JP4010788B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,自動車用内装部品等の被取付部材をボディパネルに取り付けるクリップに関する。
【0002】
【従来技術】
図12に示すごとく,例えば,自動車用内装部品の1つであるアシストグリップ等の被取付部材8をボディパネル2に取り付けるために,金属板を加工して製作したクリップ9を用いている。
このクリップ9は,先端部903においてのみ連なる左右一対の脚部901と,この一対の脚部901を後端部902において折り重ねて設けた折り重ね部921とを有している。また,クリップ9は,上記一対の脚部901に,それそれ第1掛止爪91及び第2掛止爪92を有しており,上記折り重ね部921には,係合穴922が設けてある。
【0003】
そして,被取付部材8をボディパネル2に取り付けるに当たっては,まず,上記クリップ9をビス95を介して被取付部材8に固定する。
次いで,上記第1掛止爪91を上記ボディパネル2に設けたクリップ穴21に挿入すると共にボディパネル2の裏側面202に掛止し,上記第2掛止爪92をボディパネル2の表側面201に掛止して,上記被取付部材8をボディパネル2に取り付けている。
【0004】
【解決しようとする課題】
ところで,上記クリップ9は,ボディパネル2に掛止した際の剛性が高いことにより,上記被取付部材8のボディパネル2への取付強度が高くなる。そのため,例えば,クリップ9の板厚を大きくして,その剛性を高めることが考えられる。
【0005】
しかしながら,上記クリップ9は,上記ボディパネル2のクリップ穴21に挿入するためには,上記第1掛止爪91が弾性変形をする必要がある。それにもかかわらず,クリップ9の板厚を大きくしてしまうと,クリップ9の第1掛止爪91は弾性変形を行うことが困難になってしまう。そして,結果的には,クリップ9を上記クリップ穴21に挿入する際の挿入荷重が大きくなり,この挿入が困難になってしまう。
【0006】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,ボディパネルのクリップ穴への挿入が容易であり,被取付部材のボディパネルへの高い取付強度を実現することができるクリップを提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は,ボディパネルに設けたクリップ穴に挿入されると共に該ボディパネルに掛止して被取付部材を上記ボディパネルに取り付けるクリップにおいて,
該クリップは,上記被取付部材を取り付ける取付部を有する頭部と,該頭部から延設された左右一対の脚部とを有し,
上記一対の脚部には,上記ボディパネルのクリップ穴に挿入した際に該ボディパネルの裏側面に掛止する第1掛止爪を有すると共に,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,上記ボディパネルの表側面に掛止する第2掛止爪を有しており,
かつ,上記一対の脚部は,先端部における両側部が分離されていると共に,該両側部同士の間の中間部の1箇所又は複数箇所が連結されていることを特徴とするクリップにある(請求項1)。
また,第1の参考発明は,ボディパネルに設けたクリップ穴に挿入されると共に該ボディパネルに掛止して被取付部材を上記ボディパネルに取り付けるクリップにおいて,
該クリップは,上記被取付部材を取り付ける取付部を有する頭部と,該頭部から延設された左右一対の脚部とを有し,
上記一対の脚部には,上記ボディパネルのクリップ穴に挿入した際に該ボディパネルの裏側面に掛止する第1掛止爪を有すると共に,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,上記ボディパネルの表側面に掛止する第2掛止爪を有しており,
かつ,上記第1掛止爪は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分が外方に突出した湾曲状に形成されていることを特徴とするクリップにある
【0008】
本発明におけるクリップは,上記第1掛止爪及び第2掛止爪を有しており,これらが上記ボディパネルを表側面及び裏側面の両側面から挟み込むことにより,上記取付部に取り付けた被取付部材をボディパネルに取り付けることができる。そのため,上記クリップを用いて,被取付部材をボディパネルに取り付けた際には,この被取付部材をボディパネルに安定して取り付けることができる。
【0009】
また,第1の参考発明において,上記クリップの第1掛止爪は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分が外方に突出した湾曲状に形成されている。そのため,上記第1掛止爪は,いわゆる断面係数が向上し,板厚を上げることなく形状的に剛性が向上する。そして,上記クリップを上記クリップ穴に挿入を行った後には,剛性を向上させた第1掛止爪を上記ボディパネルの裏側面と対向させることができる。
それ故,本発明のクリップによれば,板厚を上げることなく,被取付部材のボディパネルに対する取付強度を向上させることができる。
【0010】
また,上記のごとく,上記第1掛止爪は,上記湾曲状の断面形状によって板厚を上げることなく剛性が向上する。そのため,上記クリップを上記ボディパネルに設けたクリップ穴に挿入する際には,板厚アップによる挿入荷重の増大を抑制することができる。
それ故,上記クリップによれば,挿入荷重の増大防止と取付強度の向上との両方を同時に実現することができる。
【0011】
第2の参考発明は,ボディパネルに設けたクリップ穴に挿入されると共に該ボディパネルに掛止して被取付部材を上記ボディパネルに取り付けるクリップにおいて,
該クリップは,上記被取付部材を取り付ける取付部を有する頭部と,該頭部から延設された左右一対の脚部とを有し,
上記一対の脚部には,上記ボディパネルのクリップ穴に挿入した際に該ボディパネルの裏側面に掛止する第1掛止爪を有すると共に,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,上記ボディパネルの表側面に掛止する第2掛止爪を有しており,
かつ,上記一対の脚部は,先端部において分離されていることを特徴とするクリップにある
【0012】
本発明におけるクリップも,上記第1掛止爪及び第2掛止爪を有しており,これらが上記ボディパネルを表側面及び裏側面の両側面から挟み込むことにより,上記取付部に取り付けた被取付部材をボディパネルに取り付けることができる。そのため,上記クリップを用いて,被取付部材をボディパネルに取り付けた際には,この被取付部材をボディパネルに安定して取り付けることができる。
【0013】
また,本発明においては,上記クリップの上記一対の脚部は先端部において分離されており,この先端部において一対の脚部の間に間隙を有している。そのため,本発明においては,上記クリップの板厚を大きくしても,上記第1掛止爪は上記間隙を狭くするようにして容易に弾性変形をすることができる。そのため,本発明のクリップは,ボディパネルのクリップ穴に挿入する際の挿入荷重が大きくならない範囲で,その剛性を上げるために板厚を上げることができる。
それ故,本発明のクリップによれば,ボディパネルのクリップ穴への挿入が容易であると共に,被取付部材のボディパネルへの高い取付強度を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
上記被取付部材としては,各種の自動車用内装部品とすることができる。例えば,上記クリップにより,アシストグリップ,サンバイザー,コートフック,レジスタ,ルームランプ等をボディパネルに取り付けることができる。
【0015】
また,上記第1の参考発明においては,上記一対の脚部は,先端部において分離されていることができる
この場合,上記クリップを上記ボディパネルのクリップ穴に挿入する際に,上記第1掛止爪は,上記分離によって一対の脚部の間に形成された間隙を狭くするようにして容易に弾性変形をすることができる。そのため,上記クリップを上記クリップ穴へ挿入することが容易になる。
また,上記クリップは,ボディパネルのクリップ穴に挿入する際の挿入荷重を大きくすることなく,その剛性を上げるために板厚を上げることもできる。これにより,被取付部材のボディパネルへの取付強度を一層高くすることができる。
【0016】
また,本発明において,上記クリップは,上記一対の脚部の先端部の一部において連結されている。この場合,上記弾性変形を行うことができる量が減少するが,クリップの剛性は高く保つことができる。
【0017】
また,発明においては,上記第1掛止爪は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分が外方に突出した湾曲状に形成されていることが好ましい(請求項)。
この場合,上記第1掛止爪は,上記湾曲状の断面形状によって形状的に剛性が向上する。そのため,被取付部材のボディパネルへの取付強度を一層高くすることができる。
【0018】
また,上記一対の脚部には,それぞれ上記第1掛止爪を複数有していることができる(請求項)。
この場合,上記クリップは,上記複数の第1掛止爪により上記ボディパネルの裏側面に対して複数箇所で掛止されることができる。そのため,上記クリップは一層安定して掛止されることができ,上記被取付部材のボディパネルに対する取付強度を一層向上させることができる。
【0019】
また,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,それぞれ上記第2掛止爪を複数有していることが好ましい(請求項)。
この場合,上記クリップは,上記複数の第2掛止爪により上記ボディパネルの表側面に対して複数箇所で掛止されることができる。そのため,上記クリップは一層安定して掛止されることができ,上記被取付部材のボディパネルに対する取付強度を一層向上させることができる。
【0020】
また,上記第1掛止爪と上記第2掛止爪とは,互いに向き合うように配置されていることができる(請求項)。
この場合,上記クリップは,上記第1掛止爪と第2掛止爪とが互いに向き合って上記ボディパネルに掛止されることができ,上記被取付部材のボディパネルに対する取付強度を一層向上させることができる。
また,上記一対の脚部は,先端部における両側部及び中央部が分離されていると共に,該両側部と該中央部との間の2箇所が連結されており,上記第1掛止爪は,上記一対の脚部の後端部における両側部及び中央部に形成されており,上記第2掛止爪は,上記頭部における両端部及び中央部に形成されており,上記一対の脚部と上記頭部とは,それらの両側部と中央部との間の2箇所において連結されていることが好ましい(請求項6)。
また,上記クリップは,1枚の金属板を折り曲げ加工することにより製作されており,上記第1掛止爪及び上記第2掛止爪は,上記金属板を切り開くことにより形成されており,上記頭部は,上記一対の脚部の後端部から延設した部分を互いに折り重ねて形成されていることが好ましい(請求項7)。
【0021】
【実施例】
(実施例1)
図1に示すごとく,本例におけるクリップ1は,ボディパネル2に設けたクリップ穴21に挿入されると共に,該ボディパネル2に掛止して被取付部材3を上記ボディパネル2に取り付けるために使用するものである。
このクリップ1は,上記被取付部材3を取り付ける取付部13を有する頭部102と,該頭部102から延設された左右一対の脚部101とを有している。また,上記一対の脚部101には,上記ボディパネル2のクリップ穴21に挿入した際に該ボディパネル2の裏側面202に掛止する第1掛止爪11を有すると共に,上記頭部102の左右両端には,上記ボディパネル2の表側面201に掛止する第2掛止爪12を有している。
【0022】
図2(a),(b)に示すごとく,上記第1掛止爪11は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分111が外方に突出した湾曲状に形成されている。また,上記一対の脚部101は先端部103において分離されており,この先端部103において,この一対の脚部101の間には間隙104を有している。
なお,本例においては,上記間隙104の間隔が縮小する方向を内側方向,上記間隙104の間隔が拡大する方向を外側方向ということにする。
【0023】
以下に,これを詳説する。
図2(a)に示すごとく,上記クリップ1は,1枚の金属板を折り曲げ加工することにより製作されている。そして,第1掛止爪11及び第掛止爪12は,金属板を切り開くことにより形成されている。
また,図2(b)に示すごとく,上記クリップ1の頭部102における取付部13には,後述するビス31を螺合させることができる係合穴131が設けてある。
【0024】
図3(a)に示すごとく,本例のクリップ1においては,上記第1掛止爪11と第掛止爪12とは,それらが互いに向き合う位置に形成されている。また,上記第1掛止爪11は,先端部103側の先端側辺114においてのみ脚部101と繋がっており,両側辺112及び後端部105側の後端側辺113は切り開かれている。
また,図3(b)に示すごとく,第1掛止爪11及び第掛止爪12は,上記クリップ1の外側方向に向けて所定の角度を有して突出して形成されている。そのため,クリップ1をボディパネル2に取り付けた際には,上記第1掛止爪11及び第掛止爪12は,ボディパネル2に対して斜めの方向から掛止されることができる。
【0025】
上記脚部101は,上記頭部102から約90°に立設された立設部15と,先端部103側が内側方向に所定の傾斜角度を有して折り曲げ形成された傾斜部16とによって構成されている。そして,上記第1掛止爪11は,上記傾斜部16を延設するようにして,傾斜部16の傾斜角度と略同一の傾斜角度を有して形成されている。つまり,第1掛止爪11は,上記傾斜部16を形成する際に,傾斜部16を上記立設部15に対して折り曲げ形成すると同時に折り曲げられて形成されている。
また,上記傾斜部16は,クリップ1をボディパネル2のクリップ穴21に挿入することをガイドするようになっている。
【0026】
図4に示すごとく,上記被取付部材3をボディパネル2に取り付けるに当たっては,まず,上記クリップ1をビス31を介して被取付部材3に固定する。このとき,クリップ1は,上記取付部13の係合穴131にビス31のネジ部311を螺合させることにより固定される。
【0027】
次いで,同図に示すごとく,上記被取付部材3に取り付けられたクリップ1を上記ボディパネル2に設けたクリップ穴21に挿入する。そして,この挿入の際に,上記第1掛止爪11は,上記先端部103における一対の脚部101の間の間隙104を狭くするようにして容易に弾性変形をすることができる。
そのため,上記クリップ1を上記クリップ穴21に挿入する際の挿入荷重を大きくすることなく,容易にこの挿入を行うことができる。
【0028】
そして,図1に示すごとく,上記クリップ1により被取付部材3がボディパネル2に取り付けられた際には,クリップ1における第1掛止爪11及び第2掛止爪12が,ボディパネル2を表側面201及び裏側面202の両側面から挟み込む。そのため,上記被取付部材3を安定してボディパネル2に取り付けることができる。
【0029】
また,上記クリップ1を上記クリップ穴21に挿入を行った後には,上記湾曲状の断面形状によって形状的に剛性を向上させた第1掛止爪11を,上記ボディパネル2の裏側面202と対向させることができる。
さらに,本例においては,上記一対の脚部101の間が分離されているため,上記挿入荷重を大きくすることがない範囲で,クリップ1の板厚を上げることもできる。
それ故,本例のクリップ1によれば,被取付部材3のボディパネル2に対する取付強度を容易に向上させることができる。
【0030】
(実施例2)
図5,図6(a),(b)に示すごとく,本例においては,上記一対の脚部101が上記立設部15から外側方向に突出して折り曲げ形成された凸状部161を有しており,上記ガイド部16はこの凸状部161の先端部103側に形成されている。また,上記第1掛止爪11は,上記立設部15に対して,即ち上記ボディパネル2に対向するクリップ1の挿入方向に対して略平行に形成されている。また,本例においては,上記第2掛止爪12は一対の脚部101に形成されている。その他は上記実施例1と同様である。
【0031】
本例においては,上記クリップ1を上記ボディパネル2のクリップ穴21に挿入する際に,クリップ1の一対の脚部101は上記凸状部161により一層容易に弾性変形をすることができる。
その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
(実施例3)
図7,図8(a),(b)に示すごとく,本例においては,上記第2掛止爪12が,上記頭部102の左右両端における略中央位置に形成されていると共に,一対の脚部101において,上記第1掛止爪11が上記第2掛止爪12の両脇の位置に対向して2個づつ形成されている。
また,本例における脚部101の上記ガイド部16は,互いに干渉しないように一方のガイド部16が凹部165を有すると共に他方のガイド部16が凸部166を有している。そして,上記凹部165に上記凸部166が挿入されるようにして,上記先端部103において脚部101が互いに交錯しており,上記間隙104は凹部165と凸部166との間に形成されている。
【0033】
また,上記第1掛止爪11は,加圧変形により上記脚部101と一体的に形成されている。即ち,第1掛止爪11は,後端部105側の後端側辺113のみが切り開かれており,両側辺112及び先端部103側の先端側辺114は脚部101と繋がっている。また,第1掛止爪11は,曲率が小さく半円に近い形状に形成されている。その他は上記実施例1と同様である。
【0034】
本例においては,上記第1掛止爪11が加圧変形により一体的に形成されているので,その剛性が高い。そのため,上記クリップ1を上記ボディパネル2のクリップ穴21に挿入する際には,上記第1掛止爪11はほとんど弾性変形を行わず,上記脚部101がその間隙104を狭くするようにして弾性変形をする。
そして,上記第1掛止爪11の剛性が高いため,上記クリップ1を介して被取付部材3をボディパネル2に取り付けた際の取付強度が一層向上する。
その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0035】
(実施例4)
図9,図10(a),(b)に示すごとく,本例においては,上記第1掛止爪11がガイド部16の全体に渡って形成してある。また,上記一対の脚部101において,上記第1掛止爪11と上記第2掛止爪12とはそれぞれ対向する位置に2個づつ形成してある。
本例においては,上記第1掛止爪11が,一対の脚部101の端部109を利用して形成されており,中央側の側辺112と後端側辺113とが切り開いて形成されている。その他は上記実施例1と同様である。
本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
(実施例5)
図11に示すごとく,本例におけるクリップ1は,上記一対の脚部101が上記先端部103において連結されており,上記頭部102が曲げ加工により折り重ねて設けた折り重なり部106を有している。
また,上記一対の脚部101には,上記第1掛止爪11と第2掛止爪12とが,それぞれそれらが対向する位置に3個づつ設けられている。本例においても,第1掛止爪11は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分111が外方に突出した湾曲状に形成されている。その他は上記実施例1と同様である。
【0037】
本例におけるクリップ1によれば,上記湾曲状の断面形状により,その板厚を上げなくても,第1掛止爪11の剛性を向上させることができる。そのため,本例のクリップ1によれば,被取付部材3のボディパネル2に対する取付強度を向上させることができる。
【0038】
また,上記クリップ1の板厚を上げなくてもよいため,このクリップ1を上記ボディパネル2のクリップ穴21に挿入する際の挿入荷重の増大を抑制することができる。
それ故,上記クリップ1によれば,挿入荷重の増大防止と取付強度の向上との両方を同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,クリップの取付構造を示す断面説明図。
【図2】実施例1における,クリップを示す図で,(a)斜視図,(b)平面図。
【図3】実施例1における,クリップを示す図で,(a)正面図,(b)側面図。
【図4】実施例1における,クリップをボディパネルに取り付けている状態を示す断面説明図。
【図5】実施例2における,クリップを示す平面図。
【図6】実施例2における,クリップを示す図で,(a)正面図,(b)側面図。
【図7】実施例3における,クリップを示す平面図。
【図8】実施例3における,クリップを示す図で,(a)正面図,(b)側面図。
【図9】実施例4における,クリップを示す平面図。
【図10】実施例4における,クリップを示す図で,(a)正面図,(b)側面図。
【図11】実施例5における,クリップを示す斜視図。
【図12】従来例における,クリップの取付構造を示す断面説明図。
【符号の説明】
1...クリップ,
11...第1掛止爪,
12...第2掛止爪,
13...取付部,
101...脚部,
102...頭部,
103...先端部,
104...間隙,
2...ボディパネル,
21...クリップ穴,
3...被取付部材,

Claims (7)

  1. ボディパネルに設けたクリップ穴に挿入されると共に該ボディパネルに掛止して被取付部材を上記ボディパネルに取り付けるクリップにおいて,
    該クリップは,上記被取付部材を取り付ける取付部を有する頭部と,該頭部から延設された左右一対の脚部とを有し,
    上記一対の脚部には,上記ボディパネルのクリップ穴に挿入した際に該ボディパネルの裏側面に掛止する第1掛止爪を有すると共に,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,上記ボディパネルの表側面に掛止する第2掛止爪を有しており,
    かつ,上記一対の脚部は,先端部における両側部が分離されていると共に,該両側部同士の間の中間部の1箇所又は複数箇所が連結されていることを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1において,上記第1掛止爪は,挿入方向に直交する断面形状がその略中央部分が外方に突出した湾曲状に形成されていることを特徴とするクリップ。
  3. 請求項1又は2において,上記一対の脚部には,それぞれ上記第1掛止爪を複数有していることを特徴とするクリップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において,上記一対の脚部又は上記頭部の左右両端には,それぞれ上記第2掛止爪を複数有していることを特徴とするクリップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において,上記第1掛止爪と上記第2掛止爪とは,互いに向き合うように配置されていることを特徴とするクリップ。
  6. 請求項5において,上記一対の脚部は,先端部における両側部及び中央部が分離されていると共に,該両側部と該中央部との間の2箇所が連結されており,
    上記第1掛止爪は,上記一対の脚部の後端部における両側部及び中央部に形成されており,上記第2掛止爪は,上記頭部における両端部及び中央部に形成されており,
    上記一対の脚部と上記頭部とは,それらの両側部と中央部との間の2箇所において連結されていることを特徴とするクリップ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において,上記クリップは,1枚の金属板を折り曲げ加工することにより製作されており,上記第1掛止爪及び上記第2掛止爪は,上記金属板を切り開くことにより形成されており,
    上記頭部は,上記一対の脚部の後端部から延設した部分を互いに折り重ねて形成されていることを特徴とするクリップ。
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