JP4015461B2 - マッサージ機用リモートコントローラ及びマッサージ機 - Google Patents

マッサージ機用リモートコントローラ及びマッサージ機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マッサージ情報を入力するリモートコントローラ及びこのリモートコントローラを備えたマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
マッサージ機としては、マッサージ機本体としての椅子本体に、人体の施療部位、例えば肩部、背中部、腰部、腿部等を施療する施療子を備えた椅子式マッサージ機が知られている。このマッサージ機には、施療子を駆動させる駆動装置、駆動装置を制御する制御部、制御部にマッサージ情報を有線または無線で入力するリモートコントローラ等が備えられている。
【0003】
マッサージ機用リモートコントローラには、人体の各施療部位を指定する複数の操作子が設けられており、各操作子の近傍には夫々指定する施療部位が文字や絵で表示されている。使用者は各操作子の近傍に表示された文字や絵を見て操作子を識別、操作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のマッサージ機用リモートコントローラは、操作子を視覚により識別して操作するものであるため、視覚障害者や視力の弱い人には操作が困難となり易い。
【0005】
また、従来のリモートコントローラは、施療部位を変更する場合にリラクゼーションを妨げることがある。すなわち、椅子本体に着座している使用者(着座者)は目を閉じ、腕の力を抜いた状態でリラックスしていることが多いが、リモートコントローラを操作するときは、その視認のために、リモートコントローラを持った腕を目の高さまで持ち上げるか、身体を起こす等しなくてはならない。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、触覚で識別して操作できるマッサージ機用リモートコントローラ及びこれを用いたマッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明のマッサージ機用リモートコントローラは、人体頭部に相当する突出部をコントローラ本体の長手方向一端の幅方向中央部に長手方向に沿って設けるとともに、前記コントローラ本体の長手方向他端側部分の幅方向中央部に前記長手方向に延びる切込みまたは溝が形成されており、この切込みまたは溝の両側部分が人体両足に相当する部分となり、複数の操作子を、前記突出部を上側の基準とし、前記切込みまたは溝を下側の基準として、コントローラ本体の前面に人体の施療部位の配置と対応する順序で長手方向に並べて配置している。
【0008】
この発明によれば、コントローラ本体において人体頭部に相当して設けた突出部を触って認識し、さらに人体両足に相当する部分を指定する切込みまたは溝を触って認識し、この突出部を上側の基準とし、前記切込みまたは溝を下側の基準とすることで、複数の操作子の中から目的の操作子を触覚で探し出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0012】
本実施形態に係るマッサージ機1は、例えば椅子式のエアーマッサージ機であり、マッサージ機本体としての椅子本体2、施療子としての複数の施療用空気袋11,12,13,14,15,16L,16R、駆動装置20、制御部29、リモートコントローラ7等を備えている。
【0013】
椅子本体2は、図1に示したように、背もたれ部3、座部4、肘掛部5L,5R、オットマン6等を備えている。背もたれ部3は座部4の後側に斜め後ろ向きに配置されている。この背もたれ部3はその傾き角度を図示しないリクライニング機構により調整できるように設けられている。なお、背もたれ部3は動かないように固定されていてもよい。背もたれ部3及び座部4は夫々、その表面を覆う図示しない背もたれ部カバー及び座部カバーを有している。これらのカバーは夫々柔軟性を有する布や合成レザーなどで形成されている。
【0014】
肘掛部5L,5Rは座部4の幅方向両側に設けられており、椅子本体2の脚としての機能を兼ね備えている。一方の肘掛部、例えば肘掛部5Rには、各種マッサージ情報を制御部29に有線または無線で入力するリモートコントローラ7(図3〜図5参照)がその前面を上方に向けて取外し可能に設置されている。
【0015】
オットマン6は座部4の前側に回動自在に取付けられており、座部4に対して下方向に略垂直に立てた姿勢と、座部4の前方に延びるように横向きにした姿勢との間の任意の位置に配置できる。
【0016】
施療用空気袋11〜15,16L,16Rは、例えば、背もたれ部3、座部4、及びオットマン6に取付けられている。背もたれ部3には、一対の肩部用空気袋11、背中部用空気袋12、一対の腰部用空気袋13が内蔵されている。一対の肩部用空気袋11は、座部4に腰掛けて背もたれ部3に寄りかかった使用者(着座者70、図4参照)の両肩部に夫々個別に対応する位置に取付けられている。同様に、背中部用空気袋12は着座者70の背中部に対応する位置に取付けられており、一対の腰部用空気袋13は着座者70の両腰部に夫々対応する位置に取付けられている。
【0017】
座部4には、尻部用空気袋14が着座者70の尻部に対応する位置に取付けられているとともに、腿部用空気袋15が着座者70の腿部に対応する位置に取付けられている。オットマン6には、一対の右脚部用空気袋16Rが着座者70の右脚部を左右から挟み込む位置に取付けられているとともに、一対の左脚部用空気袋16Lが着座者70の左脚部を左右から挟み込む位置に取付けられている。
【0018】
一対の肩部用空気袋11、背中部用空気袋12、腰部用空気袋13は、夫々椅子本体2に組込まれた図示しない移動装置に支持されており、着座者70の体型や好みにより所定の範囲内でこれら空気袋11,12,13の位置が調整できる。この実施形態では、一対の肩部用空気袋11はその高さ位置及び空気袋の間隔を調整でき、背中部用空気袋12及び腰部用空気袋13はその高さ位置を調整できる。
【0019】
施療用空気袋11〜15,16L,16Rを駆動させる駆動装置20は、図2に示したように、エアーコンプレッサ21、空気分配器22、複数の圧力調整弁23〜28等を備えている。
【0020】
圧縮空気を生成するエアーコンプレッサ21には、例えば電磁駆動されるダイアフラム式のものが採用されている。このエアーコンプレッサ21は、制御部29と接続しており、制御部29により運転制御される。エアーコンプレッサ21の吐出し口は給気管を介して空気分配器22と連通している。
【0021】
空気分配器22は、例えばロータリー式のものが採用されており、エアーコンプレッサ21と連通する給気口と、各空気袋11〜15,16L,16Rに個別に対応する複数の分配口と、排気口とを有している。この空気分配器22は、モータ駆動により回転される分配弁の位置により、給気を必要としている空気袋11〜15,16L,16Rのうちのいずれか一つに対応する位置の分配口を給気口に選択的に連通させると同時に、他の分配口を排気口に連通させるようになっている。この空気分配器22は、制御部29と接続しており、制御部29により給排気動作を制御される。
【0022】
空気分配器22の各分配口には、夫々対応する空気袋11〜15,16L,16Rが夫々送気管を介して個別に連通されている。この接続において、一対の肩部用空気袋11は同時に給排気が行なわれるように接続されている。同様に、一対の腰部用空気袋13は同時に給排気が行なわれるように接続されており、一対の右脚部用空気袋16Rと一対の左脚部用空気袋16Lとは同時に給排気が行なわれるように接続されている。
【0023】
空気分配器22の各分配口と各空気袋11〜15,16L,16Rとを連通する送気管には、空気分配口から吐出される空気の圧力を調整するための圧力調整弁23〜28が夫々設けられている。これら圧力調整弁23〜28は夫々制御部29と接続しており、この開度は制御部29により制御される。
【0024】
圧力調整弁23〜28の開閉及びその開度は、後述するリモートコントローラ7が有する強度設定ボタン41或いはパルス速度設定ボタン42からの入力及び給気を必要としている空気袋11〜15,16L,16Rの大きさ等によって決定される。
【0025】
つまり、制御部29は、マッサージ強度が弱く設定されるほど圧力調整弁23〜28の開度を大きくして空気袋11〜15,16L,16Rの内圧を下げ、また、マッサージ強度が強く設定されるほど圧力調整弁23〜28の開度を小さくして空気袋11〜15,16L,16Rの内圧を上げる。
【0026】
パルス運転は、所定の空気袋に給気し続けている状態で、この空気袋に対応する圧力調整弁を開閉することにより行なわれる。この場合、空気袋が膨らんだ状態で圧力調整弁を開く。この空気袋には着座者70の自重がかかっているため、圧力調整弁から空気が急激に排出される。そのため、空気分配器22から供給される空気よりも圧力調整弁から排出される空気の方が多くなり、空気袋内の空気の一部が圧力調整弁から排出されて空気袋は縮む。次に、圧力調整弁を閉じると、空気分配器22から供給される空気により空気袋は徐々に元の状態まで膨張し始める。パルス運転はこの繰り返しにより行なう。
【0027】
制御部29は、パルス速度が速く設定されるほど対応する圧力調整弁の開度を大きくして一定時間に排出される空気量を多くするとともに開閉速度を速くして空気袋の膨縮を速くする。また、パルス速度が遅く設定されるほど対応する圧力調整弁の開度を小さくして一定時間に排出される空気量を少なくするとともに開閉速度を遅くして空気袋の膨縮を遅くする。
【0028】
マイクロコンピュータからなる制御部29は、上述したように、エアーコンプレッサ21、空気分配器22、及び各圧力調整弁23〜28と夫々接続して設けられている。リモートコントローラ7が有線である場合はリモートコントローラ7とも接続している、制御部29は、リモートコントローラ7から入力されたマッサージ情報に従ってエアーコンプレッサ21、空気分配器22及び各圧力調整弁23〜28を夫々制御する。また、制御部29は各種マッサージコースの実行手順を記憶した記憶部(図示せず)を有している。
【0029】
図3〜図5に示したように、リモートコントローラ7は、後述のように人体形状を模したコントローラ本体30、電源ボタン31、コース/ポイント選択ボタン32、複数の空気袋操作ボタン34〜39、リクライニング設定ボタン40、強度設定ボタン41、パルス速度設定ボタン42、コース操作ボタン45等の操作ボタン、及び、強度インジケータ43、パルス速度インジケータ44、液晶パネル46等が備えられている。
【0030】
コントローラ本体30の前面には、電源ボタン31、コース/ポイント選択ボタン32、空気袋操作ボタン34〜39、リクライニング設定ボタン40、強度設定ボタン41、パルス速度設定ボタン42、強度インジケータ43、パルス速度インジケータ44等が設けられている。
【0031】
コントローラ本体30の前面の各操作ボタン31,32,34〜42は夫々、操作ボタンをコントローラ本体30の前面から突出させる或いはコントローラ本体30の前面に対して凹ませる、操作ボタン上に突起又は凹部を形成する、操作ボタン上にその機能を文字または絵で刻印する等して、コントローラ本体30と触覚で区別できるようにしている。
【0032】
この実施形態では、電源ボタン31、リクライニング設定ボタン40、強度設定ボタン41、パルス速度設定ボタン42は、コントローラ本体30の前面から突出させている。空気袋操作ボタン34〜39のうち、後述する肩部用操作ボタン34、背中部用操作ボタン35、及び腰部用操作ボタン36は操作ボタン上に突起を形成し、尻部用操作ボタン37、腿部用操作ボタン38、及び脚部用操作ボタン39は、コントローラ本体30の前面から突出させている。コース/ポイント選択ボタン32は、コントローラ本体30の前面に対して凹ませている。
【0033】
電源ボタン31は、駆動装置20の駆動・停止を制御部29に指示するものである。コース/ポイント選択ボタン32は、コースマッサージを行なうかポイントマッサージを行なうかを選択するためのボタンである。コース/ポイント選択ボタン32は、ポイント選択ボタン32aとコース選択ボタン32bとを備えており、ポイント選択ボタン32aを押すと空気袋操作ボタン34〜39の入力信号が制御部29に伝達されるようになり、コース選択ボタン32bを押すとコース操作ボタン45の入力信号が制御部29に伝達されるようになる。
【0034】
空気袋操作ボタン34〜39は、夫々動作させる空気袋を選択して制御部29に指示するものであり、各空気袋11〜15,16L,16Rに夫々対応して設けられている。図3及び図4中34は肩部用空気袋11と対応する肩部用操作ボタン、図3及び図4中35は背中部用空気袋12と対応する背中部用操作ボタン、図3及び図4中36は腰部用空気袋13と対応する腰部用操作ボタン、図3及び図4中37は尻部用空気袋14と対応する尻部用操作ボタン、図3及び図4中38は腿部用空気袋と対応する腿部用操作ボタン、図3及び図4中39は左脚部用空気袋16L及び右脚部用空気袋16Rと対応する脚部用操作ボタンである。
【0035】
肩部用操作ボタン34は、中央部に突起を有する楕円状に形成されており、中央部を押すと一対の肩部用空気袋11が動作する。この肩部用操作ボタン34は肩部用空気袋11の位置調節ボタンを兼ねており、その上部または下部を押すとこの入力に従って一対の肩部用空気袋11の高さが上下する。また、左部を押すと一対の空気袋の間隔が狭まり、右部を押すと一対の空気袋の間隔が広がる。
【0036】
背中部用操作ボタン35は、中央部に突起を有する縦長長円状に形成されており、中央部を押すと背中部用空気袋12が動作する。この背中部用操作ボタン35は背中部用空気袋12の位置調節ボタンを兼ねており、その上部または下部を押すとこの入力に従って背中部用空気袋12の高さが上下する。
【0037】
腰部用操作ボタン36は、中央部に突起を有する縦長長円状に形成されており、中央部を押すと一対の腰部用空気袋13が動作する。また、この腰部用操作ボタン36は、図3(A)及び(B)に示したように、背中部用操作ボタン35と区別するため長手方向中央部の両側が夫々略半円状に突出している。この腰部用操作ボタン36は腰部用空気袋13の位置調節ボタンを兼ねており、その上部または下部を押すとこの入力に従って腰部用空気袋13の高さが上下する。
【0038】
尻部用操作ボタン37は、人体の尻部を模して、8字を90度回転させた形状に形成されている。この尻部用操作ボタン37を押すと尻部用空気袋14が動作する。腿部用操作ボタン38は、横長長円状に形成されている。この腿部用操作ボタン38を押すと腿部用空気袋15が動作する。脚部用操作ボタン39は、人体の脚部を模した一対の縦長長円を中央部で繋いだ形状に形成されている。この脚部用操作ボタン39を押すと一対の右脚部用空気袋16R及び一対の左脚部用空気袋16Lが動作する。
【0039】
リクライニング設定ボタン40は、背もたれ部3を起き上がらせ方向にその傾き角度を調整する第1ボタン40aと、背もたれ部3を倒す方向にその傾き角度を調節する第2ボタン40bとが一体に形成されたものであり、コントローラ本体30の前面から突出して設けられている。この入力信号はリクライニング機構に伝達される。
【0040】
強度設定ボタン41は、マッサージ強度を調節するためのものである。この強度設定ボタン41には、強設定ボタン41a及び弱設定ボタン41bが備えられており、夫々コントローラ本体30の前面から突出して設けられている。マッサージ強度は強度インジケータ43に表示される。
【0041】
パルス速度設定ボタン42は、パルスを設定するとともに、その速度を調節するためのものである。このパルス速度設定ボタン42には、速設定ボタン42a及び遅設定ボタン42bが備えられており、夫々コントローラ本体30の前面から突出して設けられている。このリモートコントローラ7では、速設定ボタン42a又は遅設定ボタン42bを一回押すとパルス運転となり、その後、更に速設定ボタン42a又は遅設定ボタン42bを押すとパルス速度が変化する。パルス速度はパルス速度インジケータ44に表示される。
【0042】
電源ボタン31、コース/ポイント選択ボタン32、空気袋操作ボタン34〜39、リクライニング設定ボタン40、強度設定ボタン41、パルス速度設定ボタン42、強度インジケータ43、パルス速度インジケータ44の近傍には、夫々指定する部位、機能、方向等が文字や絵で示されている。
【0043】
コントローラ本体30の裏面には、コース操作ボタン45及び液晶パネル46等が設けられている。コース操作ボタン45は、全身マッサージコース、上半身マッサージコース、下半身マッサージコース、活動マッサージコース、及びゆったりマッサージコース等の設定された各種自動コースを選択して制御部29に指示するものである。各種自動コースでは、制御部29により空気分配器22のモータの運転が自動的に制御される。コース操作ボタン45を操作すると、自動コースの名称は液晶パネル46に表示されるため、着座者70は液晶パネル46を見ながら好みの自動コースを選択できる。
【0044】
このリモートコントローラ7では、マッサージ機1の操作を容易にするために、ポイントマッサージの選択に関係するものをコントローラ本体30の前面、コースマッサージの選択に関係するものをコントローラ本体30の裏面に設けている。
【0045】
リモートコントローラ7は、人体を模して形成することで、視覚だけでなく触覚でも空気袋操作ボタン34〜39の識別して操作できるように設計している。
【0046】
コントローラ本体30の前面の長手方向中央部には、前側に突出する凸部51が設けられている。この凸部51は人体尻部に相当する部分をコントローラ本体30の長手方向略中央部に指定している。この凸部51には尻部用操作ボタン37が設けられている。
【0047】
また、コントローラ本体30の長手方向一端の幅方向中央部には、長手方向に沿って外側に突出した突出部50が設けられている。この突出部50は人体頭部に相当する部分を指定している。この突出部50にはコース/ポイント選択ボタン32が設けられている。以下、凸部51を基準に突出部50側を本体上部30a、突出部50側とは反対側を本体下部30bと言う
コントローラ本体30の長手方向他端側部分、すなわち本体下部30bの幅方向中央部には、長手方向に延びる切込み52が形成されている。この切込み52の両側部分は人体両足に相当する部分を指定している。この本体下部30bには切込み52を跨いで腿部用操作ボタン38及び脚部用操作ボタン39が上側からこの順序で設けられている。
【0048】
また、本実施形態では、図3(B)等に示したように、本体上部30aから本体下部30bに向かって、コントローラ本体30の幅を狭くしていることで、幅の広い方、すなわち本体上部30aが上半身、幅の狭い方、すなわち本体下部30bが下半身に相当する部位であると指定している。
【0049】
このリモートコントローラ7は、尻部用操作ボタン37を凸部51上に形成し、人体上半身を模す本体上部30aに肩部用操作ボタン34、背中部用操作ボタン35、及び腰部用操作ボタン36を上側からこの順序で配置するとともに、人体下半身を模す本体下部30bに腿部用操作ボタン38及び脚部用操作ボタン39を上側からこの順序で配置している。
【0050】
本体上部30aの一側部に強度インジケータ43、他側部にパルス速度インジケータ44が設けられている。これらのインジケータ43,44は夫々人体胴体部と人体腕部との境界を指定しており、リモートコントローラ7触覚による識別を促している。すなわち、これらのインジケータ43,44があるのは本体上部30aであり、これらのインジケータ43,44に挟まれた領域には、上側から順に肩部用操作ボタン34、背中部用操作ボタン35、腰部用操作ボタン36がある。
【0051】
コントローラ本体30には、人体腕部を指定する位置に強度設定ボタン41及びパルス速度設定ボタン42を設けたので、強度設定ボタン41及びパルス速度設定ボタン42の位置が識別、記憶し易い。
【0052】
このリモートコントローラ7は、図4等に示したように、コントローラ本体30の前面側に凸となる第1の湾曲部61と、この湾曲部61に連続してコントローラ本体30の裏面側に凸となる第2の湾曲部62とを有している。この実施形態では、上側が第1の湾曲部61,下側が第2の湾曲部である。
【0053】
コース操作ボタン45及び液晶パネル46は、第1の湾曲部61の凹状に湾曲した裏面に設けられている。したがって、リモートコントローラ7を机上面等に置く際、裏面を机上面等と対向させても、コース操作ボタン45及び液晶パネル46は机上面等に直接触れないため、コース操作ボタン45の誤作動や、液晶パネル46の傷つきを防止することができる。
【0054】
これら湾曲部61,62を設けたことにより、リモートコントローラ7は、図4に示したように、着座者70、すなわち椅子本体2に腰掛けた状態の使用者の体形を模して形成されている。そのため、リモートコントローラ7の視覚及び触覚による各操作子の識別が容易となる。すなわち、着座者70は前面と対向するようにリモートコントローラ7を持つことで、人体における施療部位とリモートコントローラ7における各空気袋操作ボタン34〜39との関係を視覚では勿論のこと触覚でも把握できるため、各空気袋操作ボタン34〜39の識別が容易になる。
【0055】
前記構成のマッサージ機1では、以下のようにしてマッサージを行なう。まず、背もたれ部3と座部4とのなす角度、及び座部4とオットマン6とのなす角度を任意に調整する。使用者は背もたれ部3に寄りかかった姿勢で椅子本体2に座る。
【0056】
ポイントマッサージを行なう場合、リモートコントローラ7の電源ボタン31を押して駆動装置20を駆動させ、続けて、突出部50に設けられたコース/ポイント選択ボタン32のポイント選択ボタン32aを操作する。これにより、空気袋操作ボタン34〜39の入力信号が制御部29に伝達されるようになる。なお、リモートコントローラ7は肘掛部5Rに取付けた状態で触覚により操作しても、取外して前面を着座者70と対向させるように持って操作してもよい。
【0057】
求める施療部位と対応する空気袋操作ボタン、例えば肩部をマッサージしたい場合は肩部用操作ボタン34を押すと、肩部用空気袋11が膨縮して肩部のマッサージが開始される。つまり、駆動装置20から肩部用空気袋11への給気が行なわれ、肩部用空気袋11が膨張すると、この膨張した肩部用空気袋11により肩部が圧迫される。その後、肩部用空気袋11中の空気が排出されされるのに伴い、前記圧迫された肩部が弛緩される。このマッサージ機1では、この圧迫・弛緩により施療部位をマッサージする。
【0058】
マッサージが行なわれている状態もそうでない状態でも、以下の設定、変更が可能である。肩部用空気袋11の位置を変更したい場合は、肩部用操作ボタン34の上下部を操作することにより、一対の肩部用空気袋11の高さ位置、左右部を操作することにより、一対の肩部用空気袋11の間隔を設定できる。マッサージ強度を変更したい場合は、左腕部とみなすことのできる位置に設けられた強度設定ボタン41を操作してその強度を設定する。また、パルス速度を変更したい場合は、右腕部とみなすことのできる位置に設けられたパルス速度設定ボタン42を操作してその速さを設定する。施療部位を変更したい場合は、好みの空気袋操作ボタンを選択して操作して施療部位を変更する。これらの操作は、上述のように、いずれも視覚だけでなく触覚により操作可能であって、目を開けたり身体を起こしたりすることを必ずしも要しないため、マッサージ中のリラクゼーションを妨げない。
【0059】
マッサージを終了させたい場合は、リモートコントローラ7の電源ボタン31を押して駆動装置20の駆動を停止する。なお、マッサージ終了に伴って前記設定、変更はリセットされ、初期設定に戻される。
【0060】
コースマッサージを行なう場合は、リモートコントローラ7を取外して操作を行なう。リモートコントローラ7の前面に設けられた電源ボタン31を押して駆動装置20を駆動させる。続けて、突出部50に設けられたコース/ポイント選択ボタン32のコース選択ボタン32bを操作する。これにより、リモートコントローラ7の裏面に設けられたコース操作ボタン45の入力信号が制御部29に伝達されるようになる。
【0061】
次に、リモートコントローラ7をひっくり返して、裏面に設けられたコース操作ボタン45を操作する。着座者70は液晶パネル46を見ながら好みの自動コースを選択する。これにより選択されたマッサージコースが順序通り且つ自動的に実行され、以後の操作は不要である。なお、好みにより、リモートコントローラ7を再びひっくり返して、前面に設けられた強度設定ボタン41或いはパルス速度設定ボタン42を操作し、強度設定ボタン41マッサージ強度やパルス速度を変更することもできる。
【0062】
マッサージを終了させたい場合は、リモートコントローラ7の電源ボタン31を押して駆動装置20の駆動を停止する。なお、マッサージ終了に伴って設定したコースはリセットされ、初期設定に戻される。
【0063】
以上のように、このリモートコントローラ7は、このコントローラ7において人体頭部を模す、すなわち人体頭部に相当する位置を指定する突出部50をコントローラ本体30の長手方向一端の幅方向中央部に長手方向に沿って外側に設けるとともに、コントローラ本体30の長手方向他端側部分の幅方向中央部に長手方向に延びる切込み52形成し、この切込み52の両側部分でリモートコントローラ7において人体両足を模す、すなわち人体両足に相当する位置を指定している。そして、複数の空気袋操作ボタン34〜39をコントローラ本体30の前面に人体の施療部位の配置と対応する順序、すなわち、肩部用操作ボタン34、背中部用操作ボタン35、腰部用操作ボタン36、尻部用操作ボタン37、腿部用操作ボタン38、脚部用操作ボタン39の順で、突出部50を上側の基準、切込み52を下側の基準として長手方向に並べて配置している。そのため、突出部50或いは切込み52のいずれかを基準とすることで、複数の空気袋操作ボタン34〜39の中から目的の操作子を触覚で探し出すことができる。したがって、このリモートコントローラ7では、空気袋操作ボタン34〜39を視覚だけでなく触覚でも識別して操作できる。
【0064】
また、コントローラ本体30は、コントローラ本体30の前面側に凸となる第1の湾曲部61と、この湾曲部61に連続してコントローラ本体30の裏面側に凸となる第2の湾曲部62とを有しており、コース操作ボタン45を第1の湾曲部61の凹状に湾曲した裏面に設けたため、リモートコントローラ7を机上面等に置く際、裏面を机上面等と対向させて置いても、コース操作ボタン45は机上面等には直接触れないため誤動作を起こすことはない。
【0065】
さらに、コントローラ本体30の前面の長手方向中央部に、前側に突出してリモートコントローラ7での人体尻部を模す、すなわち、人体尻部に相当する位置を指定する凸部51を設けている。この凸部51は人体上半身を模す、すなわち人体上半身に相当する部位を指定する本体上部30aと、人体下半身を模す、すなわち人体下半身に相当する部位を指定する本体下部30bとの境界となるため、この凸部51を基準とすることで目的の空気袋操作ボタンがより探し易くなる。また、凸部51を尻部に相当する部位として指定することにより、凸部51がある面が主たる操作面であると認識できる。
【0066】
この実施形態では、上述したリモートコントローラ7を具備することにより、触覚だけでも操作することができるマッサージ機が得られる。
【0067】
なお、基準となる突出部50と切込み52とは、両方設けることで基準位置を2ヶ所とすることができ、目的の空気袋操作ボタンが触覚で探し易くなるため、両方設けた方が好ましい。また、切込み52は溝としてもよい。
【0068】
さらに、この実施形態では、マッサージ機が人体の各部位に夫々対応する複数の施療子として、肩部用空気袋11、背中部用空気袋12、腰部用空気袋13、尻部用空気袋14、腿部用空気袋15、左脚部用及び右脚部用空気袋16L,16Rを備えたものであるため、リモートコントローラは人体部位に対応する操作子として、肩部用操作ボタン34、背中部用操作ボタン35、腰部用操作ボタン36、尻部用操作ボタン37、腿部用操作ボタン38、脚部用操作ボタン39を備えるものとしたが、空気袋の内蔵場所及び内蔵個数はこの実施形態に限定されるものではなく、リモートコントローラは設けられた空気袋に対応する操作ボタンを設ければよい。
【0069】
また、マッサージ機は上記エアー式のマッサージ機に限らず、施療用ローラからなる施療子を動作手段で椅子本体の厚み方向に移動させて人体に押付ける、いわゆる機械式のマッサージ機等でもよく、さらに、オットマンは無くとも良い。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、各操作子の位置を触覚で識別して操作できるマッサージ機用リモートコントローラ及びこれを用いたマッサージ機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマッサージ機を示す斜視図。
【図2】図1のマッサージ機の給排気の制御系統を示すブロック図。
【図3】(A)は図1のマッサージ機が備えるリモートコントローラを斜め前方から見た斜視図。(B)は図3(A)のリモートコントローラを示す正面図。
【図4】図3(A)のリモートコントローラをマッサージ機に着座した着座者と比較して示す図。
【図5】図3(A)のリモートコントローラを斜め後方から見た斜視図。
【符号の説明】
1…マッサージ機
2…マッサージ機本体(椅子本体)
7…リモートコントローラ
11,12,13,14,15,16R,16L…施療子(空気袋)
20…駆動装置
29…制御部
30…コントローラ本体
34,35,36,37,38,39…空気袋操作ボタン(操作子)
50…突出部
51…凸部
52…切込み
61,62…湾曲部

Claims (4)

  1. コントローラ本体の前面に、人体の各施療部位を指定する複数の操作子を備えたリモートコントローラであって、前記コントローラ本体の長手方向一端の幅方向中央部に前記長手方向に沿って外側に突出し人体頭部相当する突出部が設けられており、前記コントローラ本体の長手方向他端側部分の幅方向中央部に前記長手方向に延びる切込みまたは溝が形成されており、この切込みまたは溝の両側部分が人体両足に相当する部分となり、
    前記複数の操作子が、前記突出部を上側の基準とし、前記切込みまたは溝を下側の基準として、前記施療部位の配置と対応する順序で前記長手方向に並べて配置されているマッサージ機用リモートコントローラ。
  2. 前記コントローラ本体は、この本体の前面側に凸となる第1の湾曲部と、この湾曲部に連続して前記コントローラ本体の裏面側に凸となる第2の湾曲部とを有することで、椅子本体に腰掛けた状態の使用者の体形を模した形状に形成されており、前記第1の湾曲部の凹状に湾曲した裏面に操作子が設けられている請求項1に記載のマッサージ機用リモートコントローラ。
  3. 前記コントローラ本体の前面の長手方向中央部に、前側に突出して人体尻部に相当する凸部が設けられている請求項1または2に記載のマッサージ機用リモートコントローラ。
  4. マッサージ機本体と、人体の各施療部位を施療する施療子と、この施療子を駆動させる駆動装置と、この駆動装置を制御する制御部と、この制御部にマッサージ情報を有線または無線で入力する請求項1ないし3の内のいずれか1項に記載のリモートコントローラと、を具備したマッサージ機。
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