JP4007995B2 - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4007995B2
JP4007995B2 JP2005089608A JP2005089608A JP4007995B2 JP 4007995 B2 JP4007995 B2 JP 4007995B2 JP 2005089608 A JP2005089608 A JP 2005089608A JP 2005089608 A JP2005089608 A JP 2005089608A JP 4007995 B2 JP4007995 B2 JP 4007995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
discharge pipe
food
sterilizer
pot body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005089608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006262861A (ja
Inventor
均 岩田
明文 藤田
敏幸 若杉
修司 櫻谷
宏一 串岡
志記 山元
周太 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
House Foods Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical House Foods Corp
Priority to JP2005089608A priority Critical patent/JP4007995B2/ja
Publication of JP2006262861A publication Critical patent/JP2006262861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4007995B2 publication Critical patent/JP4007995B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

本発明は、蒸気を食材に直接吹き掛けて殺菌する装置に関する。
従来、カップに食材を充填し、このカップを殺菌装置の釜本体内に収納し、釜本体内を減圧した後、蒸気を釜本体内に吹き込みカップ内の食材に蒸気を直接接触させることにより、食材を調理・殺菌する方法が試みられている(例えば、特許文献1,2参照。)。
また、大量の食材を調理・殺菌するため、多数の釜本体を放射状に配置し、すべての釜本体を同時に旋回運動させながら連続的にバッチ処理することが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特許第2815089号公報 特許第2907763号 特開2003−245060公報
従来、蒸気放出管は、釜本体の天井部に敷設され、天井から蒸気を下方のカップ内の食材に向って吹き掛けている。ところが、天井から蒸気を吹き掛けるようにすると、蒸気を供給する当初蒸気放出管のノズル孔からドレン水が食品に垂れ落ちる場合がある。このドレン水が付着した食品は著しく品質が劣化する。
また、殺菌時に蒸気を食材に接触しやすくするためカップには多数の小孔が開けられ、この小孔から食材の煮汁等がドリップ液となって垂れ落ちる。このドリップ液は次の減圧冷却工程で蒸発し乾燥するので、従来放置されている。しかし、釜本体内は定期的に清掃するのが望ましく、釜本体内を簡易かつ迅速に洗浄を行うことができる手段が求められる。
従って、本発明は上記問題点を解決することができる殺菌装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、請求項1に係る発明は、釜本体内に配置した蒸気放出管から蒸気を放出し、釜本体内に収納した食材に蒸気を直接吹き掛けることにより、食材を加熱殺菌処理する殺菌装置において、蒸気放出管と洗浄液放出管とが食材設置部よりも下方に敷設され、蒸気放出管から放出される蒸気により食材が加熱殺菌処理され、食材が釜本体から取り出された後に、洗浄液放出管から放出される洗浄液により釜本体内が洗浄されるようにした殺菌装置を採用する。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の殺菌装置において、蒸気放出管が洗浄液放出管を兼ねる殺菌装置を採用する。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の殺菌装置において、食材から滴下するドリップ液を受ける受け皿が食材設置部に設けられ、受け皿にドリップ液の排出孔が蒸気放出管のノズル孔を回避するように設けられ、この排出孔の直下に釜本体のドレン孔が設けられた殺菌装置を採用する。
また、請求項4に係る発明は、請求項2又は請求項3に記載の殺菌装置において、蒸気放出管に釜本体内の隅部及び底部に向って開口するノズル孔が追加された殺菌装置を採用する。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体が水平面上で旋回可能であり、旋回中心側から釜本体内に蒸気及び洗浄液を供給するようにし、釜本体の旋回中心と反対側に食材の出入口を設け、この出入口を開閉蓋で閉じた殺菌装置を採用する。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体に設けた蒸気排出管又はドレン孔を開放状態にしたうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し、釜本体から空気を追い出した後に、蒸気排出管又はドレン孔を閉じ、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し続ける殺菌装置を採用する。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体内を減圧したうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出する殺菌装置を採用する。
請求項1に係る発明によれば、釜本体内に配置した蒸気放出管から蒸気を放出し、蒸気を釜本体内に収納した食材に直接吹き掛けることにより、食材を加熱殺菌処理する殺菌装置において、蒸気放出管と洗浄液放出管とが食材設置部よりも下方に敷設され、蒸気放出管から放出される蒸気により食材が加熱殺菌処理され、食材が釜本体から取り出された後に、洗浄液放出管から放出される洗浄液により釜本体内が洗浄されるようにした殺菌装置であるから、蒸気を食材設置部の下方から放出して食材を加熱殺菌処理することができる。従って、食材に蒸気のドレン水が付着することがなく、食材の品質が適正に維持される。また、加熱殺菌処理後に洗浄液放出管から洗浄液が放出され、釜本体内が清浄化されるので、上記ドレン水の付着防止と相俟って食材の品質がより適正に維持される。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の殺菌装置において、蒸気放出管が洗浄液放出管を兼ねる殺菌装置であるから、釜本体内の配管を簡素化し釜本体の容積増大を防止し、極力小容積の釜とすることができる。従って、温度上昇を早くし効率よく殺菌することができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の殺菌装置において、食材から滴下するドリップ液を受ける受け皿が食材設置部に設けられ、受け皿にドリップ液の排出孔が蒸気放出管のノズル孔を回避するように設けられ、この排出孔の直下に釜本体のドレン孔が設けられた殺菌装置であるから、蒸気放出管からの放出蒸気によるドリップ液の飛散が防止される。また、ドリップ液は排出孔から直ちにドレン孔に向って滴下するので、ドリップ液を速やかに釜本体外に排出することができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の殺菌装置において、蒸気放出管に釜本体内の隅部及び底部に向って開口するノズル孔が追加された殺菌装置であるから、蒸気をより広い範囲にわたって放出することができるだけでなく、蒸気のドレン水を蒸気放出管外に適正に排出することができ、また、洗浄液を釜本体内の隅々まで行き渡らせることができる。
請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体が水平面上で旋回可能であり、旋回中心側から釜本体内に蒸気及び洗浄液を供給するようにし、釜本体の旋回中心と反対側に食材の出入口を設け、この出入口を開閉蓋で閉じた殺菌装置であるから、大量の食材の殺菌処理を円滑に行うことができ、また、装置構造を簡素化することができる。
請求項6に係る発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体に設けた蒸気排出管又はドレン孔を開放状態にしたうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し、釜本体から空気を追い出した後に、蒸気排出管又はドレン孔を閉じ、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し続ける殺菌装置であるから、釜本体内から空気を追い出しつつ釜本体内に蒸気を入れることができる。従って、釜本体内の空気を蒸気で容易に置換することができる。
請求項7に係る発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体内を減圧したうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出する殺菌装置であるから、より効率的に釜本体内の空気を蒸気で置換することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2に示すように、この殺菌装置は、所望の食材を収納し加熱殺菌処理する釜本体1を備え、釜本体1内に殺菌用の蒸気を放出する蒸気放出管2と、食材を保持するトレー3とを備える。
釜本体1は、横置きされる筒状の圧力容器として構成され、その一端は食材の出入口とされ、他端は端板4で閉じられる。出入口は開閉蓋5で開閉可能に閉じられる。端板4には釜本体1内から脱気するための排気管6が連結される。排気管6は図示しない真空ポンプに連結され、バルブ7を開くことにより排気管6を通して釜本体1内から空気が排出され、釜本体内が減圧される。
釜本体1の空洞内の中心部はトレー3が設置される食材設置部とされ、食材設置部の下方に蒸気放出管2が敷設される。蒸気放出管2は端板4から釜本体1の底に沿って開閉蓋5の方へと伸びる。端板4には蒸気放出管2に蒸気を供給するための蒸気供給管8が連結される。蒸気供給管8は図示しないボイラに連結され、バルブ9を開くことにより蒸気供給管8を通して蒸気放出管2に蒸気が送られる。このように蒸気放出管2が釜本体1の床側に敷設されていることから、蒸気のドレン水が食材設置部に向かう事態は回避される。
蒸気放出管2には、その上半分において多数のノズル孔10が密に設けられ、下半分においてノズル孔10が疎に設けられる。これにより、釜本体1の中心部における食材設置部に向かってより多量の蒸気が噴出する。また、蒸気のドレン水が下半分のノズル孔10から蒸気放出管2の下方における釜本体1の床上に排出される。
釜本体1の食材設置部には、トレー3が着脱自在に置かれる。トレー3は釜本体1の開閉蓋5を開くことにより開放される出入口から釜本体1内に出入自在であり、その底板3aは液体や気体が透過しうるように多孔板、網板等で形成される。
トレー3の底板3aの下側には食材から滴下する煮汁等のドリップ液aを受ける受け皿11が取り付けられる。受け皿11にはドリップ液aの排出孔11aが設けられる。受け皿11は排出孔11aに向かって漏斗状に傾斜する。排出孔11aは蒸気放出管2のノズル孔10を回避するように釜本体1の出入口に偏って設けられる。これにより、蒸気放出管2からの放出蒸気によってドリップ液aが上方の食材へと飛散しないようにすることができる。
また、この排出孔11aの直下に釜本体1のドレン孔1aが設けられる。ドリップ液aは排出孔11aから直ちにドレン孔1aに向って滴下し、図示しないがドレン孔1a下のバルブが開けられると所定の貯留室に排出される。上述したように排出孔11a下には蒸気放出管2が存在しないので、ドリップ液aは蒸気放出管2により阻まれることなくドレン孔1aに落下する。
また、釜本体1には、食材の殺菌に使用された蒸気を排出するための蒸気排出管12が接続され、蒸気排出管12には蒸気排出時に開けられるバルブ13が設けられる。
図3に示すように、食材Aは多数のカップ状の容器14に小分けして入れられ、複数個の容器14がトレー3の底板3a上に置かれ、トレー3が釜本体1内の食材設置部に置かれる。これにより、食材Aは釜本体1の空洞内に保持された状態で、蒸気が直接吹き掛けられて加熱殺菌される。カップ状の容器14の底部には多数のドリップ孔14aが形成され、そこから食材Aの煮汁等がドリップ液aとなって容器14の下方に滴下し、トレー3の下の受け皿11に受け止められる。なお、食材Aは容器14に小分けすることなくトレー3上に直に置くことも可能である。
上記蒸気放出管2は洗浄液放出管を兼ねており、蒸気供給管8には洗浄液供給管15がバルブ16を介して接続される。蒸気放出管とは別個に洗浄液放出管を併設することも可能であるが、この実施の形態1のように蒸気放出管2で洗浄液放出管を兼用することにより、釜本体1内の配管を簡素化し釜本体1の容積増大を防止し、極力小容積の釜とすることができる。蒸気放出管2から放出される蒸気により食材Aが加熱殺菌処理され、食材Aが釜本体1から取り出された後に、バルブ9を閉じバルブ16を開いて洗浄液供給管15から洗浄液を蒸気放出管2に供給し、図4及び図5に示すように、ノズル孔10から洗浄液を噴出させることにより、釜本体1内が洗浄され、清浄化される。
蒸気放出管2が洗浄液放出管を兼ねることから、蒸気放出管2には釜本体1内の隅部及び底部に向って開口するノズル孔10が追加される。これにより、蒸気が釜本体1内でより広い範囲にわたって放出され、また、洗浄液が釜本体1内の隅々まで行き渡り、洗浄効果が高められる。洗浄液による洗浄後、洗浄液供給管15から水を蒸気放出管2に供給し、図4及び図5に示すように、ノズル孔10から水を噴出させ、釜本体1内に付着した洗浄液等を洗い流す。洗浄後の廃液は図示しないドレン弁の開放によりドレン孔1aから外部に排出される。
次に、上記構成の殺菌装置の作用について説明する。
(1)多数のカップ状容器14に食材Aを小分けして充填し、所定個数の容器14をトレー3の底板3a上に並べる。
(2)釜本体1の開閉蓋5を開放して、容器14が載せられたトレー3を出入口から釜本体1内の食材設置部に固定した後、開閉蓋5を閉じて釜本体1内を密閉する。
(3)バルブ7を開いて排気管6から釜本体1内の空気を排気し、釜本体1内を真空化する。
なお、蒸気排出管12のバルブ13を開けて釜本体1を開放状態にしたうえで、蒸気放出管2から蒸気を釜本体1内に放出し、釜本体1内の空気を蒸気で置換した後バルブ13を閉じるようにしてもよいが、この実施の形態1のように釜本体1内を減圧し真空化したうえで、蒸気放出管2から蒸気を釜本体1内に放出するとより効率的に釜本体1内の空気を蒸気で置換することができる。
(4)バルブ9を開き、蒸気供給管8から所定の圧力及び温度の蒸気を蒸気放出管2内に供給する。蒸気は蒸気放出管2のノズル孔10から釜本体1内に噴出し、各容器14内にそれらの上部開口から流入する。容器14内を含め釜本体1内は真空化されているので、蒸気は食材A同士の隙間内へも滑らかに流入する。これにより、食材Aは蒸気に直に接触して加熱調理され、殺菌される。
(5)食材Aからは煮汁等がドリップ液aとなってドリップ孔14aから容器14下に滴下し、トレー3の底板3aを透過し受け皿11に受け止められる。受け皿11に受けられたドリップ液aは排出孔11aから釜本体1のドレン孔1aへと落下する。排出孔11aは蒸気放出管2のノズル孔10を回避するように出入口に偏った位置に設けられているので、蒸気放出管2からの放出蒸気によってドリップ液aが上方の食材Aへと飛散することはない。
(6)蒸気により食材Aが加熱殺菌処理されると、バルブ9を閉じて蒸気の供給を停止し、蒸気排出管12から釜本体1内の蒸気を釜本体1外に排出し、釜本体1内を大気圧に戻すと共に冷却する。その後、開閉蓋5を開き、トレー3を容器14及び殺菌された食材Aと共に釜本体1外に取り出す。
食材Aは容器14から取り出され、別途殺菌処理された他の食材や液体成分等と共に包装される。
(7)上記(1)〜(6)の殺菌処理が何度か繰り返された後、食材Aが容器14、トレー3等と共に釜本体1から取り出され、釜本体1内が空になったときに、バルブ16を開けて洗浄液供給管15から洗浄液を蒸気放出管2に供給する。図4及び図5に示すように、洗浄液がノズル孔10から噴出し、釜本体1内を洗浄する。洗浄液による洗浄後、洗浄液供給管15から水を蒸気放出管2に供給し、ノズル孔10から水を噴出させ、釜本体1内に付着した洗浄液等を洗い流す。洗浄による廃液はドレン孔1aから釜本体1の外部に排出される。
<実施の形態2>
図6に示すように、この実施の形態2では実施の形態1の場合と異なり、蒸気放出管2a,2bが釜本体1の長手方向で複数箇所に分断され、トレー3の受け皿17が蒸気放出管2a,2bの端に向って傾斜し、ドリップ液aの排出孔17a及びドレン孔1aも蒸気放出管2a,2bの端に対応して設けられている。
なお、図6において図1と同じ部分には同じ符号を用いて示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態3>
図7に示すように、この実施の形態3では実施の形態1又は実施の形態2に示した釜本体1が多数用意され、これらが水平面上において等間隔で環状に配置され、図示しない駆動装置により矢印方向に間欠的に旋回駆動される。
各釜本体1は、釜本体1の旋回中心と反対側すなわち旋回円の半径方向外側に出入口及び開閉蓋5が向き、旋回中心側すなわち半径方向内側に端板4が向くように設けられる。
釜本体1の所定の停止位置はそれぞれトレー3の収納位置、取出位置とされ、各位置で開閉蓋5が開閉され、実施の形態1と同様な食材を載せたトレー3が釜本体1内に入れられ、又は釜本体1から取り出される。
旋回中心には排気管6、蒸気供給管8、洗浄液供給管15の各主管6a,8a,15aが設けられ、各々から釜本体1の所定の停止位置に向って排気管6、蒸気供給管8、洗浄液供給管15が伸びている。
この実施の形態3に係る殺菌装置の作用について説明する。
(1)多数のカップ状容器14に食材Aを小分けして充填し、所定個数の容器14をトレー3の底板3a上に並べる。
(2)すべての釜本体1が一定の角度ピッチで間欠回転し、収納位置で停止した釜本体1の開閉蓋5を開放して、容器14が載せられたトレー3を出入口から釜本体1内の食材設置部に固定した後、開閉蓋5を閉じて釜本体1内を密閉する。
(3)上記(2)の釜本体1が脱気位置で停止すると、釜本体1内から排気管6により脱気し、釜本体1内を真空化する。この場合、真空化することなく蒸気排出管を開放し、蒸気供給管8から供給される蒸気で釜本体1内の空気を追い出し、釜本体1内の空気が蒸気で置換された後蒸気排出管を閉じるようにしてもよい。
(4)上記(3)の釜本体1が蒸気供給位置で停止すると、蒸気供給管8から蒸気を所定の圧力及び温度で蒸気放出管2内に供給する。蒸気は蒸気放出管2のノズル孔10から釜本体1内に噴出し、各容器14内にそれらの上部開口から流入する。食材Aは蒸気に直に接触して加熱調理され、殺菌される。
(5)上記(4)の釜本体1はその後旋回しつつ加熱殺菌され、取出位置に来るまでに釜本体1内から蒸気が排出され大気圧に戻されると共に冷却される。その後、取出位置に到達すると、開閉蓋5が開かれ、トレー3が釜本体1から取り出される。
(6)上記(1)〜(5)の殺菌処理が他の釜本体1についても同様に行われ、加熱殺菌のバッチ処理が連続して何度か繰り返される。
(7)一日又はある期間の殺菌処理が終了した後、すべての釜本体1の洗浄処理を行う。食材Aが容器、トレー等と共にすべての釜本体1から取り出され、釜本体1内が空になったときに、釜本体1が洗浄位置に到達すると洗浄液供給管15から洗浄液を蒸気放出管2に供給する。図4及び図5に示すように、洗浄液がノズル孔10から噴出し、釜本体1内を洗浄する。洗浄液による洗浄後、洗浄水供給管15から水を蒸気放出管2に供給し、ノズル孔10から水を噴出させ、釜本体1内に付着した洗浄液等を洗い流す。
(8)すべての釜本体1が洗浄のための旋回を終了すると、旋回運動を停止させる。
なお、この実施の形態3において実施の形態1と同じ部分には同じ符号を用いて示すこととし、重複した説明を省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば上記実施の形態では釜本体内を真空にしたうえで蒸気を釜本体内に供給するようにしたが、釜本体に設けた蒸気排出管又はドレン孔を開放状態にしたうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し、釜本体から空気を追い出した後に、蒸気排出管又はドレン孔を閉じ、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し続けるようにしてもよい。また、蒸気排出管をドレン孔で兼ねることも可能である。
本発明の実施の形態1に係る殺菌装置の殺菌処理中における縦断面図である。 図1中、II−II線矢視断面である。 食材を充填したカップ状容器の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る殺菌装置の洗浄中における縦断面図である。 図4中、V−V線矢視断面図である。 本発明の実施の形態2に係る殺菌装置の殺菌処理中における縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る殺菌装置の概略平面図である。
符号の説明
1…釜本体
2…蒸気放出管
A…食材

Claims (7)

  1. 釜本体内に配置した蒸気放出管から蒸気を放出し、釜本体内に収納した食材に蒸気を直接吹き掛けることにより、食材を加熱殺菌処理する殺菌装置において、蒸気放出管と洗浄液放出管とが食材設置部よりも下方に敷設され、蒸気放出管から放出される蒸気により食材が加熱殺菌処理され、食材が釜本体から取り出された後に、洗浄液放出管から放出される洗浄液により釜本体内が洗浄されるようにしたことを特徴とする殺菌装置。
  2. 請求項1に記載の殺菌装置において、蒸気放出管が洗浄液放出管を兼ねることを特徴とする殺菌装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の殺菌装置において、食材から滴下するドリップ液を受ける受け皿が食材設置部に設けられ、受け皿にドリップ液の排出孔が蒸気放出管のノズル孔を回避するように設けられ、この排出孔の直下に釜本体のドレン孔が設けられたことを特徴とする殺菌装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の殺菌装置において、蒸気放出管に釜本体内の隅部及び底部に向って開口するノズル孔が追加されたことを特徴とする殺菌装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体が水平面上で旋回可能であり、旋回中心側から釜本体内に蒸気及び洗浄液を供給するようにし、釜本体の旋回中心と反対側に食材の出入口を設け、この出入口を開閉蓋で閉じたことを特徴とする殺菌装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体に設けた蒸気排出管又はドレン孔を開放状態にしたうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し、釜本体から空気を追い出した後に、蒸気排出管又はドレン孔を閉じ、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出し続けることを特徴とする殺菌装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の殺菌装置において、釜本体内を減圧したうえで、蒸気放出管から蒸気を釜本体内に放出することを特徴とする殺菌装置。
JP2005089608A 2005-03-25 2005-03-25 殺菌装置 Expired - Fee Related JP4007995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005089608A JP4007995B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005089608A JP4007995B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 殺菌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006262861A JP2006262861A (ja) 2006-10-05
JP4007995B2 true JP4007995B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=37199444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005089608A Expired - Fee Related JP4007995B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4007995B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006262861A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3637313B2 (ja) 加熱調理殺菌装置
CN106030212B (zh) 具备烹调容器的加热烹调器
US9017619B2 (en) Device and method for disinfecting, sterilizing and/or looking after medical, in particular dental, instruments
JP6340581B2 (ja) 食材容器入り食材と食材容器入り食材用加熱装置
JP2013081443A5 (ja)
KR20110032998A (ko) 식품 살균 장치
JP2002181490A (ja) 熱交換器と熱交換方法
JP4867647B2 (ja) 飽和蒸気加熱機
JP4007995B2 (ja) 殺菌装置
WO1996006540A1 (fr) Procede et appareil de desinfection de substances solides ou de liquides les contenant et recipients a cet usage
JPH11253311A (ja) 加熱調理殺菌装置
JP3959953B2 (ja) 食品加熱殺菌方法および装置
KR102094700B1 (ko) 즉석밥 제조장치
JP2014221441A (ja) 蒸発濃縮装置およびその洗浄方法
KR20060131597A (ko) 초음파 진동 기능을 구비한 열교환기
JP4054326B2 (ja) 固形食品を殺菌釜で殺菌するための殺菌装置
JP5218792B2 (ja) 食品殺菌装置
US20150209454A1 (en) Device and method for disinfecting, sterilizing and/or conditioning medical, in particular, dental instruments
JP4115459B2 (ja) 殺菌装置
JP2019170430A (ja) 蒸気釜
JP5999318B2 (ja) 殺菌装置
JP2005168358A (ja) 食材冷却装置
RU2651237C2 (ru) Устройство для хранения и термообработки продуктов
JP3104137U (ja) パック米飯製造装置
US955481A (en) Pasteurizer.

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070828

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees