JP3661012B2 - 配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 - Google Patents
配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3661012B2 JP3661012B2 JP2001122340A JP2001122340A JP3661012B2 JP 3661012 B2 JP3661012 B2 JP 3661012B2 JP 2001122340 A JP2001122340 A JP 2001122340A JP 2001122340 A JP2001122340 A JP 2001122340A JP 3661012 B2 JP3661012 B2 JP 3661012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- harmonic
- voltage
- command value
- current command
- compensation current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/20—Active power filtering [APF]
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,配電系統の高調波拡大現象を抑制し,高調波を除去する配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の配電系統の高調波拡大現象を抑制し,高調波を除去する配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,特に実用化されていなっかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,特に実用化されていなっかったので,変圧器の磁気飽和等に起因する高調波発生源の多い市街地,多数の進相コンデンサが設置される工業地区,配電線路の長い山間部において,高調波が発生し,且つ配線インダクタンスと力率改善用の進相コンデンサの共振によって生じる高調波拡大現象を誘発し,従って各種の電気機器を用いる地区においては,高調波電圧変動の規制値を越え,顕著な電圧変動が発生し,テレビ,電灯等のちらつきを起こしたり,電子計算機に障害を与える等,各種の機器障害を誘起する問題点があった。
【0004】
上記,高調波電圧変動は,三相交流配電系統において,変圧器結線の一つは必ずΔ結線となっているため,現実に問題となるのは,第5次以上の奇数次の高調波成分:vh である。
【0005】
前記,高調波発生源からの高調波電圧変動を除去する手段として,インピーダンス・マッチングによる,高調波除去手段が考えられるが,実際に稼働している配電系統のインピーダンスを実測或いは算出することは困難であり,しかも系統切替えや,需要家の機器接続によって,該インピーダンスが時間的にも変化するため,高調波発生源の時間的変動が多く,いわゆる,インピーダンス・マッチングによる,高調波除去手段は実用化できない問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために,本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,その基本的手段の機能原理として,電圧検出方式のアクティブフィルタを配電線路の所望のノードに設置し, 設置点電圧を所定のサンプリング周期:T S 毎に検出し, 高調波電圧:vh を抽出し,その後, 該高調波電圧:vh に適応するゲイン:KV を自動調節して増幅することにより,式:数1で示す,補償電流指令値:i* を,該サンプリング周期:T S 毎に,該ノードに与える事を特徴とする。
【0007】
【数1】
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置は,主回路としての高調波除去手段,基本周波数:f= ω/2πを有する三相交流電圧:vを検出する検出手段,そしてこれらを制御する制御手段からなるアクティブフィルタであって,該検出手段は,計器用変圧器等から成り,三相交流の配電線路の所定のノードから,交流電圧三成分:v(v a,v b,v c ) から成る検出信号を検出し,該制御手段に入力し, 該制御手段は,所定のサンプリング周期:T S 毎に, 該交流電成分:vに含まれる第5次以上の奇数次の高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分:vh に比例する補償電流指令値:i* を指定し,適応するゲイン:KV を定め, そして該制御手段から高調波除去手段に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号を送り, 該高調波除去手段は, 基本電圧:vdcを有する直流コンデンサとパルス幅変調(PWM)方式インバータを用い,該補償電流指令値: i* に対応する電圧を発生し,三相リアクトル:LC を介して,昇圧整合トランスで昇圧し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理を,該高調波二乗和:(v h )2が,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値:(v )*2以下になるように, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2に対応する,配電系アクティブフィルタ制御方式は,三相交流の配電線路の所定のノードから,交流電圧三成分:v(v a,v b,v c ) から成る検出信号を電圧検出手段を用いて検出し,所定のサンプリング周期:T S 毎に, 該交流電成分:vに含まれる第5次以上の奇数次の高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分:vh に比例する補償電流指令値:i* を指定し,適応するゲイン:KV を定め, そして高調波除去手段に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号を送り, 該高調波除去手段は, 該補償電流指令値:i* に対応する電圧を発生し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理過程を,該高調波二乗和: (v h )2 が, 予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値:(v )*2以下になるように, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする。
【0010】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置において,制御手段は,ディジタル信号プロセッサ(DSP)を用いるディジタル処理を基本とし,サンプリング機能を有する位相固定ループ(PLL)を含む,三相交流の基本周波数:f= ω/2πを発生する基本波発生回路からトリガ制御する,座標変換回路に,アナログ・ディジタル(AD)変換した交流電圧三成分からなるディジタル検出信号:DS=v(v a,v b,v c ) を入力し, 回転速度=ωt を有する回転座標上の二成分(d,q)座標に変換し,対応する二成分出力信号:(v d,v q ) を出力し,該二成分出力信号から,ハイパス・フィルタ(HPF)から成る,高調波成分抽出器を用いて,その二成分高調波成分:(v h ) =(v d ,v q) を抽出し,次に二乗和算出部により,二乗和(vh )2=(v d )2+(v q )2を算出し,そして二乗和比較部において,該二乗和(vh )2を,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値:(v )*2と比較し,これらの差異:(vh )2-(v ) *2を確保し, 次にゲイン制御部において,該差異の正・負条件に従い,対応するゲイン:KV の増減を行い,所定の該ゲイン値を定め,ゲイン乗算部に入力し,該ゲイン乗算部において,該二成分高調波成分に対応する,補償電流指令値:i* = = (i* d , i* q ) を指定し, そして該基本波発生回路からトリガ制御する,座標逆変換回路に,二成分から成る該補償電流指令値:i* を入力し,元の座標上の三成分(a,b,c )座標に逆変換し,三成分から成る補償電流指令値i* =(i* a,i* b,i* c ) を確保し,更にディジタル・アナログ(DA)変換した交流電流三成分からなる該補償電流指令値i* に対応するアナログ制御信号:CS=( i* a,i* b,i* c ) を確保する事を特徴とする。
【0011】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置の制御手段において,位相調整部を用い,高調波除去手段の直流コンデンサの基本電圧:vdcの入力信号である, 直流電圧信号:VS(v dc) と, 予め定めた所定の直流電圧設定値:v * dcとを比較し,これらの差異:v * dc−v dcの電位差を,予め定めた直流制御ゲイン: Kdcで増幅し, 供給電圧と基本波電流の位相が一致する, Δi* d を生成し, 補償電流指令値:i* を調整し,位相調整した補償電流指令値:i* C = ( i* d + Δi* d , i* q ) を確保し,そして基本波発生回路からトリガ制御する,座標逆変換回路に,二成分から成る該補償電流指令値:i* C を入力することもでき,そしてこの様に,Δi* d を生成することにより,僅かな有効電力の流入放出によって,基本電圧:vdcを一定に制御する作用を確保する事も出来る。
【0012】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置の制御手段において,座標変換回路に,交流電圧三成分からなる検出信号:DS=v(v a,v b,v c ) を入力し, 回転速度=ωt を有する回転座標上の二成分(d,q)座標に変換し,対応する二成分出力信号:(v d,v q ) を出力する,変換式は,式:数2で変換するものとする。
【0013】
【数2】
【0014】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置の制御手段において,座標逆変換回路に,二成分から成る補償電流指令値:i* = (i* d , i* q ) を入力し,元の座標上の三成分(a,b,c )座標に逆変換し,三成分から成る補償電流指令値i* =(i* a,i* b,i* c ) を確保する,変換式は,式:数3で変換するものとする。
【0015】
【数3】
【0016】
本発明の請求項2に対応する,配電系アクティブフィルタ制御方式において,一連のサンプリング処理過程は,サンプリング開始過程(S0)において,サンプリングを開始し, 次に三相電圧検出過程(S1)において,電圧検出手段を用いて, 検出信号:DS=v(v a,v b,v c ) を確保し, 次に座標変換過程(S2)において,式:数2により二成分(d,q)座標に変換し,対応する二成分出力信号:(v d,v q ) を確保し, 次に高調波成分抽出過程(S3)において,対応する二成分高調波成分:(v h ) =(v d ,v q) を抽出し, 次に二乗和算出過程(S4)において,二乗和(vh )2=(v d )2+(v q )2を算出し,次に二乗和比較過程(S5)において,該二乗和(vh )2を,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値:(v )*2と比較し,これらの差異:(vh )2-(v ) *2を確保し, そして該差異が正(YES) ならば,ゲイン上昇過程(S51) において,ゲイン:KV を所定の値だけ増やし, その上昇ゲイン値:KV + を, 次過程である電流算出過程(S6)に入力し, 一方, 該差異が負或いは零(NO)ならば,ゲイン下降過程(S52) において,ゲイン:KV を所定の値だけ減らし, その下降ゲイン値:KV - を, 次過程である電流算出過程(S6)に入力し, そして該電流算出過程(S6)において,補償電流指令値:i* = (i* d , i* q ) を指定し, そして座標逆変換過程(S8)において,式:数3により,二成分から成る該補償電流指令値:i* を,元の座標上の三成分(a,b,c )座標に逆変換し,三成分から成る補償電流指令値i* =(i* a,i* b,i* c ) を確保し,そして電流制御信号過程(S9)において,該補償電流指令値i* に対応する制御信号:CS=( i* a,i* b,i* c ) を確保し,該高調波除去手段に送り, サンプリング終了過程(S10) において,一連のサンプリング処理過程を終了する事を特徴とする。
【0017】
本発明の請求項2に対応する,配電系アクティブフィルタ制御方式の一連のサンプリング処理過程において,電流算出過程(S6)において,補償電流指令値:i* = (i* d , i* q ) を指定し後に,位相調整過程(S7)を設け,高調波除去手段の基本電圧:vdcの直流電圧信号:VS(v dc) と, 予め定めた所定の直流電圧設定値:v * dcとを比較し,供給電圧と基本波電流の位相が一致するように, 該補償電流指令値を調整し, そして座標逆変換過程(S8)に移行する事も出来る。
【0018】
本発明の請求項1に対応する,配電系アクティブフィルタ装置において,高調波除去手段のパルス幅変調(PWM)方式インバータとして,各位相電圧生成に対し,一対の絶縁ゲート・バイポーラ型トランジスタ(IGBT)を用いる事も出来る。
【0019】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式を用いることにより,該配電系アクティブフィルタ装置を配電線路の所定の箇所に装備し,高調波拡大現象を抑制するとともに,該配電線路の全てのノードにおける,高調波電圧を,所定の設定値以下に抑制する作用を有する。
【0020】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式を用いることにより,配電線路上の分布回路定数が時間的に変化しても,ゲイン:KV を自動調節し,高調波電圧を,所定の設定値以下に抑制し,動的に追従する作用を有する。
【0021】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式を用いることにより,配電線路上の分布回路定数を実測或いは算出して,ゲイン:KV を決定する必要がない作用を有する。
【0022】
【実施例】
この発明の実施例の図面において,図1は,本発明の実施例1を示す,配電系アクティブフィルタ装置の一部欠載概略ブロック構成図,そして図2は,その制御手段の一部欠載詳細ブロック構成図である。図3は,本発明の実施例2を示す,配電系アクティブフィルタ制御方式の一部欠載概略処理過程フロ─チャートである。図4は,本発明の実施例3を示す,配電系アクティブフィルタ装置に対する,評価試験用の一部欠載概略模擬配電系統システム,そして図5は,その評価試験結果である。
【0023】
この発明の実施例1を以下説明すると,配電系アクティブフィルタ装置は,図1に示すように,主回路としての高調波除去手段(1),基本周波数:f= ω/2πを有する三相交流電圧:vを検出する検出手段(2),そしてこれらを制御する制御手段(3)からなるアクティブフィルタ(AF)であって,該検出手段は,計器用変圧器(PT)等から成り,三相交流の配電線路(4)の所定のノード(4a)から,交流電圧三成分:v(v a,v b,v c ) から成る検出信号(DS)を検出し,該制御手段に入力し, 該制御手段は,所定のサンプリング周期:T S 毎に, 該交流電成分:vに含まれる第5次以上の奇数次の高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分:vh に比例する補償電流指令値:i* を指定し,式:数1の適応するゲイン:KV を定め, そして該制御手段から高調波除去手段に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号(CS)を送り, 該高調波除去手段は, 基本電圧:vdcを有する直流コンデンサ(1d)とパルス幅変調(PWM)方式インバータ(1c)を用い,該補償電流指令値:i* に対応する電圧を発生し,三相リアクトル(1b):LC を介して,昇圧整合トランス(1a)で昇圧し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理を,該高調波二乗和:(v h )2が,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2以下になるように, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする。
【0024】
本発明の実施例1の配電系アクティブフィルタ装置において,制御手段(3)は,ディジタル信号プロセッサ(DSP)を用いるディジタル処理を基本とし,図2に示すように,サンプリング機能を有する位相固定ループ(PLL)を含む,三相交流の基本波:f= ω/2πを発生する基本波発生回路(3i)からトリガ制御する,座標変換回路(3a)に,アナログ・ディジタル(AD)変換した交流電圧三成分からなるディジタル検出信号:DS=v(v a,v b,v c ) を入力し, 式:数2により二成分(d,q)座標に変換し,対応する二成分出力信号:(v d,v q ) を出力し,該二成分出力信号から,ハイパス・フィルタ(HPF)から成る,高調波成分抽出器(3b)を用いて,その二成分高調波成分:(v h ) =(v d ,v q) を抽出し,次に二乗和算出部(3c)により,二乗和(vh )2=(v d )2+ (v q )2 を算出し,そして二乗和比較部(3d)において,該二乗和(vh )2を,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2と比較し,これらの差異:(vh )2-(v ) *2を確保し, 次にゲイン制御部(3e)において,該差異の正・負条件に従い,対応するゲイン:KV の増減を行い,所定の該ゲイン値を定め,ゲイン乗算部(3f)に入力し,該ゲイン乗算部において,該二成分高調波成分に対応する,補償電流指令値:i* = KV ・(vh ) = (i* d , i* q ) を指定し, 一方, 位相調整部(3g)において,高調波除去手段(1)の直流コンデンサ(1d)の基本電圧:vdcの入力信号である, 直流電圧信号:VS(v dc) と, 予め定めた所定の直流電圧設定値(AF-2) :v * dcとを比較し,これらの差異:v * dc−v dcの電位差を,予め定めた直流制御ゲイン: Kdcで増幅し, 供給電圧と基本波電流の位相が一致する, Δi* d を生成し, 該補償電流指令値:i* を調整し,位相調整した補償電流指令値:i* C = ( i* d + Δi* d , i* q ) を確保し,そして該基本波発生回路からトリガ制御する,座標逆変換回路(3h)に,二成分から成る該補償電流指令値:i* C を入力し,式:数3により,元の座標上の三成分(a,b,c )座標に逆変換し,三成分から成る補償電流指令値i* C =(i* a,i* b,i* c ) を確保し,更にディジタル・アナログ(DA)変換した交流電流三成分からなる該補償電流指令値i* に対応するアナログ制御信号:CS=( i* a,i* b,i* c ) を確保する事を特徴とする。
【0025】
本発明の実施例1の配電系アクティブフィルタ装置において,高調波除去手段(1)のパルス幅変調(PWM)方式インバータ(1c)は,各位相電圧生成に対し,一対の絶縁ゲート・バイポーラ型トランジスタ(IGBT)を用い,昇圧整合トランス(1a)の昇圧比を2:1とし,そして三相リアクトル(1b):LC =1 mH を採用した。
【0026】
本発明の実施例1の配電系アクティブフィルタ装置において,制御手段(3)のサンプリング周期は,T S =50 μs を採用し,ディジタル信号プロセッサ(DSP)は,16ビット不動小数点のアナログ素子(ADSP 2101) を用いた。
【0027】
本発明の実施例2の配電系アクティブフィルタ制御方式は,図3に示すように,三相交流の配電線路(4)の所定のノード(4a)から,交流電圧三成分:v(v a,v b,v c ) から成る検出信号(DS)を電圧検出手段(2)を用いて検出し,所定のサンプリング周期:T S 毎に, 該交流電成分:vに含まれる第5次以上の奇数次の高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分:vh に比例する補償電流指令値:i* = KV ・v h を指定し,適応するゲイン:KV を定め, そして高調波除去手段(1)に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号(CS)を送り, 該高調波除去手段は, 基本電圧:vdcを用い,該補償電流指令値:i* に対応する電圧を発生し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理過程を,該高調波二乗和: (v h )2 が, 予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2以下になるように, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする。
【0028】
本発明の実施例2の配電系アクティブフィルタ制御方式において,一連のサンプリング処理過程は,図3に示すように,サンプリング開始過程(S0)において,サンプリングを開始し, 次に三相電圧検出過程(S1)において,電圧検出手段(2)を用いて, 検出信号:DS=v(v a,v b,v c ) を確保し, 次に座標変換過程(S2)において,式:数2により二成分(d,q)座標に変換し,対応する二成分出力信号:(v d,v q ) を確保し, 次に高調波成分抽出過程(S3)において,対応する二成分高調波成分:(v h ) =(v d ,v q) を抽出し, 次に二乗和算出過程(S4)において,二乗和(vh )2=(v d )2+(v q )2を算出し,次に二乗和比較過程(S5)において,該二乗和(vh )2を,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2と比較し,これらの差異:(vh )2-(v ) *2を確保し, そして該差異が正(YES) ならば,ゲイン上昇過程(S51) において,ゲイン:KV を所定の値だけ増やし, その上昇ゲイン値:KV + を, 次過程である電流算出過程(S6)に入力し, 一方, 該差異が負或いは零(NO)ならば,ゲイン下降過程(S52) において,ゲイン:KV を所定の値だけ減らし, その下降ゲイン値:KV - を, 次過程である電流算出過程(S6)に入力し, そして該電流算出過程(S6)において,補償電流指令値:i* = KV ・(vh ) = (i* d , i* q ) を指定し, 次に位相調整過程(S7)において,該高調波除去手段(1)の基本電圧:vdcの直流電圧信号:VS(v dc) と, 予め定めた所定の直流電圧設定値(AF-2) :v * dcとを比較し,供給電圧と基本波電流の位相が一致するように, 該補償電流指令値を調整し, そして座標逆変換過程(S8)において,式:数3により二成分から成る該補償電流指令値:i* を,元の座標上の三成分(a,b,c )座標に逆変換し,三成分から成る補償電流指令値i* =(i* a,i* b,i* c ) を確保し,そして電流制御信号過程(S9)において,該補償電流指令値i* に対応する制御信号:CS=( i* a,i* b,i* c ) を確保し,該高調波除去手段に送り, サンプリング終了過程(S10) において,一連のサンプリング処理過程を終了する事を特徴とする。
【0029】
本発明の実施例3を示す,配電系アクティブフィルタ装置に対する,評価試験用の一部欠載概略模擬配電系統システムは,図4に示すように,三相交流電圧源(VAS) として, 三相100 V, f=60 Hz, 5 kwを用い, 配線線路(4)のノード(4a)の総数:n=9を使用し,配電系アクティブフィルタ装置(AF)は末端ノード:9に設置し,L1は,ノード:1の配電変圧器の漏れインダクタンス,L n は,ノード:nの該配線線路のインダクタンス,Cは,自家需要家が設置する力率改善用進相コンデンサに相当する。高周波発生装置(VSH )は, 第5次及び第7次の高調波成分を発生する。評価試験条件として,該模擬配電系統システムにおいては,L1からL6=0.22 mH, L7=L8=0.44 mH, C=150μF を採用し, そしてノード:1 における, 該高周波発生装置(VSH )による, 第5次及び第7次の高調波電圧成分:V1 の含有率を, それぞれ2%に保持した。また,評価試験においては,末端ノード:9に, 負荷抵抗: R L =2Ω, 5 kW を接続した場合と, 無負荷の場合とに対し, 高調波電圧成分の含有率を評価した。
【0030】
本発明の実施例3を示す,上記模擬配電系統システムを用いて,実施例1の配電系アクティブフィルタ装置を評価した,評価試験結果を,図5に示す。該配電系アクティブフィルタ装置において,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2に相当する, 総合ひずみ率(THD) を3%に設定した。アクティブフィルタ(AF)不使用及び無負荷の場合は, ノード:9に存在する第5次及び第7次の高調波電圧は,ノード:1に対し,それぞれ0.95倍(1.9%), 3.3 倍(6.5%)である。このとき,第5次高調波よりも第7次高調波が大きく拡大している。一方, アクティブフィルタ(AF)使用及び無負荷の場合は, ノード:9の第7次高調波電圧と, その総合ひずみ率(THD) が,それぞれ2.1%, 2.9%とになり,従って, 無負荷状態においては,アクティブフィルタ(AF)が作用し, 良好に高調波拡大現象を抑制できていることがわかる。負荷抵抗: R L =2Ω, 5 kW を接続した場合は,アクティブフィルタ(AF)の不使用及び使用にかかわらず,第5次及び第7次の高調波ともに, 大きな拡大は生じていない, これは負荷抵抗が,高調波拡大をダンピングしたためであり,アクティブフィルタ(AF)使用の場合, ノード:9の総合ひずみ率(THD) が,該設定総合ひずみ率(THD) : 3%以下であるので,該アクティブフィルタが待機状態となり,補償電流:IC が0となり,該アクティブフィルタの損失を低減できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有する。
【0032】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,配電線路上の分布回路定数が時間的に変化しても,ゲイン:KV を自動調節し,高調波電圧を,所定の設定値以下に抑制し,動的に追従する効果を有する。
【0033】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,該配電系アクティブフィルタ装置を配電線路の所定の箇所に装備し,高調波拡大現象を抑制するとともに,該配電線路の全てのノードにおける,高調波電圧を,所定の設定値以下に抑制する効果を有する。
【0034】
本発明の配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式は,配電線路上の分布回路定数を実測或いは算出して,制御ゲイン:KV を決定する必要がない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す,配電系アクティブフィルタ装置の一部欠載概略ブロック構成図。
【図2】本発明の実施例1を示す,配電系アクティブフィルタ装置における,制御手段の一部欠載詳細ブロック構成図。
【図3】本発明の実施例2を示す,配電系アクティブフィルタ制御方式の一部欠載概略処理過程フロ─チャート。
【図4】本発明の実施例3を示す,配電系アクティブフィルタ装置に対する,評価試験用の一部欠載概略模擬配電系統システム。
【図5】本発明の実施例3を示す,配電系アクティブフィルタ装置に対する,評価試験結果。
【符号の説明】
1 高調波電流除去手段
1a 整合トランス
1b リアクトル
1c インバータ
1d 直流コンデンサ
2 検出手段
3 制御手段
3a 座標変換回路
3b 高周波成分抽出器
3c 二乗和算出部
3d 二乗和比較部
3e ゲイン制御部
3f ゲイン乗算部
3g 位相調整部
3h 座標逆変換回路
3i 基本波発生回路
4 配電線路
4a ノード
AF アクティブフィルタ
AF─1 高周波上限二乗和設定値
AF─2 直流電圧設定値
C コンデンサ
CS 制御信号
DS 検出信号
I C AFによる高周波吸収電流
L n n 番目のノードのインダクタンス
KV ゲイン
R L 負荷抵抗
THD 総合ひずみ率
T S サンプリング周期
VS 直流電圧信号
VAS 三相交流電圧源
VSH 高周波発生装置
V n n 番目のノード電圧の高周波成分
Claims (2)
- 高調波除去手段(1),三相交流電圧:vを検出する検出手段(2),そしてこれらを制御する制御手段(3)からなるアクティブフィルタ(AF)であって,該検出手段は,三相交流の配電線路(4)の所定のノード (4a)から,交流電圧三成分:vから成る検出信号(DS)を検出し,該制御手段に入力し, 該制御手段は,所定のサンプリング周期毎に, 該交流電圧成分:vに含まれる高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分:vh に比例する補償電流指令値:i* = KV ・v h を指定し,適応するゲイン:KV を定め, そして該制御手段から高調波除去手段に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号(CS)を送り, 該高調波除去手段は, 基本電圧:vdcを有する直流コンデンサ(1d)とインバータ(1c)を用い,該補償電流指令値:i* に対応する電圧を発生し,リアクトル(1b):LC を介して,整合トランス(1a)で昇圧し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理を,該高調波二乗和:(v h )2が,予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2以下とする, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする配電系アクティブフィルタ装置。
- 三相交流の配電線路の所定のノードから,交流電圧三成分:vから成る検出信号(DS)を電圧検出手段を用いて検出し,所定のサンプリング周期毎に, 該交流電成分:vに含まれる高調波成分:vh を抽出し,該高調波成分: v h に比例する補償電流指令値:i* = KV ・v h を指定し,適応するゲイン:KV を定め, そして高調波除去手段に, 該補償電流指令値:i* に対応する制御信号(CS)を送り, 該高調波除去手段は, 該補償電流指令値:i* に対応する電圧を発生し,該ノードに接続し,該補償電流指令値:i* に対応する除去電流:iを除去し,そしてこれらの一連のサンプリング処理過程を,該高調波二乗和: (v h )2 が, 予め定めた所定の高調波上限二乗和設定値(AF-1) :(v )*2以下とする, 該ゲイン:KV を自動的に調整し連続制御する事を特徴とする配電系アクティブフィルタ制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122340A JP3661012B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122340A JP3661012B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002320329A JP2002320329A (ja) | 2002-10-31 |
JP3661012B2 true JP3661012B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=18972069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001122340A Expired - Fee Related JP3661012B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3661012B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005041927B4 (de) * | 2005-09-03 | 2013-02-28 | Bosch Rexroth Aktiengesellschaft | Aktives Netzfilter |
JP4926778B2 (ja) * | 2007-03-26 | 2012-05-09 | 株式会社ダイヘン | 系統連系インバータ装置 |
JP5895440B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2016-03-30 | 株式会社明電舎 | 電力変換装置 |
SE536142C2 (sv) | 2011-11-25 | 2013-05-28 | Comsys Ab | Aktivt filter för resonansreduktion |
JP6037382B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2016-12-07 | 公立大学法人首都大学東京 | 高調波抑制装置 |
CN106532678B (zh) * | 2016-12-30 | 2023-11-07 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种针对直流输电系统的二次谐波电流抑制方法及装置 |
EP3902082A4 (en) | 2018-12-18 | 2021-12-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Control device and active filter device |
CN110165669B (zh) * | 2019-04-30 | 2023-05-23 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种配电网有源补偿器及其抑制方法 |
CN113315126B (zh) * | 2021-05-31 | 2022-07-05 | 华中科技大学 | 一种有源电力滤波器指定次谐波抑制二次采样方法及系统 |
CN114156071B (zh) * | 2021-11-29 | 2024-01-19 | 国网福建省电力有限公司 | 一种用于城市配变减振降噪的有源降噪方法及装置 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122340A patent/JP3661012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002320329A (ja) | 2002-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW201534035A (zh) | 逆變裝置及其控制方法 | |
WO2014107938A1 (zh) | 基于虚拟电阻的电流源型整流器及并网控制方法 | |
KR101635315B1 (ko) | 비례공진제어기를 이용한 능동 댐핑 제어 장치 | |
JP3661012B2 (ja) | 配電系アクティブフィルタ装置及び制御方式 | |
JP2008306805A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2018057200A (ja) | アクティブフィルタの制御装置 | |
Zhou et al. | Time delay compensation-based fast current controller for active power filters | |
JP4017113B2 (ja) | 配電系統用アクティブフィルタ | |
KR20180006583A (ko) | 플라즈마 공정용 llcc 공진컨버터 | |
JPH06233464A (ja) | 電圧変動及び高調波の抑制装置 | |
CN112103970B (zh) | 一种并网变流器间谐波振荡抑制方法及装置 | |
JP4327185B2 (ja) | アクティブフィルタ及び電圧フリッカ抑制方法 | |
CN110011524B (zh) | 一种谐波抑制的控制方法、装置、设备及可读存储介质 | |
JP6837576B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP3070606B1 (ja) | 電力変換装置 | |
Trinh et al. | Novel control strategy for a UPQC under distorted source and nonlinear load conditions | |
KR20050067701A (ko) | 회전좌표계를 이용한 단상능동 전력필터의 제어 시스템 및방법 | |
US11557972B2 (en) | Power conversion device | |
JP4957099B2 (ja) | 電力変換装置およびその制御方法 | |
Renders et al. | Input impedance of grid-connected converters with programmable harmonic resistance | |
JP2014187742A (ja) | インバータ装置 | |
JP2003324847A (ja) | 電圧フリッカ補償方法および装置 | |
US11563376B2 (en) | Power conversion device | |
JPH08140268A (ja) | 無効電力補償装置の制御装置 | |
JP7050392B2 (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040716 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040803 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040716 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3661012 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |