JP4015466B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マッサージ情報を入力するリモートコントローラを備えたマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
マッサージ機としては、マッサージ機本体としての椅子本体に、人体の施療部位、例えば肩部、背中部、腰部、腿部等を施療する施療子を備えた椅子式マッサージ機が知られている。このマッサージ機には、施療子を動作させる駆動装置、駆動装置を制御する制御部、制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラ等が備えられている。
【0003】
リモートコントローラには、人体の各施療部位を指定する複数の施療部位用操作子、施療子の位置を調整する位置調整操作子、施療部位のマッサージ強度を調整する強度調整操作子、施療子のパルス動作速度を調整する速度調整操作子等の操作子が設けられている。
【0004】
このマッサージ機では、施療部位用操作子を操作して施療部位を指定した後、位置調整操作子を操作して対応する施療部位を施療する対応施療子の位置の調整を行う。そして、位置調整後に対応施療子が動作し、指定した施療部位のマッサージが開始される。
【0005】
また、施療部位用操作子を操作して施療部位を指定した後、強度調整操作子を操作することにより、対応する施療部位を施療する対応施療子のマッサージ強度の調整を行うことができる。その場合も、強度調整後に対応施療子が動作し、指定した施療部位のマッサージが開始される。
【0006】
同様に、施療部位用操作子を操作して施療部位を指定した後、速度調整操作子を操作することにより、対応する施療部位を施療する対応施療子の動作速度の調整を行うことができる。その場合も、速度調整後に対応施療子が動作し、指定した施療部位のマッサージが開始される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のマッサージ機では、上述のように、位置調整、強度調整、速度調整を行うのに、施療部位用操作子と各調整操作子との2つの機能の異なる操作子を別々に設けている。そのため、操作が煩雑であり、マッサージ機を使い慣れていない人にはこれら調整が困難となり易い。
【0008】
また、各調整後にマッサージが開始されるため、実際にマッサージを施されてみると調整が適正でない場合が生じ、この場合再度調整のし直しを余儀なくされる。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、容易に操作できるとともに、施療部位に応じた適正なマッサージができるマッサージ機を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のマッサージ機は、背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、前記制御部で、前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを、前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともにこの移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記マッサージ動作中のマッサージユニットの位置を調整する位置制御と、を行うことを特徴としている。
同様に、前記課題を解決するために、本発明のマッサージ機は、背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、前記制御部で、前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともに、この移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記マッサージ動作中のマッサージユニットのマッサージ強度を調整する強度制御と、を行うことを特徴としている。
同様に、前記課題を解決するために、本発明のマッサージ機は、背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、前記制御部で、前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともに、この移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記マッサージ動作中のマッサージユニットの動作速度を調整する速度制御と、を行うことを特徴としている。
【0011】
これらの発明によれば、制御部は、1つの操作子の操作により、停止中のマッサージユニットの動作を開始させるマッサージ制御と、マッサージ動作中にマッサージユニットを調整する制御とを行う。この後者の制御は、マッサージ機本体の背もたれ部に対するマッサージユニットの位置変更、又はマッサージユニットによるマッサージ強さ変更、若しくはマッサージユニットの動作速度変更のいずれかである。以上のように、マッサージを開始させる制御とそれに関する位置制御等の他の制御とを1つの操作子で行うことができるため操作が容易である。そして、マッサージ制御動作中に位置制御がなされる場合は、使用者の施療部位に応じた適正位置にマッサージユニットを容易に配置でき、また、マッサージ制御動作中に強度制御がなされる場合は、使用者の施療部位に応じたマッサージ強度を容易に設定でき、マッサージ制御動作中に速度制御がなされる場合は、使用者の施療部位に応じた動作速度を容易に設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
【0013】
本実施形態に係るマッサージ機1は、例えば椅子式のマッサージ機であり、マッサージ機本体としての椅子本体2、施療子としてのマッサージユニット12、施療子移動機構であるユニット移動機構21、施療子として膨縮を繰り返す施療用空気袋40,41,42L,42R、駆動装置50、制御部57、リモートコントローラ60等を備えている。
【0014】
椅子本体2は、図1に示したように、背もたれ部4、座部5、肘掛部5L,5R、オットマン6等を備えている。背もたれ部4は座部5の後側に斜め上向きに配置されている。この背もたれ部4はその傾き角度を図示しないリクライニング機構により調整できるように設けられている。なお、背もたれ部4は動かないように固定されていてもよい。背もたれ部4及び座部5の夫々は、その表面を覆う図示しない背もたれ部カバー及び座部カバーを有している。これらのカバーは夫々柔軟性を有する布や合成レザーなどで形成されている。
【0015】
肘掛部5L,5Rは座部5の幅方向両側に設けられており、椅子本体2の脚としての機能を兼ね備えている。一方の肘掛部、例えば肘掛部5Rには、各種マッサージ情報を制御部57に有線または無線で入力するリモートコントローラ60がその前面を上方に向けて取外し可能に設置されている。
【0016】
オットマン6は座部5の前側に回動自在に取付けられており、座部5に対して下方向に略垂直に立てた姿勢と、座部5の前方に延びるように横向きにした姿勢との間の任意の位置に配置できる。
【0017】
マッサージユニット12とユニット移動機構21とを有するマッサージ体10は、例えば背もたれ部4の内部に取付けられている。施療用空気袋40,41,42L,42Rは、例えば座部5及びオットマン6の内部に夫々設けられている。
【0018】
マッサージ体10は、図2に示したように、左右一対のマッサージユニット12を有するユニットベース11と、このユニットベース11を背もたれ部4の長手方向に沿って移動させるユニット移動機構21と、ユニットベース11の位置を検出する位置検出センサ30とを備えている。
【0019】
ユニットベース11の両端部には、後述する一対のガイドレール22を貫通する貫通孔が形成された一対の端部側ガイド部11aが設けられているとともに、ユニットベース11の後部には、後述する送りねじ29軸と螺合するねじ受け部が形成された後部側ガイド部11bとが設けられている。ユニットベース11の前面には、一対のマッサージユニット12が背もたれ部4の幅方向中央部を境に線対称に配置されている。これらは同一構造であるので、その内の一方のマッサージユニット12について代表して説明する。
【0020】
マッサージユニット12は、ユニットベース11上に固定されたヒンジ13と、ヒンジ軸(図示せず)を介してヒンジ13に回動可能に支持された回動板15と、ユニットベース11上に支持されて、この回動板15を回動させる動作用空気袋17と、回動板15に設けられた押圧体16とを備えている。
【0021】
ヒンジ13は、金属板等からコ字状に形成され、その互いに平行な側壁に相対向して開けられた軸通孔(図示せず)には、両側壁にわたるヒンジ軸が貫通して取付けられている。ヒンジ軸はその両端部に取付けられる止め輪(図示せず)によって外れ止めされているとともに、ヒンジ軸の一端部は一方の止め輪から比較的長く突出されている。
【0022】
ヒンジ13の両側壁を繋ぐ連結壁には、その一端縁に突出して、ねじ通孔を有する固定片13aが一体に形成されている。ヒンジ13は固定片13a側を中央部側に向けて配置され、ねじ通孔の前方から挿通してユニットベース11に螺合して締付けられるねじ14を介してユニットベース11に固定されている。
【0023】
回動板15は硬質樹脂、例えばABS樹脂等からなり、その一端部を肉厚とし、この肉厚部に縦方向に貫通する図示しない軸通孔を有している。この軸通孔にはヒンジ軸が挿通されている。したがって、回動板15はヒンジ軸を中心として背もたれ部4の前後方向に回動可能に設けられている。なお、回動板15は後方、すなわちユニットベース11と略平行な姿勢になる方向にねじりばね等の付勢手段(図示せず)で付勢されている。
【0024】
この回動板15のヒンジ軸側とは反対側の表面には、押圧体16が前方に突出して取付けられている。押圧体16は半硬質のゴム等で形成されている。
【0025】
一対の動作用空気袋17は、後述する駆動装置50(図4参照)により膨張・収縮される。この動作用空気袋17としては回動板15よりも大きいものが選択されている。動作用空気袋17はヒンジ13とユニットベース11との間に一端部を挟着されてユニットベース11上に支持される。この挟着はねじ14の共締めにより行なわれる。動作用空気袋17が膨張することにより、回動板15が前方に押出されてヒンジ軸を中心として前方に回動されるようになっている。
【0026】
前記構成のマッサージユニット12は、動作用空気袋17の膨張に伴い回動する回動板15を介して押圧体16が人体の施療部位を圧迫する。また動作袋の収縮に伴い回動板15は後側に付勢されるため、施療部位は弛緩する。この圧迫・弛緩により施療部位はマッサージされる。
【0027】
ユニット移動機構21は、図2等に示したように、一対のガイドレール22と、これら一対のガイドレール22の上下端部に跨って固定された上部固定板23及び下部固定板24と、下部固定板24に固定された正逆回転可能なモータ25と、このモータ25の出力軸に固定された駆動プーリ26と、このプーリから離間して下部固定板24に固定された従動プーリ27と、これらプーリに巻きかけられた伝動ベルト28と、従動プーリ27に固定された送りねじ29軸とを備えている。
【0028】
ガイドレール22は、ユニットベース11の両端部に設けられた端部側ガイド部11aの貫通孔を貫通している。下部固定板24には、これを基準とするユニットベース11の相対距離を知るための位置検出センサ30が設けられている。このセンサは従動プーリ27の回転を検出する。送りねじ29軸は、ユニットベース11の後部に設けられた後部側ガイド部11bに形成されたねじ受け部に螺合した状態で貫通している。
【0029】
したがって、モータ25が駆動されると、駆動プーリ26、伝動ベルト28、従動プーリ27を経由して送りねじ29軸が所定の方向に回転し、この回転によりユニットベース11はガイドレール22に案内されつつ移動する。
【0030】
このマッサージ体10では、図3に示したように、人体の肩部に対応するポイントaと,人体の背中部に対応するポイントbと,人体の腰部に対応するポイントcとが夫々設定されており、後述するリモートコントローラ60からの指示により、ユニットベース11はこれらマッサージポイントa〜cのいずれかに移動する。
【0031】
また、このマッサージ体10では、リモートコントローラ60からの指示により、マッサージユニット12の高さ位置を調整できる。すなわち、施療部位として肩部を指定した場合、マッサージユニット12の初期位置はポイントaであるが、マッサージユニット12は領域A内で移動可能であり、領域A内で高さ位置を調整することができる。同様に、施療部位として背中部を指定した場合、マッサージユニット12の初期位置はポイントbであるが、マッサージユニット12は領域B内で移動可能であり、領域B内で高さ位置を調整することができる。施療部位として腰部を指定した場合、マッサージユニット12の初期位置はポイントcであるが、マッサージユニット12は領域C内で移動可能であり、領域C内で高さ位置を調整することができる。
【0032】
施療用空気袋40,41,42L,42Rは夫々、尻部、腿部、左足部、右足部をマッサージするものであり、図1に示したように、座部5には、座部5に腰掛けて背もたれ部4に寄りかかった使用者(以下、着座者と言う)の尻部及び腿部に個別に対応する位置に尻部用空気袋40及び腿部用空気袋41が取付けられている。オットマン6には、着座者の左足部を左右から挟み込む位置に左脚部用空気袋42Lが取付けられているとともに、右足部を左右から挟み込む位置に右脚部用空気袋42Rが取付けられている。
【0033】
これら施療用空気袋40,41,42L,42Rは、後述する駆動装置50により膨張・収縮される。施療部位は、施療用空気袋40,41,42L,42Rの膨張により圧迫され、収縮により弛緩する。この圧迫・弛緩により施療部位はマッサージされる。
【0034】
動作用空気袋17及び施療用空気袋40,41,42L,42Rを駆動させる駆動装置50は、図4に示したように、エアーコンプレッサ51、空気分配器52、複数の電磁式圧力調整弁53〜56等を備えている。
【0035】
圧縮空気を生成するエアーコンプレッサ51には、例えば電磁駆動されるダイアフラム式のものが採用されている。このエアーコンプレッサ51は、制御部57と接続しており、制御部57により運転制御される。エアーコンプレッサ51の吐出し口は給気管を介して空気分配器52と連通している。
【0036】
空気分配器52は、例えばロータリー式のものが採用されており、エアーコンプレッサ51と連通する給気口と、各空気袋17,40,41,42L,42Rに個別に対応する複数の分配口と、排気口とを有している。この空気分配器52は、モータ25駆動により回転される分配弁の位置により、給気を必要としている空気袋のうちのいずれか一つに対応する位置の分配口を給気口に選択的に連通させると同時に、他の分配口を排気口に連通させるようになっている。この空気分配器52は制御部57と接続しており、制御部57により給排気動作を制御される。
【0037】
空気分配器52の各分配口には、夫々対応する空気袋17,40,41,42L,42Rが夫々送気管を介して個別に連通されている。この接続において、一対の動作用空気袋17は同時に給排気が行なわれるように接続されている。同様に、一対の左脚部用空気袋42Lと一対の右脚部用空気袋42Rとは同時に給排気が行なわれるように接続されている。
【0038】
空気分配器52の各分配口と各空気袋17,40,41,42L,42Rとを連通する送気管には、空気分配口から吐出される空気の圧力を調整するための圧力調整弁53〜56が夫々設けられている。これら圧力調整弁53〜56は夫々制御部57と接続しており、この開度は制御部57により制御される。
【0039】
圧力調整弁53〜56の開閉及びその開度は、リモートコントローラ60が有する強度調整釦65或いは速度調整釦66(図5(B)参照)からの入力及び給気を必要としている空気袋の大きさ等によって決定される。
【0040】
つまり、制御部57は、マッサージ強度が弱く設定されるほど圧力調整弁の開度を大きくして空気袋の内圧を下げ、また、マッサージ強度が強く設定されるほど圧力調整弁の開度を小さくして空気袋の内圧を上げる。
【0041】
パルス動作は、所定の空気袋に給気し続けている状態で、この空気袋に対応する圧力調整弁を開閉することにより行なわれる。この場合、空気袋が膨らんだ状態で圧力調整弁を開く。この空気袋には着座者の自重がかかっているため、圧力調整弁から空気が急激に排出される。そのため、空気分配器52から供給される空気よりも圧力調整弁から排出される空気の方が多くなり、空気袋内の空気の一部が圧力調整弁から排出されて空気袋は縮む。次に、圧力調整弁を閉じると、空気分配器52から供給される空気により空気袋は徐々に元の状態まで膨張し始める。パルス動作はこの繰り返しにより行う。
【0042】
制御部57は、パルス動作速度が速く設定されるほど対応する圧力調整弁の開度を大きくして一定時間に排出される空気量を多くするとともに開閉速度を速くして空気袋の膨縮を速くする。また、パルス動作速度が遅く設定されるほど対応する圧力調整弁の開度を小さくして一定時間に排出される空気量を少なくするとともに開閉速度を遅くして空気袋の膨縮を遅くする。
【0043】
マイクロコンピュータからなる制御部57は、駆動装置50の近傍に配設されて、上述したように、エアーコンプレッサ51、空気分配器52、及び各圧力調整弁53〜56と夫々接続している。また、この制御部57は、マッサージ体10に設けられた位置検出センサ30を介してユニット移動機構21と接続している。なお。リモートコントローラ60が有線である場合はリモートコントローラ60とも接続している、
制御部57は、リモートコントローラ60から入力されたマッサージ情報に従ってエアーコンプレッサ51、空気分配器52、各圧力調整弁53〜56、及びユニット移動機構21を夫々制御する。
【0044】
また、この制御部57は、後述する肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージユニット12の停止中に操作された時に、この停止中のマッサージユニット12を動作させるマッサージ制御を行う。さらに、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージ制御動作中に操作された時に、動作中のマッサージユニット12の高さ位置を調整する位置制御を行う。
【0045】
図5(A)及び(B)に示したように、リモートコントローラ60は、コントローラ本体61、電源釦63、各施療部位用操作釦69〜74、リクライニング設定釦64、強度調整釦65、速度調整釦66、及び、強度インジケータ67、速度インジケータ68等が備えられている。
【0046】
電源釦63、各施療部位用操作釦69〜74、リクライニング設定釦64、強度調整釦65、速度調整釦66、強度インジケータ67、速度インジケータ68は、コントローラ本体61の前面に配置されている。そして、各操作釦63〜66,69〜74は、コントローラ本体61の前面から突出させる、或いはコントローラ本体61の前面に対して凹ませる、又は釦上に突起又は凹部を形成する、若しくは釦上にその機能を文字または絵で刻印する等して、コントローラ本体61と触覚で区別できるようにしている。
【0047】
この実施形態では、電源釦63、リクライニング設定釦64、強度調整釦65、速度調整釦66は、コントローラ本体61の前面から突出させている。各施療部位用操作釦69〜74のうち、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71は釦上に突起を形成し、尻部用操作釦72、腿部用操作釦73、及び脚部用操作釦74は、コントローラ本体61の前面から突出させている。
【0048】
なお、電源釦63、リクライニング設定釦64、強度調整釦65、速度調整釦66、各施療部位用操作釦69〜74、強度インジケータ67、速度インジケータ68の近傍には、夫々指定する部位、機能、方向等が文字や絵でも示されている。
【0049】
電源釦63は、駆動装置50の駆動・停止を制御部57に指示するものである。リクライニング設定釦64は、背もたれ部4を起き上がらせ方向にその傾き角度を調整する第1釦64aと、背もたれ部4を倒す方向にその傾き角度を調節する第2釦64bとが一体に形成されたものであり、入力信号はリクライニング機構に伝達される。
【0050】
強度調整釦65は、マッサージ強度を調節するためのものである。この強度調整釦65には、強設定釦65a及び弱設定釦65bが備えられており、マッサージ強度は強度インジケータ67に表示される。
【0051】
速度調整釦66は、パルス動作を設定するとともに、その速度を調節するためのものであり、速設定釦66a及び遅設定釦66bが備えられている。このリモートコントローラ60では、速設定釦66a又は遅設定釦66bを一回押すとパルス動作となり、その後、更に速設定釦66a又は遅設定釦66bを押すとパルス動作速度が変化する。パルス動作速度は速度インジケータ68に表示される。
【0052】
各施療部位用操作釦69〜74は、対応する施療部位を指定するものである。図3(A)及び(B)中69はマッサージユニット12を人体の肩部に対応するポイントaに移動させる肩部用操作釦69、図3(A)及び(B)中70はマッサージユニット12を人体の背中部に対応するポイントbに移動させる背中部用釦、図3(A)及び(B)中71はマッサージユニット12を人体の腰部に対応するポイントcに移動させる腰部用釦、図3(A)及び(B)中72は尻部用空気袋40を選択する尻部用操作釦72、図3(A)及び(B)中73は腿部用空気袋41を選択する腿部用操作釦73、図3(A)及び(B)中74は左脚部用空気袋42L及び右脚部用空気袋42Rを選択する脚部用操作釦74である。
【0053】
また、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71は、マッサージユニット12の停止中に操作すると、この停止中のマッサージユニット12を動作させるマッサージ情報と制御部57に入力し、これら操作釦69、70、71は、マッサージ動作中に操作すると、この動作中のマッサージユニット12の高さ位置を調整する位置情報を制御部に入力する。
【0054】
すなわち、図5(B)に示したように、肩部用操作釦69は、中央部69aに突起を有する楕円状に形成されており、中央部69aを押すとマッサージユニット12がポイントaに移動して施療部位として肩部が指定される。この状態で、上部69bまたは下部69cを押すとこの入力に従ってマッサージユニット12の位置が領域A内を上側または下側に移動する。
【0055】
背中部用操作釦70は、図5(C)に示したように、中央部70aに凸部を有する縦長長円状に形成されており、中央部70aを押すとマッサージユニット12がポイントbに移動して施療部位として背中部が指定される。この状態で、上部70bまたは下部70cを押すとこの入力に従ってマッサージユニット12の位置が領域B内を上側または下側に移動する。
【0056】
腰部用操作釦71は、図5(D)に示したように、中央部71aに凸部を有する縦長長円状に形成されており、中央部71aを押すとマッサージユニット12がポイントcに移動して施療部位として腰部が指定される。この状態で、上部71bまたは下部71cを押すと、この入力に従ってマッサージユニット12の位置が領域C内を上側または下側に移動する。
【0057】
この腰部用操作釦71及び背中部用操作釦70は、触覚により互いに識別できる形状に形成されているのが好ましい。この実施形態では、図5(C)及び(D)に示したように、腰部用操作釦71の長手方向中央部の両側に夫々略半円状の突出部71dを設けている。また、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71は、夫々の上部または下部を押しつづけている間中マッサージユニット12は移動を続け、押圧を解除するとマッサージユニット12は停止する。
【0058】
尻部用操作釦72は、人体の尻部を模して、8字を90度回転させた形状に形成されている。この尻部用操作釦72を押すと尻部用空気袋40が動作し、施療部位として尻部が指定される。腿部用操作釦73は横長長円状に形成されている。この腿部用操作釦73を押すと腿部用空気袋41が動作し、施療部位として腿部が指定される。脚部用操作釦74は、人体の足部を模した一対の縦長長円を中央部で繋いだ形状に形成されている。この脚部用操作釦74を押すと一対の右脚部用空気袋42R及び一対の左脚部用空気袋42Lが動作し、施療部位として脚部が指定される。
【0059】
さらに、リモートコントローラ60は、人体を模して形成することで、視覚だけでなく触覚でも各施療部位用操作釦69〜74を識別して操作できるように設計している。
【0060】
コントローラ本体61の前面の長手方向中央部には、前側に突出する凸部75が設けられている。この凸部75は人体尻部に相当する部分をコントローラ本体61の長手方向略中央部に指定している。この凸部75には尻部用操作釦72が設けられている。
【0061】
コントローラ本体61の長手方向一端の幅方向中央部には、長手方向に沿って外側に突出した突出部76が設けられている。この突出部76は人体頭部に相当する部分を指定している。以下、凸部75を基準に突出部76側を本体上部62a、突出部76側とは反対側を本体下部62bと言う
コントローラ本体61の長手方向他端側部分、すなわち本体下部62bの幅方向中央部には、長手方向に延びる切込み77が形成されている。なお、この切込み77は溝でもよい。この切込み77の両側部分は人体両足に相当する部分を指定している。この本体下部62bには切込み77を跨いで腿部用操作釦73及び脚部用操作釦74が上側からこの順序で設けられている。
【0062】
このリモートコントローラ60は、尻部用操作釦72を凸部75上に形成し、人体上半身を模す本体上部62aに肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71を上側からこの順序で配置するとともに、人体下半身を模す本体下部62bに腿部用操作釦73及び脚部用操作釦74を上側からこの順序で配置している。
【0063】
つまり、リモートコントローラ60では、人体の各施療部位を指定する複数の施療部位用操作釦69〜74を人体の各施療部位の位置と対応する順序で並べて配置している。そのため、複数の操作釦の中から目的の操作釦を触覚で探し出すことができる。
【0064】
この実施形態のマッサージ機1では、視覚障害者や視力の弱い人でも目的の操作釦を容易に探し出すことができる。また、施療部位を変更する場合、その視認のために、リモートコントローラを持った腕を目の高さまで持ち上げたり、身体を起こしたりする動作を必ずしも要しないため、リラクゼーションを妨げない。
【0065】
さらに、本体上部62aの一側部に強度インジケータ67、他側部に速度インジケータ68が設けられている。これらのインジケータは夫々人体胴体部と人体腕部との境界を指定しており、リモートコントローラ60の触覚による識別を促している。すなわち、これらのインジケータ67、68があるのは本体上部62aであり、これらのインジケータ67、68に挟まれた領域には、肩部用操作釦69の下側に配置された背中部用操作釦70、腰部用操作釦71が上側から順にある。
【0066】
コントローラ本体61には、人体腕部を指定する位置に強度調整釦65及び速度調整釦66を設けたので、強度調整釦65及び速度調整釦66の位置が識別、記憶し易い。
【0067】
このリモートコントローラ60は、図6に示したように、コントローラ本体61の前面側に凸となる第1の湾曲部78と、この湾曲部78に連続してコントローラ本体61の裏面側に凸となる第2の湾曲部79とを有している。この実施形態では、上側が第1の湾曲部78,下側が第2の湾曲部79である。
【0068】
これら湾曲部78,79を設けたことにより、リモートコントローラ60は、着座者の体形を模して形成されている。そのため、リモートコントローラ60の視覚及び触覚による各施療部位用操作釦69〜74の識別が容易となる。すなわち、着座者は前面と対向するようにリモートコントローラ60を持つことで、人体における施療部位とリモートコントローラ60における各施療部位用操作釦69〜74との関係を視覚では勿論のこと触覚でも把握できるため、各施療部位用操作釦69〜74の識別が容易になる。
【0069】
前記構成のマッサージ機1では、以下のようにしてマッサージを行う。まず、使用者は背もたれ部4に寄りかかった姿勢で椅子本体2に座って、リモートコントローラ60の電源釦63を押して駆動装置50を駆動させる。
【0070】
マッサージを求める施療部位と対応する各施療部位用操作釦69〜74、例えば肩部をマッサージしたい場合は肩部用操作釦69を操作する。肩部用操作釦69の中央部を押すと、モータ25が駆動し、ユニットベース11がガイドレール22に案内されつつ上昇する。このとき、動作用空気袋17は収縮状態に保持されている。ユニットベース11がポイントaまで上昇すると位置検出センサ30で検知されて、制御部57に伝達され、モータ25の駆動が停止する。そして、駆動装置50から動作用空気袋17に給排気が行われてマッサージが開始される。つまり、動作用空気袋17が膨張すると押圧体16が肩部に押し当てられて肩部が圧迫される。その後、動作用空気袋17中の空気が排出されるのに伴い、前記圧迫された肩部が弛緩する。この圧迫・弛緩を繰り返すことにより肩部はマッサージされる。
【0071】
肩部マッサージ中、マッサージユニット12の高さ位置を調整したい場合は、上述したように肩部用操作釦69の上部または下部を押す。これによりマッサージユニット12が領域A内を移動し、肩部マッサージ時におけるマッサージユニット12の高さ位置を好みの場所に設定することができる。背中部及び腰部のマッサージも同様にして行われる。
【0072】
肩部のマッサージの後、例えば足部をマッサージしたい場合は脚部用操作釦74を押す。これにより、駆動装置50は給排気する空気袋が動作用空気袋17から左脚部用空気袋42L及び右脚部用空気袋42Rに変更される。左脚部用空気袋42L及び右脚部用空気袋42Rが膨張すると、この膨張した左脚部用空気袋42L及び右脚部用空気袋42Rにより、左足および右足が圧迫される。その後、左脚部用空気袋42L及び右脚部用空気袋42R中の空気が排出されるのに伴い、圧迫された左足及び右足が弛緩される。この圧迫・弛緩を繰り返すことにより左足及び右足はマッサージされる。
【0073】
マッサージが行なわれている状態もそうでない状態でも、以下の設定、変更が可能である。マッサージ強度を変更したい場合は、左腕部とみなすことのできる位置に設けられた強度調整釦65を操作してマッサージ強度を設定する。また、パルス動作を選択或いはパルス動作速度を変更したい場合は、右腕部とみなすことのできる位置に設けられた速度調整釦66を操作して、パルス動作させる或いはその速さの設定を行う。施療部位を変更したい場合は、施療部位用操作釦69〜74のうちから好みの施療部位用操作釦を1つ選択して操作し、施療部位を変更する。
【0074】
マッサージを終了させたい場合は、リモートコントローラ60の電源釦63を押して駆動装置50の駆動を停止する。なお、マッサージ終了に伴って前記設定、変更はリセットされ、初期設定に戻される。
【0075】
以上のように、このマッサージ機1は、制御部57が、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71に対応する施療部位、つまり肩部、背中部、及び腰部を施療するマッサージユニット12の停止中に操作された時に、停止中のマッサージユニット12を動作させるマッサージ制御と、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71がマッサージ制御動作中に操作された時に、動作中のマッサージユニット12の位置を調整する位置制御とを行うようにしている。
【0076】
つまり、マッサージ制御と位置制御とを肩部用操作釦69又は背中部用操作釦70又は腰部用操作釦71で行うことができるため操作が容易である。また、マッサージ制御動作中に位置制御がなされるため、使用者は施療部位に応じた位置を容易に設定して適正なマッサージができる、
なお、この実施形態では、施療子(マッサージユニット12)を背もたれ部4の上下方向に移動可能に形成し、肩部用操作釦69,背中部用操作釦70,腰部用操作釦71により高さ位置を調整できるようにしたが、施療子の移動方向は上下方向だけに限定されるものではない。例えば、施療子を背もたれ部4の幅方向に移動可能に形成し、肩部用操作釦69,背中部用操作釦70,腰部用操作釦71により高さ位置だけでなく幅を調整できるようにしてもよい。
【0077】
以下、図7を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
【0078】
この実施形態では、制御部57は、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージユニット12の停止中に操作された時に、この停止中のマッサージユニット12を動作させるマッサージ制御を行う。また、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージ制御動作中に操作された時に、動作中のマッサージユニット12のマッサージ強度を調整する強度制御を行う。
【0079】
すなわち、肩部用操作釦69は、中央部を押すとマッサージユニット12がポイントaに移動して施療部位として肩部が指定される。この状態で、上部を押すと肩部のマッサージ強度が強くなり、下部を押すと肩部のマッサージ強度が弱くなる。
【0080】
背中部用操作釦70及び腰部操作釦も同様に、背中部用操作釦70の中央部を押すとマッサージユニット12がポイントbに移動して施療部位として背中部又が指定される。この状態で、上部を押すと背中部のマッサージ強度が強くなり、下部を押すと背中部のマッサージ強度が弱くなる。腰部用操作釦71の中央部を押すとマッサージユニット12がポイントcに移動して施療部位として腰部が指定される。この状態で、上部を押すと腰部のマッサージ強度が強くなり、下部を押すと腰部のマッサージ強度が弱くなる。
【0081】
また、この実施形態では、強度調整釦65及び強度インジケータ67が省略されており、本体上部62aの一側部の人体腕部を指定する位置に、上設定釦80a及び下設定釦80bとからなる位置調整釦80を設けている。この位置調整釦80は、肩部が指定されているときに押すと、マッサージユニット12を領域A内で移動させることができる。背中部が指定されているときに押すと、マッサージユニット12を領域B内で移動させることができる。腰部が指定されているときに押すと、マッサージユニット12を領域C内で移動させることができる。この実施形態では、制御部57は、マッサージユニット12の位置制御を位置調整釦80の操作に従って行う。なお、他の構成は第1の実施形態と同じであるため、重複する説明は図7に同符号を付して省略する。
【0082】
このように、マッサージ制御と強度制御とを肩部用操作釦69又は背中部用操作釦70又は腰部用操作釦71で行うことができるため操作が容易である。また、マッサージ制御動作中に強度制御がなされるため、使用者は施療部位に応じたマッサージ強度を容易に設定して適正なマッサージができる。
【0083】
以下、図8を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
【0084】
この実施形態では、制御部57は、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージユニット12の停止中に操作された時に、この停止中のマッサージユニット12を動作させるマッサージ制御を行う。また、肩部用操作釦69、背中部用操作釦70、及び腰部用操作釦71が、マッサージ制御動作中に操作された時に、動作中のマッサージユニット12のパルス動作速度を調整する速度制御を行う。
【0085】
すなわち、肩部用操作釦69は、中央部を押すとマッサージユニット12がポイントaに移動して施療部位として肩部が指定される。この状態で、上部または下部を一回押すとパルス動作となり、その後、更に上部を押すと肩部でのパルス動作速度が速くなり、下部を押すと肩部でのパルス動作速度が遅くなる。
【0086】
背中部用操作釦70及び腰部操作釦も同様に、背中部用操作釦70の中央部を押すとマッサージユニット12がポイントbに移動して施療部位として背中部又が指定される。この状態で、上部または下部を一回押すとパルス動作となり、その後、更に上部を押すと背中部でのパルス動作速度が速くなり、下部を押すと背中部でのパルス動作速度が遅くなる。腰部用操作釦71の中央部を押すとマッサージユニット12がポイントcに移動して施療部位として腰部が指定される。この状態で、上部または下部を一回押すとパルス動作となり、その後、更に上部を押すと腰部でのパルス動作速度が速くなり、下部を押すと腰部でのパルス動作速度が遅くなる。
【0087】
また、この実施形態では、速度調整釦66及び速度インジケータ68が省略されており、本体上部62aの他側部の人体腕部を指定する位置に、上設定釦80a及び下設定釦80bとからなる位置調整釦80を設けている。また、この実施形態では、強度調整釦65及び強度インジケータ67が省略されており、本体上部62aの一側部の人体腕部を指定する位置に、上設定釦80a及び下設定釦80bとからなる位置調整釦80を設けている。この位置調整釦80は、第2の実施形態と同様に、肩部、背中部、又は腰部が指定されているときに押すと、マッサージユニット12を領域A、領域B、又は領域C内で移動させることができる。なお、他の構成は第1の実施形態と同じであるため、重複する説明は図8に同符号を付して省略する。
【0088】
このように、マッサージ制御と速度制御とを肩部用操作釦69又は背中部用操作釦70又は腰部用操作釦71で行うことができるため操作が容易である。また、マッサージ制御動作中に速度制御がなされるため、使用者は施療部位に応じたパルス動作速度を容易に設定して適正なマッサージができる。
【0089】
また、上記第2及び第3の実施形態では、制御部57は、肩部用操作釦69,背中部用操作釦70,腰部用操作釦71が操作された時に、マッサージ制御と強度調整、又は動作速度調整の制御を行うようにしているが、尻部用操作釦72、腿部用操作釦73、及び脚部用操作釦74を操作した時も、尻部用空気袋40、腿部用空気袋41、左脚及び右脚部用空気袋42Rについて同様の制御を行うようにしてもよい。
【0090】
また、この発明のマッサージ機における施療子の設置場所及びその数、或いはマッサージポイントの設定場所及びその数は、上記第1〜第3の実施形態に限定されるものではない。したがって、リモートコントローラ60は、設置された施療子或いは設定されたマッサージポイントに対応する操作釦を設ければよい。また、オットマン6は無くとも良い。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、容易に操作できるとともに、施療部位に応じた適正なマッサージができるマッサージ機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機を示す斜視図。
【図2】図1のマッサージ機が備えるマッサージ体を示す斜視図。
【図3】図1のマッサージ機が備えるマッサージ体を示す側面図。
【図4】図1のマッサージ機の給排気及びユニット移動機構の制御系統を示すブロック図。
【図5】(A)は図1のマッサージ機が備えるリモートコントローラを示す正面図。(B)は図5(A)のリモートコントローラに設けられた肩部用操作釦を示す正面図。(C)は図5(A)のリモートコントローラに設けられた背中部用操作釦を示す正面図。(D)は図5(A)のリモートコントローラに設けられた腰部用操作釦を示す正面図。
【図6】図1のマッサージ機が備えるリモートコントローラを示す斜視図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機が備えるリモートコントローラを示す正面図。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るマッサージ機が備えるリモートコントローラを示す正面図。
【符号の説明】
1…マッサージ機
2…マッサージ機本体(椅子本体)
4…背もたれ部
12…マッサージユニット
16…押圧体
21…ユニット移動機構
50…駆動装置
57…制御部
60…リモートコントローラ
61…コントローラ本体
65…強度設定釦
65a…強設定釦(操作子)
65b…弱設定釦(操作子)
66…速度設定釦
66a…速設定釦(操作子)
66b…遅設定釦(操作子)
69,70,71…施療子用操作釦(操作子)
69a,70a,71a…施療子用操作釦(操作子)の中央部
69b,70b,71b…施療子用操作釦(操作子)の上部
69c,70c,71c…施療子用操作釦(操作子)の下部

Claims (3)

  1. 背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、
    前記制御部
    前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともに、この移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、
    既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記マッサージ動作中のマッサージユニットの位置を調整する位置制御と
    を行うことを特徴とするマッサージ機。
  2. 背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、
    前記制御部
    前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともに、この移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、
    既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記マッサージ動作中のマッサージユニットのマッサージ強度を調整する強度制御と
    を行うことを特徴とするマッサージ機。
  3. 背もたれ部を備えたマッサージ機本体と、前記背もたれ部に取付けられて人体の各施療部位を施療するマッサージユニットと、このマッサージユニットを動作させてマッサージを行わせる駆動装置と、人体の各施療部位に前記マッサージユニットを移動させるユニット移動機構と、前記駆動装置及び前記ユニット移動機構を制御する制御部と、前記施療部位を指定する複数の操作子を有して、前記制御部にマッサージ情報を入力するリモートコントローラとを備えており、
    前記制御部で、
    前記マッサージユニットの停止中に前記複数の操作子のうちの少なくとも1つが操作された時に、前記ユニット移動機構を制御して前記停止中のマッサージユニットを前記操作された操作子で指定された施療部位に移動させるとともに、この移動先で前記駆動装置を制御して前記停止中のマッサージユニットのマッサージ動作を開始させるマッサージ制御と、
    既に操作された前記施療部位指定用の前記操作子が前記マッサージ制御動作中に更に操作された時に、前記マッサージ動作中のマッサージユニットの動作速度を調整する速度制御と
    を行うことを特徴とするマッサージ機。
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