JP4008463B2 - 断熱材固定具及び断熱材固定構造 - Google Patents

断熱材固定具及び断熱材固定構造 Download PDF

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Description

本発明は、建物の天井部分に所定間隔で配設された鋼製野縁の上部に敷設される断熱材を固定する断熱材固定具及び断熱材固定構造に関する。
建物の屋内外には、気温や日射、空調等の影響により温度差が生じている。熱は、高温側から低温側へと伝達する性質があるが、夏季においては、屋外からの熱が屋内に伝達しないように、冬季においては、屋内の熱が屋外に逃げないように、建物の屋根や壁、最下層の床等に断熱材を配設することにより、建物の内部環境を良好なものとしている。
住宅等の建物の屋根面に要求される断熱性能を確保するために屋根裏に配設される断熱材の施工方法としては、勾配天井仕上げの場合、屋根裏に所定間隔で配設された鋼製野縁の上部に載せて敷設するというのが一般的な施工方法であり、建物の屋根勾配が急な場合は、断熱材をビスや粘着テープ等により鋼製野縁に固定して断熱材をずれ落ちないようにしている。例えば、寒冷地等で複数の断熱材を屋根裏に配設する場合は、図6に示すように、1層目の断熱材100と2層目の断熱材101を粘着テープ102により固定し、さらに1層目の断熱材100と鋼製野縁103とを粘着テープ102により固定して断熱材のずれ落ちを防止している。
また、粘着テープ等を用いずに複数の断熱材を屋根裏に固定できる断熱材固定具がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の断熱材固定具は、野縁に固定される固定部と、該固定部に複数設けられて断熱材を保持する断熱材保持手段とを備えており、該断熱材保持手段により断熱材を挟んで保持している。
特開2002−4489号公報
しかしながら、ビスや粘着テープ等により断熱材を屋根裏に固定するには、上を向いて施工するため、精度が安定せず断熱材にずれが発生することがあり、また施工に手間もかかっていた。また、特許文献1の断熱材固定具は、部材数が多いため、製作コストがかかり、施工する際にも手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、部材数が少なく、断熱材を屋根裏に容易に且つ精度よく固定できる断熱材固定具及び該断熱材固定具を用いた断熱材固定構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の断熱材固定具は、建物の屋根裏に所定間隔で配設された鋼製野縁の上部に敷設される断熱材を固定する断熱材固定具であって、竪板と、該竪板の上下両端部から同じ側方へ突設された上板及び下板と、前記上板の先端部から下方へ突設された上固定片と、前記下板の先端部から上方へ突設された下固定片と、前記鋼製野縁に係合するために前記下板から下方へ突設された一対の係合片と、を具備することを特徴としている。
請求項2記載の断熱材固定具は、請求項1記載の断熱材固定具において、前記上板の略中央から下方へ突設された固定爪を有することを特徴としている。
請求項3記載の断熱材固定構造は、請求項1又は2記載の断熱材固定具を用いた断熱材固定構造であって、建物の天井部分に所定間隔で配設された鋼製野縁に前記断熱材固定具がその係合片により係合するとともに、1又は複数の断熱材の端部が前記断熱材固定具の上固定片と下固定片とにより挟持されていることを特徴としている。
本発明の請求項1の断熱材固定具によれば、竪板と、該竪板の上下両端部から同じ側方へ突設された上板及び下板と、前記上板の先端部から下方へ突設された上固定片と、前記下板の先端部から上方へ突設された下固定片と、前記鋼製野縁に係合するために前記下板から下方へ突設された一対の係合片と、を具備するため、鋼製野縁に取り付けられた断熱材固定具の上固定片と下固定片との間に断熱材を押し込んで上板を下方に折り曲げて上固定片と下固定片により断熱材を挟持でき、部材数が少なく、工具や接着剤を使用せずに断熱材を屋根裏に容易且つ精度よく固定でき、断熱材のずれを防止できる。
請求項2の断熱材固定具によれば、請求項1記載の断熱材固定具の効果に加えて、上板の略中央から下方へ突設された固定爪を有するため、より安定した状態で断熱材を固定できる。
請求項3の断熱材固定構造によれば、建物の天井部分に所定間隔で配設された鋼製野縁に請求項1又は2記載の断熱材固定具がその係合片により係合するとともに、1又は複数の断熱材の端部が前記断熱材固定具の上固定片と下固定片とにより挟持されているため、1又は複数の断熱材を屋根裏に容易且つ精度よく固定できる。
以下、本発明の実施形態に係る断熱材固定構造について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る断熱材固定構造1を用いた屋根の概略構成を示す断面図であり、図2は、図1のA部の部分拡大図である。本実施の形態に係る断熱材固定構造1は、図示するように、鋼製野縁2、断熱材固定具3、及び断熱材4を主体に構成される。
鋼製野縁2は、図2に示すように、断面略矩形の角管状に形成されており、両側面の上部及び下部に材長方向に延びる凹溝20が平行して形成されている。この鋼製野縁2は、天井下地材5の受け材であり、図1に示すように、登り梁6に固定された吊りボルト7により図外の野縁受けが吊り下げられ、該野縁受けに複数本の鋼製野縁2が一定の間隔をあけて屋根の勾配方向と直交する方向に延びるように固定されて配設されている。なお、鋼製野縁2の屋根裏への配設方法は、特にこれに限られるものではなく、屋根の形状や勾配に応じて適宜の配設方法を採用してよい。
断熱材固定具3は、図3に示すように、1枚の鋼板を折り曲げ加工して作製されたものであり、竪板30、該竪板30の上下両端部から同じ側へ突設された上板31及び下板32、上板31の先端部から下方へ突設された上固定片33、下板32の先端部の中央から上方へ突設された下固定片34、鋼製野縁2に係合するために下板32から下方へ突設された一対の係合片35、及び上板31の略中央から下方へ突設された固定爪36を具備している。断熱材固定具3は、竪板30、上板31、及び下板32により断面略コ字形状を形成しており、断熱材4の端部をこのコ字の開口部に押し込んで挟むことができるようになされている。また、上固定片33の下端部及び下固定片34の上端部は、断熱材4にくい込みやすいように波形状に歯部37a、37bがそれぞれ形成されており、これら歯部37a、37bが断熱材4にくい込むことにより安定した状態で断熱材4を挟持できるようになされている。また、上板31は、下板32よりも長く竪板30から突出しており、これにより、断熱材4を挟んだ際の該断熱材4の厚み分の幅を確保するとともに、断熱材4を天井下地材5側に寄せるようにしており、天井下地材5と断熱材4との間に極力隙間が生じないようにしている。
係合片35は、竪板側係合片35aと下板先端側係合片35bを対として形成されている。竪板側係合片35aは、下板32の中間部が竪板30の下辺と平行に切り込まれ、該切込みの両端部から竪板30の下辺まで切り込まれて門型に切られた部分が下方へ折り曲げられるとともに、その先端部が下板32先端側へ折り返されて係合爪38aが形成されている。下板先端側係合片35bは、下板32先端の両端が下方へ折り曲げられるとともに、その先端部が竪板30側へ折り返されて係合爪38bが形成されている。竪板側係合片35aと下板先端側係合片35bの下板32側の端部間の距離は、鋼製野縁2の上面の幅と略同じまたは若干広くなされている。固定爪36は、上板31の略中央部が切られて下方へ折り曲げられて形成されており、断熱材4にくい込みやすいように略三角形状をしており、安定した状態で断熱材4を固定できるようになされている。この断熱材固定具3は、1つの断熱材4に対して1又は2ケ取り付けられる。
断熱材4は、グラスウールの全面を防湿フィルムで覆ったものであり、所謂袋状断熱材である。この断熱材4は、建物の屋根面に要求される断熱性能を確保するものであって、建物が施工される地域によって1層だけ敷設される場合と、寒冷地等のように2層敷設される場合とがある。
以上の構成により断熱材固定構造1を形成するには、まず、図4(a)に示すように、建物の屋根裏に配設された鋼製野縁2に断熱材固定具3を取り付ける。この際、屋根勾配の傾斜上手側から断熱材4を断熱材固定具3により固定するように、断熱材固定具3の竪板30を傾斜上手側とし、下板32の下面と鋼製野縁2の上部とが接するように押し込んで、鋼製野縁2の上部に形成された凹溝20に断熱材固定具3の竪板側係合片35aの係合爪38aと下板先端側係合片35bの係合爪38bとを係合させる。これにより、断熱材固定具3の係合片35が鋼製野縁2に係合して鋼製野縁2に断熱材固定具3が取り付けられる。
次いで、図4(b)に示すように、断熱材4の端部を断熱材固定具3の上固定片33と下固定片34の間から上板31と下板32の間の空間に押し込む。この際、断熱材4の端部が固定爪36に引っかかるように奥まで押し込む。そして、図4(c)に示すように、断熱材固定具3の上板31を下方に押して折り曲げて断熱材4の端部を上固定片33と下固定片34により挟持する。このように、断熱材固定具3によると、工具や接着剤を使用せずに断熱材4を固定でき、容易に固定できる。また、断熱材4の端部に断熱材固定具3の上固定片33と下固定片34がくい込んで挟持するとともに、さらに固定爪6が断熱材4にくい込むため、断熱材4がずれ落ちることがなく、精度よく固定できる。最後に、図4(d)に示すように、断熱材4を勾配下手側に軽く引っ張ることにより固定されているか否かを確認する。
また、2層の断熱材4を固定する場合、1層の断熱材4を固定する場合と同様の手順により固定するが、図5に示すように、1層目の断熱材4には下固定片34が食い込み、2層目の断熱材4には上固定片33が食い込むため、この場合も容易かつ精度よく断熱材4を固定できる。
以上の説明より明らかなように、本発明の実施の形態に係る断熱材固定具3によれば、部材数が少なく、工具や接着剤を使用せずに断熱材4を屋根裏に容易且つ精度よく固定でき、断熱材4のずれを防止できる。また、上板31の略中央から下方へ突設された固定爪36を有するため、より安定した状態で断熱材4を固定できる。
また、本発明の実施の形態に係る断熱材固定構造1によれば、複数の断熱材4を固定する場合であっても、断熱材4を屋根裏に容易且つ精度よく固定できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本実施の形態では、1枚の鋼板を折り曲げ加工することにより断熱材固定具3を作成するようにしたが、複数の鋼板を組み合わせることにより断熱材固定具3を作成してもよい。また、係合片35は、鋼製野縁2の凹溝20に係合するものとしたが、鋼製野縁2に凹溝20がない場合等は、竪板側係合片35aと下板先端側係合片35bにより鋼製野縁2を挟んで鋼製野縁2の下部に係合するようにしてもよい。
本発明は、建物の屋根裏に断熱材を固定する場合に利用可能である。
本実施の形態に係る断熱材固定構造を用いた屋根の概略構成を示す断面図である。 本実施の形態に係る断熱材固定構造の概略構成を示す断面図である。 断熱材固定具の構成の一例を示す斜視図である。 断熱材固定構造を形成する手順を示す断面模式図である。 複数の断熱材を固定する場合の断熱材固定構造の概略構成を示す断面図である。 従来の断熱材の固定方法を示す斜視図である。
符号の説明
1 断熱材固定構造
2 鋼製野縁
3 断熱材固定具
4 断熱材
30 竪板
31 上板
32 下板
33 上固定片
34 下固定片
35 係合片

Claims (3)

  1. 建物の屋根裏に所定間隔で配設された鋼製野縁の上部に敷設される断熱材を固定する断熱材固定具であって、
    竪板と、
    該竪板の上下両端部から同じ側へ突設された上板及び下板と、
    前記上板の先端部から下方へ突設された上固定片と、
    前記下板の先端部から上方へ突設された下固定片と、
    前記鋼製野縁に係合するために前記下板から下方へ突設された一対の係合片と、
    を具備することを特徴とする断熱材固定具。
  2. 前記上板の略中央から下方へ突設された固定爪を有することを特徴とする請求項1記載の断熱材固定具。
  3. 請求項1又は2記載の断熱材固定具を用いた断熱材固定構造であって、
    建物の天井部分に所定間隔で配設された鋼製野縁に前記断熱材固定具がその係合片により係合するとともに、
    1又は複数の断熱材の端部が前記断熱材固定具の上固定片と下固定片とにより挟持されていることを特徴とする断熱材固定構造。
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