JP4014779B2 - ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大型フォークリフト等の荷役車両に適用されるブレーキ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のブレーキ装置としては、例えば図2に示したものが知られている。
当該ブレーキ装置50は、空気を圧縮するコンプレッサ51と、コンプレッサ51からの圧縮空気を貯溜するエアタンク52と、エアタンク52からの圧縮空気を制御する主ブレーキバルブ53と、主ブレーキバルブ53を操作するブレーキペダル54と、主ブレーキバルブ53からの圧縮空気に依り貯溜された油液を加圧する倍力装置55と、倍力装置55からの圧油に依り作動される主ブレーキ56と、平時にはエアタンク52からの圧縮空気を供給すると共に駐車時にはエアタンク52からの圧縮空気を遮断する駐車ブレーキバルブ57と、圧縮空気の供給に依り非制動状態にされると共に圧縮空気の遮断に依り制動状態にされる駐車ブレーキ58と、から構成されている。
而して、この様なものは、エアラインの破損等で圧縮空気の圧力を保持できなくなると、駐車ブレーキが自動的に制動状態になり、自走不可能な所謂緊急停止状態になる。
ところが、緊急停止状態になって移動できなくなると、周囲の状況に依り不都合な場合もあった。例えば踏切や交差点等で緊急停止した場合には、極めて危険であるので、直ちに移動する事が望まれていた。
【0003】
ところで、例えば実開平6−3765号や特開昭52−14176号には、油圧を利用する倍力装置付ブレーキに緊急ブレーキが付いていて、油圧の低下があると、自動的に緊急ブレーキが掛かって緊急停止され、その後、踏切や交差点等から車両を移動する為に緊急ブレーキを解除する動力源として通常時制動用のアキュムレータや手動ポンプを利用すると共に、緊急走行時のブレーキ動力源として通常時制動用のアキュムレータや緊急ブレーキ用スプリングを利用する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、緊急走行時のブレーキ動力源として通常時制動用のアキュムレータを利用したものにあっては、緊急ブレーキを解除して走行しても、緊急ブレーキの作動原因となった低いアキュムレータの油圧を使用するので、通常走行時の様な強い制動力が得られず、制動効果も長続きしなかった。又、緊急走行時のブレーキ動力源として緊急ブレーキ用スプリングを利用したものにあっては、通常走行時の様にブレーキペダルに依り制動力を調整できなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、緊急停止後には自力で緊急走行が行なえると共に、緊急走行時には通常走行時と同様に強い制動力が得られ、且つ制動力を調整できる様にしたブレーキ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のブレーキ装置は、基本的には、空気を圧縮するコンプレッサと、コンプレッサからの圧縮空気を貯溜するエアタンクと、エアタンクからの圧縮空気を制御する主ブレーキバルブと、主ブレーキバルブを操作するブレーキペダルと、主ブレーキバルブからの圧縮空気に依り貯溜された油液を加圧する倍力装置と、倍力装置からの圧油に依り作動される主ブレーキと、平時にはエアタンクからの圧縮空気を供給すると共に駐車時にはエアタンクからの圧縮空気を遮断する駐車ブレーキバルブと、圧縮空気の供給に依り非制動状態にされると共に圧縮空気の遮断に依り制動状態にされる駐車ブレーキと、コンプレッサからの圧縮空気を貯溜する緊急用エアタンクと、緊急用エアタンクからの圧縮空気を駐車ブレーキに供給・遮断する緊急用エアバルブと、倍力装置からの圧油を貯溜する緊急用アキュムレータと、ブレーキペダルに依り作動されて踏込時には緊急用アキュムレータからの圧油を主ブレーキに供給すると共にブレーキペダルの開放時には主ブレーキの圧油をタンクに開放する緊急用ブレーキバルブと、から構成した事に特徴が存する。
【0006】
エアラインの圧縮空気の圧力が例えば損傷等に依り低下した場合は、内蔵されたスプリングに依り駐車ブレーキが制動状態にされて荷役車両が緊急停止される。
荷役車両の緊急停止を解除する場合は、緊急用エアバルブが開弁される。そうすると、緊急用エアタンクに貯溜された圧縮空気が駐車ブレーキに供給されてこれが非制動状態にされ、荷役車両が緊急走行可能な状態にされる。
この様な状態に於て、ブレーキペダルが踏込まれると、緊急用ブレーキバルブが開弁されて緊急用アキュムレータに貯溜された圧油が主ブレーキに供給され、これが制動状態にされて荷役車両が制動される。この時、ブレーキペダルの踏込量が加減されると、主ブレーキの制動状態が調整される。
ブレーキペダルが開放されると、緊急用ブレーキバルブが閉弁されて緊急用アキュムレータから主ブレーキへの圧油が遮断され、主ブレーキが非制動状態にされる。
荷役車両の緊急走行時の制動は、緊急用アキュムレータに貯溜された圧油がなくなるまで複数回行なえるだけであるが、通常走行時と同様に強い制動力が得られると共に、ブレーキペダルの踏込量の加減に依り制動力を調整する事ができる。
【0007】
緊急用エアバルブは、緊急走行スイッチと、緊急走行スイッチに依り制御される第一電磁弁とで構成されていると共に、緊急用ブレーキバルブは、ブレーキペダルの踏込時には閉成される制動スイッチと、制動スイッチの閉成時には緊急用アキュムレータの圧油を主ブレーキに供給する第二電磁弁と、ブレーキペダルの開放時には閉成される開放スイッチと、開放スイッチの閉成時には主ブレーキの圧油をタンクに開放する第三電磁弁とで構成されているのが好ましい。この様にすれば、構造が簡単で作動が確実なものにする事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のブレーキ装置を示す回路図である。
【0009】
ブレーキ装置1は、コンプレッサ2、エアタンク3、主ブレーキバルブ4、ブレーキペダル5、倍力装置6、主ブレーキ7、駐車ブレーキバルブ8と、駐車ブレーキ9、緊急用エアタンク10、緊急用エアバルブ11、緊急用アキュムレータ12、緊急用ブレーキバルブ13とからその主要部が構成されて居り、大型フォークリフト等の荷役車両に適用される。
【0010】
コンプレッサ2は、空気を圧縮するもので、この例では、荷役車両の車体に設けられている。
【0011】
エアタンク3は、コンプレッサ2からの圧縮空気を貯溜するもので、この例では、荷役車両の車体に設けられている。
【0012】
主ブレーキバルブ4は、エアタンク3からの圧縮空気を制御するもので、この例では、エアバルブにしてあり、エアタンク3からの圧縮空気を開閉すると共に、開度を調整できる様になっている。
【0013】
ブレーキペダル5は、主ブレーキバルブ4を操作するもので、この例では、オペレータが足に依り踏込操作するものにしてあり、踏込に依り主ブレーキバルブ4が開弁されると共に、開放に依り主ブレーキバルブ4が閉弁される様になっている。
【0014】
倍力装置6は、主ブレーキバルブ4からの圧縮空気に依り貯溜された油液を加圧するもので、この例では、空気・油圧変換型倍力装置にしてあり、油液を貯溜したタンクを備えている。
【0015】
主ブレーキ7は、倍力装置からの圧油に依り作動されるもので、この例では、油圧ブレーキにしてあり、荷役車両の車輪を制動する様にしてある。
【0016】
駐車ブレーキバルブ8は、平時にはエアタンク3からの圧縮空気を供給すると共に駐車時にはエアタンク3からの圧縮空気を遮断するもので、この例では、二ポート二位置手動切換弁にしてあり、荷役車両の運転室に設けられてオペレータに依り手動操作される。
【0017】
駐車ブレーキ9は、圧縮空気の供給に依り非制動状態にされると共に圧縮空気の遮断に依り制動状態にされるもので、この例では、エマージェンシーブレーキ機能を持たせたネガティブ式ブレーキにしてあり、エア式のスプリングチャンバを備えている。
【0018】
緊急用エアタンク10は、コンプレッサ2からの圧縮空気を貯溜するもので、この例では、エアタンク3に接続されている。エアタンク3と緊急用エアタンク10との間には、エアタンク3への逆流を防止する逆止弁14が介設されている。
【0019】
緊急用エアバルブ11は、緊急用エアタンク10からの圧縮空気を駐車ブレーキ9に供給・遮断するもので、この例では、荷役車両の運転室に設けられてオペレータが手動操作する緊急走行スイッチ15と、これに依り制御される第一電磁弁16とで構成されている。
緊急走行スイッチ15は、電源(バッテリ)17と第一電磁弁16のソレノイドに接続されている。第一電磁弁16は、二ポート二位置電磁弁にしてあり、緊急用エアタンク10と駐車ブレーキバルブ8との間に介設されている。而して、第一電磁弁16と駐車ブレーキバルブ8との間には、第一電磁弁16への逆流を防止する逆止弁18が介設されていると共に、エアタンク3及び主ブレーキバルブ4と駐車ブレーキバルブ8との間には、エアタンク3及び主ブレーキバルブ4への逆流を防止する逆止弁19が介設されている。
【0020】
緊急用アキュムレータ12は、倍力装置6からの圧油を貯溜するもので、この例では、倍力装置6に接続されている。倍力装置6と緊急用アキュムレータ12との間には、倍力装置6への逆流を防止する逆止弁20が介設されていると共に、倍力装置6と主ブレーキ7との間には、倍力装置6への逆流を防止する逆止弁21が介設されている。
【0021】
緊急用ブレーキバルブ13は、ブレーキペダル5に依り作動されて踏込時には緊急用アキュムレータ12からの圧油を主ブレーキ7に供給すると共にブレーキペダル5の開放時には主ブレーキ7の圧油をタンク22に開放するもので、この例では、ブレーキペダル5の踏込時には閉成される制動スイッチ23と、これの閉成時には緊急用アキュムレータ12の圧油を主ブレーキ7に供給する第二電磁弁24と、ブレーキペダル5の開放時には閉成される開放スイッチ25と、これの閉成時には主ブレーキ7の圧油をタンク22に開放する第三電磁弁26とで構成されている。
制動スイッチ23は、常開型の開閉スイッチにしてあり、リンク27を介してアクセルペダル5に連動されている。開放スイッチ25は、常閉型の開閉スイッチにしてあり、リンク28を介してアクセルペダル5に連動されている。第二電磁弁24は、四ポート二位置電磁切換弁にしてあり、Pポートが緊急用アキュムレータ12に、Aポートが主ブレーキ7に夫々接続されている。第三電磁弁26は、四ポート二位置電磁切換弁にしてあり、Pポートが第三電磁弁26のTポートに、Aポートがタンク22に夫々接続されている。
【0022】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
コンプレッサ2が作動されると、空気が圧縮されてその圧縮空気がエアタンク3に貯溜されると共に、逆止弁14を介して緊急用エアタンク10にも貯溜される。
駐車ブレーキバルブ8は、開弁(図1の左側位置)されて居り、エアタンク3からの圧縮空気が駐車ブレーキ9に送給されてこれが非制動状態にされている。
【0023】
このような状態で、ブレーキペダル5が踏込まれると、主ブレーキバルブ4が開弁されてエアタンク3の圧縮空気が主ブレーキバルブ4を経て倍力装置6に送給され、これに貯溜された油液が加圧されてその圧油が逆止弁21を経て主ブレーキ7に送られる。主ブレーキ7に圧油が送られると、これが制動状態にされて荷役車両の車輪が制動される。ブレーキペダル5の踏込量が加減されると、主ブレーキバルブ4がこれに呼応した開度にされて主ブレーキ7の制動状態が調整される。この時、倍力装置6からの圧油の一部は、逆止弁20を経て緊急用アキュムレータ12に貯溜される。
【0024】
ブレーキペダル5が開放されると、主ブレーキバルブ4が閉弁されてエアタンク3から倍力装置6への圧縮空気が遮断され、主ブレーキ7が非制動状態にされる。
【0025】
荷役車両を駐車する場合は、駐車ブレーキバルブ8が閉弁(図1の右側位置)される。そうすると、エアタンク3から駐車ブレーキ9への圧縮空気が遮断されると共に、駐車ブレーキ9の圧縮空気が駐車ブレーキバルブ8を経て大気に開放されるので、内蔵されたスプリングに依り駐車ブレーキ9が制動状態にされて荷役車両が停止される。
【0026】
例えばエアタンク3から主ブレーキバルブ4までのエアラインの圧力が損傷等に依り低下した場合は、内蔵されたスプリングに依り駐車ブレーキ9が自動的に制動状態にされて荷役車両が緊急停止される。
【0027】
荷役車両の緊急停止を解除する場合は、緊急用エアバルブ11の緊急走行スイッチ15が閉成されて第一電磁弁16が開弁(図1の上側位置)される。そうすると、緊急用エアタンク10に貯溜された圧縮空気が緊急用エアバルブ11→逆止弁18→駐車ブレーキバルブ8を経て駐車ブレーキ9に供給されてこれが非制動状態にされ、荷役車両が緊急走行可能な状態にされる。
【0028】
この様な状態に於て、ブレーキペダル5が踏込まれると、緊急用ブレーキバルブ13のリンク27を介して制動スイッチ23が閉成されると共に、リンク28を介して開放スイッチ25が開成される。制動スイッチ23が閉成されると、第二電磁弁24が開弁(図1の上側位置)されると共に、開放スイッチ25が閉成されると、第三電磁弁26が閉弁(図1の下側位置)されるので、緊急用アキュムレータ12に貯溜された圧油が第二電磁弁24を経て主ブレーキ7に供給され、これが制動状態にされて荷役車両が制動される。この時、ブレーキペダル5の踏込量が加減されると、緊急用ブレーキバルブ13の第二電磁弁24及び第三電磁弁26の開度がこれに呼応して調整され、主ブレーキ7の制動状態が調整される。
【0029】
ブレーキペダル5が開放されると、緊急用ブレーキバルブ13のリンク27を介して制動スイッチ23が開成されると共に、リンク28を介して開放スイッチ25が閉成される。制動スイッチ23が開成されると、第二電磁弁24が閉弁(図1の下側位置)されると共に、開放スイッチ25が閉成されると、第三電磁弁26が開弁(図1の上側位置)されるので、緊急用アキュムレータ12から主ブレーキ7への圧油が遮断されると共に、主ブレーキ7の圧油が緊急用ブレーキバルブ13の第二電磁弁24と第三電磁弁26を介してタンク22に還流され、主ブレーキ7が非制動状態にされる。
【0030】
緊急用エアタンク10、緊急用エアバルブ11、緊急用アキュムレータ12、緊急用ブレーキバルブ13とから成る所謂緊急用サブブレーキシステムを追加して設けたので、荷役車両の緊急走行時の制動は、緊急用アキュムレータ12に貯溜された圧油がなくなるまで複数回行なえるだけであるが、通常走行時と同様に強い制動力が得られると共に、ブレーキペダル5の踏込量の加減に依り制動力を調整する事ができる。
【0031】
尚、緊急用エアタンク10は、先の例では、エアタンク3に接続したが、これに限らず、例えばコンプレッサ2に接続しても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) コンプレッサ、エアタンク、主ブレーキバルブ、ブレーキペダル、倍力装置、主ブレーキ、駐車ブレーキバルブと、駐車ブレーキ、緊急用エアタンク、緊急用エアバルブ、緊急用アキュムレータ、緊急用ブレーキバルブとで構成し、とりわけコンプレッサからの圧縮空気を貯溜する緊急用エアタンクと、これからの圧縮空気を駐車ブレーキに供給・遮断する緊急用エアバルブと、倍力装置からの圧油を貯溜する緊急用アキュムレータと、ブレーキペダルに依り作動されて踏込時には緊急用アキュムレータからの圧油を主ブレーキに供給すると共にブレーキペダルの開放時には主ブレーキの圧油をタンクに開放する緊急用ブレーキバルブとを設けたので、緊急停止後には自力で緊急走行が行なえると共に、緊急走行時には通常走行時と同様に強い制動力が得られ、且つ制動力を調整する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ装置を示す回路図。
【図2】従来のブレーキ装置を示す回路図。
【符号の説明】
1,50…ブレーキ装置、2,51…コンプレッサ、3,52…エアタンク、4,53…主ブレーキバルブ、5,54…ブレーキペダル、6,55…倍力装置、7,56…主ブレーキ、8,57…駐車ブレーキバルブ、9,58…駐車ブレーキ、10…緊急用エアタンク、11…緊急用エアバルブ、12…緊急用アキュムレータ、13…緊急用ブレーキバルブ、14,18,19,20,21…逆止弁、15…緊急走行スイッチ、16…第一電磁弁、17…電源、22…タンク、23…制動スイッチ、24…第二電磁弁、25…開放スイッチ、26…第三電磁弁、27,28…リンク。
Claims (1)
- 空気を圧縮するコンプレッサ2と、コンプレッサ2からの圧縮空気を貯溜するエアタンク3と、エアタンク3からの圧縮空気を制御する主ブレーキバルブ4と、主ブレーキバルブ4を操作するブレーキペダル5と、主ブレーキバルブ4からの圧縮空気に依り貯溜された油液を加圧する倍力装置6と、倍力装置6からの圧油に依り作動される主ブレーキ7と、平時にはエアタンク3からの圧縮空気を供給すると共に駐車時にはエアタンク3からの圧縮空気を遮断する駐車ブレーキバルブ8と、圧縮空気の供給に依り非制動状態にされると共に圧縮空気の遮断に依り制動状態にされる駐車ブレーキ9と、コンプレッサ2からの圧縮空気を貯溜する緊急用エアタンク10と、緊急用エアタンク10からの圧縮空気を駐車ブレーキ9に供給・遮断する緊急用エアバルブ11と、倍力装置6からの圧油を貯溜する緊急用アキュムレータ12と、ブレーキペダル5に依り作動されて踏込時には緊急用アキュムレータ12からの圧油を主ブレーキ7に供給すると共にブレーキペダル5の開放時には主ブレーキ7の圧油をタンク22に開放する緊急用ブレーキバルブ13と、から構成し、緊急用エアバルブ11は、緊急走行スイッチ15と、緊急走行スイッチ15に依り制御される第一電磁弁16とで構成されていると共に、緊急用ブレーキバルブ13は、ブレーキペダル5の踏込時には閉成される制動スイッチ23と、制動スイッチ23の閉成時には緊急用アキュムレータ12の圧油を主ブレーキ7に供給する第二電磁弁24と、ブレーキペダル5の開放時には閉成される開放スイッチ25と、開放スイッチ25の閉成時には主ブレーキ7の圧油をタンク22に開放する第三電磁弁26とで構成されている事を特徴とするブレーキ装置。
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