JP2003126203A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

椅子式マッサージ機

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JP2003126203A
JP2003126203A JP2001356720A JP2001356720A JP2003126203A JP 2003126203 A JP2003126203 A JP 2003126203A JP 2001356720 A JP2001356720 A JP 2001356720A JP 2001356720 A JP2001356720 A JP 2001356720A JP 2003126203 A JP2003126203 A JP 2003126203A
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filling
tube
chair
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massage machine
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Shoji Takeuchi
章二 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被マッサージ者に最適なマッサージを施すよ
うに施療子の弾力性および皮膚への接触面積を変えるこ
とができる椅子式マッサージ機を提供する。 【解決手段】 椅子式マッサージ機1は、背凭れ2と座
部3を備えている。座部3の生体情報センサー22によ
って検出された被マッサージ者の生体情報および操作パ
ネルに入力された情報は、制御部23に送られる。制御
部23は、これらの情報に基づいて制御信号を生成し、
充填物質供給部21および駆動部20に送る。充填物質
供給部21は、制御部23から入力された制御信号に基
づいて施療子10のマッサージローラに装着されたチュ
ーブに充填物質を供給してチューブへの圧力を所定の値
に保持する。また、駆動部20は、制御信号に基づいて
施療子10を往復移動させてマッサージ作用を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、椅子式マッサー
ジ機に係り、特に、施療子の押圧感および押圧面積を被
マッサージ者に合わせて変えることができる椅子式マッ
サージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の椅子式マッサージ機は、座部と、
傾斜角度を任意に調整できる背凭れ部と、肘掛部からな
る椅子本体に、マッサージローラからなる施療子と、こ
の施療子を駆動する駆動部と、駆動部を制御する制御部
を設けてなる。施療子は、背凭れ部、あるいは背凭れ部
と座部に、駆動部によって上下方向、または横方向に往
復移動可能に装着されている。この施療子の動きによっ
て被マッサージ者の首部、背部、腰部などのマッサージ
が行われる。マッサージローラは、駆動部と一体化され
ており、外装の布または皮によって被われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来の椅子式マッサージ機においては、マッサー
ジローラは駆動部と一体化されており、マッサージロー
ラによる被マッサージ者への押圧力は駆動部によって強
弱を可変できるがマッサージローラ自体の硬さを変える
ことはできない。マッサージローラには弾力性のある材
料が用いられるが、老人や女性、あるいは体質によって
は、皮膚に対する押圧力あるいは摩擦度が少ないものが
望ましい場合が多く、長時間の施療には不適であり、施
療後に圧迫感や疲労感が残るという問題があった。ま
た、マッサージローラにより押さえられる面積が狭いた
めにマッサージを行う部分全体を適度にマッサージする
ことが難しいという問題があった。
【0004】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、被マッサージ者の好みに応じてマッ
サージローラの弾力性を調整できる椅子式マッサージ機
を提供することを目的とする。また、他の目的は、マッ
サージローラの皮膚への接触面積を変えて体型の異なる
被マッサージ者に最適なマッサージを施すことができる
椅子式マッサージ機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、座部と傾斜角度を調節
できる背凭れを有し、該背凭れ、あるいは前記背凭れと
座部に設けられた施療子と、該施療子を駆動する駆動部
とを備えた椅子式マッサージ機において、充填物質を充
填する充填室を有するチューブをローラの外周に装着し
たマッサージローラからなる施療子と、該施療子のチュ
ーブに接続され、充填物質の供給および排出を行う充填
物質供給手段と、該充填物質供給手段によって行われる
前記施療子のチューブへの充填物質の供給および排出を
制御する制御手段とを具備することを特徴とする椅子式
マッサージ機である。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の椅子式マッサージ機において、前記施療子のチ
ューブは、1つの充填室、または前記チューブに前記マ
ッサージローラの外周方向に設けられた1つあるいは複
数の隔壁により分けられた複数の充填室を備えることを
特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の椅子式マッサージ機において、前記制御手段
は、前記チューブの充填室が複数の場合、前記充填物質
供給手段により充填される充填物質の量を各充填室毎に
制御することを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の椅子式マッサージ機
において、前記制御手段は、前記充填物質供給手段から
前記施療子のチューブに充填する充填物質の量を被マッ
サージ者の体重や体型などの生体情報によって制御する
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の椅子式マッサージ機
において、前記制御手段は、前記充填物質供給手段を制
御して、前記チューブの複数の充填室にたいする充填物
質の充填と排出を所定の周期で、各充填室交互に行わせ
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし請求項5のいずれかに記載の椅子式マッサージ機
において、前記チューブに充填する充填物質は、空気ま
たは油性物質であることを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし請求項6のいずれかに記載の椅子式マッサージ機
において、前記施療子のローラは、前記チューブの内周
を摺動しながら回転する1つまたは複数の凸部を有する
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照してこの発明の第1の実施の形態について説明す
る。図1は、この発明の一実施形態による椅子式マッサ
ージ機1の側面図である。この図において、2は、椅子
本体を構成する背凭れであり、3は座部である。背凭れ
2は、操作パネル(図示略)を操作することによって傾
斜角度を任意に調節できるように取り付けられている。
背凭れ2には、施療子10と、駆動部20と、駆動部2
0を上下方向に移動させるフレーム4が装着されてい
る。施療子10は、背凭れ2の幅方向に一対のマッサー
ジローラを有し、駆動部20によって、幅方向または上
下方向の移動を行い被マッサージ者に揉みや叩きのマッ
サージを施す。なお、施療子10、駆動部20は、背凭
れ2だけでなく座部3に装着して尻部、脚部のマッサー
ジを可能にすることもできる。
【0013】21は、施療子10のマッサージローラに
装着されたチューブに充填物質を供給、排出する充填物
質供給部であり、23は、駆動部20と充填物質供給部
21の動作を制御する制御部である。前記チューブに充
填する物質は、空気あるいは油性物質を用いることがで
きるが、以下、油性物質を用いるものとして説明する。
図2は、施療子10のマッサージローラの断面図であ
る。マッサージローラ10は、ローラ14と、ローラ1
4の外周に摺動可能に装着された充填物質を充填する充
填室12を有するチューブ11からなり、ローラ軸10
1によって駆動部20から駆動力を受ける。チューブ1
1は、充填物質の供給と排出に用いられるパイプ13に
よって充填物質供給部21に接続されている。
【0014】図3は、椅子式マッサージ機1の構成を示
すブロック図である。同図に示すように、施療子10−
1〜10−n(nは自然数)はそれぞれ駆動部20−1
〜20−nによって駆動される。各施療子10−1〜1
0−nは、充填物質の供給と排出のためのパイプ13−
1〜13−nを介して充填物質供給部21に接続されて
いる。充填物質供給部21は、油圧ポンプ、タンク、方
向切換弁および制御回路を有し、充填物質の供給と排出
を行う。制御部23は、充填物質供給部21と駆動部2
0−1〜20−nの動作を制御する。24は、入力ボタ
ンと表示回路を有し、利用者によって入力された施療子
10−1〜10−nの弾力性を制御する信号や施療子1
0−1〜10−nの動作制御信号を制御部23に送る。
22は、体重、体型などの生体情報を検出する生体情報
センサーであり、椅子マッサージ機1に着座した被マッ
サージ者の生体情報を検出して制御部23に送る。
【0015】次に、図1〜図3を参照して椅子マッサー
ジ機1の動作を説明する。先ず、被マッサージ者が椅子
マッサージ機1に着座すると、生体情報センサー22
は、被マッサージ者の生体情報を検出して制御部23に
供給する。一方、被マッサージ者は、椅子マッサージ機
1の動作を設定する場合、操作パネル24から設定情報
を入力して制御部23に送る。制御部23は、これらの
情報に基づき、あらかじめ記憶されている最適なマッサ
ージローラ10−1〜10−nの弾力値を与える計算式
により弾力値を求め、この弾力値を発生させる制御信号
を生成する。充填物質供給部21は、制御部23からこ
の制御信号を受けて充填物質をパイプ13−1〜13−
nに送り、施療子10−1〜10−nの弾力値を指定さ
れた値に設定する。次に、制御部23は、各施療子10
の動きを制御する信号を駆動部20−1〜20−nに送
る。駆動部20−1〜20−nは、この制御信号に基づ
き、施療子10−1〜10−nを往復移動させることに
よってマッサージを施す。
【0016】(第2の実施の形態)次に、図4を参照し
て、この発明の第2の実施の形態について説明する。同
図は、施療子のマッサージローラ10の断面図である。
同図において、50は、ローラ52の外周に装着された
チューブである。チューブ50は、充填室51a、51
bを有し、充填物質を供給、排出するパイプ53a、5
3bによって、充填物質供給部21に接続されている。
充填室51a、51bへの充填物質の供給と排出は、制
御部23により、それぞれ独立に制御される。被マッサ
ージ者は、一方のみの充填室に充填物質を供給して使用
するか、あるいは2つの充填室を使用するか選択するこ
とができる。従って、被マッサージ者は、施療子10の
皮膚への接触面積を選択して、局部的なマッサージを希
望するか、より広い範囲でマッサージを受けるかを選ぶ
ことができる。なお、チューブ50の充填室の数は2つ
に限られるものではなく、3つ以上設けて、最適な施療
効果を得るようにそれぞれ個別に制御することが可能で
ある。また、充填室51a、51bへの充填物質の供給
と排出を一定の周期で繰り返すことによって、揉みや叩
きのマッサージ効果を得ることができる。
【0017】(第3の実施の形態)次に、図5を参照し
て、この発明の第3の実施の形態について説明する。同
図は、施療子のマッサージローラ10の側面図である。
同図において、60は、充填物質を充填するチューブで
あり、充填物質の供給、排出のためのパイプ62によっ
て充填物質供給部21に接続されている。61は、施療
子10のローラであり、チューブ60の内周を摺動する
凸部を有している。ローラ61は、ローラ軸101によ
って駆動される。同図に示すように、ローラ61に凸部
を設けることによって、被マッサージ者がマッサージを
受ける姿勢になった場合、施療子10は、ローラ61の
凸部でチューブ60を押し上げマッサージ作用を施す。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
施療子のマッサージローラに装着されたチューブの充填
圧力を変えることによって弾力性を任意に調整できるの
で、老人や女性などの被マッサージ者に対して最適に調
節することによってマッサージ効果を高めることができ
るという効果が得られる。さらに、施療子の被マッサー
ジ者に圧着する面積を体型やマッサージを施す部位によ
って選択できるので、体型の異なる被マッサージ者に対
しても最良のマッサージ作用を与えることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1、第2および第3の実施の形
態による椅子式マッサージ機を示す説明図である。
【図2】 第1の実施形態の施療子のマッサージローラ
の断面図である。
【図3】 同実施形態の椅子式マッサージ機の構成を示
すブロック図である。
【図4】 第2の実施形態の施療子のマッサージローラ
の断面図である。
【図5】 第3の実施形態の施療子のマッサージローラ
の側面図である。
【符号の説明】
1 椅子式マッサージ機 2 背凭れ 3 座部 10、10−1〜10−n 施療子(マッサージロー
ラ) 11、50、60 チューブ 12、50 充填室 20、20−1〜20−n 駆動部 21 充填物質供給部 22 生体情報センサー 23 制御部 24 操作パネル 61 ローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と傾斜角度を調節できる背凭れを有
    し、該背凭れ、あるいは前記背凭れと座部に設けられた
    施療子と、該施療子を駆動する駆動部とを備えた椅子式
    マッサージ機において、 充填物質を充填する充填室を有するチューブをローラの
    外周に装着したマッサージローラからなる施療子と、 該施療子のチューブに接続され充填物質の供給および排
    出を行う充填物質供給手段と、 該充填物質供給手段によって行われる前記施療子への充
    填物質の供給および排出を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする椅子式マッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記施療子のチューブは、1つの充填
    室、または前記チューブに前記マッサージローラの外周
    方向に設けられた1つあるいは複数の隔壁により分けら
    れた複数の充填室を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の椅子式マッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記チューブの充填室
    が複数の場合、前記充填物質供給手段により充填される
    充填物質の量を各充填室毎に制御することを特徴とする
    請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記充填物質供給手段
    から前記施療子のチューブに充填する充填物質の量を被
    マッサージ者の体重や体型などの生体情報によって制御
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の椅子式マッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記充填物質供給手段
    を制御して、前記チューブの複数の充填室にたいする充
    填物質の充填と排出を所定の周期で、各充填室交互に行
    わせることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の椅子式マッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記チューブに充填する充填物質は、空
    気または油性物質であることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれかに記載の椅子式マッサージ機。
  7. 【請求項7】前記施療子のローラは、前記チューブの内
    周を摺動しながら回転する1つまたは複数の凸部を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか
    に記載の椅子式マッサージ機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100631148B1 (ko) * 2004-10-27 2006-10-04 에스케이 텔레콤주식회사 다기능 의자 및 다기능 의자를 이용한 건강관리 시스템
JP2012070789A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Panasonic Corp マッサージ装置
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