JP4004432B2 - コイルセグメントの円環整列装置、および円環整列方法 - Google Patents

コイルセグメントの円環整列装置、および円環整列方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイル製造に当って複数のコイルセグメントを円環整列させるコイルセグメントの円環整列装置に関するものであり、特に、コイルセグメントを損傷することなく供給を行うことの可能なコイルセグメントの円環整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人の先出願である特願2002−333710号には、コイルセグメントの円環整列装置が記載されている。図7に示すように、コイルセグメント100を円環状に整列させる円環整列装置では、円筒形状の整列円環パレット400が、外周辺に沿って所定ピッチで上方に開口された複数の収納溝410を有して備えられ、円筒軸を中心にして回動可能に整列ガイド部300に設置されている。また、コイルセグメント100の一方の端部(以後、内径側端部と称する。)110を整列円環パレット400の収納溝410に挿入するコイルセグメント挿入部200を備えている。
【0003】
コイルセグメント挿入部200には、多数のコイルセグメント100が格納されている。整列円環パレット400の回動運動R1がコイルセグメント100を送出する直線運動に変換される、スライダークランク機構等の一般的な動力伝達機構(不図示)が備えられており、整列円環パレット400の所定回動ピッチの回動運動R1ごとに1回の送出動作が行われる。
【0004】
整列ガイド部300には、コイルセグメント100の内径側端部110が収納溝410に挿入される際に他方の端部(以後、外径側端部と称する。)120を収納すると共に、整列円環パレット400の回動運動R1に応じて外径側端部120を整列円環パレット400の収納溝410に誘導するコイルガイド溝310が備えられている。
【0005】
整列円環パレット400の回動運動R1によりコイルセグメント100の円環整列動作が開始される。回動運動R1は動力伝達機構によりコイルセグメント挿入部200に伝達され、所定回動ピッチの回動運動R1ごとにコイルセグメント100の押し出し運動が行われる。1本のコイルセグメント100が整列ガイド部300に押し出され、内径側端部110が整列円環パレット400の収納溝410に挿入されると共に、外径側端部120がコイルガイド溝310に収納される。
【0006】
整列円環パレット400の回動運動R1は継続するため、収納溝410に収納された内径側端部110が回動方向R1に移動していくと共に、外径側端部120がコイルガイド溝310に沿って誘導され収納溝410に収納される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術によるコイルセグメントの円環整列装置では、送出されたコイルセグメント100の収納溝410への挿入が失敗しても、コイルセグメント挿入部200のスライダークランク機構を駆動するモータ等の動力源は停止せず、コイルセグメント100の送出動作を継続してしまうおそれがある。送出されるコイルセグメント100の状況によっては、整列ガイド部300や整列円環パレット400等により送出方向が規制された状態で押圧力が印加されてしまい、コイルセグメント100の変形、損傷等を招くおそれがある。また、整列ガイド部300や整列円環パレット400等の円環整列装置自体に損傷を招くことも考えられる。部品や装置の損傷に伴うコストアップや、装置の損傷に伴う稼働時間の低下等の問題がある。
【0008】
更に、コイルセグメント100の送出失敗や送出時の過大な荷重等を、センサ等により検出することも考えられるが、送出失敗時の状況は様々でありこれらのすべてに対応することは困難である。製造コストの上昇を招いてしまうおそれもあり問題である。
【0009】
また、多数のコイルセグメント100が格納されているコイルセグメント挿入部200からコイルセグメント100を送出した後、格納されている残りのコイルセグメント100を、順次、送出機構部分に送る送り機構が必要である。コイルセグメント100の自重を利用する傾斜シュータでは、コイルセグメント100のスライド時の摩擦係数を十分に低く維持できない場合もあり、送り動作を安定して行えないおそれがあり問題である。
【0010】
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、送出されるコイルセグメントに過大な荷重が印加されることのない送出機構と、送り動作が安定して行われる送り機構とを備えてコイルセグメントの供給を確実に行うことのできるコイルセグメントの円環整列装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためのコイルセグメントの円環整列装置は、格納されている複数のコイルセグメントを順次送出して円環状に整列させるコイルセグメントの円環整列装置について、コイルセグメントの送出時に、送出準備位置にあるコイルセグメントに当接する送出部と、送出部を所定の付勢力で送出方向に付勢する付勢部と、送出部に当接することにより、送出部の送出方向位置を所定の付勢力に抗して規制する送出規制部と、コイルセグメントの送出タイミングに合わせて、送出規制部を移動させるアクチュエータとを備えることを特徴とする。
【0012】
上記のコイルセグメントの円環整列装置では、付勢部により所定の付勢力で付勢される送出部がコイルセグメントに当接して、送出時にコイルセグメントを送出方向に付勢する。このとき、送出規制部が所定の付勢力に抗して送出部に当接して、コイルセグメントの送出動作を規制する。アクチュエータにより送出タイミングに合わせて送出規制部が移動することにより、送出規制部に当接して移動する送出部に付勢されてコイルセグメントが送出される。
【0013】
また、コイルセグメントの円環整列方法は、コイルセグメントの送出時、コイルセグメントを所定の付勢力以下の付勢力で送出方向に付勢する付勢工程と、コイルセグメントの送出方向位置を付勢力に抗して規制することにより、コイルセグメントの送出動作を制御する送出制御工程とを有することを特徴とする。
【0014】
上記のコイルセグメントの円環整列方法では、付勢工程により、コイルセグメントの送出時に所定の付勢力で送出方向に付勢されるコイルセグメントを、送出制御工程により、所定の付勢力に抗して送出方向位置を規制しながら送出動作を制御する。
【0015】
これにより、アクチュエータは送出規制部に作用し、コイルセグメントの送出タイミングに合わせて送出部の送出位置を規制する役割を有する。アクチュエータの駆動力はコイルセグメントには印加されず、送出時にコイルセグメントに印加される最大の力は所定の付勢力となる。すなわち、正常な送出動作の場合、送出部が送出規制部により規制されているため、コイルセグメントには所定の付勢力以下の力が印加されることとなる。送出動作が失敗してコイルセグメントが送出途中位置で停止してしまう場合、アクチュエータの駆動が継続することにより送出規制部が送出部から離れ、コイルセグメントが所定の付勢力で付勢されることとなる。
【0016】
従って、所定の付勢力を調整してやれば、コイルセグメントに過大な荷重が印加されることはなく、コイルセグメントや円環整列装置の変形や損傷等を防止することができる。部品や装置に損傷を与えることはなく、損傷によるコストアップや損傷の修復に伴う稼働時間の低下等の問題を低減することができる。
【0017】
また、上記のコイルセグメントの円環整列装置は、第1および第2端部が屈曲部あるいは湾曲部を介して相互に接続される、複数のコイルセグメントを円環状に整列させる装置であって、円筒形状の外周辺に沿って円筒軸の1方向に開口して所定ピッチで配置され第1端部を回動軸としてコイルセグメントを回動可能に支持する収納溝を有し、円筒軸を中心にした円環回動運動を行う整列円環部と、円環回動運動に従い、収納溝に第1端部が挿入されているコイルセグメントの第2端部を、当該コイルセグメントの第1端部が挿入されている収納溝とは異なる他の収納溝に誘導するコイル誘導部とを備えており、円環回動運動に従いコイルセグメントを送出して、第1端部が挿入されている収納溝の最後尾に引き続く少なくとも1つの収納溝ごとに、第1端部を挿入する円環整列装置であることが好ましい。
【0018】
更に、上記のコイルセグメントの円環整列方法は、第1および第2端部が屈曲部あるいは湾曲部を介して相互に接続されるコイルセグメントの第1端部を、円筒形状の整列円環部における外周辺に沿って円筒軸の1方向に開口して所定ピッチで配置されている収納溝ごとに挿入することにより、第1端部を回動軸としてコイルセグメントを回動可能に支持した上で、複数のコイルセグメントを円環状に整列させる方法であって、整列円環部の円筒軸を中心にした円環回動運動により、コイルセグメントの第2端部が、当該コイルセグメントの第1端部が挿入されている収納溝とは異なる他の収納溝に誘導される円環回動工程と、コイルセグメントを所定の付勢力以下の付勢力で送出方向に付勢しながら、コイルセグメントの送出方向位置を付勢力に抗して規制することにより、コイルセグメントの送出動作を制御するコイル送出工程と、円環回動運動に応じて、円環回動工程とコイル送出工程とが交互に繰り返されて、整列円環部の各収納溝に各々異なるコイルセグメントの第1端部と第2端部とが収納されて、複数のコイルセグメントが円環状に整列される円環整列方法であることが好ましい。
【0019】
これにより、整列円環部による円環回動運動といった簡略化された動作に従って、収納溝へのコイルセグメントの第1端部の送出動作と、収納溝へのコイルセグメントの第2端部の誘導動作とが同時並行して行われ、効率的にコイルセグメントの円環整列動作を実現することができる。
【0020】
コイルセグメントの送出動作において、第1端部の収納溝への挿入が失敗してコイルセグメントが送出途中位置に停止してしまう場合にも、過大な荷重がコイルセグメントに印加されることはなく、コイルセグメントや整列円環部等を損傷してしまうことはない。
【0021】
ここで、コイルセグメントの送出タイミングは、円環回動運動における収納溝の所定ピッチに応じたタイミングであることが好ましい。これにより、コイルセグメントが挿入される収納溝の所定ピッチに合わせてコイルセグメントを送出することができる。
【0022】
アクチュエータは、整列円環部の回動運動を送出規制部の移動運動に変換するリンク部を備えることが好ましい。これにより、整列円環部の回動運動を送出規制部の移動運動に変換することができ、コイルセグメントが挿入される所定ピッチの収納溝と、コイルセグメントの送出タイミングとを、的確に合致させることができる。
【0023】
送出規制部の移動運動は直線運動であり、リンク部は、クランク機構を備えることが好ましい。これにより、クランク機構を備えれば、回動運動を直線運動に変換することができる。
【0024】
送出規制部が送出方向に向かって最遠端位置にある場合の、送出部の送出方向における位置を検出する検出部を備えることが好ましい。これにより、コイルセグメントの送出が正常に行われたか否かを検出することができる。
【0025】
加えて、コイルセグメントの円環整列装置は、コイルセグメントを送出準備位置に保持すると共に、送出規制部が送出方向に移動することに応じて保持状態を解除する保持部を備えることが好ましい。これにより、送出準備位置にあるコイルセグメントの送出制御を、送出規制部の動作に応じて行うことができる。
【0026】
保持部は、送出位置にコイルセグメントを支持する支持端と、送出規制部に備えられるカムフォロアに係合するカムとが、揺動軸を介して連結される保持具と、保持具に作用してカムをカムフォロアに付勢する付勢具とを備え、送出規制部の送出方向への移動に応じて、カムに係合するカムフォロアが移動することにより保持具が揺動して支持端がコイルセグメントの保持状態を解除する構成として、簡易に実現することができる。
【0027】
更に加えて、コイルセグメントの円環整列装置は、格納されている複数のコイルセグメントを支持し、送出準備位置に誘導するガイドバーと、ガイドバーに支持される、複数のコイルセグメントの最後尾に当接する、2つの送り用ブロックを1組の送り用ブロック対とした少なくとも1組の送り用ブロック対と、送り用ブロック対を連結するワイヤと、ワイヤ上を移動自在に取り付けられる送り用重りとを備え、送り用重りの荷重により、送り用ブロック対が格納されている複数のコイルセグメントを送出準備位置の方向に均等に付勢することを特徴とする。
【0028】
ガイドバーに支持されたコイルセグメントの最後尾に備えられる1組以上の送り用ブロック対はワイヤで連結されており、ワイヤに取り付けられる送り用重りはワイヤ上を自由に移動する。これにより、送り用重りの両側に延設されるワイヤは、対をなす各々の送り用ブロックに接続されており、送り用重りの自重により両側のワイヤを介して接続されている送り用ブロックに均等に荷重が印加される。送り用ブロックに印加される荷重方向が、コイルセグメントの最後尾から送出準備位置の方向となるようにワイヤ径路を形成することにより、コイルセグメントを均等に押圧することができ、送出準備位置に安定して送ることができる。
【0029】
ここで、コイルセグメントを何点で押圧するかに応じて送り用ブロック対の数を設定すればよい。2組以上の送り用ブロック対を使用する場合、各対を結ぶ各々のワイヤにより、各送り用ブロックを均等に荷重することができる。この場合、所定の送り用ブロックをガイドバーに沿った方向に摺動可能に固定する構成としてもよい。送り用重りの荷重が、ワイヤを介して各送り用ブロックに均等に印加される構成であればよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコイルセグメントの円環整列装置、および円環整列方法について具体化した実施形態を図1乃至図6に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0031】
図7は、本発明の実施形態であるコイルセグメントの円環整列装置を示す図である。図1乃至図3は、図7の円環整列装置におけるコイルセグメント挿入部200に代えて備えられるコイルセグメントの送出機構部分である。図1が正面図、図2が右側面図、図3が背面図である。
【0032】
コイルセグメント100の送出部1は、天板スライダ1aと底板スライダ1bとが連結側板1c、1dにより挟まれて連結固定されており、連結側板1dにコイルセグメント押圧具1eが固定して取り付けられてなる構成である。相互に固定された天板スライダ1aと底板スライダ1bとが4本のシャフト20に摺動可能に取り付けられて、コイルセグメント押圧具1eによるコイルセグメント100の送出動作が行われる。
【0033】
コイルセグメント押圧具1eの先端は、コイルセグメント100の形状に応じた形状である。内径側および外径側の各々の端部への屈曲点に至る山形部分を均等に押圧する形状である。図ではコイルセグメント100が平面状に記載されており、これに応じてコイルセグメント押圧具1eの先端も平面形状で形成されることを示しているが、コイルセグメント100の立体的形状に応じて、コイルセグメント押圧具1eの形状が形成されることは言うまでもない。
【0034】
送出部1の上部には、押圧シリンダ2がシャフト20に対して固定され、送出部1の天板スライダ1aを所定の付勢力により常時下方に押圧するように備えられている。押圧シリンダ2により押圧される所定の付勢力がコイルセグメント100を送出する最大押圧力となる。ここで、押圧シリンダ2は、空気圧、油圧等を利用した一般的なシリンダを使用することができる。
【0035】
送出部1の下部には、シャフト20に摺動可能に位置規制スライダ3が備えられている。位置規制スライダ3はクランク機構5に連結されており、モータ4から回転軸4bを介して伝達される回転運動R2が伝播される。クランク機構5が連結される位置規制スライダ3は、シャフト20に摺動可能に備えられているため、伝播される回転運動R2はシャフト20に沿って上下に摺動する直線運動Lに変換される。
【0036】
モータ4およびクランク機構5は、各々固定部材4a、5aによりシャフト20に固定されており、その間を回転軸4bで連結する構成である。モータ4の回転運動R2がクランク機構5により直線運動Lに変換されてコイルセグメント100の送出動作を行う必要から、モータ4およびクランク機構5は、固定されている必要があるからである。また、モータ4には制御信号線4cが接続されている。制御信号線4cは図示しないコントローラに接続されている。コントローラから、モータ4の回転運動R2の開始タイミングを制御する制御信号が伝播される。
【0037】
送出部1と位置規制部3とは、共にシャフト20に摺動可能に備えられていると共に、送出部1の底板スライダ1bは位置規制部3に隣接して配置されている。そして、送出部1は、押圧シリンダ2によりシャフト20の下方に所定の付勢力で押圧されているところ、位置規制部3は、クランク機構5によりシャフト20の上下方向に摺動制御される。
【0038】
位置規制部3が上端位置にある場合は、コイルセグメント100の送出動作は待機状態である。位置規制部3が底板スライダ1bに当接し、送出部1が上端位置に配置される。コイルセグメント押圧具1eはコイルセグメント100から離れ、送出動作は行われない。
【0039】
モータ4の回転運動R2に応じてクランク機構5が動作し、位置規制部3は下方に移動する。送出部1は所定の付勢力により下方に押圧されているため、底板スライダ1bが位置規制部3に当接した状態が維持されたまま送出部1は位置規制部3と同期して下方に移動する。これに伴いコイルセグメント押圧具1eがコイルセグメント100を下方に押圧し送出動作が開始される。
【0040】
モータ4の回転運動R2が継続し1/2回転した時点で、位置規制部3は下端位置に達する。正常に送出動作が行われる場合には、底板スライダ1bが位置規制部3に当接した状態が維持されているので、コイルセグメント押圧具1eも下端位置に達する。これにより、コイルセグメント100の送出が完了する。
【0041】
コイルセグメント100の送出動作の完了検出は、モータ4の1/2回転時に、送出部1が下端位置にあることを検出して行うことができる。ここで、モータ4の1/2回転は、コントローラから出力される制御信号に対して応答するモータ特性の遅延時間を考慮することによりコントローラが計時して得ることができる。また、位置規制部3にリミットスイッチ(不図示)を備えておき、リミットスイッチからのスイッチ信号により検出することもできる。送出部1の下端位置の検出は、送出部1にリミットスイッチ(不図示)を備えることにより検出することができる他、押圧シリンダ2に備えられているリミットスイッチ(不図示)を利用することもできる。これらのリミットスイッチによる検出結果をコントローラ(不図示)に出力することにより、コイルセグメント100の送出状態を監視することができる。
【0042】
モータ4が更に回転し1回転するまでの間に、位置規制部3は上方に摺動する。底板スライダ1bが位置規制部3に当接した状態が維持されているので、送出部1も上方に摺動する。モータ4が1回転することにより、コイルセグメント100の送出動作が1回行われる。
【0043】
モータ4の回転運動R2が1/2回転に至るまでに送出動作ができなくなる場合を考える。例えば、送出途中のコイルセグメント100の内径側端部110または外形側端部120が、整列円環パレット400や整列ガイド部300(図7、参照)に係合してしまい、コイルセグメント100の下方への移動ができなくなる場合である。位置規制部3は、モータ4の回転運動R2により下方への移動動作が継続するところ、送出部1は、コイルセグメント押圧具1eの下方への移動径路が規制されることにより、下方への移動ができない。下方への移動が規制される送出部1の底板スライダ1bから位置規制部3が離間する。これにより、コイルセグメント押圧具1eは、所定の付勢力によりコイルセグメントを押圧することとなる。所定の付勢力を調整することにより、コイルセグメント100の下方への移動が規制された場合に、過大な荷重がコイルセグメント100に印加されることを防止することができる。コイルセグメント100の変形や損傷を防止することができる。
【0044】
ここで、モータ4の回転運動R2は、コイルセグメント100を収納すべき整列円環パレット400の収納溝410(図7、参照)ごとに1回転するように設定する必要がある。整列円環パレット400の回動運動R1にリンクしてモータ4の回転運動R2を行わせるため、コントローラ(不図示)により各々の回転制御タイミングを制御する。また、モータ4に代えて、整列円環パレット400の回動運動R1にギアやカムなど(不図示)を係合させてクランク機構5を駆動することも考えられる。
【0045】
送出されるコイルセグメント100は、コイルセグメント押圧具1eの下方に配置される。コイルセグメント100の両端部を挟み込むように備えられる側板22の各々に、ヒンジピン6aにより揺動可能に支持されて揺動ストッパ6が取り付けられている。揺動ストッパ6は略L字形状を有している。ヒンジピン6aから上方に向けて、位置規制部3に備えられるカムフォロア3aに係合するカム6bと、ヒンジピンからコイルセグメント100に向けて、送出待機時にコイルセグメント100を送出準備位置に保持する支持端6cとを備えている。支持端6cは上部に切欠き形状を有しており、この切欠き部分にコイルセグメント100を配置することにより送出準備位置にコイルセグメント100を保持する構成である。揺動ストッパ6の下方には、支持端6c近傍と側板22との間にばね7が備えられ、揺動ストッパ6を前傾方向に付勢する。
【0046】
カム6bは上部に突状部を有したカム形状である。カムフォロア3aの上端位置において揺動ストッパ6がばね7による付勢力に抗して起立し、支持端6cでコイルセグメント100が保持される。突状部からヒンジピン6aに向かっては突状部の突起長が減少して構成されている。カムフォロア3aの下降に伴い揺動ストッパ6が前傾して支持端6cによるコイルセグメント100の保持状態が解除される。
【0047】
位置規制部3が上端位置にある、コイルセグメント100の送出待機状態では、カムフォロア3aがカム6bの突状部に係合するので、揺動ブロック6が起立しコイルセグメント100は、支持端6cにより送出準備位置に保持される。
【0048】
モータ4の回転運動R2に応じてクランク機構5が動作することにより、カムフォロア3aがカム6bとの係合状態を維持しながら下方に移動していく。カム6bは下方に向けて突起長が減少する構成であるため、揺動ストッパ6は次第に前傾してコイルセグメント100から支持端6cが離間していく。同時に、コイルセグメント押圧具1eが下降してコイルセグメント100を押圧することとなり、送出動作が開始される。尚、送出時においては、コイルセグメント押圧具1eがコイルセグメント100の送出準備位置に下降しているため、ストック部30(後述)から次のコイルセグメントが送出準備位置に供給されることはない。
【0049】
回転運動R2が完了してカムフォロア3aが上端位置に戻ることに応じて再び揺動ストッパ6が起立し、支持端6cがコイルセグメント100の送出準備位置に移動する。同時に、コイルセグメント押圧具1eも上端位置に戻るので、新たなコイルセグメントがストック部30から送り出される。
【0050】
ストック部30は、コイルセグメントを吊り下げ格納する4本のガイドバー8を備えている。このうち2本のガイドバー8はコイルセグメントの2つの屈曲部を支持してコイルセグメントを吊り下げると共に、残りの2本のガイドバー8が両端部に当接されてコイルセグメントが格納されている。ガイドバー8は送出準備位置まで延設されており、揺動ストッパ6の支持端6cの切欠き部に連続する。
【0051】
ストック部30に吊り下げ格納されているコイルセグメントを送出準備位置に順次送り出すために、格納されているコイルセグメントの最後尾にはコイルセグメントの各々の両端部に当接するように、2組のガイドバー24と、ガイドバー24に摺動自在に支持された送り用ブロック9が備えられている。各々の送り用ブロック9には、コイルセグメントの各端部を押圧する押圧部材9aが備えられると共に、送り用ブロック9はワイヤ10を介して連結されている。
【0052】
ワイヤ10には、ワイヤ10上を移動可能に送り用重り11が備えられる。送り用重り11から送り用ブロック9に至るワイヤ10の径路は、送り用重り11の自重が送り用ブロック9に荷重され、格納されているコイルセグメントが送出準備位置の方向に押圧されるようにプーリ12に懸架されている。
【0053】
送り用重り11の自重は、プーリ12により荷重方向が変えられながら送り用ブロック9に荷重される。ここで、送り用重り11がワイヤ10上を自在に移動することができることから、2つの送り用ブロック9には、常に均等に荷重が印加されることとなる。すなわち、送り用ブロック9によるコイルセグメントの送り位置のバランスが崩れると、過剰に送られた側の送り用ブロック9へのワイヤ長と、送り量が不十分な側へのワイヤ長とがアンバランスとなり、ワイヤ長の長い側のワイヤの張力が不足してしまう。この時、送り用重り11はワイヤ上を自在に移動してワイヤ長のアンバランスを解消する。送り量が不十分であった側の送り用ブロック9に対して荷重が印加されるため、送り量がバランスされる。
【0054】
図4に、ストック部30において送り用重り11により2つの送り用ブロック9を均等に荷重してコイルセグメントを均等に押圧する機構の概念図を示す。コイルセグメントの最後尾に備えられる2つの送り用ブロック9に連結されているワイヤ10を、コイルセグメントの送り方向に延設する。延設されたワイヤ10はプーリ12により方向が変えられ送り用重り11が吊下げられる。送り用重り11の自重は、ワイヤ10を介して各々の送り用ブロック9をコイルセグメントの送り方向に均等に荷重する。
【0055】
図5および図6により、コイルセグメント100の送出状態を示す。図5により正常に送出できる場合を示し、図6により正常に送出できない場合を示す。尚、送出状況の違いを説明する説明図であるため、一部の構成要素は省略してある。
【0056】
図5では、位置規制部3の下降に応じてカムフォロア3aが下降して揺動ストッパ6が前傾する。支持端6cが下降してコイルセグメント100の保持状態は解除されている。同時に、位置規制部3に当接して底板スライダ1bが下降し、コイルセグメント押圧具1eが下降する。送出準備位置にあるコイルセグメント100が押圧されて送出動作が行われる。
【0057】
図6においても、位置規制部3の下降に応じて、カムフォロア3aが下降して揺動ストッパ6が前傾する。支持端6cが下降してコイルセグメント100の保持状態は解除されている。コイルセグメント押圧具1eも同時に下降してコイルセグメント100を押圧して送出動作を開始するものの、コイルセグメント100の先端が湾曲していることにより、整列ガイド部300や整列円環パレット40等に当接してしまう場合を示している。コイルセグメント100は送出方向に規制されてしまい、送出部1を押圧する押圧シリンダ2の所定の付勢力ではこれ以上送出することはできない。位置規制部3がモータ4の回転運動R2に応じて下端位置まで移動するのに対し、送出部1は、コイルセグメント100が規制された位置にとどまる。これにより、コイルセグメント100には過大な荷重が印加されることはない。
【0058】
ここで、押圧シリンダ2、位置規制スライダ3は、付勢部、送出規制部の一実施形態である。モータ4および回転軸4bを介して接続されるクランク機構5は、アクチュエータの一実施形態であり、クランク機構5が、リンク部の一実施形態である。また、送出部1あるいは押圧シリンダ2に備えられているリミットスイッチは、検出部の一実施形態である。更に、揺動ストッパ6は、保持部の一実施形態であり、ばね7が、付勢具の一実施形態である。整列円環パレット400が整列円環部の、コイルガイド溝310がコイル誘導部の一実施形態である。
【0059】
また、コイルセグメント100の送出時に、押圧シリンダ2が送出部1の天板スライダ1aを所定の付勢力により常時下方に押圧することにより、コイルセグメント押圧具1eが、所定の付勢力を最大の押圧力としてコイルセグメント100を送出方向に常時押圧する工程が、付勢工程の一実施形態である。また、回転軸4bを介してモータ4に接続されているクランク機構5により、モータ4の回転運動R2に応じてシャフト20の上下方向に摺動して移動する位置規制部3に、送出部1の底板スライダ1bが当接してコイルセグメント押圧具1eの位置が規制される工程が、送出制御工程の一実施形態である。
【0060】
更に、整列円環パレット400が回動運動R1を行うことに応じて、コイルセグメント挿入部200に代えて備えられるコイルセグメントの送出機構部分から送出されて整列円環パレット400の収納溝410に挿入されているコイルセグメント100の外形側端部120が、コイルガイド溝310に沿って収納溝410に誘導される工程が、円環回動工程の一実施形態である。また、この時のコイルセグメントの送出機構であって、押圧シリンダ2が送出部1の天板スライダ1aを所定の付勢力により常時下方に押圧することにより、コイルセグメント押圧具1eが、所定の付勢力を最大の押圧力としてコイルセグメント100を送出方向に常時押圧すると共に、クランク機構5により、モータ4の回転運動R2に応じてシャフト20の上下方向に摺動して移動する位置規制部3に、送出部1の底板スライダ1bが当接してコイルセグメント押圧具1eの位置が規制される工程が、コイル送出工程の一実施形態である。
【0061】
以上、詳細に説明したように本発明の実施形態によれば、モータ4および回転軸4bを介して接続されるクランク機構5は、位置規制スライダ3に作用し、コイルセグメント100の送出タイミングに合わせて送出部1の送出位置を規制する役割を有する。クランク機構5により伝達される直線運動Lの駆動力はコイルセグメント100には印加されず、送出時にコイルセグメント100に印加される最大の力は所定の付勢力に限定される。すなわち、正常な送出動作の場合、送出部1が位置規制スライダ3により規制されているため、コイルセグメント100には所定の付勢力以下の力が印加されることとなる。
【0062】
送出動作が失敗してコイルセグメント100が送出途中位置で停止してしまう場合、コイルセグメント100が所定の付勢力で押圧されることとなる。所定の付勢力を調整してやれば、コイルセグメント100に過大な荷重が印加されることはなく、コイルセグメント100、または整列ガイド部300や整列円環パレット400の変形や損傷等を防止することができる。部品や装置に損傷を与えることはなく、損傷によるコストアップや損傷の修復に伴う稼働時間の低下等の問題を低減することができる。
【0063】
整列円環パレット400による円環回動運動R1といった簡略化された動作に従って、収納溝410へのコイルセグメント100の内径側端部110の送出動作と、収納溝410へのコイルセグメント100の外径側端部120の誘導動作とが同時並行して行われ、効率的にコイルセグメント100の円環整列動作を実現することができる。
【0064】
コイルセグメント100の送出タイミングを円環回動運動R1における収納溝410の所定ピッチに応じたタイミングにすることができ、コイルセグメント100が挿入される収納溝410の所定ピッチに合わせてコイルセグメント100を送出することができる。
【0065】
送出部1あるいは押圧シリンダ2に備えられているリミットスイッチにより、位置規制スライダ3が送出方向に向かって最遠端位置にある場合の、送出部1の送出方向における位置を検出することができ、コイルセグメント100の送出が正常に行われたか否かを検出することができる。
【0066】
揺動ストッパ6により、コイルセグメント100を送出準備位置に保持すると共に、位置規制スライダ3が送出方向に移動することに応じて保持状態を解除することができ、送出準備位置にあるコイルセグメント100の送出制御を、位置規制スライダ3の動作に応じて行うことができる。
【0067】
ストック部30に格納されているコイルセグメント100は、最後尾から2つ1組の送り用ブロック対により均等に押圧されるので、コイルセグメントを送出準備位置に安定して送り出すことができる。
【0068】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、1回に1本のコイルセグメント100を送出する場合を示したが、送出することができるコイルセグメント100は、1本に限定されるものではなく、同時に複数本のコイルセグメント100を挿入する構成とすることも可能である。
【0069】
また、コイルセグメントの送出機構は、1箇所に配置する場合に限定されず、所定の間隔を置いて複数箇所に配置することにより、同時に複数の位置でコイルセグメント100を挿入する構成とすることもできる。この場合、挿入箇所に合わせてコイルガイド溝310を複数配置することは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、送出されるコイルセグメントに過大な荷重が印加されることのない送出機構と、送り動作が安定して行われる送り機構とを備えてコイルセグメントの供給を確実に行うことのできるコイルセグメントの円環整列装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態であるコイルセグメントの円環整列装置についてコイルセグメントの送出機構部分を示す正面図である。
【図2】実施形態であるコイルセグメントの円環整列装置についてコイルセグメントの送出機構部分を示す右側面図である。
【図3】実施形態であるコイルセグメントの円環整列装置についてコイルセグメントの送出機構部分を示す背面図である。
【図4】コイルセグメントのストック部において格納されているコイルセグメントを送り方向に押圧する機構を示す概念図である。
【図5】コイルセグメントが正常に送出される場合の送出状態を示す図である。
【図6】コイルセグメントが正常に送出されない場合の送出状態を示す図である。
【図7】コイルセグメントの円環整列装置を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 送出部
1a 天板スライダ
1b 底板スライダ
1c、1d 連結側板
1e コイルセグメント押圧具
2 押圧シリンダ
3 位置規制スライダ
3a カムフォロア
4 モータ
5 クランク機構
6 揺動ストッパ
6a ヒンジピン
6b カム
6c 支持端
7 ばね
8、24 ガイドバー
9 送り用ブロック
9a 押圧部材
10 ワイヤ
11 送り用重り
12 プーリ
30 ストック部
100 コイルセグメント

Claims (11)

  1. 格納されている複数のコイルセグメントを順次送出して円環状に整列させるコイルセグメントの円環整列装置であって、
    送出時に、送出準備位置にあるコイルセグメントに当接する送出部と、
    前記送出部を所定の付勢力で送出方向に付勢する付勢部と、
    前記送出部に当接することにより、前記送出部の送出方向位置を前記所定の付勢力に抗して規制する送出規制部と、
    コイルセグメントの送出タイミングに合わせて、前記送出規制部を前記送出方向に往復運動させるアクチュエータとを備えることを特徴とするコイルセグメントの円環整列装置。
  2. 円筒形状の外周辺に所定ピッチで配置され、送出されるコイルセグメントが挿入される収納溝を有し、円筒軸を中心にした円環回動運動によりコイルセグメントの円環整列を行う整列円環部を備え、
    前記送出タイミングは、前記円環回動運動における収納溝の所定ピッチに応じたタイミングであることを特徴とする請求項1に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  3. 前記アクチュエータは、
    前記整列円環部の回動運動を前記送出規制部の往復運動に変換するリンク部を備えることを特徴とする請求項2に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  4. 前記送出規制部の往復運動は直線運動であり、前記リンク部は、クランク機構を備えることを特徴とする請求項3に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  5. 前記送出規制部が送出方向に向かって最遠端位置にある場合の、前記送出部の送出方向における位置を検出する検出部を備えることを特徴とする請求項1乃至4の少なくとも何れか1項に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  6. コイルセグメントを前記送出準備位置に保持すると共に、前記送出規制部が送出方向に移動することに応じて保持状態を解除する保持部を備えることを特徴とする請求項1に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  7. 前記保持部は、
    前記送出準備位置にコイルセグメントを支持する支持端と、前記送出規制部に備えられるカムフォロアに係合するカムとが、揺動軸を介して連結される保持具と、
    前記保持具に作用して前記カムを前記カムフォロアに付勢する付勢具とを備え、
    前記送出規制部の送出方向への移動に応じて、前記カムに係合する前記カムフォロアが移動することにより前記保持具が揺動して、前記支持端がコイルセグメントの保持状態を解除することを特徴とする請求項6に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  8. 格納されている複数のコイルセグメントを支持し、前記送出準備位置に誘導するガイドバーと、
    前記ガイドバーに支持される複数のコイルセグメントの最後尾に当接する、2つの送り用ブロックを1組の送り用ブロック対とした少なくとも1組の送り用ブロック対と、
    前記送り用ブロック対を連結するワイヤと、
    前記ワイヤ上を移動自在に取り付けられる送り用重りとを備え、
    前記送り用重りの荷重により、前記送り用ブロック対が格納されている複数のコイルセグメントを前記送出準備位置の方向に均等に付勢することを特徴とする請求項1に記載のコイルセグメントの円環整列装置。
  9. 複数の、第1および第2端部が屈曲部あるいは湾曲部を介して相互に接続されるコイルセグメントを、円環状に整列させるコイルセグメントの円環整列装置であって、
    円筒形状の外周辺に沿って円筒軸の1方向に開口して所定ピッチで配置され第1端部を回動軸としてコイルセグメントを回動可能に支持する収納溝を有し、前記円筒軸を中心にした円環回動運動を行う整列円環部と、
    前記円環回動運動に従い、収納溝に第1端部が挿入されているコイルセグメントの第2端部を、当該コイルセグメントの第1端部が挿入されている収納溝とは異なる他の収納溝に誘導するコイル誘導部とを備え、
    前記円環回動運動に従いコイルセグメントを送出して、第1端部が挿入されている収納溝の最後尾に引き続く少なくとも1つの収納溝ごとに、第1端部を挿入するにあたり、
    コイルセグメントの送出時に、送出準備位置にあるコイルセグメントに当接する送出部と、
    前記送出部を所定の付勢力で送出方向に付勢する付勢部と、
    前記送出部に当接することにより、前記送出部の送出方向位置を前記所定の付勢力に抗して規制する送出規制部と、
    コイルセグメントの送出タイミングに合わせて、前記送出規制部を前記送出方向に往復運動させるアクチュエータとを備えることを特徴とするコイルセグメントの円環整列装置。
  10. 格納されている複数のコイルセグメントを順次送出して円環状に整列させるコイルセグメントの円環整列方法であって、
    請求項1乃至8に記載するコイルセグメントの円環整列装置を用いることにより
    送出時に、所定の付勢力で前記送出方向に付勢した前記送出部と前記送出準備位置にある前記コイルセグメントとを当接させ、
    前記送出部に当接することにより前記送出方向位置を前記所定の付勢力に抗して規制する前記送出規制部を、前記コイルセグメントの送出タイミングに合わせて往復運動させることを特徴とするコイルセグメントの円環整列方法。
  11. 第1および第2端部が屈曲部あるいは湾曲部を介して相互に接続されるコイルセグメントの第1端部を、円筒形状の整列円環部における外周辺に沿って円筒軸の1方向に開口して所定ピッチで配置されている収納溝ごとに挿入することにより、第1端部を回動軸としてコイルセグメントを回動可能に支持した上で、複数のコイルセグメントを円環状に整列させるコイルセグメントの円環整列方法であって、
    請求項9に記載するコイルセグメントの円環整列装置を用いることにより
    送出時に、所定の付勢力で前記送出方向に付勢した前記送出部と前記送出準備位置にある前記コイルセグメントとを当接させ、
    前記送出部に当接することにより前記送出方向位置を前記所定の付勢力に抗して規制する前記送出規制部を、前記コイルセグメントの送出タイミングに合わせて往復運動させることを特徴とするコイルセグメントの円環整列方法。
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