JPS6150626A - コ−チング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は医薬や食品等に他の医薬用組成物あるいは糖衣
等をコーチングするのに用いるコーチング装置に係り、
特に、コーチングパンの排出構造部分を改良したコーチ
ング装置に関する。

［背景技術］ コーチング装置によって錠剤等の被コーチング材料の表
面にフィルム液または糖衣液などのコーチング材料を噴
霧させ、その被コーチング材料の表面に付着したコーチ
ング材料を乾燥する場合、被コーチング材料をコーチン
グパン内に収容し、このコーチングパンの回転によって
被コーチング材料を転勤させながら、上記コーチング材
料を熱風により乾燥する方式がとられている。

かかる方式では、転動する被コーチング材料のうち表層
部にあるものは比較的良好に乾燥されるものの、内層部
の停滞域および下層部にある被コーチング材料にまで熱
風が届きにくい構成となっていたため、乾燥が不均一か
つ不十分となる。

一方、かかる従来の欠点を排除するため、本出願人は特
公昭５０−３８７１３号公報において、第７図および第
８図に示すように、回転可能なコーチングパン１の胴部
の周囲数箇所または全周に多孔部２と、給気導管３と、
通気ダクト４と、排気導管５とからなる乾燥機構を備え
たコーチング゛装置を提案している。

このコーチング装置では、給気導管３からコーチングパ
ン１内に吹き込まれた加熱ガスが、コーチングパン内で
転動する被コーチング材料たる錠剤６に吹き付けられ、
この錠剤６の内層部の中を通過した後、多孔部２から通
気ダクト４および排気導管５を経て外気側に排出される
。なお、第８図は排出扉を下方に位置させた状態での正
面断面図で示しである。

したがって、このコーチング装置は乾燥用の加熱ガスが
表層部、内層部、下層部の全錠剤に略均−に接触するた
め、コーチング材料が均一に乾燥された均質の製品が生
産性良く得られる。なお、第７図および第８図において
、７はコーチングパン１を回転させる回転軸、８は回転
軸７の軸受、９はコーチングパン１の支持ロール、１ｏ
は回転軸７をベルトなどの伝動手段１１を介して駆動す
るモータ、１２はコーチングパン１内へ被コーチング材
料などを投入するためのパン口元、１３はパン口元Ｉ２
の蓋である。これらのパン口元１２、蓋１３、給気導管
３および排気導管５はコーチングパン１に対して非回転
構造となっており、コーチングパン１を含む回転部に対
してラビリンスシール等でシールされている。

一方、かかるコーチング装置にあっては、コーチングパ
ン１内に収容した被コーチング材料を排出するために、
第８図に詳細に示す排出構造が採用されている。この排
出構造は２つの通気ダク］・４間のコーチングパンｌの
外周に排出孔１４を設け、該排出孔１４を同じくコーチ
ングパン１の外周に支持したエアシリンダ１５に連繋し
た排出扉　　　　　　　１１６によって、開閉自在にす
るようにしたもので、エアシリンダ１５に対する非回転
部からのエアの供給を、ロータリジヨイントを介して行
っている。

なお、コーチングパン１内の錠剤６の排出は、排出ｆａ
１６を開いたとき、錠剤６が回転しながら自重で排出孔
１４から落下することによって行われる。

しかしながら、かかるコーチング装置にあっては、エア
シリンダ１５のコーチングパン上における設置スペース
を確保する必要があることから、乾燥効率に影響する多
孔部２や通気ダクト４の大きさが制限され、コーチング
材料の乾燥能力が低く抑えられるという問題があった。

また、上記ロータリジヨイント部の回転接触部分の摩耗
が避けられず、この摩耗に対する定期的な保守、点検作
業が必要になるほか、交換作業が必要になる場合があっ
た。

［発明の目的］ 本発明の目的は、コーチングパン上の排出構造部分の占
有空間を小さく抑えるとともに、その排出構造部分の構
成を簡素化して、その排出機構の保守、点検および組み
付けを容易化するコーチング装置を提供することにある
。

［発明の概要］ 本発明は被コーチング材料を収容する回転容器に排出バ
ルブを設け、この排出バルブを外部に別設したエアシリ
ンダなどのアクチュエータによって、回転容器の回転時
に開閉操作しうる構成としたものであり、回転容器の一
方向への回転時には、アクチュエータを排気バルブに一
体のアーム等の一方に係止させることにより、排気バル
ブを開く方向に回動させ、回転容器の逆方向への回転時
には、アクチュエータを上記アーム等の他方に係止させ
ることによって、排気バルブを閉じる方向に回動制御す
る。

［実施例コ 第１図は本発明によるコーチング装置の〜実施例の断面
図、第２図はその一部を破断して示した側面図である。

本実施例において、２１は回転ドラム状のコーチングパ
ン（回転容器）で、このコーチングパン２１は円筒ドラ
ム２２内に多孔材を多角形（図では大角形）に組み付け
た通気筒２３を設け、この通気筒２３と円筒ドラム２２
との間を軸方向に延びる仕切板２４によって区画したも
のからなり、こうして区画された各通気ダクト２５ａが
コーチングパン２１の回転によって、下部の排気導管２
５および上部の給気導管２６に対して次々に連通する構
成となっている。そして、この通気筒２３内に一例部の
開口端を開閉する蓋２７を開くことにより、被コーチン
グ材料である錠剤２８が収容される。

２９は円筒ドラム２２の一閉塞端板に植設した回転軸で
、この回転軸２９は簡単に図式化して示した軸受３０に
支承されている。また、その回転軸２９端にはプーリ３
１が取り付けられ、このブー　Ｕ　３１とモータ３２の
回転軸に取り付けたプーリ３３との間に、伝動手段とし
てのベルト３４が架設されている。なお、通気筒２３は
図示のように金網を用いるほか、上記従来例のようなパ
ンチングメタル板とすることもでき、この金網やバンチ
ングメタル板の小孔または透孔は通気筒２３の略全周に
わたって設けられているが、周方向の数個所のみに設け
てもよい。

一方、コーチングパン２１の一部には通気筒２３内部と
円筒ドラム２２外部とに連通ずる長孔３５が軸方向に一
定長さにわたって設けられ、この長孔３５内に通孔３６
を有する円柱状排出バルブ３７が、回転自在に設けられ
ている。この排出バルブ３７は設定角度に回動すること
によって、通孔３６を通じて、通気筒２３内の錠剤２８
をコーチングパン２１外に排出できるようになっている
。

３８は排出バルブ３７端に取り付けたアームで、このア
ーム３８の先端にローラ３９が回転自在に取り付けられ
ている。

一方、コーチングパン２１の近傍には、このコーチング
パン２１を支持する取付架台等に取り付けられたエアシ
リンダ４ｏが臨んでいる。このエアシリンダ４０は外部
から供給される空気圧によって出入するピストンロッド
４１と、このピストンロッド４１を摺動自在に出入する
シリンダ４２とからなり、ピストンロッド４１端には内
部にスプリング４３を収容した筒ケース４４が取り付け
られ、この筒ケース４４には、該筒ケース４４の内外に
出入するピストン棒４５が嵌挿されている。

なお、このピストン棒４５の先端はボール状をなし、こ
のボール状部４５ａが上記ローラ３９に係接する位置に
臨んでいる。

次に、作用について述べる。

被コーチング材料の表面のコーチング材料を乾燥させる
ための加熱ガスは、給気導管２６がら、上部の通気ダク
ト２５ａおよび通気筒２３の小孔を経て、錠剤２８の表
層部、中層部および下層部に送り込まれ、コーチング材
料を乾燥した後の湿気を含んだ加熱ガスを、再び下部の
通気ダクト２５ａおよび排気導管２５を介して外気に排
出する。

なお、加熱ガスの供給経路をこの逆にしても、コーチン
グ材料の乾燥を同様にして行える。

ここで、排出バルブ３７を開いて、内部の錠剤２８を取
り出す場合には、エアシリンダ４０に空気圧を供給し、
ピストンロッド４１をシリンダ４２より突出させ、ピス
トン棒４５端のボール状部４５ａをアーム３８端に接触
する位置まで往動させる。

続いて、コーチングパン２１を上記モータ３２により、
第１図の時計方向に回転させる。これによりボール状部
４５ａがアーム３８端に接触し、アーム３８を反時計方
向に回動付勢する。このため排出バルブ３７の通孔３６
は長孔３５に連通ずる。さらに、コーチングパン２１の
回転によって、アーム３Ｂはストッパ（図示省略）によ
りそれ以上回動しないが、ローラ３９がボール状部４５
ａの下部をくぐり抜ける。このときボール状部４５ａは
ピストン棒４５がスプリング４３を圧縮して筒ケース４
４内に沈み込むので、上記のくぐり抜けが容易かつ円滑
になる。

こうして、コーチングパン２１を回転させると、排出バ
ルブ３７が最下部付近に至った際、通気筒２３内の乾燥
錠剤２８を通孔３６、長孔３５を経て、その錠剤２８自
身の回転および自重によってコーチングパン２１の外部
に排出することができる。第３図および第４図はかかる
排出バルブ３７の開放状況を示している。

なお、かかるコーチングパン２１の回転を継続して錠剤
２８を取り出す場合には、エアシリンダ４０を復動させ
て、ボール状部４５ａをローラ３９に接触しない位置ま
で後退させておく。

一方、排出バルブ３７を閉じる場合には、エアシリンダ
４０を作動させ、ボール状部４５ａをローラ３９に接触
する位置に移動させた後、コーチングパン２１を逆回転
（反時計方向回転）させる。

こうすると、アーム３８はボール状部４５ａによって時
計方向に回動せしめられる。このため、排出バルブ３７
が長孔３５を塞いで、第５図および第６図に示す状態と
なる。このため、排出バルブ３７はコーチングパン２１
の回転によって最下位付近に至っても、錠剤２８をコー
チングパン２１外に排出することがなく、既述の乾燥操
作に備えることができる。

このように、上記実施例では、排出バルブの作動を制御
するエアシリンダ４０を、コーチングパン２１外に設け
ることにより、コーチングパン２１における通気筒の実
質面積を拡大できるので、通気量の増大に伴う乾燥効率
の向上が図れるとともに、エアシリンダ４０が回転部分
に設けられないことにより、エアシリンダ４０への空気
圧供給構造を簡素化、低コスト化できる。

したがって、従来例におけるロータリジヨイントの保守
、点検や交換の各作業がなくなる等の実用のメリットが
得られる。

［効果］ 本発明によれば、排出バルブを開閉作動するエアシリン
ダ等のアクチュエータを、回転容器とは別体の固定部分
に設け、このアクチュエータによって回転する回転容器
上の排出バルブを開閉制御するようにしたことによって
、回転容器に排出バルブの駆動手段を設けたり、その駆
動手段への配線や配管を設けたりする必要がなくなり、
回転容器上の排出構造の５有空間を小さくし、排出構造
の簡素化および低コスト化、さらには製作、保守　　　
　　　１および点検の容易化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコーチング装置の一実施例の正面断面
図、第２図はその一部を破断した側面図、第３図は排気
バルブの開放状態を示す要部の拡大正面断面図、第４図
は同じく拡大側面断面図、第５図は排気バルブの閉止状
態を示す要部の拡大正面断面図、第６図は同じく拡大側
面断面図、第７図は従来のコーチング装置の一部破断側
面図、第８図は同じく正面断面図である。 ２１・・・コーチングパン、２３・・・１ＨＪＪｉ、２
５・・・排気導管、２６・・・給気導管、２８・・・被
コーチング材料、３５・・・長孔、３７・・・排気バル
ブ、３８・・・アーム、４０・・・アクチュエータ、４
１・・・ピストンロッド。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、被コーチング材料を収容する回転容器に対して
   気体を供給し、この気体を被コーチング材料の中に通過
   させるコーチング装置において、上記回転容器に被コー
   チング材料の排出バルブを設け、該排出バルブは上記回
   転容器の外部に設置したアクチュエータによって開閉操
   作されるように構成したことを特徴とするコーチング装
   置。
2. （２）、排出バルブが回転容器の正転および逆転時にア
   クチュエータによって開閉操作されるようにしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコーチング装置
   。
3. （３）、アクチュエータがエアシリンダであり、このエ
   アシリンダのピストンロッドの出入によって、排出バル
   ブに一体のアームを回転容器の回転時に押動操作するよ
   うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   コーチング装置。