JPH045876B2 - - Google Patents

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JPH045876B2
JPH045876B2 JP60296354A JP29635485A JPH045876B2 JP H045876 B2 JPH045876 B2 JP H045876B2 JP 60296354 A JP60296354 A JP 60296354A JP 29635485 A JP29635485 A JP 29635485A JP H045876 B2 JPH045876 B2 JP H045876B2
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipe joint
cylindrical body
mandrel
heating wire
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60296354A
Other languages
English (en)
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JPS62151689A (ja
Inventor
Yoshimi Saka
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性合成樹脂製の管体を接続す
るための管継手に関し、特に熱可塑性合成樹脂製
の筒状体に縮径記憶機能を保有した管継手の製造
方法に関する。
[従来の技術] 従来熱可塑性合成樹脂たとえばポリエチレン製
の管の配管において管体を接続するには、第6図
に示したごとく熱可塑性合成樹脂、例えばポリエ
チレンからなる筒状体50の内周面に電熱線51
が埋め込まれた管継手52が用いられている。電
熱線51は筒状体50の軸線方向内周に沿つて螺
旋状にかつ電熱線51の外周の一部を筒状体50
から露出させて保持されている。接続にあたつて
はこの筒状体50の両端部に、接続されるべきポ
リエチレン製管体53,54の端部がそれぞれ嵌
入され、この状態で電熱線51に電力付勢する。
そうすると電熱線51の発熱によつて筒状体50
の内周面と管体53,54の外周面とが加熱され
る。筒状体50の全外周にわたつて締付金具8を
固定しておくと、筒状体50が半径方向外方へ熱
膨脹することが抑えられると共に管体53,54
が熱膨脹して筒状体50の内周面と管体53,5
4の外周面とは、相互に圧接して一体的に熱溶着
され接続が行われる。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに上記従来の管継手では、電熱線51に
電力付勢時において筒状体50の外周に締付金具
8を固定していないと筒状体50が半径方向に熱
膨脹するので、管体53,54の外周面は筒状体
50の内周面と密着せず、従つて電熱線51によ
る熱伝導が悪く、管体外周面の溶融程度が少く完
全な熱溶着が行われない。従つて不完全な状態で
接続が完了し、接続完了後の外観からは締付金具
8を固定した状態で接続されたかどうかの判別が
付かず管体53,54に引張応力や曲げ応力が発
生した時、容易に接続部が破壊される恐れがあつ
た。また、電熱線51の発熱によつて加熱時、筒
状体50の外周に固定した締付金具8は筒状体5
0の熱膨脹を強制的に抑えた状態で管体53,5
4と熱溶着させるので、溶着接続後の筒状体50
には残留応力が保有されており、外部環境による
温度や径年変化によつて筒状体50が膨脹する方
向に力が働き、管53,54との溶着面を引き離
す方向に作用して、熱溶着が不完全な部分がある
と応力集中現象が生じ、この部分にクラツクが発
生する。本発明は上記の問題点を解消する合成樹
脂製管継手の製造方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨は、外型内にマンドレルを装着し
射出成形によつて合成樹脂製の筒状体を成形した
後、前記射出成形時の温度より30度乃至80度低
い温度範囲にて前記成形後の筒状体の内径を強制
的に拡径し、該拡径した状態で冷却硬化したこと
を特徴とする樹脂製管継手の製造方法である。
[作 用] 射出成形後、筒状体の内径を強制的に拡径し拡
径した状態で冷却硬化させてあるので、この筒状
体内には形状記憶応力が保有されており、管を挿
入後溶着接続時の発熱体の発熱によつて管継手が
加熱されると筒状体の形状記憶機能によつて射出
成形直後の形状に戻ろうとする力が働き、管継手
の内径が縮径される。このため管継手の内面と管
の外面は強力に圧着され加熱による溶着は完全に
行われる。
[実施例] 具体的な製造方法の例を第1図乃至第3図にて
示す。第1図は熱可塑性合成樹脂例えばポリエチ
レンを射出成形する状態を表わし、外金型2は上
金型21と下金型22に分割され、分割部にマン
ドレル3が介装されて組付けられている。マンド
レル3の外径d1は接続すべき管の外径より若干
小さな径にしてある。マンドレル3の外周面は耐
熱ゴム等で形成された弾性体外筒31で形成さ
れ、その両端部32がマンドレル本体31と固定
されて内部にはマンドレル3の外部から液圧ある
いは空気圧等の圧力流体を圧入できる穴33が形
成されている。上記マンドレル3の外面には管継
手の内面に埋設保持するための電熱線10が第3
図のごとく軸線方向に曲がりくねつたカーブを描
きながら且つ螺旋状に巻かれてある。この金型内
の空隙部5に、金型内に形成されているランナー
を通つて射出成形機から送られた溶融状態のポリ
エチレン樹脂が射出され、前記マンドレル3に装
着した電熱線10と一体で管継手5が成形され
る。
管継手5を射出成形後、成型時の外金型2は取
除かれてマンドレルに管継手が装着された状態で
冷却が初まり、射出成形時の樹脂の温度から−30
度乃至80度の温度範囲になつたら第2図に示すご
とくマンドレルの穴33より圧力流体を圧入す
る。圧力流体はマンドレル本体34の外周に固定
されている弾性体外筒31を膨脹させて成形され
た管継手5の内径を強制的に拡径する。この時の
拡径寸法d2は接続する管体1の外径より若干大
きな径となる様設定してある。又この拡径時にお
いて、マンドレルの外周に装着してある電熱線1
0も、軸線方向に曲がりくねつたカーブを描きな
がら螺旋状に巻かれてあるので、マンドレルの膨
脹に追随して拡径される。この強制的に拡径した
拡径寸法d2を保持した状態で空冷又は水冷によ
つて管継手5を冷却し硬化させる。冷却硬化した
ら前記マンドレルの圧力流体を解除しマンドレル
の弾性体外筒31を成形時の状態に収縮させて拡
径された管継手5を取り出す。この様にして製造
された管継手は内部に形状記憶応力が保有されて
おり、再び加熱することにより成形時の内径d1
に縮径される。
第4図は本発明の製造法によつて得られた管継
手5の接続時の状態を表わし、左半分は接続が行
われる以前の状態を、右半分は溶着接続後の状態
を示す。管継手5の内周面9には電熱線10が製
造時にマンドレルの外周に装着したごとく第5図
の状態で埋設保持されている。
この管継手に接続管1を挿入して電熱線10に
電力付勢すると電熱線10は発熱し管体1の外周
面と管継手5の内周面は加熱され、同時に管継手
5の内周面9は前記強制的に拡径したときの形状
記憶応力が温度の上昇によつて解除し、射出成形
直後の形状に戻ろうとする形状記憶機能が働き縮
径される。この時電熱線10は第5図に示すごと
く、管継手の内周面で軸線方向に曲がりくねつた
カーブを描きながら、且つ螺旋状に埋設保持され
ているので、管継手5の縮径に応じて電熱線10
の縮径も容易に追随する。従つて管外面は管継手
内面に強固に圧着された状態で加熱されるので、
管継手の内周面9と管体の端部外面は溶融状態と
なり一体的に熱溶着される。
本発明の製造方法によつて得られた管継手は、
接続後、管体1に曲げ応力が作用したとき、管継
手内周面の電熱線は周方向に曲がりくねつた状態
で螺旋状に埋設されているので電熱線埋設部端部
の管外面との溶着も周方向に曲がりくねつたカー
ブを描いて溶着される。従つて溶着部の境界も周
方向直線状に発生せず、管の曲げ応力に対して継
手端部の境界線で応力が集中する現象は避けら
れ、曲げ応力に強い管継手が得られる。又管継手
の内径が縮径されるとき電熱線も継手の内径に応
じて容易に縮径するので管体外面を圧着した状態
で加熱がなされ、管体および管継手とも均一に溶
け込み接続部の強度が高い管継手が得られる。尚
本実施例では発熱体として電熱線10を用いた
が、電熱線に代えて例えば導電性の鉄粉等を用い
てもよい。
[効 果] 以上説明のごとく本発明の管継手の製造方法に
よれば、接続時に管継手の内周部に埋設した発熱
体の発熱によつて管継手の内径が縮径するので管
体外面と管継手の内面が圧着した状態で溶融接続
され、接続部の強度の高い管継手を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示し、第
1図は成形時の状態を示す縦断面図、第2図は拡
径時の状態を示す縦断面図、第3図は成型時のマ
ンドレルに装着する電熱線の状態を示す図、第4
図は本方法によつて得られた管継手の接続時の状
態を示す縦断面図、第5図は同じく管継手の電熱
線の状態を示す縦断面図、第6図は従来の管継手
の接続状態を説明する縦断面図である。 1…接続管、2…外型、3…マンドレル、31
…弾性体外筒、5…管継手、10…電熱線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外型内にマンドレルを装着し射出成形によつ
    て内周部に発熱体を有す合成樹脂製の筒状体を成
    形した後、前記筒状体が射出成形時の温度より30
    ℃乃至80℃低い温度範囲で前記マンドレルを拡径
    して射出成形後の筒状体の内径を強制的に拡径
    し、該拡径した状態で冷却硬化して樹脂製管継手
    を得ることを特徴とする樹脂製管継手の製造方
    法。
JP60296354A 1985-12-25 1985-12-25 樹脂製管継手の製造方法 Granted JPS62151689A (ja)

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JP60296354A JPS62151689A (ja) 1985-12-25 1985-12-25 樹脂製管継手の製造方法

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JP60296354A JPS62151689A (ja) 1985-12-25 1985-12-25 樹脂製管継手の製造方法

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JPS62151689A JPS62151689A (ja) 1987-07-06
JPH045876B2 true JPH045876B2 (ja) 1992-02-03

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JP2585292B2 (ja) * 1987-09-11 1997-02-26 大阪瓦斯株式会社 管の接続方法
JPS6474383A (en) * 1987-09-11 1989-03-20 Osaka Gas Co Ltd Pipe joint made of synthetic resin
JP2679709B2 (ja) * 1987-09-11 1997-11-19 大阪瓦斯株式会社 管継手および管の接続方法
JPH0826947B2 (ja) * 1989-06-23 1996-03-21 住友金属工業株式会社 形状記憶樹脂管とそれによる鋼管ライニング法

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JPS61274197A (ja) * 1985-05-29 1986-12-04 三井化学株式会社 超高分子量ポリオレフイン製管状体の接続方法

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