JP2021111884A - 通信装置、基地局、通信方法、および通信システム - Google Patents

通信装置、基地局、通信方法、および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的なデータの送受信を実現する通信装置、基地局、通信方法および通信システムを提供する。【解決手段】車両において、通信装置は、基地局および基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行う通信部と、車載機器から車両情報を取得する第1取得部と、複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得する第2取得部と、通信部により複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、第2取得部により取得された通信品質に関する情報に基づいて接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する接続調整部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、通信装置、基地局、通信方法、および通信システムに関する。
従来、車両と外部装置との間でネットワークを介して安定した通信を行うために、車両の位置情報や予め決められた設定情報に基づいて複数のアクセスポイントに接続したり、接続先のアクセスポイントを切り替える技術が知られている(例えば、特許文献1から3参照)。
国際公開第2017/204232号 特開2016−63337号公報 特開2018−74329号公報
しかしながら、複数のアクセスポイントとの接続状態によっては、効率的なデータの送受信ができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より効率的なデータの送受信を実現することができる通信装置、基地局、通信方法、および通信システムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る通信装置、基地局、通信方法、および通信システムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る通信装置は、基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行う通信部と、車載機器から車両情報を取得する第1取得部と、前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得する第2取得部と、前記通信部により複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記第2取得部により取得された前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する接続調整部と、を備える通信装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記複数のアクセスポイントのそれぞれは、前記基地局と接続され、前記接続調整部は、前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、前記アクセスポイントとの接続状態を解除するための接続解除要求を生成し、生成した接続解除要求を前記通信部から前記基地局に送信させるものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記車両情報ごとの通信要件を取得する第3取得部を、更に備え、前記接続調整部は、前記第3取得部により取得された前記通信要件に基づいて、前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定するものである。
(4):上記(1)〜(3)のうち何れか一つの態様において、前記接続調整部は、前記通信品質に含まれる前記アクセスポイントとの通信の遅延情報に基づいて、前記接続状態にある複数のアクセスポイントのうち接続状態を解除するアクセスポイントを決定するものである。
(5):上記(1)〜(4)のうち何れか一つの態様において、前記接続調整部は、前記複数のアクセスポイントが異なる通信方式で前記通信部と通信を行っている場合に、所定の通信方式で通信を行うアクセスポイントを、前記接続状態を解除するアクセスポイントとして決定するものである。
(6):この発明の他の一態様に係る基地局は、第1通信範囲内に存在する車両と無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信範囲よりも狭い第2通信範囲で前記車両と無線通信を行う複数のアクセスポイントと通信を行う第2通信部と、前記第1通信部および前記第2通信部により受信された情報に基づいて所定の処理を行う情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記車両と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する接続解除要求が、前記第1通信部により受信された場合に、前記第2通信部を介して前記接続解除要求があったアクセスポイントに前記車両との接続状態を解除させる、基地局である。
(7):この発明の他の一態様に係る通信方法は、通信装置が、基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行い、車載機器から車両情報を取得し、前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得し、前記複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する、通信方法である。
(8):この発明の他の一態様に係る通信システムは、基地局と、車両に搭載された通信装置とを含む通信システムであって、前記通信装置は、前記基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行う通信部と、車載機器から車両情報を取得する第1取得部と、前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得する第2取得部と、前記通信部により複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記第2取得部により取得された前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する接続調整部と、を備え、前記基地局は、第1通信範囲内に存在する前記車両と無線通信を行う第1通信部と、前記第1通信範囲よりも狭い第2通信範囲で前記車両と無線通信を行う複数のアクセスポイントと通信を行う第2通信部と、前記第1通信部および前記第2通信部により受信された情報に基づいて所定の処理を行う情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記車両と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する接続解除要求が、前記第1通信部により受信された場合に、前記第2通信部を介して前記接続解除要求があったアクセスポイントに前記車両との接続状態を解除させる、通信システムである。
上記(1)〜(8)の態様によれば、より効率的なデータの送受信を実現することができる。
第1実施形態の通信装置を備えた車両を含む通信システムの一例を示す図である。 第1実施形態の基地局10の構成図である。 通信管理情報52の内容の一例を示す図である。 第1実施形態のアクセスポイントAPの構成図である。 第1実施形態の通信装置100を含む車両Mの構成図である。 通信要件262の内容の一例を示す図である。 第1実施形態における通信システム1により実行される処理の一例を示すシーケンス図である。 第2実施形態の通信装置100#を含む車両M#の構成図である。 第2実施形態における通信システムにより実行される処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照し、本発明の通信装置、基地局、通信方法、および通信システムの実施形態について説明する。以下では、通信装置が搭載された車両を含む通信システムについて説明するものとする。車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の通信装置を備えた車両を含む通信システムの一例を示す図である。通信システム1は、例えば、基地局10と、複数のアクセルポイントAPと、車両Mとを備える。通信システム1は、複数の基地局を含んでいてもよく、複数の車両を含んでいてもよい。また、図1の例では、複数のアクセスポイントとして、三つのアクセスポイントが示されているが、数についてはこれに限定されない。以下、アクセスポイントAP1〜AP3のそれぞれを区別しない場合に、単に「アクセスポイントAP」と称するものとする。後述する「通信範囲A2」、「有線CA」についても同様とする。
基地局10は、無線通信により所定の通信範囲A1に存在する車両Mに搭載された通信装置100と通信を行う。以下、車両Mに搭載された通信装置100と通信を行うことを、「車両Mと通信を行う」と称するものとする。また、車両Mに搭載された通信装置100は、同様の機能を果たせば車両Mを利用する者の携帯電話やスマートフォンでもよい。基地局10は、例えば、通信範囲A1内に所定周期でビーコン信号等を送信し、その信号を受信した車両Mからの信号を受信することで、車両Mの位置情報を取得したり、通信に使用する無線チャネル等を割り当て、割り当てたチャネルを用いて車両Mと通信を行う。また、基地局10は、車両Mからのビーコン信号を受信して車両Mの位置を取得したり、接続要求信号を受信して無線チャネルを割り当て、割り当てたチャネルを用いて車両Mとの通信を行ってもよい。
所定の通信範囲A1は、通信規格等により設定され、例えば基地局10の送受信アンテナANT1を中心として数十[m]〜数キロ[m]程度以内の範囲である。通信範囲A1は、「第1通信範囲」の一例である。また、通信範囲A1は、Pセル(Primary Cell)の一例である。Pセルでは、主にC−plane信号やU−plane信号が送受信される。C−plane信号には、例えば、移動体通信に関する各種制御信号(例えば、各装置間で通話やネットワークを制御するための信号)が含まれる。例えば、C−plane信号は、呼制御を行ったり、データを伝送するために伝送路を設定したり、ハンドオーバー等の制御等が行う場合に用いられる。また、C−plane信号は、例えば、RRC(Radio Resource Control;無線リソース制御)メッセージにより、通信装置100と基地局10との間の無線通信制御における無線チャネルの割り当て等を行う場合に用いられる。U−plane信号は、ユーザデータ(例えば、後述する車両情報、または音声データ、画像データ、動画データ等のコンテンツデータ)を送受信するための信号である。なお、Pセルは通信範囲がSセルよりも広いため、Pセル内のC−plane信号で音声データを送受信することで、通話中のセルの切り替えを抑制することができる。
また、基地局10は、通信範囲A1内に存在する複数のアクセスポイントAPと有線CAで接続され、それぞれのアクセスポイントAPの車両Mとの接続状態を管理する。図1の例では、3つのアクセスポイントAP1〜AP3が存在し、有線CA1〜CA3で基地局10と接続されているものとする。有線CA1〜CA3は、例えば、無線通信よりも高速通信が可能な光ファイバケーブル等である。基地局10とアクセスポイントAP1〜AP3とは、少なくとも一部の区間が無線通信で接続されていてもよい。
アクセスポイントAP1〜AP3のそれぞれは、基地局10の通信範囲A1よりも狭い通信範囲A2−1〜A2−3において車両Mと通信を行う。アクセスポイントAP1〜AP3のそれぞれは、通信範囲A1内に所定周期でビーコン信号等を送信し、そのビーコン信号を受信した車両Mからの信号を受信することで、無線チャネル等を割り当て、割り当てたチャネルを用いて車両Mと通信を行う。なお、車両MとアクセスポイントAPとの接続状態は、基地局10により管理される。
通信範囲A2−1〜A2−3のそれぞれは、「第2通信範囲」の一例である。また、通信範囲A2−1〜A2−3のそれぞれは、Sセル(Small Cell)の一例である。Sセルでは、主にU−plane信号が送受信され、Sセル内で送受信されるU−plane信号には、例えば音声データ以外のユーザデータ(例えば、後述する車両情報、画像データ、動画データ等のコンテンツデータ)が送受信される。Sセルは、Pセル内に複数設置されてもよく、互いに通信範囲が重なってもよい。車両Mは、複数のSセルと接続することができる。
ここで、あるSセルの通信範囲A2は、他のSセルの通信範囲A2と重なることがある。互いの通信範囲A2が重なる場合、各アクセスポイントAPは、その範囲に属する各Sセルの周波数帯域を異ならせることで、各Sセルから送信される電波の干渉を抑制する。
基地局10およびアクセスポイントAP1〜AP3のそれぞれは、予め決められた複数の無線通信方式のうち、何れかの無線通信方式を用いて車両Mと通信を行う。無線通信方式には、例えば、第4世代通信システムの通信規格(例えば、IMT−Advanced)に準拠した通信方式(以下、「4G」と称する)や第5世代通信システムの通信規格に準拠した通信方式(以下、「5G」と称する)等が含まれる。また、無線通信方式には、第3世代通信システムの通信規格(例えば、IMT−2000)に準拠した通信方式(以下、「3G」と称する)や他の次世代通信システムの通信規格に準拠した通信方式等が含まれてもよい。4Gには、Lte(登録商標)(Long term evolution)技術が含まれてよい。無線通信方式は、世代が大きくなるほど高速な通信が可能となる。
車両Mに搭載された通信装置100は、基地局10の通信範囲A1内に存在する場合に、基地局10と接続し、アクセスポイントAPの通信範囲A2内に存在する場合に、アクセスポイントAPと接続する制御を行う。また、通信装置100は、複数のアクセスポイントAPの通信範囲A2内に存在する場合には、それぞれのアクセスポイントと接続してもよい。例えば、4Gや5Gによる通信を行う場合には、異なる周波数帯の電波(キャリア)を用いたCA(Carrier Aggregation)制御を行うことで、帯域幅の拡張を行い、通信におけるスループットの向上を図ることができる。通信装置100は、例えば車両Mに搭載された機器(車載機器)等から取得された車両情報を、通信が接続状態にある基地局10またはアクセスポイントAPを介して外部装置(例えば、サーバ装置)に送信したり、サーバ装置等から送信された情報を受信したりする。
次に、基地局10、アクセスポイントAP、および通信装置100が搭載された車両Mの構成について具体的に説明する。
[基地局]
図2は、第1実施形態の基地局10の構成図である。基地局10は、例えば、通信部20と、通信制御部30と、情報処理部40と、記憶部50とを備える。通信制御部30および情報処理部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め記憶部50に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶部50にインストールされてもよい。
記憶部50は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部50には、例えば、通信管理情報52、外部と通信する際の通信方式に関する情報、プロセッサによって読み出されて実行されるプログラム、その他各種情報等が格納される。
図3は、通信管理情報52の内容の一例を示す図である。通信管理情報52は、例えば、通信形態に、無線通信方式および接続車両情報が対応付けられた情報である。通信形態には、例えば、基地局10によるPセル内の通信や、基地局10と接続されたアクセスポイントAPによるSセル内の通信等が含まれる。無線通信方式は、通信形態ごとに設定された通信方式である。図3の例には、基地局10、アクセスポイントAP1およびAP3の無線通信方式が「4G」であり、アクセスポイントAP2の無線通信方式が「5G」であることを示している。無線通信方式は、例えば、サーバ装置SVにより設定されてよく、各アクセスポイントAP1〜AP3から情報を取得してもよい。接続車両情報は、例えば、基地局10またはアクセスポイントAP等の通信形態のそれぞれと接続状態にある通信装置100が搭載された車両Mを識別する識別情報である。通信管理情報52は、接続車両情報に代えて(または加えて)、接続状態にある通信装置100を識別する識別情報(接続通信端末情報)が通信形態に対応付けられていてもよい。
通信部20は、例えば、第1通信部22と、第2通信部24と、第3通信部26とを備える。第1通信部22は、基地局10のアンテナANT1を介して通信範囲A1内に存在する車両Mと無線通信を行う。第2通信部24は、通信範囲A1内にあって、且つ通信範囲A1よりも狭い通信範囲A2−1〜A2−3で、車両Mと通信可能な複数のアクセスポイントAP1〜AP3と通信を行う。第2通信部24は、例えば、光ケーブル等の有線CA1〜CA3によりアクセスポイントAP1〜AP3と接続される。第3通信部26は、サーバ装置SVと通信を行う。ここで、第3通信部26は、通信ネットワーク等を介してサーバ装置SVと通信を行ってもよい。この場合、通信ネットワークは、有線でも無線でもよく、それらの組み合わせでもよい。さらにサーバ装置SVは、基地局10付近にあり有線接続される、いわゆるエッジサーバであってもよい。また、第3通信部26は、車両Mに搭載されたハンズフリー通話装置250の通話機能によって乗員と通話を行う相手先の通信端末(不図示)と通信を行ってもよい。
通信制御部30は、第1通信部22、第2通信部24、および第3通信部26における通信を制御する。例えば、通信制御部30は、第1通信部22から受信したC−plane信号に基づいて、無線チャネルの割り当て等の無線リソース制御を行ったり、データを伝送するために伝送路を設定したり、通信の接続または接続状態の解除等の各種通信制御を行う。また、通信制御部30は、第1通信部22や第2通信部24で受信したデータ(例えば、車両情報等を含むU−plane信号)を第3通信部26からサーバ装置SVに送信させる。また、通信制御部30は、サーバ装置SVから送信された情報を第3通信部26で受信した場合に、受信した情報を、第2通信部24から複数のアクセスポイントAP1〜AP3のうち1または複数に送信させる。また、通信制御部30は、第1通信部22から受信したデータがハンズフリー通話装置250の通話機能に基づくデータ(例えば、音声データ)である場合に、第3通信部26を介して通話先の通信端末と通話を実現するための通信制御を行う。
情報処理部40は、通信部20により送受信された情報に基づいて所定の処理を行う。例えば、情報処理部40は、通信部20で実行可能な通信形態(特に無線での通信形態)や通信方式等の情報を、通信部20を介して、アンテナANT1やアクセスポイントAP1〜3、サーバ装置SV等から取得し、取得した情報に基づいて記憶部50に通信管理情報52を登録したり、記憶部50に記憶された通信管理情報52を更新したりする。また、情報処理部40は、第1通信部22および第2通信部24と接続状態にある通信装置100が搭載された車両に関する情報に基づいて、記憶部50に通信管理情報52を登録したり、登録された通信管理情報52を更新したりする。また、情報処理部40は、第1通信部22が複数のアクセスポイントAP1〜AP3から受信した車両情報等を、第3通信部26からサーバ装置SVに送信させたり、サーバ装置SVから取得されたデータの種類に応じて、アクセスポイントAP1〜AP3のうち、何れかのアクセスポイントを選択する等の処理を行う。サーバ装置SVは、例えば、車両Mから受信した情報が車載カメラによる撮影画像だった場合には撮影画像を解析して特徴事項(歩行者、危険な交通、天気、人通り、広告情報)などを抽出する機能を有する。なお、この機能は、基地局10の中に有していてもよい。
[アクセスポイント]
次に、アクセスポイントAPの構成について説明する。図4は、第1実施形態のアクセスポイントAPの構成図である。アクセスポイントAPは、例えば、AP側通信部70と、AP側通信制御部72と、AP側記憶部74とを備える。AP側通信制御部72は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めAP側記憶部74に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでAP側記憶部74にインストールされてもよい。
AP側記憶部74は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現される。AP側記憶部74には、例えば、外部と通信する際の通信方式に関する情報、プロセッサによって読み出されて実行されるプログラム、その他各種情報等が格納される。
AP側通信部70は、例えば、第1通信部70Aと、第2通信部70Bとを備える。第1通信部70Aは、例えば、送受信アンテナANT2を介して通信範囲A2内に存在する車両Mと通信を行う。第2通信部70Bは、有線CAを介して基地局10と通信を行う。
AP側通信制御部72は、第1通信部70Aおよび第2通信部70Bにおける通信を制御する。例えば、AP側通信制御部72は、予め決められた通信方式または基地局10により設定された通信方式で第1通信部70Aを介して車両Mと通信を行うための制御を行う。また、AP側通信制御部72は、第1通信部70Aと接続状態にある車両Mの識別情報や車両情報を取得し、取得した各種情報を第2通信部70Bから基地局10に送信する。
また、AP側通信制御部72は、第1通信部70Aにより受信した車両Mからの要求信号に対して応答信号を生成して第1通信部70Aから車両Mに送信させたり、車両Mとの通信品質に関する情報を生成し、第1通信部70Aからから車両Mに送信させてもよい。通信品質には、例えば、車両Mとの通信強度に関する情報(例えば、車両Mから送信された電波の受信強度)等が含まれる。また、AP側通信制御部72は、基地局10の制御情報に基づいて、車両Mとの通信を接続状態にしたり、接続状態を解除する制御を行ってもよい。
[車載装置]
次に、通信装置100を含む車両Mの構成について説明する。図5は、第1実施形態の通信装置100を含む車両Mの構成図である。図5の例では、主に第1実施形態の通信システム1で実行される処理で用いられる車両Mの構成部分を中心として説明する。車両Mは、例えば、通信装置100と、車載装置200と、記憶部260とを備える。
通信装置100の説明に先立って、車載装置200の構成について説明する。車載装置200は、例えば、車両センサ210と、駆動制御装置220と、運転制御装置230と、ナビゲーション装置240と、ハンズフリー通話装置250とを備える。車両センサ210は、例えば、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキ踏量センサ等を含む。アクセル開度センサは、車両Mの運転者による加速指示を受け付けるアクセルペダル(操作子の一例)に取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として駆動制御装置220に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両Mの速度(車速)を導出し、導出した車速を駆動制御装置220に出力する。ブレーキ踏量センサは、運転者による減速または停止指示を受け付けるブレーキペダル(操作子の一例)に取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として駆動制御装置220に出力する。
また、車両センサ210には、車両Mの走行状況に関する情報を検出するセンサが含まれてもよい。車両Mの走行状況に関する情報を検出するセンサには、車両Mの位置等を検出する位置センサ、車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両Mの向きを検出する方位センサ等が含まれる。位置センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)装置(不図示)によって車両Mの位置を検出する。また、位置センサは、後述するナビゲーション装置240に含まれるGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機によって車両Mの位置を検出してもよい。
また、車両センサ210には、例えば、カメラやレーダ装置、LIDAR(Light Detection and Ranging)、物体認識装置等が含まれてもよい。これらは、例えば、車両Mの周辺情報を検出するための構成要素である。カメラは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラは、ステレオカメラであってもよい。カメラは、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラは、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラは、例えば、周期的に繰り返し車両Mの周辺を撮像する。例えば、撮像した画像は解析することで、飛び出しそうな歩行者などを抽出して周辺車両に通知するなどリアルタイム性が高い情報に用いられる。
レーダ装置は、車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、周辺の物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置は、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置は、例えば、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
LIDARは、車両Mの周辺に光(或いは光に近い波長の電磁波)を照射し、散乱光を測定する。LIDARは、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。LIDARは、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置は、上述したカメラ、レーダ装置、およびLIDARのうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、車両Mの周辺に存在する物体の位置、種類、速度等を認識する。物体認識装置は、認識結果を運転制御装置230に出力する。また、物体認識装置は、カメラ、レーダ装置、およびLIDARの検出結果をそのまま運転制御装置230に出力してよい。この場合、車両Mから物体認識装置が省略されてよい。
駆動制御装置220は、車両Mに駆動力等を与えて車両Mを走行させるための装置である。駆動制御装置220は、例えば、車両Mが走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する走行駆動力出力装置と、所定の制動操作に応じたブレーキトルクを各車輪に出力させるブレーキ装置と、転舵輪の向きを変更させるステアリング装置とを含む。
走行駆動力出力装置は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機等の組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。走行駆動力出力装置は、運転制御装置230から入力される情報、或いは運転操作子(例えば、アクセルペダル)から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。ブレーキ装置は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、運転制御装置230から入力される情報、或いは運転操作子(例えば、ブレーキペダル)から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置は、運転操作子に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置は、上記説明した構成に限らず、運転制御装置230から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。ステアリング装置は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、運転制御装置230から入力される情報、或いは運転操作子(例えば、ステアリングホイール)から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
運転制御装置230は、例えば、車両Mの自動運転(自律運転)制御や運転支援制御等を行う。自動運転制御とは、例えば、車両Mの乗員による運転操作に依らずに、車両Mの操舵または速度のうち一方または双方を制御することである。また、運転支援制御は、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control System)やLKAS(Lane Keeping Assistance System)、CMBS(Collision Mitigation Brake System)等の乗員の運転操作を支援する運転制御である。例えば、運転制御装置230は、車両センサ210により検出された車両Mの周辺状況や、車両Mの挙動、乗員からの制御指示、通信装置100により基地局10やアクセスポイントAPを介して取得したサーバ装置SVからの制御情報に対応する運転制御内容を生成し、生成した運転制御内容を駆動制御装置220に出力して各装置を駆動させる。
ナビゲーション装置240は、例えば、GNSS受信機と、ナビHMI(Human Machine Interface)と、経路決定部とを備える。ナビゲーション装置240は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置に地図情報を保持している。GNSS受信機は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。車両Mの位置は、車両Mに搭載された車両センサ210の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。
ナビHMIは、ディスプレイ、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMIは、画像や音声等を用いて乗員(利用者)に目的地等を設定させたり、目的地までの走行経路を乗員に案内する。経路決定部は、例えば、GNSS受信機により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMIを用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、地図情報を参照して決定する。地図情報は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。地図情報は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。また、地図情報は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報、車線の種別の情報等を含んでもよい。また、地図情報には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報等が含まれてよい。地図情報は、通信装置100が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。ナビゲーション装置240は、地図上経路に基づいて、表示部による地図画像表示やスピーカ(不図示)による音声出力によって、経路案内等を行う。
また、ナビゲーション装置240は、特定された車両Mの位置と、地図情報とに基づいて、車両Mの走行状況に関する情報を取得し、取得した情報を通信装置100に出力してもよい。この場合、ナビゲーション装置240は、車両Mの走行状況に関する情報として、車両Mが走行中の道路情報(例えば、高速道路、交差点付近、急カーブ)等を取得する。
ハンズフリー通話装置250は、例えば、車両Mの乗員と車外の通話先との通話に関する制御等を行う。例えば、ハンズフリー通話装置250は、車室内に設けられたマイクに入力された乗員の音声を解析し、音声内の電話番号や発呼指令を受け付けた場合に、ネットワークを介して相手先に発呼要求を行う。電話番号や発呼指令は、車載表示装置のタッチパネルにより入力されてもよく、ステアリングホイール等に設けられた各種スイッチにより入力されてもよい。また、ハンズフリー通話装置250は、相手先からの通信許可を受け付けると回線を接続して、相手先から送信された音声を受信して車室内のスピーカ等から出力したり、マイクで入力した音声を相手先に送信したりする。また、ハンズフリー通話装置250は、音声または所定操作により切断指示を受け付けた場合に、相手先との通信を切断する。
なお、車載装置200には、上述した各装置に加えて、例えば、オーディオ装置、バッテリ管理装置、キーレスエントリシステム、サスペンションシステム、エアバッグ装置、ドアロック装置、ドア開閉装置、窓の開閉装置、シート位置の制御装置、ルームミラーの角度位置制御装置、車両内外の照明制御装置、ワイパーまたはデフォッガー用制御装置、方向指示灯用制御装置、および空調装置のうち少なくとも一つが含まれてよい。
通信装置100は、例えば、通信部110と、取得部120と、通信品質測定部130と、選択部140と、通信制御部150とを備える。通信装置100の各構成要素は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め記憶部260に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶部260にインストールされてもよい。通信装置100の構成要素の一部または全部は、TCU(Telematics Control Unit)の一例である。
記憶部260は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現される。記憶部260には、例えば、通信要件262、プロセッサによって読み出されて実行されるプログラム、その他各種情報等が格納される。通信要件262の内容については、後述する。また、記憶部260は、通信装置100内に設けられてもよい。
通信部110は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して、基地局10やアクセスポイントAPと無線通信を行う。セルラー網は、例えば、4Gや5G等の通信方式による通信が可能である。Wi−Fi網は、例えば、各個人または各企業等が自身のネットワークを自由に使用することができる電波通信網であり、4Gや5G等の通信方式による通信が可能であるが、Wi−Fiに準拠した通信方式での通信規格は、電波の到達範囲が非常に狭く、Wi−Fiのアンテナ位置から約10〜100[m]程度での利用に限定される。
取得部120は、例えば、第1取得部122と、第2取得部124と、第3取得部126とを備える。第1取得部122は、車載装置200の各構成要素から得られる情報を車両情報として取得する。車両情報には、例えば、車両センサ210により検出された情報や、駆動制御装置220における制御データ、運転制御装置230における制御データ、ナビゲーション装置240によるナビゲーション情報(例えば、目的地情報や目的地までの経路案内情報)、ハンズフリー通話装置250による音声データ等が含まれる。また、第1取得部122は、取得した車両情報ごとに優先度を付与してもよい。優先度は、例えば、サーバ装置SVと車両Mとの間で通信が行われる場合に、より遅延の少ない通信が必要であるほど、優先度が高くなるように設定される。
第2取得部124は、アクセスポイントAPごとに通信品質に関する情報を取得する。通信品質に関する情報には、例えば、通信のレイテンシに関する情報が含まれる。レイテンシとは、データ通信に関する指標の一つである。レイテンシには、例えば、通信の遅延時間等の遅延情報が含まれる。また、通信品質に関する情報には、例えば、アクセスポイントAPから送信された電波の受信強度等の通信強度が含まれてもよい。図1の例において、車両Mは、アクセスポイントAP2、AP3の通信範囲A2−2、A2−3内に存在する。したがって、第2取得部124は、アクセスポイントAP2およびAP3のそれぞれに対して通信品質に関する情報を取得する。第2取得部124は、通信品質測定部130により測定された通信品質を取得してもよく、各アクセスポイントAPから送信される情報から通信品質に関する情報を取得してもよい。
第3取得部126は、第1取得部122により取得された車両情報に対する通信要件262を取得する。通信要件262は、例えば、記憶部260から取得されてもよく、通信部110を介して接続される外部装置から取得されてもよい。
通信品質測定部130は、通信部110により通信可能な一以上のアクセスポイントAPのそれぞれの通信品質(例えば、遅延情報や通信強度)を測定する。通信品質測定部130の機能の詳細については後述する。
選択部140は、第2取得部124が取得した通信品質に関する情報と、第3取得部126が取得した通信要件262とに基づいて、第1取得部122が取得した車両情報を送信するアクセスポイントAPを選択する。選択部140の機能の詳細については、後述する。
通信制御部150は、基地局10や選択部140により選択されたアクセスポイントAPに車両情報を送信するための各種制御を行う。例えば、通信制御部150は、選択部140により選択されたアクセスポイントAPと通信するための接続要求を生成し、生成した接続要求を含む指示情報を基地局10に送信する。この場合、通信制御部150は、例えば、指示情報をC−plane信号のRRCメッセージに含めて基地局10に送信する。これにより、基地局10が接続要求に含まれるアクセスポイントAPに車両Mと通信させる制御を実行され、車両MとアクセスポイントAPとの通信が接続状態となる。なお、通信制御部150は、選択部140により選択されたアクセスポイントAPと直接通信して接続するための制御を行ってもよい。また、通信制御部150は、例えば、U−plane信号内に車両情報を付加して接続状態となったアクセスポイントAPや基地局10に送信する。また、通信制御部150は、基地局10やアクセスポイントAPを介してサーバ装置SVからの運転制御情報を受信した場合に、受信した情報を運転制御装置230等に出力してもよい。また、通信制御部150は、基地局10やアクセスポイントAPを介して通話先の通信端末から音声データを受信した場合に、音声データをハンズフリー通話装置250に出力したり、スピーカから出力させてもよい。
[通信品質に基づくアクセスポイントの選択]
次に、通信品質測定部130および選択部140の機能として、主に通信品質に基づくアクセスポイントの選択内容について具体的に説明する。通信品質測定部130は、例えば、例えば、通信可能なアクセスポイントAPとの通信の遅延時間を通信品質として測定する。図1の例において、車両Mは、アクセスポイントAP2およびAP3の通信範囲A2−2およびA2−3内に存在する。この場合、通信品質測定部130は、アクセスポイントAP2およびAP3のそれぞれとの通信の遅延時間を測定する。例えば、通信品質測定部130は、例えば、各アクセスポイントAP2、AP3に応答を求めるリクエスト信号を送信し、送信してからレスポンス信号を受信するまでの時間を通信の遅延時間として測定する。例えば、遅延時間が短いほどレイテンシが小さく(低く)なり、遅延時間が長いほどレイテンシが大きく(高く)なる。
また、通信品質測定部130は、アクセスポイントAP2、AP3から送信されたデータを受信したときの受信強度を通信品質として測定してもよい。また、通信品質測定部130は、アクセスポイントAP2、AP3のそれぞれの通信方式を通信品質として取得してもよい。例えば、受信強度が高いほど通信品質がよく、受信強度が小さいほど通信品質は悪くなる。
第2取得部124は、通信品質測定部130により測定されたアクセスポイントAPごとの通信品質を通信品質に関する情報として取得する。また、第2取得部124は、アクセスポイントAP側が生成した通信品質に関する情報を取得してもよい。
第3取得部126は、通信要件262を取得する。図6は、通信要件262の内容の一例を示す図である。図6の例では、通信品質に関する情報の一例として遅延時間を示している。通信要件262は、遅延時間[ms]に、車両情報の種別ごとの通信の許否を示すフラグが対応付けられた情報である。つまり、図6の例では、車両情報の種別ごとに、送信可能な遅延時間の許容度が示されている。図6の例では、送信を許可する場合には「1」を示し、送信を許可しない場合に「0」を示しているが、他のフラグが用いられてもよい。また、図6に示す遅延時間は、他の時間に変更されてよい。また、遅延時間に代えて受信強度等の他の通信品質であってもよい。
また、通信要件262は、車両情報の種別ごとに、優先度に関する情報が含まれていてもよい。図6の例では、優先度1が最も高く、続いて優先度2、優先度3および優先度4の順に低くなっているものとする。優先度1には、例えば、運転制御装置230による自動運転制御に関する車両情報(自動運転関連データ)が含まれる。優先度2には、例えば、駆動制御装置220による駆動制御に関する車両情報(駆動制御データ)が含まれる。優先度3には、例えば、車両センサ210により検出される車両Mの周辺状況に関する車両情報(周辺情報)が含まれる。優先度4には、例えば、コンテンツデータ等の車両Mの制御や走行に直接関係のない車両情報(非運転情報)が含まれる。
また、通信要件262は、車両情報に含まれる車両Mの走行状況に関係なく共通の通信要件であってもよく、図6に示すように、走行状況ごとに設けられてもよい。走行状況ごとに設けることで、第3取得部126は、例えば、車両Mが交差点を走行している場合と高速道路を走行している場合とで異なる通信要件を取得したり、走行速度に応じた通信要件を取得することができる。例えば、車両Mが交差点を走行している場合の通信要件では、車両Mが高速道路を走行している場合の通信要件よりも周辺情報の優先度が高く、通信が許可される遅延時間も小さくなる。このように、車両Mの走行状況に応じて、取得する通信要件を異ならせることで、より適切な通信許否の判定を行うことができる。
選択部140は、第2取得部124により取得された通信品質に関する情報と、第3取得部126により取得された走行状況に応じた通信要件262とに基づいて第1取得部122が取得した車両情報を送信するアクセスポイントを選択する。以下では、第3取得部126により図6の最前面の通信要件262が取得されたものとして説明する。
例えば、選択部140は、通信要件262に基づいて、通信の遅延時間が0[ms]以上、且つ5[ms]未満であるアクセスポイントを、自動運転関連データを送信するアクセスポイントとして選択する。また、選択部140は、通信の遅延時間が0[ms]以上、且つ20[ms]未満であるアクセスポイントを、駆動制御データを送信するアクセスポイントとして選択する。また、選択部140は、通信の遅延時間が0[ms]以上、且つ100[ms]未満であるアクセスポイントを、車両Mの周辺情報を送信するアクセスポイントとして選択する。また、選択部140は、通信の遅延時間が100[ms]以上であるアクセスポイントを、コンテンツデータ等を送信するアクセスポイントとして選択する。コンテンツデータとは、例えば、車両Mの制御や走行には関係しないコンテンツデータ(例えば、音声データ)である。
なお、選択部140は、同一のアクセスポイントで複数の優先度の車両情報を送信する場合には、優先度の高い車両情報を優先して送信させてもよく、優先度の低い車両情報に送信する他のアクセスポイントを選択してもよい。このように、車両情報の種別ごとに、送信するアクセスポイントを選択することで、優先度の高い車両情報を、より小さい遅延でサーバ装置SV等に送信することができるため、サーバ装置SVからの制御情報を迅速に取得することができ、より適切な運転制御を実行することができる。
また、選択部140は、通信の遅延時間が所定時間以内のアクセスポイントを、車両情報を送信するアクセスポイントとして選択してもよい。例えば、選択部140は、優先度1〜3の車両情報を送信する場合に、遅延時間が100[ms]未満であるアクセスポイントを選択する。これにより、車両Mの制御や走行に関係のある情報(自動運転関連データ、駆動制御データ、周辺情報)を複数のアクセスポイントによって送信することで、通信におけるスループットを向上させることができる。
選択部140は、遅延時間に代えて受信強度に応じて、車両情報ごとに、送信するアクセスポイントを選択してもよい。このように、選択部140は、アクセスポイントとの通信のレイテンシに関する情報に基づいて、そのアクセスポイントに送信する車両情報の種別を選択することで、重要度の高い情報をレイテンシの低い(小さい)アクセスポイントを介して送信することができる。
また、選択部140は、車載機器の種類によって、その機器から取得した車両情報の送信先を選択してもよい。例えば、選択部140は、ハンズフリー通話装置250から取得される車両情報(例えば、音声データや通話制御に関する情報)を、通信範囲が狭いアクセスポイントAPではなく、通信範囲の広い基地局10を通信先として選択する。これにより、セルの切り替えを抑制した安定した通信を行うことができる。
[処理シーケンス]
図7は、第1実施形態における通信システム1により実行される処理の一例を示すシーケンス図である。以下では、車両M(通信装置100)と、アクセスポイントAP2、AP3と、基地局10とを用いて、主に車両情報ごとに送信する通信先のアクセスポイントを選択する処理の流れを中心として説明する。図7に示す処理は、所定のタイミングまたは周期で繰り返し行われてよい。以下では、車両Mは、アクセスポイントAP2、AP3の通信範囲A2−2およびA2−3内に存在しているものとする。
図7の例において、車両Mは、アクセスポイントAP2に対してリクエスト信号を送信し(ステップS100)、当該リクエスト信号に対するレスポンス信号を受信する(ステップS102)。また、車両Mは、アクセスポイントAP3に対してリクエスト信号を送信し(ステップS104)、当該リクエスト信号に対するレスポンス信号を受信する(ステップS106)。次に、車両Mは、アクセスポイントAP2、AP3のそれぞれに対して、リクエスト信号を送信してからレスポンス信号を受信するまでの遅延時間を通信品質として取得する(ステップS108)。
次に、車両Mは、車載装置200等から車両情報を取得し(ステップS110)、取得した車両情報の種別ごとに、アクセスポイントごとの通信品質と通信要件262とに基づいて、送信先のアクセスポイントを選択する(ステップS112)。次に、車両Mは、選択されたアクセスポイントと接続するための接続要求を含む指示情報を基地局10に送信する(ステップS114)。これにより、サーバ装置SVは、各アクセスポイントAP2、AP3に車両Mとの通信を実行させる制御を行うことができると共に、各アクセスポイントの通信状態を管理することができる。なお、車両Mは、ステップS114の処理に代えて、直接アクセスポイントAP2、AP3と通信して接続するための制御を行ってもよい。基地局10は、接続状態に基づいて通信管理情報52を登録する(ステップS116)。
次に、車両Mは、選択したアクセスポイントごとに、対応する車両情報を送信する。例えば、車両MからアクセスポイントAP2に車両情報が送信された場合(ステップS120)、アクセスポイントAP2は、受信した車両情報を基地局10に送信する(ステップS122)。基地局10は、アクセスポイントAP2から送信された車両情報を受信し、受信した車両情報をサーバ装置SVに出力する(ステップS124)。サーバ装置SVは、基地局10から送信された車両情報を受信して記憶部に記憶したり、車両情報に対する各種処理を行い、車両Mに提供する情報(例えば、運転制御情報)がある場合に、その提供情報を基地局10に送信する(ステップS126)。基地局10は、サーバ装置SVから送信された情報を受信し、受信した情報をアクセスポイントAP2に送信する(ステップS128)。アクセスポイントAP2は、基地局10から送信された情報を受信し、受信した情報を車両Mに送信する(ステップS130)。
また、車両MからアクセスポイントAP3に車両情報が送信された場合(ステップS140)、アクセスポイントAP3は、受信した車両情報を基地局10に送信する(ステップS142)。基地局10は、アクセスポイントAP3から送信された車両情報を受信し、受信した車両情報をサーバ装置SVに出力する(ステップS144)。サーバ装置SVは、基地局10から送信された車両情報を受信して記憶部に記憶したり、車両情報に対する各種処理を行い、車両Mに提供する情報がある場合に、その情報を基地局10に送信する(ステップS146)。基地局10は、サーバ装置SVから送信された情報を受信し、受信した情報をアクセスポイントAP3に送信する(ステップS148)。アクセスポイントAP3は、基地局10から送信された情報を受信し、受信した情報を車両Mに送信する(ステップS150)。これにより、車両Mは、サーバ装置SVからの情報を取得して、運転制御等を行うことができる。
上述した第1実施形態によれば、車両Mは、複数のアクセスポイントAPとの通信品質をそれぞれ測定し、測定された通信品質に基づいて、車両Mから送信する車両情報の種別ごとに、車両情報を送信するアクセスポイントを選択することで、優先度の高い情報を効率的に送信することができる。また、第1実施形態によれば、車両情報の種別によって、複数のアクセスポイントを使用して通信を行うことで通信の帯域を確保して、多くの情報を効率よく送信することができる。
無線通信方式は、世代が大きくなるほど高速な通信が可能となるが、世代が大きくても通信負荷やその他の通信環境等の影響により、レイテンシが大きくなる場合がある。第1実施形態にでは、通信品質に関する情報としてレイテンシを用いて送信先のアクセスポイントを選択することで、無線通信方式に関係なく、車両情報をより効率的に送信することができる。また、第1実施形態によれば、新たなアクセスポイントが追加された場合でもレイテンシに応じて適切に車両情報の送信先を再選択することができる。なお、第1実施形態において、アクセスポイントAPは、Wi−Fiルータであってもよい。
<第2実施形態>
次に、通信システムの第2実施形態について説明する。第2実施形態の通信システムは、第1実施形態の通信システム1と比較して、車両Mが複数のアクセスポイントAPと接続状態(例えば、割り当てられたチャネルを用いた通信が可能な状態)である状況において、通信品質が所定条件を満たす場合に、複数のアクセスポイントAPのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する制御を行う点で相違する。したがって、以下では、上記の相違点を中心として説明する。また、第2実施形態における通信システム、基地局、アクセスポイントの構成は、第1実施形態における通信システム1、基地局10、アクセスポイントAPと同様の構成を適用できるため、ここでの具体的な説明は省略する。また、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、第2実施形態の通信装置100#を含む車両M#の構成図である。図8の例において、車両M#は、例えば、通信装置100#と、車載装置200と、記憶部260とを備える。通信装置100#は、通信部110と、取得部120と、通信品質測定部130と、選択部140と、通信制御部150#と、接続調整部160とを備える。通信装置100#の各構成要素は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め記憶部260に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶部260にインストールされてもよい。通信装置100#は、第1実施形態の通信装置100と比較して、通信制御部150に代えて通信制御部150#を備え、更に接続調整部160を備える点で相違する。したがって、以下では、主に通信制御部150#および接続調整部160の機能を中心として説明する。
接続調整部160は、通信部110が複数のアクセスポイントと接続状態である場合に、第2取得部124により取得された通信品質に関する情報に基づいて、複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があるか否かを判定する。例えば、接続調整部160は、通信部110と接続状態にある複数のアクセスポイントの通信品質が所定条件を満たす場合に、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定する。所定条件とは、例えば、レイテンシや受信強度に基づく条件である。
例えば、接続調整部160は、複数のアクセスポイントの通信の遅延時間が所定時間以上である場合に、接続状態にある複数のアクセスポイントのうち、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定する。遅延時間は、例えば、接続状態にある複数のアクセスポイントのそれぞれの遅延時間の平均でもよく、それぞれの遅延時間のうち最も遅い遅延時間であってもよい。
また、接続調整部160は、例えば、複数のアクセスポイントの受信強度が閾値以下である場合に、接続状態にある複数のアクセスポイントのうち、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定してもよい。受信強度は、例えば、接続状態にある複数のアクセスポイントのそれぞれの受信強度の平均でもよく、それぞれの受信強度のうち最も小さい受信強度であってもよい。
また、接続調整部160は、複数のアクセスポイントの通信速度が所定速度以上である場合に、接続状態にある複数のアクセスポイントのうち、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定してもよい。通信速度は、例えば、接続状態にある複数のアクセスポイントのそれぞれの通信速度の平均でもよく、それぞれの受信強度のうち最も遅い通信速度であってもよい。また、通信速度は、各アクセスポイントで設定された無線通信方式に基づいて推定した値でもようい。
また、接続調整部160は、通信品質に含まれる無線通信方式が複数種類存在する場合に、接続状態にある複数のアクセスポイントのうち、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定してもよい。例えば、接続調整部160は、通信部110と接続状態にある複数のアクセスポイントに、4Gによる通信を行うアクセスポイントと、5Gによる通信を行うアクセスポイントとが存在する場合に、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定する。
接続調整部160は、通信部110と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があると判定した場合に、アクセスポイントごとの通信品質に基づいて、接続状態を解除するアクセスポイントを決定する。例えば、接続調整部160は、アクセスポイントごとの遅延時間を比較し、遅延時間が最も遅いまたは所定時間以上のアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定する。また、接続調整部160は、アクセスポイントごとの受信強度を比較し、受信強度が最も小さいまたは閾値未満のアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定してもよい。また、接続調整部160は、アクセスポイントごとの通信速度を比較し、通信速度が最も遅いまたは所定速度以上のアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定してもよい。
また、接続調整部160は、通信部110と接続状態にある複数のアクセスポイントごとの通信方式の種類が複数ある場合に、無線通信方式の種類に応じて接続状態を解除するアクセスポイントを決定してもよい。この場合、接続調整部160は、例えば、無線通信方式の種類が3Gと4Gである場合、規格上の通信速度が遅い(世代が古い)3Gの通信方式で接続しているアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定する。また、接続調整部160は、通信方式の種類が4Gと5Gである場合、規格上の通信速度が遅い(世代が古い)4Gの通信方式で接続しているアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定する。これにより、例えば、高速通信のアクセスポイントとも接続状態であるにもかかわらず、低速通信のアクセスポイントに接続されているため、レイテンシが低速通信に合ってしまう場合であっても、低速側のアクセスポイントとの接続状態を解除することで、レイテンシを小さくして、より効率的にデータの送受信を行うことができる。
また、接続調整部160は、第3取得部126により取得された車両情報ごとの通信要件262に基づいて、接続状態を解除するアクセスポイントを決定してもよい。例えば、図6の通信要件262の例において、優先度1〜4に対応付けられた各車両情報の種別のうち、優先度の低い車両情報の種別(例えば、非運転情報)に対応付けられた遅延時間に該当するアクセスポイントを、接続状態を解除するアクセスポイントとして決定する。図6の例において、遅延時間が、100[ms]以上であるアクセスポイントとの接続状態を解除することで、非運転情報等の送信を抑制して、優先度の高い自動運転関連データ、駆動制御データ、周辺情報等を優先して送信することができる。
通信制御部150#は、第1実施形態の通信制御部150と同様の機能を備えるのに加え、接続調整部160により通信状態を解除するアクセスポイントが決定された場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態の解除を要求する接続解除要求を生成し、生成した接続解除要求を含む指示情報を生成する。接続解除要求には、例えば、車両Mまたは通信装置100の識別情報と、接続状態を解除するアクセスポイントAPの識別情報とが含まれる。通信制御部150#は、生成した指示情報を基地局10に送信する。この場合、通信制御部150#は、例えば、指示情報をC−plane信号のRRCメッセージに含めて基地局10に送信する。これにより、既存の信号を用いて解除要求を基地局10に送信することができる。
第2実施形態において、基地局10は、第1通信部22により車両Mから車両情報を受信するのに加えて指示情報を受信する。第2実施形態の情報処理部40は、第1実施形態と同様に処理を行うのに加えて、第1通信部22により受信した指示情報に含まれる接続解除要求に基づいて、指定されたアクセスポイントに対して、第2通信部24を介して接続解除要求に含まれる車両との接続を解除させる制御情報を送信する。また、情報処理部40は、通信状態が解除されたことを示す情報を指定されたアクセスポイントから取得した場合に、通信管理情報52を更新したり、接続状態の解除が実行されたことを示す情報(正常に終了したことを示す情報)を車両Mに送信してもよい。
接続調整部160は、基地局10から接続解除要求に対する応答情報(例えば、接続解除要求が実行されたことを示す情報)が送信された場合に、現在接続状態にある複数のアクセスポイントとの通信品質に関する情報を再度取得し、取得した通信品質に関する情報に基づいて、通信部110と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があるか否かを判定してもよい。これにより、より適切な通信環境で、車両情報を送信することができる。
[処理シーケンス]
図9は、第2実施形態における通信システムにより実行される処理の一例を示すシーケンス図である。以下では、車両Mと、アクセスポイントAP2、AP3と、基地局10とを用いて、主にアクセスポイントとの接続を解除する処理の流れを中心として説明する。図8の例において、車両Mは、基地局10、アクセスポイントAP2およびAP3と接続状態であるものとする。
図9の例において、車両Mは、アクセスポイントAP2に対してリクエスト信号を送信し(ステップS200)、当該リクエスト信号に対するレスポンス信号を受信する(ステップS202)。また、車両Mは、アクセスポイントAP3に対してリクエスト信号を送信し(ステップS204)、当該リクエスト信号に対するレスポンス信号を受信する(ステップS206)。次に、車両Mは、アクセスポイントAP2、AP3のそれぞれに対して、リクエスト信号を送信してからレスポンス信号を受信するまでの遅延時間を通信品質として取得する(ステップS208)。なお、図9の処理の開始時には、既に車両MとアクセスポイントAP2、AP3とは接続状態である。そのため、ステップS208の処理では、上述したリクエスト信号およびレスポンス信号を用いた処理に代えて、車両MとアクセスポイントAP2、AP3との間で送受信されたデータに基づいて通信品質を取得してもよい。
次に、車両Mは、取得した通信品質に基づいて、車両Mと、アクセスポイントAP2、AP3のうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があるか否かを判定する判定処理を行う(ステップS210)。少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要あると判定された場合、車両Mは、接続状態を解除するアクセスポイントを決定する(ステップS212)。図9の例では、接続状態を解除するアクセスポイントとして、アクセスポイントAP3が決定されたものとする。
次に、車両Mは、決定したアクセスポイントAP3との接続状態を解除するための接続解除要求を生成し(ステップS214)、生成した接続解除要求を含む指示情報を、基地局10に送信する(ステップS216)。
基地局10は、車両Mから送信された指示情報を受信し、受信した指示情報に基づいて、車両MとアクセスポイントAP3との解除状態にするための制御情報をアクセスポイントAP3に送信する(ステップS218)。アクセスポイントAP3は、基地局10からの指示情報を受信し、受信した指示情報に基づいて車両Mとの接続状態を解除する(ステップS220)。なお、アクセスポイントAP3は、接続状態を解除するための指示情報を受信したタイミングで、車両Mとデータの送信または受信を行っている場合には、そのデータの送信または受信が完了した後に、接続状態を解除する制御を行う。また、アクセスポイントAP3は、指示された車両Mとの接続状態を解除したことを示す情報を基地局10に送信する(ステップS222)。
基地局10は、接続解除要求があったアクセスポイントAP3が解除されたことを示す情報を車両Mに送信し(ステップS224)、通信管理情報52を更新する(ステップS226)。車両Mは、接続解除要求があったアクセスポイントAP3が解除されたことを示す情報を受信し、解除されていないアクセスポイントAP2や基地局10を介してデータの送受信を行う。なお、車両Mは、ステップS224の処理により、基地局10から通信接続状態を解除したことを示す情報を受信した場合に、ステップS200以降の処理を再度行い、更に接続状態のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要があるか否かを判定してもよい。
また、車両Mは、ステップS210の処理において、少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する必要がないと判定された場合には、ステップS210〜S226の処理を行わずに、接続状態のアクセスポイントAP2、AP3や基地局10を用いて車両情報の送受信を行う。
上述した第2実施形態によれば、複数のアクセスポイントと接続状態にある場合に、通信品質に基づいて、複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除することで、通信品質が向上させることができる。これにより、より効率的なデータの送受信を実現することができる。また、第2実施形態によれば、アクセスポイントとの通信状態の解除要求を、RRCメッセージを利用して基地局10に送信することで、既存の技術を利用してアクセスポイントとの通信状態を解除することができる。
例えば、車両Mが4Gで通信を行う一以上のアクセスポイントおよび5Gで通信を行う一以上のアクセスポイントと接続状態であるような状況下において、それぞれの通信方式のリソースブロックが共通の場合には、レイテンシが4Gに合わせて遅くなる可能性がある。そこで、第2実施形態では、通信方式に基づいて規格上の通信速度が遅い(例えば、世代が古い)方のアクセスポイントとの通信状態を解除することで、レイテンシを小さくして、より効率的にデータの送受信を行うことができる。
[変形例]
上述した第1および第2実施形態のそれぞれは、他の実施形態の一部または全部を組み合わせてもよい。また、第1実施形態および第2実施形態に示す通信システムにおいて、通信装置100は、車両に搭載されるものに代えて(または加えて)、車載機器と通信可能な携帯通信端末であってもよい。携帯通信端末は、例えばスマートフォン、タブレット端末である。例えば、携帯通信端末は、車両Mに着脱自在に装着されたり、有線または無線により車載装置200と通信を行い、車両情報を取得して、アクセスポイントAPや基地局10に車両情報を送信する。
また、実施形態の通信システム1において、アクセスポイントAP1〜AP3は、基地局10に接続されるだけでなく、他の基地局と接続されてもよく。この場合、通信システム1は、複数の基地局でアクセスポイントを管理するDC(Dual Connectivity)機能により、複数の基地局を経由してデータの送受信を行うことができる。
また、上述した実施形態において、アクセスポイントAPは、例えば、基地局やワイヤレスルータ、Sセル通信装置等に言い換えてもよく、基地局10は、アクセスポイントやワイヤレスルータ、Pセル通信装置等に言い換えてもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行い、
車載機器から車両情報を取得し、
前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得し、
前記複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する、
ように構成されている、通信装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
1…通信システム、10…基地局、20…通信部、30…通信制御部、40…情報処理部、50、260…記憶部、70…AP側通信部、72…AP側通信制御部、74…AP側記憶部、100…通信装置、110…通信部、120…取得部、122…第1取得部、124…第2取得部、126…第3取得部、130…通信品質測定部、140…選択部、150、150#…通信制御部、160…接続調整部、200…車載装置、AP…アクセスポイント、M…車両

Claims (8)

  1. 基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行う通信部と、
    車載機器から車両情報を取得する第1取得部と、
    前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得する第2取得部と、
    前記通信部により複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記第2取得部により取得された前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する接続調整部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記複数のアクセスポイントのそれぞれは、前記基地局と接続され、
    前記接続調整部は、前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、前記アクセスポイントとの接続状態を解除するための接続解除要求を生成し、生成した接続解除要求を前記通信部から前記基地局に送信させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記車両情報ごとの通信要件を取得する第3取得部を、更に備え、
    前記接続調整部は、前記第3取得部により取得された前記通信要件に基づいて、前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定する、
    請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記接続調整部は、前記通信品質に含まれる前記アクセスポイントとの通信の遅延情報に基づいて、前記接続状態にある複数のアクセスポイントのうち接続状態を解除するアクセスポイントを決定する、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記接続調整部は、前記複数のアクセスポイントが異なる通信方式で前記通信部と通信を行っている場合に、所定の通信方式で通信を行うアクセスポイントを、前記接続状態を解除するアクセスポイントとして決定する、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の通信装置。
  6. 第1通信範囲内に存在する車両と無線通信を行う第1通信部と、
    前記第1通信範囲よりも狭い第2通信範囲で前記車両と無線通信を行う複数のアクセスポイントと通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部および前記第2通信部により受信された情報に基づいて所定の処理を行う情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部は、前記車両と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する接続解除要求が、前記第1通信部により受信された場合に、前記第2通信部を介して前記接続解除要求があったアクセスポイントに前記車両との接続状態を解除させる、
    基地局。
  7. 通信装置が、
    基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行い、
    車載機器から車両情報を取得し、
    前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得し、
    前記複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する、
    通信方法。
  8. 基地局と、車両に搭載された通信装置とを含む通信システムであって、
    前記通信装置は、
    前記基地局、および前記基地局よりも通信範囲の狭い複数のアクセスポイントと通信を行う通信部と、
    車載機器から車両情報を取得する第1取得部と、
    前記複数のアクセスポイントごとの通信品質に関する情報を取得する第2取得部と、
    前記通信部により複数のアクセスポイントとの通信が接続状態である場合において、前記第2取得部により取得された前記通信品質に関する情報に基づいて前記接続状態を解除するアクセスポイントを決定した場合に、決定したアクセスポイントとの接続状態を解除する接続調整部と、を備え、
    前記基地局は、
    第1通信範囲内に存在する前記車両と無線通信を行う第1通信部と、
    前記第1通信範囲よりも狭い第2通信範囲で前記車両と無線通信を行う複数のアクセスポイントと通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部および前記第2通信部により受信された情報に基づいて所定の処理を行う情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部は、前記車両と接続状態にある複数のアクセスポイントのうち少なくとも一つのアクセスポイントとの接続状態を解除する接続解除要求が、前記第1通信部により受信された場合に、前記第2通信部を介して前記接続解除要求があったアクセスポイントに前記車両との接続状態を解除させる、
    通信システム。
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