JP4009360B2 - プラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ - Google Patents
プラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ Download PDFInfo
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- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はツイストタイ、特に菓子等の食品が詰められた袋口の結束、栽培植物の蔓や茎、枝等の支柱との結束、電線や棒材等の結束、その他、種々の物品の結束に使用され、基部を捻ることで止着するツイストタイ、及びそのツイストタイの製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来より、商品の付加価値を高める見栄えのよさや、使い勝手のよさから種々の製品の結束用としてツイストタイ、即ち、基部を捻ることで止着がなされる帯状紐が使用されている。このツイストタイは一般的に帯状とした二枚のプラスチックフィルムの間に芯材としてのなまし鋼線を一体的に挟持させ、プラスチックフィルムの有する色彩や光沢を生かしながら、なまし鋼線の変形塑性により結束作用を得るものとなっている。
【0003】
しかしながら、このなまし鋼線を芯材として用いるツイストタイは錆や指先等を傷つけることも少なくなく又、例えば電線の結束用とした場合に、なまし鋼線が導電性を有することから悪影響も生じていた。
【0004】
係ることから、近時芯材として伸延加工を施したポリエステル、それもモノマーのポリエステルを用いたものが開発された。しかし、このポリエステルはその素材特性からプラスチックを主材とした帯状のフィルムの付着性が悪く、得られたツイストタイをそのポリエステル芯材と交叉する方向へ折曲した場合等に、その折曲部分に皺が生じたり、剥離してしまい、また、かかるポリエステルの特性から専用の製造工程及び装置が要求されることになる。
【0005】
【発明の目的】
そこで、本発明は上記した従来の実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、従前のなまし鋼線を芯材として用いたツイストタイの製造ラインを応用して製作することができ、しかも、芯材とフィルムとの付着性がよく、得られた製品は装着、解除の操作性がよく、加えてなまし鋼線と比して錆や指先等を傷つける虞もないものとしたプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係るプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイは、プラスチックを主体とした帯状のフィルム間に可撓性のプラスチック線材を芯材として一体的に挟持させ、前記プラスチック線材は走行しながらの加熱処理を施したものとし、かつ、そのプラスチック線材の前記したフィルム間への一体的な保持は加熱を伴う加圧として溶着によりなされているプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイにおいて、前記したプラスチック線材は伸延加工されたポリエチレンとし、かつ、前記した帯状のフィルムは主材となるプラスチックとしてポリエステルを使用し、そのポリエステルの裏面に継なぎ剤を介して補強を兼ねたローデンポリ層を形成し、そのローデンポリ層の裏面に接着剤層を形成していることを特徴としている。
【0007】
【作用】
かかる構成としたことから、プラスチックのうち特にポリエチレンの有する素材特性、即ち、エチレンの重合体であり、電気絶縁性、耐水性、防湿性、耐寒性に優れた熱可塑性樹脂であることから、−CO−O−をもつ高分子物質であるポリエステルと比して、はるかに、プラスチックを主材とするフィルムに形成されている接着剤との付着性が走行しつつ加熱されることでの表面のわずかな溶解により、よく、しかも、その特性から、なまし鋼線を芯材として用いた場合のツイストタイの製造ラインの応用使用ができることとなるもので、得られた製品の使い勝手も良好なものとなるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るツイストタイの製造ラインの要部を示す図、図2は同じく使用されるフィルムの拡大断面図、図3は同じく最終製品とするスリット状態を示す図、図4は同じく使用状態を示す図である。
【0009】
これらの図にあって1は伸延加工処理を施されたポリエチレン線材を示している。このポリエチレン線材1は表面温度が摂氏100度〜350度程度となるパネルヒーター2、2を通され走行しながら、加熱される。
【0010】
このパネルヒーター2、2により加熱されたポリエチレン線材1は、さらに補助的となるランプヒーター3、3によって加熱されて、一対の負荷を加えるプレス及び加熱ローラ4、4間へ導かれる。この負荷を加えるプレス及び加熱ローラ4、4は内部では摂氏650度となり、表面温度でも、摂氏150度〜400度程度が保持される。
【0011】
また、この負荷を加えるプレス及び加熱ローラ4、4間へポリエチレン線材1が導かれる際、同時に二枚のプラスチックを主材としたフィルム5、6がそのポリエチレン線材1を上下から挟持するように送られる。このフィルム5、6は各々別個のコアに巻回されているもので、負荷を加えるプレス及び加熱ローラ4、4の回転に伴う摩擦力で引き出されてくるもので、負荷を加えるプレス及び加熱ローラ4、4による加熱を伴う押圧力でパネルヒーター2、2及びランプヒーター3、3で表面が加熱され、その表面にわずかな溶解を生じたポリエチレン線材1を二枚のフィルム5、6間に一体的に付着させていく。
【0012】
さらに、こうして重合状態とされたフィルム5、6及びポリエチレン線材1は2〜7Kgの負荷を加えるプレスローラ7、7間を通され、その加圧によって一体化の仕上げがなされる。
【0013】
なお、通常、前記した工程はポリエチレン線材1は一本のみでなく、複数本が平行状態で送られ、フィルム5、6も最終的に目標とされる製品よりも幅の広いものが使用されるもので、ポリエチレン線材1の一体的挟持が完了した後はスリッターによって目標サイズの幅にスリットされ(図3参照)、段違いに配備された巻き取りドラムに巻き取られることとなる。
【0014】
また、図2として示すのはフィルム5(6)の一例としての拡大断面図であり、主材となるプラスチックとして、アルミニウム粉等の蒸着性等からポリエステル8が使用されている。そして、そのポリエステル8の表面にはメタリックな色相を得るため金属粉等によるカラー層9が積層されている。
【0015】
そして、ポリエステル8の裏面には継なぎ剤10を介して補強を兼ねたローデンポリ層11が形成され、そのローデンポリ層11の裏面に接着剤層12が形成された構造となっている。即ち、この接着剤層12を形成する接着剤が加熱を伴う押圧により、ポリエチレン線材1と付着(ポリエチレンの特性による熱可塑性による接着剤との絡み)し、フィルム5、6同志もその接着剤層12によって接着されることになる。
【0016】
図3として示すように複数本にスリットされて得られる製品としてのツイストタイAは例えば図4として示すように袋Bの開口縁に巻き付けられ、その基部を捻ることで止着されることとなり、素材としての変形可塑性からその解き作業も容易となる。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係るプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ及びその製造方法は上述のように構成されている。芯材のプラスチック線材として、従来のポリエステルに代え、走行しながら加熱されたポリエチレンを用いることで、そのポリエチレンの分子構造の特性から、熱可塑性に優れ、フィルム、特に接着剤との付着性が良く、製品としても良質のものとなり、また、製造に関しても専用の大がかりなものを要せずに済み、経済性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るツイストタイの製造ラインの要部を示す図である。
【図2】使用されるフィルムの拡大断面図である。
【図3】最終製品とするスリット状態を示す図である。
【図4】使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ポリエチレン線材
2 パネルヒーター
3 ランプヒーター
4 負荷を加えるプレス及び加熱ローラ
5 フィルム
6 フィルム
7 プレスローラ
8 ポリエステル
9 カラー層
10 継なぎ剤
11 ローデンポリ層
12 接着剤層
A ツイストタイ
B 袋
Claims (1)
- プラスチックを主体とした帯状のフィルム間に可撓性のプラスチック線材を芯材として一体的に挟持させ、前記プラスチック線材は走行しながらの加熱処理を施したものとし、かつ、そのプラスチック線材の前記したフィルム間への一体的な保持は加熱を伴う加圧として溶着によりなされているプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイにおいて、前記したプラスチック線材は伸延加工されたポリエチレンとし、かつ、前記した帯状のフィルムは主材となるプラスチックとしてポリエステルを使用し、そのポリエステルの裏面に継なぎ剤を介して補強を兼ねたローデンポリ層を形成し、そのローデンポリ層の裏面に接着剤層を形成していることを特徴とするプラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ。
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JP12005798A JP4009360B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | プラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12005798A JP4009360B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | プラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12005798A Expired - Lifetime JP4009360B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | プラスチック線材を芯材に用いたツイストタイ |
Country Status (1)
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