JP4007291B2

JP4007291B2 - 無線ネットワーク登録システム及びそれに用いる無線ネットワーク登録方法

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Publication number: JP4007291B2
Application number: JP2003317614A
Authority: JP
Inventors: 順一國土
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2003-09-10
Filing date: 2003-09-10
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2023-09-10
Also published as: JP2005086583A; CN1595876A; US20050054329A1

Description

本発明は無線ネットワーク登録システム及びそれに用いる無線ネットワーク登録方法に関し、特に無線ネットワークへの無線接続機器の追加登録の方法に関する。

従来、無線ネットワーク登録システムにおいては、図１１に示すように、無線ネットワーク２００内の無線アクセスポイント６をネットワーク管理機器５が管理している。

つまり、ネットワーク管理機器５はルータ装置、ハブ装置、またはサーバ装置であり、無線アクセスポイント６を管理することで、無線接続機器７の無線ネットワーク２００への登録・接続を管理している。無線アクセスポイント６は無線接続機器７と無線接続し、無線接続機器７をインタネット等の外部ネットワークに接続させる。

無線接続機器７を無線ネットワーク２００に追加登録しようとする場合には、無線接続機器７に必要となるアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を無線接続機器７に対して設定するが、これらの設定を人手によって行うか、あるいはＰＣ（パーソナルコンピュータ）等を用いてファイルを読込む等して行っている。

特開２００３−９１４６７号公報

しかしながら、従来の無線ネットワーク登録システムでは、人手による無線接続機器へのアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等の多岐に渡る設定入力の場合、設定に非常に時間がかかるばかりでなく、誤りも生じる恐れがあること、そもそも無線ネットワークの設定に関する専門的な知識がないと設定することができないという問題がある。

また、従来の無線ネットワーク登録システムでは、このようなアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を用いず、一意に定義された設定情報を用いて、無線接続機器の設定を省こうとした場合、無線ネットワークにて通信される情報が、他者にとっていとも簡単に傍受することができることになり、通信の安全性を確保することができないという問題がある。

さらに、従来の無線ネットワーク登録システムでは、無線接続機器が家電製品等であった場合、ＰＣ等を接続することができるとしても、ＰＣ操作のため、より高度な知識が必要とされ、家電製品が対象とする幅広い年齢や条件の層の人々が、問題なく操作することができない。

そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、無線ネットワークへの無線接続機器の登録に関して、人手による手間を廃し、家電製品が対象とする幅広い年齢や条件の層の人々であっても非常に容易かつ誤りを生ずることのない設定を行うことのできる無線ネットワーク登録システム及びそれに用いる無線ネットワーク登録方法を提供することにある。

また、本発明の他の目的は、無線接続機器の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、必要とするデータフォーマットを整えることができる無線ネットワーク登録システム及びそれに用いる無線ネットワーク登録方法を提供することにある。

本発明による無線ネットワーク登録システムは、無線ネットワークへ無線接続機器を登録して無線通信を可能な状態にする無線ネットワーク登録システムであって、
前記無線接続機器の設定情報を管理するネットワーク管理機器と、無線通信を用いた近接通信でかつ非接触型のＩＣカードインタフェースを用いて前記設定情報を前記ネットワーク管理機器と前記無線接続機器との間で受け渡しする手段とを有し、
前記設定情報を受け渡しする手段を、前記ネットワーク管理機器及び前記無線接続機器とは独立に設けたＩＣカードリーダ・ライタ機器に設け、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器が前記無線接続機器の情報を読取った後に、インタネットを介して無線接続機器情報提供サーバから前記無線接続機器の書込み設定フォーマットを取得する手段を含み、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器が前記書込み設定フォーマットを基に前記設定情報を前記無線接続機器に書込んでいる。

本発明による無線ネットワーク登録方法は、無線ネットワークへ無線接続機器を登録して無線通信を可能な状態にする無線ネットワーク登録方法であって、
前記無線接続機器の設定情報を管理するネットワーク管理機器と前記無線接続機器との間で、無線通信を用いた近接通信でかつ非接触型のＩＣカードインタフェースを用いて前記設定情報を受け渡し、
前記設定情報の受け渡しは、前記ネットワーク管理機器及び前記無線接続機器とは独立に設けたＩＣカードリーダ・ライタ機器を用いて行い、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器は、前記無線接続機器の情報を読取った後に、インタネットを介して無線接続機器情報提供サーバから前記無線接続機器の書込み設定フォーマットを取得し、その書込み設定フォーマットを基に前記設定情報を前記無線接続機器に書込んでいる。

すなわち、本発明の無線ネットワーク登録システムは、家庭内や小規模のオフィスにおいて使用される無線ネットワークに関し、無線ネットワークを管理制御するルータ装置、ハブ装置、または、サーバ装置等のネットワーク管理機器と、新規に当該無線ネットワークに追加登録しようとする無線接続機器とを備えている。

本発明の無線ネットワーク登録システムでは、ネットワーク管理機器と、無線接続機器とのそれぞれが無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣ（集積回路）カードインタフェースを有し、別に用意するＩＣカードリーダ・ライタ機器によって、すでに設置しているネットワーク管理機器から当該ネットワークに接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を読出した上、追加登録しようとする無線接続機器に書込み設定している。

これによって、本発明の無線ネットワーク登録システムでは、新規に登録する無線接続機器の設定を、技術的な知識がなくとも即座に行うことが可能となり、無線接続機器を容易に追加登録して使用することが可能となる。

また、本発明の無線ネットワーク登録システムでは、上記のＩＣカードリーダ・ライタ機器が携帯電話機内に組み込まれたり、携帯電話網、有線ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）や無線ＬＡＮ等を通じてインタネットと接続されており、家庭内や小規模のオフィスの無線ネットワークに接続しようとする無線接続機器の書込み設定フォーマットを提供するサーバにアクセスが可能であるものとする。

この場合、ＩＣカードリーダ・ライタ機器は無線接続機器の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、必要とするデータフォーマットを整えることが可能となっており、これを用いることで無線接続機器を追加登録して使用することが可能となる。

さらに、本発明の無線ネットワーク登録システムでは、無線ネットワークを管理制御するルータ装置、ハブ装置、または、サーバ装置等のネットワーク管理機器自体に、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースを併せ持ち、追加登録しようとする無線接続機器に対して、直接、ネットワーク管理機器からＩＣカードインタフェースを通して、当該無線ネットワークに接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を書込み設定することによって、容易に無線接続機器を追加登録して使用することを可能としている。

本発明の無線ネットワーク登録システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、無線ネットワーク特有の専門的な知識や、コネクタ等を用いた接続等による誤りや不安もなく、また他者に設定情報を傍聴されることもなく、容易に設定を行うことができるという効果が得られる。

また、本発明の他の無線ネットワーク登録システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、無線接続機器の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、必要とするデータフォーマットを整えることができるという効果が得られる。

次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態による無線ネットワーク登録システムの構成を示すブロック図である。図１において、本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムはネットワーク管理機器１と、無線アクセスポイント２と無線接続機器３とを含む無線ネットワーク１００と、ＩＣ（集積回路）カードリーダ・ライタ機器４とから構成されている。

ネットワーク管理機器１は家庭内や小規模のオフィスにおいて無線ネットワーク１００を管理するために設置され、無線ネットワーク１００に接続される無線接続機器３のアドレス割り当て、接続する機器に対しての接続認証や暗号化通信のための暗号鍵を管理するもので、無線アクセスポイント２を通して無線ネットワーク１００に接続され、無線ネットワーク１００に接続しようとする無線接続機器３のためのアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を有している。

無線接続機器３は無線ネットワーク１００に対して正当に接続するための設定が完了した場合のみ、無線アクセスポイント２と暗号化通信を含めて無線接続が可能となり、無線ネットワーク１００に参加することができる。

ＩＣカードリーダ・ライタ機器４はネットワーク管理機器１、または無線接続機器３との間で、無線通信を用いた近接通信［例えば、ＩＥＥＥ（ＩｎｓｔｉｔｕｔｅｏｆＥｌｅｃｔｒｉｃａｌａｎｄＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓＥｎｇｉｎｅｅｒｓ）８０２．１１ａ、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂ、ＩＥＥＥ８０２．１１ｇ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（Ｒ）等］ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースによって通信することで、ネットワーク管理機器１において管理されているアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等をネットワーク管理機器１から読出したり、無線接続機器３に対して書込み設定することができる。

ＩＣカードリーダ・ライタ機器４は携帯電話網、有線ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、無線ＬＡＮ等を通してインタネット上にあるサーバ機器（図示せず）に接続が可能である場合を含む。

また、ネットワーク管理機器１は、それ自体に、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースを併せ持ち、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４がなくとも、無線接続機器３に対して直接、アドレス情報、認証情報、暗号鍵情報を書込み設定することができる場合を含む。

このように、本発明の実施の形態では、家庭内や小規模のオフィスにおいて使用される無線ネットワーク１００において、無線ネットワーク１００を管理制御するネットワーク管理機器１が保有しかつ無線接続のために必要な設定情報をＩＣカードインタフェースを有したＩＣカードリーダ・ライタ機器４によって、容易に読出した上で、無線接続機器３に書込み設定することによって、新規に登録しようとする無線接続機器３の設定を、技術的な知識がなくとも即座に行うことができ、無線接続機器３を容易に追加登録して使用することができる。

また、本発明の実施の形態では、上記のＩＣカードリーダ・ライタ機器４が、携帯電話網等の公衆ネットワークを通じてインタネットと接続されている場合、無線接続機器３の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、容易に無線接続機器３を追加登録することができる。

さらに、本発明の実施の形態では、ネットワーク管理機器１自体にＩＣカードインタフェースを併せ持つことで、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４を用いずとも、直接、無線接続機器３の設定が可能となる。

次に、本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムは図１に示す本発明の実施の形態による無線ネットワーク登録システムと同様の構成となっており、家庭内や小規模のオフィスにおいて使用される無線ネットワーク１００に対して接続しようとする無線接続機器３を登録するためのシステムである。

以下、本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムの主な構成要素であるネットワーク管理機器１と、無線アクセスポイント２と、無線接続機器３と、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４とについて説明する。

ネットワーク管理機器１は無線アクセスポイント２とイーサネット（Ｒ）等の有線信号によって接続され、ネットワークを管理制御するルータ装置、ハブ装置、またはサーバ装置等の機器である。また同時に、ネットワーク管理機器１はＩＣカードリーダ・ライタ機器４と無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースである無線インタフェースで接続することができ、当該無線ネットワーク１００に接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等をＩＣカードリーダ・ライタ機器４に送信することができる。

無線アクセスポイント２はネットワーク制御機器１にイーサネット（Ｒ）等の有線信号によって接続され、無線接続機器３に無線ＬＡＮ等の無線信号で接続され、家庭内や小規模のオフィスにおいて使用される無線ネットワーク１００を構成している。また、無線アクセスポイント２は無線接続機器３が自機器を通してその他の無線接続機器やインタネット等に接続する機能を有している。

無線接続機器３は無線アクセスポイント２と無線ＬＡＮ等の無線信号で接続され、無線接続機器３が有する機能、例えばパーソナルコンピュータ機能、テレビ機能、オーディオ機能、家電機能等でネットワーク接続が必要となる時、無線アクセスポイント２を通して無線ネットワーク１００に接続する。また同時に、無線接続機器３はＩＣカードリーダ・ライタ機器４に、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースである無線インタフェースで接続することができ、当該無線ネットワーク１００に接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等をＩＣカードリーダ・ライタ機器４から受信することができる。

ＩＣカードリーダ・ライタ機器４はネットワーク管理機器１及び無線接続機器３との間で、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースである無線インタフェースで接続することができ、ネットワーク管理機器１から受信したアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を無線接続機器３に送信することができる。

また、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４は例えば、携帯電話網等の公衆ネットワークを通じてインタネットと接続するインタネット接続部を併せ持つことによって、無線接続機器３の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、無線接続機器３の機種をインタネット等の上に置かれるサーバに知らせて、無線接続機器３に設定すべきフォーマットを入手することによって、容易に無線接続機器３を追加登録することが可能である。

一方、ネットワーク管理機器１は自機器自体にＩＣカードリーダ・ライタ部を併せ持つことによって、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４を用いずとも、直接、無線接続機器２の設定が可能である。

図２は本発明の一実施例によるネットワーク管理機器１の構成を示すブロック図である。図２において、ネットワーク管理機器１はネットワーク接続部１１と、無線ネットワーク登録情報管理部１２と、ＩＣカードインタフェース部１３とを備えて構成されている。

ネットワーク接続部１１はネットワーク管理機器１を無線アクセスポイント２及びインタネット等の外部ネットワークに、イーサネット（Ｒ）等の有線信号によって接続する。無線ネットワーク登録情報管理部１２は無線アクセスポイント２を通して無線ネットワーク１００に接続しようとする無線接続機器３のアドレス、認証情報、暗号鍵等を管理する。ＩＣカードインタフェース部１３はその管理情報を、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースを用いて読み書きする。

図３は本発明の一実施例による無線アクセスポイント２の構成を示すブロック図である。図３において、無線アクセスポイント２はネットワーク接続部２１と、無線ネットワーク接続部２２と、無線ネットワーク登録情報管理部２３とを備えて構成されている。

ネットワーク接続部２１は無線アクセスポイント２をネットワーク管理機器１及びインタネット等の外部ネットワークに、イーサネット（Ｒ）等の有線信号によって接続する。無線ネットワーク接続部２２は無線アクセスポイント２を無線接続機器３等を含む無線ネットワーク１００に、無線ＬＡＮ等によって無線接続する。無線ネットワーク登録情報管理部２３は無線接続機器３等が無線接続を行うために必要となるアドレス、認証情報、暗号鍵等を管理する。

図４は本発明の一実施例による無線接続機器３の構成を示すブロック図である。図４において、無線接続機器３は無線ネットワーク接続部３１と、無線ネットワーク登録情報管理部３２と、ＩＣカードインタフェース部３３とを備えて構成されている。

無線ネットワーク接続部３１は無線接続機器３を無線アクセスポイント２に、無線ＬＡＮ等で無線接続する。無線ネットワーク登録情報管理部３２は無線ネットワーク１００に接続しようとする無線機器のアドレス、認証情報、暗号鍵等を管理する。ＩＣカードインタフェース部３３はその管理情報を、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースである無線タグインタフェースを用いて読み書きする。

図５は本発明の一実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器４の構成を示すブロック図である。図５において、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４はメモリデータ管理部４１と、ＩＣカードリーダ・ライタ部４２とを備えて構成されている。

メモリデータ管理部４１は無線接続機器３のアドレス、ＩＤ（識別情報）、認証コード、暗号鍵等を保存管理する。ＩＣカードリーダ・ライタ部４２はそのデータを、無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースである無線インタフェースを用いて読み書きする。

以上、本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムの主な構成要素であるネットワーク管理機器１と、無線アクセスポイント２と、無線接続機器３と、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４とについて説明したが、上記のインタネット等の外部ネットワークについては、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成の説明は省略する。

尚、本実施例では、ネットワーク管理機器１及び無線アクセスポイント２を個別に記載しているが、これらはまとめて無線アクセスポイント内蔵ネットワーク管理機器としてもよい。また、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４については、携帯電話端末等の携帯機器に内蔵して構成することもできる。

図６は本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図１〜図６を参照して本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムの動作について説明する。

本実施例による無線ネットワーク登録システムは、上述したように、家庭内や小規模のオフィスにおいて使用される無線ネットワーク１００に関するものであり、無線ネットワーク１００を管理制御するルータ装置、ハブ装置、またはサーバ装置等のネットワーク管理機器１と、新規に当該無線ネットワーク１００に追加登録しようとする無線接続機器３とを備えて構成されている。

また、本実施例では、ネットワーク管理機器１及び無線接続機器３各々が無線通信を用いた近接通信ではあるが、非接触型のＩＣカードインタフェースを有しており、別に用意するＩＣカードリーダ・ライタ機器４によって、すでに設置しているネットワーク管理機器１から、当該無線ネットワーク１００に接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を読出した上、追加登録しようとする無線接続機器３に書込み設定している。

これによって、本実施例では、新規に登録する無線接続機器３の設定を、技術的な知識がなくとも即座に行うことができ、無線接続機器３を容易に追加登録して使用することができる。

本実施例では、ネットワーク管理機器１に対してＩＣカードリーダ・ライタ機器４を近づけてアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等の各種情報の読取り操作を行う場合、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４がネットワーク管理機器１に対して接続要求を行うことで（図６のａ２）、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４とネットワーク管理機器１とが相互認証の上で相互に接続される（図６のａ３）。

この後に、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４はネットワーク管理機器１から各種情報を読取る（図６のａ４）［図６の（ａ）参照］。この場合、ネットワーク管理機器１と無線アクセスポイント２とは相互に接続されている状態である（図６のａ１）。

上記の各種情報が書込まれたＩＣカードリーダ・ライタ機器４を、無線ネットワーク１００に登録接続しようとする無線接続機器３に近づけて書込み操作を行う場合、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４が無線接続機器３に対して接続要求を行うことで（図６のｂ１）、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４と無線接続機器３とが相互認証の上で接続される（図６のｂ２）。この後に、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４は自機器に書込まれた各種情報を無線接続機器３に対して書込む（図６のｂ３）［図６の（ｂ）参照］。

この結果、無線接続機器３はＩＣカードリーダ・ライタ機器４から書込まれる各種情報によって、無線アクセスポイント２に対する登録設定や認証が完了することとなるので、無線ネットワーク１００に登録接続される（図６のｃ１）［図６の（ｃ）参照］。

このように、本実施例では、近接通信ではあるが、非接触の無線インタフェースであるＩＣカードリーダ・ライタ機器４を用いて、無線ネットワーク１００に対して無線接続装置３を登録接続しようとする時に必要となるアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を無線接続装置３に書込むことができるため、これらの無線ネットワーク特有の専門的な知識や、コネクタ等を用いた接続等による誤りや不安もなく、また他者に設定情報を傍聴されることもなく、容易に無線接続装置３を無線ネットワーク１００に登録設定することができる。

図７は本発明の他の実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器の構成を示すブロック図である。図７において、本発明の他の実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａは携帯電話網等を通じてインタネットに接続したり、有線ＬＡＮや無線ＬＡＮ等を通してネットワークに接続するインタネット接続部４３を設けた以外は図５に示す本発明の一実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器４と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。

尚、本発明の他の実施例による無線ネットワーク登録システムは本発明の一実施例と同様であり、上記のＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａを除く、無線ネットワーク登録システムの主な構成要素の構成も本発明の一実施例と同様である。

図８は本発明の他の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。この図８を参照して本発明の他の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作について説明する。

この場合には、上述した図６の（ａ）に示すシーケンスの前に、予めＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａを無線ネットワーク１００に登録接続しようとする無線接続機器３に近づけると、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａが無線接続機器３に対して接続要求を行うことで（図８のｄ１）、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａと無線接続機器３とが相互認証の上で接続される（図８のｄ２）。この後に、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４ａは無線接続機器３から無線接続機器情報を読取る（図８のｄ３）［図８の（ｄ）参照］。

ＩＣカードリーダ・ライタ機器４は無線接続機器情報を読取った後、インタネットを通じて無線接続機器情報提供サーバに接続した上で（図８のｅ１，ｅ２）、無線接続機器情報提供サーバから無線接続機器３に対する書込み設定フォーマットを読取る（図８のｅ３）［図８の（ｅ）参照］。ＩＣカードリーダ・ライタ機器４はその書込み設定フォーマットを基に、上述した図６に示すシーケンスを行うことで、無線接続機器３を無線ネットワーク１００に登録接続可能とする。

このように、本実施例では、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４が携帯電話機内に組み込まれたり、携帯電話網等の公衆ネットワーク等を通じてインタネットと接続することが可能な場合、接続しようとする無線接続機器の書込み設定フォーマットを提供するサーバにアクセスしてその情報を入手することで、無線接続機器３の書込み設定フォーマットが機種毎に異なっても、必要とするデータフォーマットを整えることができる。

図９は本発明の別の実施例によるネットワーク管理機器の構成を示すブロック図である。図９において、本発明の別の実施例によるネットワーク管理機器１ａはＩＣカードインタフェース部１３の代わりにＩＣカードリーダ・ライタ部１４を設けた以外は図２に示す本発明の一実施例によるネットワーク管理機器１と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。

尚、本発明の別の実施例による無線ネットワーク登録システムは本発明の一実施例と同様であり、上記のネットワーク管理機器１ａを除く、無線ネットワーク登録システムの主な構成要素の構成も本発明の一実施例と同様である。

図１０は本発明の別の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。この図１０を参照して本発明の別の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作について説明する。

この場合には、ネットワーク管理機器１ａと無線アクセスポイント２とが互いに接続されて無線ネットワーク１００が構成されているが、アドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を管理するネットワーク管理機器１ａに対して、無線接続機器３を直接近づけて書込み操作を行う。

つまり、ネットワーク管理機器１ａは無線接続機器３が近づけられると、その無線接続機器３に対して接続要求を行うことで（図１０のｆ２）、ネットワーク管理機器１と無線接続機器３とが相互認証の上で相互に接続される（図１０のｆ３）。この後に、ネットワーク管理機器１ａはアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を無線接続装置３へ直接書込む（図１０のｆ４）［図１０の（ｆ）参照］。この場合、ネットワーク管理機器１と無線アクセスポイント２とは相互に接続されている状態である（図１０のｆ１）。

この結果、無線接続機器３はネットワーク管理機器１ａから書込まれる各種情報によって、無線アクセスポイント２に対する登録設定や認証が完了することとなるので、無線ネットワーク１００に登録接続される（図１０のｇ１）［図１０の（ｇ）参照］。

このように、本実施例では、ネットワーク管理機器１ａ自体に、ＩＣカードリーダ・ライタ部１４を併せ持つことによって、ＩＣカードリーダ・ライタ機器４を持ちいずとも、追加登録しようとする無線接続機器３に対して、ネットワーク管理機器１ａから当該無線ネットワーク１００に接続するために必要なアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報等を直接書込み設定することができる。

本発明は無線ネットワーク登録システムについて述べているが、有線ネットワーク（例えば、家庭内ＬＡＮ等）等の他のネットワークにも適用可能である。

本発明の実施の形態による無線ネットワーク登録システムの構成を示すブロック図である。本発明の一実施例によるネットワーク管理機器の構成を示すブロック図である。本発明の一実施例による無線アクセスポイントの構成を示すブロック図である。本発明の一実施例による無線接続機器の構成を示すブロック図である。本発明の一実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器の構成を示すブロック図である。本発明の一実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。本発明の他の実施例によるＩＣカードリーダ・ライタ機器の構成を示すブロック図である。本発明の他の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。本発明の別の実施例によるネットワーク管理機器の構成を示すブロック図である。本発明の別の実施例による無線ネットワーク登録システムの動作を示すシーケンスチャートである。従来例による無線ネットワーク登録システムの構成を示すブロック図である。

符号の説明

１，１ａネットワーク管理機器
２無線アクセスポイント
３無線接続機器
４，４ａＩＣカードリーダ・ライタ機器
１１ネットワーク接続部
１２無線ネットワーク登録情報管理部
１３ＩＣカードインタフェース部
１４ＩＣカードリーダ・ライタ部
２１ネットワーク接続部
２２無線ネットワーク接続部
２３無線ネットワーク登録情報管理部
３１無線ネットワーク接続部
３２無線ネットワーク登録情報管理部
３３ＩＣカードインタフェース部
４１メモリデータ管理部
４２ＩＣカードリーダ・ライタ部
４３インタネット接続部
１００無線ネットワーク

Claims

無線ネットワークへ無線接続機器を登録して無線通信を可能な状態にする無線ネットワーク登録システムであって、
前記無線接続機器の設定情報を管理するネットワーク管理機器と、無線通信を用いた近接通信でかつ非接触型のＩＣカードインタフェースを用いて前記設定情報を前記ネットワーク管理機器と前記無線接続機器との間で受け渡しする手段とを有し、
前記設定情報を受け渡しする手段を、前記ネットワーク管理機器及び前記無線接続機器とは独立に設けたＩＣカードリーダ・ライタ機器に設け、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器が前記無線接続機器の情報を読取った後に、インタネットを介して無線接続機器情報提供サーバから前記無線接続機器の書込み設定フォーマットを取得する手段を含み、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器が前記書込み設定フォーマットを基に前記設定情報を前記無線接続機器に書込むことを特徴とする無線ネットワーク登録システム。
前記設定情報を受け渡しする手段は、前記ネットワーク管理機器内に配設されたことを特徴とする請求項１記載の無線ネットワーク登録システム。
前記設定情報は、前記無線ネットワークに前記無線接続機器を登録接続しようとする時に必要となるアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項１または請求項２記載の無線ネットワーク登録システム。
無線ネットワークへ無線接続機器を登録して無線通信を可能な状態にする無線ネットワーク登録方法であって、
前記無線接続機器の設定情報を管理するネットワーク管理機器と前記無線接続機器との間で、無線通信を用いた近接通信でかつ非接触型のＩＣカードインタフェースを用いて前記設定情報を受け渡し、
前記設定情報の受け渡しは、前記ネットワーク管理機器及び前記無線接続機器とは独立に設けたＩＣカードリーダ・ライタ機器を用いて行い、
前記ＩＣカードリーダ・ライタ機器は、前記無線接続機器の情報を読取った後に、インタネットを介して無線接続機器情報提供サーバから前記無線接続機器の書込み設定フォーマットを取得し、その書込み設定フォーマットを基に前記設定情報を前記無線接続機器に書込むことを特徴とする無線ネットワーク登録方法。
前記設定情報の受け渡しは、前記ネットワーク管理機器にて行うことを特徴とする請求項４記載の無線ネットワーク登録方法。
前記設定情報は、前記無線ネットワークに前記無線接続機器を登録接続しようとする時に必要となるアドレス情報、認証情報、暗号鍵情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項４または請求項５記載の無線ネットワーク登録方法。