JP4018279B2 - 熱交換器用偏平チューブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用冷凍サイクルに採用されるコンデンサ、エバポレータ、ヒータや、ラジエータなどの熱交換器用偏平チューブに関し、さらに詳しくは、内側に向けて突出する複数の突部が形成された熱交換器用偏平チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱交換器用偏平チューブとしては、特開平7−120181号公報記載に係るものが知られている。この熱交換器用偏平チューブは、図12に示すような構造である。この熱交換器用偏平チューブ1は、一方の表面から他方の表面側へ膨出する平面円形状の突出部2aが予め所定の配列で形成された1枚のプレート2が中央で折曲げられて突出部2aどうしが重なるように両端縁が重ね合わされ、接合部分が固定されてなる。
【0003】
この熱交換器用偏平チューブ1では、チューブ内を流通する熱交換媒体である流体が突出部2aによって流れが撹拌作用を受けて乱されて流路面積が大きくなることにより、熱交換率の向上が図られている。図13は、突出部2aの平面配列と、この突出部2aによって形成される流体の流路とを示す説明図である。同図に示すように、突出部2aは、幅方向に沿って等間隔に配置された複数の突出部2aでなる列が、熱交換器用偏平チューブ1の長手方向に沿って複数列形成されている。そして、長手方向に互いに隣接する列の一方の列を構成する突出部2aの数は、他方の列の突出部2aの数より1つ少なくなるように設定され、一方の列の突出部2aが他方の列の突出部2aどうしの間の位置に対応するように、所謂オフセット配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の熱交換器用偏平チューブ1においては、図13に示したように、幅方向の中間部では乱流が発生するが、幅方向両側の流路3、3では流通抵抗が小さいため層流となってしまい、熱交換率が低下するという問題点がある。また、同図中破線で示した領域では、他の部分より平坦な部分であるため、流体圧力に対する耐久性が劣るという問題点がある。具体的には、100kg・fの圧力が作用すると、破線で示した領域で破損が発生し易くなる。
【0005】
このような問題点の発生を抑制するために、突出部2aの配置を詰めると流通(流路)抵抗が増大して流速が低下して圧力損失が起こると共に、乱流が生じにくくなり(層流の割合が大きくなり)、やはり熱交換率が低下するという問題が発生する。
【0006】
また、上記した従来の熱交換器用偏平チューブ1は、長手方向に隣接する突出部2aの列どうしが互いにオフセットの関係になるように突出部2aが配置されているが、各列の突出部2aの数が同一で長手方向にも突出部2aが列をなすようにマトリクス状の配置にすると、乱流が発生しにくくなりさらに熱交換率が低下するという問題点がある。
【0007】
そこで、本発明は耐久性が向上すると共に、熱交換率の高い熱交換用偏平チューブを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、互いに対向する偏平面の一方又は双方から内部に向けて突出する複数のビードが形成され、該ビードの頂部が他方の偏平面側に接合して熱交換媒体の流路が形成され、長手方向の一方側から他方側へ熱交換媒体を流通させる熱交換器用偏平チューブであって、前記ビードは、少なくとも、平面形状が略長円形状で且つ前記長手方向に対して傾きをもつものを含み、前記長手方向に対して直角をなす方向に沿って均等に配置された複数のビードの列が、前記長手方向に沿って複数列配置・形成され、前記長手方向に沿って隣接する前記列どうしは、一方の前記列の前記ビードが他方の前記列のビードに対してオフセット配置され、且つ一方の前記列の前記ビードが他方の前記列の境界Kと一致又は該境界Kを越えるように配置されていることで、一方の前記列の隣接するビードどうしの間に、他方の前記列ビードが、入り込む形で配置されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換器用偏平チューブであって、前記ビードが、前記長手方向に対して平行なものを含むことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、熱交換器用偏平チューブの長手方向に対して斜め方向に長軸をもつ略長円形状のビードを備えるため、熱交換媒体の流れに層流が発生するのを抑制して乱流を生じ易くすることができ、熱交換率を高くすることができる。また、各列でビードが均等に並び、ビードの頂部が他方の偏平面側に接合する部分も均等に配置されるため、熱交換器用偏平チューブの接合強度も均等化され流体圧力に対する耐久性を向上させることができる。また、隣接する一方の列のビードが他方の列のビードに対してオフセット配置され、且つ一方の列のビードが他方の列の境界と一致又は該境界を越えるように配置されているため、隣接するビードの列どうしを密に配置することができ、流路を複雑化して熱交換率をさらに高めることができる。また、ビードが密に配置されるため、偏平面に局部的に耐久性が劣る平坦な部分が少なくなり、チューブ全体の耐久性を向上することができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、長手方向に平行なビードと斜め方向のビードとが混在するため、流通抵抗を大幅に大きくすることなく乱流を生じ易くすることができる。このため、流速が向上して熱交換率を高めると共に、チューブ内の圧力を不要に高めるのを抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0017】
(実施形態1)
図1〜図3は本発明の実施形態1を示している。図1に熱交換器として自動車用冷凍サイクルに採用されるコンデンサの熱交換器用偏平チューブ11を示す。
【0018】
この熱交換器用偏平チューブ11は、図1に示すように、長方形状の1枚のプレート12を中央で折り曲げて内部に熱交換媒体としての冷媒の流路を形成するように両側縁どうしを重ね合わせて構成されている。また、図2に示すように、プレート12の互いに平行をなす面には、対向する位置に、頂部13Aが相互に当接して接合される多数のビード13が内側に向けて突出するようにディンプル加工により形成されている。このビード13は、平面形状が楕円形であり、冷媒の流通経路を長くすると共に、熱交換器用偏平チューブ11の表面積の拡大とこの熱交換器用偏平チューブ11の剛性を高めている。プレート12の接合される周縁部どうしと、ビード13の接合される頂部13Aどうしとは、ろう付けにより固定されている。なお、図示しないが、熱交換器用偏平チューブ11の長手方向の一方の端部には冷媒を導入する導入口が形成され、他方の端部には冷媒が導出される導出口が形成されている。
【0019】
次に、図3を用いて本実施形態1の熱交換器用偏平チューブ11におけるビード13の形状・配置について説明する。本実施形態では、熱交換器用偏平チューブ11における長手方向に対して直角をなす方向に並ぶビード13の所定の列とその列に隣接する列とは、ビード13の数の差が1つであり、ビード13の多い列のビード13どうしの間に位置に対応して隣接する列のビード13が配置される、所謂オフセット配置に設定されている。
【0020】
また、互いに隣接する列のビード13では、一方の列が斜め右向きに配置され、他方の列が斜め左向きに配置されている。なお、個々のビード13の平面形状は上記したように楕円形状であり、図3に矢印で示すように、冷媒の流通経路を乱す作用を有するが、流通抵抗を増大しないようになっている。
【0021】
さらに、熱交換器用偏平チューブ11における長手方向に直角をなす方向に並ぶビード13の隣接する列どうしは、間隔が0に設定されている。すなわち、図3に示すようにそれぞれの列のビード13の端部どうしが境界線K上に位置するように設定されている。なお、本実施形態1では熱交換器用偏平チューブ11の幅方向の列のビード13の数が3つのものと2つのものがある例であるが、ビード13の数は熱交換器用偏平チューブ11の幅寸法に応じて適宜変更が可能である。
【0022】
このような配置でビード13を形成したことにより、同図に示すように同列のビード13どうしの間を流通する冷媒は隣接する列のビード13で斜め右方向と斜め左方向とに分流されて複雑な乱流を生じる。また、ビード13の向きが流通方向の下流側に対して斜め方向であるため、大幅に流通抵抗を高めることがない。このように、乱流を発生させると同時に、流速を抑えることがないため、熱交換器用偏平チューブ11における熱交換率を高めることができる。特に、熱交換器用偏平チューブ11の幅方向の両側の流路では、上記した乱流を発生させるビード13の存在により、層流が発生しにくくなっており、熱交換率を従来のものに比べてより高めることができる。また、本実施形態では、熱交換器用偏平チューブ11の長手方向に直角の方向のビード13の列どうしの間隔が0であるため、ビード13の存在しない平坦な部分の面積が少なく、流体圧力に対する耐久性が高くなっている。
【0023】
(実施形態2)
図4は本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態2を示している。本実施形態2の熱交換器用偏平チューブ21は、上記した実施形態1と同様に、長方形状の1枚のプレート22を中央で折り曲げて内部に熱交換媒体としての冷媒の流路を形成するように両側縁どうしを重ね合わせて構成されている。また、プレート22の互いに平行をなす面には、対向する位置に、頂部が相互に当接して接合される多数のビード23が内側に向けて突出するようにディンプル加工により形成されている。このビード23も、平面形状が楕円形であり、冷媒の流通経路を長くすると共に、熱交換器用偏平チューブ21の表面積の拡大とこの熱交換器用偏平チューブ11の剛性を高めている。プレート22の接合される周縁部どうしと、ビード23の接合される頂部どうしとは、ろう付けにより固定されている。なお、図示しないが、熱交換器用偏平チューブ21の長手方向の一方の端部には冷媒を導入する導入口が形成され、他方の端部には冷媒が導出される導出口が形成されている。
【0024】
本実施形態2におけるビード23の配置は、上記した実施形態1と同様に長手方向に直角な方向に並ぶ隣接するビード23の列どうしはオフセットになるように形成され、互いに異なる斜め方向に向くように形成されている。加えて、図4に示すように、隣接する一方のビード列の上流側の境界線Kuは他方のビード列の下流側の境界線Kdより上流側に位置するように、上流側の他方のビード列が下流側の一方のビード列に長さwだけ食い込むように配置されている。このようなビード配置としたことにより、ビード13の存在密度が高く平坦な部分の面積がより小さくなっている。
【0025】
このような構成の本実施形態2では、実施形態1よりもさらに流体圧力に対する耐久性が高くなっている。なお、本実施形態2における他の作用・効果は上記した実施形態1と同様である。
【0026】
(実施形態3)
図5は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態3を示している。本実施形態の熱交換器用偏平チューブ31では、同図に示すように、幅方向に3つのビード33A、33B、33Cが並ぶ列と、この列に隣接して2つのビード34、34が並ぶ列と、がある。3つのビード33A、33B、33Cは、それぞれ楕円形状であり、幅方向の中央のビード33Bは、長軸が熱交換器用偏平チューブ31の長さ方向と平行をなすように設定されている。また、両側のビード33A、33Cは、下流側に向けて中央側に近づくように斜めに配置されている。さらに、ビード34、34は円形状であり、それぞれ隣接する列のビード33Aとビード33Bとの間、ビード33Bとビード33Cとの間、に対応する位置に配置されている。そして、列をなすビード34、34は、この列を挟むビード33A、33B、33Cの列に対して図5に示すように距離wだけ食い込んだ状態で配置されている。本実施形態3における他の構成は、上記した実施形態1と同様である。
【0027】
本実施形態3では、楕円形のビード33A、33B、33Cが流通する冷媒を中央に集める作用を有するが、円形状のビード34、34が中央に集まろうとする冷媒を拡散させて乱流を発生させる作用がある。このため、冷媒は幅方向中央においても層流を生じることなく乱流となるため、熱交換率を高めることができる。また、3つのビード33A、33B、33Cの列どうしが近くなるため、平坦な部分の面積をより小さくすることができ、流体圧力に対する耐久性を向上することができる。
【0028】
(実施形態4)
図6は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態4を示している。本実施形態4の熱交換器用偏平チューブ41では、斜めの同じ方向を向く楕円形のビード43、43、43の列と、長軸が熱交換器用偏平チューブ41の長手方向と平行をなす楕円形のビード44、44の列とを交互に備えている。また、ビード44は、幅方向に列をなすビード43、43の間に列に食い込むように近接されて形成されている。
【0029】
本実施形態4では、ビード43で斜め方向に冷媒が流れるような作用を有するが、ビード44で乱流を発生させる作用を有する。また、ビード44が熱交換器用偏平チューブ41の長手方向と平行であるため、流通抵抗は低く抑えられる。このため、冷媒の流速を損なうことなく乱流を発生させることができ、熱交換率を向上することができる。
【0030】
(実施形態5)
図7は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態5を示している。同図に示すように、本実施形態の熱交換器用偏平チューブ51では、長軸が長手方向と平行なビード53でなる列どうしの間に小さい楕円形状のビード54を図中右側に傾けるように形成した例である。本実施形態5では、ビード54が小さいため、全体としての流通抵抗はあまり大きくはならずに流速を稼ぐことができると共に、このビード54で乱流を発生させるため、熱交換率を高めることができる。本実施形態5においても、ビード54は隣接するビード53の列に食い込むように近接して形成・配置されているため、プレート52における平坦な部分の面積が小さく流体圧力に対する耐久性を向上することができる。
【0031】
(実施形態6)
図8は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態6を示している。本実施形態6では、長軸が長手方向と平行な楕円形のビード63、63の中間に円形状の小さいビード64が配置された列どうしの間に、互いに下流側に向けて斜めに向いた2つのビード65がオフセット状に配置されており、互いの列どうしがオフセット状に食い込むように近接して配置されている。
【0032】
本実施形態6では、幅方向の中央に位置する円形状のビード64とビード65、65とが乱流を発生させる作用を有する。
【0033】
(実施形態7)
図9は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態7を示している。本実施形態7は、長手方向の下流側に向けて互いに近付く方向へ斜めに傾くように形成されたビード73、73の列と、互いに長手方向と平行なビード76、76の列と、長手方向下流側へ向けて互い離れる方向へ斜めに傾くビード74、74と、これの3列の中央を長手方向に貫く長いビード75と、を有する。
【0034】
本実施形態7では、熱交換器用偏平チューブ71の幅方向両側の流れはビード73、74でジグザグ状に流れるため、冷媒は乱流となり熱交換率を向上することができる。また、中央のビード75は寸法が長いため、プレート72は熱交換器用偏平チューブ71の表裏側で強固に接着されるため、耐圧強度をさらに高めるという作用がある。
【0035】
(実施形態8)
図10は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態8を示している。本実施形態8の熱交換器用偏平チューブ81は、長手方向に平行な長軸をもつ楕円形状の複数のビード83の列どうしの間に互いに長手方向下流側に向けて近接するように斜めに傾くビード82が、オフセット状に配置された構造を有する。本実施形態の作用・効果は、上記した実施形態7と略同様である。
【0036】
(実施形態9)
図11は、本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態9を示している。本実施形態の熱交換器用偏平チューブ91では、下流側に向けて互いに中央に傾くように傾斜するビード93、93とこれらの間に配置される長手方向と平行な長軸をもつビード94とでなる列と、互いに下流側へ向けて離れるように傾斜するビード95、95とこれらの間に長手方向と平行な長軸をもつビード96とでなる列と、が隣接すると共に、これら列の間に円形状のビード97、97がオフセット配置されている。本実施形態9では、ビード93、94、93の列で冷媒の流れを中央に集める作用があり、ビード95、96、95の列で冷媒の流れを拡散させる作用がある。また、オフセット配置された円形状のビード97は、中央を流れる冷媒を拡散させる作用がある。このため、乱流が発生して熱交換率を高めることができる。
【0037】
以上、実施形態1〜実施形態9について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例えば、上記した各実施形態ではプレートの偏平面の両側からビードを突出させて頂部どうしを接合した構成としたが、一方の偏平面からのみにビードを突出させた構成としても勿論よい。また、本発明は、自動車の冷凍サイクルに採用されるコンデンサの他に、例えばエバポレータ、ヒータや、ラジエータなどの熱交換器用の偏平チューブに適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態1の要部斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】実施形態1の熱交換器用偏平チューブの要部平面図。
【図4】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態2の要部平面図。
【図5】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態3の要部平面図。
【図6】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態4の要部平面図。
【図7】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態5の要部平面図。
【図8】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態6の要部平面図。
【図9】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態7の要部平面図。
【図10】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態8の要部平面図。
【図11】本発明に係る熱交換器用偏平チューブの実施形態9の要部平面図。
【図12】従来の熱交換器用偏平チューブの要部斜視図。
【図13】従来の熱交換器用偏平チューブの要部平面図。
【符号の説明】
11 熱交換器用偏平チューブ
12 プレート
13 ビード
13A 頂部
Claims (2)
- 互いに対向する偏平面の一方又は双方から内部に向けて突出する複数のビード(13)が形成され、該ビード(13)の頂部(13A)が他方の偏平面側に接合して熱交換媒体の流路が形成され、長手方向の一方側から他方側へ熱交換媒体を流通させる熱交換器用偏平チューブ(11)であって、
前記ビード(13)は、少なくとも、平面形状が略長円形状で且つ前記長手方向に対して傾きをもつものを含み、
前記長手方向に対して直角をなす方向に沿って均等に配置された複数のビード(13)の列が、前記長手方向に沿って複数列配置・形成され、
前記長手方向に沿って隣接する前記列どうしは、一方の前記列の前記ビード(13)が他方の前記列のビード(13)に対してオフセット配置され、且つ一方の前記列の前記ビード(13)が他方の前記列の境界Kと一致又は該境界Kを越えるように配置されていることで、一方の前記列の隣接するビード(13)どうしの間に、他方の前記列ビード(13)が、入り込む形で配置されていることを特徴とする熱交換器用偏平チューブ。 - 前記ビード(13)は、前記長手方向に対して平行なものを含むことを特徴とする請求項1記載の熱交換器用偏平チューブ。
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