JP3999619B2 - デジタルカメラの遠隔撮影システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラの遠隔撮影システムに関し、更に詳しくは自分の写真や集合写真等を自分で画像を確認して手に入れることができるデジタルカメラの遠隔撮影システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テーマパーク等のコースに沿って複数個の無線送信機付きカメラを配設し、このカメラで撮影した映像をコース上を移動する移動体に搭載された受信機付き映像記録手段に無線伝送して映像を受信機付き映像記録手段の記録媒体に記録する映像撮影記録装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−152720号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1記載のような映像撮影記録装置は、無線送信機付きカメラがかってにシャッタを切るため、お仕着せ的な写真になりがちであり、顧客の満足度は低いものである。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、自分の写真や集合写真等を自分で画像を確認して手に入れることができるデジタルカメラの遠隔撮影システムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルカメラの遠隔撮影システムは、撮影した撮影画像の画像データを記憶媒体に記憶するとともに撮影画像を液晶ディスプレイに表示する第1デジタルカメラと、この第1デジタルカメラに電気的に接続される第1無線通信手段と、所定のエリア内を撮影するために所定位置に設置された第2デジタルカメラと、第2デジタルカメラに電気的に接続され、第1無線通信手段との間で通信を行う第2無線通信手段とから構成され、第2デジタルカメラによって撮像されるモニタ画像の画像信号を第2無線通信手段が発信して第1無線通信手段が受信することにより第1デジタルカメラの液晶ディスプレイに前記モニタ画像を表示するとともに、第1無線通信手段から撮影の指令信号が発信された際には、この指令信号を第2無線通信手段が受信して第2デジタルカメラが撮影を行い、この撮影画像の画像信号を第2無線通信手段が発信して第1無線通信手段が受信することにより第1デジタルカメラが撮影画像の画像信号を画像データに変換して記憶媒体に記憶するものである。また、前記第1無線通信手段から撮影画角を変更する指令信号が発信された際には、この指令信号を第2無線通信手段が受信することにより第2デジタルカメラがズーミング動作を行って撮影画角を変更するものである。
【0007】
また、撮影した撮影画像の画像データを第1記憶媒体に記憶するとともに撮影画像を液晶ディスプレイに表示する第1デジタルカメラと、この第1デジタルカメラに電気的に接続される第1無線通信手段と、テーマパーク内に設定された複数のエリアにそれぞれ設置された第2デジタルカメラと、第2デジタルカメラに電気的に接続された第2無線通信手段と、この第2無線通信手段から送信された第2デジタルカメラによる撮影画像の画像信号を受信して画像データに変換してから第2記憶媒体に記憶するとともに第2記憶媒体から画像データを読み出して画像信号を第1無線通信手段に向けて発信する画像データストック手段と、被撮影者が第1デジタルカメラを保持して乗車する移動車両の位置を検出する位置検出手段とから構成され、前記エリア内に進入してきた移動車両上の被撮影者を第2デジタルカメラが自動撮影してこの撮影画像の画像信号を第2無線通信手段から送信し、これを受信した画像データストック手段が撮影画像の画像データを第2記憶手段に記憶するとともに、最後のエリアの外に出た移動車両が位置検出手段により検出された際には、第2記憶媒体から該当する画像データを読み出してそのプレビュー画像信号を発信し、これを第1無線通信手段が受信して第1デジタルカメラの液晶ディスプレイにプレビュー画像を表示した後、第1無線通信手段から画像データを受け取る旨の指令信号を発信した際には、これを受信した画像データストック手段が第2記憶媒体から画像データを読み出して画像信号として発信し、これを受信した第1無線通信手段が画像信号を第1デジタルカメラに送り、第1デジタルカメラが画像信号を画像データに変換して第1記憶媒体に記憶するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の遠隔撮影システムを適用したテーマパークを概略的に示す図1において、テーマパークには、車両や歩行者等の移動体が通過するコース2が作られている。本実施形態では、コース2に沿って客が徒歩で進むものとする。なお、符号2aはコース2の入口,符号2bはコース2の出口であり、これらを仕切る位置には、サービスセンター2cが設けられている。
【0009】
コース2に沿って仮想線の円で示す9個の撮影スポットエリアA〜Iが設定されており、この撮影スポットエリアA〜I内の各々には、図2に示すように、無指向性のアンテナ3が設置されている。そして、アンテナ3には、無線送受信機4を介してデジタルカメラである固定カメラ5が接続されている。なお、本実施形態では、固定カメラ5は、撮影スポットエリアA〜Iの外に設置してあるが、撮影スポットエリアA〜Iの中に設置するようにしてもよい。
【0010】
無線送受信機4及び固定カメラ5は常時稼働している。無線送受信機4は、客が借りたデジタルカメラであるレンタルカメラ7に取り付けられた無線送受信アダプタ6から発せられている確認用の電波を受信し、無線送受信アダプタ6のID番号を確認した後、固定カメラ5による遠隔撮影を促す信号を撮影スポットエリアA〜I内に発信する。無線送受信機4の発信強度は、電波の到達範囲が撮影スポットエリアA〜I内に限定されるように設定されている。
【0011】
前記レンタルカメラ7を示す図3において、レンタルカメラ7の前部にはズームレンズ8が設けられ、上部にはシャッタボタン9,USB(Universal Serial Bus)コネクタ10が設けられている。このUSBコネクタ10に、無線送受信アダプタ6のUSBプラグ11が差し込まれ、レンタルカメラ7と無線送受信アダプタ6とが電気的に接続される。また、無線送受信アダプタ6の上部には、無線送受用のアンテナ12が設けられている。
【0012】
なお、客は、自分の所有しているデジタルカメラが、レンタルカメラ7と同じ機種であるか、無線送受信アダプタ6が適合するタイプである場合には、無線送受信アダプタ6のみを借り、自分のデジタルカメラに装着して使用することもできる。
【0013】
図4に示すように、レンタルカメラ7の背面には、ファインダ14,スピーカ15,モードスイッチ16,ズームボタン17,液晶ディスプレイ18等が設けられている。また、レンタルカメラ7の下部には、スマートメディア(商品名)等のメモリカード20を挿脱するメモリスロット(図示せず)が設けられている。
【0014】
無線送受信アダプタ6の背面には、赤色LED21,緑色LED22,利用ボタン23,切りボタン24,リモートズームボタン25,リモートシャッタボタン26が配設されている。無線送受信アダプタ6は、レンタルカメラ7に装着された時から常時断続的に確認用の電波を発信している。この電波は、無線送受信アダプタ6固有のID番号を示す信号を含んでおり、その発信強度は、電波の到達範囲が撮影スポットエリアA〜I内に限定されるように設定されている。
【0015】
無線送受信アダプタ6が発信している確認用の電波を無線送受信機4が受信すると、無線送受信機4は無線送受信アダプタ6のID番号を確認し、折り返して利用を促す電波を送信する。この無線送受信機4からの電波を無線送受信アダプタ6が受信すると、赤色LED21が赤色に点灯し、撮影スポットエリアA〜I内に入ったことを客に知らせる。また、赤色LED21が点灯すると同時に、レンタルカメラ7のスピーカ15からビープ音等の警告音が発せられる。
【0016】
赤色LED21が点灯を開始してから例えば5秒以内に利用ボタン23を押すと、無線送受信アダプタ6から利用したい旨を示す利用希望信号が無線送受信機4に送信されると同時に、赤色LED21が消灯して代わりに緑色LED22が緑色に点灯し、スピーカ15から発せられていた警告音が止む。利用希望信号を受信した無線送受信機4は、固定カメラ5が利用可能であるか否か確認する。
【0017】
固定カメラ5が他の客によって利用中である場合には、何番目に利用可能となるかを無線送受信アダプタ6に送信する。そして、利用可能となった時点で、無線送受信機4から固定カメラ5が撮像しているモニタ画像の画像信号を送信する。これを無線送受信アダプタ6が受信すると、固定カメラ5によるモニタ画像がレンタルカメラ7の液晶ディスプレイ18にリアルタイムに表示される。
【0018】
また、赤色LED21が点灯を開始してから、切りボタン24を押すか、なにもせずに5秒を経過した際には、固定カメラ5を利用した遠隔撮影は行わないものとして赤色LED21が消灯するとともにスピーカ15からの警告音が止む。なお、客が撮影スポットエリアA〜I内にいれば、利用ボタン23を押すことにより、固定カメラ5が利用可能な限り、いつでも固定カメラ5による遠隔撮影を行うことができる。
【0019】
リモートズームボタン25は、T側(望遠側)ボタン25a,W側(広角側)ボタン25bからなり、これらを押すことにより、固定カメラ5のズームレンズ20のズーミング操作を遠隔操作してズームレンズ20の撮影画角を変更できる。
【0020】
リモートシャッタボタン26は、これを押すことにより、固定カメラ5のシャッタを遠隔操作により切ることができる。固定カメラ5により撮影された画像の画像信号は、無線送受信機4によりアンテナ3から送信される。この画像信号が無線送受信アダプタ6によって受信されると、レンタルカメラ7によってデジタルの画像データに変換され、メモリカード20に記憶される。このメモリカード20に記憶された画像データは、レンタルカメラ7のモードを切り換えることにより、メモリカード20から読み出されて液晶ディスプレイ18に表示される。
【0021】
なお、レンタルカメラ7は、無線送受信アダプタ6の利用ボタン23を押してない時は、通常のデジタルカメラと全く同様に撮影を行うことができ、撮影した画像データはメモリカード20に記憶される。
【0022】
次に、図5に示すフローチャートを参照して本実施形態の作用を説明する。客は、テーマパークの入口2aのサービスセンター2cで無線送受信アダプタ6付きのレンタルカメラ7を借りるとともに、無線送受信アダプタ6の使い方を係員から教わる。無線送受信アダプタ6付きのレンタルカメラ7の借賃は、後で受け取るメモリカード20の代金及び固定カメラ5の利用料金を含む。
【0023】
無線送受信アダプタ6は、レンタルカメラ7の電源を入れると同時にUSBコネクタ10及びUSBプラグ11を介してレンタルカメラ7から電源の供給を受け、作動を開始する。そして、無線送受信アダプタ6は、確認用の電波を常時発信する。
【0024】
客がコース2に沿って進み、撮影スポットエリアA内に入ると、無線送受信アダプタ6から発信されている確認用の電波が無線送受信機4に受信される。無線送受信機4は、確認用の電波に含まれているID番号を検出して無線送受信アダプタ6がサービスセンター2cから貸し出されたものであることを確認してから、固定カメラ5の利用を促す電波を送信する。この電波を無線送受信アダプタ6が受信すると、赤色LED21が点灯すると同時にスピーカ15から警告音が鳴る。これにより、客は、自分が撮影スポットエリアA内に入ったことを知る。なお、無線送受信機4がID番号を検出できない場合には、固定カメラ5の利用を促す電波を送信せず、したがって赤色LED21の点灯や警告音が発せられることはない。
【0025】
客は、赤色LED21が点灯を開始してから5秒以内に利用ボタン23を押すと、無線送受信アダプタ6から利用したい旨を示す利用希望信号が無線送受信機4に送信されると同時に、赤色LED21が消灯して代わりに緑色LED22が緑色に点灯し、スピーカ15から発せられていた警告音が止む。
【0026】
利用希望信号を受信した無線送受信機4は、固定カメラ5が利用可能であるか否か確認する。固定カメラ5が他の客によって利用中である場合には、何番目に利用可能となるかを無線送受信アダプタ6に送信する。そして、利用可能となった時点で、無線送受信機4から固定カメラ5が撮像しているモニタ画像の画像信号を送信する。これを無線送受信アダプタ6が受信すると、固定カメラ5によるモニタ画像がレンタルカメラ7の液晶ディスプレイ18にリアルタイムに表示される。
【0027】
また、赤色LED21が点灯を開始してから、切りボタン24を押すか、なにもせずに5秒を経過した際には、固定カメラ5を利用した遠隔撮影は行わないものとして赤色LED21が消灯するとともにスピーカ15からの警告音が止む。なお、客が撮影スポットエリアA内にいる間であれば、利用ボタン23を押すことにより、固定カメラ5が利用可能な限りはいつでも固定カメラ5による遠隔撮影を行うことができる。
【0028】
レンタルカメラ7の液晶ディスプレイ18に固定カメラ5によるモニタ画像が表示された後、リモートズームボタン25を操作して所望の画角にセットする。この後、所望のタイミングでリモートシャッタボタン26を押圧すると、固定カメラ5のシャッタが切られ、周知のように、その時の光学画像がCCDイメージセンサにより電気信号に変換され、各種の信号処理工程を経てから、無線送受信機4によって送信される。
【0029】
無線送受信機4から送信された画像信号が無線送受信アダプタ6に受信されると、レンタルカメラ7は、これをデジタルの画像データに変換してメモリカード20に記憶する。画像を確認したい場合には、モードスイッチ16を操作してカメラモードから画像鑑賞モードに切り換えると、メモリカード20に記憶されている画像データが読み出されて液晶ディスプレイ18に表示される。
【0030】
固定カメラ5による遠隔撮影を止めたい場合には、切りボタン24を押す。これにより、レンタルカメラ7は通常のデジタルカメラとして機能するようになるから、客はシャッタボタン9を押して自由に撮影を楽しむことができる。この撮影された画像データは、メモリカード20に記憶される。
【0031】
客が切りボタン24を押さないまま撮影スポットエリアAの外に出ると、モニタ画像の表示が消えるとともに、緑色LED22が消灯するから、客は自分が撮影スポットエリアAの外に出たことを知ることができる。また、客が次の撮影スポットエリアBに入ると、撮影スポットエリアAに入った時と全く同様に、赤色LED21が点灯すると同時にスピーカ15から警告音が鳴る。以下、撮影スポットエリアB〜I内での作用は、撮影スポットエリアA内での作用と同じであるから説明を省略する。
【0032】
出口2bに到着した客は、サービスセンター2cに無線送受信アダプタ6付きのレンタルカメラ7を返し、メモリカード20のみを受け取る。
【0033】
次に、客が移動車両である電動カート28に乗ってテーマパーク内のコース30を進む実施形態を示す図6において、コース30には、前記実施形態と同様に、撮影スポットエリアA〜Iが設定されており、各撮影スポットエリアA〜Iの中には、無線送受信機31を接続した固定カメラ5と、電動カート28を検知するセンサ32とが設置されている。このセンサ32は、固定カメラ5の撮影範囲に入る直前の電動カート28を検知するように設置されており、固定カメラ5に電気的に接続されている。なお、無線送受信機31のアンテナは無線送受信機31に付設されている。
【0034】
コース30が敷設されたテーマパークの中央部には、画像データストックセンター33が設置されている。この画像データストックセンター33は、無線送受信機能を有し、各撮影スポットエリアA〜Iの無線送受信機31から送信された撮影画像の画像信号を受信してjpeg等の画像データに変換して大容量のバードディスクに記憶する。そして、出口30b近傍に設置されたセンサ35が電動カート28を検知すると、画像サイズの小さいプレビュー画像の画像信号を客が所持しているレンタルカメラ7に向けて送信する。
【0035】
以下、図7に従って説明する。客は、テーマパークの入口30aのサービスセンター30cで電動カート28のキーと、無線送受信アダプタ6付きのレンタルカメラ7とを借り、基本的なレンタル料を支払う。
【0036】
客は、電動カート28に乗り込んでコース30に沿って進む。客が乗った電動カート28が撮影スポットエリアA内に入ると、無線送受信アダプタ6から発信されている確認用の電波が無線送受信機31に受信される。無線送受信機31は、確認用の電波に含まれている無線送受信アダプタ6のID番号を確認してから、固定カメラ5に自動撮影を指示する。
【0037】
センサ32が電動カート28を検知すると、この検知信号を受けて固定カメラ5は、例えば3回連続して自動的にシャッタを切り、撮影した画像の画像信号を無線送受信アダプタ6のID番号を示す信号を付加して順次に無線送受信機31から発信する。この発信周波数は、画像データストックセンター33の受信周波数に合わせてあり、無線送受信アダプタ6によっては受信できないようにしてある。
【0038】
無線送受信機31から画像データストックセンター33に送られた画像信号は、画像データに変換された後、無線送受信アダプタ6のID番号毎にハードディスクに記憶される。以下、各撮影スポットエリアB〜Iでも同様に固定カメラ5によって自動撮影された画像データが画像データストックセンター33にストックされる。
【0039】
一方、客は、レンタルカメラ7を通常のデジタルカメラと同様に操作して自由に撮影を楽しむ。レンタルカメラ7によって撮影された画像の画像データは、レンタルカメラ7に装填されているメモリカード20に記憶される。
【0040】
電動カート28が出口30bに近づくと、センサ35が電動カート28を検知して図示しない無線装置によって検出信号を画像データストックセンター33に送る。これを受信した画像データストックセンター33は、まず画像データのサイズが小さいプレビュー画像の画像信号を発信する。
【0041】
画像データストックセンター33から発信される画像信号の発信周波数は、無線送受信アダプタ6のID番号毎に異なる周波数に設定してあり、他のID番号を有する無線送受信アダプタでは受信できないようにされている。
【0042】
プレビュー画像の画像信号を受信した無線送受信アダプタ6は、赤色LED21を点灯するとともに、レンタルカメラ7にプレビュー画像の画像信号を送る。レンタルカメラ7は、スピーカ15を駆動して警告音を発するとともに、プレビュー画像を液晶ディスプレイ18にサムネイル表示する。プレビュー画像が表示されてから、例えば2秒経過後に警告音が止む。
【0043】
客は、警告音とプレビュー画像によって自動撮影された画像があることを知り、画像データを購入したい場合には、利用ボタン23を押し、購入したくない場合には、切りボタン24を押す。利用ボタン23を押すと、プレビュー画像に該当するフルサイズの画像データの画像信号が画像データストックセンター33から送信される。これを無線送受信アダプタ6を介して受け取ったレンタルカメラ7は、メモリカード20に画像データを記憶する。なお、利用ボタン23を押すのは、電動カート28を降りてからでもよい。
【0044】
出口30bに到着した客は、電動カート28を降りてから、サービスセンター2cに電動カート28のキーと、無線送受信アダプタ6付きのレンタルカメラ7とを返す。サービスセンター2cでは、メモリカード20に記憶されている画像データ量に対応した額の料金と、メモリカード20の代金を受け取ってから、客にメモリカード20を渡す。
【0045】
本実施形態では、固定カメラが自動撮影するようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、最初の実施形態と同様に、客がリモートシャッタボタンを押して固定カメラのシャッタを切るようにしてもよい。また、移動車両として電動カートを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、ガソリン車でもよいし、また複数の車両が繋がった電車のような乗り物等でもよい。
【0046】
また、画像データストックセンターによって画像データをストックするようにしたが、撮影スポットエリアが1つの場合には、固定カメラのメモリカードに画像データを記憶しておき、電動カートがテーマパークの出口に到着した際に、無線送受信機からプレビュー画像の信号を発信するようにしてもよい。また、ストックされた画像データの転送タイミングは、出口近傍に限らず、電動カートが最後の撮影スポットエリアを出た直後でもよい。
【0047】
また、固定カメラで自動撮影された画像の全てを購入するか否かとしたが、プレビュー画像から所望の画像のみを選択して購入できるようにしてもよい。この場合には、レンタルカメラが画像の指定機能を備えており、客が液晶ディスプレイに表示されたプレビュー画像を見ながら画像を指定した後、無線送受信アダプタの利用ボタンを押すと、指定された画像の画像データのみが画像データストックセンターから送信されるようにする。
【0048】
最初に説明した実施形態では、無線送受信アダプタ付きのレンタルカメラを借りる際に、借賃に撮影枚数に関わりなくメモリカードの代金及び固定カメラ等の利用料金の全てを込みで先払いするようにしたが、レンタルカメラのレンタル料及びメモリカードの代金と、固定カメラの利用料金とを別々の料金体系としてもよい。また、固定カメラの利用料金は、1ショット毎に課金するようにしてもよい。また、レンタルカメラによる撮影と固定カメラによる撮影とを区別することなく、全ての撮影に対して一律に1ショット毎に課金するようにしてもよい。また、1ショット毎ではなく、データ量に課金してもよい。なお、上記客は、一人に限らず、家族等の多人数でもよいのは勿論である。
【0049】
また、上記実施形態では、いずれも通信手段として無線を用いたが、撮影スポットエリアが狭い場合や、中継基地を設けることができる場合には、ブルーツース(Bluetooth)(商標)を用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遠隔撮影システムによれば、第2デジタルカメラが撮像するモニタ画像を無線により第1デジタルカメラの液晶ディスプレイに表示し、これを観察しながら第1デジタルカメラ側から遠隔操作により第2デジタルカメラのシャッタを切るようにしたので、自分の写真や集合写真等を自分で画像を確認して自分の好きなタイミングで撮影できる。また、自分が保持しているデジタルカメラでは決して得ることができない超ハイアングル等の画像も撮影できる。また、第1デジタルカメラ側から遠隔操作により第2デジタルカメラのズーミング動作を行うようにしたので、所望の画角で自分の写真や集合写真等を撮影できる。
【0051】
また、エリア内に進入してきた移動車両上の被撮影者を第2デジタルカメラが自動撮影し、この画像データを画像データストック手段がストックしておき、最後のエリアの外に出た移動車両を位置検出手段が検出した際に、画像データストック手段が画像データのプレビュー画像を送信して第1デジタルカメラの液晶ディスプレイに表示し、第1無線通信手段から画像データを受け取る旨の指令信号を発信した際には、画像データストック手段が第2記憶媒体から画像データを読み出してその画像信号を送信し、第1デジタルカメラが画像信号を画像データに変換して第1記憶媒体に記憶するので、自分の写真や集合写真等を自分で画像を確認して手に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーマパークの一例を示す説明図である。
【図2】撮影スポットエリア,レンタルカメラ,固定カメラの関係を示す説明図である。
【図3】レンタルカメラと無線送受信アダプタを示す斜視図である。
【図4】レンタルカメラと無線送受信アダプタを背面から示す平面図である。
【図5】本発明の遠隔撮影システムのシーケンスを示すフローチャートである。
【図6】客が電動カートに乗って移動する実施形態を示すテーマパークの概略図である。
【図7】図6に示す実施形態のシーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2,30 コース
3,12 アンテナ
4,31 無線送受信機
5 固定カメラ
6 無線送受信アダプタ
7 レンタルカメラ
15 スピーカ
18 液晶ディスプレイ
20 メモリカード
23 利用ボタン
25 リモートズームボタン
26 リモートシャッタボタン
28 電動カート
33 画像データストックセンター
Claims (3)
- 撮影した撮影画像の画像データを記憶媒体に記憶するとともに撮影画像を液晶ディスプレイに表示する第1デジタルカメラと、この第1デジタルカメラに電気的に接続される第1無線通信手段と、所定のエリア内を撮影するために所定位置に設置された第2デジタルカメラと、第2デジタルカメラに電気的に接続され、第1無線通信手段との間で通信を行う第2無線通信手段とから構成され、第2デジタルカメラによって撮像されるモニタ画像の画像信号を第2無線通信手段が発信して第1無線通信手段が受信することにより第1デジタルカメラの液晶ディスプレイに前記モニタ画像を表示するとともに、第1無線通信手段から撮影の指令信号が発信された際には、この指令信号を第2無線通信手段が受信して第2デジタルカメラが撮影を行い、この撮影画像の画像信号を第2無線通信手段が発信して第1無線通信手段が受信することにより第1デジタルカメラが撮影画像の画像信号を画像データに変換して記憶媒体に記憶することを特徴とするデジタルカメラの遠隔撮影システム。
- 前記第1無線通信手段から撮影画角を変更する指令信号が発信された際には、この指令信号を第2無線通信手段が受信することにより第2デジタルカメラがズーミング動作を行って撮影画角を変更することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラの遠隔撮影システム。
- 撮影した撮影画像の画像データを第1記憶媒体に記憶するとともに撮影画像を液晶ディスプレイに表示する第1デジタルカメラと、この第1デジタルカメラに電気的に接続される第1無線通信手段と、テーマパーク内に設定された複数のエリアにそれぞれ設置された第2デジタルカメラと、第2デジタルカメラに電気的に接続された第2無線通信手段と、この第2無線通信手段から送信された第2デジタルカメラによる撮影画像の画像信号を受信して画像データに変換してから第2記憶媒体に記憶するとともに第2記憶媒体から画像データを読み出して画像信号を第1無線通信手段に向けて発信する画像データストック手段と、被撮影者が第1デジタルカメラを保持して乗車する移動車両の位置を検出する位置検出手段とから構成され、前記エリア内に進入してきた移動車両上の被撮影者を第2デジタルカメラが自動撮影してこの撮影画像の画像信号を第2無線通信手段から送信し、これを受信した画像データストック手段が撮影画像の画像データを第2記憶手段に記憶するとともに、最後のエリアの外に出た移動車両が位置検出手段により検出された際には、第2記憶媒体から該当する画像データを読み出してそのプレビュー画像信号を発信し、これを第1無線通信手段が受信して第1デジタルカメラの液晶ディスプレイにプレビュー画像を表示した後、第1無線通信手段から画像データを受け取る旨の指令信号を発信した際には、これを受信した画像データストック手段が第2記憶媒体から画像データを読み出して画像信号として発信し、これを受信した第1無線通信手段が画像信号を第1デジタルカメラに送り、第1デジタルカメラが画像信号を画像データに変換して第1記憶媒体に記憶することを特徴とするデジタルカメラの遠隔撮影システム。
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