・・・・・・・・・・・・・・・・5mg
コンドロイチン硫酸タンパク質複合体・・・90mg
コラーゲン・・・・・・・・・・・・・・140mg
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・38mg
ブドウ糖・・・・・・・・・・・・・・・・20mg
脂肪酸エステル・・・・・・・・・・・・・・7mg
計 300mg
上記の各成分を常法により混和し、打錠して錠剤とする。
【0036】
【発明の効果】
有効成分としてエラスチン、又は、エラスチンとコンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを配合した本発明の製剤は、創傷治癒促進のために経口投与により用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平均体重の推移を示すグラフ
【図2】 創部の状態(1日目)を示すグラフ
【図3】 創部の状態(3日目)を示すグラフ
【図4】 創部の状態(6日目)を示すグラフ
【図5】 創部の状態(8日目)を示すグラフ
【図6】 創部の状態(10日目)を示すグラフ
【図7】 創部の状態(12日目)を示すグラフ
【図8】 創部の状態(14日目)を示すグラフ
【図9】 試験終了時の皮膚水分含量を示すグラフ
【図10】 痂皮の脱落に要した日数を示すグラフ
Claims (4)
- エラスチンを含有することを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤。
- エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有することを特徴とする、経口投与用創傷治癒促進剤。
- エラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンを含有する製剤であって、該製剤中におけるエラスチン、コンドロイチン硫酸タンパク質複合体及びコラーゲンの重量比率が、エラスチン1に対しコンドロイチン硫酸タンパク質複合体10〜30、コラーゲン15〜50である、経口投与用創傷治癒促進剤。
- 固形製剤、水性液体製剤又は水性ゲルである、請求項1ないし3の何れかの経口投与用創傷治癒促進剤。
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