JP4011763B2 - ホースのフランジ部の形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はホースのフランジ部の形成方法に関し、特に熱可塑性フッ素樹脂製ホースに熱可塑性フッ素樹脂製フランジ部を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂(PFEP)などの熱可塑性フッ素樹脂は、他の汎用の樹脂に比べて耐熱性、耐薬品性、非粘着性などに優れているため、各種配管用素材として多用されている。
【0003】
図4(A)、(B)は、フランジ部を有するフッ素樹脂製管体の製造方法に用いる型の説明図を示す(従来技術1:特公平5−18695号公報)。ここで、図4(A)は前記管体を作る型等の断面図、図4(B)は図4(A)のX−X矢視図を示す。この発明は、成形加工が困難なフッ素樹脂製素管の開口端部にクラックやピンホール等を生じせしめることなく、強固かつ容易に一定厚さのフランジ部を形成することを目的とする。
【0004】
フランジ部材1は、素管2の開口端部外周に嵌合するようになっている。また、外型4と中子型5から型3が構成されている。前記外型4は、素管2の開口端部外周を密着状態で囲むように軸方向に伸びており、上型6と下型7にニ分割可能になっている。前記外型4の先端側には大径部4aを有している。前記フランジ部材1には、該フランジ部材1を収容するフランジ部材装着切欠部1aが形成されいる。なお、図中の符番8は空洞部、符番9は外型4と中子型5を固定するためのボルト、符番10は外型4におけるニ分割型の上型6と下型7とを固定 するためのボルトを示す。
【0005】
図5は、チューブ13の先端領域13aと通口14a,14b,入口14a’を有した成形品14を熱融着する手順を示す説明図である(従来技術2:特開平9−100961号公報)。即ち、チューブ13は、先端領域13a全体が外周面側から非接触状態で加熱されることによりゲル化され、そのゲル化した先端領域13aにチューブ軸線方向から先端加工治具が押しつけられて先端領域13aが矢尻形に変形し、その矢尻形に変形した状態で冷却されることにより固化され、矢尻形部分13bの外周面側が再加熱され、その外周面側がゲル化される。一方、成形品14は、その通口14aの入口内面側が加熱手段により加熱され、ゲル化状態にもたらされる。そして、この状態で、チューブ13の先端側に成形品14の通口14aの入口側が圧接され、両ゲル化部分同士が熱融着する。図5の発明は、熱可塑性フッ素系樹脂製チューブと熱可塑性フッ素系樹脂製成形品とを短時間で良好に熱融着することなどを目的とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術によれば以下に述べる問題点を有している。
従来技術1:
フランジ部材1は、予め何らかの成形法によって準備する必要があるため、別途の製造工程が必然的に発生することになり、余分な製造コストがかかり、コスト高となる。また、チューブとフランジ部材1を融着する場合は、チューブとフランジ部材は各種金型とボルト等を使用して囲むことによって密着するように組み付けられる構造であるため、チューブ、フランジ部材1、各種金型等の組み付けと解体に時間を要するという問題があった。
【0007】
従来技術2:
成形品(継手、フランジ形状スリーブ、端部をじょうご形に拡張したチューブ等)は、予めインジョクション成形、機械加工、押出成形などの成形法又は加工法によって準備する必要があるため、別途の製造工程が必然的に発生することになり、余分な製造コストがかかり高価となる。また、チューブ13と成形品14の熱融着接合部位は面同士の融着によるため、チューブ13と成形品14の熱融着部位に対して応力が集中する場合は、チューブ13と成形品14は熱融着接合部位で分断する致命的な欠点がある。
【0008】
本発明はこうした事情を考慮してなされたもので、従来技術と比べ製造工程を削減して製造コストを低減するとともに、融着部位の接合状態が良好なホースのフランジ部の形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明は、熱可塑性フッ素樹脂製ホースが密着状態で装着可能な第1筒部及び該第1筒部より径の大きい第2筒部を有する内径規制型と、前記第1筒部にホースが装着された状態の内径規制型を、ホースに密着した状態で装着する第3筒部を有する外径規制型と、前記内径規制型及び外径規制型を規制し、組み立てられたとき両者との間に樹脂充填用の空洞部を形成する筒状型とを具備した装置を用いてホースのフランジ部を形成する方法であり、前記内径規制型の第1筒部に前記ホースの端部を密着した状態で装着する工程と、前記ホースを装着した状態の前記内径規制型を前記外径規制型の第3筒部に装着する工程と、前記内径規制型及び外径規制型を前記筒状型に組み込み、空洞部を形成する工程と、前記空洞部に熱可塑性フッ素樹脂原料を充填する工程と、前記樹脂原料及び前記ホースの端部を加熱して樹脂原料及びホースの端部を溶融する工程と、溶融した樹脂原料とホースの端部を加圧して一体化した後、冷却してフランジ部を形成する工程とを具備することを特徴とするホースのフランジ部の形成方法である。
【0010】
本願第2の発明、熱可塑性フッ素樹脂製ホースが密着状態で装着可能な第1筒部及び該第1筒部より径が大きく熱可塑性フッ素樹脂フィルムが巻かれる第2筒部を有する内径規制型と、前記第1筒部にホースが装着されかつ第2筒部にフィルムが巻かれた状態の内径規制型を、ホースに密着した状態で装着する第3筒部を有する外径規制型と、前記内径規制型及び外径規制型を規制する筒状型とを具備した装置を用いてホースのフランジ部を形成する方法であり、前記内径規制型の第1筒部に前記ホースの端部を密着した状態で装着するとともに、前記内径規制型の第2筒部に熱可塑性フッ素樹脂フィルムを巻く工程と、前記ホース及びフィルムを装着した状態の前記内径規制型を前記外径規制型の第3筒部に該第3筒部がホースに密着した状態で装着する工程と、前記内径規制型及び外径規制型を前記筒状型に組み込む工程と、前記フィルム及びホースの端部を加熱してフィルム及びホースの端部を溶融する工程と、溶融したフィルムとホースの端部を加圧して一体化した後、冷却してフランジ部を形成する工程とを具備することを特徴とするホースのフランジ部の形成方法である。
【0011】
本発明において、熱可塑性フッ素樹脂としては、例えば四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂(PFEP)、三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTFE)、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、三フッ化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂(ECTFE)、フッ化ビニル樹脂(PVF)が挙げられる。このうち、熱融着加工が容易であるPFA,PFEPが好ましい。
【0012】
本発明において、熱可塑性フッ素樹脂は、射出成形法や熱溶融押出成形法等に使用されるペレット原料を粉砕し細粒化したものを使用することが好ましい。また、熱可塑性フッ素樹脂原料や熱可塑性フッ素樹脂フィルムは、熱可塑性フッ素樹脂製のホースとの融着時における同工程でフランジ形状を成形されるため、従来技術1、2に記載されているように予め何らかの成形法でフランジ部材を準備しておく必要がなく、工程が削減され、製造コストを下げるために有効であるとともに、融着性が良好である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、下記実施例に述べる各構成部材の材料や数値等は一例を示すもので、本発明の技術的範囲はこれらによって限定されるものではない。
【0014】
(実施例1)
図1(A)〜(D)を参照する。
まず、内径規制型21の第1筒部22に熱可塑性フッ素樹脂製のホース23の端部を密着した状態で装着した。ここで、前記内径規制型21の中心部は、加熱、冷却の効率を向上するため、長手方向に沿って空洞部となっている。また、前記ホース23としては、熱溶融押出成形品により製作した内径10mm、肉厚1.5mmのPFAホースを用いた。つづいて、前記ホース23を装着した状態の前記内径規制型21を外径規制型24の第3筒部25に装着した(図1(A)参照)。なお、図1(A)中の符番26は、第1筒部22より径の大きい第2筒部を示す。また、前記外径規制型24は、図3に示すように長手方向に対して二等分割された構成となっている。
【0015】
次に、前記内径規制型21及び外径規制型24を筒状型27に組み込み、空洞部28を形成した(図1(B)参照)。ここで、前記内径規制型21の大外径部21a及び外径規制型24の大外径部24aは、筒状型27の内径に対して僅かなクリアランスをもたせてある。従って、組み付けた後でも内径規制型21や外径規制型24は筒状型27の内径側を移動させることができる。
【0016】
次に、前記内径規制型21を前記筒状型27に対して若干スライドし、前記空洞部28に熱可塑性フッ素樹脂原料29としてのPFAペレットを細粒化したものを充填した(図1(C)参照)。この際、熱可塑性フッ素樹脂原料の充填密度を大きくするために内径規制型21を介して図示しないハンドプレス等を使用して加圧する。
【0017】
この後、筒状型27を介してバンドヒータ(図示せず)で320℃に熱可塑性塑性フッ素樹脂原料29とホース23を加熱し、両者を十分に溶融させた。ここで、加熱温度は302℃〜370℃の範囲であればよい。加熱温度が302℃未満では熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23との融着性が劣り、370℃より高いと熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23の熱分解が促進する。なお、前記加熱方法については、筒状型27を介した外面側のみからだけでもよいが、内径規制型21の空洞部に棒状ヒータ等を挿入することによって、内面からも同時に加熱を行なった方が熱伝導がよく溶融時間を短縮できる。
【0018】
次に、熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23を十分に溶融させ、外径規制型24と筒状型27の固定治具33を両型24、27が移動しないように固定した後、内径規制型21を矢印の方向に移動することによって、熱可塑性フッ素樹脂原料を内径規制型21、外径規制型24、筒状体27のクリアランスから適度に逃がしつつ型内を加圧した。ひきつづき、この状態で冷却媒体を使用して冷却を行ないフランジ部30を有したホース23を形成した(図1(D)参照)。更に、内径規制型21、外径規制型24、筒状体27を解体して成形品を取り出し、バリを機械加工によってとり、フランジ部30のついたホース23を得た。
【0019】
上記実施例1によれば、内径規制型21の第1筒部22に前記ホース23の端部を密着した状態で装着し、前記ホース23を装着した状態の前記内径規制型21を外径規制型24の第3筒部25に装着し、前記内径規制型21及び外径規制型24を筒状型27に組み込み、空洞部28を形成し、前記空洞部28に熱可塑性フッ素樹脂原料29を充填し、前記熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23の端部を加熱して両者を溶融し加圧して前記ホース23の端部と一体化した後、冷却してフランジ部30を形成する。従って、従来のようにボルト等を使用することなく、少ない工程で短時間で成形品を作ることができ、コスト低減を図ることができる。また、熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23の端部を溶融した後、加圧して両者を一体化させるため、従来と比べ融着性が優れる。
【0020】
なお、上記実施例1では、熱可塑性フッ素樹脂原料としてPFAを用いた場合について述べたが、これに限らず、例えばPFEPでもよい。但し、この場合の加熱温度は265℃〜340℃とする。ここで、265℃未満では熱可塑性フッ素樹脂原料29とホース23との融着性が劣り、340℃より高いと樹脂の熱分解が促進する等の問題が発生する。勿論、上記樹脂以外でもよく、具体的には[課題を解決するための手段]の欄で挙げた熱可塑性フッ素樹脂が挙げられる。
【0021】
(実施例2)
図2(A)〜(D)を参照する。なお、図1と同部材は同符号を付して説明を省略する。
まず、内径規制型21の第1筒部22に熱可塑性フッ素樹脂製のホース23の端部を密着した状態で装着した。つづいて、内径規制型21の第2筒部26に厚み25μmの熱可塑性フッ素樹脂フィルム31を筒状に巻き、さらにこのフィルム31の上に該フィルム31よりも幅の短い熱可塑性フッ素樹脂フィルム32を巻いた(図2(A)参照)。
【0022】
次に、前記ホース23、熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32を装着した状態の前記内径規制型21を外径規制型24の第3筒部25に装着した(図2(B)参照)。この際、ホース23は外径規制型24の第3筒部25の内面に密着するように装着した。
【0023】
次に、前記内径規制型21及び外径規制型24を筒状型27に組み込んだ(図2(C)参照)。ここで、前記内径規制型21の大外径部21a及び外径規制型24の大外径部24aは、筒状型27の内径に対して僅かなクリアランスをもたせてある。従って、組み付けた後でも内径規制型21や外径規制型24は筒状型27の内径側を移動させることができる。
【0024】
次に、前記内径規制型21の軸方向の空洞部に棒状ヒータ(図示せず)を挿入し、加熱することによって前記熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32とホース23の端部の熱融着を開始した。そして、熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32やホース23を十分に溶融できる温度である320℃まで加熱した。
【0025】
次に、熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32及びホース23の端部を十分に溶融させ、外径規制型24と筒状型27の固定治具33を両型24、27が移動しないように固定した後、内径規制型21を矢印の方向に移動することによって、熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32を内径規制型21、外径規制型24、筒状体27のクリアランスから適度に逃がしつつ型内を加圧した。ひきつづき、この状態で冷却媒体を使用して冷却を行ないフランジ部30を有したホース23を形成した(図2(D)参照)。更に、内径規制型21、外径規制型24、筒状体27を解体して成形品を取り出し、バリを機械加工によってとり、フランジ部30のついたホース23を得た。
【0026】
上記実施例2では、内径規制型21の第1筒部22にホース23の端部を密着した状態で装着するとともに、前記内径規制型21の第2筒部26に熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32を巻き、前記ホース23及び熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32を装着した状態の前記内径規制型21を前記外径規制型24の第3筒部に該第3筒部25がホース23に密着した状態で装着し、前記内径規制型21及び外径規制型24を筒状型27に組み込み、前記熱可塑性フッ素樹脂フィルム31、32及びホース23の端部を加熱して両者を溶融し加圧して前記ホース23の端部と一体化した後、冷却してフランジ部30を形成する。従って、実施例1と同様、従来のようにボルト等を使用することなく、少ない工程で短時間で成形品を作ることができ、コスト低減を図ることができるとともに、融着性が良好である。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、従来技術と比べ製造工程を削減して製造コストを低減するとともに、融着部位の接合状態が良好なホースのフランジ部の形成方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るホースのフランジ部の形成方法を工程順に示す断面図。
【図2】本発明の実施例2に係るホースのフランジ部の形成方法を工程順に示す断面図。
【図3】本発明の実施例1に係る外径規制型の展開斜視図。
【図4】従来技術1に係るフランジ部を形成する方法の説明図。
【図5】従来技術2に係るチューブと成形品との熱融着接合手順の説明図。
【符号の説明】
21…内径規制型、
22…第1筒部、
23…ホース、
24…外径規制型、
25…第3筒部、
26…第2筒部、
27…筒状型、
28…空洞部、
29…熱可塑性フッ素樹脂原料、
30…フランジ部、
31、32…熱可塑性フッ素樹脂フィルム、
33…固定治具。
Claims (3)
- 熱可塑性フッ素樹脂製ホースが密着状態で装着可能な第1筒部及び該第1筒部より径の大きい第2筒部を有する内径規制型と、前記第1筒部にホースが装着された状態の内径規制型を、ホースに密着した状態で装着する第3筒部を有する外径規制型と、前記内径規制型及び外径規制型を規制し、組み立てられたとき両者との間に樹脂充填用の空洞部を形成する筒状型とを具備した装置を用いてホースのフランジ部を形成する方法であり、
前記内径規制型の第1筒部に前記ホースの端部を密着した状態で装着する工程と、前記ホースを装着した状態の前記内径規制型を前記外径規制型の第3筒部に装着する工程と、前記内径規制型及び外径規制型を前記筒状型に組み込み、空洞部を形成する工程と、前記空洞部に熱可塑性フッ素樹脂原料を充填する工程と、前記樹脂原料及び前記ホースの端部を加熱して樹脂原料及びホースの端部を溶融する工程と、溶融した樹脂原料とホースの端部を加圧して一体化した後、冷却してフランジ部を形成する工程とを具備することを特徴とするホースのフランジ部の形成方法。 - 熱可塑性フッ素樹脂製ホースが密着状態で装着可能な第1筒部及び該第1筒部より径が大きく熱可塑性フッ素樹脂フィルムが巻かれる第2筒部を有する内径規制型と、前記第1筒部にホースが装着されかつ第2筒部にフィルムが巻かれた状態の内径規制型を、ホースに密着した状態で装着する第3筒部を有する外径規制型と、前記内径規制型及び外径規制型を規制する筒状型とを具備した装置を用いてホースのフランジ部を形成する方法であり、
前記内径規制型の第1筒部に前記ホースの端部を密着した状態で装着するとともに、前記内径規制型の第2筒部に熱可塑性フッ素樹脂フィルムを巻く工程と、前記ホース及びフィルムを装着した状態の前記内径規制型を前記外径規制型の第3筒部に該第3筒部がホースに密着した状態で装着する工程と、前記内径規制型及び外径規制型を前記筒状型に組み込む工程と、前記フィルム及びホースの端部を加熱してフィルム及びホースの端部を溶融する工程と、溶融したフィルムとホースの端部を加圧して一体化した後、冷却してフランジ部を形成する工程とを具備することを特徴とするホースのフランジ部の形成方法。 - 前記可塑性フッ素樹脂は、四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、三フッ化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂、フッ化ビニル樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載のホースのフランジ部の形成方法。
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