JP4017113B2 - 配電系統用アクティブフィルタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電系統に設置されるアクティブフィルタに関し、特に、高調波拡大現象を抑制すると共に電圧の安定化を図る配電系統用アクティブフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電力の自由化に伴って急速に太陽光・風力発電などの分散電源の導入が進められている。これらの分散電源は、天候や風量などの状況によって発電量が変化する上、電圧・周波数安定化を目的とした系統運用とは別に、独立して動作する。このため、分散電源の発生電力が電力供給ライン(フィーダ)での電力需要を上回ると、フィーダ単位では電力が逆潮流となる場合があり、これは電圧管理や系統運用を困難にする。
【0003】
この問題に対して、配電系統に自励式無効電力補償装置(STATCOM)を設置し、フィーダ電圧を安定化しようとする研究開発が行われている。このSTATCOMの主回路は電圧型インバータであり、インバータ出力電圧の振幅を調整することにより、連系インダクタンスに流れる無効電力を調整することができる。
【0004】
一方、配電系統の高調波障害の抑制を目的として、配電系統に並列型アクティブフィルタを設置し、高調波電圧振幅を抑制しようとする研究開発が行われている。例えば、下記の特許文献1に記載されたアクティブフィルタは、補償電流値を得るために設置点電圧から抽出した高調波電圧に乗ずるゲインを自動調節することにより、高調波を抑制するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−320329号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたアクティブフィルタでは、高調波抽出手段としてd−q変換器とハイパスフィルタ(HPF)を用いているため、基本波電圧(振幅)の変化に対して高調波抽出回路が基本波成分を誤検出し、基本波電圧振幅を増加させる場合がある。
【0007】
本発明の目的は、電源投入時や負荷電力減少時のような過渡時に変動する基本波電圧の変化に対してそのような基本波電圧の振幅変動を抑制する電圧安定化機能を備えたアクティブフィルタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高調波電圧が発生する可能性がある配電系統に設置されるアクティブフィルタであって、配電系統の設置点電圧vを検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段で検出した設置点電圧vから高調波補償電流値i* Cを生成する制御手段と、該高調波補償電流値i* Cに応じて高調波電流iCを抑制する高調波抑制手段とを有し、前記制御手段は、設置点電圧vの高調波成分vhを抽出する高調波抽出手段、これによって抽出した高調波成分vhに高調波抑制ゲインKVを乗じて高調波抑制電流値i* C hを生成するゲイン乗算部、設置点電圧vの振幅|v|と目標値V* fとの差を演算する電圧値演算手段、これによって得られた差電圧(|v|−V* f)に基づいて前記振幅|v|が目標値V* fとなるように基本波無効電流指令値i* Cf qを調整する基本波無効電流制御手段、及び、前記高調波抑制電流値i* C hと基本波無効電流指令値i* Cf qから前記高調波補償電流値i* Cを演算する電流値演算手段を備えて構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の具体的態様では、前記基本波無効電流制御手段は、
前記差電圧(|v|−V* f)の正負を検出する正負検出手段、
これで検出した正/負の数に応じた電流値i* CIを出力する計数手段、
前記差電圧(|v|−V* f)に比例ゲインKPを乗じて電流指令値i* C Pを生成する電圧補償ゲイン乗算部、及び
前記電流値i* C Iと電流指令値i* C Pから前記基本波無効電流指令値i* Cf qを演算する電流指令値演算手段
を備えて構成される。
【0010】
【作用及び効果】
本発明のアクティブフィルタでは、設置点電圧vの高調波成分vhを抽出し、これに高調波抑制ゲインKVを乗じて高調波抑制電流値i* C hを生成する。一方、設置点電圧vの振幅|v|と目標値V* fとの差(振幅の誤差)から、設置点電圧の振幅|v|が目標値V* fとなるように基本波無効電流指令値i* Cf qを調整し、この基本波無効電流指令値i* Cf qと上記の高調波抑制電流値i* C hから高調波補償電流値i* Cを演算し、これによって高調波電流iCを抑制する。
【0011】
従って、高調波抽出手段としてハイパスフィルタ(HPF)を用いた場合でも、電源投入時のような過渡時の基本波電圧の変化に対して、設置点電圧の振幅が目標値に抑えられ、電圧の振幅の変動を抑制できる。
【0012】
本発明の具体的態様では、設置点電圧vの振幅|v|と目標値V* fとの差の正/負の数に応じた電流値i* CIと、前記差電圧(|v|−V* f)に比例ゲインKpを乗じて得られた電流指令値i* C Pを加算することで、高調波抑制電流i* C hと逆位相の電流を与える。その結果、発生する電圧は逆位相の電圧となるため、過渡時に現れる基本波電圧振幅の変動を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のアクティブフィルタを設置する配電系統の概略構成を示す。ここでは、6.6kVの配電系統をモデル化し、配電変電所を電圧源(vs)としている。実際の配電系統は4〜6フィーダで構成され、多数の需要家が接続しているが、ここでは1フィーダの幹線のみを取り上げる。
【0014】
図1において、Lは配電系統のインダクタンス、Rは配電線DLの抵抗成分、Cは配電線DLの力率を改善するために配電線DLを流れる電流の位相を進ませる進相コンデンサの容量、iGは分散電源DGの出力電流、iCはアクティブフィルタAFで引き込む高調波電流である。アクティブフィルタAFは、フィーダ幹線の末端に接続され、上記インダクタンスLと容量Cの共振によって電源電圧vsに含まれる電圧高調波が拡大する「高調波拡大現象」を抑制するものである。
【0015】
図2は、実施形態のアクティブフィルタAFの構成を示す。このアクティブフィルタAFは、設置点電圧(配電線DLとの接続点における電圧)vを検出する検出回路2と、設置点電圧vから高調波補償電流値i* Cを生成する制御手段としてのコントローラ3と、コントローラ3によって駆動制御される高周波抑制手段としての主回路4とを有する。
【0016】
主回路4は、交流側の配電線DLに接続した三相整合トランス4aと三相リアクトル4b(インダクタンスLc)、IGBT(ゲート隔離型バイポーラトランジスタ)で構成される三相電圧型PWM変換器4c、及び直流コンデンサ4d(容量Cdc)を備えて構成され、直流コンデンサ4dの電圧vdcをコントローラ3に送る。
【0017】
コントローラ3では、直流コンデンサ4dの電圧vdcと電圧指令値v* dcを比較し、基本波電流の電源電圧と同相の電流Δi* cdを調整して、vdcの平均電圧を一定にしている。
【0018】
このアクティブフィルタAFの制御には、電圧検出方式を用いる。すなわち、アクティブフィルタの設置点電圧vを検出してその高調波成分vhを演算し、次式により高周波抑制ゲインKVを乗算して高調波補償電流指令値i* Chを得る。
【0019】
i* Ch=KV・vh …(1)
ここで、アクティブフィルタAFの電流制御が理想的に動作する電流値iCh=i* Chであると仮定すると、設置点電圧vの高調波成分vhに対して、アクティブフィルタは1/KV [Ω]の抵抗として動作する。つまり、アクティブフィルタは、配電系統の高調波に対してダンピング抵抗として動作するので、その抵抗値を決めるゲインKVを調整することにより、設置点だけでなくフィーダ全体の高調波拡大現象を抑制することができる。
【0020】
以下の解析では、次のように仮定する。
(1)図1の1相について解析する。
(2)アクティブフィルタAF、分散電源DGは、それぞれ基本波無効電流、基本波有効電流を出力する電流源モデルとして取り扱う。
(3)分散電源DGは、設置点電圧vに対して力率1の基本波有効電流を出力する。
(4)アクティブフィルタAFから見た上位系統のインピーダンスは誘導性である。
(5)配電線DLのインピーダンスは、進相コンデンサのインピーダンスと比較して十分小さい。
【0021】
分散電源DGとアクティブフィルタAFが共に動作していない場合の設置点電圧vは、進相コンデンサにより上昇する。以下、設置点電圧v、電源電圧vsその他電圧をベクトルで表わすとき、V、Vsのように大文字で表記する。
【0022】
【数1】
【0023】
図3は、分散電源DGが配電系統DLに有効電流を供給する場合の設置点電圧Vを示すフェーザ図である。この場合、分散電源DGが配電系統DLに有効電流を供給することにより、フィーダには、次式で表わされる電圧V1が発生する。
【0024】
【数2】
【0025】
このとき、設置点電圧Vの実効値VRMSは、次式(6)で得られる。
【0026】
【数3】
【0027】
図4は、アクティブフィルタAFで電圧安定化制御を行った場合の設置点電圧Vを示すフェーザ図である。この場合、アクティブフィルタAFが配電系統DLに無効電流を供給することにより、フィーダには、次式で表わされる電圧V2が発生する。
【0028】
【数4】
【0029】
その結果、式(7)より、設置点電圧Vの実行値VRMSは、次式(8)で表わされる。
【0030】
【数5】
【0031】
ここで、上記仮定(5)(ただし、A≒1,ωL>>ω3L2C+ωCRと近似)を用いると、式(8)は次式(9)で近似できる。
【0032】
【数6】
【0033】
式(10)の関係は、電圧補償に必要なアクティブフィルタの容量が分散電源の容量に対してR/ωL倍の容量でよいことを示している。また、上記仮定(4)を用いると、電圧補償に必要なアクティブフィルタの容量は分散電源の容量と比較して小さいと考えられる。この関係は、複数の配電線及び進相コンデンサが接続された系統においても成立する。従って、アクティブフィルタに電圧を安定化させる制御機能を付加することにより、効率の良い電圧補償が可能である。
【0034】
図5は、アクティブフィルタAFのコントローラ3の構成を示す。このコントローラ3は、
図2の検出回路2で検出した三相交流電圧V=(vu,vv,vw)を回転座標の2成分(d,q)で表される値(vd,vq)に変換するd−q変換回路3a、
d−q変換回路3aでd−q変換された電圧の高調波成分を抽出する高調波抽出手段としてのハイパスフィルタ(HPF)3b、
ハイパスフィルタ3bで抽出した電圧高調波成分に高調波抑制ゲインKVを乗算して高調波電流値(i* Ch d,i* Ch q)を生成する高調波抑制ゲイン乗算部3c、
後述のように構成した基本波無効電流制御回路3iから出力される基本波無効電流指令値i* Cf qと上記高調波抑制ゲイン乗算部3cのq出力成分i* Ch qとを加算する電流値演算手段としてのq成分加算部3d、
後述の直流成分ゲイン乗算部3kから出力された直流電流値Δi* C dと高調波抑制ゲイン乗算部3cのd出力成分i* Ch dとを加算する電流値演算手段としてのd成分加算部3e、
上記q成分加算部3dとd成分加算部3eの各出力(高周波補償電流値i* Cのq,d成分)i* C q,i* C dを三相交流の電流指令値I* C =(i* C u,i* C v,i* C w)に変換するd−q逆変換回路3f、
上記d−q変換回路3aから出力された電圧(vd,vq)の振幅(二乗和の平方根)|v|を演算する振幅演算回路3g、
振幅演算回路3gの出力(電圧振幅値)|v|と電圧指令値(目標値)V* fとの差をとる差演算部3h、
差演算部3hの出力(|v|−V* f)から、設置点電圧振幅|v|が目標値V* fとなるように基本波無効電流指令値i* Cf qを自動調整する基本波無効電流制御回路3i、
主回路4から出力される直流電圧値vdcと所定の指令値(直流電圧設定値)v* dcとの差をとる直流電圧差演算部3j、
直流電圧差演算部3jの出力(vdc−v* dc)にゲインKdcを乗算して直流電流値Δi* C dを生成する直流成分ゲイン乗算部3k、及び
上記d−q変換回路3a及びd−q逆変換回路3fに供給する三相交流の基本波(角周波数ωt )を発生する基本波発生回路3p
を有している。
【0035】
図5に示したコントローラ3によれば、アクティブフィルタAFの電流指令値I* C =(i* C u,i* C v,i* C w)は、高調波抑制と電圧安定化の両方の制御から決定される。
【0036】
電圧高調波抑制制御の手順は、次の通りである。
【0037】
まず、検出回路2で検出した設置点電圧vの成分vu,vv,vwを、d−q変換回路3aにより角周波数ωt でd−q座標上の値vd,vqに変換する。この変換は、次式に従って行われる。
【0038】
【数7】
【0039】
次に、d−q変換回路3aの出力vd,vqをハイパスフィルタ3bに入力して抽出した高調波成分に、ゲイン乗算部3cで高調波抑制ゲインKVを乗算して、d−q座標上の高調波抑制電流値i* Ch d,i* Ch qを生成する。
【0040】
一方、電圧安定化制御の手順は、次の通りである。
【0041】
まず、上記設置点電圧v のd−q座標上の値vd,vqを電圧振幅演算回路3gに入力して、瞬時電圧振幅|v|を次式で演算する。
【0042】
【数8】
【0043】
そして、差演算部3hで|v|と電圧指令値V* fとの差を演算し、その差電圧(|v|−V* f)から、基本波無効電流制御回路3iで基本波無効電流のq成分i* Cf qを生成する。これをq成分加算部3dにて高調波抑制ゲイン乗算部3cのq出力成分(高調波電流値)i* Ch qと加算することにより、電流指令値i* C qが得られる。
【0044】
また、上記直流成分ゲイン乗算部3kから出力された直流電流値Δi* C dを、d成分加算部3eにて、高調波抑制ゲイン乗算部3cのd出力成分(高調波電流値)i* Ch dと加算することにより、電流指令値i* C dが得られる。
【0045】
この結果、アクティブフィルタAFのd−q座標上の電流指令値i* C d,i* C qは、次の式で表わされる。
【0046】
i* C d=i* Ch d+Δi* C d …(13)
i* C q=i* Ch q+i* Cf q …(14)
これをd−q逆変換回路3fで逆d−q変換して得られた各相の電流指令値i* Cu,i* Cv,i* Cwを、PWM変換器4c(図2)に与えることにより、高調波抑制と電圧安定化制御両方の制御が実現できる。
【0047】
図6は、基本波無効電流制御回路3iの構成を示す。この制御回路3iは、差演算部3hの出力(|v|−V* f)の正・負に応じて正又は負の信号を出力する正負(符号)検出器31と、その出力の符号に応じてアップ/ダウンすることにより、正/負の数に応じた値を出力する計数手段としての16進アップダウンカウンタ32と、差演算部3hの出力(|v|−V* f)を電流指令値i* CPに変換するゲイン(KP)乗算部33と、上記アップダウンカウンタ32の計数出力で表わされる電流値i* CIとゲイン乗算部33で生成された電流指令値i* CPとを加算して、前記基本波無効電流指令値i* Cf qを生成する電流指令値演算手段としての加算部34とを有している。ここで、16進アップダウンカウンタ32のサンプリング周期を60μsとすれば、その出力i* CIは、約3.9 秒で最小値(例えば−5アンペア)から最大値(例えば+5アンペア)まで変化する。
【0048】
この制御回路3iによれば、電圧振幅|v|と目標値V* fを比較し、|v|>V* fになるときは、アップダウンカウンタ32の値i* CIが増加し、|v|を目標値V* fに抑制する。一方、|v|<V* fのときは、アップダウンカウンタ32の値i* CIが減少し、|v|を目標値V* fに追従させる。
【0049】
従来のSTATCOMによる電圧安定化制御では、積分フィードバック制御が用いられているが、本発明の実施の形態は、上記のアップダウンカウンタを用いた桁落ちを生じない非線形積分により、フィードバックを行うものである。
【0050】
ここで、分散電源の出力が増加した時の過渡応答について検討する。ただし、ここで検討する過渡現象は電圧安定化制御の応答に比べて十分に速く、高調波抑制のみが変化するものと仮定する。
【0051】
図7は、設置点電圧Vのフェーザ図である。図7に示すように、Vは分散電源の出力電流IGによって上昇する。このとき、分散電源によって上昇する基本波電圧V1はほぼq軸方向となる。従来のアクティブフィルタの制御回路では、この基本波電圧V1の変化を高調波として検出し、アクティブフィルタは、V1に対して同相成分の基本波電流Ich を出力する。設置点に電圧V3が発生すると、VはV1とV3の合計となり、分散電源の投入時(出力が変化した過渡時)に基本波電圧振幅の変動が発生する。この電圧上昇は、アクティブフィルタによる電圧安定化制御を行う際に発生する特有の問題であった。
【0052】
本実施の形態では、図6のように基本波無効電流制御回路3iを比例積分フィードバック系で構成することにより、上記の問題を解決することができる。すなわち、振幅の誤差(|v|−V* f)に電圧補償ゲインKPを乗じて得られた電流指令値i* CPを加算することで、従来の制御回路で高調波を誤検出することによって発生する基本波電流IChと逆位相の電流を与える。その結果、発生する電圧はV3と逆位相の電圧となるため、過渡時に現れる基本波電圧振幅の変動を抑制することができる。
【0053】
以下、アクティブフィルタのシミュレーションモデルについて説明する。
【0054】
図8は、アクティブフィルタのシミュレーションモデルの構成を示すブロック図である。シミュレーションでアクティブフィルタの動特性を模擬するためには、制御系の遅延を考慮したシミュレーションモデル化が必要となる。
【0055】
シミュレーションには、電力系統解析用ソフトウェアであるPSCADを用い、PSCADの機能により、フォートラン(FORTRAN)言語を用いて新たにアクティブフィルタのディジタル制御システム(PSCADモデル)を作成した。
【0056】
作成したモデルの入力は、設置点の電圧vと電流icであり、出力電圧指令値v* cを演算する。シミュレーションモデルでは、電圧指令値v* cを制御電圧源(vc)に送り、連系インダクタLcを介して設置点に接続する。
【0057】
図9は、シミュレーションモデルの動作タイミングを示す。シミュレーションモデルでは、モデル内のカウンタにより離散時間動作を模擬する。刻み時間を10μsとし、カウンタをn=6(0〜5)として、60μsのサンプリング周期を模擬した。
【0058】
まず、n=0の時点でサンプリング動作を行う。実際のディジタル制御システムでは、電圧振幅及び電圧高調波の検出と電流制御演算のために演算時間が必要であり、演算結果を電圧指令値として反映できるのは、次のサンプル点n=0となる。
【0059】
ここで、モデルの内部で計算刻み時間分の遅延が生じるのを考慮して、n=5の時点で、電圧指令値の演算結果を制御電圧源に送ることとしている。制御電圧源では、n=0の時点で出力電圧が変化し、次に電圧指令値が送られるn=5の時点まで、一定電圧となる。従って、制御電圧源は,PWMインバータの平均電圧を出力することになる。
【0060】
<シミュレーション条件>
図1の配電系統において、回路定数を次のように設定した。
【0061】
L=22.73 mH(28.56%)
R=0.33 Ω(1.32%)
C=30μF(23.56%)
iG=5A
ここでは、電圧変動及び電圧安定化効果が顕著になるように、一般的な配電系統に比べてLを4倍程度に設定している。シミュレーションでは、以下の3条件について比較する。
【0062】
(1)KV=0[A/V]
(2)KV=0.1, KP=0[A/V]
(3)KV=0.1, KP=0.2[A/V]
シミュレーションでは、|v|が分散電源動作前の電圧振幅(216.9 V)に抑制されるように目標値V* fを216.9 Vに設定し、分散電源の出力iGを0から5Aまで約3周期で上昇させた。なお、シミュレーションではアクティブフィルタの出力電圧を電圧源としたため、直流リンク電圧vdc の制御は行っていない。
【0063】
<シミュレーション結果>
図10〜図12は、上記の条件(1)、(2)、(3)でシミュレーションを行った結果を示す図、図13は、定常時における設置点電圧の振幅|v|を示す図である。
【0064】
図10は、条件(1)の下でシミュレーションを行った結果を示す。この場合、高調波抑制ゲインKV=0であるから、アクティブフィルタは設置点の電圧高調波に対して無限大の抵抗となり、高調波補償電流指令値は0である。設置点電圧の振幅|v|は、分散電源DGの動作前は 216.9 Vであるが、分散電源の動作に伴って次第に上昇し、最大時には約5.9%上昇して、229.6 Vに達している。ここで、|v|が指令値v* cを超えると、アクティブフィルタの補償電流指令値i* Cは次第に上昇し、それに伴って|v|が減少して分散電源の動作前と等しくなっている。この時のアクティブフィルタが出力する基本波無効電流i* Cf qは 0.9Aであり、分散電源の出力電流iGの約18%となっている。これより、配電系統の電圧補償に必要なアクティブフィルタの容量は、分散電源の容量の約1/5である。これは、図1の配電系統において末端からみたフィーダの等価インピーダンスが誘導性であるためである。しかし、図13(a)のように、定常時の|v|は約2.8Vの振幅で振動している(一定に制御されていない)。
【0065】
図11は、前述のゲインKVによる高調波抑制を行う条件(2)の下でシミュレーションを行った結果を示す。この場合、図6の基本波無効電流制御回路3iにおいて、電圧補償ゲインKP=0であるから、基本波無効電流i* Cf qは16進アップダウンカウンタ32の出力i* CIとなる。図11において、分散電源投入時の過渡特性に着目すると、|v|に大きな電圧変動が発生し、最大で 244Vに達している。このとき、アクティブフィルタの無効電流指令値i* c qは正の電流、すなわち進み無効電流を引き込んでいる。その結果、アクティブフィルタがコンデンサとして動作し、設置点電圧vを上昇させる。このように、シミュレーションの結果からも、分散電源投入時にアクティブフィルタの高調波検出が誤検出となり、設置点電圧vを上昇させることがわかる。
【0066】
この場合、図13(b)に示すように、電圧振幅|v|は、アクティブフィルタの電圧高調波抑制機能により、図13(a)の振動の約1/10に抑制されており、定常状態での電圧安定性を向上できる。
【0067】
図12は、条件(3)の下でのシミュレーション結果である。この場合、基本波無効電流制御回路3iに比例ゲインKPによる電圧補償を含めることにより、分散電源投入時に発生する|v|の変動を良好に抑制できる。また、図13(c)のように、|v|の振動は図13(b)と同様であり、KPによる電圧補償は|v|の安定性には影響を与えない。このように、本発明のアクティブフィルタにより、高調波抑制制御で定常時の電圧安定性が向上すると共に、比例ゲインによる電圧補償を行っても電圧安定性に影響しないことがわかる。
【0068】
以下に、本発明のアクティブフィルタによる電圧安定化制御の実験結果を掲げる。実験に用いた配電系統システムは、上記のシミュレーションに用いた回路構成と同じである。また、分散電源は、アクティブフィルタと同様の主回路を用いて力率1の有効電力を供給する。分散電源模擬装置の出力電流は5Aに設定する。また、シミュレーションでは分散電源投入時の出力電流の増加に傾きを持たせたランプ変化としていたが、実験ではステップ変化とした。
【0069】
<実験結果>
図14は、アクティブフィルタが動作を停止している場合の実験結果を示す。分散電源の動作前の|v|は 212 Vであるが、分散電源が動作すると 226 Vまで達し、定常時の|v|は 220 Vであり、約3.8%上昇している。
【0070】
図15は、アクティブフィルタが動作した場合の実験結果を示す。ここで、高調波抑制ゲインKV= 0.1(A/V)、電圧補償ゲインKP=0(A/V)に設定する。アクティブフィルタの電圧安定化機能により、過渡現象終了後の|v|は 214Vに抑制されている。しかし、過渡時の|v|は 235 Vまで上昇している。
【0071】
図16は、電圧補償を行った場合の実験波形を示すグラフである。ここで、電圧補償ゲインKV= 0.2(A/V)に設定した。図15に示す場合と比較して、分散電源投入時に発生する|v|のピークを約1/2に抑制している。
【0072】
また、設置点電圧vuの全高調波歪率(THD)は、条件(1)のときは 2.96 %、条件(2)のときは 1.06 %、条件(3)のときは 1.21 %である。アクティブフィルタを動作させると、高調波抑制制御により、vuのTHDは1%程度まで改善することができる。電圧補償を行った場合には、|v|の歪みによりTHDは 1.2 %に増加しているが、実用上は問題ないと考えられる。
【0073】
以上のように、電圧安定化機能を備えたアクティブフィルタによれば、電圧安定化制御単独で動作する場合と比べて、定常時に現れる振動を抑制することができ、設置点電圧振幅の制御の安定性を改善できる。また、高調波抑制制御は、設置点電圧の位相変化に対して電圧変動を増加するようになり、電圧補償を行うことにより位相変化に伴う電圧変動を低減できる。
【0074】
また、高調波抑制を目的としてフィーダ末端に設置するアクティブフィルタが電圧安定化機能を備えることにより、アクティブフィルタ設置点の電圧振幅の変動を抑制できる。従って、本発明のアクティブフィルタは、配電系統に分散電源が投入された際に過渡的に発生する種々の問題を良好に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のアクティブフィルタを含む配電系統の概略構成を示す図。
【図2】実施の形態のアクティブフィルタの構成を示す回路図。
【図3】分散電源が配電系統に有効電流を供給する場合の設置点電圧Vを示すフェーザ図。
【図4】アクティブフィルタによる電圧安定化制御を行った場合の設置点電圧Vを示すフェーザ図。
【図5】アクティブフィルタのコントローラの構成を示す回路図。
【図6】上記コントローラ内の基本波無効電流発生回路の構成を示す回路図。
【図7】設置点電圧Vのフェーザ図。
【図8】アクティブフィルタのシミュレーションモデルの構成を示すブロック図。
【図9】図8のシミュレーションモデルの動作タイミングを示す図。
【図10】図8のシミレーションモデルで条件(1)の下でシミュレーションを行った結果を示すグラフ。
【図11】図8のシミレーションモデルで条件(2)の下でシミュレーションを行った結果を示すグラフ。
【図12】図8のシミレーションモデルで条件(3)の下でシミュレーションを行った結果を示すグラフ。
【図13】設置点における電圧振幅|v|を示す図。
【図14】アクティブフィルタの動作を停止している場合の実験結果を示す図。
【図15】アクティブフィルタを動作させた場合の実験結果を示す図。
【図16】電圧補償を行った場合の実験結果を示す図。
【符号の説明】
AF…アクティブフィルタ、2…検出回路、3…コントローラ、3a…d−q変換回路、3b…ハイパスフィルタ、3c…高調波抑制ゲイン乗算部、3d,3e…加算部、3f…d−q逆変換回路、3g…振幅演算回路、3h…差演算部、3i…基本波無効電流制御回路、3j…直流電圧差演算部、3k…直流成分ゲイン乗算部、3p…基本波発生回路、4…主回路、4a…三相整合トランス、4b…三相リアクトル(インダクタンスLc)、4c…三相電圧型PWM変換器、4d…直流コンデンサ(容量Cdc)、31…正負検出器、32…16進アップダウンカウンタ、33…ゲイン乗算部、34…加算部。
Claims (2)
- 高調波電圧が発生する可能性がある配電系統に設置されるアクティブフィルタであって、
前記配電系統の設置点における電圧vを検出する電圧検出手段(2)と、該電圧検出手段で検出した設置点電圧vから高調波補償電流値i* Cを生成する制御手段(3)と、該高調波補償電流値i* Cに応じて高調波電流iCを抑制する高調波抑制手段(4)とを有し、前記制御手段(3)は、
前記設置点電圧vの高調波成分vhを抽出する高調波抽出手段(3b)、
該高調波成分vhにゲインKVを乗じて高調波抑制電流値i* C hを生成する高調波抑制ゲイン乗算部(3c)、
前記設置点電圧vの振幅|v|と目標値V* fとの差を演算する電圧値演算手段(3g,3h)、
該電圧値演算手段で得られた差電圧(|v|−V* f)に基づいて、前記振幅|v|が目標値V* fとなるように基本波無効電流指令値i* Cf qを調整する基本波無効電流制御手段(3i)、及び
前記高調波抑制電流値i* C hと前記基本波無効電流指令値i* Cf qから前記高調波補償電流値i* Cを演算する電流値演算手段(3d)
を備えて構成されていることを特徴とするアクティブフィルタ。 - 請求項1記載のアクティブフィルタにおいて、前記基本波無効電流制御手段(3i)は、
前記差電圧(|v|−V* f)の正負を検出する正負検出手段(31)、
該正負検出手段(31)で検出した正/負の数に応じた電流値i* CIを出力する計数手段(32)、
前記差電圧(|v|−V* f)に比例ゲインKPを乗じて電流指令値i* C Pを生成する電圧補償ゲイン乗算部(33)、及び
前記電流値i* C Iと前記電流指令値i* C Pから前記基本波無効電流指令値i* Cf qを演算する電流指令値演算手段(34)
を備えて構成されていることを特徴とするアクティブフィルタ。
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