JP4007170B2 - アイロン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類等のしわ伸ばしを行なうために使用されるアイロン、特にそのポンプ装置の吸水路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通常のスチームより多量のスチームを噴出して衣類のしわを伸ばすアイロンにおいて、衣類をハンガーに吊るした状態でもアイロンかけが可能なアイロンが普及してきている。従来、この種のアイロンは、図11に示すように手動ポンプ1の給水口2はパイプ部材3をタンク4内に延長し、タンク後部の底部側に配置されていた。また、パイプ部材3は水に浸っても錆びが発生しないようにステンレス鋼が使用されていた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭51−48496号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成では、タンク内の水を取り込む給水口は最小でもパイプの厚み分、タンク底面から上方に離れた位置にあり、さらにまた取り付けにクリアランスがあればその分だけさらに上方に移動してしまい、アイロンを水平にして使用している時、タンク内の水が少なくなった場合、十分に吸水できない問題があった。
【0005】
また、廃棄時には、ステンレス製のパイプ部材をタンクを分解して取り出し、分別処理しなければならず、廃棄上の問題もあった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、アイロンを立てて使用するときはもちろんのこと、水平で使用しているときも、タンク内の水を十分に活用できるとともに廃棄時の処理も容易なアイロンを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ヒータにより加熱されるベースと、水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を吸水して排出するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、一端に前記水タンク内に臨ませて吸水口を有し、前記ポンプ装置と前記水タンクとを連通させる吸水路とを具備し、前記吸水路の少なくとも一部を前記水タンクの底部内面に一体的に設け、前記吸水口を前記水タンクの後部に配置し、前記水タンクの底部内面に設けた溝の開口部を熱溶着で塞いで前記吸水路を形成したものである。
【0008】
これにより、水平で使用しているとき、タンク内の残水が少なくなるまで、十分に使用できるとともに廃棄時の処理も容易なアイロンを提供するものである。
【0009】
また、吸水路の吸水口を水タンクの後部に配置したものであり、これにより、アイロンを立てて使用した場合でもタンク内の水をほとんど余すことなく、利用できるアイロンを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ヒータにより加熱されるベースと、水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を吸水して排出するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、一端に前記水タンク内に臨ませて吸水口を有し、前記ポンプ装置と前記水タンクとを連通させる吸水路とを具備し、前記吸水路の少なくとも一部を前記水タンクの底部内面に一体的に設け、前記吸水口を前記水タンクの後部に配置し、前記水タンクの底部内面に設けた溝の開口部を熱溶着で塞いで前記吸水路を形成したものであり、これにより、水平で使用しているときでも、タンク内の水をほとんどなくなるまで、十分に使用できる。また、アイロンを立てて使用した場合でもタンク内の水をほとんど余すことなく、利用できる。また、水タンクの底部内面に設けた溝の開口部を熱溶着で塞いで吸水路を形成したものであり、これにより吸水路に別部材を追加することなく、軽量化ができるとともに、廃棄時の処理も容易となる。
【0011】
また、本発明の請求項に記載の発明は、ヒータにより加熱されるベースと、水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を吸水して排出するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、一端に前記水タンク内に臨ませて吸水口を有し、前記ポンプ装置と前記水タンクとを連通させる吸水路とを具備し、前記吸水路の少なくとも一部を前記水タンクの底部内面に一体的に設け、前記吸水口を前記水タンクの後部に配置し、タンク上とタンク底を溶着して前記水タンクを構成するとともに、前記タンク底の内面に設けた溝の開口部を前記タンク上の内面より延長させたリブで塞いで前記吸水路を構成したものであり、タンク上とタンク底の溶着で水タンクを構成すると同時に吸水路を構成できるので、合理的に製造することができる。
【0012】
さらに、本発明の請求項に記載の発明は、請求項に記載のアイロンにおいて、タンク底の内面に設けた溝は、タンク上との溶着部分の一部分を兼ねた位置に形成し、前記タンク上と前記タンク底とを溶着することにより吸水路を形成するようにしたものであり、これにより、タンク上とタンク底の溶着で水タンクを構成すると同時に途中が水密な吸水路を構成できるとともに、合理的に製造することができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は本発明の一実施例を示すアイロンの要部断面図、図2は同アイロンの水タンクを構成する一部品であるタンク底の平面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は図3のタンク底に形成した溝の開口部を熱溶着する動作を示す説明図、図5は図4の溶着後の状態を示す説明図である。
【0015】
図1〜図5において、10はアイロン本体11に着脱自在に取り付けられた水タンクで、ポリカーボネート樹脂からなり、外観を構成するタンク上12と底部となるタンク底13を振動溶着し、水密に構成されている。14はポンプ装置であり、このポンプ装置14は、操作部15および操作軸16と一体に作動するピストン17が、タンク上12に形成された筒状のシリンダ18の内部を摺動するとともに、操作部15は付勢手段としてのバネA19の付勢力により通常は上方に付勢されている。
【0016】
また20は吸水路で、シリンダ18より下方に延長した吸水パイプ部20aとタンク底13に設けた吸水通路20bをパッキン21で水密に連結して形成されている。なお、タンク底13に設けた吸水通路20bはタンク上12と溶着する前に、タンク底13と一体に形成したリブ20cの開口部20dを加熱体22で熱溶着して塞ぎ形成される。
【0017】
ここで、吸水通路20bの底面をタンク底13の底面13aとほぼ同一高さに形成してあるので、結果的に、吸水口23は底面13aとほぼ同一高さにしてかつ水タンク10後部に配置される。
【0018】
一方、24は送水路で、シリンダ18より延長した吐出パイプ部24aとタンク底13外面に溶着形成した吐出口25を有するタンク給水部26とはパッキン21で水密に連結して構成されている。
【0019】
27は吸水路20を開閉する吸水逆止弁で、鋼球28とバネB29からなり、シリンダ18内部に配置されている。30は送水路24の送出口を開閉する吐出逆止弁で、シリコンゴムで形成され、ゴムの弾性力を利用している。
【0020】
31はヒータ32を有したベースで、スチーム噴出穴33と連通する気化室34が形成されている。35は着脱する水タンク10と気化室34を水密に連結するための接続パッキンである。
【0021】
上記構成において、本発明の実施例の動作、作用を説明すると、アイロンの利用者が操作部15を押して離すと、ピストン17が上昇するときにシリンダ18内の圧力が低下して吸水逆止弁27を開き、水タンク10内の水が吸水口23、吸水路20を介してシリンダ18内に流入する。
【0022】
次に操作部15を押し下げると、吸水逆止弁27は吸水路20を閉じ、一方、吐出逆止弁30は送水路24を開き、シリンダ18内の水は送水路24を介して吐出口25より気化室34に供給される。
【0023】
この際、気化室34に供給された水はベース31の熱により瞬時に気化され、スチーム噴出穴33より外部に蒸気が噴出される。吸水口23はタンク底13の底面13aと一体でかつ水タンク10の後部に位置させているので、この作用はアイロンを立てて使用した場合と水平で使用したときも同様におこなわれ、どちらの使用状態でもタンク内の水をほとんど余すことなく、利用できる。
【0024】
また、吸水通路20bは、タンク底と一体形成したリブを熱溶着して構成したものであるから、金属製のパイプなどの別部材で構成した従来のものに比べ、錆びの発生がなく、かつ軽量化がはかれる。
【0025】
(実施例2)
図6は本発明の他の実施例を示すアイロンの要部断面図、図7は同アイロンの水タンクの側面図、図8は図7のY−Y線断面図、図9は同アイロンのタンク底の平面図、図10は図9のZ−Z線断面図である。なお、実施例1と同様の構成の部品については同一の番号を付与して説明を省略する。
【0026】
図6〜図10において、タンク底13に形成した溝40は、タンク上12より延長したリブ41と対向し、かつタンク上12とタンク底13が溶着し合って水タンク10を構成する溶着部分42(一点鎖線で示す)の一部分を兼ねた位置に形成されている。したがって、タンク上12とタンク底13を溶着することにより、同時に吸水路20も構成され、製造上、合理的に実現できる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、アイロンを立てて使用した場合と水平で使用した場合のどちらの使用状態でもタンク内の水をほとんど余すことなく、利用できる。
【0028】
また、吸水通路20bは、タンク底と一体形成したリブを熱溶着して構成したものであるから、金属製のパイプなどの別部材で構成した従来のものに比べ、錆びの発生がなく、かつ軽量化がはかれる。
【0029】
さらに、吸水路はステンレス製の別部材を取り付けることなく、タンク底面に一体で構成しているので、廃棄時にも部材を分別する必要がなく、作業が容易で、地球環境保護にも適したアイロンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のアイロンの要部断面図
【図2】 同アイロンの水タンクを構成するタンク底の平面図
【図3】 同アイロンの図2のX−X線断面図
【図4】 同アイロンの図3のタンク底に形成した溝の開口部を熱溶着する動作を示す説明図
【図5】 同アイロンの同開口部の溶着後の状態を示す説明図
【図6】 本発明の実施例2のアイロンの要部断面図
【図7】 同アイロンの水タンクの側面図
【図8】 同アイロンの図7のY−Y線断面図
【図9】 同アイロンの水タンクを構成するタンク底の平面図
【図10】 同アイロンの図9のZ−Z線断面図
【図11】 従来のアイロンの要部断面図
【符号の説明】
10 水タンク
11 アイロン本体
12 タンク上
13 タンク底
14 ポンプ装置
15 操作部
20 吸水路
20a 吸水パイプ部
20b 吸水通路
23 吸水口
31 ベース
32 ヒータ
40 溝
41 リブ

Claims (3)

  1. ヒータにより加熱されるベースと、水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を吸水して排出するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、一端に前記水タンク内に臨ませて吸水口を有し、前記ポンプ装置と前記水タンクとを連通させる吸水路とを具備し、前記吸水路の少なくとも一部を前記水タンクの底部内面に一体的に設け、前記吸水口を前記水タンクの後部に配置し、前記水タンクの底部内面に設けた溝の開口部を熱溶着で塞いで前記吸水路を形成したアイロン。
  2. ヒータにより加熱されるベースと、水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を吸水して排出するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、一端に前記水タンク内に臨ませて吸水口を有し、前記ポンプ装置と前記水タンクとを連通させる吸水路とを具備し、前記吸水路の少なくとも一部を前記水タンクの底部内面に一体的に設け、前記吸水口を前記水タンクの後部に配置し、タンク上とタンク底を溶着して前記水タンクを構成するとともに、前記タンク底の内面に設けた溝の開口部を前記タンク上の内面より延長させたリブで塞いで前記吸水路を構成したアイロン。
  3. タンク底の内面に設けた溝は、タンク上との溶着部分の一部分を兼ねた位置に形成し、前記タンク上と前記タンク底とを溶着することにより吸水路を形成するようにした請求項記載のアイロン。
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