JP3998480B2 - ガス漏れ用管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はガス漏れ用管理システムに関し、特に、複数の端末装置間で情報を共有するガス漏れ用管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、宅内でのガス漏れを早期に検出するため、ガス漏れ警報機を宅内に設置する場合が多い。ガス漏れ警報機は、ガス検出センサを設け、ガス漏れの発生を検出して、警報等を発してガス漏れが発生したことを報知するようになっている。
【0003】
また、近年、都市ガス供給会社またはLPガス販売業者などがガス検針センターを有し、顧客が使用したガスの使用量を検針し、電話回線を通じて検針したデータをガス検針センターで収集するシステムがある。このシステムによれば、ガスの使用量の検針データに加えて、ガス漏れが発生した事実を検針センターに通知することもできる。この場合、ガス検針センターにおいて、ある住居でガス漏れが発生した事実を知ることができるので、ガス検針センターの担当者が、ガス漏れが発生した居宅に電話連絡するか、遠隔操作によりその居宅のガスを止栓することにより、ガス漏れに対応することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガス検針センターを用いたシステムにおいては、このガス漏れ監視システムに加入している世帯では、ガス漏れ発生に気付く機会はあるけれども、その世帯の近隣の居宅には連絡されない。ガス漏れはそのガス漏れが発生した居宅のみならず、その居宅の近隣の居宅にも害を与える危険性がある。従来のガス漏れ監視システムにおいては、ガス漏れ警報機によりガス漏れが発生したことが報知されても、その居宅でガス漏れの発生を確認することができるだけであり、近隣の居宅ではガス漏れの発生を確認することができない。
【0005】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、所定の端末間で情報を共有することを可能とする情報処理装置を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、所定の端末間で情報を共有することを可能とする管理システムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の他の局面によれば、ガス漏れ用管理システムは、複数の通信制御端末と、複数の通信制御端末の少なくとも一部と接続された主端末網制御装置と、主端末網制御装置と必要に応じて通信可能な情報処理装置とを含むガス漏れ用管理システムであって、複数の通信制御端末はそれぞれ、各居宅に設置された警報端末装置と接続され、主端末網制御装置と通信するための第1通信手段と、各居宅に設置されたガス検出センサがガス漏れを検出した旨の信号を受信した場合に、ガス漏れ発生情報を主端末網制御装置に送信するよう第1通信手段を制御する第1通信制御手段とを含み、主端末網制御装置は、主端末網制御装置と接続された通信制御端末それぞれと通信するための第2通信手段と、情報処理装置と通信する第3通信手段と、主端末網制御装置と接続された通信制御端末のいずれか一の通信制御端末からのガス漏れ発生情報の受信に応じて、主端末網制御装置に接続された他の通信制御端末すべてに対して、居宅の前記警報端末装置でガス漏れ警報を行なわせるための警報要求信号を送信するよう第2通信手段を制御する第2通信制御手段と、第2通信制御手段による警報要求信号の送信制御と同時に、ガス漏れ発生情報を情報処理装置に送信するよう第3通信手段を制御する第3通信制御手段とを含み、情報処理装置は、ガス漏れ発生情報を受信したことに応じて、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓するための止栓要求信号をガス漏れ発生情報を送信してきた主端末網制御装置に送信し、主端末網制御装置の第2通信制御手段は、止栓要求信号の受信に応じて、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓するための止栓要求信号をガス漏れ発生情報を送信してきた通信制御端末に送信するよう第2通信手段を制御し、通信制御端末は、主端末網制御装置から送信されてきた警報要求信号の受信に応じて警報端末装置にガス漏れ警報を行なわせ、かつ、ガス漏れ発生情報を受信した情報処理装置を経由して主端末網制御装置から送信されてきた止栓要求信号の受信に応じてガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓する。
【0016】
この発明に従えば、主端末網制御装置と接続された通信制御端末のいずれか一の通信制御端末からのガス漏れ発生情報の受信に応じて、主端末網制御装置に接続された他の通信制御端末すべてに対して、居宅の警報端末装置でガス漏れ警報を行なわせるための警報要求信号が送信される。このため、主端末網制御装置と接続されたすべての通信制御端末間でガス漏れ発生情報を共有することができる。また、警報要求信号の送信と同時に、ガス漏れ発生情報を送信してきた通信制御端末に対し、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓するための止栓要求信号が送信されて、ガス漏れが発生した居宅のガス栓が止栓される。さらに、主端末網制御装置と接続された通信制御端末のいずれか一の通信制御端末からのガス漏れ発生情報の受信に応じて、ガス漏れ発生情報を情報が情報処理装置に送信される。このため、情報処理装置においても通信制御端末と同じ情報を共有することができる。
【0017】
好ましくは、第1通信手段と第2通信手段との間の通信は、無線通信または有線通信である。
【0020】
好ましくは、情報処理装置は、主端末網制御装置に接続された任意の通信制御端末を制御するための制御信号を主端末網制御装置を介して送信する制御信号送信手段を含む。
【0021】
この発明に従えば、主端末網制御装置に接続された任意の通信制御端末を制御するための制御信号が通信制御端末を介して送信される。このため、情報処理装置で遠隔操作が可能となる。
【0022】
好ましくは、情報処理装置は、所定の情報の受信に応じて、所定の情報を表示する表示手段を備える。
【0023】
この発明に従えば、主端末網制御装置と接続された通信制御端末のいずれか一の通信制御端末からの所定の情報の受信に応じて、受信した所定の情報が情報処理装置へ送信され、情報処理装置で所定の情報が表示される。このため、情報処理装置を管理する者は、所定の情報を視覚により認識することができる。
【0024】
好ましくは、主端末網制御装置の第2通信制御手段は、一の通信制御端末を介して接続された端末装置と他の通信制御端末を介して接続された端末装置との間で双方向通信を可能に制御する。
【0025】
この発明に従えば、一の通信制御端末を介して接続された端末装置と他の通信制御端末を介して接続された端末装置との間で双方向通信が可能となるので、必要な情報をさらに交換することができる。
【0026】
好ましくは、警報端末装置は、ガス漏れ警報を行なった後ガス漏れが発生した居宅への問合せ操作が行なわれたことにより、問合せ情報を通信制御装置に送信し、通信制御装置の第1通信制御手段は、受信した問合せ情報を警報要求信号を送信してきた主端末網制御装置に送信するよう第1通信手段を制御し、主端末網制御装置の第2通信制御手段は、ガス漏れ発生情報を送信してきた通信制御端末に対し、受信した問合せ情報を送信するよう第2通信手段を制御し、通信制御端末は、問合せ情報の受信に応じて、警報端末装置に問合せ情報を報知させる。
【0027】
この発明に従えば、ガス漏れが発生した居宅にまで行くことなく、ガス漏れが発生したことを確認するための情報交換を容易にすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を示し、重複する説明は繰返さない。
【0029】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における管理システムの全体構成を示す概略図である。図1を参照して、各居宅には、LPガスボンベ、通信制御端末100、警報端末装置101およびセンサ102が設置される。通信制御端末100は、LPガスボンベの開閉を制御するガスメータと、警報端末装置101とに接続されている。通信制御端末は、ガスメータを制御することによりLPガスボンベを自動開閉することが可能である。
【0030】
通信制御端末100と警報端末装置101とは、有線で通信が可能となっている。一方、通信制御端末100Aと警報端末装置101Aとは、無線で通信が可能な例を示している。警報端末装置101,101Aは、センサ102と接続されている。センサ102は、ガスを検出するガスセンサ、煙を検出する煙センサ、温度を検出する温度センサおよび侵入を検知する赤外線センサ、磁気センサである。センサ102は、これらのガスセンサ、煙センサ、温度センサ、赤外線センサ、磁気センサのうちのいずれか1つでもよく、これらのセンサの2つ以上を組合わせたものであってもよい。
【0031】
通信制御端末100は、中継装置としての主端末網制御装置110と接続されている。主端末網制御装置110は、複数の通信制御端末100と接続される。通信制御端末100と主端末網制御装置110とは、無線または有線の通信が行われる。ここでは、1つの主端末網制御装置110に接続される複数の通信制御端末100は、それが設置される居宅が近隣であることを条件としている。すなわち、近隣の居宅に設置された通信制御端末100をまとめて1つの主端末網制御装置110に接続するようにしている。これは、通信制御端末100と主端末網制御装置110が有線で通信が行われる場合は配線を短くすることができ、また、通信制御端末100と主端末網制御装置110との間で無線で通信が行われる場合には、通信可能範囲が狭い場合でも接続することができる。ここでは、居宅200A,200B,200CをグループAとし、居宅201A,201B,201CをグループBとし、居宅202A,202B,202CをグループCとし、それぞれのグループに主端末網制御装置110が1つ設置されている。なお、ここでは、主端末網制御装置110と通信制御端末100とを別の装置として示しているが、主端末網制御装置110と通信制御端末100とを1つの箱に収めた装置とすることもできる。
【0032】
各グループにそれぞれ1つ設置される主端末網制御装置110は、管理センター側の情報処理装置150と電話回線で接続される。主端末網制御装置110は、情報処理装置150と通信制御端末100,100Aとを中継する。主端末網制御装置110は、必要に応じて管理センター側の情報処理装置150に発呼して、電話回線を接続して通信する。逆に、管理センター側の情報処理装置150は、必要に応じて主端末網制御装置110に発呼して、電話回線を接続して通信する。なお、本実施の形態においては、主端末網制御装置110と管理センター側の情報処理装置150とを電話回線で接続するようにしたが、これに限られずLANやWANなどで接続するようにしてもよい。さらに、有線での通信に限られず、携帯電話やパーソナルハンディフォンで代表される無線での通信を用いるようにしてもよい。
【0033】
管理センター側の情報処理装置150は、都市ガス供給会社、LPガス販売業者あるいは防犯サービス提供会社などに設置される。本実施の形態においては、情報処理装置がLPガス販売業者の管理センターに設置された場合を例に説明する。
【0034】
図2は、第1の実施の形態における管理センター側の情報処理装置150の概略構成を示すブロック図である。図2を参照して、情報処理装置150は、情報処理装置150を電話回線に接続するための網制御部153と、網制御部153を経由して主端末網制御装置110と通信する制御を行う通信制御部152と、通信制御部152で受信された情報に基づき所定の管理を実行するための管理部151と、顧客データを記録するための記憶部154と、所定の情報を出力するための表示部155とを含む。
【0035】
記憶部154には、顧客データが記憶されている。顧客データは、警報端末装置101が設置された居宅の識別番号、氏名、住所、電話番号、緊急連絡先などの他、グループ名等のデータである。このためグループ名は、警報端末装置が属するグループの名称である。本実施の形態においては、グループは、同じ主端末網制御装置110に接続された複数の警報端末装置101で構成されるので、主端末網制御装置のID等で表すことができる。
【0036】
図3は、第1の実施の形態における管理システムの主端末網制御装置110の概略構成を示す第1のブロック図である。図3を参照して、主端末網制御装置110は、主端末網制御装置110の全体を制御するための制御部111と、通信制御端末100と接続するためのインターフェース(I/F)115と、電話回線などの通信回線と接続するための回線側I/F114と、電源116とを含む。
【0037】
I/F115は、主端末網制御装置110が複数の通信制御端末100と通信するためのインターフェースである。回線側I/F114は、主端末網制御装置110が管理センター側の情報処理装置150と通信するためのインターフェースである。
【0038】
制御部111は、時計112と、メモリ113とを含む。時計112は、時刻を計時する。メモリ113は、主端末網制御装置110に接続されている通信制御端末100の識別番号を記憶する。通信制御端末100は、それぞれ識別番号(ID)が付されている。識別番号は、予め管理のために居宅に付された記号である。メモリ113には、識別番号ごとに通信制御端末100が設置された居宅に関連する情報が関連付けられて記憶されている。これらの情報は、通信制御端末100が居宅に設置される時点でメモリ113に記憶される。居宅に関する情報とは、たとえば、氏名、住所、位置情報(緯度および経度)等である。したがって、主端末網制御装置110は、複数の通信制御端末100と接続されているけれども、通信制御端末100からIDを受信するだけで、どの居宅の通信制御端末100との通信であるかを判断することができる。
【0039】
図4は、第1の実施の形態における管理システムの主端末網制御装置の概略構成を示す第2のブロック図である。図4を参照して、主端末網制御装置110Aは、図3に示した主端末網制御装置110に無線送受信部117を追加した構成となっている。このため、図3に示した主端末網制御装置110が通信制御端末100と有線で接続されたのに対して、主端末網制御装置110Aは、複数の通信制御端末100Aと無線で接続される。その他の構成は、図3に示した主端末網制御装置110と同様である。
【0040】
図5は、第1の実施の形態における管理システムの通信制御端末100の概略構成を示す第1のブロック図である。図5を参照して、通信制御端末100は、通信制御端末100の全体を制御するための制御部121と、警報端末装置101およびガスメータと接続されたインターフェース(I/F)125と、主端末網制御装置110に接続するための通信側I/F124と、電源126とを含む。
【0041】
I/F125は、通信制御端末100を警報端末装置101およびガスメータと接続するためのインターフェースである。警報端末装置101との間では、異常情報および警告情報が送受信される。また、ガスメータの値が受信され、主端末網制御装置110を経由して管理センター側の情報処理装置150に送信される。
【0042】
通信側I/F124は、通信制御端末100が主端末網制御装置110と通信するためのインターフェースである。これにより、警報端末装置101およびガスメータから収集した情報を、管理センター側の情報処理装置150へ主端末網制御装置110を介して送信することができる。逆に、管理センター側の情報処理装置150または主端末網制御装置110から送信された情報を受信して、警報端末装置101およびガスメータに送信することができる。警報端末装置101では、後述するように、受信された情報に基づき、警報を鳴らしたり、警告メッセージを表示、または音声出力することができる。
【0043】
制御部121は、時計122と、メモリ123とを含む。時計122は、時刻を計時する。メモリ123は、通信制御端末100の付された識別番号(ID)を記憶する。メモリ123には、識別番号ごとに通信制御端末100が設置された居宅に関連する情報が関連付けられて記憶されている。この情報は、通信制御端末100が居宅に設置される時点でメモリ123に記憶される。メモリ123への記憶とともに、これらの情報は主端末網制御装置110および管理センター側の情報処理装置150に送信され、主端末網制御装置110のメモリ113、情報処理装置150の記憶部154にそれぞれ記憶される。
【0044】
図6は、第1の実施の形態における管理システムの通信制御端末の概略構成を示す第2のブロック図である。図6を参照して、通信制御端末100Aは、図5に示した通信制御端末100に無線送受信部127を追加した構成となっている。このため、図5に示した通信制御端末100が主端末網制御装置110と有線で接続されたのに対して、通信制御端末100Aは主端末網制御装置110Aと無線で接続される。その他の構成は、図5に示した通信制御端末100と同様である。
【0045】
図7は、第1の実施の形態における管理システムの警報端末装置の概略構成を示すブロック図である。図7を参照して、警報端末装置101は、警報端末装置101の全体を制御するための制御部131と、スピーカ138と、スピーカ138で出力する音を発生するための音発生部137と、センサ102と通信するためのセンサI/F139と、所定の情報を表示するための表示部134と、電源部136とを含む。
【0046】
センサ102は、ガスを検出するガスセンサである。また、センサ102は、煙を検出する煙センサ、温度を検出する温度センサ、屋内への人の侵入を検出するための赤外線センサまたは磁気センサ、扉の開閉を検出するための圧力センサまたは接触センサなどを用いることができる。センサ102は、警報端末装置101のセンサI/F139と接続されている。なお、ここでは、センサ102を警報端末装置101と別体としたが、センサ102を警報端末装置101に内蔵して一体構成としてもよい。
【0047】
制御部131は、メモリ133と、センサI/F139と接続された検知部132とを含む。検知部132は、センサI/F139を介してセンサ102と接続されている。したがって、センサ102で検出された値は、検知部132で検知される。
【0048】
表示部134は、LED、液晶表示装置または陰極線管(CRT)等の表示装置である。音発生部137は、制御部131からの指示により音を発生し、スピーカ138より出力する。音には、警報音などに加えて、文字信号に基づき生成される人が発生する音声も含まれる。
【0049】
通信I/F135は、通信制御端末100と通信するためのインタフェースである。警報端末装置101は、通信I/F135を介して通信制御端末100と接続される。通信I/F135には、有線で通信制御端末100と接続する場合のインターフェースと、無線で接続する場合のインターフェースとがある。
【0050】
図8は、第1の実施の形態における管理システムで実行される処理の流れを示すフローチャートである。図8では、左から順に、管理センター側の情報処理装置150、主端末網制御装置110、通信制御端末100、警報端末装置101、他の通信制御端末100および他の通信制御端末100に接続された警報端末装置101で実行される処理をそれぞれ示している。
【0051】
図8を参照して、管理システム1では、警報端末装置101,101Aのセンサ102で、異常が検出された場合に処理が開始される。ここでは、センサ102をガスセンサとし、ガス漏れした場合を例に説明する。ガス漏れが発生した居宅に設置されたのセンサ102でガスが検出されると、警報端末装置101の検知部132でガス漏れの発生が検出される。これにより、警報端末装置101は、異常と判断してスピーカ138から警報を鳴らすとともに、ガス漏れが発生した旨を示す信号を通信制御端末100に送信する(ステップS01)。
【0052】
通信制御端末100では、警報端末装置101からガス漏れが発生した旨を示す信号を受信すると(ステップS02)、ガス漏れが発生した旨を示す信号とメモリ123に記憶されている識別番号とを主端末網制御装置110に送信する(ステップS03)。
【0053】
主端末網制御装置110は、ガス漏れが発生した旨を示す信号と識別番号とを受信すると(ステップS04)、メモリ113に記憶されている顧客データを検索して、顧客データに記憶されている顧客の居宅に設置された警報端末装置101と、管理センター側の情報処理装置150とに、受信した識別番号の居宅でガス漏れが発生した旨を送信する(ステップS05)。顧客データに記憶されている顧客の居宅に設置された警報端末装置101に送信した場合の処理をステップS21以降の処理で示し、管理センター側の情報処理装置150に送信した場合の処理をステップS06からステップS13で示す。顧客データに記憶されている顧客の居宅に設置された警報端末装置101は、通信制御端末100を介して同じ主端末網制御装置110に接続された警報端末装置101であり、同じグループに属する。
【0054】
管理センター側の情報処理装置150では、受信した識別番号(ID)に基づき記憶部154に記憶されている顧客データを検索して、その識別番号に対応する顧客の関連情報を読み出し、表示部155に表示する。関連情報は、たとえば、氏名、住所、緊急連絡先等の情報である。これにより、管理センター側の管理者は、ガス漏れが発生した居宅の住人の氏名および住所などを即座に把握することができる。その結果、管理者は、ガス漏れの場所の把握を早急にすることができ、居住者への電話連絡等の対応を早急に取ることができる。
【0055】
そして、管理センター側の情報処理装置150は、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止める要求をする(ステップS07)。この止栓要求は、主端末網制御装置110を介して通信制御端末100に送信される(ステップS08)。その結果、ガス漏れが発生した居宅に設置された通信制御端末100は、ガス栓を止栓する(ステップS09)。
【0056】
管理センター側の情報処理装置150は、 さらに、ガス漏れが発生した居宅の住人にガス漏れが発生していることを知らせるために、ガス漏れが発生した居宅に設置されている警報端末装置101に対して、ガス漏れが発生している旨を表示、または、音声出力するためのコマンドを送信する(ステップS10)。このコマンド送信処理は、コマンドが主端末網制御装置110とガス漏れが発生した居宅に設置された通信制御端末100とを経由して送信され(ステップS11およびステップS12)、ガス漏れが発生した居宅に設置された警報端末装置101で受信される(ステップS13)。コマンドを受信した警報端末装置101では、表示部134にガス漏れが発生した旨が表示され、音発生部137より、たとえば「ガスが漏れています。元栓を締めて換気してください。」のメッセージを出力する。
【0057】
一方、ステップS05において、主端末網制御装置110が、識別番号の居宅でガス漏れが発生した旨を、顧客の居宅に設置された警報端末装置101に、送信する場合について説明する。これは図1において、たとえば、グループAの居宅200Aでガス漏れが発生した場合、グループAに属する他の居宅200B,200Cに居宅200Aでガス漏れが発生した旨が連絡される場合である。
【0058】
主端末網制御装置110では、ステップS04において、ガス漏れが発生した居宅に設置された通信制御端末100よりその居宅の識別番号を受信している。主端末網制御装置110は、受信した識別番号を用いてメモリ113に記憶されている顧客データを検索して、識別番号に対応する顧客の氏名を読出す。そして、メモリ113に記憶されている顧客データのうちステップS04で受信した識別番号を除く他の識別番号の警報端末装置に対して、読み出した氏名の居宅でガス漏れが発生していることを知らせるためのメッセージを表示または音声出力するコマンドを送信する(ステップS05)。メッセージには、ガス漏れした居宅の識別番号と氏名とが含まれる。
【0059】
メモリ113に記憶された顧客データは、主端末網制御装置110に接続された通信制御端末100が設置された居宅に関するデータであった。したがって、主端末網制御装置110に接続された通信制御端末100が設置された居宅のいずれか1つでガス漏れが発生した場合には、主端末網制御装置110に接続された通信制御端末100が設置された他の居宅のすべてで、ガス漏れした居宅の識別番号(ID)と氏名とが受信される(ステップS21)。
【0060】
受信した氏名の居宅でガス漏れしていることを示すメッセージを表示するコマンドと警報を鳴らすコマンドとを警報端末装置101に送信する(ステップS22)。コマンドを受信した警報端末装置101では、スピーカ138より警報音を発するとともに、表示部に受信した氏名の居宅でガス漏れが発生した旨を伝えるメッセージを表示する(ステップS23)。
【0061】
そして、所定の指示を入力することにより、ガス漏れした居宅に問い合わせをすることができる(ステップS24)。問い合わせとは、たとえば、ガス漏れが発生したことを確認するための問い合わせ等であり、音声メッセージ、文字メッセージ等で表される。問い合わせのメッセージが、ガス漏れが発生した居宅に設置された警報端末装置101に送信される。
【0062】
問い合わせメッセージを受信した通信制御端末100は、問い合わせメッセージとガス漏れを発生した居宅の識別番号とを主端末網制御装置110に送信する(ステップS25)。主端末網制御装置110では、受信した問い合わせメッセージをガス漏れが発生した居宅の識別番号に基づき、ガス漏れが発生した居宅の警報端末装置101に送信する(ステップS26)。
【0063】
ガス漏れを発生した居宅の通信制御端末100では、受信した問い合わせメッセージ(ガス漏れの確認メッセージ)を受信し(ステップS27)、警報端末装置101に受信した問い合わせメッセージを表示するコマンドを送信する。これに応じて、警報端末装置101では受信した問い合わせメッセージが表示部134に表示される(ステップS28)。このように、通信制御端末100を介して主端末網制御装置110に接続された警報端末装置101間で双方向の通信ができる。このため、近隣の居宅間で、ガス漏れが発生した居宅にまで行くことなく、ガス漏れが発生したことを確認するための情報交換を容易にすることができる。
【0064】
図9は、管理センター側の情報処理装置で出力される警告画面の一例を示す図である。図9に示す画面例は、図8のステップS06の処理において、情報処理装置150の表示部155に表示される。図9を参照して、ガス漏れが発生した事実として、ガス漏れ発生した居宅の住所、氏名、ネットワークグループ名および現在の状況が表示されている。居宅の住所および氏名は、ガス漏れが発生した居宅の識別番号に基づき、記憶部154に記憶されている顧客データを検索することにより取得される。また、ネットワークグループ名は、ガス漏れが発生した居宅が属するグループの名称をいう。通信制御端末100を介して主端末網制御装置110に接続されている警報端末装置101が設置されている居宅が同じグループに属する。すなわち、ネットワークグループは、主端末網制御装置110でグループ化される。このため、ネットワークグループ名には、主端末網制御装置110の識別番号、主端末網制御装置110の固有名称などを用いることができる。このネットワークグループも、顧客データの一部として記憶部154に記憶される。
【0065】
現在状況は、時々刻々と管理センター側で管理する状況に合わせて、情報が入力されるたびに更新される情報である。この情報は、ガス漏れの発生ごとに作成される情報であり、ガス漏れの発生ごとに記憶部154に記憶される。
【0066】
図10は、警報端末装置の表示部134に表示される画面の一例を示す図である。図10(A)は、図8のステップS21で表示される画面の一例を示す図である。図10(A)を参照して、「佐藤さん宅でガス漏れが発生しました!!火の扱いに注意してください。」のメッセージが表示部134に表示され、スピーカ138より警告音が発せられている。
【0067】
図10(B)および図10(C)は、図10(A)に示した画面が表示された後に、状況が変化した場合に管理センター側の情報処理装置150からの指示で表示される画面を示す。時間が経過するにつれて、表示される内容が図10(B)、図10(C)の順に変化していく。ガス漏れが発生した居宅の近隣の居宅に図10に示す画面が表示されるので、ガス漏れに対する対応が取られて、状況が改善している様子を把握することができる。
【0068】
図11は、警報端末装置間で双方向の音声通話が可能な例を示す図である。双方向通信は、図8のステップS24〜ステップS28の処理で行われる処理であり、図11では図8のステップS28で出力される一例を示す。図11を参照して、近隣の居宅の住人より音声メッセージが警報端末装置101のスピーカ138から出力される。これにより、ガス漏れが発生した居宅の住人が中毒などで体が動けなくなっていたとしても、双方向通信を行うことでで近隣の住人と安全の確認が容易となる。
【0069】
以上説明したように本実施の形態における管理システムおいては、主端末網制御装置110と接続された警報端末装置101のいずれか1からのガス漏れ発生の情報の受信に応じて、主端末網制御装置110に接続された他の警報端末装置101すべてに対して、ガス漏れが発生した居宅の情報が送信される。このため、主端末網制御装置110と接続されたすべての警報端末装置101間で情報を共有することができる。
【0070】
また、管理センター側の情報処理装置150を経由する場合には、電話回線を用いた通信となるので発呼処理などの接続に時間を要する。これに対して、ガス漏れが発生した居宅の情報をより速く送信することができる。
【0071】
主端末網制御装置110と通信制御端末100とが有線で接続される場合には、主端末網制御装置110と接続可能な通信制御端末100は、主端末網制御装置110からの距離の制約を受ける。また、無線で接続される場合にも、通信可能範囲が制限されることがある。その結果、主端末網制御装置110から所定の距離の範囲内にある居宅に通信制御端末100,100Aが設置されることになる。このように、主端末網制御装置110から所定の距離の範囲内にある居宅のいずれかでガス漏れが発生した場合に、その居宅から距離の近い居宅に対して、近隣の居宅でガス漏れが発生した事実を通知することができる。
【0072】
また、管理センター側の情報処理装置150に、ガス漏れが発生した居宅の情報が送信されるので、情報処理装置150においても主端末網制御装置110に接続された警報端末装置101が設置された居宅と同じ情報を共有することができる。
【0073】
さらに、主端末網制御装置110に接続された任意の通信制御端末100を制御するための制御信号が主端末網制御装置110を介して送信されるので、情報処理装置150からの遠隔操作が可能となる。
【0074】
さらに、主端末網制御装置110と接続された警報端末装置101のいずれか1からのガス漏れが発生した情報が情報処理装置150へ送信され、情報処理装置150で情報が表示される。このため、情報処理装置150を管理する者は、ガス漏れが発生した情報を視覚により認識することができる。
【0075】
さらに、主端末網制御装置に接続された警報端末装置間で双方向通信が可能となるので、必要な情報をさらに交換することができる。
【0076】
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態における管理システムについて説明する。第2の実施の形態における管理システム1Aは、第1の実施の形態における管理システム1から主端末網制御装置110を削除した構成である。このため、第1の実施の形態で示した通信制御端末100,100Aに代えて、端末網制御装置160,160Aが適用される。
【0077】
図12は、第2の実施の形態における管理システムの全体構成の概略を示す図である。図12を参照して、各居宅には、LPガスボンベ、端末網制御装置160,160A、警報端末装置101,101A、センサ102とが設置される。端末網制御装置160,160Aは、LPガスボンベの開閉を制御するガスメータと、警報端末装置101とに接続されている。端末網制御装置160,160Aは、ガスメータを制御することによりLPガスボンベを開閉することが可能である。端末網制御装置160と警報端末装置101とは、有線で通信が可能であり、端末網制御装置160Aと警報端末装置101Aとは、無線で通信が可能である。
【0078】
警報端末装置101,101Aは、センサ102と接続されている。センサ102は、ガスを検出するガスセンサ、煙を検出する煙センサ、温度を検出する温度センサ、侵入を検知する赤外線センサ、磁気センサである。センサ102は、これらのガスセンサ、煙センサ、温度センサ、赤外線センサおよび磁気センサのうちのいずれか1つでもよく、これらのセンサの2つ以上を組合わせたものであってもよい。
【0079】
端末網制御装置160,160Aは、管理センター側の情報処理装置150と電話回線で接続される。端末網制御装置160,160Aは、必要に応じて管理センター側の情報処理装置150に発呼して、電話回線を接続して通信する。逆に、管理センター側の情報処理装置150は、必要に応じて端末網制御装置160,160Aに発呼して、電話回線を接続して通信する。なお、本実施の形態においては、端末網制御装置160,160Aと管理センター側の情報処理装置150とを電話回線で接続するようにしたが、これに限られずLANやWANなどで接続するようにしてもよい。さらに、有線での通信に限られず、携帯電話やパーソナルハンディフォン(PHS)で代表される無線での通信を用いるようにしてもよい。
【0080】
管理センター側の情報処理装置150は、都市ガス供給会社、LPガス販売業者あるいは防犯サービス提供会社などに設置される。本実施の形態においては、情報処理装置がLPガス販売業者の管理センターに設置された場合を例に説明する。
【0081】
第2の実施の形態における管理センター側の情報処理装置150の概略構成は、図2に示される。記憶部154には、顧客データとして、警報端末装置101が設置された居宅の識別番号、氏名、住所、電話番号、緊急連絡先などの他、その警報端末装置101が設置されている居宅の地図上の位置(緯度および経度)、グループ番号等のデータである。グループ番号は、親族などの特定の居宅間で構成されるグループに付される番号、また、顧客登録時に特定のグループを予め定めておくことによりそのグループに付される番号である。
【0082】
図13は、第2の実施の形態に管理システムの端末網制御装置160の概略構成を示すブロック図である。図13を参照して、端末網制御装置160は、端末網制御装置160の全体を制御するための制御部161と、警報端末装置101およびガスメータと接続されたインターフェース(I/F)165と、情報処理装置150に接続するための回線側I/F164と、電源166とを含む。
【0083】
I/F165は、端末網制御装置160を警報端末装置101およびガスメータと接続するためのインターフェースである。警報端末装置101との間では、異常情報および警告情報が送受信される。また、ガスメータからガスの使用量を示す値が受信され、管理センター側の情報処理装置150に送信される。
【0084】
回線側I/F164は、端末網制御装置160が管理センター側の情報処理装置150と通信するためのインターフェースである。これらの間の通信は、電話回線を用いて行われ、必要の都度いずれかから相手側に発呼することにより電話回線が接続されて通信が可能となる。また、電話回線に代えて、LANまたはWANなどの通信回線を,用いるようにしてもよい。
【0085】
端末網制御装置160は、警報端末装置101およびガスメータから収集した情報を管理センター側の情報処理装置150へ送信する処理と、逆に、管理センター側の情報処理装置150から送信された情報を受信して、警報端末装置101およびガスメータに送信する処理とを行うことができる。警報端末装置101では、受信された情報に基づき、警報を鳴らしたり、警告メッセージを表示、または音声出力する。
【0086】
制御部161は、時計162と、メモリ163とを含む。時計162は、時刻を計時する。メモリ163は、端末網制御装置160が設置された居宅に付された識別番号(ID)を記憶する。メモリ163には、識別番号ごとに端末網制御装置160が設置された居宅に関連する情報が関連付けられて記憶されている。この情報は、端末網制御装置160が居宅に設置される時点でメモリ163に記憶される。メモリ163への記憶とともに、これらの情報は管理センター側の情報処理装置150に送信され、記憶部154に記憶される。
【0087】
なお、第2の実施の形態に管理システムの端末網制御装置160Aは、警報端末装置101Aと無線による通信を可能とするために、端末網制御装置160のI/F165に無線送受信部を接続した構成である。
【0088】
図14は、第2の実施の形態における管理システムで実行される処理の流れを示すフローチャートである。図14では、左から順に、管理センター側の情報処理装置150、端末網制御装置160、警報端末装置101、他の端末網制御装置160および他の端末網制御装置160に接続された警報端末装置101で実行される処理をそれぞれ示している。
【0089】
図14を参照して、管理システム1Aでは、警報端末装置101,101Aのセンサ102で、異常が検出された場合に処理が開始される。ここでは、センサ102をガスセンサとし、ガス漏れした場合を例に説明する。ガス漏れが発生した居宅に設置されたのセンサ102でガス漏れが検出されると、警報端末装置101の検知部132でガス漏れが検出される。これにより、警報端末装置101は、異常と判断してスピーカ138から警報を鳴らすとともに、ガス漏れが発生した旨を示す信号を端末網制御装置160に送信する(ステップS31)。
【0090】
端末網制御装置160では、警報端末装置101からガス漏れが発生した旨を示す信号を受信すると(ステップS32)、ガス漏れが発生した旨を示す信号とメモリ163に記憶されている識別番号とを管理センタ側の情報処理装置150に送信する(ステップS33)。
【0091】
情報処理装置150は、ガス漏れが発生した旨を示す信号と識別番号とを受信すると(ステップS34)、記憶部154に記憶されている顧客データを検索して、顧客データに記憶されている顧客と同一グループに属する顧客の識別番号を選択することにより取得する(ステップS35)。同一グループは、居宅の地図上の位置(緯度と経度)からガス漏れが発生した居宅から所定の距離の範囲内に位置する居宅を同一グループとするもの、また、居宅の住所からガス漏れが発生した居宅の住所と近隣の住所の居宅を同一グループとするもの、親族など予めグループとして登録してあるものなどである。なお、居宅の住所と近隣の住所は、町名または番地が同じ住所、または、町名または番地が近い住所などで特定することができる。このようなグループに属する顧客の識別番号の選択は、1つのグループに限られず、顧客が複数のグループに属する場合には、すべてのグループに属する顧客の識別番号を選択するようにしてもよい。たとえば、ガス漏れが発生した居宅と所定の距離の範囲内にある居宅のグループと、ガス漏れが発生した居宅と親族の居宅のグループとに含まれる居宅のすべての識別番号を選択することができる。
【0092】
そして、取得された識別番号の居宅に設置された警報端末装置101に、受信した識別番号の居宅でガス漏れが発生した旨を送信する(ステップS36)。送信されるデータは、少なくとも識別番号と氏名を含む。
【0093】
次に、管理センター側の情報処理装置150で行う処理はステップS37に進み、顧客データに記憶されている顧客の居宅に設置された警報端末装置101に送信した場合の処理はステップS51に進む。
【0094】
管理センター側の情報処理装置150では、ステップS37において、ガス漏れが発生した居宅のガス栓の止栓を要求する。この止栓要求は、ガス漏れが発生した居宅に設置された端末網制御装置160に送信される。ガス漏れが発生した居宅に設置された端末網制御装置160は、止栓要求を受信し(ステップS41)、ガスメータを制御することによりガス栓を止栓する(ステップS42)。
【0095】
一方、管理センター側の情報処理装置150は、 さらに、ガス漏れが発生した居宅の住人にガス漏れが発生していることを知らせるために、ガス漏れが発生した居宅に設置されている警報端末装置101に対して、ガス漏れが発生している旨を表示するためのコマンド、および、音声出力するためのコマンドを送信する(ステップS38)。このコマンド送信処理は、ガス漏れが発生した居宅に設置された端末網制御装置160を経由して送信され(ステップS39)、ガス漏れが発生した居宅に設置された警報端末装置101で受信される(ステップS40)。コマンドを受信した警報端末装置101では、表示部134にガス漏れが発生した旨が表示され、音発生部137よりたとえば「ガスが漏れています。元栓を締めて換気してください。」のメッセージを出力する。
【0096】
ステップS51以降の処理について説明する。ステップS51以降の処理は、ガス漏れが発生した居宅と同じグループの居宅の端末網制御装置160にガス漏れが発生した居宅の識別番号と氏名が送信される場合である。ステップS51では、ガス漏れした居宅の識別番号(ID)と氏名とが受信される(ステップS51)。
【0097】
受信した氏名の居宅でガス漏れしていることを示すメッセージを表示するコマンドと警報を鳴らすコマンドとを警報端末装置101に送信する(ステップS52)。
【0098】
コマンドを受信した警報端末装置101では、スピーカ138より警報音を発っするとともに、表示部に、受信した氏名の居宅でガス漏れが発生した旨を伝えるメッセージを表示する(ステップS53)。
【0099】
そして、所定の指示を入力することにより、ガス漏れした居宅に問い合わせをすることができる(ステップS54)。問い合わせとは、音声メッセージ、文字メッセージ等である。この問い合わせのメッセージが、端末網制御装置160に送信される。
【0100】
問い合わせメッセージを受信した端末網制御装置160は、問い合わせメッセージとガス漏れを発生した居宅の識別番号とを管理センタ側の情報処理装置150に送信する(ステップS55)。情報処理装置150では、受信した問い合わせメッセージをガス漏れが発生した居宅の識別番号に基づき、受信した問い合わせメッセージをガス漏れが発生した居宅の警報端末装置101に送信する(ステップS56)。
【0101】
ガス漏れを発生した居宅の端末網制御装置160では、受信した問い合わせメッセージ(ガス漏れの確認メッセージ)を受信し(ステップS57)、警報端末装置101に受信した問い合わせメッセージを表示するコマンドを送信する。これに応じて、警報端末装置101では受信した問い合わせメッセージが表示部134に表示される(ステップS58)。このように、管理センタ側の情報処理装置を介して警報端末装置間で双方向の通信ができる。このため、近隣の居宅間で、ガス漏れが発生した居宅にまで行くことなく、ガス漏れが発生したことを確認するための情報交換を容易にすることができる。
【0102】
以上説明したように第2の実施の形態における管理システムによれば、ガス漏れが発生した居宅と同じグループに属する居宅に対して、ガス漏れが発生した旨が送信される。その結果、グループに属する居宅間でガス漏れが発生した事実を早期に知ることができる。
【0103】
また、グループに属する居宅は、位置に基づき選択されるので、ガス漏れが発生した居宅から距離の近い居宅に対して、ガス漏れが発生した旨を送信することができる。
【0104】
さらに、グループに属する居宅は、予め定めることができるので、所望の居宅で情報を共有することができる。
【0105】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における管理システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】 第1の実施の形態における管理センター側の情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態における管理システムの主端末網制御装置の概略構成を示す第1のブロック図である。
【図4】 第1の実施の形態における管理システムの主端末網制御装置の概略構成を示す第2のブロック図である。
【図5】 第1の実施の形態における管理システムの通信制御端末の概略構成を示す第1のブロック図である。
【図6】 第1の実施の形態における管理システムの通信制御端末の概略構成を示す第2のブロック図である。
【図7】 第1の実施の形態における管理システムの警報端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】 第1の実施の形態における管理システムで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 管理センター側の情報処理装置で出力される警告画面の一例を示す図である。
【図10】 警報端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】 警報端末装置間で双方向の音声通話が可能な例を示す図である。
【図12】 第2の実施の形態における管理システムの全体構成の概略を示す図である。
【図13】 第2の実施の形態における管理システムの端末網制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図14】 第2の実施の形態における管理システムで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A 管理システム、100,100A 通信制御端末、101,101A 警報端末装置(端末装置)、102 センサ、110,110A 主端末網制御装置、160,160A 端末網制御装置、111,121,131,161 制御部、112,122,162 時計、113,123,133,163メモリ、114,164 回線側I/F、115,125,165 I/F、116,126,166 電源、117,127 無線送受信部、124 通信側I/F、132 検知部、134,155 表示部、135 通信I/F、136 電源部、137 音発生部、138 スピーカ、139 センサI/F、150 情報処理装置、151 管理部、152 通信制御部、153 網制御部、154 記憶部。

Claims (6)

  1. 複数の通信制御端末と、前記複数の通信制御端末の少なくとも一部と接続された主端末網制御装置と、前記主端末網制御装置と必要に応じて通信可能な情報処理装置とを含むガス漏れ用管理システムであって、
    前記複数の通信制御端末はそれぞれ、
    各居宅に設置された警報端末装置と接続され、
    前記主端末網制御装置と通信するための第1通信手段と、
    各居宅に設置されたガス検出センサがガス漏れを検出した旨の信号を受信した場合に、ガス漏れ発生情報を前記主端末網制御装置に送信するよう前記第1通信手段を制御する第1通信制御手段とを含み、
    前記主端末網制御装置は、
    前記主端末網制御装置と接続された通信制御端末それぞれと通信するための第2通信手段と、
    前記情報処理装置と通信する第3通信手段と、
    前記主端末網制御装置と接続された通信制御端末のいずれか一の通信制御端末からの前記ガス漏れ発生情報の受信に応じて、前記主端末網制御装置に接続された他の通信制御端末すべてに対して、居宅の前記警報端末装置でガス漏れ警報を行なわせるための警報要求信号を送信するよう前記第2通信手段を制御する第2通信制御手段と、
    前記第2通信制御手段による前記警報要求信号の送信制御と同時に、ガス漏れ発生情報を前記情報処理装置に送信するよう前記第3通信手段を制御する第3通信制御手段とを含み、
    前記情報処理装置は、前記ガス漏れ発生情報を受信したことに応じて、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓するための止栓要求信号を前記ガス漏れ発生情報を送信してきた主端末網制御装置に送信し、
    前記主端末網制御装置の前記第2通信制御手段は、前記止栓要求信号の受信に応じて、ガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓するための止栓要求信号を前記ガス漏れ発生情報を送信してきた通信制御端末に送信するよう前記第2通信手段を制御し、
    前記通信制御端末は、前記主端末網制御装置から送信されてきた前記警報要求信号の受信に応じて前記警報端末装置にガス漏れ警報を行なわせ、かつ、前記ガス漏れ発生情報を受信した前記情報処理装置を経由して前記主端末網制御装置から送信されてきた前記止栓要求信号の受信に応じてガス漏れが発生した居宅のガス栓を止栓する、ガス漏れ用管理システム。
  2. 前記第1通信手段と前記第2通信手段との間の通信は、無線通信または有線通信である、請求項に記載のガス漏れ用管理システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記主端末網制御装置に接続された任意の通信制御端末を制御するための制御信号を前記主端末網制御装置を介して送信する制御信号送信手段を含む、請求項に記載のガス漏れ用管理システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記所定の情報の受信に応じて、前記所定の情報を表示する表示手段を備えた、請求項に記載のガス漏れ用管理システム。
  5. 前記主端末網制御装置の第2通信制御手段は、前記一の通信制御端末を介して接続された端末装置と前記他の通信制御端末を介して接続された端末装置との間で双方向通信を可能に制御する、請求項に記載のガス漏れ用管理システム。
  6. 前記警報端末装置は、ガス漏れ警報を行なった後ガス漏れが発生した居宅への問合せ操作が行なわれたことにより、問合せ情報を前記通信制御装置に送信し、
    前記通信制御装置の前記第1通信制御手段は、受信した前記問合せ情報を前記警報要求信号を送信してきた主端末網制御装置に送信するよう前記第1通信手段を制御し、
    前記主端末網制御装置の前記第2通信制御手段は、前記ガス漏れ発生情報を送信してきた通信制御端末に対し、受信した前記問合せ情報を送信するよう前記第2通信手段を制御し、
    前記通信制御端末は、前記問合せ情報の受信に応じて、前記警報端末装置に前記問合せ情報を報知させる、請求項に記載のガス漏れ用管理システム。
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