JP3959953B2 - 食品加熱殺菌方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品加熱殺菌方法および装置に関し、特に、開放状態すなわち密閉されていない状態において米飯等の固形食品を加熱殺菌する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許第2912876号には、無菌包装米飯の製造方法として、洗米浸漬した米をトレーに定量充填し、それを密封チャンバに入れ、高温・加圧蒸気を間欠的にフラッシュすることにより滅菌処理すると同時に米をα化し、次いで炊き水を注水して炊飯した後、個食トレーに蓋材を被せて密封シールする方法が開示されている。この間欠的な加圧加熱滅菌処理により、米の風味を損なわずに効果的に滅菌処理ができるとともに、蒸気フラッシュを行わない非処理インターバルの間に個食トレーを米充填工程から蒸気炊飯工程へ向けて前進させることができるため製造ラインの稼動の効率化、高速化を実現できるという利点がある。
【0003】
この加熱殺菌方法を実施する装置としては特許第2838198号に記載されたものがある。この装置は、上下1対のチャンバを有する加圧加熱殺菌アセンブリがラインの上流から下流に向け複数(例:8個)並設されており、各上側チャンバの天面には蒸気の給気管(2個)と排気管(1個)が接続されている。下側チャンバは昇降駆動手段により上下動し、アセンブリの開閉がなされる。
【0004】
この装置においては、上下チャンバの間をトレー容器載置板に載ったトレーが間欠移動しながら殺菌が行われる。すなわち、載置板の移動が止まった時に上下チャンバが閉じて密閉空間を形成し、この密閉空間に蒸気を供給・排気しながら開放状態の米飯の殺菌が行われる。容器載置板には載置すべき個数分(例:4個)の開口が開けられており、同時に複数(例:4個)のトレーを載置し殺菌するようになっている。また、トレーに充填された米が高圧加熱蒸気の間欠的フラッシュにより飛散することを防止するために、密閉チャンバ内においてトレーの開口部を多孔板で覆いながら殺菌するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の加熱殺菌方法および装置では、チャンバ内の加熱蒸気の流れが均一性を欠き、トレーの載置される位置によっては部分的に加熱が弱い部分が発生するなど殺菌状態のばらつきが大きく、殺菌が充分に行えない場合が生じるという問題があった。特に、米飯のように食品の構成単位(各米粒)間に間隙を有する固形食品を殺菌するときは、食品の構成単位間に残存する空気により食品を効率よく加熱することができないので、すべての位置のトレーについて充分に殺菌できるような条件で加熱を行うと米飯の表面が過加熱によって褐変または変質し、食品の品質が低下するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の加熱殺菌方法および装置の問題点にかんがみなされたものであって、固形食品を開放状態においてムラなく均一にかつ効率よく加熱して、食品の品質を低下させることなく短時間で殺菌することができる方法および装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決する手段および作用】
上記目的を達成する本発明の食品加熱殺菌方法は、収容される固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器に固形食品を収容し、該固形食品を収容した容器を密閉空間内に配置し、蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして該密閉空間内に蒸気を供給することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、蒸気が容器開口部の一部分から固形食品の表面の対応する一部分に当って固形食品内に流入し、固形食品内部を流動して固形食品の表面の他の部分から容器開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして固形食品に蒸気を供給することにより、固形食品の各構成単位(例:各米粒)間の空隙に存在する空気をスムーズに排除することができ、加熱蒸気を均一に固形食品内に行渡らせることができるので、固形食品の均一な加熱を行うことができ、殺菌不足部分の発生を防止することができる。
【0009】
本発明の一側面においては、該容器の開口部の該一部分は該容器の開口部の中央部であり、該一部分と異なる部分は該容器の開口部の周辺部である。種々実験の結果、この構成により最も均一な蒸気の流れが達成され殺菌効果が最大となることがわかった。したがってこの構成が最良の実施形態である。
【0010】
本発明の一側面において、該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気の流れと該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気の流れとが相互に干渉しないようにする。
【0011】
これによって、蒸気の固形食品内のスムーズな流動が促進され、固形食品内に存在する空気が一層効率的に追い出されることによって、殺菌がより完全に行われる。
【0012】
上記方法を実施するための本発明の食品加熱殺菌装置は、収容される固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器と、該固形食品を収容した該容器が配置される密閉空間を形成する密閉空間形成手段と、蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして該密閉空間内に蒸気を供給する蒸気供給手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の一側面において、該容器の開口部の該一部分は該容器の開口部の中央部であり、該一部分と異なる部分は該容器の開口部の周辺部である。
【0014】
本発明の一側面において、該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の該一部分に対向する開口部を有する蒸気供給筒を備える。
【0015】
本発明の一側面において、該蒸気供給筒の該開口部は多数の小孔が形成された多孔板によって塞がれている。
【0016】
本発明の一側面において、該蒸気供給手段は、蒸気吹出し口を供える蒸気供給管と、該容器の開口部の該一部分への蒸気の流れを通過させ、該容器の該一部分と異なる部分への蒸気の流れを遮断するようにして該蒸気吹出し口と該容器の開口部との間に設けられたじゃま板を備える。
【0017】
本発明の一側面において、該蒸気供給手段は、該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気と該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気とが相互に干渉することを防止する手段をさらに備える。
【0018】
本発明の一側面においては、収容された固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器を支持する容器支持手段と、第1の蒸気室を有する第1のチャンバと、第2の蒸気室を有する第2のチャンバと、該第1および第2のチャンバが密接して該第1および第2の蒸気室からなる実質的に密閉された密閉空間を形成する密接位置と該第1および第2のチャンバが離隔する離隔位置との間で該第1および第2のチャンバを相対移動させる相対移動手段と、該第1および第2のチャンバが該離隔位置にあるときに該容器支持手段を該第1および第2のチャンバの間に供給する容器供給手段と、該第1および第2のチャンバが該密接位置にあるときに該密閉空間に所定圧の蒸気を供給する蒸気供給手段とを有し、該第1および第2のチャンバを対として有するアセンブリが複数個所定間隔をおいて並設されており、該容器供給手段は、殺菌すべき固形食品が収容された容器を所定ピッチで間欠的に搬送し、各間欠搬送後に所定時間止まる位置において該蒸気供給手段からの蒸気供給を受けて殺菌処理が行われる食品加熱殺菌装置において、
該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の一部分に対向する開口部を有する蒸気供給筒を備え、該蒸気供給筒の該開口部は多数の小孔が形成された多孔板によって塞がれており、蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして蒸気を供給することを特徴とする。
【0019】
該蒸気供給手段は、該蒸気供給筒の外側において該容器の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気を排気する排気孔が形成された中板を備えることができる。
【0020】
本発明の一側面において、該固形食品は米飯であり、該複数段のアセンブリの中殺菌すべき米飯が収容された容器が該容器供給手段によって最初に供給されるアセンブリにおいては、該蒸気供給手段は、該多孔板によって開口部が塞がれた該蒸気供給筒にかえて、該密閉空間内に供給される蒸気によって該容器支持手段によって支持された容器中の米が飛散することを防止する多孔板を備える。
【0021】
この構成により、容器が最初に供給されるアセンブリにおいて、容器開口部の前記一部分と異なる部分から流出する蒸気により米が飛散することが防止される。このアセンブリにおいて加熱殺菌されることにより、米がα化され飛散し難くなるので、次段以降のアセンブリにおいては、多孔板によって開口部が塞がれた蒸気供給筒を備えた蒸気供給手段を使用しても差支えない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施の態様について説明する。
図1〜図7は、本発明を前記特許第2838198号に開示された装置に適用した実施態様を示す。この食品殺菌装置は、プラスチック容器内に充填された米飯を高温加圧条件下で殺菌処理することにより、米飯中の一般細菌および耐熱細菌を死滅させるために構成されたものである。
【0023】
図1は装置の全般的な設備構成を概略的に示す図であり、スチームジェネレータ10により供給される蒸気が蒸気循環路12内に充填されている。蒸気循環路12内の蒸気は常時3〜3.5kg/cmの蒸気圧を有するよう維持されている。
【0024】
蒸気循環路12の下方には、上下1対のチャンバ14、16からなる加熱殺菌アセンブリ18が複数段並設されている。上チャンバ14は電磁弁からなる蒸気弁20を介して蒸気循環路12と連結されており、蒸気弁20が開かれた時に蒸気循環路12内の所定蒸気圧の蒸気が上チャンバ14に送り込まれるようになっている。
【0025】
また上チャンバ14は電磁弁からなる排気弁22を介して排気路24と連結されており、排気弁22が開かれた時後述する密閉空間内に充填された飽和蒸気を排気路24から屋外に排出するようになっている。
【0026】
蒸気循環路12内において蒸気の凝結により生成された水分は、排水管26内に徐々に溜まるが、排水管26に設けられた排水弁28を開くことにより外部に排出される。
【0027】
各加熱殺菌アセンブリ18の詳細について図2および図3を参照して説明する。上チャンバ14の蒸気室30は、その側面が完全に閉塞され、その下面が開口しており、その上面は蒸気管32、32および排気管34を除く部分において閉塞されている。蒸気管32、32は蒸気弁20を介して蒸気循環路12と連通している。排気管34は排気弁22を介して排気路24と連通している。
【0028】
上チャンバ14の蒸気室30の開口下面に臨んで、その直下に複数のプラスチック容器(トレー)1を載置可能な容器載置板38が配置される。容器載置板38は、図4に示されるように、載置すべき容器1の個数(図示実施例においては4個)分の開口39が設けられ、この開口39にそれぞれ容器1の本体部2を嵌合し、容器上端フランジ部3を開口39のまわりで支持することにより、容器1を載置支持するようになっている。図2ないし図4において容器1は仮想線で示されている。
【0029】
容器載置板38は、そこに支持される容器1内の米に対して殺菌処理が行われている間は上チャンバ蒸気室30の開口下面の直下位置に止まっているが、ローラコンベア40等の任意の搬送手段により水平方向(図2において紙面と鉛直方向、図3においてはたとえば右方向)に搬送可能とされている。
【0030】
下チャンバ16は、図2および図3に示される待機状態においては、上チャンバ14の下方に間隔をおいて離隔配置されている。下チャンバ16の蒸気室42は、その下面および側面が完全に閉塞され、その上面が開口している。下チャンバ蒸気室42は、容器載置板38の開口部39に嵌合されてその下方に突出する容器1の本体部2を収容可能な大きさを有するように形成されている。
【0031】
上チャンバ14が固定ブロック44に支持されて不動に固定されているのに対して、下チャンバ16は油圧または水圧シリンダ等の昇降駆動手段46により昇降移動可能なベース48上に支持されている。さらに、下チャンバ16は、多数の皿バネを直列に配してなる支持脚50によりベース48上に支持されているため、ベース48に対して下チャンバ16は上下方向にかつ部分的に微動可能とされている。下チャンバ16とベース48の間にはさらに1対のシリンダガイド52、52が設けられ、ベース48上に下チャンバ16を安定的に支持するとともに、ベース48に対する下チャンバ16の微動方向を上下方向に限定して左右方向のぶれを防止している。
【0032】
図5〜図7は蒸気供給手段の一部を構成する中板60、蒸気供給筒62の構成を示すもので、図5は中板60および蒸気供給筒62と容器の位置関係を示すために上チャンバ14の頂板を取り除いて示す平面図、図6は上チャンバ14と下チャンバ16が密接して密閉空間が形成された時の蒸気室30、42の状態を模式的に示す断面図、図7は蒸気供給筒62が設けられた中板60を示す平面図である。図5において、容器1は1点鎖線により示されており、また蒸気管32および排気管34は点線により示されている。
【0033】
上チャンバ14の蒸気室30内の容器1の上方の位置には容器1から所定間隔をおいて中板60が水平に配置され、その長手方向両端部60a、60aは上チャンバ16に図示しないピンで固定されている。中板60は蒸気室30を横断してそのほぼ全面積を覆うような形状に形成されている。なお、符号64は蒸気をフラッシュした時各容器1の飛び上がりを防ぐための容器押え板であり、符号66は容器1の飛び上がりを防ぐとともに蒸気が長手方向に流動して隣接する蒸気供給筒の下方位置にまで流動し隣接する蒸気供給筒からの蒸気の流れに干渉することを防止するためのじゃま板である。また、符号69は上チャンバ14の対応する突起(図示せず)と嵌合することにより中板60を位置決めするため中板60の両側縁部に形成された位置決め用切欠きである。
【0034】
中板60には、容器載置板38に載置された容器1に対向する位置に横断面が中板60の長手方向に細長い楕円形状の筒状の蒸気供給筒62が配置され、中板60に溶接固定されている。図示の実施例においては、4個の容器1の中図5中左側の容器2個に対して1個、図5中右側の容器2個に対して1個、計2個の蒸気供給筒62が配置されている。各蒸気供給筒62の上端部は上チャンバ14の頂板の内表面に接しており、その中央部において蒸気管32と連通している。
【0035】
中板60の各容器1の中央部の真上の部分は切取られて楕円形の開口部60b(図7)が形成されており、この開口部60bは、それぞれ多数の小孔が形成された多孔板68によって塞がれている。この多孔板68はその周辺部において中板60の開口部60bの周辺部に溶接固定されている。なお、図7において多孔板68の多数の小孔はその一部のみが示されている。この構成により蒸気供給源に接続されるとともに容器の開口部の一部分に対向する開口部を備え、この開口部は多数の小孔が形成された多孔板によって塞がれた蒸気供給筒が形成される。多孔板68の小孔は蒸気フラッシュ時の固形食品表面への蒸気の当たりを調整する役目を果たし、局所的な蒸気の流れを緩和し、固形食品の飛散を防止している。小孔の形状と大きさはこの役目を果たす限り任意に設定可能で、限定されるわけではないが一般に2〜7mmの円形で開口率20〜50%に設定される。
【0036】
中板60の蒸気供給筒62の外側の部分すなわち容器1の周辺部の上方の部分には複数の排気孔60cが開口している。また蒸気供給筒62の外側の中板60から上の蒸気室30は両蒸気供給筒62、62の間の空間に臨む排気管34と連通しており、容器1の周辺部から流出する蒸気を排出する排気路として機能する。
【0037】
上チャンバ14と下チャンバ16が相互に離隔している図2、図3に示す状態においては、各容器1はフランジ部3が容器載置板38の開口39のまわりで支持されているが、両チャンバ14、16が密接した図6に示す状態においては、各容器1は下チャンバ16の底面に設けられた容器支持台56により押上げられて、各容器1のフランジ部3が容器載置板38がら浮き上がった状態で容器支持台56に支持されている。
【0038】
次に、以上のように構成された食品加熱殺菌装置の動作について説明する。図2および図3に示す待機状態において、各容器1には洗米され浸漬により含水率10〜30%程度に調整された米が所定量充填されている。これらの容器1を載置する容器載置板38が上チャンバ14の直下の所定位置に送り込まれている。このとき蒸気弁20は閉状態であり、排気弁22は開状態である。
【0039】
この状態から昇降駆動手段46を作動させて下チャンバ16を上昇させ上チャンバ14に密接させて上チャンバ蒸気室30と下チャンバ16蒸気室42とによる密閉空間が形成され、各容器1はこの密閉空間内に収容される。密閉空間形成の際、蒸気室30および42内の余分な空気は排気管34から開位置の排気弁22を通って排気路24に送り込まれ、屋外に排出される。
【0040】
次いで、排気弁22を開けたまま蒸気弁20を開く。これにより所定圧、所定温度(例:0.33〜0.36MPa、140℃)の蒸気が密閉空間内に導入される。この蒸気は蒸気管32から蒸気供給筒62内に入り、多孔板68から真下に流れて多孔板68の直下に位置する容器1の中央部の米に当たり、容器中央部から容器周辺部に拡散するようにして容器1内の各米粒の間を流動して容器周辺部から流出する。流出した蒸気は容器周辺部の上方の中板60に形成された排気孔60cから上方の蒸気供給筒62の外側の蒸気室30内に排気される。この時各米粒の間に存在する空気は蒸気の流れによって追い出されることによって蒸気は容器の隅々まで行き渡る。またこの実施態様に於いては、容器1に入る蒸気は蒸気供給筒62から入り容器1から出る蒸気は蒸気供給筒62の外側の空間に出るように構成されているので、流入蒸気と流出蒸気が相互に干渉することがなく、容器1の開口部の中央部に所定量の蒸気が確実に流れ込むことが保証される。このように排気弁22を開けたまま蒸気弁20を開けることによって、蒸気室30および42内、更に米粒間の空気は、排気管34から排気路24より排気され、蒸気室30および42内、米粒間は蒸気置換される。置換時間は一般に0.1から2秒以内、望ましくは0.2から1秒以内である。
【0041】
次いで、蒸気弁20を開けたままで排気弁22を閉じる。これにより所定圧、所定温度(例:0.33〜0.36MPa、140℃)の蒸気が密閉空間内に充満される。この温度は米に含まれる一般生菌および耐熱生菌を死滅させて無菌化を実現するために充分な温度とする。
【0042】
この食品加熱殺菌装置においては、好ましい稼動形態として、上述の高温飽和蒸気の導入を所定時間を1サイクルとして複数回繰り返し行う。たとえば、5〜10秒間の蒸気フラッシュを6〜10回繰り返して行う。所定時間の蒸気フラッシュを行った後蒸気弁20を閉じるとともに排気弁22を開く。排気弁22を開くことによって密閉空間内の蒸気は排気管34から排気路24を通じて外気に排出され密閉空間内は大気圧に戻る。
【0043】
排気弁22を開いてから所定時間(例えば1秒)経過後昇降駆動手段46を作動させ、下チャンバ16を上チャンバ14から離す。これにより装置は再び図2および図3に示す待機状態になる。
【0044】
次いでローラコンベア40を作動させて容器載置板38を水平方向に1ピッチ分移動させる。すなわち、図3において左側の加熱殺菌アセンブリ18aの上チャンバ14直下位置にあった容器載置板38はこの1ピッチ分の移動により、右側の加熱殺菌アセンブリ18bの上チャンバ14直下位置に移動される。また左側の加熱殺菌アセンブリ18aの上チャンバ14の直下位置には、図示しないその左側の加熱殺菌アセンブリから、あるいは同アセンブリ18aが装置の最後尾に設置されたものである場合は図示しない容器載置板供給手段を介して新たな容器載置板38が供給される。
【0045】
以上の動作を1サイクルとして以後前述の動作を繰り返す。たとえば、加熱殺菌アセンブリ18を8段に設置して各サイクルにおいて5秒間の蒸気フラッシュを行う場合は、5秒間×8=都合40秒間の加熱殺菌処理が行われることになる。上述した加熱殺菌処理を終了した米飯は炊飯処理等後段の工程に付される。
【0046】
【実施例】
上記実施態様の食品加熱殺菌装置を使用して米飯を殺菌する実施例について説明する。
中間層にエチレン・ビニル共重合樹脂を有するポリプロピレン製トレー容器(縦120mm、横175mm、高さ35mm、開口部の縦90mm、横155mm、内容量200g)に洗米、浸漬した米100gを充填した。
【0047】
コンベアの進行方向に8段の加熱殺菌アセンブリ18を配置し、米を充填した上記トレー4個を横一列に並べた容器載置板38を各加熱殺菌アセンブリ18間に移動させながら蒸気フラッシュによる加熱殺菌を行った。殺菌条件は次のとおりである。
【0048】
殺菌条件:140℃×5秒×8回
1回の殺菌サイクル=9.6秒
(排気0.5秒、保持5.0秒、コンベア移動4.1秒)
蒸気圧 0.33〜0.36MPa
【0049】
各トレーについて、加圧加熱殺菌時の温度履歴を測定し、その結果によりF値を計算し、殺菌能力を評価した。温度履歴測定は、米国メサ・ラボラトリー社製マイクロパック(商標)を用い、トレー内側の底部コンベア進行方向右側の端部近傍の位置について行った。評価基準としてはF値が5以上のものを充分殺菌されたものと評価し、5未満のものを殺菌不充分と評価した。
【0050】
殺菌時に用いる各アセンブリ18の中板を本発明にかかる上記蒸気供給筒62を備える中板60と従来この装置において使用されていた中板と種々組合せた形態で殺菌を行った。従来使用されていた中板(以下「従来形状中板」という)は、。蒸気管32および排気管34の直下位置の部分にめくら板が張られている以外はその全面に多数の小孔が形成されたものであり、本発明の中板60のように蒸気供給筒62およびその外側に形成された多数の排気孔60cを有しないもので、米の飛散防止のために設置されるものである。これら本発明の中板と従来形状中板の組合せは次のとおりである。
【0051】
実施例1
第1段アセンブリ:従来形状中板
第2段、第3段、第4段アセンブリ:本発明中板
第5段、第6段、第7段、第8段アセンブリ:従来形状中板
実施例2
第1段アセンブリ:従来形状中板
第2段、第3段アセンブリ:本発明中板
第4段、第5段、第6段、第7段、第8段アセンブリ:従来形状中板
実施例3
第1段アセンブリ:従来形状中板
第2段アセンブリ:本発明中板
第3段、第4段、第5段、第6段、第7段、第8段アセンブリ:従来形状中板
実施例4
第1段アセンブリ:本発明中板
第2段、第3段、第4段、第5段、第6段、第7段、第8段アセンブリ:従来形状中板
比較例
第1段〜第8段アセンブリ:従来形状中板
各実施例および比較例について同一条件で各3回測定を繰り返した。その結果を下表1に示す。
【0052】
Figure 0003959953
【0053】
この結果から、実施した殺菌条件において、比較例ではF値が5未満のものがあり、殺菌が不足のものが出ているのに対し、実施例においてはすべてF値が5以上であり、殺菌が充分に行われていることがわかる。なお、実施例の条件で殺菌された米の表面には褐変などの変質は観察されなかった。
【0054】
図8は本発明の他の実施形態を模式的に示す概略図である。この実施形態において食品加熱殺菌装置100は頂面および底面が閉じた円筒状の圧力釜であり、密閉空間形成手段を構成する加熱殺菌室102の下部には容器支持台104が設置されている。この容器支持台104には頂面が開口し底面が閉じた円筒状の容器106が載置されており、容器106には洗米、浸漬された米が充填されている。容器106上方の加熱殺菌室102内には蒸気供給筒108が垂下するようにして配置されている。蒸気供給筒108の上端部は図示しない蒸気供給源に接続しており、蒸気供給筒108の下端部には容器106の中央部に対向する開口部110が形成されている。加熱殺菌室102の側壁には排気口112が設けられている。
【0055】
この実施形態においては、排気口112が閉じた状態の加熱殺菌時に蒸気は蒸気供給筒108の開口部110から容器106の開口部の中央部に流入し、容器中央部の米の表面から流入して容器内の各米粒の間を通って容器周辺部の米の表面から流出し、容器側方の加熱殺菌室102内に排出される。したがって、この実施形態においても固形食品内の蒸気のスムーズな流れが確保され、均一な殺菌が達成される。
【0056】
図9は本発明の他の実施形態を模式的に示す概略図である。この実施形態において食品加熱殺菌装置200は頂面および底面が閉じた円筒状の圧力釜であり、密閉空間形成手段を構成する加熱殺菌室202の下部には容器支持台204が設置されている。この容器支持台204には頂面が開口し底面が閉じた円筒状の容器206が載置されており、容器206には洗米、浸漬された米が充填されている。容器206上方の加熱殺菌室202内には蒸気供給管208が垂下するようにして配置されている。蒸気供給管208の上端部は図示しない蒸気供給源に接続しており、蒸気供給管208の下端部には容器206に対向する位置に蒸気吹出し口210が形成されている。加熱殺菌室202の底壁には排気口212が設けられている。また、蒸気吹出し口210と容器206の開口部との間には、容器206の開口部の中央部への蒸気の流れを通過させ、容器206の周辺部への蒸気の流れを遮断するようにして、ドーナツ状のじゃま板212が設けられている。
【0057】
この実施形態においては、排気口214が閉じた状態の加熱殺菌時に蒸気は蒸気供給管208の蒸気吹出し口210から容器206の開口部の中央部に流入し、容器中央部の米の表面から流入して容器内の各米粒の間を通って容器周辺部の米の表面から流出し、じゃま板212の下面に沿って容器側方の加熱殺菌室202内に排出される。したがって、この実施形態においても固形食品内の蒸気のスムーズな流れが確保され、均一な殺菌が達成される。
【0058】
本発明はパック米飯の殺菌ばかりでなく、まぜご飯や赤飯、さらにはスパゲッテイやマカロニ等各種パスタ類、サラダ等各種固形食品の殺菌に適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、、固形食品を開放状態においてムラなく均一にかつ効率よく加熱して、食品の品質を低下させることなく短時間で殺菌することができる方法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態が適用される装置の全般的な構成を示す斜視図である。
【図2】加熱殺菌アセンブリの正面図である。
【図3】加熱殺菌アセンブリの側面図である。
【図4】容器載置板を示す平面図である。
【図5】中板および蒸気供給筒と容器の位置関係を示す平面図である。
【図6】密閉空間内の容器および中板、蒸気供給筒の状態を示す断面図である。
【図7】中板および蒸気供給筒の平面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を模式的に示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1、106、206 容器
14 上チャンバ
16 下チャンバ
60 中板
60c 排気孔
62、102 蒸気供給筒
68 多孔板
102、202 加熱殺菌室
206 蒸気供給管
212 じゃま板

Claims (10)

  1. 収容される固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器に固形食品を収容し、
    該固形食品を収容した容器を密閉空間内に配置し、
    蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにし、かつ該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気の流れと該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気の流れとが相互に干渉しないようにして該密閉空間内に蒸気を供給することを特徴とする食品加熱殺菌方法。
  2. 該容器の開口部の該一部分は該容器の開口部の中央部であり、該一部分と異なる部分は該容器の開口部の周辺部であることを特徴とする請求項1記載の食品加熱殺菌方法。
  3. 該密閉空間内に板を配置することにより、該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気の流れと該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気の流れとが相互に干渉しないようにすることを特徴とする請求項1または2記載の食品加熱殺菌方法。
  4. 収容される固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器と、該固形食品を収容した該容器が配置される密閉空間を形成する密閉空間形成手段と、蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして該密閉空間内に蒸気を供給する蒸気供給手段と、該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気と該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気とが相互に干渉することを防止する手段とを備えることを特徴とする食品加熱殺菌装置。
  5. 該容器の開口部の該一部分は該容器の開口部の中央部であり、該一部分と異なる部分は該容器の開口部の周辺部であることを特徴とする請求項4記載の食品加熱殺菌装置。
  6. 該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の該一部分に対向する開口部を有する蒸気供給筒と、該蒸気供給筒の外側において該容器の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気を排気する排気孔が形成された中板を備えることを特徴とする請求項4記載の食品加熱殺菌装置。
  7. 該蒸気供給筒の該開口部は多数の小孔が形成された多孔板によって塞がれていることを特徴とする請求項6記載の食品加熱殺菌装置。
  8. 該蒸気供給手段は、蒸気吹出し口を供える蒸気供給管と、該容器の開口部の該一部分への蒸気の流れを通過させ、該容器の該一部分と異なる部分への蒸気の流れを遮断するようにして該蒸気吹出し口と該容器の開口部との間に設けられたじゃま板を備えることを特徴とする請求項4記載の食品加熱殺菌装置。
  9. 収容された固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器を支持する容器支持手段と、第1の蒸気室を有する第1のチャンバと、第2の蒸気室を有する第2のチャンバと、該第1および第2のチャンバが密接して該第1および第2の蒸気室からなる実質的に密閉された密閉空間を形成する密接位置と該第1および第2のチャンバが離隔する離隔位置との間で該第1および第2のチャンバを相対移動させる相対移動手段と、該第1および第2のチャンバが該離隔位置にあるときに該容器支持手段を該第1および第2のチャンバの間に供給する容器供給手段と、該第1および第2のチャンバが該密接位置にあるときに該密閉空間に所定圧の蒸気を供給する蒸気供給手段とを有し、該第1および第2のチャンバを対として有するアセンブリが複数段所定間隔をおいて並設されており、該容器供給手段は、殺菌すべき固形食品が収容された容器を所定ピッチで間欠的に搬送し、各間欠搬送後に所定時間止まる位置において該蒸気供給手段からの蒸気供給を受けて殺菌処理が行われる食品加熱殺菌装置において、
    該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の一部分に対向する開口部を有する蒸気供給筒を備え、該蒸気供給筒の該開口部は多数の小孔が形成された多孔板によって塞がれており、蒸気が該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入し、該固形食品内部を流動して該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出するようにして蒸気を供給し、該容器の開口部の一部分から該固形食品の表面の対応する一部分に当って該固形食品内に流入する蒸気と該固形食品の表面の他の部分から該容器の開口部の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気とが相互に干渉することを防止する手段として、該蒸気供給筒の外側において該容器の前記一部分と異なる部分に流出する蒸気を排気する排気孔が形成された中板を備えることを特徴とする食品加熱殺菌装置。
  10. 該固形食品は米飯であり、該複数段のアセンブリの中殺菌すべき固形食品が収容された容器が該容器供給手段によって最初に供給されるアセンブリにおいては、該蒸気供給手段は、該多孔板によって開口部が塞がれた該蒸気供給筒にかえて、該密閉空間内に供給される蒸気によって該容器支持手段によって支持された容器中の米が飛散することを防止する多孔板を備えることを特徴とする請求項記載の食品加熱殺菌装置。
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