JP4011510B2 - 給送装置とそれを備えた画像形成装置とシート材の給送方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シート材積載部材に積載されたシート材を1枚ずつ分離して給送する給送装置とそれを備えた画像形成装置及びシート材の給送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようにシート材積載部材に積載されたシート材を1枚ずつ分離して給送する給送装置のシート材分離方式にはいろいろあるが、その一つに例えば特許文献1に記載されている傾斜部材を使用したものがある。
そこに記載されている給紙装置は、最上位のシート材に圧接してそのシート材を分離部へ繰り出す給紙ローラと、その給紙ローラに圧接し、シート材の繰り出し方向の前端が突き当たる傾斜面を有する傾斜部材とを設け、その傾斜部材の給紙ローラと当接する面を給紙ローラの軸線方向に沿う突条に形成している。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−26348号公報(第6頁、図1)
【0004】
また、本出願人は、多種多様なシート材を不送りや重送することなく1枚ずつ確実に分離して搬送することができるシート材の給送方法とその装置及びそれを備えた画像形成装置として、先に特願2002−336234号を出願している。
この出願では、シート材積載部材に積載されたシート材に圧接してこのシート材を分離部へ繰り出す給送手段と、この給送手段にニップ形成部で圧接し上記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材とを有するシート材の給送方法であって、以下の条件式を満足する条件下で、上記給送手段によって上記シート材を上記分離部へ繰り出し、繰り出された上記シート材を上記傾斜部材の傾斜面により分離するシート材の給送方法等を提案している。
P>Rf・A/(μ1−μp12)
P<Rf・A/Δμp
A=sinθp2+μ2・cosθp2
但し P:給紙圧
Rf:シート材の曲げ変形により、シート材先端に作用する傾斜部材の傾斜面からの垂直抗力
μ1:給送手段とシート材との間の摩擦係数
μ2:傾斜部材の傾斜面とシート材先端との間の摩擦係数
μp12:シート材の1枚目と2枚目の間の摩擦係数
Δμp:シート材間の摩擦係数の差
θp2:給送手段のニップ形成部の接線と傾斜部材の傾斜面とのなす角度
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の給紙装置にあっては、通常はシート材の分離性能や耐久性に関して十分な結果が得られても、使用するシート材の種類や環境条件、あるいは傾斜部材の傾斜面の表面状態の出来によっては、図9に示すようにシート材Pの先端部分に用紙めくれPmが発生しやすいという問題点があった。
また、先願の特願2002−336234号では、傾斜部材の傾斜面とシート材先端との間の摩擦係数をμ2と規定はしているが、傾斜部材の傾斜面の表面粗さRaについては、何ら着目していなかった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、シート材を確実に1枚に分離することができると共に、シート材の先端部分に用紙めくれができたりしないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、シート材積載部材に積載されたシート材に圧接してそのシート材を分離部へ繰り出す給送手段と、上記シート材積載部材を上記給送手段に向けて付勢する手段と、その給送手段にニップ形成部で圧接し上記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材と、その傾斜部材を上記給送手段に向けて付勢する手段とを設け、
上記給送手段を回転させて繰り出したシート材を上記傾斜部材の傾斜面により1枚に分離するようにし、上記傾斜部材の傾斜面の表面粗さRaを1.6以下に規制したものである。
そして、その給送装置を備えた画像形成装置も提供する。
さらに、その画像形成装置において、上記給送装置を複数段あるいは1段とシート材を手差し給紙する給紙部とに複数設けるとよい。
また、シート材積載部材を給送手段に向けて付勢し、そのシート材積載部材に積載されたシート材に上記給紙手段が圧接してそのシート材を繰り出すとともに、上記給送手段にニップ形成部で圧接し、そのシート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材を上記給紙手段に向けて付勢し、上記給送手段によって繰り出されたシート材の繰り出し方向の先端を上記傾斜部材の表面粗さRaが1.6以下に形成された傾斜面に突き当てて1枚に分離するシート材の給送方法も提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はこの発明による給送装置の一実施形態例を示す縦断面図、図2は同じくその給送装置の全体構成を示す分解斜視図、図3は図1の一部を拡大して示す説明図である。
まず、図1及び図2を参照してこの発明による給送装置の全体の構成を説明する。
この給送装置PFは、図1に示すようにカセット11内のシート材積載部材である底板1に積載されたシート材2に圧接してそのシート材2を傾斜部材6が設けられている分離部(説明は後述する)へ繰り出す給送手段である給送ローラ4と、その給送ローラ4にニップ形成部で圧接しシート材2の繰り出し方向の先端(図1で右端)が突き当たる傾斜面6aを備えた傾斜部材6とを有し、給送ローラ4を回転させて上記分離部へ向けて繰り出したシート材2を傾斜部材6の傾斜面6aにより1枚に分離するようにしている。
そして、その傾斜部材6の傾斜面6aの表面粗さRa(中心線平均粗さ)を1.6a以下に規制している。
【0008】
カセット11は、図2に示すように装置本体10の側面に形成されている開口部10bを通して、その装置本体10に着脱自在に装着されるようになっている。その装置本体10は、図示のように周囲を高さの低い壁面で形成した浅い筺状をしている。
カセット11内には、図1に示したように、底板1がその一端を支軸1aにより揺動自在に支持されており、カセット11との間に係着された圧縮ばね3により自由端部が図1において常時上方へ付勢されている。
【0009】
装置本体10には、圧縮ばね3により図1において反時計方向に付勢力を有する底板1上に積載されたシート材2の最上位のシート材2aの先端部に圧接し得るように給送ローラ4が設けられており、その給送ローラ4に、傾斜面6aを有する傾斜部材6の当接面6bが圧縮ばね5の付勢力により押圧され、これらによりシート材に対する分離部を構成している。
傾斜部材6は、図2及びその一部を拡大して示す図4に示すように、左右両側面に突設したリブ6d,6dが装置本体10側のガイドレール8,8に摺動自在にガイドされて給送ローラ4に圧接する方向に平行移動可能に装着されており、下部には抜け止め用の一対のフック6f,6fを延設し、それらが装置本体10の図示しない係止部に係合して上昇限が規制されている。
その傾斜部材6のシート材給送方向下流側には、給送ローラ4により繰り出されたシート材2を画像形成装置(図示しない)の画像形成部へ搬送する図2に示した搬送ローラ対7(図2では1個だけを示している)が回転自在に軸支されている。
なお、この傾斜部材6の平行移動手段は、傾斜部材6側にガイドレールを、装置本体10側にリブを設けても差支えない。
【0010】
ここで、図3を参照して、底板1上に積載されたシート材2と給送ローラ4及び傾斜部材6の関係をさらに詳細に説明する。
傾斜部材6の傾斜面6aは、底板1に積載された複数枚のシート材2の最上位のシート材2aを給送ローラ4による繰り出し方向Sに対して所定の角度θ2になるように定めてある。そして、この傾斜面6aに連続する給送ローラ4との当接面6bは、給送ローラ4の軸線方向に沿う突条に形成され(図4参照)、その幅はきわめて狹くなっている。なお、上記の突条は連続する一本からなるようにしてもよく、断続する複数本からなるようにしても差し支えない。
そして、給送ローラ4に圧接する底板1上の最上位のシート材2aの圧接部位Xと傾斜部材6の傾斜面6aと当接面6bとが交差する傾斜面終端6cと給送ローラ4との圧接部位であるニップ形成部Nとのシート材繰り出し方向に沿う距離を可能な限り近接させるようにし、図示しない制御部からの給紙開始信号が発せられると、最上位のシート材2aの繰り出しが終るまで給送ローラ4が回転し得るようにする。
【0011】
このように、両圧接部位X,N間の距離を小さくすることにより、曲げ弾性係数の異なる各種のシート材でも、シート材先端の曲げ範囲が狹くなるため、曲げ弾性係数が近接する結果となり、傾斜部材6の傾斜面6aで発生する分力のバラツキも抑えられ、曲げ弾性係数の大きい厚紙,葉書,封筒等の場合は言うまでもなく、曲げ弾性係数の小さい薄紙等のシート材でも分離可能となり、多種多様のシート材に対応させることができる。
【0012】
次に、上記のように構成された給送装置におけるシート材の分離作用について図5〜図7をも参照して詳しく説明する。
図5は、最上位のシート材2aの力関係を示すものであり、積載された複数枚のシート材2を給送ローラ4により分離部へ繰り出す力として、最上位のシート材2aの先端により傾斜部材6の傾斜面6aに力Fが作用する。傾斜面6aは最上位のシート材2aの繰り出し方向Sに対して角度θ2となるように設定されており、この傾斜面6aに対して垂直方向に分力F1、傾斜面6aに沿う方向に分力F2が発生する。
また、傾斜部材6を給送ローラ4に押圧する圧縮ばね5の分離圧Qがシート材2の繰り出し方向Sに対して所定の角度θ1で設定されており、この分離圧Qを上記の分力F1のα成分F1αより小さく設定することにより、最上位のシート材2aは傾斜部材6の傾斜面6aを乗り越えて図1に示す搬送ローラ対7の方向へ給送される。
【0013】
図6は、次のシート材2bの力関係を示すものであり、次のシート材2bには、その次のシート材2cとの間の摩擦負荷により力Fpが作用し、この力Fpは傾斜部材6の傾斜面6aに垂直方向の分力Fp1と傾斜面6aに沿う分力Fp2を発生する。しかし、一般にシート材間の摩擦係数は、給送ローラとシート材間の摩擦係数のほぼ50%程度であるため、上記の力Fpも図5に示した力Fのほぼ50%となり、傾斜部材6の傾斜面6aを乗り越える力は発生せず、傾斜部材6により止められて最上位のシート材2aと分離される。
【0014】
また、傾斜部材6の給送ローラ4との当接面6bがシート材との摩擦により摩耗して図7に破線で示す摩耗当接面6b′となった場合でも、傾斜部材6は圧縮ばね5の分離圧力Qの方向に平行移動するだけであるので、傾斜面6aの所定傾斜角θ2(図6)は変化することなく分離条件を保つことができる。
さらに、傾斜部材6の給送ローラ4との当接面6bを小さくすることにより、最上位のシート材2aとのニップ部が従来のニップ幅D1からニップ幅C1へと小さくなり、最上位のシート材2aの後端部がニップ部を抜けてから給送ローラ4の連れ回りにより次のシート材2bに繰り出し力を与えるニップ幅分の送り量も小さくなるため、シート材2の重送を抑えることが可能になる。
このようにして、底板1に積載されたシート材2は1枚に分離されるが、そのシート材2は給送ローラ4と傾斜部材6の当接面6bとの接触部となるニップ形成部Nに進入する直前に傾斜面6aを通過する。その際、傾斜面6aの表面状態によっては、図9に示したような用紙めくれPmがシート材2の先端部分に発生する。これはシート材2の先端が、傾斜面6aに引っ掛かった状態のままニップ形成部Nに進入するようになったときに発生するものである。
【0015】
【表1】
【0016】
表1は傾斜部材の傾斜面の表面粗さと用紙めくれ発生との関係を調べるために行った実験結果を示したものである。
この実験は、図1〜図7で説明した構成の給送装置を使用し、当接面6bの中心線平均粗さRaを異ならせた4種類の傾斜部材6を使用して、シート材の紙厚60〜90g/m2(16〜24lb)、試験環境を温度5℃、湿度25%〜温度35℃、湿度85%のもとで、それぞれ用紙めくれが発生するか否かを確認したものである。
その実験結果によれば、傾斜部材6の傾斜面6aの表面粗さRaを1.6a(μm)以下にしたもの(仕上げ記号で▽▽▽に相当)では用紙めくれは発生していない。すなわち、傾斜面6aの表面の中心線平均粗さRaを1.6aよりも高い精度にすれば、用紙めくれは発生しない。
【0017】
同様に、この結果を傾斜面6aの表面粗さを10点平均粗さRzで示すと、傾斜面6aの表面粗さを6.3Z(μm)以上の精度に仕上げたもの(仕上げ記号で▽▽▽に相当)で、用紙めくれが発生しなくなる(OKの評価)。
このように、この発明の給送装置を使用して、底板1に積載されたシート材2に圧接する給送ローラ4によりシート材2を繰り出し、そのシート材2の繰り出し方向の先端を給送ローラ4にニップ形成部で圧接する傾斜部材6の表面粗さRaが1.6a以下に形成された傾斜面6aに突き当てて1枚に分離するシート材の給送方法を実施することで、図9に示した用紙めくれPmが発生しないようにすることができる。
【0018】
図8は上述した給送装置を備えた画像形成装置の一例である複写機を示す全体構成図である。
この画像形成装置である複写機30は、複写機本体31内に設けた光学読取系32により読み取った画像データを基にして、光書込系33が作像系34に設けた感光体35上に潜像を形成し、その潜像を作像系34の現像装置36がトナーにより可視像としている。
複写機本体31の下部には、図1〜図7で説明した給送装置PFが、この実施形態では複数段(1段であってもよい)に備えてあり、その複数段の給送装置PFのうち選択された給紙段のカセット11から底板1上に積載されたシート材2を給送ローラ4により1枚ずつ給紙し、搬送ローラ対7によって搬送路37を通して作像系34に搬送し、感光体35上の可視像をシート材2上に転写する。
【0019】
また、この複写機30は、その側面にシート材2を手差し給紙する手差し用の給紙部を設けており、そこにもシート材積載部材である手差しトレイ51に積載されたシート材2に圧接してそのシート材を分離部へ繰り出す給送ローラ4と、その給送ローラ4にニップ形成部で圧接しシート材2の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面6a(図3のものと同様につき、そちらを参照)を備えた傾斜部材6とを有し、給送ローラ4を回転させて分離部へ向けて繰り出したシート材2を傾斜部材6の傾斜面6aにより1枚に分離する手差し用の給送装置PF′を設けている。そして、この給送装置PF′も、傾斜部材6の傾斜面6aの表面粗さRaを1.6a以下に規制している。
【0020】
そして、給送装置PFあるいはPF′から給送されてそこに可視像が転写されたシート材2は、定着装置38に搬送されて可視像が定着された後、排紙ローラ対39により外部の排紙トレイ40に排出される。また、両面画像形成時には、シート材2は図示しない排紙分岐爪により反転搬送路41から両面装置42へ向けて搬送され、両面トレイ43に一旦格納された後に進行方向を逆転し、両面搬送路44から再び作像系34に送り込まれて裏面に画像が形成され、定着装置38を通って排紙トレイ40上に排出される。
このように、この複写機30は、各給紙段の各給送装置PF、あるいは手差し用の給送装置PF′のそれぞれについて、傾斜部材6の傾斜面6aの表面粗さRaを1.6a以下に規制しているので、そのいずれの給送装置からシート材2を給送したときでも、シート材2に図9に示したような用紙めくれPmを発生させないようにすることができる。
なお、この給送装置を有する画像形成装置は複写機に限るものではなく、ファクシミリ,プリンタ等の画像形成装置にも何等支障なく適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による給送装置とそれを備えた画像形成装置によれば、シート材積載部材を給送手段に向けて付勢するとともに、その給送手段にニップ形成部で圧接しシート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材を給送手段に向けて付勢し、その傾斜部材の傾斜面の表面粗さRaを1.6a以下に規制するので、用紙めくれを発生させずにシート材を確実に分離して給送することができる。
同様に、この発明によるシート材の給送方法を実施しても、用紙めくれを発生させずにシート材を確実に分離して給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による給送装置の一実施形態例を示す縦断面図である。
【図2】同じくその給送装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】図1の給送装置の一部を拡大して示す説明図である。
【図4】同じくその給送装置が有する傾斜部材とその付近の構成を示す分解斜視図である。
【図5】同じくその給送装置におけるシート材の分離作用の説明で最上位のシート材の力関係を説明するための説明図である。
【図6】同じくその給送装置におけるシート材の分離作用の説明で上から2枚目のシート材の力関係を説明するための説明図である。
【図7】同じくその給送装置が有する傾斜部材の給送ローラとの当接面が摩耗した場合でも所定の分離条件を保てることを説明するための説明図である。
【図8】この発明による給送装置を備えた画像形成装置の一例である複写機を示す全体構成図である。
【図9】従来の給送装置を使用した場合にシート材の先端部分に生じる用紙めくれを説明するための説明図である。
【符号の説明】
1:底板(シート材積載部材) 2:シート材
4:給送ローラ(給送手段) 6:傾斜部材
6a:傾斜面 N:ニップ形成部
PF,PF′:給送装置
Claims (4)
- シート材積載部材に積載されたシート材に圧接して該シート材を分離部へ繰り出す給送手段と、前記シート材積載部材を前記給送手段に向けて付勢する手段と、該給送手段にニップ形成部で圧接し前記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材と、該傾斜部材を前記給送手段に向けて付勢する手段とを設け、
前記給送手段を回転させて繰り出した前記シート材を前記傾斜部材の傾斜面により1枚に分離するようにし、
前記傾斜部材の傾斜面の表面粗さRaを1.6a以下に規制したことを特徴とする給送装置。 - 請求項1記載の給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2記載の画像形成装置において、前記給送装置を複数段あるいは1段とシート材を手差し給紙する給紙部とに複数設けていることを特徴とする画像形成装置。
- シート材積載部材を給送手段に向けて付勢し、該シート材積載部材に積載されたシート材に前記給紙手段が圧接して該シート材を繰り出すとともに、前記給送手段にニップ形成部で圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材を前記給紙手段に向けて付勢し、
前記給送手段によって繰り出されたシート材の繰り出し方向の先端を前記傾斜部材の表面粗さRaが1.6a以下に形成された傾斜面に突き当てて1枚に分離することを特徴とするシート材の給送方法。
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