JP4011171B2 - 粉粒体処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品や食品などの造粒、コーティング、乾燥、混合などの処理を行うための粉粒体処理装置に関し、特に、異なる仕様の横型ドラム状回転容器を互換使用可能なドラム式造粒コーティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドラム式造粒コーティング装置としては、例えば特公昭50−38713号公報に示されるように、回転ドラムすなわち回転容器の回転部と非回転部との境界部にディスクバルブ機構を設け、このディスクバルブ機構を構成する回転ディスクと非回転ディスクに互いに所定の位置で選択的に連通する通気孔を形成し、その通気孔の選択的連通によりガスの給排路を切り換える構造のものが使用されている。
【0003】
しかしながら、従来の造粒コーティング装置においては、ディスクバルブ機構が回転容器の後面側、即ち操作側とは反対側に配設されているので、装置の操作者がディスクバルブ機構の点検や着脱を行ったり、洗浄およびその確認を行うことが困難であるという問題がある。また、従来のディスクバルブ機構は、回転容器の軸線方向については位置が固定されているので、その汚れの確認やその洗浄および確認、点検などが不便ないし困難であるという問題もある。
【0004】
そこで、本願出願人は特開平2−56234号公報に開示されたようなコーティング装置を提案した。このコーティング装置は、粉粒体を収容する回転容器へのガスの給排路を切り換えるディスクバルブ機構を該回転容器の操作側に配設したものであり、ディスクバルブ機構は、回転容器とともに回転する回転ディスクと、該回転ディスクに摺接され、回転ドラムの操作側に引き出し可能な非回転ディスクを有する構造とすることができる、という構造のものである。
【0005】
このコーティング装置によれば、ディスクバルブ機構が操作側に設けられているので、操作者がディスクバルブ機構の汚れの点検や洗浄およびその確認などを容易に行うことができる。また、ディスクバルブ機構の非回転ディスクが沿う側に引き出し可能であることにより、ディスクバルブ機構の汚れの点検や洗浄などがさらに容易となる上に、回転容器の内部の点検や洗浄などもディスクバルブ機構で妨げられることなく容易に行うことができる。
【0006】
また、この種のドラム式造粒コーティング装置には、図7に示すような特開平8−57289号公報に開示されたドラム式造粒コーティング装置もある。即ち、このドラム式造粒コーティング装置は横型ドラム状回転容器3とモータ17など駆動装置を一括収納した筐体2によって囲繞された構成をなしている。この筐体2の内部には、回転容器3が略水平方向の回転軸線を中心に回転自在に組み込まれている。この回転容器3は、円筒形状の筒体部4と、この筒体部4の軸方向両端に一体となった截頭円錐形状の端板部5a,5bとを有し、一方の端板部5aには中空の開口部6aが設けられ、他方の端板部5bには駆動軸部6bが設けられている。開口部6a側は、端板部5aに固定された円筒部7aを支持するベアリングローラ7bにより回転自在に支持されており、このベアリングローラ7bは筐体2に固定されている。駆動軸部6bは筐体2に取り付けられた軸受8により回転自在に支持されている。
【0007】
筐体2には開口部6aに連通する円筒部材10が取り付けられており、この円筒部材10は、コーティング室9内に乾燥用気体を供給するための給気ダクトが連結されている。コーティング室9内に粉粒体Pを投入し得るようにするために、円筒部材10を開閉する開閉蓋12が円筒部材10に開閉自在に設けられている。
【0008】
回転容器3の外側にはこの回転軸線に沿う方向に複数の通気ダクト13が設けられており、それぞれの通気ダクト13の図7における右端部は連通部となっている。なお、図示する場合には筒体部4および端板部5bの外側にこれに対して隙間を隔てて板材を取り付けるとともに、これらの隙間の間に放射方向の区画板を設けることによって、8つの連通ダクト13が形成されている。
【0009】
駆動軸部6bの外側に位置させて分配器14が設けられており、この分配器14の通気機構は、下端部と上端部とに連通孔15a,15bがそれぞれ形成された固定円板(固定ディスクバルブ)14aと、回転容器3に取り付けられ、それぞれの通気ダクト13に対応した数の連通孔15cが形成された回転円板(回転ディスクバルブ)14bとを有している。回転円板14bは固定円板14aに対して摺動して接触するようになっている。 固定円板14aにはこれの連通孔15aに連通させて排気ダクト16が取り付けられている。この排気ダクト16には図示しないファンが接続されており、回転容器3の回転に伴って下側にまで移動した通気ダクト13内の空気がファンの作動により連通孔15c,1 5aを通って外部に排出される。これにより給気ダクト11から導入された乾燥用気体は、図において実線の矢印で示すように流れて、粉粒体Pの集積層を貫流する。回転容器3を回転駆動するために、筐体2内にはモータ17が設けられている。
【0010】
筐体2にはさらに給気ダクト11aが設けられており、この給気ダクト11aの開口部は固定円板14aの連通孔15bに取り付けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例示したこれらのドラム式造粒コーティング装置は、共通してディスクバルブ機構を利用した分配器と称するロータリーエアーディスク方式を採用している点、および、共に回転容器を回転駆動する駆動装置を配設使用している点において共通点が見い出される。しかしながら、何れのドラム式造粒コーティング装置もその回転容器の容量の違いやその分配器に設けられるディスクバルブの外形寸法の相違などによってその仕様に適した型式毎のドラム式造粒コーティング装置が製作されていた。
【0012】
また、前記特開平2−56234号公報のコーティング装置は、ディスクバルブ機構の汚れの点検や洗浄およびその確認などを容易に行える反面、ディスクバルブ機構を操作側に設けるという特殊な設計が施され、その分どうしてもコスト増が余儀なくされ、また、操作面積や設置面積を比較的大きく必要とするものであった。
【0013】
さらに、前記特開平8−57289号公報に開示されたドラム式造粒コーティング装置の筐体は、区画壁によって回転容器収納側とモータなど駆動機構収納側とに仕切られて区画されていて、洗浄ノズルにより回転ドラム内を洗浄するように構成されているが、分配器など細部に至る洗浄が要求される。
【0014】
そこで、本発明は、これらドラム式造粒コーティング装置が共通してディスクバルブ機構を利用した分配器と称するロータリーエアーディスク方式を採用している点、共に回転容器を回転駆動する駆動装置を配設使用している点、および前記課題の解消に着目してなされたもので、その1つの目的は、装置を回転容器側と駆動装置側とにユニット化して互いに着脱可能に分離し、横型ドラム状回転容器を互換使用可能として装置に汎用性を持たせ、さらなるコスト低減化など経済効果をもたらす粉粒体処理装置を提供することにある。
【0015】
本発明の他の1つの目的は、装置の洗浄、点検、メンテナンスを容易且つ確実にすることができる粉粒体処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の粉粒体処理装置は、医薬品や食品などの造粒、コーティング、乾燥、または混合処理を行うための粉粒体処理装置であって、横型ドラム状回転容器と、該横型ドラム状回転容器を回転する中空回転軸と、該中空回転軸を回転駆動する駆動装置と、前記横型ドラム状回転容器と前記中空回転軸との間に介設され、前記横型ドラム状回転容器に通気可能に設けられた通気ダクトに連通する連通孔を形成して該通気ダクトの給排気を選択的に分配するディスクバルブからなる分配器とよりなり、前記中空回転軸と前記駆動装置を一体的にユニット化した駆動ユニットとなし、前記横型ドラム状回転容器は、横型ドラム状回転容器本体と,該横型ドラム状回転容器本体に通気可能に設けられた通気ダクトとからなり、前記分配器は、前記通気ダクトの連通孔を有して前記横型ドラム状回転容器本体に一体的に固設された第1回転ディスクバルブと、前記第1回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔を有して前記中空回転軸に一体的に設けられた第2回転ディスクバルブとからなり、前記駆動ユニットは、前記第2回転ディスクバルブに摺接する摺接面を有する固定ディスクバルブと、該第2回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔と、前記中空回転軸を回転支持する軸受部からなる固定ディスクバルブ付軸受部材とから構成されてなり、前記横型ドラム状回転容器と前記駆動ユニットは前記分配器の前記第1,第2回転ディスクバルブを介して互いに結合離脱するように着脱可能に形成されてなり、前記横型ドラム状回転容器と前記駆動ユニットとを結合するに際して、前記横型ドラム状回転容器には前記第1回転ディスクバルブが固着されており、前記駆動ユニットの前記中空回転軸には前記第2回転ディスクバルブが取着手段によって予め取着固定されているものである。
【0018】
さらに、本発明の他の粉粒体処理装置は、医薬品や食品などの造粒、コーティング、乾燥、または混合処理を行うための粉粒体処理装置であって、横型ドラム状回転容器をハウジングに収納してなる横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと、該横型ドラム状回転容器を回転させる中空回転軸および該中空回転軸を回転駆動する駆動装置をハウジングに収納してなる駆動装置側ハウジングユニットと、前記横型ドラム状回転容器と前記中空回転軸との間に介在され、前記横型ドラム状回転容器に通気可能に設けられた通気ダクトに連通する連通孔を設けて該通気ダクトの給排気を選択的に分配せしめるディスクバルブからなる分配器とよりなり、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットとをそれぞれユニット化し、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットは、前記横型ドラム状回転容器本体を回転可能に支持してなる横型ドラム状回転容器側ハウジングから構成され、前記分配器は、前記通気ダクトの連通孔を有して前記横型ドラム状回転容器本体に一体的に固設された第1回転ディスクバルブと、前記第1回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔を有して前記中空回転軸に一体的に設けられた第2回転ディスクバルブとからなり、前記駆動装置側ハウジングユニットは、前記第2回転ディスクバルブに摺接する摺接面を有する固定ディスクバルブと、該第2回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔と、前記中空回転軸を回転支持する軸受部とからなる固定ディスクバルブ付軸受部材と、前記固定ディスクバルブ付軸受部材および前記中空回転軸を回転駆動する駆動装置とを有する駆動装置側ハウジングから構成され、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットは前記分配器の前記第1,第2回転ディスクバルブを介して互いに結合離脱するように着脱可能に形成され、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットとを結合するに際して、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットには前記第1回転ディスクバルブが固着されており、前記駆動装置側ハウジングユニットの前記中空回転軸には前記第2回転ディスクバルブが取着手段によって予め取着固定されているものである。
【0020】
さらに、本発明の他の粉粒体処理装置においては、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットは、そのハウジング部材に、前記駆動装置側ハウジングユニットに向かって前後移動可能且つ上下調整可能な移動部材を設けるとともに、前記横型ドラム状回転容器本体とハウジング部材との間に案内部材を設け、前記駆動装置側ハウジングユニットは、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットの案内部材が係合案内可能なガイド部を形成し、前記移動部材および前記案内部材によって前記横型ドラム状回転容器本体の軸心と前記中空回転軸の軸心とが互いに合致するように心出し可能にしてなるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1(a)は横型ドラム状回転容器を示す概略的縦断面図、(b)は駆動ユニットを示す概略的縦断面図、図2は横型ドラム状回転容器と駆動ユニットを結合合体して組み立てられたドラム式造粒コーティング装置を示す部分断面組立図である。
【0022】
図1中、1Aは横型ドラム状回転容器を示し、1Bは駆動ユニットを示し、これら横型ドラム状回転容器部1Aおよび駆動ユニット1Bは分配器1Cを介して互いに分離可能に一体的に結合して、粉粒体処理装置の一例としてのドラム式造粒コーティング装置を形成するように構成されている。
【0023】
まず、このドラム式造粒コーティング装置を構成する横型ドラム状回転容器1Aについて説明すると、この横型ドラム状回転容器1Aは、横型ドラム状回転容器本体20を備え、該横型ドラム状回転容器本体20は後述するように水平方向の軸心Cの回転軸線の回りで垂直方向に回転可能である。
【0024】
なお、横型ドラム状回転容器本体20内には、錠剤などの被コーティング物としての粉粒体Pが収容されるコーティング室20’が形成されており、図に示すように、コーティング室20’の底部には粉粒体Pの集積層が形成される。横型ドラム状回転容器1Aの筒体部20aには、その外側に設けられる後述の通気ダクト33とコーティング室20’とを連通させる多数の図示しない通気細孔が形成されており、それぞれの通気細孔は乾燥用の気体、通常は空気を通過させるためのものであり、その口径は粉粒体Pの粒径よりも小径となっている。
【0025】
この横型ドラム状回転容器本体20の前記通気細孔を設けた位置の外側には、その回転軸線に沿う方向の筒体部20aと端板部20b’に沿って複数の通気ダクト33が設けられており、それぞれの通気ダクト33の図1(a)における右端部は連通部33aをなしている。なお、この連通ダクト33は、図示していないが、これら筒体部20aおよび端板部20b’の外側にこれに対して隙間を隔てて板材を取り付けるとともに、これらの隙間の間に放射方向の区画板を設けることによって、本例では8つの通気ダクト33が形成されている。
【0026】
横型ドラム状回転容器本体20の嵌合部20dには、その外縁部にディスクバルブ機構を利用したロータリーエアーディスク方式の分配器1Cを構成する第1回転ディスクバルブ34が固着されている。
【0027】
この第1回転ディスクバルブ34は円板形状をなしており、その板面には連通部33aに対応した個数の連通孔33bと位置決め孔33cが少なくとも2個所に穿設されている。
【0028】
一方、横型ドラム状回転容器本体20の端板部20bの外側には、軸受部28を介して製品排出部29が固定され、この製品排出部29の端面には、開閉蓋29aが開閉自在に設けられ、この開閉蓋29aを開けて粉粒体Pをコーティング室20’の中に投入できるようになっている。
【0029】
次いで、駆動ユニット1Bについて説明すると、駆動ユニット1Bは、前記横型ドラム状回転容器1Aを水平方向の回転軸線の回りに回転させる中空回転軸25と、その中空回転軸25を回転可能に支持する固定ディスクバルブ付軸受部材48と、その中空回転軸25を回転駆動する駆動装置35とから構成されている。
【0030】
中空回転軸25は中空状の筒体より成り、その一端に分配器1Cを構成する第2回転ディスクバルブ50を取着ボルト66で着脱自在に取着固定し、その他端に駆動装置35を構成するスプロケットあるいはプーリ52が固設され、その他端の終端部に閉塞蓋53が被着されている。
【0031】
駆動装置35は、モータ54と、そのモータ54の出力軸に設けられたスプロケットあるいはプーリ55と、そのスプロケットあるいはプーリ55と中空回転軸25側のスプロケットあるいはプーリ52との間に掛け渡されたチェーンあるいはベルト56とから構成され、さらに中空回転軸25と、スプロケットあるいはプーリ55およびチェーンあるいはベルト56を介して連結され、駆動ユニット1Bとしてユニット化されている。
【0032】
固定ディスクバルブ付軸受部材48は、第2回転ディスクバルブ50が気密に摺接する摺接面48eにシーリングリング49を取着するとともに第2回転ディスクバルブ50の通気孔50aの一つに連通する連通孔48dが穿設された固定ディスクバルブ48aと、中空回転軸25を軸受けする筒状の軸受部48bとが一体形成された形状をなしている。また、その軸受部48bには中空回転軸25を回転自在に支持する軸受51が嵌着されている。
【0033】
第2回転ディスクバルブ50は、第1回転ディスクバルブ34に対応した外形寸法の円板形状をなしており、その板面には連通孔33bに対応した連通孔50aと第1回転ディスクバルブ34の位置決め孔33cに合致する少なくとも2個の位置決めピン50bが植設されており、その第1回転ディスクバルブ34の位置決め孔33cがこれら位置決めピン50bに嵌入されて第1回転ディスクバルブ34との軸心が一致される。
【0034】
なお、図4の符号58は固定ディスクバルブ48aの連通孔48dに接続される給気あるいは排気ダクトであり、符号59は横型ドラム状回転容器1Aのコーティング室20’に挿入されたインナーダクト60に接続される給気あるいは排気ダクトであり、符号67は横型ドラム状回転容器1Aのコーティング室20’に挿入されたバッフル手段64を回動自在に接続した回動軸である。これら給気あるいは排気ダクト59と回動軸65は中空回転軸25内に押通されている。
【0035】
分配器1Cは、横型ドラム状回転容器1Aの横型ドラム状回転容器本体20に設けた第1回転ディスクバルブ34と、駆動ユニット1Bの中空回転軸25に設けた第2回転ディスクバルブ50と、軸受部48bに設けた固定ディスクバルブ48aとから構成されている。
【0036】
そして、分配器1Cは、第2回転ディスクバルブ50に、駆動ユニット1Bの第1回転ディスクバルブ34を取着固定して、これら横型ドラム状回転容器1Aと駆動ユニット1Bを結合して一体的なドラム式造粒コーティング装置を形成する。
【0037】
さて、この実施例における結合操作に際して、横型ドラム状回転容器1Aには第1回転ディスクバルブ34が固着されており、駆動ユニット1Bの中空回転軸25には第2回転ディスクバルブ50が取着ボルト66によって予め取着固定されている。
【0038】
そして、これら横型ドラム状回転容器1Aと駆動ユニット1Bを、図2に示すように、一つのドラム式造粒コーティング装置として一体的に結合するに際し、まず、床面G上に設置された駆動ユニット1Bとは別体な横型ドラム状回転容器1Aを図示しないクレーンあるいはウインチなどの荷役手段で駆動ユニット1Bに向かって前後上下移動する。次に、その荷役手段によって駆動ユニット1Bに向き合った横型ドラム状回転容器1Aを上下調整して第1回転ディスクバルブ34の軸心Cと第2回転ディスクバルブ50の軸心C’を略合致させる。
【0039】
そして第2回転ディスクバルブ50の位置決めピン50bに第1回転ディスクバルブ34の位置決め孔33cを嵌入し、位置決定し、第1回転ディスクバルブ34の前面より押通された取着ボルト66で第1回転ディスクバルブ34と第2回転ディスクバルブ50を締め付け固定し、横型ドラム状回転容器1Aと駆動ユニット1Bを一体的なドラム式造粒コーティング装置として合体させる。
【0040】
従って、横型ドラム状回転容器1Aの通気ダクト33は駆動ユニット1B側の給気あるいは排気ダクト58に連通し、且つ横型ドラム状回転容器1Aは第1,第2回転ディスクバルブ34,50の一体的結合により、モータ54から与えられる中空回転軸25の回転動力が伝達されて回転する。
【0041】
本実施の形態において、粉粒体の処理の一例として、造粒、コーティングを行う場合、前記の要領で横型ドラム回転容器1Aを分配器1Cを介して駆動ユニット1Bと結合させた状態とし、開閉蓋29aを開けて横型ドラム状回転容器本体20のコーティング室20’の中に被造粒コーティング物である粉粒体Pを投入する。
【0042】
そして、モータ54でチェーンあるいはベルト56を介して中空回転軸25を回転させることにより、横型ドラム状回転容器1Aを回転させる一方、たとえば給気あるいは排気ダクト58,59を経て、たとえば加熱空気をコーティング室20’に供給する。この加熱空気は、コーティング室20’から横型ドラム状回転容器本体20の壁面の通気細孔を通過し、通気ダクト33を経て給気あるいは排気ダクト58,59から排出される。なお、給気あるいは排気ダクト58,59はそれぞれ正逆の使用が可能である。
【0043】
その際、通気ダクト33を通る排気は、第1回転ディスクバルブ34の連通孔33bから、第2回転ディスクバルブ50の通気孔50a、さらには固定ディスクバルブ48aの連通孔48dが前記第1,第2回転ディスクバルブ34,50の回転により、互いに連通状態となった時に、これらの連通孔33b、通気孔50a、連通孔48dを通って通気ダクト33から給気あるいは排気ダクト59に排出される。
【0044】
このような状態で、横型ドラム状回転容器1Aを回転させながら、図示しないスプレーノズルでコーティング室20’内にコーティング液あるいはバインダ液、粉末原料などを供給することにより、造粒、コーティングなどの粉粒体処理が行われる。勿論、本実施の形態による粉粒体処理装置は粉粒体の乾燥、混合のためにも使用することができる。
【0045】
前記のようにして粉粒体Pの所要の処理が終了した後、製品は製品排出部29の開閉蓋29aを開けて自動または手作業で装置外に取り出すことができる。
【0046】
(実施の形態2)
図3(a)は本発明の実施の形態2における横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットを示す概略的縦断面図、図3(b)は駆動装置側ハウジングユニットを示す概略的縦断面図、図4は横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットを結合合体して組み立てられたドラム式造粒コーティング装置を示す概略的縦断面図、図5は図4のV−V線に沿う縦断面図、図6は結合合体された横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットの部分拡大図である。
【0047】
本実施の形態2においては、粉粒体処理装置の横型ドラム状回転容器1Aや駆動ユニット1Bは基本的に実施の形態1と同様であるが、粉粒体処理装置を横型ドラム状回転容器側と駆動装置側とでそれぞれユニット化したものである。
【0048】
図中、2Aは横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットを示し、2Bは駆動装置側ハウジングユニットを示している。これら横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aおよび駆動装置側ハウジングユニット2Bは分配器2Cを介して互いに一体的に結合してドラム式造粒コーティング装置を形成するように構成されている。
【0049】
まず、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aについて説明すると、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aは、横型ドラム状回転容器1Aを回転可能に支持し、横型ドラム状回転容器1Aを囲繞して一括収納するように縦横に配設されたハウジング部材としての押架部材21,30,30’と、その脚部を形成する支柱部材22,24とからなる筐体構造の横型ドラム状回転容器側ハウジング23を用いて組立構築されている。
【0050】
この横型ドラム状回転容器側ハウジング23の脚部を形成する支柱部材24には、駆動装置側ハウジングユニット2Bに向かって横型ドラム状回転容器側ハウジング23を移動する移動部材たる上下調整可能なジャッキ付きの移動車輪27と、駆動装置側ハウジングユニット2Bの中空回転軸25に対して心出しおよび位置決め調整する案内部材たる案内車輪26とが装着されている。この案内車輪26には互いに内方に向かう側の周縁を鍔状に形成し、後述する駆動装置側ハウジングユニット2Bのガイド部57(以下、レール状ガイド部と称す)に係合するようになっている。
【0051】
支柱部材24の上部の支柱部材22は、その内方に軸受部28を介して回転可能に横型ドラム状回転容器1Aを片持ちしている。
【0052】
押架部材21および上部の支柱部材22には、カバー31,31’が被着され、上部の支柱部材22下端部の押架部材30,30’には、横型ドラム状回転容器1Aの洗浄液を受けて捕集排出する排出口32aを設けた漏斗状の受け皿32が取着固定されている。
【0053】
なお、ジャッキ付きの移動車輪27は、車輪27aを回転自在に支持したキャスター本体27bを支柱部材24に首振り自在に取着固定するべース板27cと、このべース板27cの一端側に上端が固定された長ナット27dと、この長ナット27dを介してベース板27cを上下方向に貫通するように螺合するネジロッド27eと、このネジロッド27eの上端に該ネジロッド27eを回転可能に取り付け固定されたハンドル27fと、このネジロッド27eの下端に取り付けられた着底部材27gとから構成されてなるものである。
【0054】
このジャッキ付移動車輪27は、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを駆動装置側ハウジングユニット2Bに向かって移動せしめ、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aの案内車輪26が駆動装置側ハウジングユニット2Bのレール状ガイド部57上を転動され、さらに第1回転ディスクバルブ34を第2回転ディスクバルブ50に近接させるべく横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを移動する。第1回転ディスクバルブ34を第2回転ディスクバルブ50の中空回転軸25の軸心C’に同軸な軸心に合致させる際に、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aの底部4個所に取着固定されたこのジヤッキ付移動車輪27のハンドル12fを回して着底部材27gをキャスター本体27bの車輸27aより下方に移動して床面Gに着底させ、さらにハンドル12fを回転することで横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを持ち上げて、横型ドラム状回転容器1Aの軸心Cと中空回転軸25の軸心C’とを略合致させることが可能である。
【0055】
次いで、駆動装置側ハウジングユニット2Bについて説明すると、駆動装置側ハウジングユニット2Bは、駆動ユニット1Bを構成する中空回転軸25を回転可能に支持し且つ駆動装置35を固設し、これらを囲繞して一括収納するように図示する縦横に配設されたハウジング部材としての押架部材36,37,38,39,40,41,42と、支柱部材43,44とからなる筐体構造の駆動装置側ハウジング45を用いて組立構築されている。
【0056】
この駆動装置側ハウジング45においては、その押架部材36と支柱部材44の内方に四方に配設されたリブ46と、押架部材37に固設されたブラケット47に固定ディスクバルブ付軸受部材48とが支持され、固定されている。また、駆動装置側ハウジング45の底部を形成する押架部材39,40,41,42には、その上部に駆動装置35が設置されているとともに、その下部に駆動装置側ハウジング45を上下調整自在に床面G上に設置するジャッキ付設置台63が介装されている。また、押架部材36、37および支柱部材43には、カバー65,65’が被着されている。
【0057】
さらにその押架部材41,42は、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aに向かって延設しており、その上部に横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aの案内車輸26,26,26,26を案内するレール状ガイド部57が一体形成されている。
【0058】
そして、一方の横型ドラム状回転容器側ハウジング23の押架部材21および脚部をなす支柱部材24には結合フレーム部材61が固設され、他方の駆動装置側ハウジング45の押架部材36および41には結合フレーム部材62が固設されており、これら結合フレーム部材61,62をボルト締めすることで合体されたドラム式造粒コーティング装置一式が構成される。
【0059】
さて、この実施の形態2における結合操作に際して、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aには第1回転ディスクバルブ34が固着されており、駆動装置側ハウジングユニット2Bの中空回転軸25には第2回転ディスクバルブ50が取着ボルト66によって予め取着固定されている。
【0060】
また、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aと駆動装置側ハウジングユニット2Bがそれぞれ別体をなし、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aはジャッキ付移動車輪27を介して移動自在に床面G上に設置され、駆動装置側ハウジングユニット2Bはジャッキ付設置台63を介して床面G上に設置固定されている。
【0061】
横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aは、駆動装置側ハウジングユニット2Bと合体するべく駆動装置側ハウジングユニット2Bに向かって移動する。そして向き合った横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aに対して高さ調整するべく駆動装置側ハウジングユニット2Bのジャッキ付設置台63を上下調整する。
【0062】
このジャッキ付設置台63の上下調整によって横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aの案内車輪26の高さと駆動装置側ハウジングユニット2Bのレール状ガイド部57の高さとが略一致したところで、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aの案内車輪26をそのレール状ガイド部57上に乗設する。
【0063】
そして、そのレール状ガイド部57上を転動する案内車輪26を介して横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを移動し、その第1回転ディスクバル34を第2回転ディスクバルブ50に接近せしめて互いの第1,第2回転ディスクバルブ34,50の心出しを行うべく、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aのジャッキ付の移動車輪27を上下調整する。
【0064】
第1,第2回転ディスクバルブ34,50の心出しが行われたところで、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを若干移動して駆動装置側ハウジングユニット2Bの第2回転ディスクバルブ50の位置決めピン50bに第1回転ディスクバルブ34の位置決め孔33cを嵌入し、第1,第2回転ディスクバルブ34,50をボルト締めして一体的に固定する。
【0065】
さらに、これら横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aと駆動装置側ハウジングユニット2Bを一体的に合体すベく、横型ドラム状回転容器側ハウジング23の結合フレーム部材61と駆動装置側ハウジング45の結合フレーム部材62をボルト締めする。斯くして、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aと駆動装置側ハウジングユニット2Bは単体の独立したドラム式造粒コーティング装置を構成する。
【0066】
従って、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2A側の通気ダクト33は駆動装置側ハウジングユニット2B側の給気あるいは排気ダクト58に連通し、横型ドラム状回転容器1Aは第1,第2回転ディスクバルブ34,50の一体的結合により中空回転軸25の回転動力が伝達されて、モータ54からの回転駆動力で回転する。
【0067】
なお、インナーダクト60とその給気あるいは排気ダクト59およびバッフル手段64とその回動軸65は、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット2Aを駆動装置側ハウジングユニット2Bに移動し合体する前に予め横型ドラム状回転容器1A内に収容しておき、移動合体時に、中空回転軸25内に挿入し、駆動装置側ハウジングユニット2Bにおいてフランジなどの継手手段で接合することでその機能が達成される。
【0068】
ジャッキ付設置台63は、駆動装置側ハウジング2Bの底部を形成する押架部材39,40,41,42を支持する支持体63aと、頭部を着底して支持体63aに挿通された長ボルト63bと、長ボルト63bに螺着された上下調整ナット63cとから構成されていて、駆動装置側ハウジングユニット2Bの上下調整時は上下調整ナット63cをレンチで回すことで調整可能とされている。
【0069】
なお、本発明は前記した実施の形態のみに限定されるものではなく、他の様々な変形が可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、以下の優れた諸作用効果が得られる。
【0071】
(1).横型ドラム状回転容器と駆動ユニットをユニット化でき、横型ドラム状回転容器をたとえば仕様や容量などの異なるものとの間で互換使用可能として装置に汎用性を持たせることができ、コストの低減等を図ることもできる。
【0072】
(2).また、横型ドラム状回転容器と駆動ユニットを分離可能としたので、横型ドラム状回転容器と駆動ユニットの洗浄、点検、メンテナンスを容易且つ確実にし得、GMP上のバリデーションを向上させることができる。
【0073】
(3).本発明によれば、ユニット化された横型ドラム状回転容器と駆動ユニットを容易に着脱可能にでき、粉粒体処理装置を容易に組み立てることができる。
【0074】
(4).本発明によれば、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットとにそれぞれユニット化したことにより、分配器を介して駆動装置側ハウジングユニットに横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットを着脱可能として互換使用可能とし、装置に汎用性を持たせることができる。
【0075】
(5).また、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットを分離可能としたので、装置の洗浄、メンテナンスを容易且つ確実にし得、GMP上のバリデーションを向上させることができる。
【0076】
(6).さらに、仕様毎に異なる粉粒体処理装置を備えるべく予め工場等に設置収容する必要がないので、スペースを節約できるとともに、設備費用を軽減化できる。
【0077】
(7).本発明によれば、それぞれユニット化された横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニット同士を容易に着脱可能にでき、粉粒体処理装置を容易に組み立てることができる。
【0078】
(8).本発明によれば、横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニット同士を容易に正確且つ確実に合致させて装着でき、組立時の脱着作業および搬送作業を安全且つ容易に行うことができ、しかも粉粒体処理装置の組立を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は横型ドラム状回転容器を示す概略的縦断面図、(b)は駆動ユニットを示す概略的縦断面図である。
【図2】横型ドラム状回転容器と駆動ユニットとを合体結合してドラム状コーティング装置とした状態を示す概略的縦断面図である。
【図3】(a)は横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットを示す概略的縦断面図、(b)は駆動装置側ハウジングユニットを示す概略的縦断面図である。
【図4】横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットを合体結合してドラム状コーティング装置とした状態を示す概略的縦断面図である。
【図5】図4のV−V矢視に沿う縦断面図である。
【図6】結合合体された横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと駆動装置側ハウジングユニットの部分拡大図である。
【図7】従来例を示す概略的縦断面図である。
【符号の説明】
1A 横型ドラム状回転容器
1B 駆動ユニット
1C 分配器
2A 横型ドラム状回転容器側ハウジングユニット
2B 駆動装置側ハウジングユニット
2C 分配器
C 回転容器の軸心
C’ 中空回転軸の軸心
20 横型ドラム状回転容器本体
20’ コーティング室
23 横型ドラム状回転容器側ハウジング
24 支柱部材
25 中空回転軸
26 案内車輪
27 移動車輪
29 製品排出部
33 通気ダクト
33b 第1回転ディスクバルブの連通孔
34 第1回転ディスクバルブ
35 駆動装置
45 駆動装置側ハウジング
48 固定ディスクバルブ付軸受部材
48a 固定ディスクバルブ
48b 軸受部
48d 固定ディスクバルブの連通孔
48e 摺接面
50 第2回転ディスクバルブ
50a 第2回転ディスクバルブの連通孔
57 ガイド部(レール状ガイド部)
58,59 給排気ダクト

Claims (2)

  1. 医薬品や食品などの造粒、コーティング、乾燥、または混合処理を行うための粉粒体処理装置であって、
    横型ドラム状回転容器と、該横型ドラム状回転容器を回転する中空回転軸と、該中空回転軸を回転駆動する駆動装置と、前記横型ドラム状回転容器と前記中空回転軸との間に介設され、前記横型ドラム状回転容器に通気可能に設けられた通気ダクトに連通する連通孔を形成して該通気ダクトの給排気を選択的に分配するディスクバルブからなる分配器とよりなり、
    前記中空回転軸と前記駆動装置を一体的にユニット化した駆動ユニットとなし、
    前記横型ドラム状回転容器は、横型ドラム状回転容器本体と,該横型ドラム状回転容器本体に通気可能に設けられた通気ダクトとからなり、
    前記分配器は、前記通気ダクトの連通孔を有して前記横型ドラム状回転容器本体に一体的に固設された第1回転ディスクバルブと、前記第1回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔を有して前記中空回転軸に一体的に設けられた第2回転ディスクバルブとからなり、
    前記駆動ユニットは、前記第2回転ディスクバルブに摺接する摺接面を有する固定ディスクバルブと、該第2回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔と、前記中空回転軸を回転支持する軸受部からなる固定ディスクバルブ付軸受部材とから構成されてなり、
    前記横型ドラム状回転容器と前記駆動ユニットは前記分配器の前記第1,第2回転ディスクバルブを介して互いに結合離脱するように着脱可能に形成されてなり、
    前記横型ドラム状回転容器と前記駆動ユニットとを結合するに際して、前記横型ドラム状回転容器には前記第1回転ディスクバルブが固着されており、前記駆動ユニットの前記中空回転軸には前記第2回転ディスクバルブが取着手段によって予め取着固定されている
    ことを特徴とする粉粒体処理装置。
  2. 医薬品や食品などの造粒、コーティング、乾燥、または混合処理を行うための粉粒体処理装置であって、
    横型ドラム状回転容器をハウジングに収納してなる横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと、該横型ドラム状回転容器を回転させる中空回転軸および該中空回転軸を回転駆動する駆動装置をハウジングに収納してなる駆動装置側ハウジングユニットと、前記横型ドラム状回転容器と前記中空回転軸との間に介在され、前記横型ドラム状回転容器に通気可能に設けられた通気ダクトに連通する連通孔を設けて該通気ダクトの給排気を選択的に分配せしめるディスクバルブからなる分配器とよりなり、
    前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットとをそれぞれユニット化し、
    前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットは、前記横型ドラム状回転容器本体を回転可能に支持してなる横型ドラム状回転容器側ハウジングから構成され、
    前記分配器は、前記通気ダクトの連通孔を有して前記横型ドラム状回転容器本体に一体的に固設された第1回転ディスクバルブと、前記第1回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔を有して前記中空回転軸に一体的に設けられた第2回転ディスクバルブとからなり、
    前記駆動装置側ハウジングユニットは、前記第2回転ディスクバルブに摺接する摺接面を有する固定ディスクバルブと、該第2回転ディスクバルブの連通孔に合致する連通孔と、前記中空回転軸を回転支持する軸受部とからなる固定ディスクバルブ付軸受部材と、前記固定ディスクバルブ付軸受部材および前記中空回転軸を回転駆動する駆動装置とを有する駆動装置側ハウジングから構成され、
    前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットは前記分配器の前記第1,第2回転ディスクバルブを介して互いに結合離脱するように着脱可能に形成され、
    前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットと前記駆動装置側ハウジングユニットとを結合するに際して、前記横型ドラム状回転容器側ハウジングユニットには前記第1回 転ディスクバルブが固着されており、前記駆動装置側ハウジングユニットの前記中空回転軸には前記第2回転ディスクバルブが取着手段によって予め取着固定されている
    ことを特徴とする粉粒体処理装置。
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