JP4003886B2 - デジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器 - Google Patents

デジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器 Download PDF

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Description

本発明はデジタルプリジストータ方式により歪補償を行う歪補償型増幅器に関する。
無線送信器等では送信信号等を増幅するために増幅器が使用される。増幅器は増幅される信号の帯域等に依存する歪が発生する。歪信号が主信号に混入すると通信品質が劣化するため、歪除去回路により歪補償される。歪補償には、例えば、デジタルプリジストータ方式がある。
図7はデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器の構成図である。図7に示すように、歪補償型増幅器は、加算器2、デバイザ4、遅延回路6、及び比較器8から構成されるLSI10、基準クロック発生器12、D/A変換器14、局発信号発生器16、ミキサ18、アンプ20、カプラ22、アンプ24、局発信号発生器26、ミキサ28及びA/D変換器30から構成される。加算器2は、入力信号S2(例えば、30.72MHzで12ビット)と比較器8の補正信号S4を加算して、信号S6を出力する。基準クロック発生器12は、例えば、122.88MHzの基準クロック信号CLK0を出力する。デバイザ4は基準クロック信号CK0を2つの基準クロックCLK1,CLK2に分岐する。
D/A変換器14は、基準クロックCLK1をD/Aクロックとして、例えば、クロックCLK1の立ち上がりのタイミングで信号S6をサンプリングして、アナログ信号S8に変換する。局発信号発生器16は、ベースバンドから中間周波数帯域(例えば、2.1G)に周波数変換のための局発信号を生成する。ミキサ18はアナログ信号S8を局発信号に基づいて中間周波数帯域に周波数変換を行って、信号S9を出力する。アンプ20は、ミキサ18の出力信号S9を一定利得で増幅して、信号S10を出力する。信号S10には主信号S11に加えて歪信号S12が含まれる。カプラ22はアンプ20の出力信号S10を2つに分岐して、一部の信号を外部に出力すると共に残りの信号S13をアンプ24に出力する。
アンプ24は、入力信号S13の主信号レベルがアンプ20への入力信号S9のレベルに等しいものとするために入力信号S13を所定利得で増幅して、信号S14を出力する。局発信号発生器26はミキサ18の入力周波数帯域(ベースバンド)に変換するための局発信号を出力する。ミキサ28は、アンプ24の出力信号S14を局発信号に基づいて、ミキサ18の入力周波数帯域に変換するための周波数変換を行って信号S15を出力する。A/D変換器30は、基準クロックCLK2をA/Dクロックとして、例えば、クロックCLK2の立ち上がりのタイミングでミキサ28の出力信号S15をサンプリングして、デジタル信号S16に変換する。
遅延回路6は、比較器8に入力されるA/D変換器30の出力信号に該当する入力信号に一致させるべく、入力信号S2を、その一部が加算器2、D/A変換器14、ミキサ18、アンプ20、カプラ22、アンプ24、ミキサ28、A/D変換器28を経由して、比較器8にフィードバックされるまでの遅延時間だけ遅延させて信号S17を出力する。比較器8は、遅延回路6の出力信号S17からA/D変換器30の出力信号S16を減算して、逆歪成分である補正信号S4を出力する。
加算器2は補正信号S4と入力信号S2を加算して、信号S6を出力する。信号S6はD/A変換器14によりアナログ信号に変換されて、ミキサ18で周波数変換された後、アンプ20で増幅される。このとき、アンプ20により主信号S9の歪成分が出力されるが、この歪成分は歪成分S12に近似するものであることから、歪成分の逆歪成分S4と合波されることにより歪補償される。
しかしながら、従来のデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器には以下の問題点があった。
図8は従来の問題点を示す図である。図8に示すように、D/A変換器14によりD/AクロックCLK1の立ち上がりで入力信号S2がサンプリングされて変換されたアナログ信号S8は、ミキサ18、アンプ20、カプラ22、アンプ24及びミキサ28を経由してT時間後にA/D変換器30に入力される。A/D変換器30はA/DクロックCLK2の立ち上がりで信号S15をサンプリングして、デジタル信号S16に変換するが、基準クロックCLK1,2はデバイザ4により基準クロックCLK0を2分岐したものであり、同時に立ち上がることから、D/A変換器14及びA/D変換器30は同時にアナログ/デジタル変換することになる。
一方、A/D変換器30にはD/A変換器18に入力された信号がD/A変換器30に入力されてからT時間後に対応する信号が入力されることになる。これは、現時点のクロックに対して、図8中の実線と破線の間隔であるT時間クロックが位相回転したジッタ分ずれたクロックで信号をサンプリングしたことに相当する。このクロックジッタにより、A/D変換されたデジタル信号S16はD/A変換されたデジタル信号S6とはタイミング的にずれたものとなり、歪補償を精度良く行うことが困難であった。
本発明の目的は、D/A変換とA/D変換を同じタイミングで行うことにより、安定的に歪補償を行うことにより品質の向上するデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器を提供することである。
本発明の一側面によれば、デジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器であって、第1デジタル信号と補正信号を加算する加算器と、第1クロックに基づいて前記加算器の出力信号を第1アナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、前記第1アナログ信号に基づいて第1利得で増幅する第1アンプと、前記第1アンプの出力信号に基づく入力信号を前記第1アンプの入力信号の入力レベルに一致するよう増幅する第2アンプと、第2クロックに基づいて前記第2アンプの出力信号に基づく信号を第2デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、前記デジタル/アナログ変換器に信号が入力されてから第1アンプ及び第2アンプを経由して前記アナログ/デジタル変換器にフィードバックされるまでの時間だけ前記第1クロックを遅延させて、前記第2クロックを出力する可変遅延回路としての第1遅延回路と、前記第1デジタル信号を遅延させて第3デジタル信号を出力する第2遅延回路と、前記第2デジタル信号と前記第3デジタル信号との差分信号を前記補正信号として出力する比較器と、前記差分信号に基づいて前記第1遅延回路の遅延量を制御する遅延量制御部とを具備し、前記遅延量制御部は、前記差分信号のレベルを検出する検出器を具備し、前記検出器より検出された検出信号のレベルの大きい順に、第1動作、第2動作及び第3動作に分類されたそのいずれの動作に該当するかを前記検出信号のレベルに基づいて判断し、前記第1又は第3動作であると判断される場合は、前記第1遅延回路の遅延量を維持するとともに、前記比較器の出力を前記加算器に前記補正信号として出力し、前記第2動作であると判断される場合は、前記第1遅延回路の遅延量を変化させるとともに、前記比較器から出力される信号とは異なる信号を前記加算器に補正信号として出力することを特徴とするデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器が提供される。
好ましくは、前記遅延量制御部は、前記第2動作であると判断された場合は、前記第1遅延回路の遅延量を可変に制御する制御部と、前記第2動作であると判断された場合は、前記比較器から出力される信号とは異なる信号を前記加算器に補正信号として出力し、前記第1又は第3動作であると判断された場合は、前記比較器から出力される信号を前記加算器に補正信号として出力する保持部とを具備して構成する。
本発明によれば、D/A変換とA/D変換を同じタイミングで行いクロックジッタを無視できるようにしたので、歪補償の精度が上がる。基準クロックが飛んだ場合やクロックがくずれた場合でも、D/A変換とA/D変換を同じタイミングで行うので、障害が出にくい。更に、温度や経年変化により変化した遅延時間に応じた可変に制御するようにしたので、歪補償が安定的に効果的に行われる。
図1は本発明の原理図である。図1に示すように、デジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器は、第1遅延回路50、比較器52、加算器54、D/A変換器56、第1アンプ58、カプラ60、第2アンプ62、A/D変換器64及び第2遅延回路66を有する。加算器54は、デジタル信号S20と比較器52の出力信号S22を加算して、信号S24を出力する。D/A変換器56は、第1基準クロックCLK1をD/Aクロックとして、例えば、クロックCLK1の立ち上がりのタイミングで、信号S24をサンプリングして、アナログ信号S26に変換する。
第1アンプ58は、アナログ信号S26を増幅して、信号S28を出力する。信号S28には主信号S30に歪信号S32が加わる。カプラ60は、信号S28の一部の信号S34を第2アンプ62に出力する。第2アンプ62は、信号S34の主信号S36のレベルがアナログ信号S26のレベルに一致するよう増幅して、信号S40を出力する。信号S40は、該当する信号S24がD/A変換器56に入力されてからT時間後にA/D変換器64に入力される。第2遅延回路68は、第1基準クロックCLK1をD/A変換器56に信号S24が入力されてからA/D変換器64に入力されるまでに要する、T時間遅延させて、第2基準クロックCLK2を出力する。A/D変換器64は、第2基準クロックCLK2をA/Dクロックとして、例えば、クロックCLK2の立ち上がりで信号S40をサンプリングして、デジタル信号S46に変換する。
図2は本発明のD/A変換とA/D変換のタイムチャートである。D/AクロックCLK1の立ち上がりのタイミングでサンプリングされた信号S24をデータD1とする。データD1はD/A変換器56に入力されてからT時間後にA/D変換器64にデータD1’として入力される。一方、A/DクロックCLK2はD/AクロックCLK1よりもT時間遅延されているので、A/DクロックCLK2が立ち上がったタイミングでデータD1に対応するデータD1’がA/D変換器64に入力されることになり、データD1’がデジタル信号に変換される。よって、A/D変換器64によりA/D変換されたデータはD/A変換器56によりD/A変換されたデータに対応し、同一データを同じタイミングで変換したこととなり、クロックジッタを無視することができる。
一方、第1遅延回路50はデジタル信号S20が入力されてから比較器52にデジタル信号S46として入力されるまでの時間遅延して、信号S21を比較器52に出力する。比較器52は信号S21と信号S46との差分信号を補正信号S22として出力する。このとき、信号S46のクロックジッタが無視できるものであるので、補正信号22は第1アンプ56により発生した歪信号S32の逆相のクロックジッタが無視されるデジタル信号である。加算器54は、デジタル信号S20と補正信号S22を加算して、信号S24を出力する。
信号S24は、D/A変換器54よりD/AクロックCLK1に同期してアナログ信号S26に変換され、第1アンプ56で信号S28に増幅される。このとき、第1アンプ56では歪信号が発生するが、歪信号の逆相信号が入力されていること、逆相信号がクロックジッタの無視できるものであることから、良好な歪補償がなされてアンプの品質が向上する。
図3は本発明の実施形態によるデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器の構成図であり、図7中の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の符号を附している。図3に示すデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器は、(i)基準クロックCLK1を信号がD/A変換器14に入力されてからA/D変換器30にフィードバック入力されるまでに要する遅延時間Tだけ遅延させること、(ii)遅延時間Tが温度変化やアンプ20,24の経年変化により変動することがあることから遅延時間Tを可変に制御することが従来の歪補償型増幅器と異なる。
このためには、正しい遅延時間Tを検出する必要があるが、パイロット信号をD/A変換器14に入力してからA/D変換器30にパイロット信号がフィードバック入力されるまで時間を測定することは装置が複雑化すること等により、比較器8から出力される補正信号のレベルを検出することにより正しい遅延時間Tで基準クロックCLK1が遅延させているか否かを検出し、正しい遅延時間で基準クックCLK1を遅延させるように遅延量を変化させる。補正信号は符号付きデジタル信号であることから、誤差レベルは補正信号が示す絶対値とする。また、誤差レベルは現在時刻から一定時間内の移動平均値(積分値)であっても良いし、瞬時レベルであっても良い。比較器8の出力レベル(誤差レベル)により遅延時間Tが変動していることが検出されるのは以下の理由による。
(i) 基準クロックが正しい遅延時間で遅延されているとき
歪補償が安定して行われているとき、クロックジッタが無視できるものであることから比較器8の出力の誤差レベルが一定レベル範囲となると考えられる。
(ii) 基準クロックが正しい遅延時間で遅延されていないとき
クロックジッタが無視できないものとなり、歪補償が安定的に行われることがなく、比較器8の出力の誤差レベルが一定レベル範囲を越えるものと考えられる。
図3に示すようにデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器は、加算器2、デバイザ4、遅延回路6、比較器8及び保持部98から構成されるLSI100、基準クロック発生器12、D/A変換器14、局発信号発生器16、ミキサ18、第1アンプ20、カプラ22、第2アンプ24、局発信号発生器26、ミキサ28、A/D変換器30、検出器102、制御部104及びτ補正器106を有する。図4は図3中のτ補正に関わる部分を示す図である。検出器102は、次の機能を有する。初期起動時であるか(初期起動動作)、遅延時間Tが正しく設定されており、歪補償が良好に行われている(通常制御動作)、遅延時間が正しく設定されておらず、歪補償が良好に行われていない(AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作)のいずれであるかを示す検出信号を保持部98及び制御部104に出力する。AMP20,24が温度変化や経年変化により
遅延時間Tがτ補正器106に正しく設定されているか否かは誤差レベル検出テーブルに信号の誤差と動作状態の関係を記憶しておき、それを参照することにより行う。
図5は、誤差レベル検出テーブルを示す図である。図5に示すように、誤差レベルに応じて、通常制御動作、AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作、及び初期起動動作の各動作状態を分類している。通常制御動作では、遅延時間Tが正しく設定されており、良好に歪補償がされていると考えられることから誤差レベルが一定レベル以下であると考えられることから、例えば、0〜2の範囲であるときとする。AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作では、遅延時間が正しく設定されておらず、クロックジッタにより歪補償が良好に行われていないものと考えられることから、通常制御動作時の誤差レベルよりも大きく、例えば、3〜5の範囲であるときとする。また、初期起動動作では、未だ歪補償が収束した状態でないことから、誤差レベルが他の動作よりも大きく、例えば、6〜10の範囲であるときとする。各動作は次の通りである。
(i) 初期起動時では、比較器8からの出力信号S74が保持部98をスルーして加算器2に供給されて制御部104が制御する遅延量は維持される。誤差信号レベルが0〜3レベル範囲内になるまで実施する。初期起動時では、運用開始前に測定された正確な遅延量がτ補正器106に設定されるため、運用を開始してから一定時間経過すると補償が収束して通常制御動作になる。
(ii) 通常制御動作では、比較器8からの出力信号S74が保持部98をスルーして加算器2に供給されて制御部102が制御する遅延量は維持される。
(iii) AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作では、加算器2への補償信号S76は、それより少し前の通常制御動作での一定値とし、制御部104にて、τ補正器106をコントロールし比較器8での比較結果か0に近づく値をサーチし、誤差信号レベルが0〜3の範囲で最も誤差レベルが小さくなる最適値を見つけて、その値をτ補正器106に設定する。その後、比較器8から加算器2への補正信号S74の保持を解除し、通常制御動作に戻る。
保持部98は、次の機能を有する。(i)検出器102より出力される検出信号S70が、初期起動動作又は通常制御動作であることを示すとき、比較器8の出力S74をそのまま出力すると共に前に保持していた値を捨てて現在の値を保持する。(ii)検出信号S70がAMP系の温度及び経年変化に対する制御動作であることを示すとき、保持していた値を加算器2に出力する。このように、検出信号S70をスルーして加算器2に出力しないのは、AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作ではτ補正器106に設定される遅延時間が正しいものであるとはいえず、比較器8の出力S74は正確な逆歪信号であるとはいえないことから直前の通常制御動作での補正信号S76を使用するためである。
制御部104は、以下の機能を有する。(i)初期起動動作では、運用開始前に実測又は計算により算出された遅延時間に該当する制御信号S68をτ補正器106に出力する。(ii)通常制御動作では、現在制御している遅延時間に該当する制御信号S68を継続してτ補正器106に出力する。(iii)AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作では、遅延時間を少しずつ増加又は減少させて、比較器8の出力信号S74の誤差レベルが0に収束するようにτ補正器106に遅延時間に該当する制御信号S68を出力する。τ補正器106は、制御部104より出力される制御信号S68に従って該当する遅延量だけ遅延させる、例えば、プログラマブルデレイチップである。
図6はτ補正のフローチャートである。
(a) 初期起動時
初期起動時では、運用開始前に遅延時間が正確に測定されており、ステップst16において、制御部104はそれに該当する制御信号S68を出力して、ステップst18において、τ補正器106は、制御信号S68に該当する遅延時間だけ基準クロックCLK1を遅延させて、A/DクロックCLK2を出力する。ステップst2において、デジタル信号S50が入力される。ステップst4において、加算器2はデジタル信号S50と保持部98から出力される補正信号S76を加算して、信号S52を出力する。ステップst6において、D/A変換器14は、D/AクロックCLK1に同期して、信号S52をアナログ信号S54に変換する。
ミキサ18はアナログ信号S54を周波数変換して信号S56を出力する。第1アンプ20は信号S56を増幅する。カプラ22は信号S58を分岐して、一部の信号S60を第2アンプ24に出力する。第2アンプ24は信号S60を増幅する。ステップst8において、A/D変換器30はA/DクロックCLK2に同期にて、信号S64をサンプリングして、デジタル信号S66を出力する。このとき、初期起動時では、正確な遅延時間が測定され、その遅延時間だけクロックCLK1が遅延されているので、クロックジッタが無視できるものとなる。
ステップst10において、遅延回路6は信号S50を一定時間遅延させて信号S72を出力する。比較器6は信号S66と信号S76の差分信号S74を保持部98に出力する。保持部98は、初期起動動作時では、信号S74をスルーして加算器2に出力する共に保持する。ステップst2〜st12,st20が繰り返される。ステップst14において、検出器102は比較器6から出力される信号S74の誤差レベルが一定以下であることを検出し、通常制御動作であることを示す信号S70を出力する。
(b) 通常制御動作
通常制御動作では、制御部104は、ステップst16において、現在の遅延時間に該当する制御信号S66を継続してτ補正器106に出力する。保持部98は比較器8の出力信号S74を補正信号S76として出力すると共に保持する。このように、通常制御動作では、τ補正器106で遅延時間が変更されることなくクロックCLK1が遅延される。
(c) AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作
遅延時間はAMP系の温度変化や経年変化等により変化することから、制御部104より出力される制御信号S68は正しい遅延量に該当するものでなくなり、比較器8の出力S74の誤差レベルが一定値を超えるようになる。ステップst14において、検出器102は信号S74の誤差レベルが一定値を超えたことを検出して、AMP系の温度及び経年変化に対する制御動作に行うように、保持部98及び制御部104に通知する。ステップst16において、制御部104は、τ補正器106を制御して、信号S74が0に収束するように遅延時間を徐々に変更する。
ステップst18において、τ補正器106は制御信号S66に該当する遅延量でクロックCLK1を遅延する。ステップst20において、保持部98は保持されていた信号を補正信号S76として出力する。ステップst14において、検出器102は通常制御動作に入ったことを検出すると検出信号S70を保持部98及び制御部104に通知する。ステップst16において、制御部104は、現在制御している遅延時間に該当する制御信号S68を継続してτ補正器106に出力する。ステップst20において、保持部98は信号S74を出力すると共に保持する。
以上説明したように本発明によれば、D/A変換とA/D変換を同じタイミングで行いクロックジッタを無視できるようにしたので、歪補償の精度が上がる。基準クロックが飛んだ場合やクロックがくずれた場合でも、D/A変換とA/D変換を同じタイミングで行うので、障害が出にくい。更に、温度や経年変化により変化した遅延時間に応じた可変に制御するようにしたので、歪補償が安定的に効果的に行われる。
図1は本発明の原理図である。 図2は図1の効果説明図である。 図3は本発明の実施形態によるデジタルプリジストータ方式の歪補償型増幅器の構成例を示す図である。 図4は図3中のτ補正に関わるブロック図である。 図5は誤差レベル検出テーブルを示す図である。 図6はフローチャートである。 図7は従来のデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器の構成例を示す図である。 図8は従来の問題点を示す図である。

Claims (2)

  1. デジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器であって、
    第1デジタル信号と補正信号を加算する加算器と、
    第1クロックに基づいて前記加算器の出力信号を第1アナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、
    前記第1アナログ信号に基づいて第1利得で増幅する第1アンプと、
    前記第1アンプの出力信号に基づく入力信号を前記第1アンプの入力信号の入力レベルに一致するよう増幅する第2アンプと、
    第2クロックに基づいて前記第2アンプの出力信号に基づく信号を第2デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記デジタル/アナログ変換器に信号が入力されてから第1アンプ及び第2アンプを経由して前記アナログ/デジタル変換器にフィードバックされるまでの時間だけ前記第1クロックを遅延させて、前記第2クロックを出力する可変遅延回路としての第1遅延回路と、
    前記第1デジタル信号を遅延させて第3デジタル信号を出力する第2遅延回路と、
    前記第2デジタル信号と前記第3デジタル信号との差分信号を前記補正信号として出力する比較器と、
    前記差分信号に基づいて前記第1遅延回路の遅延量を制御する遅延量制御部とを具備し、
    前記遅延量制御部は、前記差分信号のレベルを検出する検出器を具備し、前記検出器より検出された検出信号のレベルの大きい順に、第1動作、第2動作及び第3動作に分類されたそのいずれの動作に該当するかを前記検出信号のレベルに基づいて判断し、前記第1又は第3動作であると判断される場合は、前記第1遅延回路の遅延量を維持するとともに、前記比較器の出力を前記加算器に前記補正信号として出力し、前記第2動作であると判断される場合は、前記第1遅延回路の遅延量を変化させるとともに、前記比較器から出力される信号とは異なる信号を前記加算器に補正信号として出力することを特徴とするデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器。
  2. 前記遅延量制御部は、前記第2動作であると判断された場合は、前記第1遅延回路の遅延量を可変に制御する制御部と、前記第2動作であると判断された場合は、前記比較器から出力される信号とは異なる信号を前記加算器に補正信号として出力し、前記第1又は第3動作であると判断された場合は、前記比較器から出力される信号を前記加算器に補正信号として出力する保持部とを具備したことを特徴とする請求項記載のデジタルプリジストータ方式による歪補償型増幅器。
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