JP4013180B2 - 鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法 - Google Patents

鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に係り、特に図1に示すリングダイアフラム付中空円形鋼管柱(以下、単に「中空鋼管柱」という)や、図2(A)に示す梁との取合部分が増厚された中空鋼管柱(以下「リング一体タイプ」という)又は、リング一体タイプの特別な場合である図2(B)に示す増厚しない中空円形鋼管柱に、さらには、図19に示す部分リングダイアフラム付中空円形鋼管柱(以下、「部分リング中空鋼管柱」という)に、梁フランジが取り付く場合の接合部の局部耐力を求める方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばリングダイアフラム付鋼管柱の柱梁接合部耐力の評価は、図4に示すような引張試験に基づく計算式(例えば、日本建築学会鋼管構造設計施工指針同解説)を個々の梁フランジ毎に適用して求めた。得られた値は、引張荷重時および圧縮荷重時の局部耐力と見做され、梁フランジ相互の関係は無視されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この計算式は、一連の引張試験結果をもとに導かれた実験式であり、適用範囲が限定されているほか、一般に地震地域における耐力算定が想定する地震荷重時すなわち図5のように鋼管の両側に付く梁フランジに引張力と圧縮力が作用する場合(以下、逆対称荷重時)を正しく評価するものとは言えない。また、実験式であるため、設計者はその算定の根拠を認識することができず、実験で規定された適用範囲を外れる特別なケースへの応用が不可能である。さらに、従来は全周にリングが存する場合のみであり、リングが周の一部にのみ存在する場合の上記趣旨の設計方法は提示されていなかった。従来技術には以上に掲げる問題点があった。
【0004】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鋼管柱の柱梁接合部耐力の一定の精度を保ちつつ、簡易で汎用的な、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法を提示する点にあり、かかる耐力を求める方法を用いた鋼管柱における柱梁接合部の設計方法を提示する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の要旨は、対称荷重が作用する場合における、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法であって、梁が取り付く近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分である鋼管の前面剪断力(P)と、リングとリング近傍の鋼管板(リングとリング近傍の鋼管板を合わせてリング体という)の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分であるリング体の耐力(P)とを、以下に掲げる式から求め、前記鋼管の前面剪断力(P )と前記リング体の耐力(P の和から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法に存する。
【数5】
Figure 0004013180
【数16】
Figure 0004013180
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、
【数6】
Figure 0004013180
【数8】
Figure 0004013180
ν:鋼管のポアソン比
D:鋼管の直径
c :鋼管の板厚
σ yt :鋼管の降伏耐力
S:有効周長
1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
θ :検討箇所における面外曲げモーメント
R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
対象荷重が作用する場合は、
【数24】
Figure 0004013180
θ =0
R =0
φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
Re:リング体の有効半径
請求項2に記載の発明の要旨は、対称荷重が作用する場合における、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法であって、梁が取り付く近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分である鋼管の前面剪断力(P)と、リングとリング近傍の鋼管板(リングとリング近傍の鋼管板を合わせてリング体という)の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分であるリング体の耐力(P)とに分解し、以下に掲げる式から求められた前記リング体の耐力(P)から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法に存する。
【数16】
Figure 0004013180
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
θ :検討箇所における面外曲げモーメント
R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
対象荷重が作用する場合は、
【数24】
Figure 0004013180
θ =0
R =0
φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
Re:リング体の有効半径
請求項に記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、リングダイアフラム付鋼管柱であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項に記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、前記梁との取合部分が増厚された鋼管柱であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項に記載の発明の要旨は、前記対称荷重の代わりに単方向荷重が作用する場合には、[数24]に換えて[数25]と[数27]の重ね合わせによりM,N,Qを求めることを特徴とする請求項1又はに記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
【数25】
Figure 0004013180
ただし、
【数26】
Figure 0004013180
【数27】
Figure 0004013180
θ =0
R =0
φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
Re:リング体の有効半径
Mc:θ=π/2における曲げモーメント
請求項に記載の発明の要旨は、前記リング、全周になく梁の取り付く側の一定の開角部分にのみ存在する部分リングである場合には、[数25]と[数27]の重ね合わせに換えて[数28]と[数30]の重ね合わせによりM,N,Qを求めることを特徴とする請求項に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
【数28】
Figure 0004013180
ただし、
【数29】
Figure 0004013180
【数30】
Figure 0004013180
θ =0
R =0
φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
Re:リング体の有効半径
1 :リングが存在する部分の断面二次モーメント
2 :リングが存在しない部分の断面二次モーメント
Mc:θ=ψにおける曲げモーメント
請求項に記載の発明の要旨は、請求項1乃至6のいずれかに記載の耐力を求める方法を用いた、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法に存する。
請求項に記載の発明の要旨は、請求項に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により設計された鋼管柱に存する。
請求項に記載の発明の要旨は、請求項に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により築造された構造物に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
梁フランジ軸力の柱への流れを、図6(A)及び図6(B)に示すような、二つの流れの成分に分解されるものと想定し、それぞれの成分を解析的手法による耐力評価式により算定して、その和を接合部の耐力として評価する。
【0007】
図7に示すように、成分1の流れ(以下、「前面剪断力」という)Pは主として梁が取付いている近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れであり、成分2の流れ(以下、「リング耐力」という)Pはリングとリング近傍の鋼管板の曲げにより、リング周方向に伝達される力の流れである。
【0008】
従って、梁フランジにより伝達される接合部の耐力Pは両者の和、
【0009】
【数1】
Figure 0004013180
【0010】
耐力設計法に用いられる長期許容耐力P(長期)、短期許容耐力P(短期)および最大耐力Puは、それぞれ、
【0011】
【数2】
Figure 0004013180
【0012】
【数3】
Figure 0004013180
【0013】
【数4】
Figure 0004013180
【0014】
とする。
【0015】
設計においては、構造解析から得られるフランジ軸力がそれぞれの荷重時に対応する長期許容耐力、短期許容耐力または最大耐力を上回らないようにすればよい。
【0016】
前面剪断力P1は、円筒シェル理論より求められる。P1の算定式は、荷重状態によらず以下のように与えられる。
【0017】
【数5】
Figure 0004013180
【0018】
ここで、
【0019】
【数6】
Figure 0004013180
【0020】
【数7】
Figure 0004013180
【0021】
【数8】
Figure 0004013180
【0022】
有効周長S(図8参照)は、実験および有限要素解析(以下、FEMという)結果から(9)式のように設定した。
【0023】
【数9】
Figure 0004013180
【0024】
リング耐力Pは、図9に示す鋼管部分の有効幅αを含めたT型断面(以下、「リング体」という)からなる有効半径Reのアーチ/リングに、アーチ/リング骨組理論を適用して求められる。ここで、フランジ軸力は、図10に示すように作用位置ψに作用する二点集中荷重と見做す。
【0025】
有効幅αは、実験およびFEM結果から(10)または(11)式のように設定した。
【数10】
Figure 0004013180
【0026】
ただし、リング一体タイプの有効幅αは、
【0027】
【数11】
Figure 0004013180
【0028】
有効半径Re は、
【0029】
【数12】
Figure 0004013180
【0030】
ただし、gは、
【0031】
【数13】
Figure 0004013180
【0032】
梁フランジ軸力を二点集中荷重と見なしたとき、その作用位置ψは、実験およびFEM結果から(18)式のように設定した。
【0033】
【数14】
Figure 0004013180
【0034】
ただし、B−H≦H/2 の時は、
【0035】
【数15】
Figure 0004013180
【0036】
リング耐力Pは、リング体の全塑性耐力MP、P、P、θPおよびTRPに対して、後述の検討箇所における曲げモーメントM、軸力N、剪断力Q、面外曲げモーメントMθおよびトルクTに塑性条件式:
【0037】
【数16】
Figure 0004013180
【0038】
を適用して求める。
【0039】
リング体の全塑性耐力MP、P、P、θPおよびTRPは、以下の算定式による:
【0040】
【数17】
Figure 0004013180

【0041】
【数18】
Figure 0004013180

【0042】
【数19】
Figure 0004013180

【0043】
θP、RPは、リング部分のみを有効と見做して(鋼管部分を無視して)、それぞれ(25)式並びに(26)および(27)式で求める。
【0044】
【数20】
Figure 0004013180
【0045】
【数21】
Figure 0004013180
【0046】
リング一体タイプでは、有効幅αを(11)式によって設定するとともに、(21)式〜(27)式においてH=0,T=tおよびt=tを代入して求める。
【0047】
の算定に必要なリング体の曲げモーメントM、軸力N、剪断力Q、面外曲げモーメントMθおよびトルクT(以下、「リング体の断面力」という)は、荷重状態、コンクリート充填の有無、偏心の有無、リングの形状等によりそれぞれ計算方法が異なり、次のケースに分類される。
【0048】
(1)対称荷重時中空鋼管柱
(2)逆対称荷重時中空鋼管柱
(3)単方向荷重時中空鋼管柱
(4)CFT
(5)部分リング中空鋼管柱
【0049】
これらのうち、本発明は(1)対称荷重時中空鋼管柱および(3)単方向荷重時中空鋼管柱および(5)部分リング中空鋼管柱で鉛直偏心および水平偏心が存在しない場合に係わるものである。
【0050】
リング体の断面力のうち、面外曲げモーメントMθおよびトルクTは、上記のケース(1)乃至(4)に共通であり、鉛直偏心のある場合に生ずるので、
【0051】
【数22】
Figure 0004013180
【0052】
【数23】
Figure 0004013180
【0053】
鉛直偏心が存在しない場合を扱う本発明では、e=0なので、Mθ=0R=0である。
【0054】
一方、リング体の断面力のうち曲げモーメントM、軸力N、剪断力Qは、それぞれのケースに対応する境界条件を適宜仮定することにより、アーチ/リングの骨組理論により導き出される。以下に、梁フランジに荷重Pが作用したときの曲げモーメントM、軸力N、剪断力Qの算定方法を、本発明に係る(1)対称荷重時中空鋼管柱、(3)単方向荷重時中空柱、及び(5)部分リング中空鋼管柱に関して述べる。
【0055】
(1)対称荷重時中空鋼管柱
中空鋼管柱に図11に示すような対称荷重が作用する場合は、図12に示すような円環リングに4点集中荷重が作用する問題として考える。ここで、対称性よりφ=π−ψである。
【0056】
図12において、x軸となす角度をθ(図中B点をゼロとする)とおくと、円環リング上の角度θの点における曲げモーメントM、軸力Nおよび剪断力Qは、リング耐力P2を用いて、(30)式で表される。ただし、円環リングは全周において一様な剛性を持つものとしており、変形は曲げのみを考慮し、軸力および剪断力による変形は無視している。
【0057】
【数24】
Figure 0004013180
【0058】
(3)単方向荷重時中空鋼管柱
図13に示すように、リングに一方向のみ梁が接合されている場合は、以下の手順に従って計算を行うものとする。
【0059】
図13の荷重状態を、図14(A)に示される二点集中荷重が一方向から作用しているリングの問題として考える。図14(A)の問題はこのままでは解けないので、図14(B)〜(C)の問題に分解して考える。図14(B)は固定端半円弧アーチの問題であり、このとき生じる支点反力の内、曲げモーメントをリング全体に解放したものが図14(C)である。(軸方向反力Ncは、鋼管面にて支持されると考えられるので解放しないものとする。また、実験結果によると、水平反力Qcは鋼管面の板曲げにより支持されると考えられ、Qcの解放を省略したほうが実際の挙動に近いことが確認されている)。
【0060】
図14(B)については、図15に示すように固定アーチの中心軸となす角が+ψの位置に一点集中荷重が作用する問題の解と、中心軸となす角が−ψの位置に一点集中荷重が作用する問題の解とを重ね合わせることによって、アーチ上の角θの点におけるM、N、Qが求められる。ただし、θはB点においてゼロとし、C点においてπ/2、D点において-π/2とする。
【0061】
【数25】
Figure 0004013180
【0062】
ただし、
【0063】
【数26】
Figure 0004013180
【0064】
図14(C)は、相対する二点集中モーメントの問題と考えて、リングに作用するM、N、Qを求める。図中の中心軸となす角度をθとおくと、
【0065】
【数27】
Figure 0004013180
【0066】
以上より、図14(A)の問題は、(31)式および(33)式を重ね合わせることによって得られる。
【0067】
(5)部分リング(単方向荷重時)中空鋼管柱
図20に示すようにリングが、梁の取り付く側の開角2j の部分にのみ存在する場合、すなわち、部分リング中空鋼管に単方向荷重が作用する場合は、以下の手順に従って計算を行う。
【0068】
部分リングの場合のリング体の有効断面は、リングが存在する部分(開角2j の部分)においてはリング+鋼管協力幅からなるT形断面(図21A、断面二次モーメント:I1)であるが、リングの存在しない部分にあっては鋼管協力幅のみの板状の長方形断面(図21B、断面二次モーメント:I2 )に変化するものと考える。従って、図22に示すように断面性能が部分的にI1からI2 に変化するアーチ/リング骨組の応力分布(曲げモーメントM、軸力N、剪断力Q)を求める必要がある。
【0069】
これには、(3)の単方向荷重中空鋼管柱の場合と同様に、開角2j の位置で両端固定されたアーチを仮定しその応力分布を求め、その固定端力を半円リングに対して解放したときの応力分布を重ね合わせることにより求める。
【0070】
すなわち、図22の荷重状態を、図23(A)に示される二点集中荷重が一方向から作用するリングの問題として考える。図23(A)の問題はこのままでは解けないので、図23(B)〜(C)の問題に分解して考える。図23(B)は固定端アーチの問題であり、このとき生じる支点反力の内、曲げモーメントをリング全体に解放したものが図23(C)である。(軸方向反力Ncは、鋼管面にて支持されると考えられるので解放しないものとする。また、実験結果によると、水平反力Qcは鋼管面の板曲げにより支持されると考えられ、Qcの解放を省略したほうが実際の挙動に近いことが確認されている。)
【0071】
図23(B)については、図24に示す開角2j の固定アーチの中心軸となす角が+ψの位置に一点集中荷重が作用する問題の解と、中心軸となす角が−ψの位置に一点集中荷重が作用する問題の解とを重ね合わせることによって、アーチ上の角θの点におけるM、N、Qが求められる。ただし、θはB点においてゼロとし、C点においてπ/2、D点において-π/2とする。
【0072】
【数28】
Figure 0004013180
【0073】
ただし、
【0074】
【数29】
Figure 0004013180
【0075】
図23(C)については、全周リングに相対する二点集中モーメントが作用する問題を、対称性を考慮して、図25に示す半円リングに一点集中モーメントが作用する問題と考える。剛性が変化する半円リングの応力分布は、図25の記号で以下のように与えられる。
【0076】
【数30】
Figure 0004013180
【0077】
図23(C)の解法は複雑であるが、標準的な場合として、図26に示すように、部分リングがちょうど半周分(開角2j =180°)の場合には、次式のように簡潔な表現で与えられる。
【0078】
【数31】
Figure 0004013180
【0079】
以上より、図23(A)の問題は、(34)式および(36)式(または(37)式)を重ね合わせることによって得られる。
【0080】
最後に、上記の、耐力を求める方法を用いたリングダイアフラム付鋼管柱の柱梁接合部分の設計方法についてのフローを図16及び図17に示す。なお、Pは、Pに対して比較的に小さいので、Pを無視することもできる(両図中における▲1▼)。
【0081】
本実施の形態に係るリングダイアフラム付鋼管柱の柱梁接合部分の耐力を求める方法は、以上のごとく構成されているので、リングダイアフラム付鋼管柱の柱梁接合部耐力評価が、網羅的に、精度良く比較的容易に可能になった。
【0082】
また、実験式ではなく解析的耐力式に基づいているので、設計者はある程度力の流れを認識することができ、特殊なケースにも応用することができる。
【0083】
【実施例】
(実施例1)
(20)式において分子の項はすべてP2に比例する形になっているから係数X〜Xを、X=X=X=X=X=2としたとき、容易にP2を求めうる。すなわち、P2=1(単位荷重)としたときのM、N、Q、Mθ、Tをそれぞれ、M,N,Q,MθA,TRAとおけば、P2の算定式は
【0084】
【数32】
Figure 0004013180
【0085】
のように書ける。
【0086】
(20)式によると、円周上の任意の位置を検討箇所とすることが可能であるが、実験およびFEM結果から最もクリティカルな検討箇所は、フランジ縁入り隅部加工部端であることが分かっている。すなわち、、梁フランジ縁の入り隅部であるA点およびB点(図27)を、本発明の検討箇所とする。A点およびB点とフランジ中心軸とがなす角θA,θBは(39)式と(40)式で与えられる。
【0087】
【数33】
Figure 0004013180
【0088】
ここで、rは梁フランジ溶接部入り隅加工半径(通常r=1cmとする)である。
【0089】
(実施例2)
リングダイアフラム付円形鋼管柱φ−318.5x10.3、Hs=16、Ts=16に梁フランジPL−100x16が対称に付く場合で鋼管、リングの降伏応力度がそれぞれ、σy =3.3tf/cm2)、σy =3.3tf/cm2)であるとする。
【0090】
対称荷重が作用するとき、本発明の評価式によると、P1=10.10(tf)、P=9.337(tf)であり、P=19.47(tf)。従って、最大耐力Pu=24.16(tf)、短期許容耐力PA(短期)=16.93(tf)および長期許容耐力PA(長期)=11.29(tf)である。
【0091】
(実施例3)
リングダイアフラム付円形鋼管柱φ−318.5x10.3、Hs=16、Ts=16に梁フランジPL−100x16が一方向に付く場合で鋼管、リングの降伏応力度がそれぞれ、σy =3.3tf/cm2)、σy =3.3tf/cm2)であるとする。
【0092】
単方向荷重が作用するとき、本発明の評価式によると、P1=10.10(tf)、P=28.43(tf)であり、P=38.53(tf)。従って、最大耐力Pu=47.80(tf)、短期許容耐力PA(短期)=33.50(tf)および長期許容耐力PA(長期)=22.33(tf)である。
【0093】
対称荷重の場合について、本評価式において係数X〜Xを、X=X=X=X=X=2としたときの計算結果と、実験結果またはFEM解析結果との比較を図18に示す。
【0094】
(実施例4)
部分リングの場合
開角180°の部分リングダイアフラム付円形鋼管柱φ−318.5x10.3、Hs=16、Ts=16に梁フランジPL−100x16が部分リング側に単方向に付く場合で鋼管、リングの降伏応力度がそれぞれ、σy =3.3tf/cm2)、σy =3.3tf/cm2)のとき、本発明の評価式によると、P1=10.10(tf)、P=25.24(tf)であり、P=35.34(tf)。従って、最大耐力Pu=43.84(tf)、短期許容耐力PA(短期)=30.73(tf)および長期許容耐力PA(長期)=20.49(tf)である。
【0095】
同条件のFEMによる評価は、圧縮側フランジで1/3剛性時耐力PK0/3=30.06(tf)、1/10剛性時耐力PK0/10=35.81(tf)である。
【0096】
また同条件の押引実験(5−1試験体)の実験結果は、圧縮側フランジで1/3剛性時耐力PK0/3=37.80(tf)、1/10剛性時耐力PK0/10=45.00(tf)最大耐力PMAX=47.10(tf)である。
【0097】
よって、本発明の評価式は、精度良く安全側の評価を与えるものといえる。
【0098】
なお、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。例えば、梁のフランジにアールを付けることもできる。斯かる場合には、アールの縁で検定することが好ましい。
また、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0099】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
実験式ではなく解析的耐力式を用いて算出するので、リングダイアフラム付円形鋼管柱(部分リングを含む)に端方向荷重が作用した場合、柱梁接合部耐力の一定の精度を保ちつつ、簡易で汎用的な、鋼管柱の耐力を求める方法を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるリングダイアフラム付鋼管柱の一部破断の斜視図である。
【図2】(A)は本発明が適用される増厚された鋼管柱の一部破断の斜視図、(B)は特殊なリングダイアフラム付鋼管柱の一部破断の斜視図である。
【図3】図2に示す鋼管柱の取合部分の詳細断面図である。
【図4】従来技術に係る長期荷重(対称荷重)状態を示す図である。
【図5】従来技術に係る地震荷重(逆対称荷重)状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る、梁フランジ軸力の二成分への分解を示す図である。
【図7】図6に示される梁フランジ軸力の二成分への分解詳細を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る、有効周長Sの定義を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る、NTリングの有効幅αの定義を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る、二点集中荷重の作用位置ψを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る、リング体の検討箇所を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る、対称荷重が作用する仮定を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る、単方向荷重が作用する場合を示す図である。
【図14】(A)〜(C)は、本発明の実施の形態に係る、単方向荷重が作用する場合の解放を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る、一点集中荷重が作用する固定端半円弧アーチを示す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係る、リングダイアフラム付鋼管柱の柱梁接合部設計法のフローを示す流れ図である。
【図17】図16に示すフローの続き示す流れ図である。
【図18】本実施の形態による計算結果と、実験結果またはFEMとの比較を示す図である。
【図19】本実施の形態による計算結果と、部分リングダイアフラム付円形鋼管柱とH形梁の接合部を示す図である。
【図20】本実施の形態に係る、単方向荷重を受ける部分リングダイアフラム付円形鋼管柱を示す図である。
【図21】Aは本実施の形態に係るリングが存在する部分の有効断面を示す図、Bはリングが存在しない部分の有効断面を示す図である。
【図22】本実施の形態に係る、断面性能が変化するアーチ/リング骨組を示す図である。
【図23】本実施の形態に係る、部分リングで単方向荷重を受ける場合の解法を示す図である。
【図24】本実施の形態に係る、一点集中荷重が作用する固定端アーチを示す図である。
【図25】本実施の形態に係る、曲げモーメント作用点で剛性が変化する半円リングを示す図である。
【図26】本実施の形態に係る、開角180°の場合の半円リングを示す図である。
【図27】本発明の実施の形態に係る、リング体の検討箇所を示す図である。
【符号の説明】
α:有効幅
S:有効周長
ψ:荷重の作用位置
D :鋼管の直径
:鋼管の板厚
:仕口増厚部の板厚
:仕口増厚部の余長
:リングの出
:リングの厚さ
:梁フランジ幅
:梁フランジ厚さ
σyt:鋼管の降伏耐力
σys:リングの降伏耐力

Claims (9)

  1. 対称荷重が作用する場合における、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法であって、梁が取り付く近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分である鋼管の前面剪断力(P)と、リングとリング近傍の鋼管板(リングとリング近傍の鋼管板を合わせてリング体という)の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分であるリング体の耐力(P)とを、以下に掲げる式から求め、前記鋼管の前面剪断力(P )と前記リング体の耐力(P の和から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
    Figure 0004013180
    Figure 0004013180
    M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
    ここで、
    Figure 0004013180
    Figure 0004013180
    ν:鋼管のポアソン比
    D:鋼管の直径
    c :鋼管の板厚
    σ yt :鋼管の降伏耐力
    S:有効周長
    1 〜X 5 :係数
    M:検討箇所における曲げモーメント
    N:検討箇所における軸力
    Q:検討箇所における剪断力
    θ :検討箇所における面外曲げモーメント
    R :検討箇所におけるトルク
    上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
    θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
    RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
    対象荷重が作用する場合は、
    Figure 0004013180
    θ =0
    R =0
    φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
    θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
    Re:リング体の有効半径
  2. 対称荷重が作用する場合における、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法であって、梁が取り付く近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分である鋼管の前面剪断力(P )と、リングとリング近傍の鋼管板(リングとリング近傍の鋼管板を合わせてリング体という)の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分であるリング体の耐力(P )とに分解し、以下に掲げる式から求められた前記リング体の耐力(P )から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
    Figure 0004013180
    M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
    ここで、X 1 〜X 5 :係数
    M:検討箇所における曲げモーメント
    N:検討箇所における軸力
    Q:検討箇所における剪断力
    θ :検討箇所における面外曲げモーメント
    R :検討箇所におけるトルク
    上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
    A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
    θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
    RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
    対象荷重が作用する場合は、
    Figure 0004013180
    θ =0
    R =0
    φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
    θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
    Re:リング体の有効半径
  3. 前記鋼管柱は、リングダイアフラム付鋼管柱であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
  4. 前記鋼管柱は、前記梁との取合部分が増厚された鋼管柱であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
  5. 前記対称荷重の代わりに単方向荷重が作用する場合には、[数24]に換えて[数25]と[数27]の重ね合わせによりM,N,Qを求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
    Figure 0004013180
    ただし、
    Figure 0004013180
    Figure 0004013180
    θ =0
    R =0
    φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
    θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
    Re:リング体の有効半径
    Mc:θ=π/2における曲げモーメント
  6. 前記リングが、全周になく梁の取り付く側の一定の開角部分にのみ存在する部分リングである場合には、[数25]と[数27]の重ね合わせに換えて[数28]と[数30]の重ね合わせによりM,N,Qを求めることを特徴とする請求項5に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
    Figure 0004013180
    ただし、
    Figure 0004013180
    Figure 0004013180
    θ =0
    R =0
    φ,ψ:リング体に対象荷重として4点集中荷重が作用するときの荷重作用位置のx軸とのなす角度であり、φ=π−ψの関係がある
    θ:リング体上の検討箇所のx軸とのなす角度
    Re:リング体の有効半径
    1 :リングが存在する部分の断面二次モーメント
    2 :リングが存在しない部分の断面二次モーメント
    Mc:θ=ψにおける曲げモーメント
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の耐力を求める方法を用いた、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法。
  8. 請求項7に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により設計された鋼管柱。
  9. 請求項7に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により築造された構造物。
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