JP4004848B2 - ガードルの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腹部や臀部の形態を補整することによって女性の体型をすっきりと整えるガードルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、腹部や臀部の形態を補整し又は造形することによって女性の体型をすっきりと整える機能性パンツ、例えばガードルが提供されている。
【0003】
このガードルは、腹部と臀部(以下、ヒップともいう)の全体を締めつけるようにして体型を整えるものであり、図6に示すように、基本的に、人体の腹部を被覆する前布片51と、人体の臀部を被覆する後布片52と、これら前布片51と後布片52とをつなぐ股布片53とからなっている。そして、特に腹部については、ガードル本体の内側又は外側に、当布54を密着させて縫着しているものが一般的である。
【0004】
このようなガードルは、通常、ショーツの上に重ねて着用することから、圧迫感が強く、また嵩張るため、この圧迫感や嵩張り感を嫌う人も多い。特に、股下部分は、この嵩張り感が最も感じられる部分でもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、体型補整としてのガードルの機能を考えると、体型を補整するためには、少なくとも腹部とヒップとに伸縮性のある布片が密着すればよく、股下部分から下腹部にかけて、つまり、下に着用するショーツと重なる部分については、体型補整に寄与しない部分である。
【0006】
しかしながら、従来のガードルにおいても、全体として下着としての形を整えることが当然のように考えられており、その結果、体型補整には本来不要である股下部分から下腹部にかけての布片も必要となっていた。また、このような不要な布片を用いているために、上記したように股下部分の嵩張り感や圧迫感を増長しているといった問題があった。
【0007】
本発明は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、体型補整用として必要最小限の布片のみを残し、下に着用するショーツと重なる不要な部分の布片を除去することにより、圧迫感が少なく、嵩張り感も少ない、着用性に優れたガードルの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るガードルの製造方法は、前布片と後布片と紐状の布片とからなる1枚の布片の左右両側縁部同士を縫着することにより、人体の腹部を被覆する前記前布片の下部両端と、人体の臀部を被覆する前記後布片の下部両端とをそれぞれつなぐ前記紐状の布片を残して、股布片と、前記前布片のうち腹部の体型補整に寄与しない下部の布片とを除去した構造のガードルを製造することを特徴としている。
【0009】
このような特徴を有する本発明によれば、下腹部から股下部分にかけての布片、すなわち、下に着用するショーツと重なる部分の布片を除去し、ガードルとして機能する部分のみを残しているので、着用したときに、股下部分に圧迫感や嵩張り感の少ない、着用性に優れたガードルの製造方法を提供することができる。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
[実施の形態1]
図1は、本発明の製造方法によって製造されたガードルの実施の形態1を示す全体構成図である
【0012】
すなわち、本実施の形態1のガードルは、形状的には、人体の腹部を被覆する前布片1の下部両端と、人体の臀部を被覆する後布片2の下部両端とをそれぞれつなぐ紐状の布片3a,3bを残して、股布片(図中、斜線を付して示す部分)4と、前布片1のうち腹部の体型補整に寄与しない下部の布片(図中、斜線を付して示す部分)1aとを除去した形状となっている。すなわち、下に着用するショーツと重なる部分の布片を除去し、ガードルとして機能する部分のみを残した形状となっている。そのため、着用したときに、体型補整に寄与しない下腹部や股下部分に圧迫感や嵩張り感が少なく、着用性に優れている。
【0013】
このような形状のガードルは、実際に縫製する段階では、図2に示すような1枚の布片10からなっており、この布片10の左右両側縁部10a,10b同士を縫着することにより、この縫着部分が、図1に示す臀部の中央部の縦縫着ライン2aとなる。
【0014】
すなわち、縫製段階の布片10には、図1に示すような前布片1、後布片2、紐状の布片3a,3bといった明確な区別があるわけではなく、説明の都合上、図1では1枚の布片10の各部を機能的に分けて示しただけである。
【0015】
なお、本実施の形態1では、図1に示す形状のガードルを、図2に示す1枚の布片10の左右両側縁部10a,10b同士を縫着することで作製しているが、このような1枚布から縫着するものに限定されるものではない。例えば、前布片と、後布片と、足を通す部分である環状の布片の3部材で構成し、それぞれの部材の合わせ部分を縫着して図1に示す形状のガードルを作製してもよい。あるいは、前布片と足を通す部分となる前側の紐状布片とを一体に形成し、後布片と足を通す部分となる後側の紐状布片とを一体に形成した2部材で構成し、これら2部材のそれぞれの合わせ部分を縫着して図1に示す形状のガードルを作製してもよい。
【0016】
また、各布片の素材としては、伸縮性の有る布地が用いられるが、ガードルとしての機能を高めるために、腹部や臀部の要所に体型補整用の別の布片をさらにあてがって縫着する等、種々の加工を施してもよいことは当然である。
【0017】
[実施の形態2]
図3は、本発明の製造方法によって製造されたガードルの実施の形態2を示す全体構成図である
【0018】
すなわち、本実施の形態2のガードルは、図1に示す形状のガードルにおいて、さらに、後布片2の中央部の布片も除去した形状となっている。つまり、後布片2の中央部に開口部21が形成されている。この開口部21は、具体的には、ヒップトップの高さ位置を中心として円形状や楕円形状(ただし、これらの形状に限るものではない)に形成されている。この部分の布片は、ピップアップには直接寄与しない部分であり、逆にこの部分の布片を除去して開口部21を設けることで、開口部21周辺の布片全体が開口部21を収縮させるように作用し、結果的にヒップアップに寄与することになる。つまり、下に着用したショーツと重なる後布片2の中央部の布片を除去しても、体型補整としてのヒップアップ効果には影響がない。
【0019】
このような形状のガードルは、実際に縫製する段階では、図4に示すような1枚の布片20からなっており、この布片20の左右両側縁部20a,20b同士を縫着する。具体的には、左側の上部縁部20a1と右側の上部縁部20b1同士を縫着し、左側の下部縁部20a2と右側の下部縁部20b2同士を縫着する。このような縫着部分が、図1に示す後布片2の開口部21の上部縦縫着ライン2a1及び下部縦縫着ライン2a2となる。
【0020】
なお、本実施の形態2では、図3に示す形状のガードルを、図4に示す1枚の布片20の左右両側縁部20a,20b同士を縫着することで作製しているが、このような1枚布から縫着するものに限定されるものでないことは、上記実施の形態1の場合と同様である。
【0021】
また、上記実施の形態2では、図4に示す1枚の布片20の左側の上部縁部20a1と右側の上部縁部20b1同士を縫着する構成としているが、図5に示すように、この部分にホック22a,22bを設けておき、着用時にホック22a,22bを後ろの腰部分で留めるようにしてもよい。すなわち、着用時には、まず左右の紐状の布片3a,3bの部分に足を通して付け根部分まで引き上げた後、前布片1を腹部にあてがうようにして、後布片2の左側の上部縁部20a1と右側の上部縁部20b1に設けられたホック22a,22bを腰部分で留めるようにして着用する。このように、腰部分でホック22a,22bを最後に装着することで、より着用し易い構造とすることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係るガードルの製造方法によれば、下腹部から股下部分にかけての布片、すなわち、下に着用するショーツと重なる部分の布片を除去し、ガードルとして機能する部分のみを残しているので、着用したときに、股下部分に圧迫感や嵩張り感の少ない、着用性に優れた機能性パンツを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法によって製造されたガードルの実施の形態1を示す全体構成図である。
【図2】 実施の形態1のガードルを実際に縫製する段階の布片の展開図を示す説明図である。
【図3】 本発明の製造方法によって製造されたガードルの実施の形態2を示す全体構成図である。
【図4】 実施の形態2のガードルを実際に縫製する段階の布片の展開図を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2のガードルの他の構成例を示す説明図である。
【図6】 従来のガードルの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 前布片
2 後布片
3a,3b 紐状の布片
21 開口部
22a,22b ホック

Claims (1)

  1. 前布片と後布片と紐状の布片とからなる1枚の布片の左右両側縁部同士を縫着することにより、人体の腹部を被覆する前記前布片の下部両端と、人体の臀部を被覆する前記後布片の下部両端とをそれぞれつなぐ前記紐状の布片を残して、股布片と、前記前布片のうち腹部の体型補整に寄与しない下部の布片とを除去した構造のガードルを製造することを特徴とするガードルの製造方法。
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