JP4015694B2 - 耐火性ワイヤ - Google Patents
耐火性ワイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4015694B2 JP4015694B2 JP50479296A JP50479296A JP4015694B2 JP 4015694 B2 JP4015694 B2 JP 4015694B2 JP 50479296 A JP50479296 A JP 50479296A JP 50479296 A JP50479296 A JP 50479296A JP 4015694 B2 JP4015694 B2 JP 4015694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- less
- lower layer
- overlapping
- covering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/29—Protection against damage caused by extremes of temperature or by flame
- H01B7/295—Protection against damage caused by extremes of temperature or by flame using material resistant to flame
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/29—Protection against damage caused by extremes of temperature or by flame
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
そのようなワイヤの既知の例は、通常の有機ポリマー絶縁層が溶融または焼失する場合に電気導体を包囲する電気絶縁を与え続けるように、無機耐火性材料によって包まれているものである。既知の無機耐火性包囲物のなかで、マイカ「ペーパー」が一般に好まれており、都合により、以下の説明において、マイカ包囲物について言及するが、本発明は、マイカに限定されるものではない。
織ガラスまたはポリエチレンフイルムの裏打ち材料によって補強されたマイカペーパーは、耐火性を与えるように電気導体上に螺旋に巻き付けられ得るテープとして製造されている。次いで、マイカ巻き付け導体を従来のポリマーで通常に被覆し、必要な電気的/機械的性質を与える。火の中において、ポリマーは破壊されるが、ケーブルの電気的一体性はマイカ層およびポリマーからの絶縁チャーによって維持される。一般に、マイカが多いほど、耐火性の観点で良好になり、テープは種々のマイカ重量(例えば、80、120、160g/平方m)で得られる。
従来のマイカテープは、巻き付け導体を曲げた場合に保護を維持するように典型的には(テープ幅の)30〜50%の重なりで螺旋状に巻き付けるによって適用される。重なりが曲げたときに開放する傾向があるからである。高い重なりは、必要な耐火性の程度を達成するのに好ましい。厚い重いテープが、特に小さい直径の導体の上で首尾よく巻き付けるのが困難であり、テープダメージ、しわ、および乏しい巻き付け表面を導き、後の加工がより困難になり、ワイヤの最終の外観および/または性能がより不満足なものになるという問題がある。したがって、火からの高レベル保護が必要である場合には、マイカテープの重量を増加させ巻き付け品質の劣化を被り、またはより大きな直径を与える2層のテープを適用するという選択を行う。重ねたテープがガラス織物補強の破損を被る傾向にあり、巻き付け物からガラス繊維が突出するという問題がある。導体直径がより小さくなりテープがより厚くなる場合に、この問題はより悪くなる。これらテープの低い破断時伸び(一般的には3%)に部分的に原因している。幾何的計算は、かなり高い伸びが重なりに対処するのに必要であるが、これは、実際のテープのいくらかの圧縮によって補償されるということを示唆している。マイカペーパー自体はかつてのように拡張できないもののままであるが、この問題によって、テープ供給者はポリマーフイルム裏打ち代替物を開発するようになり、巻き付け時にテープが層間剥離しないという信頼性ならびにガラスおよびシリコーンバインダーテープをポリエチレン裏打ちテープに置き換えることによって招かれる低減された耐火性能に関して疑いがある。これら問題は、製造されるべき長い連続長さの巻き付け導体を可能にするようにマイカテープが数百メートル毎に接続する必要を生じさせる分離長さにおいて供給されるという事実によって、悪化する。接続(スプライス)は、通常、マイカテープの1つの面に適用される適切な接着剤テープを使用することによって行われ、このことは、接続が生じる場所における巻き付け厚の増加を生じさせる。
これらの問題は、添付の概略スケッチA〜Gからより容易に理解できる。
スケッチAは、ワイヤ上の「理想的な」50%の重なり巻き付けを示す。
スケッチBは、実際に達成されるより現実的な重なり度を示す。
スケッチCは、典型的な33%の重なりを有する単一の巻き付けを有するワイヤを示す。
スケッチDは、スケッチBに示したのと同様の巻き付けの二重層を示す。
スケッチEは、スケッチCに示したのと同様の巻き付けの二重層を有する撚りワイヤを示す。
スケッチFは、既知の巻き付けにおける(誇張された)不完全を示す。
スケッチGは、前記マイカスプライステープによって生じる巻き付け厚の増加を示す。
理想的には、スケッチAにおいて示すように、幅Wのマイカ巻き付けの連続的な巻き(本明細書において、「巻き」を「回転」と呼ぶことがある。)は正確に50%の重なりを有しており、単一の巻き付けからワイヤ導体Cの全表面にわたるマイカテープの二重の厚さを与える。実際、この理想的な重なりは達成することが困難であり、スケッチBは、滑らかな重なりを達成するために低い重なり度を必要とするマイカテープ(M)の有限の厚さを考慮にいれた、ギャップGが生じる場合のより現実的な結果を示している。スケッチCは、約33%の重なり(陰影付き)を有する幅WのマイカテープMの単一の巻き付けを示している。見えている幅Wは、導体軸のまわりでテープの螺旋巻き付け角に原因して、テープMの真の幅よりもわずかに大きい。巻き付けの効果を低下させるギャップGのために、2本のマイカテープM1およびM2が、スケッチDおよびEに示されているように、使用されることが好ましく、マイカ巻き付けの少なくとも2つの層が全ての点で存在することが確実になる。スケッチFは、明確化のためにいくらか誇張されているが、導体C上のマイカテープMの既知の巻き付けにおいて生じる不均一さを示しており、重ねたテープにおける応力のために生じる傾向がある脆い補強繊維F(通常、ガラス)の望ましくない破損を示している。
スケッチGに示したようにポリマー絶縁の厚い(1mmまたはそれ以上)被覆をマイカ巻き付けのまわりに適用した場合に、マイカ巻き付けにおけるこれら不完全さ、およびマイカテープにおけるスプライスによる厚さの増加は許容できる。幅WのマイカテープMを前のように導体Cの上に適用するが、スプライステープSは2つまたはそれ以上の隣接巻き(隣接回転)の上に存在する。スプライステープSは、特に小さい直径の導体の上において、導体Cのまわりで1つの回転を完成させるのに必要であるよりも大きい長さのマイカテープを通常覆うからである。(2本のテープのスプライスが重なる(スケッチDおよびE)場合にSの厚さの4倍まであるが、これは実際には避けられる)スプライステープSの厚さの1倍または2倍で巻き付け厚さにおける得られる増加が明確に見られる。これ、ならびにスケッチFにおいて示されている粗さおよび繊維破断は、厚さ1mmまたはそれ以上の絶縁プラスチックPの厚い被覆が、スケッチGの左手側に示された(縮尺どおりではない)ように、マイカ巻き付け上に押出のような既知の方法によって適用される場合に、吸収される傾向にある。しかし、ワイヤの重量および容量を最小限にしなければならない状況におけるワイヤに関して、そのような粗い上被覆は望ましくない。
スケッチGの右手側に示したように、絶縁プラスチックP’のより薄い被覆を有する高品質ワイヤにおいて、前記問題の全ては、マイカ巻き付け耐火性ワイヤの外観および/または性能および/または製造効率に顕著な影響を与えることを増加しつつある。でこぼこの多いスプライス領域は、いくつかの場所において切り取られるべきであってよく、このようにして、製造され得る巻き付けワイヤの連続長さを限定する。
本発明は、驚くべきほど簡単な手順によって前記問題を軽減するものである。
本発明は、被覆テープの隣接回転がテープ幅の10%未満、好ましくは5%未満、より好ましくは3%未満で相互に重なる状態で無機耐火性材料の被覆テープを螺旋状に巻き付けた耐火性材料の少なくとも1つの下層を坦持する導体を有する電気ワイヤを提供する。
好ましくは、下層は、導体のまわりに(好ましくは導体に接触して)螺旋状に巻き付けられる無機耐火性材料の下層テープをも有してなる。被覆テープの重なり領域は、被覆テープの小さい重なりを開放する傾向にあるワイヤの曲げ時に保護を保持するように、下層テープの重なり領域の間に位置していることが好ましい。
本発明によれば、前記のように被覆テープ重なりを減少させることは、ゼロ重なりで真の「突き合わせ縁(衝接縁)」に近づきまたは達成さえし、螺旋状巻き付けの非常に滑らかな外表面を与える。連続下層を伴ったこの螺旋状巻き付けの単一層は、適用される別の材料の種類に応じて、いくつかの目的で有用であるが、前記のように螺旋状に巻き付けた無機耐火性材料の第2テープを有してなる下層を使用することが好ましい。好ましくは、下層テープの隣接回転は、第2テープ幅の20%未満、(より好ましくは15%未満)で相互に重なる。
疑義を避けるため、用語「螺旋」は、シリンダに沿ったかのごとく連続的に巻き付けおよび進行するという意味である。シリンダは、本発明において導体によって代表され、これは、実質的に円形断面を有することが好ましいが、他の断面が排除されるわけではない。
用語「テープ」は、本明細書において特定する以外は、特定のフォーマット、構造または材料を限定することなく、ワイヤ導体のまわりに螺旋状に巻き付け得るいずれかの長い物体を言うものである。
本発明は、該巻き付けテープの最外表面に重なって、好ましくはこれに接触して、0.8mm未満、好ましくは0.6mm未満、より好ましくは5mm未満、特に0.4mm未満の厚さを有する有機ポリマー材料の被覆を有するワイヤに特に有用である。
好ましくは、下層テープの隣接回転は、各テープ幅の2%以上、好ましくは4%以上、より好ましくは8%以上で相互に重なる。
異なった材料および/または幅および/または単位面積当たりの重量の2本またはそれ以上のテープをいくつかの目的のために使用できるが、同様の、好ましくは実質的に同じ幅および厚さを有する2本(またはそれ以上の)のテープを使用することが一般に好ましい。好ましくは、外被覆テープは、下層テープの回転数よりも少なく重なる回転を有する。
本発明の明確に優れた滑らかな巻き付けの理由は充分には理解されていないが、(本発明をこの理論に限定するものではなく)被覆テープの好ましい繊維状支持体が、相互に(少なくとも部分的に)対して部分的に合体するまたは密接に固定するように減少された重なりを可能にする「働き」または緩みの程度を与えることによって滑らかさを向上でき、重なりの張力および不均一さのいくらかを解放しているものと考えられる。テープの中央部分により近くに延在する従来の大きな重なりは、明らかにこれを行えない。好ましい繊維状裏打ちは、ポリマー裏打ちマイカテープの同様に減少された重なりによって得られるよりも大きな滑らか効果を与える。脆い繊維の前記破損は、主として本発明の重なりにおける張力の減少に原因して、減少されもする。
本発明の巻き付けのためのテープの1つの好ましい種類において、それぞれのテープの繊維状支持体は、目の粗い織布、好ましくはテープの長さに実質的に垂直な横繊維またはフィラメントを有する平織物である。本発明の目的のためのそのような目の粗い織物において、織物における隣接繊維は、平均繊維太さに少なくとも等しい距離で、より好ましくは平均繊維太さの少なくとも2倍で、好ましくは平均繊維太さの20倍以下で(より好ましくは10倍以下で)、離れていることが好ましい。好ましい繊維状材料は織りガラス布である。
マイカペーパーまたは他の無機耐火性材料のポリマー裏打ちテープを被覆テープとして使用することが特に好ましい。これらが、驚くべきほど滑らかなプロフィールを与え、緩くなったまたは破損した繊維によって生じる欠陥を避けることにおいて布裏打ちテープよりも優れているからである。被覆テープ裏打ちは、有機ポリマー材料の実質的な連続フイルム、例えば、ポリエチレンまたはポリエステルフイルムを有してなることが好ましい。前記繊維状(布)裏打ちの上に適用されるポリマー被覆またはフイルムを有してなるテープは、繊維または布およびポリマー(フイルム)裏打ちの好ましい品質を組み合わせることにおいて好都合である。
本発明の2層(またはそれ以上の層)の巻き付けにおいて、被覆(外)テープの重なり部分は、下層テープの重なり部分の間で実質的に中程に位置していることが好ましい。
本発明の利点は、添付図面の図1および図2を参照することによってより明瞭に理解できる。
図1は、本発明の2層減少重なり構造の部分断面図を模式的に示す。
図2は、スケッチFに示されている既知の結果に比較して巻き付けの滑らかな外観を示す。
図1において、ワイヤ導体10は、ガラス布裏打ちマイカテープ20の第1螺旋状巻き付けを支持しており、テープのガラス布支持体の好ましい目の粗い平織物は、1つの図示しているストリップ22によって掲示されている。テープは巻き付けられており、連続的回転はテープ幅の約10%(縮尺どおりではない)で重なっており、模式的に示すように、これら重なり24は示すようにわずかに平坦になっており、いくぶんより滑らかな巻き付けを与える。より大きな重なりは、この下層において許容され得る。同様のマイカテープ30の第2被覆重なりが示されており、下のテープ20の重なりの間で好ましいアレンジメント中央付近に位置しているテープ幅の約2%の重なりを有する。これら最小の重なりは、前記のように、顕著に滑らかな巻き付けを与える傾向にある。
以前には4つの層(最大の可能な重なりで2つのテープ)が必要とされていたが、効果的にたった2つのテープ材料層で所定の耐火性を達成するために重質テープを使用できるということは、本発明によって達成される滑らかな巻き付けの大きなかつ予想できない利点である。例えば、スケッチDにおいて示されているように80g/m2重量巻き付けの2つのガラス布裏打ちマイカテープは、理論的に4層の最大値320g/m2になる被覆を与える。被覆のこの最大レベルは、テープ材料の4つの層を重ね合わせる地点で実際に達成されるが、全体のワイヤをおおう平均被覆は、前記のように生じるギャップに原因していくぶん少なくなっている。
図1に示されているように120g/m2重量巻き付けの2つのガラス布裏打ちマイカテープが、たったの240g/m2(小さい重なりに原因して、全体のワイヤ上で平均してわずかにこれ以上)の理論的最小値になる被覆で実質的に同様のレベルの耐火保護を好都合に達成できる。さらに、スプライステープ40がマイカテープ上で生じる場合に、スプライス重なり42および44で模式的に示されているように、本発明の減少した重なりの「融合」効果からの或る程度の利点であり、スケッチGに示されている問題になるスプライス-テープ-厚さ-二重効果を実質的に減少させる。
結果として、ポリマー絶縁50の薄い(0.35mm)被覆は、巻き付けテープ20および30上で既知の方法によって押し出すことができ、スプライスで生じるかなり小さくかつ許容できる厚化55のみを与える。本発明に従ってこのようにしてより薄くより滑らかなワイヤが、改良された製造効率で、製造され、より軽いテープの非常に高いパーセンテージの重なりおよび/またはより厚いポリマー被覆を以前は必要とした同様の耐火性標準に相当する。
上銅編組が適用された一体にねじられた付加的なポリマー絶縁を持たない2つのマイカ巻き付けワイヤからなる耐火試験試料によって耐火性を測定してよい。耐火試験は、IEC331(International Electrotechnical Comission(1rue de Varembe Genevaにより発行)に従って、950±50℃に強めた炎を使用して行う。編組を接地した状態で電圧を適用する。ケーブルが60分を越えて回路一体性を保持した場合に、試験を終了する。
本発明は、絶縁電気ワイヤ、特に耐火性電気ワイヤの製造に適した既知の材料および製造方法のいずれかを使用して実施できる。本発明を例示することによって好ましい例を説明する。
実施例
1.5mm 2 耐火性ワイヤの製造
1)導体=名目直径1.5mmに円形導体に組み立てられた7ストランドの0.52mmスズメッキ銅導体。
2)マイカ含量120g/m2を有するガラス布裏打ちマイカテープ2層を導体に巻き付ける。全テープ厚さ0.12mm。両方のテープは5mmの全幅を有しており、同様の名目ピッチ(回転当たりの進行)で同様の方向に適用される。
3)2つの同心円状に配置されたテープ適用ヘッドを備えた工業用ケーブル巻き付け機で巻き付けを行う。
4)左手巻き付け方向および名目9.9mmのそれぞれの適用ヘッドに対して同様の速度および回転方向を与えるように巻き付け機がセットされる。
5)トップテープを確実にするために2つのヘッドの間になされる調節は、下テープとの正確な合致をもって、行われる。
6)巻き付けアッセンブリの全直径は1.93mmである。
7)テープは、底テープに対して典型的な10%の重なりをもってトップテープにだいたいの衝接縁を与えるように適用される。
8)スプライステープがマイカテープの面で突出しないように注意して、テープのガラス面に適用される適当な薄い接着剤スプライステープを使用して、テープにスプライスを行う。
9)合致しないように、それぞれのテープにおけるスプライスを互い違いに配置する。
10)そのように製造した巻き付け導体を、標準ワイヤ絶縁ライニングを使用して、絶縁する。
11)(従来既知の)チューブ押出または同様の技術を使用して、許容される巻き付け製品におけるスプライスによって生じるわずかな直径の増加を可能にする。
12)前記技術を使用して、(従来既知の)熱可塑性無ハロゲン絶縁化合物で巻き付け導体を絶縁することが可能である。
13)肉厚0.35mmの押出は、そのような巻き付け導体上のそのような材料の全くの実際的なものである。
14)テープスプライスに原因した直径増加は、巻き付け自体と同様の程度の絶縁直径増加を与える。これらスプライスは除去する必要はない。耐火性性質ならびに絶縁電気的および機械的性質が害されないからである。
15)そのように製造された絶縁ワイヤは、既知の方法によって、必要なさらなる押し出し物および可能性のある鋼外装置を有するマルチコア電気ケーブルに構成される。
16)そのように製造された良好に設計されたケーブルは、950℃に強められたIEC331によって規定される耐火性(回路一体性)に耐え得る。
Claims (12)
- 被覆テープの隣接巻きがテープ幅の10%未満、好ましくは5%未満、より好ましくは3%未満で相互に重なる状態で螺旋状に巻き付けた無機耐火性材料の電気絶縁性の被覆テープの下に位置する無機耐火性材料の少なくとも1つの電気絶縁性の下層を坦持する導体を有する電気ワイヤであって、
下層は、導体のまわりに螺旋状に巻き付けられた無機耐火性材料の下層テープを有してなり、被覆テープの重なり領域は、下層テープの重なり領域の間に位置しており、
被覆テープの隣接巻きは、下層テープの隣接巻きが相互に重なっているよりも少なく、相互に重なっている電気ワイヤ。 - 下層テープの隣接巻きは、下層テープ幅の20%未満、より好ましくは15%未満で相互に重なる請求の範囲第1項に記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープの重なり部分は、下層テープの重なり部分の間で実質的に中程に位置している請求の範囲第1項または第2項に記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープの隣接巻きは、被覆テープ幅の2%未満で相互に重なっているかまたは実質的にゼロ重なりを有する請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープの最外表面に重なって、好ましくはこれに接触して、0.8mm未満、好ましくは0.6mm未満、より好ましくは0.5mm未満、特に0.4mm未満の厚さを有する有機ポリマー材料の被覆を有する請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープが、無機材料から形成されていることが好ましい繊維状支持体を組み込んでいる請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の電気ワイヤ。
- 繊維状支持体は、隙間のある織布、好ましくはテープの長さに実質的に垂直な横繊維またはフィラメントを有する平織物である請求の範囲第6項に記載の電気ワイヤ。
- 織物における隣接繊維は、平均繊維太さに少なくとも等しい距離で、より好ましくは平均繊維太さの少なくとも2倍で、好ましくは平均繊維太さの20倍以下で(より好ましくは10倍以下で)、離れている請求の範囲第7項に記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープは、有機ポリマー材料の裏打ち、好ましくは有機ポリマー材料の実質的に連続なフイルムを有する請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載の電気ワイヤ。
- 有機材料の該裏打ちが、請求の範囲第6〜8項のいずれかに記載の繊維状支持体上に被覆またはフイルムとして適用されている請求の範囲第9項に記載の電気ワイヤ。
- 被覆テープが5%未満の破断時伸びを有する請求の範囲第1〜10項のいずれかに記載の電気ワイヤ。
- 導体、
下層テープの隣接巻きがテープ幅の15%未満かつ4%以上で相互に重なる状態で導体のまわりに螺旋状に巻き付けられた無機の耐火性材料の下層テープ、および
被覆テープの隣接巻きがテープ幅の5%未満で相互に重なる状態で下層テープの上に螺旋状に巻き付けられており、有機ポリマー材料の被覆を有する電気絶縁性の被覆テープ
を有する電気ワイヤであって、
下層テープは導体の最外表面に接触しており、被覆テープは隙間のある織物布の形態の無機材料の繊維状支持体を組み込んでおり、被覆テープの重なり領域は下層テープの重なり領域の間に位置しており、
被覆テープの隣接巻きは、下層テープの隣接巻きが相互に重なっているよりも少なく、相互に重なっており、有機ポリマー材料の被覆は、0.8mm未満の厚さを有し、被覆テープの最外表面に直接に接触している電気ワイヤ。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9414245A GB9414245D0 (en) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | Fire resistant wires |
GB9414245.2 | 1995-01-09 | ||
GBGB9500362.0A GB9500362D0 (en) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | Fire-resistant wire |
GB9500362.0 | 1995-01-09 | ||
PCT/GB1995/001638 WO1996002920A1 (en) | 1994-07-14 | 1995-07-12 | Fire-resistant wires |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10503050A JPH10503050A (ja) | 1998-03-17 |
JP4015694B2 true JP4015694B2 (ja) | 2007-11-28 |
Family
ID=26305270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50479296A Expired - Lifetime JP4015694B2 (ja) | 1994-07-14 | 1995-07-12 | 耐火性ワイヤ |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0770259B1 (ja) |
JP (1) | JP4015694B2 (ja) |
KR (1) | KR100363600B1 (ja) |
CN (1) | CN1080443C (ja) |
AU (1) | AU696852B2 (ja) |
CA (1) | CA2194993C (ja) |
DE (1) | DE69512242T2 (ja) |
IL (1) | IL114579A (ja) |
MY (1) | MY113998A (ja) |
TW (1) | TW374182B (ja) |
WO (1) | WO1996002920A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1044647C (zh) * | 1996-02-14 | 1999-08-11 | 陈云生 | 耐火合成云母带及其生产工艺 |
DE10203900A1 (de) * | 2002-01-31 | 2003-08-14 | Nexans | Elektrische Leitung |
PL1619694T3 (pl) * | 2004-07-23 | 2013-02-28 | Nexans | Izolowany przewód elektryczny z utrzymaniem funkcji w przypadku pożaru |
ES2359442T3 (es) * | 2007-08-31 | 2011-05-23 | Essex Europe Sas | Alambre eléctricamente conductor y método para su fabricación. |
DE102008000073A1 (de) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Alstom Technology Ltd. | Leiterstab für eine rotierende elektrische Maschine |
AU2015382306B2 (en) | 2015-02-10 | 2021-01-28 | Prysmian S.P.A. | Fire resistant cable |
DE102015210389A1 (de) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | Leoni Kabel Holding Gmbh | Datenkabel |
EP3408853B1 (en) | 2016-01-26 | 2020-03-04 | Prysmian S.p.A. | Fire resistive cable system |
EP3301687B1 (en) | 2016-09-29 | 2019-11-06 | Lapp Engineering & Co. | A fire-resistant cable |
US10998110B2 (en) * | 2019-01-18 | 2021-05-04 | Priority Wire & Cable, Inc. | Flame resistant covered conductor cable |
EP3886121A1 (en) | 2020-03-25 | 2021-09-29 | Lapp Engineering & Co. | Fire-resistant cable |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3631699C2 (de) * | 1986-09-18 | 1993-11-11 | Kabelmetal Electro Gmbh | Flammbeständige elektrische Leitung |
-
1995
- 1995-07-12 CN CN95194100A patent/CN1080443C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-12 JP JP50479296A patent/JP4015694B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-12 DE DE69512242T patent/DE69512242T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-12 WO PCT/GB1995/001638 patent/WO1996002920A1/en active IP Right Grant
- 1995-07-12 EP EP95924456A patent/EP0770259B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-12 KR KR1019970700213A patent/KR100363600B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-07-12 AU AU28951/95A patent/AU696852B2/en not_active Expired
- 1995-07-12 CA CA002194993A patent/CA2194993C/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-13 MY MYPI95001987A patent/MY113998A/en unknown
- 1995-07-13 IL IL11457995A patent/IL114579A/en not_active IP Right Cessation
- 1995-07-17 TW TW084107380A patent/TW374182B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69512242D1 (de) | 1999-10-21 |
AU696852B2 (en) | 1998-09-17 |
CA2194993A1 (en) | 1996-02-01 |
DE69512242T2 (de) | 2000-07-20 |
IL114579A (en) | 1998-08-16 |
WO1996002920A1 (en) | 1996-02-01 |
MY113998A (en) | 2002-07-31 |
KR970705149A (ko) | 1997-09-06 |
KR100363600B1 (ko) | 2003-02-19 |
CN1080443C (zh) | 2002-03-06 |
EP0770259A1 (en) | 1997-05-02 |
CN1152969A (zh) | 1997-06-25 |
EP0770259B1 (en) | 1999-09-15 |
CA2194993C (en) | 2003-10-28 |
IL114579A0 (en) | 1995-11-27 |
TW374182B (en) | 1999-11-11 |
AU2895195A (en) | 1996-02-16 |
JPH10503050A (ja) | 1998-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4015694B2 (ja) | 耐火性ワイヤ | |
KR100709559B1 (ko) | 고성능 데이터 케이블 | |
US5502287A (en) | Multi-component cable assembly | |
US6193824B1 (en) | Method of installing an optical waveguide cable on a conductor of a high-voltage overhead line | |
JP3725823B2 (ja) | 高性能データケーブルおよびul910プレナム非フッ素系防食層高性能データケーブル | |
US4868035A (en) | Electrical insulating materials made partly or wholly of polyester film | |
JPH0480524B2 (ja) | ||
JP2000156124A (ja) | ツイストペア線およびそれを撚り合わせたペアケーブル | |
JP2020057589A (ja) | 耐火電線 | |
JP2020021713A (ja) | 多芯通信ケーブル | |
JP2020068054A (ja) | ケーブル | |
JP2020024911A (ja) | 多芯通信ケーブル | |
JP2019169267A (ja) | 耐火電線 | |
US20240242855A1 (en) | Power cable with non-metallic tape armour | |
JP6774461B2 (ja) | 多芯通信ケーブル | |
JP6746641B2 (ja) | 多芯通信ケーブル | |
JPS637407B2 (ja) | ||
HU180818B (en) | Method and apparatus for coating cable-like or rope-like industrial products with layer of wire and single- or multicore electrical cable produced thereof | |
JPH10255558A (ja) | 電線・ケーブル用介在およびこれを用いた電線・ケーブル | |
KR101620894B1 (ko) | 다중 세그먼트 도체 및 이를 구비한 전력 케이블 | |
JPS5818724B2 (ja) | 巻線用絶縁導体 | |
JPH036970Y2 (ja) | ||
JPS58190246A (ja) | 回転電機の固定子コイル | |
CA1133080A (en) | Combined shield and core wrap for telecommunication cables and the like | |
JPH0421967B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20050715 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20050829 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |