JP4006493B2 - 作業車輛の油圧機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設工事現場や土木工事現場等において、掘り取った土砂や、建設資材を運搬する為に使用する作業車輛の油圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から作業車輛の油圧機構に関する技術は公知とされているのである。例えば、実公平7−40764号公報や、実用新案登録番号第2525386号公報や、特開昭62−238130号公報や、特公平7−61773号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の請求項1において、HST式変速装置を可変容量油圧モータと可変容量油圧ポンプにより構成した場合において、可変容量油圧モータの速度を、特殊な場合において或る一定の速度に制御する為の速度制御バルブを、可変容量油圧モータの空いた空間に付設することにより、可変容量油圧モータをコンパクトに構成したものである。この空いた空間とは、該可変容量油圧モータMのシリンダブロックBを容量可変の為に、モータ軸3の軸心と同じ方向から、該軸心から一方側にのみ傾転可能に構成し、該シリンダブロックBの傾転方向とは逆の側の、可変容量油圧モータMの側壁の空間を利用することにより、『く』字型に折れ曲がった可変容量油圧モータの空いた空間を利用したものである。
【0004】
請求項2においては、作業車輛の操向機構を油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBにより構成した場合において、この両方に圧油を供給する必要があるが、本発明においては、1個の油圧ポンプG1からの圧油を、フローデバイダーDにより分流して使用すべく構成したものである。これにより、油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBの両方を具備した場合において、出来るだけポンプの数を減らすことが出来たものである。
【0005】
請求項3においては、上記可変容量油圧ポンプPと油圧ポンプG1を、エンジンEから突出した軸の上に連設すると共に、更に作業機であるダンプ荷台Nを昇降する為の圧油を供給する油圧ポンプG2も、この2台のポンプと連設して付設したものである。これにより、3台のポンプを配置する装置でありながら、コンパクトな配置が可能となったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
エンジン(E)から突出する軸に、可変容量油圧ポンプ(P)と第一油圧ポンプ(G1)と第二油圧ポンプ(G2)を3連状態に付設した作業車輛において、該可変容量油圧ポンプ(P)は可変容量油圧モータ(M)とによりHST式変速装置を構成し、該可変容量油圧モータ(M)のシリンダブロック(B)を容量可変の為に、可変容量油圧モータ(M)のモータ軸(3)の軸心方向から、一方側にのみ傾転可能に構成し、該シリンダブロック(B)の傾転方向とは逆の側の、可変容量油圧モータ(M)の側壁に、速度制御バルブとしての一速固定バルブ(1)を一体的に付設し、該一速固定バルブ(1)はアクセルレバーを戻して、エンジン(E)の回転数がアイドリング回転の場合に、エンジンブレーキを効かせる為のバルブとし、該第一油圧ポンプ(G1)から吐出される圧油は、フローデバイダー(D)により分流し、油圧式操向クラッチ装置(PC)と油圧式操向ブレーキ装置(PB)のシリンダーに向けて供給し、次に操向バルブ機構(V1)により、油圧式操向ブレーキ装置(PB)のバルブへの圧油を切換え、該切換えた圧油により油圧式操向クラッチ装置(PC)のバルブを切換え、該油圧式操向クラッチ装置(PC)を切断し、油圧式操向クラッチ装置(PC)が切れた後に、油圧式操向ブレーキ装置(PB)をかける方向に供給し、該第二油圧ポンプ(G2)の圧油は、作業機昇降バルブ(V2)から作業機昇降油圧シリンダー(9)に供給され、油圧シリンダー(9)からの戻り油が、可変容量油圧ポンプ(P)の傾転シリンダー(X)に供給され、該エンジン(E)の回転数の上昇と共に、前記傾転シリンダー(X)を往復動し、斜板を吐出量を増す方向に回動し、前記可変容量油圧ポンプ(P)の吐出量を増すように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は本発明の作業車輛の全体側面図、図2は本発明の作業車輛の油圧機構の回路図、図3はエンジンEの前部に配置したラジエータRや可変容量油圧モータMと、エンジンEの後部に配置した可変容量油圧ポンプPや油圧ポンプG1や油圧ポンプG2等の配置を示す平面図、図4は本発明の作業車輛に搭載したエンジンEのラジエータRと、該ラジエータRの前部に配置した可変容量油圧モータMとミッション装置MCと操向バルブ機構V1とフローデバイダーDの配置を示す前面図、図5はミッション装置MCとHST式変速装置と、油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBの配置を示すスケルトン図、図6は可変容量油圧モータMと一速固定バルブ(1)の配置を示す図面である。
【0010】
図1において、本発明の作業車輛の全体的な構成を説明する。機体フレームFにクローラ式走行装置Gが装備されており、該クローラ式走行装置GはHST式変速装置により駆動変速される。該機体フレームFの上部に前部からフロント手摺り21とステップSTとエンジンEを配置したエンジン室と座席Sが配置されている。該エンジンEと座席Sとは左右に併置されている。これらの後部には作業機としてのダンプ荷台Nが配置されており、油圧シリンダー9により昇降すべく構成されている。
【0011】
次に図3と図4と図5において、ミッション装置MCと油圧機構の全体構成を説明する。図3においてはエンジンEの周囲の平面図が、図4においてはエンジンEの前部のラジエータRとオイルクーラーOC1・OC2と可変容量油圧モータMとミッション装置MCの部分が図示されている。図3において、エンジンEの前部にはラジエータRが配置されている。該ラジエータRの前面又は下方の前面の位置に、オイルクーラーOC1・OC2が配置されている。
【0012】
該オイルクーラーOC1・OC2は、ミッション装置MC内の潤滑油を作動油として使用した後の冷却を行うものと、HST式変速装置の作動油タンクTに戻す圧油を冷却するものと2台が配置されている。図3においては左右にオイルクーラーOC1・OC2を併置しているが、図4の如く、オイルクーラーOC1・OC2を上下に併置しても良いものである。これらオイルクーラーOC1・OC2は、ラジエータRのファンによる冷却風の一部を使用して冷却されるように構成している。
【0013】
該オイルクーラーOC1・OC2の更に前部でラジエータRの下方の位置に、本発明の要部を構成するHST式変速装置の可変容量油圧モータMが配置されている。該可変容量油圧モータMは、モータ軸3の軸心方向から、一方側にのみ傾転可能に構成している。また、該シリンダブロックBの傾転方向とは逆の側の、可変容量油圧モータMの側壁に、該可変容量油圧モータMの回転速度を制御する速度制御バルブとして一速固定バルブ1を一体的に付設している。
【0014】
また、可変容量油圧モータMのモータ軸3の側は、ミッション装置MCの内部に挿入されており、該ミッション装置MCの上面に、フローデバイダーDが配置されて、更に該フローデバイダーDの上に操向バルブ機構V1が配置されている。また、エンジンEの側面位置に作業機昇降バルブV2が配置されている。該作業機昇降バルブV2へは油圧ポンプG2より吐出される圧油が供給される。該油圧ポンプG2は可変容量油圧ポンプPと油圧ポンプG1の間に挟まれて、エンジンEのクランク軸が延長突出された部分に連設されている。該作業機昇降バルブV2により制御された圧油は、前記油圧シリンダー9に供給されて、ダンプ荷台Nを昇降するものである。
【0015】
また、3連の油圧ポンプの中の油圧ポンプG1は、操向バルブ機構V1に圧油を供給されるものであるが、該操向バルブ機構V1に至る前段階において、フローデバイダーDにおいて、油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PB用の作動油の両方に分流されるように構成されている。図5においては、可変容量油圧モータMと可変容量油圧ポンプPにより構成したHST式変速装置と、ミッション装置MCの構成が開示されている。該ミッション装置MCの内部に、左右の油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBが構成されており、操向バルブ機構V1により制御した後の圧油が、左右の油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBに供給されるように構成されているのである。
【0016】
図6においては、本発明のHST式変速装置を構成する可変容量油圧モータMが図示されている。可変容量油圧モータMは、シリンダブロックBが回動可能に構成されている。モータ軸3の回転方向の変更は、可変容量油圧ポンプPの回転方向切換バルブV3により、傾転シリンダーXが往復動して、傾転ピストンが傾転ピンを回動するので、斜板を回動して行われる。
【0017】
故に、可変容量油圧ポンプPにおいて、正転か逆転かが決定された圧油が、可変容量油圧モータMに供給される。そして、可変容量油圧モータMにおいて、斜板を構成するコントロールプレート5を回動することにより、回転力と回転数を変更するのである。即ち、該シリンダブロックBを回動するのは、本実施例では、一速固定バルブ1である。そして該一速固定バルブ1を操作して、シリンダブロックBを傾転した場合に、傾転角が大きいほど吸収量は大きくなり、回転数が遅くなる。
【0018】
コントロールプレート5は、コネクティングロッド6によりコントロールピストン8と連結されている。該コントロールピストン8は、一速固定バルブ1により操作されるのである。本実施例の場合には、アクセルレバーを戻して、エンジンEの回転数がアイドリング回転等の場合に、エンジンブレーキを効かせる為に、一速固定バルブ1が作動して、コントロールピストン8とコネクティングロッド6とコントロールプレート5とフィードバックスプリング7を操作し、一速に落とすのである。
【0019】
本発明においては、該可変容量油圧モータMを構成するコントロールピストン8とコネクティングロッド6と、フィードバックスプリング7の部分の上方の、空間に一速固定バルブ1を付設配置したものである。該可変容量油圧モータMが、モータ軸3とシリンダブロックB内のピストン4の成す角度が『く』の字型に構成されていることにより、この一速固定バルブ1を配置する空間が出来るのである。
【0020】
図2においては、本発明の作業車輛の油圧機構の油圧回路図が図示されている。エンジンEには可変容量油圧ポンプPと油圧ポンプG1と油圧ポンプG2が、3連状態に付設されている。そして、油圧ポンプG2の圧油は、作業機昇降バルブV2から油圧シリンダー9に供給されて、油圧シリンダー9からの戻り油が、回転方向切換バルブV3と傾転シリンダーXに供給されている。故に、エンジンEの回転数の上昇と共に、傾転シリンダーXが大きく回動して、可変容量油圧ポンプPの吐出量を増すように構成している。
【0021】
このように、車速はエンジンEのアクセルレバーにより、エンジンEの回転数を上下すれば、そのエンジンEの回転数が、回転方向切換バルブV3から傾転シリンダーXに伝達されて、可変容量油圧ポンプPの吐出量となり、また可変容量油圧モータMの回転数の上下となるのである。また、油圧シリンダー9からの戻り油は、HST式変速装置の回路のチャージ油路にも供給されている。該油圧ポンプG2の圧油は、作動油タンクTから吸引している。
【0022】
これに対して、油圧ポンプG1の圧油は、フローデバイダーDにおいて分流されて、油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBのシリンダーに向けて供給されている。該操向バルブ機構V1は、油圧式操向ブレーキ装置PBのバルブに圧油を切換えて、該圧油により油圧式操向クラッチ装置PCのバルブを切換て、油圧式操向クラッチ装置PCを切断し、油圧式操向クラッチ装置PCが切れた後に、油圧式操向ブレーキ装置PBをかける方向に作用する。
【0023】
該油圧ポンプG1の圧油はミッション装置MC内の潤滑油を使用しており、フローデバイダーDで分流して、操向バルブ機構V1から油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBに供給される。該油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBで使用後の作動油は、オイルクーラーOC1を通過して冷却された後に、ミッション装置MCに戻るように構成されている。またHST式変速装置と油圧シリンダー9の圧油は、作動油タンクTからの圧油を使用しており、オイルクーラーOC2で冷却した後に作動油タンクTに戻るように構成している。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
エンジン(E)から突出する軸に、可変容量油圧ポンプPと第一油圧ポンプ(G1)と第二油圧ポンプ(G2)を3連状態に付設した作業車輛において、該可変容量油圧ポンプ(P)は可変容量油圧モータ(M)とによりHST式変速装置を構成し、該可変容量油圧モータ(M)のシリンダブロック(B)を容量可変の為に、可変容量油圧モータ(M)のモータ軸(3)の軸心方向から、一方側にのみ傾転可能に構成し、該シリンダブロック(B)の傾転方向とは逆の側の、可変容量油圧モータ(M)の側壁に、速度制御バルブとしての一速固定バルブ(1)を一体的に付設し、該一速固定バルブ(1)はアクセルレバーを戻して、エンジン(E)の回転数がアイドリング回転の場合に、エンジンブレーキを効かせる為のバルブとしたので、可変容量油圧モータMにおいて、コントロールプレート5を傾転させる為のコネクティングロッド6とフィードバックスプリング7の部分の上方で、『く』の字型に構成した為に空いた空間に、一速固定バルブ1を配置することができ、該一速固定バルブ1が可変容量油圧モータM上に大きく突出することがなく、ラジエータRへの冷却風を遮ることが防止できるのである。
【0025】
また、該第一油圧ポンプ(G1)から吐出される圧油は、フローデバイダー(D)により分流し、油圧式操向クラッチ装置(PC)と油圧式操向ブレーキ装置(PB)のシリンダーに向けて供給し、次に操向バルブ機構(V1)により、油圧式操向ブレーキ装置(PB)のバルブへの圧油を切換え、該切換えた圧油により油圧式操向クラッチ装置(PC)のバルブを切換え、該油圧式操向クラッチ装置(PC)を切断し、油圧式操向クラッチ装置(PC)が切れた後に、油圧式操向ブレーキ装置(PB)をかける方向に供給したので、油圧式操向クラッチ装置PCの為のポンプと、油圧式操向ブレーキ装置PBの為のポンプの2台を設ける必要がなく、コストを安くすることが出来たのである。
【0026】
また、該第二油圧ポンプ(G2)の圧油は、作業機昇降バルブ(V2)から作業機昇降油圧シリンダー(9)に供給され、油圧シリンダー(9)からの戻り油が、可変容量油圧ポンプ(P)の傾転シリンダー(X)に供給され、該エンジン(E)の回転数の上昇と共に、前記傾転シリンダー(X)を往復動し、斜板を吐出量を増す方向に回動し、前記可変容量油圧ポンプ(P)の吐出量を増すように構成したので、車速はエンジンEのアクセルレバーにより、エンジンEの回転数を上下すれば、そのエンジンEの回転数が、傾転シリンダーXに伝達されて、可変容量油圧ポンプPの吐出量となり、また可変容量油圧モータMの回転数の上下となるのである。
また、エンジンEに可変容量油圧ポンプPと油圧ポンプG1と油圧ポンプG2の3つのポンプを連設するので、各ポンプの取付け場所を纏めることができて、パイプの配置を簡単にすることができ、油圧関係の部品を纏めて配置することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作業車輛の全体側面図。
【図2】 本発明の作業車輛の油圧機構の回路図。
【図3】 エンジンEの前部に配置したラジエータRや可変容量油圧モータMと、エンジンEの後部に配置した可変容量油圧ポンプPや油圧ポンプG1や油圧ポンプG2等の配置を示す平面図。
【図4】 本発明の作業車輛に搭載したエンジンEのラジエータRと、該ラジエータRの前部に配置した可変容量油圧モータMとミッション装置MCと操向バルブ機構V1とフローデバイダーDの配置を示す前面図。
【図5】 ミッション装置MCとHST式変速装置と、油圧式操向クラッチ装置PCと油圧式操向ブレーキ装置PBの配置を示すスケルトン図。
【図6】 可変容量油圧モータMと一速固定バルブ1の配置を示す図面。
【符号の説明】
B シリンダブロック
D フローデバイダー
MC ミッション装置
M 可変容量油圧モータ
P 可変容量油圧ポンプ
X 傾転シリンダー
V1 操向バルブ機構V
V2 作業機昇降バルブ
V3 回転方向切換バルブ
G1 油圧ポンプ
G2 油圧ポンプ
1 一速固定バルブ
3 モータ軸
4 ピストン
5 コントロールプレート
6 コネクティングロッド
7 フィードバックスプリング
8 コントロールピストン
9 油圧シリンダー

Claims (1)

  1. エンジン(E)から突出する軸に、可変容量油圧ポンプ(P)と第一油圧ポンプ(G1)と第二油圧ポンプ(G2)を3連状態に付設した作業車輛において、該可変容量油圧ポンプ(P)は可変容量油圧モータ(M)とによりHST式変速装置を構成し、該可変容量油圧モータ(M)のシリンダブロック(B)を容量可変の為に、可変容量油圧モータ(M)のモータ軸(3)の軸心方向から、一方側にのみ傾転可能に構成し、該シリンダブロック(B)の傾転方向とは逆の側の、可変容量油圧モータ(M)の側壁に、速度制御バルブとしての一速固定バルブ(1)を一体的に付設し、該一速固定バルブ(1)はアクセルレバーを戻して、エンジン(E)の回転数がアイドリング回転の場合に、エンジンブレーキを効かせる為のバルブとし、該第一油圧ポンプ(G1)から吐出される圧油は、フローデバイダー(D)により分流し、油圧式操向クラッチ装置(PC)と油圧式操向ブレーキ装置(PB)のシリンダーに向けて供給し、次に操向バルブ機構(V1)により、油圧式操向ブレーキ装置(PB)のバルブへの圧油を切換え、該切換えた圧油により油圧式操向クラッチ装置(PC)のバルブを切換え、該油圧式操向クラッチ装置(PC)を切断し、油圧式操向クラッチ装置(PC)が切れた後に、油圧式操向ブレーキ装置(PB)をかける方向に供給し、該第二油圧ポンプ(G2)の圧油は、作業機昇降バルブ(V2)から作業機昇降油圧シリンダー(9)に供給され、油圧シリンダー(9)からの戻り油が、可変容量油圧ポンプ(P)の傾転シリンダー(X)に供給され、該エンジン(E)の回転数の上昇と共に、前記傾転シリンダー(X)を往復動し、斜板を吐出量を増す方向に回動し、前記可変容量油圧ポンプ(P)の吐出量を増すように構成したことを特徴とする作業車輛の油圧機構。
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