JP4018055B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4018055B2 JP4018055B2 JP2003368571A JP2003368571A JP4018055B2 JP 4018055 B2 JP4018055 B2 JP 4018055B2 JP 2003368571 A JP2003368571 A JP 2003368571A JP 2003368571 A JP2003368571 A JP 2003368571A JP 4018055 B2 JP4018055 B2 JP 4018055B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- water
- water supply
- cleaning
- bubbles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 237
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 175
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 122
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 38
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 21
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 26
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 235000013601 eggs Nutrition 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000008034 disappearance Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
これにより、泡の量が非常に多い場合でも十分に消泡ができる一方、それよりも少ない場合には、より簡易かつ短時間で消泡を行うことができ、洗浄コストや洗浄に要する資源が余分に消費されることを防止する。
本発明の食器洗浄機は、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に対して、洗浄工程実行開始後の所定時点で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間h0が占める比率が、洗浄槽内で泡が発生している状態を示す基準値を超えているときに、少なくとも排水工程、給水工程、補水工程を含むサイクルを1回以上行う消泡処理を実行し、
消泡処理の補水工程で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間hnが、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行う制御装置を有する。
洗浄工程実行前では、ポンプが作動しないため、どのような洗剤が投入されていても泡は発生しない。このため、給水を開始してから所定水位に達する時間は、洗剤の種類によらず一定である。
これに対し、洗浄工程実行開始後に補水する時点では、ポンプによって攪拌が行われ、台所用中性洗剤が誤投入されていたり、食器類に生卵等が付着しているときは、泡が発生して洗浄水が減少している。このため、洗浄工程実行開始後の所定時点で、所定水位を回復するための補水を行うと、補水に要する時間はまちまちとなる。泡が発生していない状態であれば、洗浄槽や食器類に付着した水滴分ほどの補水で済むため、短時間で補水が終了する。一方、泡が発生している状態であれば、その泡の形成に利用された水分だけの補水を行わなければならないため、補水に要する時間は長くなる。
したがって、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に対して、洗浄工程実行開始後の所定時点で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間h0が占める比率を求めれば、洗浄槽内で泡が発生している状態を示す基準値を超えているか否かを判定することができる。
そして、基準値を超えているときには、少なくとも排水工程、給水工程、補水工程を含むサイクルを1回以上行う消泡処理を実行する。上記したように、補水に要する時間は、泡の発生の状態によってまちまちとなる。したがって、消泡処理の補水工程で補水を開始してから所定水位に達した時間hnが、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達した時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行えば、泡が十分に消された状態で消泡処理のサイクルを終了することができる。
本食器洗浄機では、洗浄槽内で泡が発生している状態のときには、泡の発生量に応じて消泡処理のサイクルの終了判定を行う。これにより、泡の量が非常に多い場合でも十分に消泡ができる一方、それよりも少ない場合には、より簡易かつ短時間で消泡を行うことができ、洗浄コストや洗浄に要する資源が余分に消費されることが防止される。
制御装置は、前記時間hnに、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0と消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knとの差分を加算し、当該加算した時間が前記時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行うことが好ましい。
(その作用と効果)
消泡処理の給水工程では、洗浄槽内の残泡を希釈しながら給水されるため、給水を開始してから所定水位に達した時間knは、泡が消えて洗浄水に変化した分だけk0よりも短くなる。したがって、時間k0と時間knの差分は、泡の量によってまちまちとなり、泡の量が少ないほど小さく、泡の量が多いほど大きくなる。一方、時間hnも、泡の量が少ないほど短く、泡の量が多いほど長くなる。したがって、時間hnに、時間k0と時間knの差分を加えた時間は、泡の量が少なければ短くなり、泡の量が多ければ長くなり、泡の量に対応することとなる。
このように、時間hnに、時間k0と時間knの差分を加えた時間が、時間k0に占める比率を計算すれば、値の小さなhnだけで比率を計算するよりも、消泡処理のサイクルの終了判定を正確に行うことができる。
本発明の他の食器洗浄機は、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に対して、洗浄工程実行開始後の所定時点で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間h0が占める比率が、洗浄槽内で泡が発生している状態を示す基準値を超えているときに、少なくとも排水工程、給水工程を含むサイクルを1回以上行う消泡処理を実行し、
消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knが、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行う制御装置を有する。
消泡処理の給水工程では、洗浄槽内の残泡を希釈しながら給水されるため、給水を開始してから所定水位に達した時間knは、泡の量が多いほど短く、泡の量が少ないほど長くなり、泡の量に対応する。したがって、時間knの差分が、時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行えば、泡が十分に消された状態で消泡処理のサイクルを終了することができる。
本食器洗浄機では、泡の発生量に応じて消泡処理のサイクルの終了判定を行い、泡の量が非常に多い場合でも十分に消泡できる一方、それよりも少ない場合には、より簡易かつ短時間で消泡を行うため、洗浄コストや洗浄に要する資源が余分に消費されるのを防止することが可能となる。
制御装置は、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0と消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knとの差分が、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行うことが好ましい。
(その作用と効果)
時間k0と時間knの差分は、泡の量によってまちまちであり、泡の量が少ないほど小さく、泡の量が多いほど大きくなり、泡の量に対応する。したがって、時間k0と時間knの差分が、時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行うことによっても、泡が十分に消された状態で消泡処理のサイクルを終了することができる。
(形態1)洗浄水の入れ替え処理では、クリーニング処理を1サイクル実行し、消泡処理では、クリーニング処理を複数サイクル実行する。クリーニング処理の1サイクルには、少なくとも「排水工程」、「給水工程」、「補水工程」が含まれる。
(形態2)洗浄水の入替え処理では、「排水工程」、「給水工程」を実行し、消泡処理では、クリーニング処理を複数サイクル実行する。クリーニング処理の1サイクルには、少なくとも「排水工程」、「給水工程」、「補水工程」が含まれる。
食器洗浄機は、洗浄機本体10によって外枠が構成されている。洗浄機本体10の内部には、洗浄槽12が収容されている。洗浄槽12の前側(図1では左側)には、扉34が取付けられている。扉34の上部には、操作パネル28が設けられている。操作パネル28には、電源スイッチ、スタート/一時停止スイッチ、コース(「標準コース」「念入りコース」等)選択スイッチ等の各種操作スイッチや、報知ランプが備えられており、制御部32に電気的に接続されている。制御部32は、食器洗浄機の各部品の動作を制御する(制御部32のブロック構成については後に詳述する)。
洗浄槽12の背面の下側の開口12bは、エア抜き管78の一端と繋がっている。エア抜き管78の他端は、後述する排水管56に接続されている。エア抜き管78は、排水管56がサイホンとなって、排水が洗浄槽12に逆流するのを防止する。
水溜め部52には、第1管54、第2管55、排水管56の一端が接続されている。第1管54は、洗浄水が循環する管であり、その途中には、洗浄ポンプ59が設けられている。第1管54の他端54aは、洗浄槽12の内部に達している。第1管54の他端54aは、回転ノズル58に接続されている。
第2管55の他端には、水位検知ケース62が取付けられている。水位検知ケース62内には、フロート60が配置されている。フロート60の上方には、水位検知スイッチ64が設けられている。水位検知スイッチ64は、制御部32に電気的に接続されている。
排水管56の途中には、排水ポンプ76が設けられている。排水管56の他端56aは、食器洗浄機の外部の排水部74に接続されている。
制御手段2には、操作スイッチ入力部30から各種スイッチ信号が入力される。操作スイッチ入力部30は、操作パネル28に備えられた各種操作スイッチから使用者の操作によって発せられた信号を入力する。制御手段2にはまた、水位検知スイッチ入力部66から水位検知信号が入力される。水位検知スイッチ入力部66は、フロート60が水位検知スイッチ64を押すことによって発せられた水位検知信号を入力する。
水位検知スイッチ入力部66からは、レベル判定手段6にも水位検知信号が入力される。このレベル判定手段6には、タイマ手段8からも計時実行を指示する計時信号が入力される。レベル判定手段6は、水位検知スイッチ入力部66からの水位検知信号とタイマ手段8からの計時信号に基づき、予め記憶されたプログラムに従って演算を行い、洗浄槽内の泡発生レベルを判定する。泡レベルは、レベル1=正常状態、レベル2=軽度のエア噛み状態(洗浄水の入替え処理を実行すれば泡を除去できる状態)、レベル3=泡漏れ状態(消泡処理を実行すれば泡を除去できる状態)のいずれかに判定される。レベル判定手段6が出した泡発生レベルの判定結果は、制御手段2に入力される。
レベル判定手段6は、泡発生レベルのうち、レベル2かレベル3かを判別するために、図6に示す基準値を記憶している。基準値は、給水圧に応じて決定されている。給水圧は、図3(1)に示す洗浄処理での2番目の「給水工程」での給水時間k0に応じて特定される。本実施例では、給水時間k0が120秒となった場合は、給水圧が0〜0.5kg/cm2未満に特定され、給水時間k0が56秒となった場合は、給水圧が0.5〜1.0kg/cm2未満に特定され、給水時間k0が41秒となった場合は、給水圧が1.0〜1.5kg/cm2未満に特定され、給水時間k0が36秒となった場合は、給水圧が1.5kg/cm2以上に特定される。このように特定されるそれぞれの給水圧に応じて、基準値が決定されている。基準値の利用については、後に詳述する。
制御手段2は、上記の各入力に基づき、予め記憶された制御プログラムに従って、駆動手段4に排水ポンプ59、給水弁84、給水ポンプ59を駆動するための駆動制御信号を与える。
網掛けされた部分は、各工程において作動する部品を表している。その下には各工程における所要時間が示されている。
最初に使用者のスイッチ操作によって、操作スイッチ入力部30から運転スタート信号が制御手段2に入力される。これにより「排水工程」が開始され、駆動手段4によって排水ポンプ76が始動される(ステップS102)。図3(1)に示すように、約40秒後に、排水ポンプ76が停止され(図4のステップS104)、「排水工程」が終了する。
専用洗剤が使用されていても生卵等が付着した食器が洗浄された場合や、台所用中性洗剤が誤投入されている場合は、洗浄ポンプ59の駆動によって、洗浄槽内で水と洗剤が攪拌されて泡が発生し、水位が低下している。水位が低下するのは、洗浄水の一部が泡の形成に利用されて洗浄水が減少するためである。このように泡が発生した場合のために、図3(1)に示す「待ち工程」において洗浄ポンプ59を一時停止する。すると、洗浄槽12と水位検知ケース62の水位の不均衡によって、洗浄槽12から水位検知ケース62へ泡と洗浄水が流入する。10秒程度で均衡水位を回復することができるため(図4のステップS118)、その時点で給水弁84を開き(ステップS120)、図3(1)に示す「補水工程」を開始する。同時にタイマ手段8からレベル判定手段6に計時信号が送られ、レベル判定手段6が補水開始から計時を開始する。
洗浄槽12の水位が所定の水位に達し水位検知スイッチ64がONするまで補水が継続されると(図4のステップS122)、給水弁84が閉じられる(ステップS124)。これにより、図3(1)に示す「補水工程」が終了する。
図3(2)に、レベル2モード運転の詳細が示されている。レベル2モードでは洗浄水の入替え処理が実行される。洗浄水の入替え処理では、クリーニング処理が1サイクル行われる。サイクル中の1回目の「排水工程」は泡を排出することを目的とし、1回目の「給水工程」と2回目の「排水工程」は、洗浄槽内の残泡を希釈して排出することを目的とし、2回目の「給水工程」と「洗浄工程」は残留洗剤で泡を生成しておいてから消泡することを目的として行われる。続く「待ち工程」と「補水工程」は、その後にレベル3モード運転に移行するか否かの判定をすることを目的として行われる。このようにクリーニング処理が1サイクル実行されると、洗浄槽12内の洗浄水が入替えられる。
このように計算された比率が、図6に示す基準値を下回る場合は、泡が発生しているが洗浄槽に収まる量の状態(軽度のエア噛み状態)であったと判定される(図5のステップS136でYES)。この基準値は、エア噛み状態の解消値でもあり、ここで基準値を下回ればエア噛みの状態が軽度であったと考えられるためである。例えば、専用洗剤が使用されているが、生卵等が付着した食器が洗浄されて泡が発生しており、水と空気が混合した状態で洗浄ポンプ59が作動している場合等である。このように軽度のエア噛み状態と判定された場合は、洗浄水の入替え処理を実行するだけで泡をエア噛みしない量に減らすことができるため、ここで「A工程」を終了する。
その後、図5のステップS140において洗浄ポンプ76が駆動され、図3(1)に示す最後の「洗浄工程」に移行する。
レベル3モードでは消泡処理が実行される。図3(2)に示すように、消泡処理では、{hn+(k0−kn)}/k0[n;サイクル数]の値が基準値未満に達するまで、クリーニング処理のサイクルが繰り返し行われる。サイクルを繰り返すにつれて徐々に泡が消えていくので、補水時間hnは短くなる一方、給水時間knは長くなり、{hn+(k0−kn)}/k0の値が小さくなっていく。この値が基準値未満に達すると、仕上げとして更に3サイクルのクリーニング処理が行われる。これにより、泡がエア噛みしない量にまで減らされ、「A工程」が終了する。
その後、図5のステップS140において洗浄ポンプ76が駆動され、図3(1)に示す最後の「洗浄工程」に移行する。
上記の実施例では、{h1+(k0−k1)}/k0を計算することによって泡レベルがレベル2かレベル3かを判定し(図5のステップS136)、レベル3と判定されると、{hn+(k0−kn)}/k0の値が基準値未満に達したときにクリーニング処理の終了が判定された。
上記したように、泡が少なければ補水時間は短くなり、補水時間h1又はhnを泡の発生量とみなすことができる。したがって、図5のステップS136において、h1/k0を計算することによって、泡レベルがレベル2であるかレベル3であるかを判定し、レベル3と判定されると、hn/k0の値が基準値未満に達したときにクリーニング処理の終了を判定することも可能である。
(泡レベル判定/終了判定の変形例2)
上記したように、泡が少なければ給水時間は長くなり、給水時間k1又はknを泡の発生量とみなすことができる。したがって、図5のステップS136において、k1/k0を計算することによって、泡レベルがレベル2かレベル3かを判定し、レベル3と判定されると、kn/k0の値が基準値以上に達したときにクリーニング処理の終了を判定することも可能である。
(泡レベル判定/終了判定の変形例3)
また、(k0−k1)又は(k0−kn)も泡の量とみなすことができる。泡が消えて洗浄水に変化した分だけk0よりもk1又はknの方が短く済み、その差分を泡の量とみなすことができるためである。したがって、図5のステップS136において、(k0−k1)/k0を計算することによって、泡レベルがレベル2であるかレベル3であるかを判定し、レベル3と判定されると、(k0−kn)/k0の値が基準値未満に達したときにクリーニング処理の終了を判定することも可能である。
図7は、第2実施例のタイミングチャートであり、図8と図9は、第2実施例の「洗浄処理」の各工程における詳細な手順を示すフローチャートである。第2実施例では、図7(1)に示す「洗浄処理」のうち、最初の「排水工程」から「補水工程」までは第1実施例と同様に実施されるため、図8のステップS202からステップS224の処理も第1実施例と同様に実行される。以下では、図7(1)に示す「A工程」以降の処理について説明する。
図7(2)に、レベル2モード運転の詳細が示されている。レベル2モードでは洗浄水の入替え処理が実行される。洗浄水の入替え処理では、「排水工程」と「給水工程」が行われる。「給水工程」は、水位検知スイッチ64がONするまで継続されるが、洗浄水が洗浄槽から溢れてしまうことを防止するために、k0×1.36の時間を上限とする。このように軽度のエア噛み状態と判定された場合は、洗浄水の入替え処理を実行するだけで泡をエア噛みしない量に減らすことができるため、「A工程」を終了する。
その後、図9のステップS240において洗浄ポンプ76が駆動され、図7(1)に示す最後の「洗浄工程」に移行する。
図7(2)に、レベル3モード運転の詳細が示されている。レベル3モードでは消泡処理が実行される。消泡処理では、{hn+(k0−kn)}/k0の値が0.1未満に達するまで、クリーニング処理のサイクルが繰り返し行われる。ここで0.1は、エア噛み状態の解消値である。なお上記したように、hnやknや(k0−kn)も泡の量とみなすことができるため、h1/k0または(k0−k1)/k0が0.1未満に達するか否か、あるいは、kn/k0が0.9以上に達するか否かによって、クリーニング処理のサイクルの終了判定を行ってもよい。
この消泡処理においても、洗浄水が洗浄槽から溢れてしまうことを防止するために、「給水工程」ではk0×1.36の時間が上限とされ、「補水工程」ではk0×0.36の時間が上限とされる。
最終的に{hn+(k0−kn)}/k0の値が0.1未満に達すると、仕上げとして更に3サイクルのクリーニング処理が行われる。これにより、泡がエア噛みしない量にまで減らされ、「A工程」が終了する。
その後、図4のステップS140において洗浄ポンプ76が駆動され、図3(1)に示す最後の「洗浄工程」に移行する。
・軽度のエア噛み状態や泡漏れ状態と判定された場合は、報知手段によってその旨を報知してもよい。報知手段としては、ランプ光、ブザー音、振動等を発生させるものを採用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
11:給水管、
12:洗浄槽、
32:制御装置、
54:第1管、
55:第2管、
56:排水管、
59:洗浄ポンプ、
60:フロート、
64:水位検知スイッチ、
76:排水ポンプ、
84:給水弁
Claims (4)
- 洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に対して、洗浄工程実行開始後の所定時点で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間h0が占める比率が、洗浄槽内で泡が発生している状態を示す基準値を超えているときに、少なくとも排水工程、給水工程、補水工程を含むサイクルを1回以上行う消泡処理を実行し、
消泡処理の補水工程で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間hnが、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行う制御装置を有する食器洗浄機。 - 制御装置は、前記時間hnに、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0と消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knとの差分を加算し、当該加算した時間が前記時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
- 洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に対して、洗浄工程実行開始後の所定時点で補水を開始してから所定水位に達するまでの時間h0が占める比率が、洗浄槽内で泡が発生している状態を示す基準値を超えているときに、少なくとも排水工程、給水工程を含むサイクルを1回以上行う消泡処理を実行し、
消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knが、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行う制御装置を有する食器洗浄機。 - 制御装置は、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0と消泡処理の給水工程で給水を開始してから所定水位に達するまでの時間knとの差分が、洗浄工程実行前に給水を開始してから所定水位に達するまでの時間k0に占める比率に基づいて、消泡処理のサイクルを終了するか否かの判定を行うことを特徴とする請求項3の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003368571A JP4018055B2 (ja) | 2003-10-29 | 2003-10-29 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003368571A JP4018055B2 (ja) | 2003-10-29 | 2003-10-29 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005130980A JP2005130980A (ja) | 2005-05-26 |
JP4018055B2 true JP4018055B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=34646191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003368571A Expired - Fee Related JP4018055B2 (ja) | 2003-10-29 | 2003-10-29 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4018055B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4941012B2 (ja) * | 2007-03-08 | 2012-05-30 | パナソニック株式会社 | 食器洗い機 |
CN114027754B (zh) * | 2021-11-01 | 2023-11-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 洗碗机的控制方法、装置、存储介质及洗碗机 |
-
2003
- 2003-10-29 JP JP2003368571A patent/JP4018055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005130980A (ja) | 2005-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950007050B1 (ko) | 기포발생기를 구비한 세탁기 및 기포를 이용한 피세탁물의 세탁방법 | |
JP2006312019A (ja) | 洗濯機及びその泡除去方法 | |
EP2034079A2 (en) | Washing machine and controlling method | |
US8695139B2 (en) | Washing machine including a bubble generator and control method thereof | |
JP5313078B2 (ja) | 水洗式便器 | |
JP4018055B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2017055890A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP4018054B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2007202638A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH05154278A (ja) | 洗濯機の濁度検知装置 | |
JP4160001B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2011000206A (ja) | 食器洗い機 | |
JP4661001B2 (ja) | 食器洗い機 | |
WO2022021969A1 (zh) | 洗衣机 | |
JP2005169001A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP3195865B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2009148374A (ja) | 食器洗浄機と、食器洗浄機の泡検出方法 | |
JP2005177267A (ja) | 食器洗浄機 | |
CN112424412B (zh) | 洗衣机 | |
JP3991913B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
US6360567B1 (en) | Washing machine adapted to be supplied with different levels of water during a washing operation | |
WO2020181776A1 (zh) | 注水控制方法、装置和衣物处理装置 | |
JP3015397B2 (ja) | 洗濯方法 | |
JP4188272B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2012125495A (ja) | 食器洗い機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4018055 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |