JP4006875B2 - モータ保護装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの異常回転時におけるモータ及びその周辺の機器を保護するモータ保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータ保護装置としては、特開平8−149878号公報に記載されたものが知られている。図3にその実施例を引用図示し、動作について説明する。図3において、401は発振器であり、セラミック振動子や水晶振動子などで構成されており、発振器401の出力を分周器402で分周し、速度制御部403に入力する。一方、モータの回転数をパルスとして検出し(以下、FG周波数)、それが速度制御部403に入力される。
【0003】
発振器401の出力した周波数を分周した周波数とFG周波数404は、速度制御部においてその位相が比較され、その結果を制御部405に入力する。
【0004】
制御部405では、速度制御部403より得られた結果を基にして、回転数が低いときにはモータに流す電流を増加し、また、回転数が高いときにはモータに流す電流を減少させるように制御する。
【0005】
ホール素子406は、その出力によりロータの磁極位置検出を行っている。
制御部405は、ホール素子406によって検出したロータの位置により、どの相に電流を流すかを判断し、その結果と、先ほど決定した出力電流の加減値とを波形合成して、出力アンプ407に入力する。出力アンプ407では、入力された波形を増幅し、モータ408を駆動する。
【0006】
また、電流リミッタ409は、モータ408に流す電流値をモニタしていて、制御部405が電流を過剰に流そうとしたときにある電流値で出力を制限させる目的で設定されている。
【0007】
また、101は、時間を計時するための手段であるカウンタであり、このカウンタ101はモータ408が所定回転数で回転しているときは、動作していないものとする。モータ408が何らかの原因で拘束された時、電流リミッタ409がかかりはじめ、電流リミッタ409が動作するとともに、カウンタ101はカウントを開始する。
【0008】
カウンタ101にはカウント値設定部103において、あらかじめ所望の時間が設定できるようになっていて、モータが拘束されてからカウンタに設定してある時間分だけ、モータに出力し続けることが可能となっている。このカウンタに設定する時間は、モータ408の起動時間よりも長く設定しておくことが重要である。なぜなら、モータ起動時には定常回転よりもかなり大きな電流が流れ、電流リミッタに設定した電流値が低い場合などは、モータ起動直後にモータへ出力が遮断されてしまう可能性があるからである。
【0009】
AND回路102に入力された電流リミッタ409の出力とカウンタ101の出力がともにハイレベルの時のみ、制御部405の出力を停止するように制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、モータの拘束状態という1種類の異常状態を検出してモータを保護することは可能であるが、モータが暴走した場合には対応できない。また、モータが設定回転数に達した後のモータの拘束や暴走などの異常状態においてもカウンタ101で設定された起動時間より長い計数時間の間はモータに電流が流れることとなり、無駄な消費電力を生じ、またその期間に生ずるトルクのためにモータ及びその周辺機器へ悪影響を及ぼすため、モータの回転数が著しく低下した場合には、直ちにモータへの通電を遮断したいという課題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、モータの様々な異常状態に対してモータを保護するとともに、一度モータが設定回転数に達した後に異常状態へ遷移した場合には、即座にモータを停止するというモータ保護装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、モータの速度誤差信号の幅により、モータの異常状態を検出し、モータへの通電を遮断するとともに、一度設定回転数となった後の拘束状態への遷移に関しては、位置検出器の出力が設定された計数時間以上、すなわちモータの回転が著しく低下した場合には、直ちにモータへの通電を遮断するという特徴を有したものである。
【0013】
これにより、拘束から暴走までのあらゆるモータの異常状態において、モータへの通電が遮断されるため、モータの保護を可能とし、また、一度モータが設定回転数に達した後に、回転数が著しく低下した場合には、直ちにモータへの通電が遮断されるため、無駄な時間モータへの通電を押さえることができるため、低消費電力となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、モータの回転数をパルスにて検出する速度検出器と、基準クロックを発生する基準クロック発生器と、前記速度検出器の出力パルスのエッジに同期して基準クロックをカウントし、カウント値が設定値に達したときにカウント終了信号を出力するカウンタと、前記速度検出器のパルスと前記カウント終了信号とに基づいて、前記モータの回転数が設定回転数よりも速く回転することを示すファースト信号及び前記モータの回転数が設定回転数よりも遅く回転することを示すスロー信号とよりなる速度誤差信号を出力する速度比較器と、前記速度誤差信号に応じて前記モータの回転数を制御するトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令に応じてモータに印加する電圧を調整してモータを駆動する駆動部と、前記速度誤差信号のパルス幅を前記基準クロックにてカウントし、あらかじめ設定されたカウント値以内の場合にロック信号を出力し、カウント値以上の場合にアンロック信号を出力するロック検出器と、前記アンロック信号が出力されている間動作する計数時間がモータの起動時間よりも長く設定された第1のモータ保護カウンタと、モータ起動後に前記ロック検出器の出力がアンロック信号からロック信号に変化したはじめての信号を検出するファーストトリガ検出器と、前記モータのロータ位置を検出する位置検出器と、前記ファーストトリガ検出器の信号入力後に動作し、前記位置検出器の出力をカウントする計数時間がモータの回転数が設定回転数よりも著しく低下した時の位置検出器の出力に相当する時間に設定された第2のモータ保護カウンタよりなり、前記ロック検出器がアンロック信号を出力してモータの異常回転を検出し、前記第1のモータ保護カウンタが動作し、設定した計数時間になるか、もしくは前記第2のモータ保護カウンタにより、前記位置検出器の出力が設定した計数時間以上の回転数低下を検出したときには、前記モータへの通電を遮断することを特徴としたモータ保護装置である。
【0015】
これにより、モータが拘束状態及び暴走状態のどちらの異常状態に対しても、モータへの通電を遮断し、モータ及びその周辺機器を保護できるとともに、モータが設定回転数に達した後に、前記位置検出器の出力が前記第2のモータ保護カウンタで設定された計数時間以上の回転数低下を検出した場合には、直ちにモータへの通電を遮断するため、無駄な通電をおさえることができるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、モータの回転数をパルスにて検出する速度検出器と、基準クロックを発生する基準クロック発生器と、前記速度検出器の出力パルスのエッジに同期して基準クロックをカウントし、カウント値が設定値に達したときにカウント終了信号を出力するカウンタと、前記速度検出器のパルスと前記カウント終了信号とに基づいて、前記モータの回転数が設定回転数よりも速く回転することを示すファースト信号及び前記モータの回転数が設定回転数よりも遅く回転することを示すスロー信号とよりなる速度誤差信号を出力する速度比較器と、前記速度誤差信号に応じて前記モータの回転数を制御するトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令に応じてモータに印加する電圧を調整してモータを駆動する駆動部と、前記速度誤差信号のパルス幅を前記基準クロックにてカウントし、あらかじめ設定されたカウント値以内の場合にロック信号を出力し、カウント値以上の場合にアンロック信号を出力するロック検出器と、前記モータ起動後に前記ロック検出器の出力がアンロック信号からロック信号に変化したはじめての信号を検出するファーストトリガ検出器と、前記アンロック信号が出力されている間動作し、前記ファーストトリガ検出器の信号入力前のモータの起動時間よりも長い第1の計数時間と、前記ファーストトリガ検出器の信号入力後の第1の計数時間より短い時間である第2の計数時間とを切り替える計数時間切換付モータ保護カウンタよりなり、ファーストトリガ検出器の信号が入力されるまでは、前記ロック検出器がアンロック信号を出力してモータの異常回転を検出し、前記計数時間切換付モータ保護カウンタが動作し、第1の計数時間になれば、前記モータへの通電を遮断し、ファーストトリガ検出器の信号入力後は、前記ロック検出器がアンロック信号を出力し、モータの異常回転を検出し、前記計数時間切換付モータ保護カウンタが動作し、第2の計数時間になれば、前記モータへの通電を遮断することを特徴としたモータ保護装置である。
【0017】
これにより、前記計数時間切換付モータ保護カウンタにより、ファーストトリガ検出器の信号入力まで、すなわち、モータ起動時には、モータの起動時間よりも長い第1の計数時間を用いることにより、起動動作時の拘束状態からモータを保護し、ファーストトリガ検出器の信号入力後は、第1の計数時間より短い時間である第2の計数時間を使用することにより、一度モータが設定回転数となった後の異常回転に対しては、無駄な通電を押さえることができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項3に記載の発明は、第1のモータ保護カウンタ、第2のモータ保護カウンタは、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより、計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項1に記載のモータ保護装置である。
【0019】
これにより、2つの計数時間を任意に設定でき、また計数時間をアナログ的に任意に設定できるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項4に記載の発明は、前記第1のモータ保護カウンタ及び前記第2のモータ保護カウンタを、外部の設定端子によってカウント値を選択することで可変できることを実現するものであり、前記外部の設定端子に電圧を印加することで選択できるため、外付け部品が不要となる作用を有する。
【0021】
本発明の請求項5に記載の発明は、計数時間切換付モータ保護カウンタは、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより、計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項2に記載のモータ保護装置である。
【0022】
これにより、計数時間を任意に設定でき、また計数時間をアナログ的に任意に設定できるという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項6に記載の発明は、計数時間切換付モータ保護カウンタを、外部の設定端子によってカウント値を選択することで可変できることを実現するものであり、前記外部の設定端子に電圧を印加することで選択できるため、外付け部品が不要となる作用を有する。
【0024】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0025】
(実施例1)
最初に、本発明の実施例1を図1に基づいて説明する。
【0026】
まず、モータを駆動するまでのブロック図の動作について説明を行い、ついでモータ保護動作の説明に移る。
【0027】
図1において、2は、モータ1の1回転につき所定回数のパルスFGを発生する速度検出器である。
【0028】
3は、基準クロックCLKを出力する基準クロック発生器であり、セラミック発振子や水晶発振子などから構成されている。
【0029】
4は、カウンタであり、速度検出器2のパルスのエッジに同期して前記基準クロックをカウントし、カウント値が設定値に達したときにカウント終了信号BASEを出力する。
【0030】
5は、FG信号とBASE信号とを比較し、FG信号の周波数がBASE信号の周波数よりも低ければSLOW信号を、逆に高ければFAST信号の速度誤差信号を出力する速度比較器である。
【0031】
6は、速度比較器5からの速度誤差信号を入力とし、SLOW信号が入力された場合はモータ1に流す電流を増加し、FAST信号が入力された場合にはモータ1に流す電流を減少するようなトルク指令TQを出力する速度制御器である。
【0032】
7は、駆動部であり、モータ1のロータ位置を検出する位置検出器12の指令PSと、トルク指令TQとを入力とし、TQ信号に応じてモータ1への電圧を調整し、PS信号に応じた相を通電して、モータ1を駆動する。
【0033】
以上が、モータ1を駆動するブロック図の説明である。次に、モータ保護動作の説明を行う。
【0034】
8は、ロック検出器であり、速度比較器5の出力である速度誤差信号の幅をCLK信号を用いてカウントし、速度誤差信号の幅のカウント値が設定値内であれば、LOCK信号を出力し、設定値以上であればUNLOCK信号を出力する、すなわち、モータ1の回転数が設定回転数から設定値以上ずれた場合にはUNLOCK信号を出力する。
【0035】
9は、第1のモータ保護カウンタであり、ロック検出器8のUNLOCK信号出力をトリガとして、カウント動作を開始し、計数時間以上の間UNLOCK信号が出力されていると、モータへの通電を遮断するROCK1信号を出力する。また、第1のモータ保護カウンタ9の計数時間は、外付けのコンデンサ容量を可変することで任意設定可能である。
【0036】
10は、ファーストトリガ検出器であり、モータ1起動後、ロック検出器8の出力がUNLOCK信号からLOCK信号に変わった点を検出する。すなわち、モータ起動直後はモータ1の回転は設定回転数より十分低いため、ロック検出器の信号はUNLOCK信号を出力しているが、その後回転数が上昇し、ロック検出器8で設定された設定回転数の設定値内に到達した点でLOCK信号を出力する。ファーストトリガ検出器10は、この点を検出する。
【0037】
11は、第2のモータ保護カウンタであり、ファーストトリガ検出器10の信号が入力されるまでは動作しないものとする。ファーストトリガ検出器10の信号入力後は、位置検出器12の出力をカウントし、計数時間が設定以上となれば、モータが拘束状態にあるものとして、モータへの通電を遮断するROCK2信号を出力する。また、第2のモータ保護カウンタ11の計数時間は、外部の設定端子の電圧を調整することで任意設定可能である。今仮に、4極対のモータとし、第2のモータ保護カウンタの計数時間を125msとすると、モータ1の回転数が120rpm以下となった時点で直ちにモータ1への通電を遮断する。
【0038】
13は、OR回路であり、第1のモータ保護カウンタ9の出力ROCK1もしくは第2のモータ保護カウンタ11の出力ROCK2のどちらかの信号が入力すれば、モータへの通電を遮断するROCK指令を駆動部7へ出力する。
【0039】
以上、上記構成により、第1のモータ保護カウンタ9により、モータが設定回転数から低速方向及び高速方向のどちらにはずれた場合にも、モータの通電を遮断し、モータ及びその周辺機器を保護できるとともに、前記ファーストトリガ検出器10の信号入力後、すなわち一度モータ1が設定回転数に達した後は、位置検出器12の出力が第2のモータ保護カウンタ11の計数時間以上となれば、すなわちモータの回転数が第2のモータ保護カウンタで11にて設定された回転数以下に低下した時点で直ちにモータへの通電を遮断する。また、位置検出器12の出力を用いているので、モータシステムの内部に本保護装置を組み込むことが可能となるため、断線などの心配がない。
【0040】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を図2に基づいて説明する。なお、実施例1で説明を行った場所と重複する箇所については、その説明を省略する。
【0041】
図2において、14は、計数時間切換付モータ保護カウンタであり、ファーストトリガ検出器10の信号入力までは、モータ1の起動時間より長い第1の計数時間を用い、それまでにロック検出器がLOCK信号を出力しなければ、モータ1を異常状態とみなして、モータへの通電を遮断する。また、ファーストトリガ検出器10の信号入力後は、第1の計数時間よりも短い第2の計数時間を用い、ロック検出器のUNLOCK信号が第2の計数時間以上出力され続ければ、モータ1への通電を遮断する。なお、計数時間切換付モータ保護カウンタ14の第1の計数時間及び第2の計数時間は、外付けのコンデンサ容量を可変することで任意設定可能である。
【0042】
以上、上記構成により、計数時間切換付モータ保護カウンタにより、ファーストトリガ検出器10の信号入力まで、すなわち、モータ起動時には、モータの起動時間よりも長い第1の計数時間を用いることにより、正常起動動作時の誤動作を防止し、ファーストトリガ検出器10の信号入力後は、第1の計数時間より短い時間である第2の計数時間を使用することにより、一度モータ1が設定回転数となった後の低速方向及び高速方向どちらの異常回転(拘束及び暴走)に対しても、無駄な通電を押さえることができる。
【0043】
なお、以上の説明では、第1のモータ保護カウンタ9及び計数時間切換付モータ保護カウンタ14の計数時間の設定方法として外付けコンデンサ容量を可変することで実現し、第2のモータ保護カウンタ11の計数時間の設定方法として外部設定端子の電圧を調整することで任意設定可能で実現したが、どのような計数時間の設定方法を用いた場合においても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】
上記実施例の記載から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、第1のモータ保護カウンタ9により、モータが設定回転数から低速方向及び高速方向のどちら方向にはずれた場合にも、モータの通電を遮断し、モータ及びその周辺機器を保護できるとともに、前記ファーストトリガ検出器10の信号入力後、すなわち一度モータ1が設定回転数に達した後に、位置検出器12の出力が第2のモータ保護カウンタ11の計数時間以上となれば、すなわちモータの回転数が第2のモータ保護カウンタ11にて設定された回転数以下に低下した時点で直ちにモータへの通電を遮断するため、無駄な通電を押さえることができ、低消費電力がはかれるという有利な効果が得られるとともに、位置検出器12の出力を用いているので、モータシステムの内部に本モータ保護装置を組み込むことが可能となるため、断線などの心配がない。
【0045】
第2に、請求項2記載の発明によれば、計数時間切換付モータ保護カウンタ14により、ファーストトリガ検出器10の信号入力まで、すなわち、モータ起動時には、モータの起動時間よりも長い第1の計数時間を用いることにより、起動動作時の拘束状態からモータを保護し、ファーストトリガ検出器10の信号入力後は、第1の計数時間より短い時間である第2の計数時間を使用することにより、一度モータ1が設定回転数となった後の低速方向及び高速方向どちらの異常回転に対しても、無駄な通電を押さえることができるという有利な効果が得られる。
【0046】
第3に、請求項3記載の発明によれば、前記第1のモータ保護カウンタ9及び前記第2のモータ保護カウンタ11の計数時間は、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより実現するものであり、その計数時間をアナログ的に任意に設定できるという効果を有する。
【0047】
第4に、請求項4に記載の発明によれば、前記第1のモータ保護カウンタ9及び前記第2のモータ保護カウンタ11の計数時間を、外部の設定端子によってカウント値を選択することで可変できることを実現するものであり、前記外部の設定端子に電圧を印加することで選択できるため、外付け部品が不要となるため、コストダウン及び小型軽量化が可能となる効果を有する。
【0048】
第5に、請求項5に記載の発明によれば、計数時間切換付モータ保護カウンタ14の計数時間は、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより実現するものであり、その計数時間をアナログ的に任意に設定できるという効果を有する。
【0049】
最後に、請求項6に記載の発明によれば、計数時間切換付モータ保護カウンタ14の計数時間を、外部の設定端子によってカウント値を選択することで可変できることを実現するものであり、前記外部の設定端子に電圧を印加することで選択できるため、外付け部品 が不要となるため、コストダウン及び小型軽量化が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1によるモータ保護装置を示すブロック図
【図2】 本発明の実施例2によるモータ保護装置を示すブロック図
【図3】 従来のモータ保護装置を説明するブロック図
【符号の説明】
1、408 モータ
2、404 速度検出器
3、401 基準クロック発生器
4 カウンタ
5 速度比較器
6 速度制御器
7 駆動部
8 ロック検出器
9 第1のモータ保護カウンタ
10 ファーストトリガ検出器
11 第2のモータ保護カウンタ
12、406 位置検出器
13 OR回路
14 計数時間切換付モータ保護カウンタ
402 分周器
403 速度制御部
405 制御部
407 出力アンプ
409 電流リミッタ
Claims (6)
- モータの回転数をパルスにて検出する速度検出器と、基準クロックを発生する基準クロック発生器と、前記速度検出器の出力パルスのエッジに同期して基準クロックをカウントし、カウント値が設定値に達したときにカウント終了信号を出力するカウンタと、前記速度検出器のパルスと前記カウント終了信号とに基づいて、前記モータの回転数が設定回転数よりも速く回転することを示すファースト信号及び前記モータの回転数が設定回転数よりも遅く回転することを示すスロー信号とよりなる速度誤差信号を出力する速度比較器と、前記速度誤差信号に応じて前記モータの回転数を制御するトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令に応じてモータに印加する電圧を調整してモータを駆動する駆動部と、前記速度誤差信号のパルス幅を前記基準クロックにてカウントし、あらかじめ設定されたカウント値以内の場合にロック信号を出力し、カウント値以上の場合にアンロック信号を出力するロック検出器と、前記アンロック信号が出力されている間動作する計数時間がモータの起動時間よりも長く設定された第1のモータ保護カウンタと、モータ起動後に前記ロック検出器の出力がアンロック信号からロック信号に変化したはじめての信号を検出するファーストトリガ検出器と、前記モータのロータ位置を検出する位置検出器と、前記ファーストトリガ検出器の信号入力後に動作し、前記位置検出器の出力をカウントする計数時間がモータの回転数が設定回転数よりも著しく低下した時の位置検出器の出力に相当する時間に設定された第2のモータ保護カウンタよりなり、前記ロック検出器がアンロック信号を出力してモータの異常回転を検出し、前記第1のモータ保護カウンタが動作し、設定した計数時間になるか、もしくは前記第2のモータ保護カウンタにより、前記位置検出器の出力が設定した計数時間以上の回転数低下を検出したときには、前記モータへの通電を遮断することを特徴としたモータ保護装置。
- モータの回転数をパルスにて検出する速度検出器と、基準クロックを発生する基準クロック発生器と、前記速度検出器の出力パルスのエッジに同期して基準クロックをカウントし、カウント値が設定値に達したときにカウント終了信号を出力するカウンタと、前記速度検出器のパルスと前記カウント終了信号とに基づいて、前記モータの回転数が設定回転数よりも速く回転することを示すファースト信号及び前記モータの回転数が設定回転数よりも遅く回転することを示すスロー信号とよりなる速度誤差信号を出力する速度比較器と、前記速度誤差信号に応じて前記モータの回転数を制御するトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令に応じてモータに印加する電圧を調整してモータを駆動する駆動部と、前記速度誤差信号のパルス幅を前記基準クロックにてカウントし、あらかじめ設定されたカウント値以内の場合にロック信号を出力し、カウント値以上の場合にアンロック信号を出力するロック検出器と、前記モータ起動後に前記ロック検出器の出力がアンロック信号からロック信号に変化したはじめての信号を検出するファーストトリガ検出器と、前記アンロック信号が出力されている間動作し、前記ファーストトリガ検出器の信号入力前のモータの起動時間よりも長い第1の計数時間と、前記ファーストトリガ検出器の信号入力後の第1の計数時間より短い時間である第2の計数時間とを切り替える計数時間切換付モータ保護カウンタよりなり、ファーストトリガ検出器の信号が入力されるまでは、前記ロック検出器がアンロック信号を出力してモータの異常回転を検出し、前記計数時間切換付モータ保護カウンタが動作し、第1の計数時間になれば、前記モータへの通電を遮断し、ファーストトリガ検出器の信号入力後は、前記ロック検出器がアンロック信号を出力し、モータの異常回転を検出し、前記計数時間切換付モータ保護カウンタが動作し、第2の計数時間になれば、前記モータへの通電を遮断することを特徴としたモータ保護装置。
- 第1のモータ保護カウンタ、第2のモータ保護カウンタは、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより、計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項1に記載のモータ保護装置。
- 第1のモータ保護カウンタ、第2のモータ保護カウンタは、外部の設定端子によってカウント値を選択することで計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項1に記載のモータ保護装置。
- 計数時間切換付モータ保護カウンタは、カウンタの基準クロック周波数を外付けコンデンサの容量で調整することにより、計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項2に記載のモータ保護装置。
- 計数時間切換付モータ保護カウンタは、外部の設定端子によってカウント値を選択することで計数時間の可変を実現することを特徴とする請求項2に記載のモータ保護装置。
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