JP4013924B2 - 車両用周辺監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両周辺の物体を監視するための車両用周辺監視装置に関する。
本出願人は、先に出願した特願2003−186603号において、車両用周辺監視装置を提案している。この車両用周辺監視装置は、車両周辺の物体までの距離を検出する複数の演算機能付超音波センサと、複数の演算機能付超音波センサをそれぞれ制御する制御ECUとを備えて構成されている。これら演算機能付超音波センサと制御ECUとの間には、データの授受を行うための通信線が接続された状態となっている。
また、演算機能付超音波センサは、超音波を送信すると共に車両周辺の物体にて反射した超音波(以下、反射超音波という)を受信するマイクロフォンと、このマイクロフォンから超音波を送信するための高周波高電圧パルス(例えば数十kHz)を生成する送信回路と、マイクロフォンが受信した反射超音波に基づき受信処理を行うICと、この演算機能付超音波センサを作動させるために制御ECUから入力される電源電圧を一定電圧に変換すると共に上記送信回路およびICにそれぞれ電源電圧を入力するレギュレータと、を備えて構成されている。
このような演算機能付超音波センサは、物体との距離を求める指令を制御ECUから受けると、マイクロフォンを介して送信回路にて生成した超音波を送信し、車両周辺の物体に反射した反射超音波をマイクロフォンで受信すると共に、超音波を送信してから反射超音波を受信するまでの時間を測定する。そして、この測定した時間に基づき物体までの距離を演算することで、マイクロフォンと物体との間の距離を得ている。
上記のような演算機能付超音波センサにおいては、制御ECUから入力される電源電圧をレギュレータにて一定電圧に変換すると共に送信回路およびICにそれぞれ印加している。
ここで、上記車両用周辺監視装置の演算機能付超音波センサ、特にICが正常に作動しない可能性があることが発明者らによって明らかとなった。以下、そのことについて説明する。
上述のように、演算機能付超音波センサには、制御ECUから電源電圧が入力される。この電源電圧がレギュレータにて一定電圧に変換された後、送信回路およびICにそれぞれ入力されることで、演算機能付超音波センサが作動する。
ここで、マイクロフォンから超音波を送信する場合、送信回路は高周波高電圧パルスを生成する。そして、送信回路はこの高周波高電圧パルスをマイクロフォンに出力することとなる。このとき、高周波高電圧パルスは所定周期で振動する電圧信号であるので、この高周波高電圧パルスを送信回路から出力するとき、この影響を受けて送信回路の入力側の電圧が変動し、送信回路に電源電圧を印加する配線の電圧が変動する。
この電圧変動の影響は、送信回路とレギュレータとを繋ぐ配線を通じてレギュレータに伝わると共に、レギュレータとICとを繋ぐ配線を介してICにまで伝わる。このため、レギュレータからICに入力される電源電圧が変動してしまい、ICには、通常入力される電源電圧よりも低い電圧が入力される場合がある。
つまり、送信回路にて高周波高電圧パルスが生成されると共にこの高周波高電圧パルスがマイクロフォンに出力されるごとに演算機能付超音波センサ内に電圧変動が生じる。したがって、超音波が送信されるごとに、ICに入力される電源電圧に電圧変動が生じ、ICが正常に作動するために必要な電圧がICに入力されなくなる。これにより、ICのリセットが生じる、すなわちIC内部に設けられた各回路が作動しない可能性が生じうる。
本発明は、上記点に鑑み、超音波の受信処理を行うICに対して安定した電源電圧を与えることができる車両用周辺監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両周辺に超音波を送信すると共に、この送信される超音波の反射波を受信する送受信手段(24)と、送受信手段から送信する超音波を生成する送信回路(23)と、送受信手段にて受信された反射波を処理する受信処理手段(25)と、を有するセンサ(20)と、センサに電源電圧を入力する制御手段(10)と、を備え、送受信部にて超音波を送信したときから反射波を受信するまでの時間に基づいて車両周辺の物体までの距離を求める車両用周辺監視装置であって、制御手段からセンサに入力される電源電圧は、送信回路に入力される電源電圧と受信処理手段に入力される電源電圧とにそれぞれ分離されてそれぞれ送信回路と受信処理手段とに入力されるようになっており、センサは、制御手段から入力される電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)と、送信回路にて超音波を生成する際に送信回路内に生じる電源電圧の変動を吸収するフィルタ(22)と、を有しており、制御手段から入力される電源電圧はセンサ内の第1定電圧回路に入力されると共に、第1定電圧回路にて一定電圧とされた電源電圧が受信処理手段とフィルタに入力され、フィルタに入力された電源電圧が送信回路に入力されるようになっていることを特徴としている。
このように、制御手段からセンサに電源電圧を入力する際、この電源電圧を送信回路と受信処理手段とにそれぞれ分離して入力する。これにより、送信回路には送信回路を作動させるための電源電圧が入力され、受信処理手段には受信処理手段を作動させるための電源電圧が入力されるので、送信回路および受信処理手段に入力される電源電圧が互いに影響を及ぼさないようにすることができる。したがって、送信回路にて超音波を生成する際に起こる電圧変動の影響を受信処理手段に与えることはなく、受信処理手段に対して制御手段から常に安定した電源電圧を入力させることができる。
すなわち、制御手段から電源電圧をセンサの第1定電圧回路に入力して一定電圧に変換し、この一定電圧とした電源電圧を受信処理手段に入力する。また、送信回路に対しては第1定電圧回路からフィルタを通過させた電源電圧を入力する。これにより、送信回路にて超音波を生成する際に送信回路内に電源電圧の変動が生じたとしても、その電源電圧の変動をフィルタにて吸収することができる。したがって、受信処理手段に入力される電源電圧と送信回路に入力される電源電圧とを分離することができ、受信処理手段に対して常に第1定電圧回路から安定した電源電圧を入力することができる。
請求項に記載の発明では、センサは、制御手段から入力される電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)および第2定電圧回路(21a)を有しており、制御手段からセンサに入力される電源電圧は第1定電圧回路および第2定電圧回路に入力されると共に、第1定電圧回路に入力される電源電圧は一定電圧に変換された後、受信処理手段に入力され、第2定電圧回路に入力される電源電圧は一定電圧に変換された後、送信回路に入力されるようになっていることを特徴としている。
このように、制御手段からセンサに入力される電源電圧を第1定電圧回路と第2定電圧回路とにそれぞれ入力し、それぞれの定電圧回路にて一定電圧に変換した電源電圧を受信処理手段と送信回路とにそれぞれ入力する。これにより、受信処理手段に入力する電源電圧と送信回路に入力する電源電圧とを分離することができる。したがって、受信処理手段は、第1および第2定電圧回路の存在により、送信回路にて超音波を生成する際に生じる電源電圧の変動の影響を受けることはなく、第1定電圧回路から常に安定した電源電圧を入力することができる。
請求項に記載の発明では、制御手段からセンサには、第1電源線(12)と、第1電源線とは電気的に分離された第2電源線(12a)とを介して電源電圧が入力されるようになっており、受信処理手段には、第1電源線を介して制御手段から電源電圧が直接入力されると共に、送信回路には、第2電源線を介して制御手段から電源電圧が直接入力されるようになっていることを特徴としている。
このように、制御手段からセンサに電源電圧を入力する際、受信処理手段に対しては第1電源線を介して、送信回路に対しては第2電源線を介して、というようにそれぞれ専用の電源線を用いて電源電圧を入力する。これにより、送信回路および受信制御手段に対してそれぞれ電源電圧を分離して入力することができる。したがって、送信回路における電圧変動の影響を、受信処理手段に与えないようにすることができる。また、受信処理手段は、制御手段から常に安定した電源電圧を入力することができる。
請求項に記載の発明では、センサは、制御手段から入力される電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)を有しており、制御手段からセンサに入力される電源電圧が、送信回路と第1定電圧回路とにそれぞれ入力されると共に、第1定電圧回路に入力された電源電圧が一定電圧に変換された後、受信処理手段に入力されるようになっていることを特徴としている。
このように、送信回路に対しては制御手段から直接電源電圧を入力し、受信処理手段に対しては電源電圧を第1定電圧回路に入力して一定電圧とした後、入力する。これにより、受信処理手段には、第1定電圧回路から常に一定電圧が入力されることとなり、受信処理手段に対して安定した電源電圧を入力することができる。
請求項に記載の発明では、制御手段には、通信線(11)を介して複数のセンサが接続された状態とされており、複数のセンサには、制御手段からディジーチェーン方式によってそれぞれ電源電圧が入力されるようになっていることを特徴としている。このように、制御手段から電源電圧を複数のセンサに対してそれぞれ入力する場合、ディジーチェーン方式とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。図1に示されるように、車両用周辺監視装置は、制御ECU10と、通信線11を介して制御ECU10と信号の授受がなされる演算機能付超音波センサ20〜50とを備えて構成されている。
また、演算機能付超音波センサ20には第1電源線12を介して制御ECU10から電源電圧が印加されると共に、各演算機能付超音波センサ20〜50は、第1電源線12を介してディジーチェーン方式で接続された状態となっている。同様に、制御ECU10と演算機能付超音波センサ20〜50は、グランド線13にて互いに接続された状態となっている。
制御ECU10は、演算機能付超音波センサ20〜50に対して障害物(車両周辺の物体)までの距離を求める処理を実行させるものであり、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)10aとLAN通信回路(ドライバ/リーダー;以下、D/Rという)10bとを備えて構成されている。
マイコン10aは、CPU(中央演算装置)、ROMおよびRAMなどを備えて構成され、これらが1チップのICに集積されたものである。このようなマイコン10aは、D/R10bおよび通信線11を介する演算機能付超音波センサ20〜50との通信により、それぞれの演算機能付超音波センサ20〜50にIDを付与することでそれぞれの演算機能付超音波センサ20〜50を識別する処理、演算機能付超音波センサ20〜50に対して車両周辺の物体を検知する処理を行う。また、D/R10bは、マイコン10aが演算機能付超音波センサ20〜50との間で通信を行うためのインターフェイスである。このような構成を有する制御ECU10には、例えば車載バッテリから常に電源電圧が印加された状態になっている。なお、制御ECU10は、本発明の制御手段に相当する。
演算機能付超音波センサ20〜50は、上記制御ECU10からの指令を受けて、超音波を送受信する処理を行うものであり、第1レギュレータ21と、フィルタ22と、送信回路23と、マイクロフォン24と、IC部25と、を備えて構成されている。なお、演算機能付超音波センサ20〜50はそれぞれ同様に構成されているため、以下、演算機能付超音波センサ20について説明する。
第1レギュレータ21は、制御ECU10から入力される電源電圧をこの電源電圧よりも低い一定電圧に変換する定電圧回路である。第1レギュレータ21にて一定電圧に変換された電源電圧は、フィルタ22およびIC部25にそれぞれ入力される。なお、第1レギュレータ21は、本発明の第1定電圧回路に相当する。また、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に印加される電源電圧は、後述するIC部25のスイッチ(以下、SWという)25hにも入力されるようになっている。
フィルタ22は、特定の周波数範囲を通過させるまたは通過させないものである。本実施形態では、このフィルタ22は、超音波送波の周波数に応じて送信回路23における電源電圧の変動を吸収するような定数を有するものである。このようなフィルタ22には、例えば、ローパスフィルタが採用される。このフィルタ22は、第1レギュレータ21から印加される電源電圧を通過させると共に通過させた電源電圧を送信回路23に出力する。
本実施形態では、このフィルタ22によって、送信回路23にて生じる電圧変動の影響を遮断している。つまり、このフィルタ22は、上述のように、送信信号の高周波成分を吸収できるものである。したがって、後述する送信回路23において生成された送信信号が出力されるとき、送信回路23からフィルタ22に高周波帯域の送信信号が入力されると、フィルタ22はその信号を遮断するように働くこととなる。
このように、演算機能付超音波センサ20において、第1レギュレータ21から出力される電源電圧がフィルタ22を通過した後、送信回路23に入力される。一方、IC部25には、第1レギュレータ21から出力される電源電圧が直接入力される。つまり、送信回路23において超音波生成時に起こる電圧変動がフィルタ22にて吸収される。したがって、その電圧変動の影響は第1レギュレータ21を介してIC部25にまで伝わらないので、IC部25に入力される電源電圧は安定し続ける。こうして、IC部25は正常に受信処理することができる。
送信回路23は、フィルタ22を介して第1レギュレータ21から入力される電源電圧に基づき、後述するマイクロフォン24から超音波を送信するための送信信号を生成するものである。具体的には、送信回路23は、入力される電源電圧を所定周波数(数十kHz)のパルス電圧に変換し、変換したパルス電圧を送信信号としてマイクロフォン24に出力する。
マイクロフォン24は、超音波を送受信するものである。このマイクロフォン24は、超音波を発生すると共に、車両周辺の物体によって反射した反射超音波を受信する送受信部を備えて構成されている(図示しない)。このようなマイクロフォン24は、送信回路23から入力される送信信号に基づき送受信部にて超音波を送信すると共に、既に送信完了した送受信部にて車両周辺の物体からの反射超音波を受信する。この後、マイクロフォン24は、受信した反射超音波を例えば電圧信号に変換し、この電圧信号を受信信号として出力する。
マイクロフォン24は、その超音波を送受信する面が車外に露出するように、例えば車両のバンパやカバー等に備え付けられる。なお、マイクロフォン24は、本発明の送受信手段に相当する。
IC部25は、上記マイクロフォン24から入力される受信信号に基づき、受信処理を行うものである。このようなIC部25は、D/R25aと、LAN制御回路25bと、ゲイン調整回路25cと、しきい値調整回路25dと、比較器25eと、時間演算回路25fと、不揮発性メモリ25gと、SW25hと、を備えて構成されている。なお、IC部25は、本発明の受信処理手段に相当する。
D/R25aは、IC部25が制御ECU10のマイコン10aとの間で通信を行うためのインターフェイスである。
LAN制御回路25bは、D/R10b、25aおよび通信線11を介して制御ECU10からの指令を受け、送信回路23に超音波を生成させる処理、超音波を送信してから受信するまでの時間を演算する処理、他の演算機能付超音波センサ30〜50に電源電圧を入力する処理、を実行するものである。このような各処理を行うLAN制御回路25bは、マイコン、RAMなどを備えて構成される。
ゲイン調整回路25cは、入力される信号を増幅して出力する、いわゆるアンプである。このゲイン調整回路25cは、上記マイクロフォン24から入力される受信信号を信号増幅して比較器25eに出力する。
しきい値調整回路25dは、受信信号が車両周辺に存在する物体からの反射超音波を示すものであるか否かを判定するためのしきい値を設定するものである。このしきい値は、例えば所定の電圧値とされる。しきい値調整回路25dは、このしきい値を比較器25eに出力する。
比較器25eは、しきい値と入力された信号とを比較してその結果を出力するものである。具体的には、比較器25eは、ゲイン調整回路25cから入力される受信信号と、しきい値調整回路25dから入力されるしきい値と、を比較する。そして、比較器25eは、比較の結果に基づき出力信号を出力する。すなわち、受信信号がしきい値を超える場合、出力信号としてハイ信号を時間演算回路25fに出力する。一方、受信信号がしきい値を超えない場合、出力信号としてロー信号を時間演算回路25fに出力する。
時間演算回路25fは、マイクロフォン24から超音波を送信してから反射超音波を受信するまでに要する時間を測定するものである。具体的には、時間演算回路25fは、LAN制御回路25bから超音波を送信する時刻を入力すると共に時間の計測を開始する。そして、時間演算回路25fは、比較器25eから受信信号がしきい値を超えた旨を示す信号(ハイ信号)を入力すると、時間の計測を終了すると共に計測した時間をLAN制御回路25bに出力する。
不揮発性メモリ25gは、LAN制御回路25bが超音波を送信してから受信するまでの演算を行うためのデータ、例えばしきい値調整回路25dのしきい値やゲイン調整回路25cの増幅率等を記憶するものである。
SW25hは、上述のように、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に入力される電源電圧をディジーチェーン方式で他の演算機能付超音波センサ30〜50に入力するものである。このようなSW25hには、例えば、機械式リレースイッチや電界効果型トランジスタなどの半導体スイッチが採用される。
SW25hは、LAN制御回路25bからの指示を受け、演算機能付超音波センサ20からこの演算機能付超音波センサ20の後段に接続される演算機能付超音波センサ30までの間の電源線12の接続、あるいは開放を行う。
このように各演算機能付超音波センサ20〜50にディジーチェーン方式で電源電圧を入力するために、各演算機能付超音波センサ20〜50の各SWが電源線12にて直列に接続された状態となっている。したがって、本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に電源電圧が入力されると、演算機能付超音波センサ20、30、演算機能付超音波センサ20〜40、演算機能付超音波センサ20〜50というように、演算機能付超音波センサ20〜50に対して順々に電源電圧が印加されていくこととなる。
このような演算機能付超音波センサ20〜50は、例えば、車両の後側バンパにて、左後側、真後側、右後側など個々に異なる方向を向くように配置される。なお、演算機能付超音波センサ20〜50は、本発明のセンサに相当する。
以上が、本実施形態に係る車両用周辺監視装置の構成である。このような車両周辺監視装置においては、例えば0.5〜1.5mの範囲内に存在する物体が検知され、その物体との距離が演算により求められる。
次に、本実施形態に係る車両用周辺監視装置の作動について説明する。まず、車両においてイグニッションスイッチがオン状態にされると、制御ECU10が作動できる状態となる。そして、制御ECU10は電源線12を介して演算機能付超音波センサ20に電源電圧を印加する。これにより、演算機能付超音波センサ20が作動できる状態となる。
具体的には、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に電源電圧が印加されると、その電源電圧は演算機能付超音波センサ20の第1レギュレータ21に入力される。そして、電源電圧は第1レギュレータ21にて一定電圧に変換された後、フィルタ22およびIC部25にそれぞれ入力される。
フィルタ22に入力された電源電圧は、送信回路23に印加される。一方、IC部25に入力された電圧は、IC部25内のLAN制御回路25b、ゲイン調整回路25c、しきい値調整回路25d、比較器25e、時間演算回路25f、不揮発性メモリ25gにそれぞれ印加される。これにより、IC部25が作動できる状態となる。
続いて、各演算機能付超音波センサ20〜50をそれぞれ識別する処理を行う。まず、制御ECU10のマイコン10aがD/R10b、25aおよび通信線11を介して各演算機能付超音波センサ20〜50をそれぞれ識別するためのIDを出力する。このIDが演算機能付超音波センサ20に入力されると、IC部25のLAN制御回路25bにてIDが記憶されると共に、LAN制御回路25bがSW25hを導通状態にさせる。これにより、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に印加された電源電圧がSW25hおよび電源線12を介して演算機能付超音波センサ30の第1レギュレータ(図示しない)に印加される。こうして演算機能付超音波センサ30に電源電圧が印加されると、演算機能付超音波センサ30が作動状態とされる。この後、制御ECU10は通信線11を介して演算機能付超音波センサ20を識別するIDとは異なるIDを出力する。
ここで、既に演算機能付超音波センサ20には演算機能付超音波センサ20を識別するIDが付与されているため、演算機能付超音波センサ30を識別するIDが演算機能付超音波センサ20に入力されても、演算機能付超音波センサ20は演算機能付超音波センサ30を識別するIDを受け付けない。したがって、演算機能付超音波センサ30を識別するIDは、演算機能付超音波センサ30のIC部のLAN制御回路(図示しない)のみに記憶される。こうして制御ECU10が演算機能付超音波センサ20、30を識別できるようになる。
以下、同様にして演算機能付超音波センサ40、50に電源電圧が印加され、演算機能付超音波センサ40、50に対してそれぞれを識別するIDが制御ECU10から付与される。以上のようにして、各演算機能付超音波センサ20〜50に対するID設定が完了する。
続いて、制御ECU10により、車両周辺に存在する物体の検知処理が実行される。まず、制御ECU10のマイコン10aが通信線11を介して演算機能付超音波センサ20〜50に対して超音波を送受信する処理を行う指令をする。以下では、演算機能付超音波センサ20における検知処理について説明する。
まず、マイコン10aは、マイクロフォン24において超音波をどのタイミングで送信するのかを表したパラメータを設定する。そして、制御ECU10は、通信線11を介してこのパラメータをIC部25のLAN制御回路25bに出力する。LAN制御回路25bは、不揮発性メモリ25gから入力されたパラメータに応じたデータ(しきい値や増幅率等)を取得し、それらのデータをゲイン調整回路25cおよびしきい値調整回路25dに出力する。これにより、ゲイン調整回路25においては受信信号を増幅する増幅率が設定され、しきい値調整回路においては受信信号に対するしきい値(所定電圧値)が設定される。
この後、マイコン10aは、マイクロフォン24から超音波を送信する指令をLAN制御回路25bに出力する。この指令を受けたLAN制御回路25bは、送信回路23に対して超音波を送信するための送信信号を発生させる。すなわち、送信回路23は、フィルタ22を介して第1レギュレータ21から入力される電源電圧を高周波の送信信号に変換し、この送信信号をマイクロフォン24に出力する。そして、マイクロフォン24は、入力される送信信号に基づき、超音波を送信する。このとき、LAN制御回路25bにおいて、マイクロフォン24から超音波が送信される時点を基準に時間のカウントが開始される。ここで、時間がカウントされる時点を送信タイミングとする。
このようにしてマイクロフォン24から超音波が送信され、車両周辺に物体が存在すると、超音波は物体にて反射すると共に、反射超音波としてマイクロフォン24にて受信される。そして、マイクロフォン24は受信した反射超音波を受信信号としてゲイン調整回路25cに出力する。
ゲイン調整回路25cはマイクロフォン24から受信信号を入力すると、ゲイン調整回路25cに設定された増幅率にてこの受信信号を信号増幅する。そして、ゲイン調整回路25cは、信号増幅した受信信号を比較器25eに出力する。
比較器25eには、しきい値調整回路25dから出力されるしきい値と、ゲイン調整回路25cから出力される受信信号と、が入力される。したがって、比較器25eは、受信信号としきい値とを比較する。ここで、受信信号がしきい値を超えた時を反射超音波の受信タイミングとする。そして、比較器25eは出力信号としてハイ信号を時間演算回路25fに出力する。一方、受信信号がしきい値を超えない場合には、比較器25eは出力信号としてロー信号を時間演算回路25fに出力する。
時間演算回路25fには、LAN制御回路25bから送信タイミングが入力されると共に、比較器25eからハイ信号またはロー信号の出力信号が入力される。したがって、時間演算回路25fにハイ信号が入力されると、時間演算回路25fは、送信タイミングから受信タイミングまでの時間Tが演算される。一方、時間演算回路25fにロー信号が入力されると、時間は演算されない。こうして時間演算回路25fにて時間Tが得られると、時間演算回路25fは時間TをLAN制御回路25bに出力する。
この後、マイコン10aが時間Tを取得する。具体的には、マイコン10aからLAN制御回路25bに対して指令が出され、これに基づいてLAN制御回路25bからマイコン10aに時間Tが出力されることで、マイコン10aに時間Tが入力される。このようにして、マイコン10aは超音波を送信してから受信するまでの時間Tを取得する。
続いて、マイコン10aは車両周辺の物体と自車との間の距離Lを演算する。すなわち、マイコン10aは、時間Tに音速Sを乗じて2で割ることにより距離Lを求めることになる(L=T×S÷2)。ここで、音速Sは外気温、外気圧に応じた値とされている。したがって、これら外気温、外気圧を測定する図示しないセンサから制御ECU10にそれぞれ外気温、外気圧に応じた信号が入力されると共に、マイコン10aにて外気温、外気圧に変換される。そして、マイコン10aには音速マップ、すなわち、外気温、外気圧に応じた音速Sの値があらかじめ記憶されており、得られた外気温、外気圧の値から演算に用いる音速Sの値が選択される。このようにして音速Sの値が決定されるようになっている。
以下、演算機能付超音波センサ30〜50においても、上記と同様にして距離Lが得られる。制御ECU10においては、各演算機能付超音波センサにて得られた距離Lには、IDによる識別によって、どの演算機能付超音波センサ20〜50にて得られた距離Lであるのかが容易に識別可能となっている。
以上のようにして得られた車両周辺の物体と自車との距離Lは、例えば、ドライバに対する警告処理等に用いられる。
以上説明したように、本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に第1電源線12を介して電源電圧を第1レギュレータ21に入力して一定電圧に変換し、この一定電圧とした電源電圧をIC部25に入力する。また、送信回路23に対しては第1レギュレータ21からフィルタ22を通過させた電源電圧を入力する。
このように、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に電源電圧を入力する際、この電源電圧を送信回路23とIC部25とにそれぞれ分離して入力する。これにより、送信回路23には送信回路23を作動させるための電源電圧が入力され、IC部25にはIC部25を作動させるための電源電圧が入力されるので、送信回路23およびIC部25に入力される電源電圧が互いに影響を及ぼさないようにすることができる。したがって、送信回路23にて超音波を生成する際に起こる電圧変動の影響をIC部25に与えることはなく、IC部25に対して制御ECU10から常に安定した電源電圧を入力することができる。
また、本実施形態では、送信回路23にて超音波を生成する際に送信回路23内に電源電圧の変動が生じたとしても、その電源電圧の変動をフィルタ22にて吸収することができる。したがって、送信回路23にて起こる電圧変動の影響を、このフィルタ22にて遮断することができ、IC部25に対して第1レギュレータ21から常に安定した電源電圧を入力することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、送信回路23およびIC部25に対してそれぞれ異なるレギュレータにて電源電圧を入力することが第1実施形態と異なる。なお、本実施形態では、演算機能付超音波センサ20〜50の構成は同じであるので、演算機能付超音波センサ20についてのみ説明する。
図2は、本実施形態に係る車両周辺監視装置のブロック構成図である。図2に示されるように、本実施形態では、演算機能付超音波センサ20は、第2レギュレータ21aが備えられた構成となっている。この第2レギュレータ21aは、第1実施形態の第1レギュレータ21と同様に、入力される電源電圧を一定電圧に変換して出力するものである。なお、第2レギュレータ21aは、本発明の第2定電圧回路に相当する。
制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に電源電圧が入力されると、その電源電圧は、第1レギュレータ21および第2レギュレータ21aにそれぞれ入力される。そして、第1レギュレータ21においては、入力された電源電圧は一定電圧に変換され、送信回路23に出力される。一方、第2レギュレータ21aにおいては、入力された電源電圧は一定電圧に変換され、IC部25に出力される。
したがって、超音波を生成する送信回路23において電圧変動が生じたとしても、その影響は第1および第2レギュレータ21、21aにて遮断される。したがって、IC部25は、送信回路23において生じる電圧変動の影響を受けない。また、IC部25には、第1レギュレータ21から電源電圧が入力される。このため、IC部25は送信回路23にて超音波が生成されることに関わらず、常に第1レギュレータ21から安定した電源電圧が入力されることとなる。
以上説明したように、本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に入力される電源電圧を、第1電源線12を介して第1レギュレータ21と第2レギュレータ21aとにそれぞれ入力し、それぞれの第1および第2レギュレータ21、21aにて一定電圧に変換した電源電圧をIC部25と送信回路23とにそれぞれ入力する。これにより、IC部25に入力する電源電圧と送信回路23に入力する電源電圧とを分離することができる。したがって、IC部25は、第1および第2レギュレータ21、21aの存在により、送信回路23にて超音波を生成する際に生じる電源電圧の変動の影響を受けることはなく、第1レギュレータ21から常に安定した電源電圧を入力することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1および第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、送信回路23およびIC部25に対してそれぞれ異なる電源線にて制御ECU10から電源電圧を入力することが第1および第2実施形態と異なる。なお、本実施形態では、演算機能付超音波センサ20〜50の構成は同じであるので、演算機能付超音波センサ20についてのみ説明する。
図3は、本実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。図3に示されるように、本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20のIC部25に対しては、第1電源線12を介して電源電圧が直接入力されるようになっている。また、送信回路23に対しては、第2電源線12aを介して電源電圧が直接入力されるようになっている。
ここで、制御ECU10においては、第1電源線12と第2電源線12aとはそれぞれ電気的に分離された状態となっている。つまり、第1および第2電源線12、12aが互いに電源電圧の影響を受けないようになっている。これにより、第1および第2電源線12、12aにてそれぞれ独立して制御ECU10から演算機能付超音波センサ20の送信回路23およびIC部25に電源電圧を入力できることとなる。
したがって、送信回路23において超音波生成により生じる電圧変動は、第1電源線12に全く影響しない。すなわち、第2電源線12aとは独立している第1電源線12に接続されたIC部25は、制御ECU10から安定した電源電圧を取得することとなるので、送信回路23の電圧変動とは無関係に安定して作動することができる。
以上説明したように、本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に電源電圧を入力する際、IC部25に対しては第1電源線12を介して、送信回路23に対しては第2電源線12aを介して、というようにそれぞれ専用の電源線を用いて電源電圧を入力する。これにより、送信回路23およびIC部25に対してそれぞれ電源電圧を電気的に分離して入力することができる。したがって、送信回路23における電圧変動の影響を、IC部25に与えないようにすることができる。また、IC部25は、制御ECU10から常に安定した電源電圧を入力することができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、制御ECU10から演算機能付超音波センサ20に印加される電源電圧において、IC部25に対してのみ第1レギュレータ21を介して電源電圧を入力することが第1〜第3実施形態と異なる。なお、本実施形態では、演算機能付超音波センサ20〜50の構成は同じであるので、演算機能付超音波センサ20についてのみ説明する。
図4は、本実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。図4に示されるように、演算機能付超音波センサ20の送信回路23においては、制御ECU10から電源電圧が直接入力される。一方、IC部25においては、制御ECU10から入力される電源電圧は、第1レギュレータ21に入力されると共に一定電圧に変換された後、入力される。このように、IC部25に入力される電源電圧は、第1レギュレータ21を介しているため、安定している。
送信回路23にて超音波が生成されると共に電圧変動が生じた場合、その電圧変動は、IC部25に影響しない。つまり、IC部25には第1レギュレータ21から常に一定電圧が入力されるので、送信回路23の電圧変動によって、IC部25に入力される電源電圧が変動することはない。したがって、IC部25は、第1レギュレータ21から入力される電源電圧にて正常に作動することができる。
以上説明したように、本実施形態では、送信回路23に対しては制御ECU10から直接電源電圧を入力し、IC部25に対しては電源電圧を第1レギュレータ21に入力して一定電圧とした後、入力する。これにより、IC部25には、第1レギュレータ21から常に一定電圧が入力されることとなり、IC部25に対して安定した電源電圧を入力することができる。
(他の実施形態)
上記第1〜第4実施形態では、車両用周辺監視装置において4つの演算機能付超音波センサ20〜50を採用しているが、演算機能付超音波センサの数を任意に変更しても構わない。例えば車両前方に演算機能付超音波センサを4つ、車両後方に演算機能付超音波センサを4つ設置するというようにしても良い。
上記第1〜第4実施形態では、送信波として超音波を用いる例を示したが、これに限らず、送信波として電波や光を用いるようにしてもよい。
上記第1〜第4実施形態では、演算機能付超音波センサ20〜50を左後側、真後側、右後側などに配置する例を示したが、これに限らず、車両の前方、車両測方に配置して、車両の前方、車両測方に存在する物体を検知するようにしてもよい。
第1実施形態では、第1レギュレータ21から出力される電源電圧がフィルタ22を介して送信回路23に入力されるようになっている。ここで、図示しないが、第1レギュレータ21とIC部25との間にフィルタ22を挿入しても良い。すなわち、第1レギュレータ21から出力される電源電圧を直接送信回路23に出力し、第1レギュレータ21から出力された電源電圧をフィルタ22に通してIC部25に出力することとなる。これにより、送信回路23において超音波生成の際に起こる電圧変動の影響は、第1レギュレータ21とIC部25との間に挿入されたフィルタ22によって阻止されるため、IC部25が送信回路23における電圧変動の影響を受けることはない。
上記第1〜第4実施形態では、演算機能付超音波センサ20〜50にて、超音波を送信してから受信するまでの時間Tを求め、その時間Tに基づいて制御ECU10にて車両周辺の物体までの距離Lを算出しているが、距離Lの算出方法はこれに限るものではない。すなわち、演算機能付超音波センサ20〜50のLAN制御回路25bにて距離Lを算出し、この距離Lを制御ECU10に出力するようにしても良い。また、超音波を送信するタイミング、受信するタイミングをそれぞれ演算機能付超音波センサ20〜50から制御ECU10に出力し、制御ECU10にてこれら送信および受信タイミングに基づいて超音波を送信してから受信するまでの時間Tを求め、この時間Tに基づき距離Lを算出するようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用周辺監視装置のブロック構成図である。
符号の説明
10…制御ECU、10a…マイクロコンピュータ、10b、25a…LAN通信回路、
11…通信線、12…第1電源線、12a…第2電源線、13…グランド線、
20〜50…演算機能付超音波センサ、21…第1レギュレータ、
21a…第2レギュレータ、22…フィルタ、23…送信回路、
24…マイクロフォン、25…IC部、25b…LAN制御回路、
25c…ゲイン調整回路、25d…しきい値調整回路、25e…比較器、
25f…距離演算回路、25g…不揮発性メモリ、25h…スイッチ。

Claims (5)

  1. 車両周辺に超音波を送信すると共に、この送信される超音波の反射波を受信する送受信手段(24)と、
    前記送受信手段から送信する超音波を生成する送信回路(23)と、
    前記送受信手段にて受信された反射波を処理する受信処理手段(25)と、を有するセンサ(20)と、
    前記センサに電源電圧を入力する制御手段(10)と、を備え、
    前記送受信部にて前記超音波を送信したときから前記反射波を受信するまでの時間に基づいて前記車両周辺の物体までの距離を求める車両用周辺監視装置であって、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧は、前記送信回路に入力される電源電圧と前記受信処理手段に入力される電源電圧とにそれぞれ分離されてそれぞれ前記送信回路と前記受信処理手段とに入力されるようになっており、
    前記センサは、前記制御手段から入力される前記電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して前記受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)と、前記送信回路にて超音波を生成する際に前記送信回路内に生じる前記電源電圧の変動を吸収するフィルタ(22)と、を有しており、
    前記制御手段から入力される前記電源電圧は前記センサ内の前記第1定電圧回路に入力されると共に、前記第1定電圧回路にて一定電圧とされた電源電圧が前記受信処理手段と前記フィルタに入力され、前記フィルタに入力された電源電圧が前記送信回路に入力されるようになっていることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  2. 車両周辺に超音波を送信すると共に、この送信される超音波の反射波を受信する送受信手段(24)と、
    前記送受信手段から送信する超音波を生成する送信回路(23)と、
    前記送受信手段にて受信された反射波を処理する受信処理手段(25)と、を有するセンサ(20)と、
    前記センサに電源電圧を入力する制御手段(10)と、を備え、
    前記送受信部にて前記超音波を送信したときから前記反射波を受信するまでの時間に基づいて前記車両周辺の物体までの距離を求める車両用周辺監視装置であって、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧は、前記送信回路に入力される電源電圧と前記受信処理手段に入力される電源電圧とにそれぞれ分離されてそれぞれ前記送信回路と前記受信処理手段とに入力されるようになっており、
    前記センサは、前記制御手段から入力される前記電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して前記受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)および第2定電圧回路(21a)を有しており、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧は前記第1定電圧回路および前記第2定電圧回路に入力されると共に、前記第1定電圧回路に入力される前記電源電圧は一定電圧に変換された後、前記受信処理手段に入力され、前記第2定電圧回路に入力される前記電源電圧は一定電圧に変換された後、前記送信回路に入力されるようになっていることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  3. 車両周辺に超音波を送信すると共に、この送信される超音波の反射波を受信する送受信手段(24)と、
    前記送受信手段から送信する超音波を生成する送信回路(23)と、
    前記送受信手段にて受信された反射波を処理する受信処理手段(25)と、を有するセンサ(20)と、
    前記センサに電源電圧を入力する制御手段(10)と、を備え、
    前記送受信部にて前記超音波を送信したときから前記反射波を受信するまでの時間に基づいて前記車両周辺の物体までの距離を求める車両用周辺監視装置であって、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧は、前記送信回路に入力される電源電圧と前記受信処理手段に入力される電源電圧とにそれぞれ分離されてそれぞれ前記送信回路と前記受信処理手段とに入力されるようになっており、
    前記制御手段から前記センサには、第1電源線(12)と、前記第1電源線とは電気的に分離された第2電源線(12a)とを介して電源電圧が入力されるようになっており、
    前記受信処理手段には、前記第1電源線を介して前記制御手段から前記電源電圧が直接入力されると共に、前記送信回路には、前記第2電源線を介して前記制御手段から前記電源電圧が直接入力されるようになっていることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  4. 車両周辺に超音波を送信すると共に、この送信される超音波の反射波を受信する送受信手段(24)と、
    前記送受信手段から送信する超音波を生成する送信回路(23)と、
    前記送受信手段にて受信された反射波を処理する受信処理手段(25)と、を有するセンサ(20)と、
    前記センサに電源電圧を入力する制御手段(10)と、を備え、
    前記送受信部にて前記超音波を送信したときから前記反射波を受信するまでの時間に基づいて前記車両周辺の物体までの距離を求める車両用周辺監視装置であって、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧は、前記送信回路に入力される電源電圧と前記受信処理手段に入力される電源電圧とにそれぞれ分離されてそれぞれ前記送信回路と前記受信処理手段とに入力されるようになっており、
    前記センサは、前記制御手段から入力される前記電源電圧をあらかじめ決められた一定電圧に変換して前記受信処理手段に出力する第1定電圧回路(21)を有しており、
    前記制御手段から前記センサに入力される前記電源電圧が、前記送信回路と前記第1定電圧回路とにそれぞれ入力されると共に、前記第1定電圧回路に入力された前記電源電圧が一定電圧に変換された後、前記受信処理手段に入力されるようになっていることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  5. 前記制御手段には、通信線(11)を介して複数の前記センサが接続された状態とされており、
    前記複数のセンサには、前記制御手段からディジーチェーン方式によってそれぞれ前記電源電圧が入力されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用周辺監視装置。
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