JP4013686B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライトバルブ上に形成された画像をスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶ライトバルブを用いた投写型表示装置である液晶プロジェクタは、プレゼンテーションツールの一つとしてデータプロジェクタ用途が主流となっているが、近年ホームシアタ用途が高まりつつある。
【0003】
図8は従来の液晶ライトバルブを用いた投写型表示装置の光学系の構成図である。図において、1は光源、2はランプ、3は反射鏡、101は光源1から出射される照明光、4は第1のマルチレンズアレイ、5は第2のマルチレンズアレイ、7はコンデンサレンズ、10R,10G,10BはR,G,Bの三原色に対応したそれぞれの液晶ライトバルブ、18a,18b,18c,18dは反射ミラー、8a,8bは特定波長を反射する第1、第2のダイクロイックミラー、19a,19bは第1,第2のリレーレンズ、9R,9G,9BはR,G,B各色に対応したコリメータレンズ、11はダイクロイックプリズム、12は投写レンズ、13はスクリーン、50はプロジェクタ本体、101R,101G,101BはR,G,B各色の波長帯域をもつ照明光である。
【0004】
次に動作について説明する。光源1はランプ2と反射鏡3で構成されている。反射鏡3の反射面は典型的には放物面であり、公知のように放物面の焦点位置にランプ2の発光中心を配置することにより略平行光束の照明光101が得られるため、光源1は略平行光束である照明光101を出射する。
【0005】
光源1から出射された照明光101は第1のマルチレンズアレイ4に入射し、複数の光束に分割される。分割された各光束は対応する第2のマルチレンズアレイ5に入射し、コンデンサレンズ7により集光光束として出射される。コンデンサレンズ7を出射した集光光束は反射ミラー18aによって光路を折り曲げられて第1のダイクロイックミラー8aに入射する。第1のダイクロイックミラー8aは赤の波長領域を透過させて緑・青の波長領域を反射する特性を有しており、赤の波長領域を有する照明光101Rは反射ミラー18bの方向に、緑と青の波長領域を有する照明光101G、101Bは第2のダイクロイックミラー8bの方向にそれぞれ出射される。
【0006】
続いて、照明光101Rは反射ミラー18b及びコリメータレンズ9Rを介して液晶パネル10Rを照射する。一方、第2のダイクロイックミラー8bは青の波長領域を透過させ緑の波長領域を反射する特性を有しているので、緑の波長領域を有する照明光101Gは第2のダイクロイックミラー8bによって光路を折り曲げられてコリメータレンズ9Gを介して液晶パネル10Gを照射する。また、青の波長領域を有する照明光101Bは第2のダイクロイックミラー8bを透過したのち、第1のリレーレンズ19a及び反射ミラー18c、第2のリレーレンズ19b、反射ミラー18d、コリメータレンズ9Bを介して液晶パネル10Bを照射する。
【0007】
一方、プロジェクタ本体50に入力された映像信号(図示せず)によって各液晶パネル10R,10G,10Bは電気的に変調されて各色の表示画像が各色の液晶パネル10R,10G,10Bに形成される。このようにして各色の表示画像が形成された液晶パネル10R,10G,10BをR,G,B各色の照明光101R,101G,101Bが照射することにより、各色の照明光101R,101G,101Bは光学的に画像変調されて液晶パネル10R,10G,10Bを通過し、光学的に変調された各色の照明光の光束101R,101G,101Bはダイクロイックプリズム11により合成されてカラー画像光となり、投写レンズ12を介してスクリーン13上に投写画像として拡大結像されて鑑賞に供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
データプロジェクタでは高輝度化が優先される傾向である。そのために、図8において、R(赤)、G(緑)、B(青)各単色光の色相を決定する第1のダイクロイックミラー8a及び第2のダイクロイックミラー8bでの光損失を最低限にするように設計されている。しかしこのように設計すると液晶パネル10R、10Gに照射される赤色、緑色の照明光101R、101Gに黄色成分の波長を有する光がそれぞれの照明光に混じるため、橙色系の赤色光、黄緑色系の緑色光になってしまい、色純度の低下という第一の問題点が発生する。色純度が低下するとスクリーン13上で再現できる色範囲が狭くなってしまい、表示画像の画質を低下させる要因となる。実際は、データプロジェクタとして実使用上問題ないレベルとなるように、第1のダイクロイックミラー8a及び第2のダイクロイックミラー8bを最適化したり、図示していないダイクロイックフィルタを光路上に追加させて色相補正を行っている。なお、上記図示していないダイクロイックフィルタは、コリメータレンズ9R、9Gに多層膜コーティングを施すことによりその機能をもたらせるか、赤色光路の場合は第1のダイクロイックミラー8aと液晶パネル10Rの間に、緑色光路の場合は第2のダイクロイックミラーと液晶パネル10Gの間に0度入射フィルタを配置することが通例となっている。
【0009】
ところが、上記最適化及び補正フィルタではホームシアタ用として得られる色純度はまだ不十分なものであることが多く、ホームシアタ用途のプロジェクタとして用いるためには、ホームシアタ用途専用のダイクロイックミラー及びダイクロイックフィルタを使用することが不可欠となってしまい、データプロジェクタ用の光学系を改造して新たな光学系を作ることが必要となってしまう。よって、データプロジェクタ用の光学系をホームシアタ用プロジェクタの光学系に転用することができず、ホームシアタ用投写型表示装置を製造する上でコストアップになるという問題点となる。
【0010】
また、ホームシアタ用途では以下に述べる第二の問題点がある。図10は液晶パネルのコントラスト特性を示す図であり、波長依存性がある。図に示すように短波長側ほどコントラストが低下して、黒表示時は画像が青みがかりやすくなる。さらに、図11は比視感度特性の明順応と暗順応を示す図であり、視聴環境が暗くなるホームシアタでは視聴者の比視感度特性が明順応から暗順応の特性に移動するため、青色が相対的に強く見えてしまい、表示画像の色温度が上昇した画像を目にすることとなる。
【0011】
さらに、ホームシアタ用途では第三の問題点として、視聴環境が暗いために、黒表示時のスクリーン13上の照度が目立ってしまい、視感上コントラスト感にかける画像となってしまう。
【0012】
これらの問題を解決するために、図9に示すように投写レンズ12の光出射面前面近傍に、光学フィルタ15を0度入射の平板フィルタとして配置して対処する方法がある。図12(a),(b),(c)は、ここで用いる光学フィルタ15の光学特性を示す一例である。図12(a)は上記第一の問題点を解決するための一手段であって、任意の特定波長の透過率を低下させた透過波長選択フィルタの分光特性を示したものである。この透過波長選択フィルタは、黄色の中心波長(580nm)付近の光成分の透過率を低下させることができるものであり、赤と緑の色純度を改善することができるため、再現できる色範囲が広がるので、色純度の改善に用いられるものである。
【0013】
また、図12(b)は上記第二の問題点を解決するための一手段であり、青色の波長帯域(430〜500nm)の光成分の透過率を相対的に低下させた色温度補正フィルタの分光特性を示したものである。このフィルタは青色成分の透過率が緑・赤色成分の透過率よりも低いので、液晶パネルのコントラスト特性による黒表示時に画像が青みがかることと、視聴者の比視感度特性が暗順応となることにより青色が相対的に強く見えて表示画像の色温度が上昇するのを防ぐものであり、表示画像の色温度を低下させるのに用いられるものである。
【0014】
さらに、図12(c)は上記第三の問題点を解決するための一手段であり、可視光波長帯域の透過率を全体的に低下させるND(Neutral Density)フィルタの分光特性を示したものである。このフィルタは可視光波長帯域全体の透過率を均一に下げるものであり、黒表示時のスクリーン13上の照度を低下させて視聴環境照度に近づけるため、視感上コントラスト感を改善するのに用いられるものである。
【0015】
すなわち、図12に示したこれらの各種光学フィルタ15はホームシアタ用投写型表示装置に対して画質の向上のために一般的に用いられるものである。
【0016】
しかしながら図9に示す従来の光学フィルタの配置構成では、たとえ上記で説明した各光学フィルタ15の表面に無反射コーティングを施して使用しても、光学フィルタ15において界面反射によるゴースト光が少なからず発生してしまう。図13は光学フィルタ15の表面において界面反射によって発生するゴースト光を説明する図である。光学フィルタ15の表面では界面反射によって投写レンズ12へと向かう少なからずの戻り光が発生し、これが投写レンズ12の表面で再反射した後、再び光学フィルタ15を透過することになり、これがゴースト光205となる。投写レンズ12の光軸100付近の光成分204は、光学フィルタ15のゴースト光発生箇所の近傍に再入射するために、スクリーン13上にゴースト光205としてそのまま投写されてしまい、投写画像の一部に二重像となって現れてしまう。このことは表示画像の解像度を低下させる原因となり、画質を低下させるという新たな問題を発生させてしまう。
【0017】
以上のように、投写レンズ12の出射面前面近傍に光学フィルタ15を配置することで色純度の改善や色温度の改善、または視感上コントラスト感の改善を行い、ホームシアタ用途のプロジェクタとデータ用途のプロジェクタの共用化を図ることが可能となるが、光学フィルタ15の配置による弊害としてゴースト光を発生してしまい、このゴースト光が表示画像の解像度に影響を及ぼしてしまうという問題点がある。
【0018】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、データ用途のプロジェクタの光学系を改造せずにホームシアタ用途のプロジェクタに弊害なく転用することができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の投写型表示装置は、表示画像を形成するライトバルブと、前記ライトバルブに形成された画像を拡大投影する投写レンズと、前記ライトバルブを照射する光を発する光源とを有する投写型表示装置において、前記投写レンズの光出射側に前記投写レンズに対して傾斜するように配置され、前記傾斜の方向が前記投写レンズの光軸に対して回転する機構を有する光学フィルタを備え、前記光学フィルタは前記傾斜の方向を任意に設定できるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1の構成を図1に示す。同図において、1は光源、2はランプ、3は反射鏡、101は光源1から出射される照明光、4は第1のマルチレンズアレイ、5は第2のマルチレンズアレイ、7はコンデンサレンズ、10R,10G,10BはR,G,Bの三原色に対応したそれぞれの液晶ライトバルブ、18a,18b,18c,18dは反射ミラー、8a,8bは特定波長を反射する第1、第2のダイクロイックミラー、19a,19bは第1,第2のリレーレンズ、9R,9G,9BはR,G,B各色に対応したコリメータレンズ、11はダイクロイックプリズム、12は投写レンズ、15は図12に光学特性を説明した従来から使用されている特定の波長の透過率を低下させた光学フィルタ、16は投写レンズ12の光軸と光学フィルタ15の法線が非平行となるように投写レンズ12と光学フィルタ15を結合するアダプタ、13はスクリーン、50はプロジェクタ本体、101R,101G,101BはR,G,B各色の波長帯域をもつ照明光である。
【0021】
次に、動作について説明する。光源1はランプ2と反射鏡3で構成されている。反射鏡3の反射面は典型的には放物面であり、公知のように放物面の焦点位置にランプ2の発光中心を配置することにより略平行光束である照明光101を出射する。なお、ランプ2としては、近年は長寿命及び短アーク長という利点により高圧水銀ランプが主流になりつつある。
【0022】
光源1から出射された略平行光束の照明光101は第1のマルチレンズアレイ4に入射し、複数の光束に分割される。分割された各光束は対応する第2のマルチレンズアレイ5に入射し、コンデンサレンズ7により集光光束として出射される。コンデンサレンズ7を出射した光束は反射ミラー18aによって光路を折り曲げられて第1のダイクロイックミラー8aに入射する。第1のダイクロイックミラー8aは赤の波長領域を透過させて緑・青の波長領域を反射する特性を有しており、赤の波長領域を有する照明光101Rは反射ミラー18bの方向に、緑と青の波長領域を有する照明光101G、101Bは第2のダイクロイックミラー8bの方向にそれぞれ出射される。
【0023】
続いて、照明光101Rは反射ミラー18b及びコリメータレンズ9Rを介して液晶パネル10Rを照射する。一方、第2のダイクロイックミラー8bは青の波長領域を透過させ緑の波長領域を反射する特性を有しているので、緑の波長領域を有する照明光101Gは第2のダイクロイックミラー8bによって光路を折り曲げられてコリメータレンズ9Gを介して液晶パネル10Gを照射する。また、青の波長領域を有する照明光101Bは第2のダイクロイックミラー8bを透過したのち、第1のリレーレンズ19a及び反射ミラー18c、第2のリレーレンズ19b、反射ミラー18d、コリメータレンズ9Bを介して液晶パネル10Bを照射する。
【0024】
一方、プロジェクタ本体50に入力された映像信号(図示せず)により各液晶パネル10R,10G,10Bは電気的に変調されて各色の表示画像が各色の液晶パネル10R,10G,10Bに形成される。このようにして各色の画像が形成された液晶パネル10R,10G,10BをR,G,B各色の照明光101R,101G,101Bが照射することにより、各色の照明光101R,101G,101Bは光学的に画像変調されて液晶パネル10R,10G,10Bを通過し、光学的に変調された各色の照明光の光束101R,101G,101Bはダイクロイックプリズム11により合成されてカラー画像光となり、投写レンズ12を介したのち光学フィルタ15を透過することにより、色純度、色温度、コントラストのいずれかの補正が行われてスクリーン13上に投写画像として拡大結像されて鑑賞に供される。
【0025】
また、図2は図1における投写レンズ12以降の投写光学系を横側から見た図である。同図において、100は投写レンズの光軸、102は投写レンズを透過した光束、103は光学フィルタ15を透過した光束、110は光学フィルタ15の表面において界面反射によって発生したゴースト光、112は所定の曲率を有する非球面凸レンズ、または球面凸レンズである投写レンズ12の最終レンズ、120はゴースト光110が最終レンズ112で反射してスクリーン13に向かう第二のゴースト光である。なお、上記最終レンズ112は画像を拡大投写する役割を有するため、出射側がフラット、すなわち曲率r=∞であることは光学上ありえない。
【0026】
投写レンズ12を透過した光束102は、光学フィルタ15を透過してスクリーン13上に向かう投写光束103と、光学フィルタ15の表面で界面反射して投写レンズ12に戻り光として向かうゴースト光110とに分解される。なお、ゴースト光110は光学フィルタ15の光入射面で発生するものと光出射面で発生するものが存在するが、本発明の実施の形態では、光入射面で発生するもののみで説明を行う。
【0027】
光学フィルタ15の光入射面で反射されたゴースト光110は投写レンズ12の最終レンズ112に向かうが、光学フィルタ15の法線が投写レンズ12の光軸100に対して非平行、つまり光学フィルタ15が投写レンズ12に対して傾斜して配置されているために、戻り光として投写レンズ12に向かうゴースト光110は光学フィルタ15の表面において正反射とならない。つまり投写レンズ12の光出射位置に戻ることがないために、最終レンズ112に戻ってくるゴースト光110は最終レンズ112の表面でも光軸100から離れた位置に入射する。光軸100から離れた位置は投写レンズ12の最終レンズ112の曲率により、入射するゴースト光110にさらに角度をつけて第二のゴースト光120として反射するために、スクリーン13上では第二のゴースト光120は投写画像領域外に達することになるために、スクリーン13上に第二のゴースト光120が入射することはなく、スクリーン13上の表示画面に二重像は発生しなくなり、表示画像の解像度低下を防止することができる。
【0028】
以上のように、光学フィルタ15を投写レンズ12の前面に投写レンズ12の光軸100に対して傾けて配置することにより、光学フィルタ15を設けるだけで光学特性の改善が行えるため、ホームシアタ用途の投写型表示装置として専用の光学系を使用することがなくなり、コストアップを抑えることができる。また、投写レンズ12−光学フィルタ15間でゴースト光110が発生しても、そのゴースト光110が最終レンズ112で反射して発生する第二のゴースト光120がスクリーン13上に入射しないので、スクリーン13上の表示画面に二重像が発生せず、スクリーン13上の表示画像の解像度低下を防ぐことができる。
【0029】
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2における投写レンズ12の光軸100に対して光学フィルタ15を傾けて固定するためのアダプタ16を側面から見た図である。図3において、116はアダプタ16と投写レンズ12との接合部、117はアダプタ16と光学フィルタ15との接合部である。図3に示すようなアダプタ16を用いて、図1に示すように投写レンズ12と光学フィルタ15を接合して配置させることにより、簡単な構成で、すなわち低コストで光学フィルタ15を傾斜させることができる。
【0030】
実施の形態3.
一般にホームシアタ用投写型表示装置はプロジェクタ本体50を床に設置した固定した台の上に置くか、天井に吊るして使用することが殆どであり、一度設置したプロジェクタ本体50は動かすことはめったにないので、プロジェクタ本体50とスクリーン13との位置関係が一定のものとなる。この様子を図4に示す。ここでスクリーン13は一般に壁(図示せず)に設置されることが殆どである。よって、標準的な使用状況下では、投写レンズ12の光軸100はスクリーン13上に投写された画像の中心と一致せず、光軸100に対してスクリーン13上の表示画像は上下左右、または斜めのいずれかの方向に平行移動した状態となる。このことを投写画像のシフトという。図4では、スクリーン13上の投写画像を投写レンズ12の光軸100に対して上向きにシフトさせた場合であり、投写レンズ12の光軸100に対してスクリーン13上側と下側の最大投写角α1とα2は図4に示すように異なったものになる。なお、以下の説明では表示画像を図4に示すように上向きにシフトさせた場合で説明する。
【0031】
次に光学フィルタの傾斜方向について説明する。図5は投写レンズ12以降の投写光学系を横側から見た図であり、図6は投写レンズ12の最終レンズ以降の投写光学系を横側から示した図で、光学フィルタの傾斜角と投写光の角度に関する説明図である。図において、112は投写レンズ12の最終レンズであり、光軸100からの位置に応じた関数rという曲率を有した凸レンズ、120は光学フィルタ15で発生したゴースト光110が最終レンズ112で反射した第二のゴースト光である。なお、最終レンズ112の曲率rが定数であれば球面レンズ、rが一定値でなければ非球面レンズとなる。また、画像を拡大投写する投写型表示装置においては、最終レンズ112の曲率r=∞では拡大投写ができなくなるので、最終レンズ112の出射面の曲率r=∞、すなわち、最終レンズ112の出射側が平板となることはありえない。
【0032】
上向きシフト投写の場合、図5に示すように、投写レンズ12を出射する光束102は、投写レンズ12の最終レンズの光出射面112において画像シフト方向である上側の方が画像シフト方向の反対側である下側より領域が多くなるため、投写レンズ12の最大光出射角α1は上側に存在する。また、投写レンズ12の下向き最大光出射角をα2とすると、|α1|>|α2|かつ、α1>0、α2<0となる。
【0033】
出射角αで投写レンズ12から出射された光102の光学フィルタ15における光入射面で反射されたゴースト光110は投写レンズ12に向かうが、光学フィルタ15は上下方向にθ傾斜して配置されているために、ゴースト光110は投写レンズの光出射面112に対して下記角度βで戻ることになる。
【0034】
この時、投写レンズ12からの光出射角をα、光学フィルタ15の傾斜角をθとすると、α1≧α≧α2(但し、|α1|>|α2|かつ、α1>0、α2<0)において、
β=α+2θ 式1
となる。但し、投写レンズ12の光出射角αは上方向を正、光学フィルタ15の傾斜角θは光学フィルタ15の上側がスクリーン13側に突出する方向を正とし、戻り光βは上方向(=表示画像のシフト方向)を正とする。
【0035】
いま、光学フィルタ15の傾斜角θが正であれば、投写レンズ12の上側光出射角αは正であるので、上側の光出射成分の戻り光の角度βは常にβ>0となり、この時のゴースト光110は必ず投写レンズ12の光軸100よりも最終レンズ112の上側に入射する。ここで、最終レンズ112は曲率rを有する凸レンズである。そのため、最終レンズ112上の上記ゴースト光110が入射する位置では、曲率rによってその位置のレンズ法線がγだけ傾くことになり、ゴースト光110の入射角βはγだけ大きくなるため、その反射光である第二のゴースト光120は入射角βよりも大きな出射角を持つことになる。
【0036】
次に、α=0の場合を説明する。この条件時のゴースト光110は、式1から、β=2θとなる。いま、θ>0だからβ>0となる。すなわち、この時のゴースト光110は必ず投写レンズ12の光軸100よりも最終レンズ112の上側に入射する。ここで、最終レンズ112は曲率rを有する凸レンズである。そのため、最終レンズ112上の上記ゴースト光110が入射する位置では、曲率rによってその位置のレンズ法線がγだけ傾くことになり、ゴースト光110の入射角βはγだけ大きくなるため、その反射光である第二のゴースト光120は入射角βよりも大きな出射角を持つことになる。
【0037】
続いて、ゴースト光110が投写レンズ12の光軸100上に戻ってくる条件について説明する。ゴースト光110が投写レンズ12の光軸100上に戻ってくるということは投写角αとゴースト光110の入射角βの大きさが同じで向きが逆であるということである。すなわち、α=−βであるので、式1からα=−θの時がこの条件を満たす投写角となる。この時の第二のゴースト光120は、角度α(=θ)で最終レンズ112から出射されることになる。
【0038】
なお、0>α>−θの範囲であれば、ゴースト光110は必ず投写レンズ12の光軸100よりも最終レンズ112の上側に入射するので、上記で述べたように、その反射光である第二のゴースト光120は入射角βよりも大きな出射角を持つことになる。
【0039】
続いて、α<−θの場合について説明する。この場合のゴースト光110は、式1からβ=α+2θとなる。しかしここでθは画面のシフト方向を正としているため、α<−θという投写は画面のシフト方向とは反対向きであるので極性を逆にする必要がある。そのため、ゴースト光110はβ=α−2θとなり、α<0、θ>0であるため、常にβ<0となる。つまり、ゴースト光110は必ず投写レンズ12の光軸100よりも最終レンズ112の下側に入射することになる。ここで、最終レンズ112は曲率rを有する凸レンズである。そのため、最終レンズ112上の上記ゴースト光110が入射する位置では、曲率rによってその位置のレンズ法線がγだけ傾くことになり、ゴースト光110の入射角βはγだけ大きくなるため、その反射光である第二のゴースト光120は入射角βよりも大きな出射角を持つことになる。
【0040】
ここで、式1から、ゴースト光110が光軸100と平行になる条件(β=0)を考える。式1にβ=0を代入すると、α=−2θとなり、θ>0であるのでα<0となり、下側に角度2θで出射した光のゴースト光110が光軸100と平行になり最終レンズ112に戻ってくることがわかる。しかし、投写レンズ12から下側に向かって投写しているので、この時のゴースト光110は最終レンズ112の光軸100から離れた位置に光軸100と平行に入射する。最終レンズ112のこの位置では、レンズ曲率rによってその位置のレンズ法線がγだけ傾くことになり、ゴースト光110の入射角βよりも大きな角度、すなわち、さらに下側に向けて反射されて出射される。
【0041】
続いて、α<−2θの場合について説明する。この場合のゴースト光110は、式1からβ=α+2θとなる。しかしここでθは画面のシフト方向を正としているため、α<−θという投写は画面のシフト方向とは反対向きであるので極性を逆にする必要がある。そのため、ゴースト光110はβ=α−2θとなり、α<0、θ>0であるため、常にβ<0となる。つまり、ゴースト光110は必ず投写レンズ12の光軸100よりも最終レンズ112の下側に入射することになる。ここで、最終レンズ112は曲率rを有する凸レンズである。そのため、最終レンズ112上の上記ゴースト光110が入射する位置では、曲率rによってその位置のレンズ法線がγだけ傾くことになり、ゴースト光110の入射角βはγだけ大きくなるため、その反射光である第二のゴースト光120は入射角βよりも大きな出射角を持つことになる。
【0042】
以上から、第二のゴースト光120がスクリーン13上の表示画面内に入射しないための条件は、上記で述べた各出射角αに対して第二のゴースト光120の出射角が最大投写角α1、またはα2のいずれかよりも大きくなればいい。ここで、|α1|>|α2|であるため、最大投写角はα1ということになる。一方、第二のゴースト光120の最小出射角度は投写角αが−θの時であるβ=−αであるので、第二のゴースト光120が常にスクリーン13上の表示画面に入射しなくなる条件は、第二のゴースト光の最小出射角βが、常に上下の最大投写角の大きい方よりも大きくなること、すなわちβ>α1となることである。
【0043】
β>α1の時、スクリーン13上の表示画面に第二のゴースト光120が入射しなくなる結果、スクリーン13上には二重像がなくなるため、投写画像の解像度低下に影響することはない。よって、光学フィルタ15の傾斜角θは光出射角αが最大値となる上側(=投写画像のシフト方向)の光出射成分について考慮すればよいことになる。
【0044】
いま、光軸100の上側における最大光出射角をα1とすると、この時のゴースト光の戻り角βがα1よりも大きくなれば投写レンズ12の光出射位置に戻ることがなくなるため、式1より
θ>α1/2 式2
であればよいことになる。この時、最終レンズ112の光出射面の曲率に依存せずに全ての第二のゴースト光120がスクリーン13上に入射しなくなる。その結果、スクリーン13上では二重像が発生しなくなり、投写画像の解像度低下を防ぐことができる。
【0045】
なお、上記の説明では上方向(=縦方向)への画像シフトの場合について説明したが、横方向、または斜め方向への画像シフトについても上記で説明した場合と同様であり、上記で述べた上方向への画像シフトの時と同様の条件が導き出されるとともに、同様の効果を得ることができる。
【0046】
実施の形態4.
図7は本発明の実施の形態4における投写レンズ12の光軸100に対して回転機構を有する光学フィルタ15と投写レンズ12の結合アダプタ16を有する投写レンズ12以降の光学系を示す図である。図において、116は投写レンズ12と光学フィルタ15を接合するアダプタ16の投写レンズ12側の接合部である。図7に示すように、このアダプタ16の接合部116をネジ構成とし、アダプタ16が投写レンズ12の光軸100に対して回転する機構を装備することにより、光学フィルタ15のスクリーン13側に突出する位置を任意に選択することができる。よって、投写画面のシフト方向に光学フィルタ15のスクリーン13側に突出する位置を合わせれば、スクリーン13上の表示画面にゴースト光110を入射することがなくなるので、投写画面のシフト方向が上下/左右/斜めのいずれの方向であっても画像シフト方向に光学フィルタ15を傾斜配置させることでゴースト光110をスクリーン13上の表示画面から追放することができ、二重像の発生を抑えて表示画像の解像度低下を防ぐことができる。
【0047】
なお、上記本実施の形態では投写レンズ12とアダプタ16の接合部116を用いてアダプタ16を回転させたが、アダプタ16を光軸100方向に二分割させて、図示していないアダプタ16aとアダプタ16bという二部品構成として、投写レンズ12と二分割アダプタ16aを接合部116で固定し、光学フィルタ15を備えた二分割アダプタ16bと二分割アダプタ16aの接合部をネジ構成とし、この接合部で光学フィルタ15を光軸100に対して回転させる構成としてもよい。
【0048】
また、上記各実施の形態では、複数枚のライトバルブを用いた3板式光学系を有する投写型表示装置で説明したが、1枚のライトバルブを用いた単板式光学系を有する投写型表示装置であってもよく、上記で述べたものと同様の効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成しているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0050】
本発明の投写型表示装置では、投写レンズの光出射側に投写レンズに対して傾斜するように配置され、傾斜の方向が投写レンズの光軸に対して回転する機構を有する光学フィルタを備え、前記光学フィルタは前記傾斜の方向を任意に設定できるように構成することにより、光学フィルタ使用による光学特性の改善と、投写レンズの光軸に対して回転する機構により投写画像のシフト方向が上下/左右/斜めのいずれの方向であっても画像シフト方向の方向に光学フィルタを傾斜配置することができ、スクリーン上の表示画面からゴースト光を除去することができ、二重像の発生を抑えて表示画像の解像度低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を説明する図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における投写光学系を横側から見た図である。
【図3】 本発明の実施の形態2におけるアダプタの一例を示す図である。
【図4】 一般的な投写型表示装置の使用例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における投写レンズ以降の光学系を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における光学フィルタの傾斜角と投写光の角度に関する説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態4におけるアダプタの一例を示す図である。
【図8】 従来の投写型表示装置における光学系の構成図である。
【図9】 従来の投写型表示装置の光学系に光学フィルタを用いた場合の構成図である。
【図10】 液晶パネルのコントラスト特性を示す図である。
【図11】 比視感度特性の明順応と暗順応を示す図である。
【図12】 光学フィルタの分光透過特性図である。
【図13】 光学フィルタから界面反射により発生するゴースト光を説明する図である。
【符号の説明】
1 光源、2 ランプ、3 反射鏡、4 第1のマルチレンズアレイ、5 第2のマルチレンズアレイ、7 コンデンサレンズ、8a、8b 第1及び第2のダイクロイックミラー、9 コリメータレンズ、10R、10G、10B 液晶パネル、12 投写レンズ、13 スクリーン、15 光学フィルタ、16 アダプタ。

Claims (1)

  1. 表示画像を形成するライトバルブと、前記ライトバルブに形成された画像を拡大投影する投写レンズと、前記ライトバルブを照射する光を発する光源と、を有する投写型表示装置において、
    前記投写レンズの光出射側に前記投写レンズに対して傾斜するように配置され、前記傾斜の方向が前記投写レンズの光軸に対して回転する機構を有する光学フィルタを備え、
    前記光学フィルタは前記傾斜の方向を任意に設定できることを特徴とする投写型表示装置。
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