JP6775324B2 - ブレース接合構造 - Google Patents

ブレース接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6775324B2
JP6775324B2 JP2016096102A JP2016096102A JP6775324B2 JP 6775324 B2 JP6775324 B2 JP 6775324B2 JP 2016096102 A JP2016096102 A JP 2016096102A JP 2016096102 A JP2016096102 A JP 2016096102A JP 6775324 B2 JP6775324 B2 JP 6775324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plane
brace
column
plate
plane plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016096102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017203307A (ja
Inventor
沢馬 川上
沢馬 川上
元伸 前川
元伸 前川
豪人 熊野
豪人 熊野
元希 内山
元希 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2016096102A priority Critical patent/JP6775324B2/ja
Publication of JP2017203307A publication Critical patent/JP2017203307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775324B2 publication Critical patent/JP6775324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、ブレース接合構造に関する。
特許文献1に示されたブレースの接合構造では、角型鋼管で形成された柱の側面に断面H形のガセットプレート(ブラケット)を溶接している。そして、このガセットプレートの上方にブレース接合金物を接合し、側方に梁を接合している。また、ブレース接合金物には座屈拘束ブレースがスプライスプレートを介してボルト接合されている。
特開2015−161148号公報
しかし、上記特許文献1に示されたブレースの接合構造では、柱と梁とは直接接合せずガセットプレートを介して接合しているため、部品点数が多く、運搬に手間がかかる。さらに、接合箇所が多く施工の手間がかかる。
本発明は上記事実を考慮して、単純な構成のブレース接合構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のブレース接合構造は、柱梁架構と、前記柱梁架構の柱から突出する第1接合部材と、前記柱梁架構の梁から突出する第2接合部材と、前記柱梁架構の構面内に斜めに配置され、端部が前記柱梁架構の面内方向に沿う部材及び面外方向に沿う部材を介して前記第1接合部材及び前記第2接合部材に接合されたブレースと、を有する。
請求項1に記載のブレース接合構造では、ブレースの端部が、柱梁架構の柱から突出する第1接合部材と柱梁架構の梁から突出する第2接合部材とに接合される。このため、ブレース接合用の接合部材を取付けるためのブラケットを柱と梁との間に設ける必要がなく、柱と梁とは直接接合できる。
したがって、柱と梁との間にブラケットを設けた従来技術と比較して、部品点数が少なくなり、また部品同士の接合箇所も少なくなるのでブレース接合構造がシンプルとなる。
請求項2に記載のブレース接合構造は、前記第1接合部材は、前記柱から前記構面の面内方向へ延設された第1面内プレートと、前記第1面内プレートから面外方向へ延設された第1面外プレートと、を備え、前記第2接合部材は、前記梁から前記構面の面内方向へ延設された第2面内プレートと、前記第2面内プレートから面外方向へ延設された第2面外プレートと、を備え、前記ブレースの端部には、前記第1面内プレート及び前記第2面内プレートに接合されたブレース面内部材と、前記ブレースの端部に設けられ、前記第1面外プレート及び前記第2面外プレートに接合されたブレース面外部材と、が形成されている。
請求項2に記載のブレース接合構造では、柱から突出する第1接合部材の第1面内プレートと梁から突出する第2接合部材の第2面内プレートが、ブレース面内部材に接合され、第1接合部材の第1面外プレートと第2接合部材の第2面外プレートがブレース面外部材に接合されている。このため、面内方向及び面外方向の力に対してブレースの接合部の耐力が大きくなる。
請求項3に記載のブレース接合構造は、前記柱は鋼管で、前記梁はH形鋼で形成され、前記第1面内プレートが溶接された前記鋼管の内壁には柱補剛プレートが設けられ、前記第2面内プレートが溶接された前記H形鋼のフランジの裏面には梁補剛プレートが設けられている。
請求項3に記載のブレース接合構造によると、鋼管と第1接合部材との接合部を柱補剛プレートで補剛し、H形鋼と第2接合部材との接合部を梁補剛プレートで補剛することで、ブレースから引張力及び圧縮力を受けたとき柱梁架構の変形を抑制できる。
本発明によると、単純な構成のブレース接合構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るブレース接合構造を示す立面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係るブレース接合構造の分解図であり、(B)は(A)のB−B線矢視図であり(C)は(A)のC−C線矢視図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係るブレース接合構造の部分拡大立面図であり、(B)は(A)のB−B線矢視図であり(C)は(A)のC−C線矢視図である。 (A)は本発明の第2実施形態に係るブレース接合構造を示す立面図であり、(B)は部分拡大立面図である。 (A)は比較例に係るブレース接合構造を示す部分拡大立面図であり、(B)は(A)のB−B線矢視図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係るブレース接合構造10は、角型鋼管で形成された柱22とH形鋼で形成された梁26を備えた柱梁架構20と、柱22から突出する第1接合部材30と、梁26から突出する第2接合部材40と、柱梁架構20の構面内に斜めに配置され、端部が第1接合部材30及び第2接合部材40に接合されたブレース50と、を有している。
(柱梁架構)
柱22には通しダイヤフラム22Aが形成され、梁26の上下のフランジ26Aの端面が溶接されている。また、柱22のフランジ22Bには梁26のウェブ26Bの端面が溶接されている。これにより梁26が柱22に固定され、柱梁架構20が形成されている。
また、柱22の内壁には柱補剛プレート24、25が接合され、梁26のフランジ26A間には梁補剛プレート28、29が接合されている。詳しくは後述するが、柱補剛プレート24、25は、第1接合部材30が接合された位置に接合されている。また、梁補剛プレート28、29は、第2接合部材40が接合された位置に接合されている。
なお、本実施形態において柱22には通しダイヤフラム22Aが形成されているが、通しダイヤフラム22Aは外ダイヤフラムとしてもよい。又は内ダイヤフラムとしてもよい。柱22が内ダイヤフラム形式とされている場合は、梁26の上下のフランジ26Aは柱22のフランジ22Bに溶接される。さらに、柱22はH形鋼としてもよい。
(第1接合部材)
図2(A)の分解図に示すように、第1接合部材30は柱22から柱梁架構20の構面の面内方向へ延設された面内プレート32と、面内プレート32に接合された面外プレート34と、を備えている。
面内プレート32の端面32Bは柱22のフランジ22Bに溶接されている。また、面内プレート32の端面32Aは、ブレース50の軸方向Lに沿って形成され、面外プレート34に溶接されている。
図2(A)におけるB−B線矢視図である図2(B)に示すように、面外プレート34は面内プレート32から面外方向Dの両側へ延設されている。図2(A)、(B)に示すように、面外プレート34の端面34Bは、柱22のフランジ22Bに溶接されている。なお、柱22の内部の柱補剛プレート24は、面内プレート32の端面32Bの上端部が溶接された部分の内側に設けられている。さらに、柱補剛プレート25は、面外プレート34の端面34Bが溶接された部分の内側に設けられている。
(第2接合部材)
図2(A)の分解図に示すように、第2接合部材40は梁26から柱梁架構20の構面の面内方向へ延設された面内プレート42と、面内プレート42に接合された面外プレート44と、を備えている。
面内プレート42の端面42Bは梁26のフランジ26Aに溶接されている。また、面内プレート42の端面42Aは、ブレース50の軸方向Lに沿って形成され、面外プレート44に溶接されている。
面外プレート44は面内プレート42から面外方向D(図2(B)参照)の両側へ延設されている。さらに、面外プレート44の端面44Bは、梁26のフランジ26Aに溶接されている。なお、梁26のフランジ26A間の梁補剛プレート28は、面内プレート42の端面42Bの端部が溶接された部分の裏側に設けられている。さらに、梁補剛プレート29は、面外プレート44の端面44Bが溶接された部分の裏側に設けられている。
(ブレース)
ブレース50は角型鋼管で形成され、ブレース50の端部の外周面には柱22から突出した面内プレート32に接合される面内部材52と、梁26から突出した面内プレート42に接合される面内部材54と、が溶接され、ブレース50の端部の内周面には柱22に溶接された面外プレート34に接合される面外部材56と、梁26に溶接された面外プレート44に接合される面外部材56、58と、が溶接されている。
面内部材52、54は、柱梁架構20の面内方向に沿って延設された板材であり、それぞれブレース50の軸方向に沿ってブレース50の外周面に立設されている。
面外部材56、58は、柱梁架構20の面外方向D(図2(B)、(C)参照)に沿って延設された板材であり、一方の端部56A、58Aがそれぞれブレース50の内部に挿入され、ブレース50の内周面に溶接されている。また、他方の端部56B、58Bはブレース50から軸方向Lに沿って突出している。
なお、本実施形態においてブレース50は角型鋼管で形成されているが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えばH形鋼で形成し、適宜面内プレート32、42、面外プレート34、44と接合できる構成とすればよい。あるいは、ブレース本体をH形鋼で形成し、このH形鋼の周囲を角型鋼管で被覆する構成としてもよい。
(接合構造)
ブレース50は、柱梁架構20の面内方向及び面外方向に作用する力に対抗できるように、第1接合部材30、第2接合部材40へ接合されている。
柱梁架構20の面内方向に作用する力に対抗するために、図3(A)に示すように、第1接合部材30の面内プレート32とブレース50の面内部材52とが、スプライスプレート60を介してボルト接合されている。また、第2接合部材40の面内プレート42とブレース50の面内部材54とが、スプライスプレート60を介してボルト接合されている。
図2(A)、(B)に示すように、スプライスプレート60にはボルト孔60Hが等間隔に形成され、面内プレート32、42、面内部材52、54にもそれぞれボルト孔32H、42H、52H、54Hが形成されている。ボルト孔32H、42H、52H、54Hはボルト孔60Hと同ピッチとされている。
なお、図3(B)に示すように、面内プレート32及び面内部材52は、2枚のスプライスプレート60により両面から挟持されている。また、面内プレート42及び面内部材54も同様に、2枚のスプライスプレート60により両面から挟持されている。
柱梁架構20の面外方向に作用する力に対抗するために、図3(A)に示すように、第1接合部材30の面外プレート34とブレース50の面外部材56とがボルト接合されている。また、第2接合部材40の面外プレート44とブレース50の面外部材58とがボルト接合されている。
図2(A)、(B)に示すように、面外部材56にはボルト孔56Hが等間隔に形成され、面外プレート34にもボルト孔34Hが形成されている。ボルト孔34Hはボルト孔56Hと同ピッチとされている。また、同様に面外部材58にはボルト孔58Hが等間隔に形成され、面外プレート44にもボルト孔44Hが形成されている。ボルト孔44Hはボルト孔58Hと同ピッチとされている。
なお、本実施形態において面外部材56、58は、ブレース50の内周面に溶接されているが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えばブレース50の外周面に溶接してもよい。この場合、第1接合部材30の面外プレート34、44を幅広に形成し、ボルト孔34Hとボルト孔56Hの位置を略一致させ、ボルト孔44Hとボルト孔58Hの位置を略一致させればよい。このようにすることで、面外部材56、58をブレース50へ溶接しやすくできる。
以上、第1接合部材30、第2接合部材40、ブレース50それぞれの構成及びこれらの接合構造についてブレース50の下端部(図1における左下部分)側の構成を用いて説明したが、ブレース50の上端部(図1における右上部分)側も同様に構成されている。
(作用・効果)
第1実施形態のブレース接合構造10では、図1に示すように、柱22に梁26が接合され、柱22、梁26にそれぞれ第1接合部材30、第2接合部材40が接合されている。さらに、ブレース50が、第1接合部材30と第2接合部材40とに接合されている。
これに対して図5(A)、(B)に示す比較例のブレース接合構造100では、柱220にH形鋼のブラケット230が接合され、ブラケット230に梁260が接合されている。そして、柱220、ブラケット230に接合部材300が接合されている。また、ブレース500は、スプライスプレート600を介して接合部材300に接合されている。
第1実施形態のブレース接合構造10では、ブレース50を接合するための接合部材が2つの部材(第1接合部材30、第2接合部材40)で構成され、2つの部材はそれぞれ柱22、梁26に接合されている。このため、比較例のブレース接合構造100のように接合部材を取付けるためのブラケットを柱22に接合する必要がなく、梁26は柱22に直接接合できる。したがって、ブラケット230を介して梁260を柱220に接合している比較例よりも、柱と梁との間の接合箇所が少ない。このため施工作業を簡略化できる。また、部材数が少なくなる。さらに、第1接合部材30が接合された柱22を工場で製作して運搬する場合と、ブラケット230及び接合部材300が接合された柱220を工場で製作して運搬する場合とを比較すると、第1接合部材30が接合された柱22のほうが小さく形成できるので、運搬しやすい。
また、第1実施形態のブレース接合構造10では、図3(A)、(B)に示すように、第1接合部材30の面外プレート34とブレース50の面外部材56とがボルト接合されている。また、第2接合部材40の面外プレート44とブレース50の面外部材58とがボルト接合されている。このためブレース50は、柱梁架構20の面内方向に作用する力のほか、面外方向に作用する力に対抗できる。
これに対し、例えば図5(A)、(B)に示す比較例のブレース接合構造100では、ブレース500は、柱梁架構200の面内方向に延設された接合部材300に接合されているが、柱梁架構200の面外方向D(図5(B)参照)には接合部材が延設されていない。このためブレース500は面外方向に作用する力に対抗し難い。
したがって、第1実施形態のブレース接合構造10は、比較例のブレース接合構造100と比較して面外方向に作用する力に対する耐力が大きい。
なお、本実施形態においてブレース50と柱梁架構20とは、ブレース50の面外部材56、58、第1接合部材30の面外プレート34、第2接合部材40の面外プレート44によって接合されているが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば必要な耐力が得られる場合は、ブレース50の面外部材56、58、第1接合部材30の面外プレート34、第2接合部材40の面外プレート44を設けず、ブレース50の面内部材52、54、第1接合部材30の面内プレート32、第2接合部材40の面内プレート42のみを用いて接合するものとしてもよい。このように構成することで、ブレース接合構造を単純な構成にすることができる。
また、第1実施形態のブレース接合構造10では、図3(A)、(B)に示すように、柱22の内部の柱補剛プレート24は、面内プレート32の端面32Bの端部が溶接された部分の内側に設けられている。さらに、柱補剛プレート25は、面外プレート34の端面34Bが溶接された部分の内側に設けられている。また、梁26のフランジ26A間の梁補剛プレート28は、面内プレート42の端面42Bの端部が溶接された部分の裏側に設けられている。さらに、梁補剛プレート29は、面外プレート44の端面44Bが溶接された部分の裏側に設けられている。
このため、柱22及び梁26がブレース50から引張力を受けた場合、柱補剛プレート24、25、梁補剛プレート28、29がこの引張力に抵抗することができる。また、柱22及び梁26がブレース50から圧縮力を受けた場合、柱補剛プレート24、25、梁補剛プレート28、29がこの圧縮力に抵抗することができる。したがって、柱22及び梁26の変形が抑制される。
なお、本実施形態においては柱補剛プレート24、25、梁補剛プレート28、29を設けているが、柱22及び梁26の変形が問題にならない場合はこれらは必ずしも必要ではなく、何れかを省略することができる。あるいは全てを省略してもよい。柱補剛プレート24、25、梁補剛プレート28、29の何れか又は全てを省略することで、柱22、梁26を単純な構成にすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るブレース接合構造12について説明する。なお、第1実施形態に係るブレース接合構造10と同じ構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(柱梁架構)
図4(A)に示すように、ブレース接合構造12では、ブレース50は柱22と梁72を備えた柱梁架構70の構面内に逆V字型に配置されている。ブレース50の上端部は、梁72の中央部72Aから突出した第3接合部材80及び第4接合部材90に接合されている。第3接合部材80及び第4接合部材90は、梁72の中心線CLを挟んで線対称となる位置にそれぞれ1対ずつ配置されている。
また、ブレース50の下端部は、第1実施形態に係るブレース接合構造10と同様の構成とされており、柱22から突出する第1接合部材30及び梁72から突出する第2接合部材40に接合されている。
図4(B)に示すように、梁72の中央部72Aと本体部72Bとは、フランジ同士、ウェブ同士を突き合わせ溶接して接合されている。中央部72Aの上下フランジ間には梁補剛プレート74A、74B、74C、74Dが接合されており、梁補剛プレート74Dは梁72の中心線CL上に配置されている。また、中心線CL上には、中央部72Aの下フランジから当て板76が下向きに突設されている。
なお、本実施形態においては、中央部72Aは本体部72Bと別体とされ、現場で溶接しているが、本発明の実施形態はこれに限られず、中央部72Aと本体部72Bとは一体に形成してもよい。
(第3接合部材)
第3接合部材80は、中央部72Aの下フランジに溶接され、柱梁架構70の面内方向に沿って延設された面内プレート82と、面内プレート82に接合され、柱梁架構70の面外方向に沿って延設された面外プレート84と、を備えている。
なお、梁補剛プレート74Aは、面内プレート82の端面82Bの端部が溶接された部分の内側に設けられている。さらに、梁補剛プレート74Bは、面外プレート84の端面84Bが溶接された部分の内側に設けられている。
(第4接合部材)
第4接合部材90は、中央部72Aの下フランジと当て板76に溶接され、柱梁架構70の面内方向に沿って延設された面内プレート92と、面内プレート92に接合され、柱梁架構70の面外方向に沿って延設された面外プレート94と、を備えている。
なお、梁補剛プレート74Cは、面外プレート94の端面94Bが溶接された部分の内側に設けられている。
(ブレース)
ブレース50の面内部材53は、スプライスプレート60を介して第3接合部材80の面内プレート82にボルト接合されている。また、ブレース50の面内部材55は、スプライスプレート60を介して第4接合部材90の面内プレート92にボルト接合されている。
さらに、ブレース50の面外部材57は、第3接合部材80の面外プレート84にボルト接合されている。また、ブレース50の面外部材59は、第4接合部材90の面外プレート94にボルト接合されている。
(作用・効果)
第2実施形態のブレース接合構造12では、図4(A)に示すように、ブレース50は柱22と梁72を備えた柱梁架構70の構面内に逆V字型に配置されている。このため地震時はブレース50の一方は圧縮力を負担することになる。V字型又は逆V字型のブレース構造においては、一般的に圧縮側ブレースの座屈によって耐力が決定されるが、ブレース50は面内部材52、53、54、55、面外部材56、57、58、59によって柱梁架構70に接合されることにより、接合部の固定度が高められている。このため、圧縮力を負担するブレース50が座屈しにくい。
なお、本実施形態においてブレース50は柱梁架構70の構面内に逆V字型に配置されているが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えばV字型に配置してもよいし、ブレース50の中間部から柱22と梁72の仕口部へ補剛部材を架け渡した配置としてもよい。このように、本発明のブレース接合構造は様々な態様のブレース構造に適用することができる。
10、12 ブレース接合構造
20、70 柱梁架構
22 柱
24、25 柱補剛プレート
26、72 梁
28、29 梁補剛プレート
30 第1接合部材
32 面内プレート(第1面内プレート)
34 面外プレート(第1面外プレート)
40 第2接合部材
42 面内プレート(第2面内プレート)
44 面外プレート(第2面外プレート)
50 ブレース
52、54 面内部材(ブレース面内部材)
56、58 面外部材(ブレース面外部材)

Claims (3)

  1. 柱梁架構と、
    前記柱梁架構の柱から突出する第1接合部材と、
    前記柱梁架構の梁から突出する第2接合部材と、
    前記柱梁架構の構面内に斜めに配置され、端部が前記柱梁架構の面内方向に沿う部材及び面外方向に沿う部材を介して前記第1接合部材及び前記第2接合部材に接合されたブレースと、
    を有するブレース接合構造。
  2. 前記第1接合部材は、前記柱から前記構面の面内方向へ延設された第1面内プレートと、前記第1面内プレートから面外方向へ延設された第1面外プレートと、を備え、
    前記第2接合部材は、前記梁から前記構面の面内方向へ延設された第2面内プレートと、前記第2面内プレートから面外方向へ延設された第2面外プレートと、を備え、
    前記ブレースの端部には、前記第1面内プレート及び前記第2面内プレートに接合されたブレース面内部材と、前記ブレースの端部に設けられ、前記第1面外プレート及び前記第2面外プレートに接合されたブレース面外部材と、が形成されている、請求項1に記載のブレース接合構造。
  3. 前記柱は鋼管で、前記梁はH形鋼で形成され、
    前記第1面内プレートが溶接された前記鋼管の内壁には柱補剛プレートが設けられ、
    前記第2面内プレートが溶接された前記H形鋼のフランジの裏面には梁補剛プレートが設けられている、請求項2に記載のブレース接合構造。
JP2016096102A 2016-05-12 2016-05-12 ブレース接合構造 Active JP6775324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016096102A JP6775324B2 (ja) 2016-05-12 2016-05-12 ブレース接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016096102A JP6775324B2 (ja) 2016-05-12 2016-05-12 ブレース接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017203307A JP2017203307A (ja) 2017-11-16
JP6775324B2 true JP6775324B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=60323162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016096102A Active JP6775324B2 (ja) 2016-05-12 2016-05-12 ブレース接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6775324B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4181680B2 (ja) * 1998-11-02 2008-11-19 新日本製鐵株式会社 制震ブレースダンパー及びそれに用いるエネルギー吸収体とこれの設計方法
JP2000186371A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Kajima Corp 柱・梁とブレース材との接合構造
US20130074440A1 (en) * 2011-03-29 2013-03-28 Cameron John Black Geometric connecting assembly and method for braced frame connections

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017203307A (ja) 2017-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018009410A (ja) 柱梁接合構造
JP2018178466A (ja) ダンパー、及びダンパーの製作方法
JP2020041319A (ja) 主構造とブレースの接合構造
JP5486430B2 (ja) 耐力フレームの構造
JP6994450B2 (ja) 柱梁架構の補強構造
JP6775324B2 (ja) ブレース接合構造
JP7045277B2 (ja) 柱梁仕口構造
JP6359288B2 (ja) 座屈拘束ブレースの接合構造
JP6717636B2 (ja) 制振装置
JP4823734B2 (ja) 鋼製柱・梁仕口部構造
JP6268998B2 (ja) 鋼製部材の端部構造
JP6682903B2 (ja) H形断面部材の座屈補剛構造と鉄骨構造
JP2001262699A (ja) 鋼管柱と鉄骨梁の接合構造
KR0128541Y1 (ko) 접합부 강성 및 시공성이 우수한 각형강관기둥과 에이치 형강보-기둥 접합구조
JP6497270B2 (ja) ブレース
JP5724655B2 (ja) 連結金具及びこれを備えたフレーム並びにこのフレームを用いた建築物
JP6936591B2 (ja) 柱の補強構造
JP6886830B2 (ja) 座屈拘束ブレース、柱梁接続部の補強構造、及び建物
JPH09189075A (ja) 角形鋼管柱とh形断面梁の接合構造
JP2001262705A (ja) 鉄骨建造構造
JP7211915B2 (ja) 耐震補強構造
JP3215633U (ja) ブレース取付構造
JP7256698B2 (ja) 段差梁の接合構造
JP4851191B2 (ja) 鉄骨造フレームにおけるブレースの座屈防止構造
JP7397660B2 (ja) 柱梁仕口構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150