JP4016792B2 - 移動体情報配信システム - Google Patents

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    • H04W8/245Transfer of terminal data from a network towards a terminal

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体情報配信システムに係り、特に、自動車などの移動体において音楽などの情報(コンテンツ)の配信を受けるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−123441号公報
音楽などの配信は、インターネットを介して家庭のパーソナルコンピュータ(PC)でも受信可能となっている。さらに車両への直接配信も可能となっており、車両に移動端末である通信機器を搭載し、コンビニエンスストアなどに設置した狭域無線通信設備である狭域無線基地局の所定の通信エリアに車両が入った状態において、車載の通信機器に対し情報の配信をするマルチエリア方式のシステムである。
【0003】
ところが、このような移動体情報配信システムにおける車載の通信機器に関して、車両への搭載がオプションであり、既存の車両に対し新たに情報配信を受けようとすると、専用の高価な機器を取り付ける必要がある。
そのための対応として、狭域通信以外の通信のための携帯端末、例えば携帯電話のインターネットホームページ(webページ)へのブラウザ機能を利用し、webページ上から情報の配信を受けるための通信制御をする方法が知られている(特開2002−123441号公報参照)。
【0004】
これは、狭域無線通信設備の基地局および車載の通信機器はそれぞれ固有のアドレスであるURL(Uniform Resource Locators)を持っており、コンテンツを配信する情報配信センタのホームページにアクセスして、自分の欲しいコンテンツを選び、現在自車両がいる地点をカバーする狭域無線基地局のURLと自車両の通信機器のURLを登録する。これによって、情報配信センタから当該狭域無線基地局に情報がダウンロードされ、さらに自車両の通信装置に当該狭域無線基地局を通じて配信される。
【0005】
従来例では、自車両が狭域無線基地局から所定距離内の通信エリア内にあることを判断して、その通信エリア内に留まって必要とする情報を取得するという構成である。
狭域無線通信設備を使用している移動体情報配信システムでは、携帯電話のように各基地局の通信エリアが重なっていないので、車両走行状態の通信で長い情報の配信を受けるとか、基地局間で通信のハンドオーバーをするという運用は考えられていなかった。
走行状態のまま狭域無線基地局と通信している車両が、当該の狭域無線基地局の通信エリアを出てしまうと、配信中の情報が途中で切れてしまい、配信情報が利用できないので、配信情報を受けている最中にはいかなる場合も車両は通信中の狭域無線基地局の通信エリア内にとどまる必要がある。
【0006】
さらに、狭域無線基地局の設置が少ない地域では取得したい情報をなかなか取得できなかったり、いかなる場合も情報を取得するため狭域無線基地局が設置されている場所を探してそこまで移動していかなくてはならないという不便さがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するために、移動端末の位置に対して狭域無線基地局の設置密度に応じて、特定の狭域無線基地局の通信エリア内に留まってコンテンツの配信を受けるか、走行状態のまま配信を受けるか、通信方式を操作者が選択でき、コンテンツの配信を短時間に確実に受けやすくすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、複数の無線基地局によりそれぞれカバーされる複数の通信エリアを有するマルチエリア方式により、ホストから移動端末に情報を配信する移動体情報配信システムにおいて、前記移動端末は、該移動端末の移動経路上の前記無線基地局の通信エリアの設置密度から通信方式を選択判断する通信方式判断手段を備え、前記通信方式判断手段が前記通信エリアの設置密度が高いと判断したときは、複数の通信エリア内を移動中に自動的に分割して情報の配信を受ける分割ダウンロード方式を、前記通信方式判断手段が前記通信エリアの設置密度が低いと判断したときは、前記サービスエリアの一つに留まって情報の配信を受ける一括ダウンロード方式を選択可能とするものとした。
【0009】
【発明の効果】
本発明により、移動端末の移動経路上の無線基地局の通信エリアの設置密度を判断して情報の通信方式を判断選択できるので、情報を確実に取得できる場所へ移動端末を誘導し情報の配信完了を確実にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
図1に第1の実施例の移動体情報配信システムのシステム構成を示す。
移動体情報配信システムは、図1に示すように情報配信の受け手の移動端末であるところの車載端末装置1と、車載端末装置1に情報を配信するセンターシステム2から構成される。
【0011】
車載端末装置1は、大きくは、移動体通信機能部分である移動体通信装置部10、移動体通信機能を補助するナビゲーションシステム部20とそのマンマシンインターフェースである操作部16、表示部17、および移動体通信装置部10に接続するアンテナ15から構成される。
移動体通信装置部10は、車載端末装置1全体を制御する制御部11、後述の狭域無線基地局33(33a〜33f)との通信方式を判断する通信方式判断部12、狭域無線基地局33との通信感度を測定する受信レベル測定部13、狭域無線基地局33と通信をする無線通信機14から構成される。
【0012】
ナビゲーションシステム部20は、ハードディスク、DVD−ROM、CD−ROMなどの記録媒体に経度、緯度情報を対応させた道路地図データを記録したものを必要に応じて読み出す道路地図データ部21、車両の現在位置、例えば経度、緯度を検出する例えばGPS(Global Positioning System)を利用した現在位置取得装置22、現在の車両位置から目的地または経由地点までの走行経路を道路地図データ部21の道路地図データから計算する走行経路計算装置23、走行経路計算装置23で計算した走行経路をもとに操作者が決定した予定走行経路および実際の走行経路を記憶する走行経路記憶装置24、狭域無線基地局33の位置(例えば経度、緯度)とその通信エリアに関するデータなどを道路地図データと関連させて記憶した基地局データ部25から構成される。
【0013】
表示部17は、移動体通信装置部10とナビゲーションシステム部20に接続し、ナビゲーションシステム情報の表示、移動体通信装置の操作画面、配信された情報の表示を行う。
【0014】
また、操作部16は、移動体通信装置部10、表示部17、ナビゲーションシステム部20に接続し、それぞれの機能に対して操作ができるようになっている。
例えば、操作部16の操作によってナビゲーションシステムとして、操作画面、地図画面、経路表示画面などの切換、目的地などの入力ができる。他に、移動体通信装置の操作画面、配信された情報表示画面の切り換えなどの操作ができる。
このため、操作部16は電源スイッチ、カーソル移動操作押しスイッチ、カーソル移動操作ボールまたは同スティック、決定ボタンスイッチ、「カーナビゲーション/移動体通信」選択ボタンスイッチなどで構成されている。
また、オーディオビデオシステム40は、移動体通信装置部10に接続し、音楽、映像などのコンテンツを再生する装置であり、移動体通信装置部10で受信した音楽、映像などを記憶、再生することができる。
【0015】
次にセンターシステム2を説明する。このシステムは配信するコンテンツを格納し、配信制御するホストである管理サーバ3、コンテンツサーバ4、キャッシュサーバ6と狭域無線基地局33をインターネットで結び、複数の狭域無線基地局33のアンテナによりそれぞれの通信エリアを設定したマルチエリア方式の移動体通信システムである。以下、センターシステム2の各構成を説明する。
【0016】
車載端末装置1に情報を配信する管理機能を有する管理サーバ3が、インターネット5に接続している。さらに、このインターネット5には配信される情報コンテンツを格納しているコンテンツサーバ4が接続し、管理サーバ3からの配信要求に対応する。さらに、配信要求のあった情報コンテンツをコンテンツサーバ4から転送され一時的に格納し、管理サーバ3によって制御されてパケット通信でコンテンツ配信を要求した車載端末装置1に送出するキャッシュサーバ6がインターネット5に接続している。
【0017】
コンテンツサーバ4はコンテンツとして、各狭域無線基地局33(33a〜33f)毎に対応して常時ローカル情報コンテンツを格納している。ローカル情報コンテンツは狭域無線基地局33周辺のレストラン、喫茶店、ホテル、銀行、病院、警察など各種情報を案内するコンテンツである。この情報は定期的に更新管理される。
また、コンテンツサーバ4は定時的に更新管理される共通情報コンテンツとして、例えば天気予報、ニュースを有している。
その他に、音楽、映像などコンテンツ提供会社から提供されるコンテンツを格納している。したがって、コンテンツサーバ4は1つである必要はなく、管理サーバ3が各社の提供するコンテンツサーバにアクセスする形でもよい。
【0018】
インターネット5はルーター7を多数含み、管理サーバ3によってアドレスが制御されたキャッシュサーバ6からのパケットは、パケットに付加されたアドレスにしたがってルーター7によって、ルーター8(8a、8b)へ送られる。
ルーター8はインターネット5に接続する末端のルーターで、複数の狭域無線基地局33の1つまたは複数へ適切にキャッシュサーバ6からの配信情報のパケットを振り分ける。
【0019】
狭域無線基地局33(33a〜33f)は、例えば無線LAN(LAN:Local Area Network)、DSRC(DSRC:Dedecated Short Range Communications)のルーターであり、通信エリア内の車載端末装置1と通信を確立し、車載端末装置1固有のアドレスを受信して、通信エリア内に滞留して通信中は、それに一時的な移動アドレスが付加されて、車載端末装置1と管理サーバ3またはキャッシュサーバ6との通信を維持する。
【0020】
車載端末装置1は、管理サーバ3またはキャッシュサーバ6から送出されるパケットを、車載端末装置固有のアドレス例えばMRと、現在通信中の狭域狭域無線基地局33の1つの通信エリア内にいる時に一時的に付与される移動アドレスMR1で判別して、受信する。
車載端末装置1と管理サーバ3との間の移動アドレス管理、例えば移動アドレスの請求、付与、およびコンテンツ配信の開始、配信途中での停止などのパケット通信の制御は、管理サーバ3が行う。
【0021】
本実施例では、後述するように、狭域無線基地局33が高密度で走行経路上に設置されていると車載端末装置1で判断した場合、操作者の確認を受けて、配信請求されたコンテンツを車両走行のまま複数の狭域無線基地局33から分割ダウンロードする。また、狭域無線基地局33の設置密度が低いと判断した場合は、最寄の操作者が選んだ狭域無線基地局33の1つの通信エリア内に誘導して、そこで一括ダウンロードする。
このような狭域無線基地局33を介したセンターシステム2と車載端末装置1との通信制御の方法をより詳細に説明する。
【0022】
車載端末装置1を起動して、車両が狭域無線基地局33aの通信エリア内に入ると、移動体通信装置部10の制御部11を介して無線通信装置14は、狭域無線基地局33aに自分の固定アドレスMRを送信し、また移動ドレスMR1の付与を要求する。
狭域無線基地局33aはルーター8a、ルーター7を含むインターネット5を介して管理サーバ3に接続し、管理サーバ3は情報チャンネルを設定して移動アドレスMR1と固定アドレスMRを付加したパケット通信でコンテンツの一覧表を車載端末装置1に送る。
【0023】
管理サーバ3は、車載端末装置1からのコンテンツの配信請求を受けると、
送出すべきコンテンツをキャッシュサーバ6に格納させ、そのときのパケットのあて先として、車載端末装置1の固定アドレスMRを指示する。
【0024】
一括ダウンロードの場合は、管理サーバ3は、車載端末装置1から要求された一括ダウンロードをしたい狭域無線基地局33の場所要求を受けて、その狭域無線基地局を通信経路とするように、例えば狭域無線基地局33bのアドレスをキャッシュサーバ6に指示する。
その後車載端末装置1が狭域無線基地局33bの通信エリアに入って、移動アドレスMR2付加を求めてきた時、管理サーバ3はキャッシュサーバ6に移動アドレスMR2の付加とコンテンツの送信を指示する。この段階で管理サーバ3は車載端末装置1へのコンテンツの送信制御をキャッシュサーバ6へ移管する。
【0025】
車載端末装置1は狭域無線基地局33bに送信開始要求を送信し、キャッシュサーバ6は固定アドレスMR、移動アドレスMR2を付したコンテンツのパケットを送出する。
車載端末装置1は、狭域無線基地局33bとの間でコンテンツのパケットを受信し、パケットが誤りなく受信していることを狭域無線基地局33bに確認応答しつつ受信を続ける。
配信請求したコンテンツの受信が完了すると、車載端末装置1は、受信完了を管理サーバ3に通知する。
【0026】
次に分割ダウンロードの場合の通信制御を、図2に示すような狭域無線基地局33aから狭域無線基地局33bへのハンドオーバー例で説明する。
この場合、管理サーバ3は現在通信中の狭域無線基地局33aのアドレスと、狭域無線基地局33aの通信エリア内での車載端末装置1の移動アドレスMR1を当初の通信経路としてキャッシュサーバ6に指示し、コンテンツの送信を指示する。
【0027】
キャッシュサーバ6は、車載端末装置1からの送信開始要求を管理サーバ3を介して受け、狭域無線基地局33aの通信経路で移動アドレスMR1の車載端末装置1にパケット送信する。車載端末装置1はパケットごとに受信確認信号を狭域無線基地局33aを介してキャッシュサーバ6に送る。
【0028】
車載端末装置1の受信レベル測定部13は、狭域無線基地局からの電波受信感度を連続して測定している。車載端末装置1は、受信レベル測定部13が狭域無線基地局33aの通信エリア外に出る前に所定の受信感度以下を検出したとき、無線通信機14を介して送信停止要求を狭域無線基地局33aに送信し、キャッシュサーバ6、管理サーバ3に送信一時停止を転送させる。これによりコンテンツのパケット送信が一時中断する。
【0029】
車載端末装置1が、続いて狭域無線基地局33bの通信エリア内に入ると、車載端末装置1は移動アドレスMR2を管理サーバ3に請求する。管理サーバ3は車載端末装置1に移動アドレスMR2を与え、キャッシュサーバ6に固定アドレスMRへの送信パケットに移動アドレスMR2を付加するように指令する。
キャッシュサーバ6は、送信パケットに固定アドレスMR、移動アドレスMR2を付加して、狭域無線基地局33bを介して、車載端末装置1の受信確認が得られているパケットの次のシーケンス番号のパケットから、コンテンツの送信を再開する。
【0030】
車載端末装置1は、中断直前の最後の着信パケットのシーケンス番号から、次に受信すべきパケットのシーケンス番号を狭域無線基地局33bを介して確認して続きのパケットの受信を開始する。
以後、キャッシュサーバ6から配信すべきコンテンツの送信パケットが終了するまで、狭域無線基地局33の1つと受信中断、受信再開のハンドオーバーを繰り返す。
キャッシュサーバ6は、送信完了したコンテンツ単位毎に、管理サーバ3に送信完了を通知する。
配信請求したコンテンツの受信が完了すると、車載端末装置1は、受信完了を管理サーバ3に通知する。
【0031】
本実施の形態の作用を以下に説明する。
図3から図6にしたがって車載端末装置とセンターシステムの作用を説明する。
図3は車載端末装置により情報配信を受ける方法を説明する図である。
操作者は操作部16を操作して車載端末装置1の移動体通信機能を選択する。移動体通信装置部10の受信レベル測定部13は、狭域無線基地局33との交信感度を測定し所定の感度以上あるかどうかを確認して、表示部17に表示する。以後、感度が確保されたとして説明する。
【0032】
この時点で、ナビゲーションシステム部20の走行経路計算装置23には目的地または経由地が操作部16から入力され、予定走行経路の計算および運転者の確認が完了し、走行経路記憶装置24に記憶されているとする。
現在位置取得装置22により現在位置は確認され、道路地図データ部21から地図データを読み出し、時々刻々道路地図上の現在の車両位置と走行方向のマーキングが更新され、実際の走行経路が走行経路記憶装置24に記憶されている。移動体通信機能を動作させたことにより基地局データ部25も機能して、道路地図に連動して最寄の狭域無線基地局33の位置とその通信エリア、予定経路上の狭域無線基地局33の位置とその通信エリアも、自動的に基地局データ部25から読み出し更新されている。
【0033】
ステップ101では、コンテンツ一覧情報を表示する。操作者が操作部16により車載端末装置1の移動体情報配信システムの機能を起動すると、移動体通信装置部10の通信機能が起動され最寄の狭域無線基地局33の1つ33aと通信ができる状態を確認し、コンテンツ一覧を要求する。
管理サーバ3は、狭域無線基地局33aを介して用意されているコンテンツの一覧表を車載端末装置1にパケット送信する。移動体通信装置部10はこれを受信して、コンテンツ一覧情報を表示部17に表示する。
【0034】
ステップ102では、操作者は表示部17のコンテンツ一覧の中から希望するコンテンツを、操作部16のカーソル移動操作押しスイッチ等と決定ボタンで選ぶ。複数のコンテンツの選択も可能である。
ステップ103では、操作者は操作部16の決定ボタンで選択したコンテンツの配信請求をし、請求したコンテンツが配信可能か回答を求める。
コンテンツの配信請求リストは管理サーバ3に転送され、管理サーバ3はコンテンツサーバ4に請求されたコンテンツが配信可能か問い合わせ、その結果を車載端末装置1に回答送信する。この時、配信コンテンツのタイトル、ファイル容量、請求金額などの情報を含めて回答送信する。
【0035】
ステップ104では、管理サーバ3からのコンテンツ配信が可能かどうかをチェックする。請求したコンテンツの配信ができない時は、ステップ105に進み、できる時は、ステップ107に進む。
【0036】
ステップ105では、車載端末装置1は、配信請求したコンテンツが配信できないことを表示部17に表示する。
ステップ106では、操作者はコンテンツの選択をやり直すか、終了するかを操作部16で入力する。コンテンツを選択しなおす場合はステップ101へ戻り、そうでない場合は終了する。
【0037】
ステップ107では、車載端末装置1は、配信コンテンツを受信する時の狭域無線基地局33との通信方式を判断して、ユーザに推奨する。
つまり、通信方式判断部12は、走行経路記憶装置24に記憶された走行経路データを呼び出し、基地局データ部25から道路地図データに関係付けて登録された狭域無線基地局の位置と通信エリアの情報を読み出す。
通信方式判断部12は、現在通信中の狭域無線基地局33a、および走行予定経路上の隣接している他の狭域無線基地局33b、33cの基地局データに基づいて、受信予定のファイル容量に対して、走行したままで十分な断続的な通信時間が確保されるかどうか判断して、制御部11に判断結果を出力し、制御部11は表示部17に推奨通信方式を表示する。
【0038】
図4は、複数の狭域無線基地局33から車載端末装置1へ配信コンテンツを分割受信する「分割ダウンロード」方式を推奨する場合の表示部17に表示される画面例である。この画面例では現在の車両位置の最寄の狭域無線基地局を含む地図を背景にした通信方式選択画面の構成となっている。
背景画面として経路上の複数の狭域無線基地局を表示してもよい。
図5は、最寄の狭域無線基地局33の通信エリア内に留まり、車載端末装置1への配信コンテンツを一括して受信する「一括ダウンロード」方式を推奨する場合の表示部17に表示される画面例である。
【0039】
ステップ108では、操作者は推奨の通信方式の画面表示にしたがって、一括ダウンロード方式か、分割ダウンロード方式を選択する。
分割ダウンロード方式選択の場合は、ステップ111に進む。一括ダウンロード方式選択の場合は、ステップ109に進む。
【0040】
ステップ109では、操作者は通信する狭域無線基地局33の1つを選択する。
まず、自動的に最寄の狭域無線基地局33aの通信エリアと現在位置を含む道路地図を表示部17に表示する。操作者の都合で他の狭域無線基地局33の方がいい場合は、操作部16を操作して表示部17に現在位置を含む走行予定経路沿いのより広い地域の狭域無線基地局33の位置を表示させ、その中から都合のよい狭域無線基地局33を表示部17に表示されるカーソルを動かして選択する。ステップ110では、操作者はステップ109の狭域無線基地局の選択を確定するか、走行予定経路沿いの都合のよい狭域無線基地局がないので配信請求をキャンセルするかを確認する。
一括ダウンロードを実行する場合はステップ111に進み、配信請求をキャンセルする場合は終了する。
【0041】
ステップ111では、車載端末装置1は先のステップ108で決めた通信方式に従って、管理サーバ3に配信請求したコンテンツの準備を要求する。
ステップ112では、管理サーバ3が配信請求されたコンテンツをコンテンツサーバ4からキャッシュサーバ6に転送するよう指示を出したことを示す、管理サーバ3からの受け付け完了通知を表示部17に表示する。
ステップ113では、コンテンツのキャッシュサーバ6への転送完了を意味する管理サーバ3からの送信準備完了通知を表示部17に表示する。
これに対応して、車載端末装置1の制御部11は、管理サーバ3に送信開始要求を狭域無線基地局33aを介して送信する。
【0042】
ステップ114では、管理サーバ3によるパケットのアドレス制御を受けたキャッシュサーバ6から狭域無線基地局33を介して、車載端末装置1がコンテンツの受信を行う。
一括ダウンロード方式の場合は、狭域無線基地局33の1つ33bの通信エリア内に留まって、つまり例えばXXXコンビニエンスストアに立ち寄り駐車して通信する。
分割ダウンロード方式の場合は、そのまま走行予定経路を走行し、現在通信中の狭域無線基地局33aの通信エリアでコンテンツの受信を開始し、その通信エリアを出る時に通信が中断される。しかし、車載端末装置1とセンターシステム2は通信再開を待つ待機状態になるだけであり、次の狭域無線基地局33bの通信エリア内に入った時通信を再開し、受信完了したパケットの続きの部分からコンテンツの受信を再開する。
ステップ115では、車載端末装置1は、狭域無線基地局33を介して、管理サーバ3にコンテンツの受信完了を発信する。
【0043】
次に、図6のフローチャートを用いてセンターシステムのコンテンツを配信する流れを説明する。
すでに管理サーバ3からのコンテンツ一覧情報は、車載端末装置1に送信され、表示部17に表示されているとする。
【0044】
ステップ201では、管理サーバ3は例えば狭域無線基地局33aを介して車載端末装置1から選択されたコンテンツの配信要求を受ける。
ステップ202では、管理サーバ3は配信請求されたコンテンツが配信可能かコンテンツサーバ4に問い合わせる。
ステップ203では、管理サーバ3はコンテンツサーバ4からの配信可能かどうかの回答をチェックする。配信可能の場合はステップ204に、配信できない場合は、ステップ211に進む。
【0045】
ステップ204では、管理サーバ3は、狭域無線基地局33aを通じて車載端末装置1に請求されたコンテンツの配信が可能であることを伝える。
ステップ205では、管理サーバ3は、車載端末装置1からコンテンツをダウンロードする時の通信方式情報を取得する。
一括ダウンロード方式の場合は、ユーザが指定した狭域無線基地局例えば狭域無線基地局33bのアドレスを通信経路として取得する。
分割ダウンロード方式の場合は、現在通信中の狭域無線基地局33aのアドレスを当初の通信経路として取得する。
【0046】
ステップ206では、管理サーバ3は配信請求されたコンテンツを準備するようにコンテンツサーバ4に指示する。つまり、コンテンツサーバ4に、配信要求されたコンテンツをキャッシュサーバ6へ転送、格納させ、その配信先は車載端末装置1の固定アドレスMRであることを指示する。
ステップ207では、管理サーバ3は配信要求してきた車載端末装置1に、現在通信中の狭域無線基地局33aを通じて配信請求コンテンツの受付を完了したことを通知する。その後、管理サーバ3は、キャッシュサーバ6から配信請求されたコンテンツの格納完了、つまり配信準備完了通知を受けて、車載端末装置1に送信準備完了を通知する。
ステップ208では、管理サーバ3によってパケットの送信のあて先である移動アドレスを制御されつつ、キャッシュサーバ6は車載端末装置1に、ステップ205で取得した通信方式に従って、配信すべきコンテンツを送信する。
【0047】
ステップ209では、管理サーバ3とキャッシュサーバ6は、狭域無線基地局33の1つを介して車載端末装置1からのコンテンツの受信完了通知を受信する。
また、配信予定のコンテンツをキャッシュサーバ6が送信完了したら、キャッシュサーバ6は送信完了を管理サーバ3に通知し、管理サーバ3は車載端末装置1とキャッシュサーバ6の両方から受信完了または送信完了が届いていることを確認して、キャッシュサーバ6上の送信済みコンテンツを削除するようにキャッシュサーバ6に指令する。
【0048】
キャッシュサーバ6は、配信コンテンツの量と送信に掛かる時間に安全余裕を考慮して、コンテンツ送信開始から所定の時間を経過した時点で、車載端末装置1から受信完了通知がなく配信が中断状態のままの場合は、強制的に配信を中止して、その旨を管理サーバ3に通知する。
これは、キャッシュサーバ6が送信中断のままあまり長く放置されることによるキャッシュサーバ6の送信負荷を軽減するためである。
【0049】
ステップ210では、管理サーバ3は、課金処理をして、配信請求したユーザの支払い口座への月額請求用として日付、コンテンツ項目、料金などの請求データを書き込み終了する。
ステップ211では、管理サーバ3は配信請求されたコンテンツが利用できないことを車載端末装置1に送信して終了する。
【0050】
本実施例において、車載端末装置1は本発明の移動端末を、狭域無線基地局33は無線基地局を、管理サーバ3、コンテンツサーバ4とキャシュサーバ6はホストを、ステップ107、108、109は通信方式判断手段を構成している。
【0051】
以上のように、本実施例は、車載端末装置1が、予定走行経路上の狭域無線基地局33の通信エリアの設置密度からコンテンツをダウンロードする方式とそれに対応した通信方式を選択判断する通信方式判断部12を備えており、狭域無線基地局33が高密度で設置されている場合は、車両を走行させたまま断続的にコンテンツの配信を受ける分割ダウンロードを、狭域無線基地局33の設置密度が低い場合は1つの狭域無線基地局33の通信エリアに留まって一括ダウンロードでコンテンツの配信を受ける構成である。
【0052】
したがって、例えば画像コンテンツのような受信に時間のかかる場合に、従来のように走行したまま情報の配信を受けていたため狭域無線基地局33の通信エリアから外れて、コンテンツの受信が完了しないで終わるという問題が解消される。
また、狭域無線基地局33の設置密度に関わりなくいかなる場合も、コンテンツの受信のために特定の狭域無線基地局33の1つの通信エリア内に留まる、例えば狭域無線基地局33を設置しているコンビニエンスストアに立ち寄らねばならないという従来の煩雑さが解消できる。
その結果、配信請求したコンテンツを受信できる通信方式が操作者に示され、確実な配信を受けられる。
【0053】
さらに、道路地図データ部21に記憶された道路地図データ、現在位置取得装置22による車両の現在位置、走行経路記憶装置24に記憶された走行予定経路とから、現在通信中のおよび今後の走行予定経路沿いの狭域無線基地局データを基地局データ部25から抽出し、狭域無線基地局の通信エリアの設置密度を評価してコンテンツの受信時の通信方式を判定する構成としており、操作者に確実な判断材料を提示して通信方式を選択可能としている。
【0054】
なお、第1の実施例において、特定地域の案内情報であるローカルコンテンツや、天気予報、ニュースなどの共通コンテンツをコンテンツサーバ4に格納する構成としたが、キャッシュサーバ6を一定地域を管轄するようにインターネット5内に複数配置し、ニュースや天気予報などの共通情報コンテンツおよび管轄地域内の狭域無線基地局33ごとに対応したローカルコンテンツは各キャッシュサーバ6に予め格納して、定期的または定時的に適切に内容を更新することにしてもよい。
その場合、コンテンツサーバ4が格納し、管理サーバ3の指示でキャッシュサーバ6に転送するコンテンツは音楽、映像などの有料配信コンテンツに限定することによって、管理サーバ3およびコンテンツサーバ4のキャッシュサーバ6へのコンテンツ転送制御の負荷を軽減してもよい。
【0055】
次に、第1の実施例における分割ダウンロード方式の場合のハンドオーバーの制御の変形を説明する。
第1の実施例においては、分割ダウンロード方式の場合の通信制御において、例えば狭域無線基地局33aの通信エリアから外れて、次の狭域無線基地局33bの通信エリア内に車載端末装置1が入った時、改めて移動アドレスMR2を取得請求して、配信を再開する構成としたが、本変形例では、図6のステップ205において、分割ダウンロード方式を選択するという車載端末装置1からの通信方式の情報を得た時に、管理サーバ3は通信方式データとして現在位置から今後の走行予定経路上の複数の狭域無線基地局33のアドレスおよび移動アドレスのデータ例えばMR1、MR2も設定する構成とする。
【0056】
これによって、管理サーバ3は前もって、各当該狭域無線基地局33に車載端末装置1に対する移動アドレスを割り当て、それをキャッシュサーバ6に送付する。キャッシュサーバ6は、当該狭域無線基地局33の通信エリアに車載端末装置1が入り、送信開始を求めてきた時、先回りして用意された例えば移動アドレスMR1、MR2と固定アドレスMRを付加したパケットの送信を開始する。ルーター8aは、複数の移動アドレスがついたパケットをコピーして、狭域無線基地局33a、33bの両方にパケットを転送する。
【0057】
この場合、車載端末装置1は固定アドレスMR宛てのパケットを狭域無線基地局33aで途中まで受信し、受信した最後のパケットのシーケンス番号を記憶する。車載端末装置1が続いて狭域無線基地局33bの通信エリアに入って通信が確立した時、狭域無線基地局33bと送信開始の手続きとして、続きのパケットのシーケンス番号から固定アドレスMR宛てのパケットを受信する。
【0058】
本変形例によれば、管理サーバ3は、分割ダウンロード方式の場合のキャッシュサーバへの移動アドレスの付加制御作業から開放され、キャッシュサーバ6は自立して車載端末装置1と交信してコンテンツの配信を制御できる。その結果、管理サーバ3の通信制御負荷が軽減される。
なお、狭域無線基地局33の移動アドレスの先回り割り当て方法として、走行予定経路上の狭域無線基地局33としたが、車両の現在位置の近くの複数の狭域無線基地局33の移動アドレスを先回り割り当てしてもよい。
その場合、車両が走行予定経路からそれて走行している場合にも、問題なく分割ダウンロード方式で配信できる。
【0059】
次に第2の実施例を説明する。図7は、第2の実施例の移動体情報配信システムのシステム構成を示す。
本実施例の車載端末装置1’は第1の実施例と同様に、移動体通信機能部分である移動体通信装置部10’、移動体通信機能を補助するナビゲーションシステム部20’とそのマンマシンインターフェースである操作部16、表示部17、および移動体通信装置部10’に接続するアンテナ15から構成される。
移動体通信装置部10’は、車載端末装置1’全体を制御する制御部11’、狭域無線基地局33との通信方式を判断する通信方式判断部12’、狭域無線基地局33との通信感度を測定する受信レベル測定部13’、無線通信機14、それに加えてより広い通信範囲を有する例えば携帯電話通信装置18から構成される。
【0060】
ナビゲーションシステム部20’は、道路地図データ部21、現在位置取得装置22、走行経路計算装置23、走行経路計算装置23で計算した走行経路をもとに操作者が決定した走行経路および実際の走行経路とその経路上での狭域無線基地局との受信感度測定結果を記憶する走行経路記憶装置24’、基地局データ部25から構成される。
表示部17、操作部16の構成は第1の実施例と同じである。また、センターシステム2の構成も、第1の実施例と同じである。
【0061】
第1の実施例との相違は、移動体通信装置部10’の通信方式判断部12’である。
第1の実施例においては、分割ダウンロード方式か一括ダウンロード方式とするかを基地局データ部25のデータを使って、現在位置近傍または走行予定経路上の狭域無線基地局33の設置密度から判断するのに対して、本実施例では受信レベル測定部13’が測定し、走行経路記憶装置24’に記録された狭域無線基地局33からの電波の受信感度データから判断する。
つまり、受信レベル測定部13’は受信感度を測定して、通信エリアに入る時または出る時の通信開始または通信停止の制御要求を無線通信機14から狭域無線基地局33に送信するだけでなく、受信感度を制御部11’経由で走行経路記憶装置24’に出力して記憶する。
【0062】
コンテンツの通信方式を選択する場合、通信方式判断部12’はそれまでの走行経路の狭域無線基地局33からの受信感度データを走行経路記憶装置部24’から読み出し、それを狭域無線基地局33の設置密度として判断する。
本実施例における狭域無線基地局33を通じた一括ダウンロード方式または分割ダウンロード方式によるコンテンツの配信時の通信制御の方法は、第1の実施例と同じである。
【0063】
さらに、狭域無線基地局33が近くにない場合、または狭域無線基地局33の設置密度が低いが、車両走行のままコンテンツの配信を受けるため、操作部16を使って、制御部11’を介して無線通信機14を通信範囲の広い携帯電話通信装置18に切り換えさせることができる。
狭域無線基地局33が近くにないか、または設置密度が低い場合に走行したままコンテンツの配信を受けるため、携帯電話通信装置18によって配信を受ける場合は、図示しない携帯電話通信の基地局からインターネット5に接続して、管理サーバ3に接続する。
【0064】
この方法における通信制御は、公知の携帯電話と携帯電話の基地局、交換機、インターネットの通信制御であるので詳細な説明は省略する。
【0065】
第2の実施例によれば、車載端末装置1’の受信レベル測定部13’は、車両走行中に狭域無線基地局33の電波の受信感度を測定して、走行経路記憶装置24’に記憶し、通信方式判断部12’は走行経路記憶装置24’に記憶された受信感度履歴データから現在位置近傍の狭域無線基地局の設置密度を評価して配信方式とそれに対応した通信方式の選択判断をする。
【0066】
したがって、もし基地局データ部25が現在位置の狭域無線基地局の設置データを有しない場合でも、走行経路の受信感度履歴データから通信方式を選択可能であり、一括ダウンロード方式の時は現在通信中の狭域無線基地局33から、分割ダウンロード方式の時は現在通信中の狭域無線基地局33からおよび次にまたは次々接続した狭域無線基地局33からコンテンツを受信できる。
【0067】
さらに、第2の実施例によれば、狭域無線基地局33の設置密度が低い時、携帯電話通信機18に切り換えて通信することができる構成なので、そのような場合でも配信を受けたいコンテンツが確実に受信できる。
【0068】
各実施例の説明では、狭域無線基地局33のデータは、道路地図データと関係付けて、ナビゲーションシステム部20、20’の基地局データ部25に格納されている構成としたが、サービスコンテンツの1つとして第1または第2の実施例にしたがい配信を受け、更新できるようにしてもよい。
これにより、最新の狭域無線基地局のデータに更新でき、効率的なコンテンツのダウンロードができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成を示す図である。
【図2】分割ダウンロード方式の作用を説明する図である。
【図3】車載端末装置のコンテンツの受信を説明するフローチャートである。
【図4】分割ダウンロードを推奨する車載端末装置の画面表示例の図である。
【図5】一括ダウンロードを推奨する車載端末装置の画面表示例の図である。
【図6】センターシステムの特に管理サーバのコンテンツの配信を説明するフローチャートである。
【図7】第2の実施例のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 車載端末装置
2 センターシステム
3 管理サーバ
4 コンテンツサーバ
5 インターネット
6 キャッシュサーバ
7 ルーター
8 ルーター
10、10’ 移動体通信装置部
11、11’ 制御部
12、12’ 通信方式判断部
13、13’ 受信レベル測定部
14 無線通信機
15 アンテナ
16 操作部
17 表示部
18 携帯電話通信装置
20、20’ ナビゲーションシステム部
21 道路地図データ部
22 現在位置取得装置
23 走行経路計算装置
24、24’ 走行経路記憶装置
25 基地局データ部
33 狭域無線基地局

Claims (4)

  1. 複数の無線基地局によりそれぞれカバーされる複数の通信エリアを有するマルチエリア方式により、ホストから移動端末に情報を配信する移動体情報配信システムにおいて、
    前記移動端末は、該移動端末の移動経路上の前記無線基地局の通信エリアの設置密度から配信方式とそれに対応した通信方式を選択判断する通信方式判断手段を備え、
    前記通信方式判断手段が前記通信エリアの設置密度が高いと判断したときは、複数の通信エリア内を移動中に自動的に分割して情報の配信を受ける分割ダウンロード方式を、
    前記通信方式判断手段が前記通信エリアの設置密度が低いと判断したときは、前記通信エリアの一つに留まって情報の配信を受ける一括ダウンロード方式を選択可能とすることを特徴とする移動体情報配信システム。
  2. 前記通信方式判断手段は、前記無線基地局の通信エリアの設置密度を、無線基地局の設置データと移動端末の現在位置から判断することを特徴とする請求項1の移動体情報配信システム。
  3. 前記通信方式判断手段は、前記無線基地局の通信エリアの設置密度を、前記移動端末の移動中の前記無線基地局からの受信感度履歴データから判断することを特徴とする請求項1の移動体情報配信システム。
  4. 前記通信方式判断手段は、前記無線基地局の通信エリアの設置密度が低いときは、他のより通信エリアの広い無線通信手段により情報の配信を受けるように判断選択可能とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の移動体情報配信システム。
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