JP2003265560A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2003265560A
JP2003265560A JP2002077183A JP2002077183A JP2003265560A JP 2003265560 A JP2003265560 A JP 2003265560A JP 2002077183 A JP2002077183 A JP 2002077183A JP 2002077183 A JP2002077183 A JP 2002077183A JP 2003265560 A JP2003265560 A JP 2003265560A
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JP
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massage
air
unit
drive device
air bags
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Application number
JP2002077183A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ichikawa
洋光 市川
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各被施療部位を夫々適切な強度でマッサージす
ることができるマッサージ機を得ることにある。 【解決手段】駆動装置30と操作部20とを備える。駆
動装置30は、椅子本体2に設けられた複数の空気袋1
1〜15,16R,16Lに夫々空気を給排気する。操
作部20は、駆動装置30に複数の空気袋11〜15,
16R,16L内の圧力を夫々個別に指示可能な強度設
定ボタン22を備えている。駆動装置30に、操作部2
0の強度設定ボタン22からの指示に基づいて、複数の
空気袋11〜15,16R,16L内の圧力を夫々個別
に制御する制御部34を設ける。この制御部34によ
り、複数の空気袋11〜15,16R,16L内の圧
力、すなわちマッサージ強度を個別に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子式、マット
式、或いはベッド式等のマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機としては、マッサージ機本
体としての椅子本体に、使用者の肩部、背中部、腰部、
腿部等の各被施療部位に夫々対応させて複数の空気袋を
設けた椅子式マッサージ機が知られている。このマッサ
ージ機は、空気を給排気する駆動装置により空気袋を膨
縮させることで、使用者の被施療部位を圧迫・弛緩して
マッサージを行う。
【0003】駆動装置には空気袋の給排気を制御する制
御部が設けられている。この制御部と接続する操作部に
は種々の設定ボタンが設けられ、その中にはマッサージ
の強さを変更する強設定ボタンと弱設定ボタンとが含ま
れている。
【0004】このマッサージ機では、強設定ボタン或い
は弱設定ボタンを押すことで、各被施療部位のマッサー
ジ強度が一括して設定される。つまり、強設定ボタン或
いは弱設定ボタンを押すことで、この信号が駆動装置に
設けられた制御部に伝達され、この制御部により複数の
空気袋に供給される空気圧が一括して制御される。これ
により、各被施療部位のマッサージ強度が全て強設定或
いは全て弱設定に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマッサ
ージ機では、各被施療部位のマッサージ強度が全て強設
定或いは弱設定のいずれか一方に設定されてしまうた
め、ある部位でのマッサージ強度は適切であっても、他
の部位ではマッサージが強すぎたり、弱すぎたりするこ
とがあり不便があった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、各被施
療部位を夫々適切な強度でマッサージすることができる
マッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のマッサージ機は、マッサージ機本体の複数
個所に設けられた空気袋によるマッサージ強さを変更さ
せる強度設定用操作子を備え、前記複数の空気袋に夫々
空気を給排気する駆動装置に、強度設定用操作子からの
指示に基づいて、複数の空気袋内の圧力を夫々個別に制
御する制御部を設けている。
【0008】この発明によれば、操作部での指示によっ
て、複数の空気袋内の圧力、すなわち各被施療部位のマ
ッサージ強度を個別に制御することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明の第1の実施形態を説明する。
【0010】本実施形態に係るマッサージ機1aは、例
えば椅子式のマッサージ機であり、マッサージ機本体と
しての椅子本体2、複数の施療用空気袋11,12,1
3,14,15,16R,16L、操作部20、駆動装
置30等を備えている。
【0011】椅子本体2は、図1に示したように、背も
たれ部3、座部4、肘掛部5R,5L、オットマン6等
を備えている。背もたれ部3は座部4の後側に斜め後ろ
向きに配置されている。この背もたれ部3はその傾き角
度を図示しないリクライニング機構により調整できるよ
うに設けられている。なお、背もたれ部3は動かないよ
うに固定されていてもよい。背もたれ部3及び座部4は
夫々、その表面を覆う図示しない背もたれ部カバー及び
座部カバーを有している。このカバーは夫々柔軟性を有
する布や合成レザーなどで形成されている。
【0012】肘掛部5R,5Lは座部4の幅方向両側に
設けられており、椅子本体2の脚としての機能を兼ね備
えている。一方の肘掛部、例えば肘掛部5Rには操作部
20(図2参照)が設けられており、この操作部20で
の入力操作により、駆動装置30のマイクロコンピュー
タからなる制御部34(図3参照)に各種動作が指示さ
れる。操作部20及び駆動装置30については後述す
る。
【0013】オットマン6は座部4の前側に回動自在に
取付けられており、座部4に対して下方向に略垂直に立
てた姿勢と、座部4の前方に延びるように横向きにした
姿勢との間の任意の位置に配置できる。
【0014】空気袋は、例えば、背もたれ部3、座部
4、及びオットマン6に内蔵されている。背もたれ部3
には、一対の肩部用空気袋11、背中部用空気袋12、
一対の腰部用空気袋13が内蔵されている。一対の肩部
用空気袋11は背もたれ部3に寄りかかった使用者(着
座者)の両肩部に夫々個別に対応する位置に取付けられ
ている。同様に、背中部用空気袋12は着座者の背中部
に個別に対応する位置に取付けられており、一対の腰部
用空気袋13は着座者の両腰部に夫々対応する位置に取
付けられている。
【0015】また、座部4には、尻部用空気袋14が着
座者の尻部に個別に対応する位置に取付けられていると
ともに、腿部用空気袋15が着座者の腿部に対応する位
置に取付けられている。オットマン6には、一対の右脚
部用空気袋16Rが着座者の右脚部に個別に対応して左
右から挟み込む位置に取付けられているとともに、一対
の左脚部用空気袋16Lが着座者の左脚部に個別に対応
して左右から挟み込む位置に取付けられている。
【0016】操作部20は、図2に示したように、電源
ボタン21、強度設定ボタン22、複数のコースボタン
23を備えている。電源ボタン21は、駆動装置30の
駆動・停止を駆動装置30の制御部34(図3参照)に
指示するものである。
【0017】強度設定ボタン22は、各被施療部位のマ
ッサージの強さ、すなわち、各空気袋11〜15,16
R,16L内の圧力を制御部34に指示するものであ
る。このマッサージ機1aでは、強度設定ボタン22
は、強設定ボタン22aと弱設定ボタン22bとからな
り、マッサージ強度を強設定と弱設定の2段階から選択
できる。なお、マッサージ強度は2段階以上に設定して
もよい。
【0018】コースボタン23は、例えば、肩部、背中
部、腰部、尻部、腿部、脚部をこの順序でマッサージす
る全身マッサージコース、肩部、背中部、腰部をこの順
序でマッサージする上半身コース、尻部、腿部、脚部を
順序でマッサージする下半身マッサージコース、脚部の
みをマッサージする脚部マッサージコース等の設定され
た各種自動コースのうちから所望のコースを設定して制
御部34に指示するものである。
【0019】この実施形態では、上記マッサージコース
に夫々対応させて、コース1ボタン23a、コース2ボ
タン23b、コース3ボタン23c、コース4ボタン2
3dとからなるコースボタン23が操作部20に設けら
れている。なお、自動コースはこれに限定されるもので
はない。
【0020】駆動装置30は、図3に示したように、エ
アーコンプレッサ31、圧力調整弁32、空気分配器3
3、制御部34等を備えている。
【0021】圧縮空気を生成するエアーコンプレッサ3
1には、例えば電磁駆動されるダイアフラム式のものが
採用されている。このエアーコンプレッサ31の運転は
制御部34により制御される。また、エアーコンプレッ
サ31の吐出し口には、このエアーコンプレッサ31か
ら吐出される空気の圧力を調整するための圧力調整弁3
2が設けられている。圧力調整弁32の開度は、操作部
20の強度設定ボタン22に入力される指示及び給気を
必要としている空気袋の大きさ等によって決定されるも
のであり、制御部34により制御される。エアーコンプ
レッサ31は給気管を介して空気分配器33と接続して
いる。
【0022】空気分配器33は、例えばロータリー式の
ものが採用されており、エアーコンプレッサ31と連通
する給気口と、各空気袋11〜15,16R,16Lに
個別に対応する複数の分配口と、排気口とを有してい
る。この空気分配器33は、モータ駆動により回転され
る分配弁の位置により、給気を必要としている空気袋1
1〜15,16R,16Lのうちのいずれか一つに対応
する位置の分配口を給気口に選択的に連通させると同時
に、他の分配口を排気口に連通させるようになってい
る。この空気分配器33のモータの運転は、設定された
上記4つのコースに従って制御部34で制御される。
【0023】空気分配器33の各分配口には、夫々対応
する空気袋11〜15,16R,16Lが夫々送気管を
介して個別に接続されている。この接続において、一対
の肩部用空気袋11は同時に給排気が行なわれるように
接続されている。同様に、一対の腰部用空気袋13は同
時に給排気が行なわれるように接続されており、一対の
右脚部用空気袋16Rと一対の左脚部用空気袋16Lと
は同時に給排気が行なわれるように接続されている。
【0024】制御部34は、椅子本体2に設けられた操
作部20と、この駆動装置30に設けられたエアーコン
プレッサ31、圧力調整弁32及び空気分配器33と夫
々接続されている。制御部34は操作部20の電源ボタ
ン21からの指示に基づいて、駆動装置30を駆動或い
は停止させる。また、制御部34は各種マッサージコー
スの実行手順を記憶した記憶部(図示せず)を有してお
り、操作部20のコースボタン23からの指示に基づい
て、駆動装置30の駆動を制御する。
【0025】さらに、この制御部34は、操作部20の
強度設定ボタン22からの指示に基づいて、各空気袋1
1〜15,16R,16L内の圧力を夫々個別に制御す
ることが可能である。操作部20の強度設定ボタン22
から入力された各被施療部位のマッサージの強弱(各空
気袋11〜15,16R,16L内の圧力の高低)指示
は記憶部で記憶される。この駆動装置30は、ユニット
化されていて、その送気管を除いた部分が椅子本体2の
座部4の下側に配置されている。
【0026】前記構成のマッサージ機1aでは、以下の
ようにしてマッサージを行う。背もたれ部3と座部4と
のなす角度、及び座部4とオットマン6とのなす角度を
任意に調整する。使用者は背もたれ部3に寄りかかった
姿勢で椅子本体2に座り、操作部20の電源ボタン21
を押して駆動装置30を駆動させる。続けて好みのコー
スボタン23を押すと、選択されたマッサージコースが
順序通り且つ自動的に実行される。
【0027】各マッサージコースはいずれも、最初に各
被施療部位のマッサージ強度設定をするための試し運転
が実行される。ここでは、例えば、全身を肩部、背中
部、腰部、尻部、腿部、脚部の順序でマッサージする、
すなわち各空気袋11〜15,16R,16Lを夫々こ
の順序で膨縮させるコース1(全身マッサージコース)
を選択した場合について説明する。
【0028】コース1ボタン23aを押すと、空気分配
器33の給気口が肩部用空気袋11の分配口と連通し
て、肩部用空気袋11の膨縮が繰り返される。着座者は
空気袋11の膨張に伴う肩部の圧迫が強いと感じれば操
作部20の弱設定ボタン22bを、圧迫が弱いと感じれ
ば操作部20の強設定ボタン22aを夫々押して、肩部
のマッサージ強度を所望の強度に設定する。なお、空気
袋11の膨張に伴う肩部の圧迫が丁度良ければそのまま
操作部20を操作しない。強度設定ボタン22操作後
(強度設定していない場合はコース1ボタン23aの操
作後)所定時間が過ぎると、その状態での強度が肩部の
マッサージ強度として設定され、制御部34の記憶部で
記憶される。
【0029】肩部に対応するマッサージ強度が記憶され
ると、空気分配口は給気口を自動的に次の背中部用空気
袋12の分配口に連通する。着座者は、同様にして、背
中部のマッサージ強度を所望の強度に設定し、その強度
を記憶部に記憶させる。
【0030】同様にして、腰部、尻部、腿部、及び脚部
のマッサージ強度を所望の強度に設定し、その強度を記
憶部に記憶させる。
【0031】前記試し運転による全部位のマッサージ強
度の設定が終わると、駆動装置30は夫々設定した強度
に応じた圧力で、肩部、背中部、腰部、尻部、腿部、脚
部用の順に各空気袋11〜15,16R,16Lを所定
回数ずつ膨張・伸縮させる。これにより、マッサージが
着座者に施される。
【0032】つまり、駆動装置30から空気袋への給気
が行なわれ、その空気袋が膨張すると、この膨張した空
気袋に対応する着座者の被施療部位が圧迫される。その
後、空気分配器33の空気分配の切換えが行なわれと、
次の空気袋への給気がなされると同時に、それまで膨張
していた空気袋の分配口が排気口に連通される。そのた
め、空気袋内の空気が排出されるに伴い、前記圧迫され
た被施療部位が弛緩される。このマッサージ機1aで
は、この圧迫・弛緩により被施療部位をマッサージす
る。
【0033】なお、脚部のマッサージ終了後は、再び肩
部に戻ってマッサージが繰り返される。マッサージを終
了させたい場合は、操作部20の電源ボタン21を押し
て駆動装置30の駆動を停止する。なお、マッサージ終
了に伴って前記設定されたマッサージ強さはリセットさ
れ、初期設定に戻される。
【0034】上述のように、このマッサージ機1aで
は、駆動装置30に備えられた制御部34により、複数
の空気袋11〜15,16R,16L内の圧力、すなわ
ち各被施療部位のマッサージ強度を個別に制御すること
ができる。したがって、このマッサージ機1aによれ
ば、各被施療部位を夫々適切な強度で過不足なくマッサ
ージすることができる。
【0035】また、空気袋の内蔵場所及び内蔵個数はこ
の実施形態に限定されるものではなく、例えば、オット
マン6及び脚部用空気袋16R,16Lは無くとも良
い。
【0036】以下、図4〜図6を参照して本発明の第2
の実施形態を説明する。
【0037】本実施形態に係るマッサージ機1bは、第
1の実施形態同様、例えば椅子式のマッサージ機であ
り、マッサージ機本体としての椅子本体2、マッサージ
ユニット42及びユニット移動機構50を有するマッサ
ージ体40、操作部20、駆動装置60等を備えてい
る。
【0038】椅子本体2は、図4に示したように、背も
たれ部3、座部4、肘掛部5R,5L、オットマン6等
を備えている。背もたれ部3の内部にはマッサージ体4
0が設けられており、その表面はカバーで覆われる。な
お、オットマン6は無くとも良い。
【0039】マッサージ体40は、図4に示したよう
に、左右一対のマッサージユニット42を有するユニッ
トベース41と、このユニットベース41を椅子本体2
(背もたれ部3)の長手方向に沿って移動させるユニッ
ト移動機構50と、ユニットベース41の位置を検出す
る位置検出センサ59とを備えている。なお、第1実施
形態で備えられていた施療用空気袋は全て省略されてい
る。
【0040】ユニットベース41の両端部には、後述す
る一対のガイドレール51を貫通する貫通孔が形成され
た一対の端部側ガイド部41aが設けられているととも
に、ユニットベース41の後部には、後述する送りねじ
軸58と螺合するねじ受け部が形成された後部側ガイド
部41bとが設けられている。ユニットベース41の前
面には、一対のマッサージユニット42が背もたれ部3
の幅方向中央部を境に線対称に配置されている。これら
は同一構造であるので、その内の一方のマッサージユニ
ット42について代表して説明する。
【0041】マッサージユニット42は、ユニットベー
ス41上に固定されたヒンジ43と、ヒンジ軸(図示せ
ず)を介してヒンジ43に回動可能に支持された回動板
45と、この回動板45を回動させる動作手段、例えば
ユニットベース41上に支持された動作用空気袋47
と、回動板45に設けられた施療子としての施療用押圧
体46とを備えている。
【0042】ヒンジ43は、金属板等からコ字状に形成
され、その互いに平行な側壁に相対向して開けられた軸
通孔(図示せず)には、両側壁にわたるヒンジ軸が貫通
して取付けられている。ヒンジ軸はその両端部に取付け
られる止め輪(図示せず)によって外れ止めされている
とともに、ヒンジ軸の一端部は一方の止め輪から比較的
長く突出されている。
【0043】ヒンジ43の両側壁を繋ぐ連結壁には、そ
の一端縁に突出して、ねじ通孔を有する固定片43aが
一体に形成されている。ヒンジ43は固定片43a側を
中央部側に向けて配置され、ねじ通孔の前方から挿通し
てユニットベース41に螺合して締付けられるねじ44
を介してユニットベース41に固定されている。
【0044】回動板45は硬質樹脂、例えばABS樹脂
等からなり、その一端部を肉厚とし、この肉厚部に縦方
向に貫通する図示しない軸通孔を有している。この軸通
孔にはヒンジ軸が挿通されている。したがって、回動板
45はヒンジ軸を中心として背もたれ部3の前後方向に
回動可能に設けられている。なお、回動板45は後方、
すなわちユニットベース41と略平行な姿勢になる方向
にねじりばね等の付勢手段(図示せず)で付勢されてい
る。
【0045】この回動板45のヒンジ軸側とは反対側の
表面には、施療用押圧体46が前方に突出して取付けら
れている。施療用押圧体46は半硬質のゴム等で形成さ
れている。
【0046】動作用空気袋47は、駆動装置60(図6
参照)により膨張・伸縮される。駆動装置60について
は後で詳しく説明する。この動作用空気袋47としては
回動板45よりも大きいものが選択されている。動作用
空気袋47はヒンジ43とユニットベース41との間に
一端部を挟着されてユニットベース41上に支持され
る。この挟着は前記ねじ44の共締めにより行なわれ
る。動作用空気袋47が膨張することにより、回動板4
5が前方に押出されてヒンジ軸を中心として前方に回動
されるようになっている。
【0047】前記構成のマッサージユニット42は、動
作用空気袋47の膨張に伴い前方に倒れるように回動す
る回動板45を介して施療用押圧体46が人体の被施療
部位を圧迫する。また動作袋の伸縮に伴い回動板45は
後側に付勢されるため、前記被施療部位は弛緩する。こ
の圧迫・弛緩により被施療部位をマッサージする。
【0048】ユニット移動機構50は、図5等に示した
ように、一対のガイドレール51と、これら一対のガイ
ドレール51の上下端部に跨って固定された上部固定板
52及び下部固定板53と、下部固定板53に固定され
た正逆回転可能なモータ54と、このモータ54の出力
軸に固定された駆動プーリ55と、このプーリから離間
して下部固定板53に固定された従動プーリ56と、こ
れらプーリ55,56に巻きかけられた伝動ベルト57
と、従動プーリ56に固定された送りねじ軸58とを備
えている。
【0049】ガイドレール51は、ユニットベース41
の両端部に設けられた端部側ガイド部41aの貫通孔を
貫通している。下部固定板53には、これを基準とする
ユニットベース41の相対距離を知るための位置検出セ
ンサ59が設けられている。このセンサ59は従動プー
リ56の回転を検出する。送りねじ軸58は、ユニット
ベース41の後部に設けられた後部側ガイド部41bに
形成されたねじ受け部に螺合した状態で貫通している。
【0050】したがって、モータ54が駆動されると、
駆動プーリ55、伝動ベルト57、従動プーリ56を経
由して送りねじ軸58が所定の方向に回転し、この回転
によりユニットベース41はガイドレール51に案内さ
れつつ移動する。
【0051】操作部20は、第1の実施形態と同様(図
2参照)、電源ボタン21、強度設定ボタン22、複数
のコースボタン23を備えている。電源ボタン21は、
駆動装置60の駆動・停止を駆動装置60の制御部61
(図6参照)に指示するものである。
【0052】強度設定ボタン22は、マッサージの強
弱、すなわち、動作用空気袋47内の圧力の高低を制御
部61に指示するものである。このマッサージ機1bで
は、強度設定ボタン22は、強設定ボタン22aと弱設
定ボタン22bとからなり、マッサージ強度を強設定と
弱設定の2段階から選択できる。なお、マッサージ強度
は2段階以上に設定してもよい。
【0053】コースボタン23は、設定された各種自動
コースのうちから所望のコースを設定して制御部61に
指示するものである。このマッサージ機1bでは、図5
に示したように、送りねじ軸58の長手方向に複数個
所、この実施形態では、着座者の被施療部位、例えば、
首筋部、肩部、背中上方部、背中下方部、腰部に夫々対
応する5個所のマッサージポイントA,B,C,D,E
(図6参照)が設定されている。また、各種自動コース
としては、例えば、首筋部、肩部、背中上方部、背中下
方部、腰部を夫々この順序でマッサージするコース、首
筋部、肩部、背中上方部を夫々この順序でマッサージす
るコース、背中下方部、腰部を夫々この順序でマッサー
ジするコース、肩部、背中上方部、腰部を夫々この順序
マッサージするコース等が設定されている。
【0054】この実施形態では、上記マッサージコース
に夫々対応させて、コース1ボタン23a、コース2ボ
タン23b、コース3ボタン23c、コース4ボタン2
3dとからなるコースボタン23が操作部20に設けら
れている。なお、自動コースはこれに限定されるもので
はない。
【0055】駆動装置60は、エアーコンプレッサ3
1、圧力調整弁32、制御部61等を備えている。エア
ーコンプレッサ31の吐出し口は給気管を介して直接動
作用空気袋47と連通している。なお、エアーコンプレ
ッサ31及び圧力調整弁32の構成は第1の実施形態と
同様であるため、重複する説明は省略する。
【0056】制御部61は、椅子本体2に設けられた操
作部20と、この駆動装置60に設けられたエアーコン
プレッサ31及び圧力調整弁32と夫々接続している。
また、この制御部61は、マッサージ体40に設けられ
た位置検出センサ59を介してユニット移動機構50と
接続している。
【0057】制御部61は操作部20の電源ボタン21
からの指示に基づいて、駆動装置60のエアーコンプレ
ッサ31、圧力調整弁32、及びユニット移動機構50
のモータ54を駆動或いは停止させる。また、制御部6
1は各種マッサージコースの実行手順を記憶した記憶部
(図示せず)を有しており、操作部20のコースボタン
23からの指示に基づいて、駆動装置60及びユニット
移動機構50の駆動を制御する。
【0058】さらに、この制御部61は、操作部20の
強度設定ボタン22からの指示に基づいて、各マッサー
ジポイントA〜Eでのマッサージの強弱(動作用空気袋
47内の圧力の高低)を夫々個別に制御することが可能
である。操作部20の強度設定ボタン22から入力され
たマッサージポイントA〜Eでのマッサージの強弱指示
は記憶部で記憶される。この駆動装置60は、ユニット
化されていて、その送気管を除いた部分が椅子本体2の
座部4の下側に配置されている。
【0059】前記構成のマッサージ機1bでは、以下の
ようにしてマッサージが行なわれる。背モータ54れ部
3と座部4とのなす角度、及び座部4とオットマン6と
のなす角度を任意に調整する。使用者は背モータ54れ
部3に寄りかかった姿勢で椅子本体2に座り、操作部2
0の電源ボタン21を押して、駆動装置60及びユニッ
ト移動機構50のモータ54を駆動させる。続けて好み
のコースボタン23を押すと、選択されたマッサージコ
ースが順序通り且つ自動的に実行される。
【0060】各マッサージコースはいずれも、最初に各
被施療部位のマッサージ強度設定をするための試し運転
が実行される。ここでは、例えば、首筋部、肩部、背中
上方部、背中下方部、腰部を夫々この順序でマッサージ
する、すなわちマッサージポイントA〜Eを夫々膨縮さ
せるコース1を選択した場合について説明する。
【0061】コース1ボタン23aを押すと、モータ5
4が駆動し、ユニットベース41がガイドレール51に
案内されつつ上昇する。このとき、動作用空気袋47は
収縮状態に保持されている。ユニットベース41がポイ
ントAまで上昇すると位置検出センサ59で検知され
て、制御部61に伝達され、モータ54の駆動が停止す
る。
【0062】ポイントAにおいて、エアーコンプレッサ
31から動作用空気袋47に空気が供給され、動作用空
気袋47が繰り返し膨張する。着座者は動作用空気袋4
7の膨張に伴う施療用押圧体46の首筋部への押付け圧
力が強いと感じれば操作部20の弱設定ボタン22b
を、押付け圧力が弱いと感じれば強設定ボタン22aを
押して、首筋部のマッサージ強度を所望の強度に設定す
る。なお、動作用空気袋47の膨張に伴う施療用押圧体
46の首筋部への押付け圧力が丁度良ければそのまま操
作部20を操作しない。強度設定ボタン22操作後(強
度設定していない場合はコース1ボタン23aの操作
後)所定時間が過ぎると、その状態での強度が首筋部の
マッサージ強度として設定され、制御部61の記憶部で
記憶される。
【0063】ポイントA(首筋部)に対応するマッサー
ジ強度が記憶されると、モータ54が駆動し、ユニット
ベース41がガイドレール51に案内されつつ下降す
る。ユニットベース41がポイントBまで下降すると位
置検出センサ59で検知されて、制御部61に伝達さ
れ、モータ54の駆動が停止する。
【0064】ポイントBにおいて、エアーコンプレッサ
31から動作用空気袋47に空気が供給され、動作用空
気袋47が繰り返し膨張する。着座者は、同様にして、
肩部の動作用空気袋47の膨張に伴う施療用押圧体46
の肩部への押付け圧力、すなわちマッサージ強度を所望
の強度に設定し、その強度を記憶部に記憶させる。同様
にして、ポイントC(背中上方部)、ポイントD(背中
下方部)、ポイントE(腰部)のマッサージ強度を所望
の強度に設定し、その強度を記憶部に記憶させる。
【0065】全部位のマッサージ強度の設定が終わる
と、ユニットベース41再びポイントAまで上昇し、ポ
イントAにおいて設定した強度に応じた圧力で動作用空
気袋47を膨張・収縮させる。これにより、施療用押圧
体46で首筋部を圧迫・弛緩して首筋部をマッサージす
る。次に、ユニットベース41はポイントBまで下降
し、ポイントBにおいて設定した強度に応じた圧力で動
作用空気袋47を膨張・収縮させる。これにより、施療
用押圧体46で肩部を圧迫・弛緩して肩部をマッサージ
する。同様にして、ポイントC、ポイントD、ポイント
Eにおいて、夫々設定した強度に応じた圧力で動作用空
気袋47を膨張・収縮させる。これにより、施療用押圧
体46で背中上方部、背中下方部、腰部を夫々圧迫・弛
緩して夫々各被施療部位をマッサージする。
【0066】なお、ポイントE(腰部)のマッサージ終
了後は、再びポイントA(首筋部)に戻ってマッサージ
を繰り返す。マッサージを終了させたい場合は、操作部
20の電源ボタン21を押して駆動装置60及びのモー
タ54の駆動を停止する。なお、マッサージ終了に伴っ
て前記設定されたマッサージ強さはリセットされ、初期
設定に戻される。
【0067】上述のように、このマッサージ機1bで
は、駆動装置60に備えられた制御部61により、動作
用空気袋47による施療用押圧体46の各被施療部位へ
の押付け圧力、すなわち各被施療部位のマッサージ強度
を個別に制御することができる。したがって、このマッ
サージ機1bによれば、各被施療部位を夫々適切な強度
で過不足なくマッサージすることができる。
【0068】なお、上記実施形態では、マッサージ強度
の設定をマッサージコースの最初に一括して行うものと
したが、マッサージ強度の設定方法はこれに限定される
ものではない。例えば、操作部20に、各施療部部位に
夫々対応する複数の強度設定ボタン22を設けること
で、マッサージ動作中に各被施療部位のマッサージ強度
の夫々個別に設定できるようにしてもよい。また、操作
部はリモートコントローラであってもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、各被施療部位を夫々適
切な強度でマッサージすることができるマッサージ機が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマッサージ機を示
す斜視図。
【図2】図1のマッサージ機が備える操作部を示す正面
図。
【図3】図1のマッサージ機の給排気の制御系統を示す
ブロック図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機を
一部切り欠いて示す斜視図。
【図5】図4のマッサージ機が備えるマッサージ体を示
す斜視図。
【図6】図4のマッサージ機が備えるマッサージ体を示
す側面図
【図7】図4のマッサージ機の給排気及びユニット移動
機構の制御系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1a,1b…マッサージ機 2…マッサージ機本体(椅子本体) 11,12,13,14,15,16R,16L…空気
袋 20…操作部 22…強度設定用操作子(強度設定ボタン) 30,60…駆動装置 34,61…制御部 42…マッサージユニット 46…施療子(施療用押圧体) 47…動作手段(動作用空気袋) 50…ユニット移動機構 A,B,C,D,E…マッサージポイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個所に空気袋を有するマッサージ機本
    体と、前記複数の空気袋に夫々空気を給排気する駆動装
    置と、この駆動装置に前記複数の空気袋内の圧力を夫々
    個別に指示可能な強度設定用操作子が設けられた操作部
    と、を具備したマッサージ機であって、 前記駆動装置に、前記操作子からの指示に基づいて、前
    記複数の空気袋内の圧力を夫々個別に制御する制御部が
    設けられているマッサージ機。
  2. 【請求項2】マッサージ機本体と、 施療子及びこの施療子を前記マッサージ機本体の厚み方
    向に移動させて前記施療子を人体に押付ける動作手段を
    備えて、前記マッサージ機本体にこのマッサージ機本体
    に移動可能に設けられたマッサージユニットと、 前記マッサージユニットを設定された複数のマッサージ
    ポイントで固定させながら移動させるユニット移動機構
    と、 前記動作手段を駆動させる駆動装置と、 この駆動装置に前記動作手段による前記施療子の人体へ
    の押付け圧力を前記複数のマッサージポイントに対応さ
    せて夫々個別に指示可能な強度設定用操作子が設けられ
    た操作部と、を具備したマッサージ機であって、 前記駆動装置に、前記操作子からの指示に基づいて、前
    記動作手段による前記施療子の人体への押付け圧力を、
    前記マッサージポイントに対応させて夫々個別に制御す
    る制御部が設けられているマッサージ機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101030614B1 (ko) 2007-06-26 2011-04-20 파나소닉 전공 주식회사 마사지기
KR101275578B1 (ko) * 2011-08-18 2013-06-17 엘지전자 주식회사 다리 마사지기

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KR101030614B1 (ko) 2007-06-26 2011-04-20 파나소닉 전공 주식회사 마사지기
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